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全ページ - 大阪商工信用金庫

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全ページ - 大阪商工信用金庫
Osaka Shoko Shinkin Bank
R E P ORT
2 015
大阪商工信用金庫の現況
ご あ いさつ
平 成 2 6 年 度 の 業 務 報 告にあたりまして一 言ご挨 拶
申し上げます。
貸 出 金 は 期 末 残 高 2 7 4 , 8 6 8 百 万 円と前 期 末 比
18,207百万円(7.09%)増加いたしました。
収益面におきましては、本来業務の収益であります業
平 成 2 6 年 度 の 我 が 国 経 済 は 、円 安・株 高 の 一 層 の
務純益は事業性融資残高の増加を主因に2,499百万
加 速により、輸出産業を主体に上場企業は順調な収益
円と前期比171百万円(7.37%)の増益、株式市場の
を誇っているものの、中小企業においては、円安による
堅調な動きに対する的確な対応により株式売却益が増
諸経費の高騰及び増収増益の大手企業を筆頭に急速に
加したこと等から当期純利益も1,705百万円と前期比
波 及 する賃 上 げ 負 担には未 だ十 分に対 応 できている
281百万円(19.75%)の増益となりました。
とはいえず、結果、一部富裕層を除き個人消費全体とし
ては物価上昇負担の解消を生み出す状況にはなく、景
配当は引き続き6.0%とさせていただくこととし、自
己資本比率は9.10%となりました。
気好循環には、まだまだ時間を要すると思われます。
一 方 、近 畿 圏におきましては 、円 安やビ ザ 緩 和 等を
現在、大阪の中心地である船場地区にて平成29年の
背 景にアジアからの 外 国 人 客 が 急 増し訪 日 客 が 過 去
オープンを目指し新本店ビルの建設に着手しておりま
最多となるなど、インバウンド消費を中心にホテル業や
すが、今期より新たに始まる中期経営計画「テイクオフ
飲食業、大手百貨店等は徐々に回復の兆しがみられます。
3ヵ年運動」の大きな柱として地域の皆様方と一体とな
都市圏におきましても、周辺都市からの人口流入による
り大阪経済の活性化へと繋がる運動として、推進する所
人 口 増 加 を 背 景 に 、主 にアジア 各 国 の 投 資 家 からの
存でございます。
経済成長期待感もあり公示地価は底打ちから上昇傾向
皆様方におかれましては、何卒倍旧のご指導ご鞭撻を
を示しており、近畿圏におけるマクロ景気はやや明るい
賜りますようお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただき
兆しがみられます。
ます。
このような状況下、
「地域創生」を主眼とした地域経
済 の 活 性 化 の 為には、地 域により特 化した金 融 機 関と
平成27年7月
して信用金庫の役割は益々高まっていくものと考えて
おります。中小企業の持続可能なビジネスモデルへの
転 換をサポートする役 割を果たすべく、地 域 金 融 機 関
ならでは のノウハウや 人との 繋 がりを活 かし、地 域 の
お客様との共存・共栄に邁進してまいりたいと思います。
以上のような方針の下、全役職員が一致協力し業務
に精励してまいりました結果、次の通りの今年度業績を
収めることができました。
業容面におきましては、預金は期末残高404,051
百 万 円と前 期 末 比 4 6 , 9 9 9 百 万 円( 1 3 . 1 6 % )増 加 。
1
会 長
片桐 陽
理事長
小林良彦
地域にふさわしい金融機関へ。
この地域のベストパートナーとして、みなさまの暮らしに役立つ
金融機関をめざします。
「高い経営理念」と
「堅牢な体制」を
併せ持つ
「地域顧客から最も信頼される
輝かしい金庫」の実現に向けて
邁進してまいります。
CONTENTS
■ ごあいさつ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P1
■ 地域にふさわしい金融機関へ。
[経営理念]・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P2
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・ P3
[地域還元活動]
■ まち、ひと、暮らしの未来づくりを。
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・ P5
■ 着実に歩んだ大阪商工信用金庫の1年。
[業績ダイジェスト]
■ 地域密着型金融の推進・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P7
■ 信金中央金庫概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P8
経 営理 念
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・ P9
■ さらなる地域コミュニケーションを。
[CSR活動]
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・P11
■ 地域との親近感あふれるつながりを。
[トピックス]
大阪商工信用金庫は、きめ細かい金融サ ービスの提供により、
お客さまの信頼に応えるとともに、公正で健全な業務運営を通じ
て地域社会の発展に貢献いたします。
■ リスク管理とコンプライアンスについて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P13
■ 当金庫の勧誘方針・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P14
■ 金融ADR制度への対応について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P14
第一に、信用と社会的責任を重んじ、健全な経営を行う。
■ 当金庫の健全性について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P15
第二に、お客さま本位の経営を行う。
■ 総代会について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P19
第三に、積極性、先進性、合理性を重視し、進取の経営を行う。
■ 組織図/沿革・あゆみ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P21
第四に、人間尊重の精神に則り自由闊達な庫風を創る。
■ 業務のご案内 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P23
第五に、高い見識と専門性を備えた清廉な人材を育成する。
■ 主な手数料一覧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P25
■ 資料編 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P26
P27
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●貸借対照表 ・
ロゴマークはお客さまのお金を大切に預かる
「商工」
を母親が子供
を抱いているような
「優しさ」
と
「信頼関係」
をイメージ化した自由な曲線
で表現し身近な信用金庫として、
お客さまの良きパートナーでありたい
との願いを込めております。
P28
●損益計算書
・剰余金処分計算書・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
P28
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●貸借対照表の注記・
P30
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●役職員の報酬体系・
P31
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●主な経営指標・
P32
■ 情熱・活力を表す「レッド」
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●預金に関する指標 ・
■ 信頼・誠実を表す「ブルー」
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●貸出金に関する指標・
■ 親しみやすさを表す「イエロー」の
コーポレートカラーを使用しています。
P33
P35
●有価証券
・その他の業務に関する指標・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
P36
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●連結に関する事項 ・
2
まち、
ひと、暮らし。すべての豊かな
この1年の、地域のみなさまに
信頼いただいた証です。
出資金
出資会員は年々増加を。
預 金
期初に行った85周年記念キャンペーン(4月・5月)の反響
もあり新規取引先増強を積極的に推進した結果、新規顧客軒
数は5,852軒、普通預金口座は2,917口それぞれ増加しま
した。
定期預金の金利競争は激化しておりますが、上述キャン
ペーンを主因に定期性預金は462億円の大幅な増加となり、
結果、平成26年度は預金残高4,040億円となり、前期比
469億円(13.16%)の増加となりました。
お客さま
会員数:16,215名
(平成27年3月現在)
貸 出 金
景気回復に伴う積極的な設備投資等が中小企業へ波及す
るにはまだ時間を要しますが、全店挙げて新規顧客取引を積
極的に推進した結果、少子高齢化を主因とした都市部への人
口移動や都市再開発に伴う再開発投資への支援や海外観光
客向けサービス業の資金ニーズの高まりへの対応及び再生
企業への支援等も含め334先272億円の新規先融資を実
行することができました。
以上の結果、貸出金残高は2,748億円となり前期比182
億円(7.09%)の増加となりました。
収 益
景気回復の兆しがみられるなか、未だ低金利情勢であり、金
融機関にとっては厳しい状況が続く中、貸出金利は低下しまし
たが、貸出金残高が増加したことにより、預貸金収益は前期比
142百万円増加し6,395百万円となりました。
堅調な株式市場への対応により株式等売却益は前期比
貸出金
地元のみなさまのご期待に
お応えするご融資を。
108百万円の715百万円と大幅な増加となりました。一方将
来を見据えた前向きな不良債権処理を実施したことにより、
不良債権処理費用も1,113百万円と前期比165百万円の
増加となりましたが、税引前利益は2,367百万円と前期比
280百万円の増益、当期純利益も1,705百万円と前期比
281百万円の増益となりました。
3
お取引先への支援等
地域企業の再生・支援へのご相談・アドバイスを。
未来づくりをめざしています。
預金・積金
ご預金を安心して預けて
いただける経営を。
地域のさらなる発展に
貢献してまいります。
新本店建設を予定しております。
新本店は大阪経済の中心・船場の繁栄を物語る戦後ビルの
代表例となる建築を受けつぎ、
ビルが建てられた時代の輝き
と、
まちの歴史を踏まえた建替え計画を進行中との理由から、
平成25年10月に大阪市より
「生きた建築ミュージアム・大阪
セレクション」
として選定されております。
既存建物(旧東洋紡ビル)の解体は平成26年12月末に完
了して、建築設計も大詰めを迎えており、本年8月から新本店
ビルの新築工事を開始し、平成29年6月中旬の竣工を予定し
ております。
大阪商工
信用金庫
店舗数:17店
(平成27年7月現在)
支援活動
地域の経済や文化への積極的支援を。
4
着 実 に 歩んだ 大 阪商工信用金 庫の
「テイクオフ3ヵ年運動」のスタート
次 元 の 異なる「 真に役 立つ金 庫 」へ 成 長(ステップアップ)
し、次 のステージを目指した「ステップアップ3ヵ年 運 動 」は平
成26年度で終了いたしました。初年度であった平成24年度の梅田支店開設を弾みとし地域の皆様と共に成長することで、
預 金 、貸 出 金ともに堅 調 な 伸びとなりました。地 域 社 会での 更 なる存 在 感を発 揮するため平 成27年 度より新たに第7次
3ヵ年運動となる「テイクオフ3ヵ年運動」をスタートさせることといたしました。
次のステージへ地域の皆様方と一体となり上昇(テイクオフ)
し、大阪経済の活性化へと繋がる運動として、
「テイクオフ
3ヵ年運動」を完遂したいと思っております。
事業方針
信用金庫の使命は中長期的なビジョンを掲げ、地域社会の持続的成長と中小企業の再生・創生を図ることであると考えてお
ります。経営者及び従業員の方々と共に企業の潜在価値を見いだし、地域金融機関としてのノウハウを駆使し企業の直面する
課題を的確に捉え、経営課題を共に解決していく良きパートナーとして事業を進めることが重要であると考えております。産学
官金との連携を活用し、ネットワークを活かすことで皆様方のお悩みに対して、幅広い解決策を見いだしていく所存でございます。
更には高度な実践型の人材育成を通じた取組推進に注力することにより、地域の皆様方の期待に十分に応えられる共に歩
む信用金庫でありたいと思います。
事業の展望及び今後の課題
今後の新本店ビルのオープンに向けた次なる時代へのテイクオフとして、地域金融を支える為の存在感と幅広い多くのお
客様のお役に立つ為には、いかに迅速にオールラウンドでお客様のニーズに応えられる体制を作ることが出来るかが重要だと
考えています。
業容面においては、時代の変化に即した成長期待マーケット宛の貸出金の開拓、都市再開発関連投資への対応、福祉関連資金
ニーズの発掘、地域性を生かした商店街支援や保育所支援、非営利法人支援、
ソーシャルビジネス・コミュニティビジネス支援等
を基盤とし、地域経済全般の活性化を目指します。
内 部 管 理 体 制 にお い て は 、当 金 庫 の 規 模・特 性 に 応じたリスクを そ れ ぞ れ のリスク・カテゴリー 毎 に 評 価し、リスクの
コントロール及び削減することで業務の健全性と適切性を確保してまいります。
以 上 のような 諸 施 策により、大 阪 経 済 全 体 の 活 性 化に通 ずる中 長 期 的 なビジョンから、目 の 前 の お 悩 みに耳を傾 ける
きめ細かいサポートが、当金庫の果たすべき役割と認識し皆様方に必要とされる信用金庫を目指してまいりたいと思っており
ます。
5
この1年 をお伝えします。
地域のために活動した、この1年をご報告します。
■ 預金残高の推移(単位:百万円)
■ 貸出金残高の推移(単位:百万円)
404,051
420,000
380,000
357,051
240,000
339,898
340,000
274,868
280,000
256,661
238,061
200,000
300,000
160,000
260,000
0
平成25年
3月末
■ 会員・出資金の推移
平成26年
3月末
0
平成27年
3月末
会員数(人)
平成25年
3月末
平成26年
3月末
平成27年
3月末
■ 当期純利益の推移(単位:百万円)
出資金(千円)
1,705
1,800
18,000
1,424
16,000
15,870
15,317
983,436
14,000
16,215
1,120,211
1,400
1,200,000
1,000
1,062,562
1,000,000
12,000
800,000
0
200
0
0
平成25年
3月末
平成26年
3月末
637
600
平成25年
3月末
平成27年
3月末
平成26年
3月末
平成27年
3月末
■ 配当率
6
の高配当率を維持し経営成果を地元に還元しています。
自己資本比率について
経営の安全性が示される最も重要な指標
■ 自己資本比率(単位:%)
大阪商工信金の
自己資本比率
となっております。
金融機関に対する早期是正措置の対象と
10
9.72
9.13
9.10
なる基準もこの自己資本比率でもって判定
されますが、
当金庫は指導基準の4%を大きく
8
上回っております。当金庫はこれまで安易な
出資金の増強を排し内部留保の蓄積による
(新BIS規制)
4
自己資本の充実を心掛けてまいりました。今後
とも引き続き一層の充実を図っていきたいと
思っています。
9.10
10%
注)
平成26年3月末以降については、
新しい自己資本比率規制
(バーゼルⅢ)
にて
自己資本比率を算出しております。
0
平成25年 平成26年 平成27年
3月末
3月末
3月末
6
大阪商工信用金庫の地域経済貢献 は
地域密着型金融への取組
当金庫は平成15年4月以降、二次にわたるアクションプログラムにより、地域密着型金融(リレーションシップ・バンキング)の取組
みを積極的に実施してきました。専門部署である法人部を強化し、経営上何らかの問題点を持っている企業や、現状特に問題はない
が将来問題の発生が懸念される企業等の経営改善に注力しております。商工会議所や地方公共団体等との連携を強化し、地域支援
ネットワークと専門家プラットフォームによる会計士、弁護士、経営コンサルタントといった外部専門家を最大限に活用することで、今
後も協働して顧客が抱える問題点の洗い出しや解決へのアドバイスを引き続き実施してまいります。
平成23年度に創設された大阪府連携による
「金融機関提案型融資」の積極的推進により、中小零細企業の皆様に寄り添い共に将
来展望を考え共に歩んでいくことで、厳しい経済環境に直面している地域活性化のお役に立っていきたいと考えております。
当金庫の経営方針の基本は金融サービスの提供を通して豊かな地域社会の実現に貢献することです。そのために地域の情報ネッ
トワークの要として地域の各方面と連携し、地域共生のために特に下記の事項の強化に努め、地域の皆様に親しまれ信頼される地域
金融機関としての使命を果たしたいと考えております。
1.
事業再生、創業・新事業支援、経営改善支援、事業承継等、企業のライフステージに応じた取引先企業の支援強化
2.
目利き機能の向上により事業価値を見極める融資手法をはじめ、中小企業に適した資金供給手法の徹底
3.
地域全体の活性化、持続的な成長を視野に入れた地域の情報集積を活用した、持続可能な地域経済への貢献及び多様なサービスの提供
地域密着型金融への取組体制
専門部署(法人部)による積極的な対応
経営上何らかの問題点を持っている先や現状特に問題はないが、将来問題の発生が懸念される先等の経営改善、更には成長性・
業種の斬新性等に鑑み本部一体となって取引を前向きに推進したい先のコンサル機能拡充を図るため、平成16年2月に法人部を
設け個社別対応をとることとしました。翌年から本格活動に入り顧客実態のより正確な把握を図るとともに、問題点を顧客と共有し
経営改善や事業再生計画の作成指導などを行い、事後フォローも着実に行うことにより、予想以上の成果を挙げることができてお
ります。また公的金融機関や会計士、税理士等の外部専門家との協調体制を積極的に促進してまいりました。これからも経営環境
が不透明な状況下法人部の機能の拡大および充実を図り、顧客の問題点に適切なアドバイスが出来るよう一層精進努力してまい
りたいと考えております。
「商工経営者フォーラム」の推進
企業の将来は経営者の能力如何にかかっているといっても過言ではありません。そこで次代を担う若手経営者がこうした難局に
挑戦し相互啓発と異業種交流を通じ経営者として逞しく育って欲しいとの願いを込め、「商工経営者フォーラム」を開講しました。
当フォーラムも今年4月に12期目を迎えることになりましたが、1年間を1期とし毎年10名の若手経営者を生徒に迎えセミナー、
事例研究などの研修や相互の情報交換を行ったり、
ときには受講生同士が自発的に互いの工場見学や個別会合を持つなどの成果も
ありました。今年2月には第11期生の終講式を行いましたが、受講生から「セミナーで得たものを今後の経営に活かしていきたい」、
「将来の経営者となる立場の方々と出会う良い機会であった」との評価も頂き、本講座を益々発展させていかなければとの思いを深く
しております。これからは取引先先輩経営者の経験談や卒業生からのその後の活躍振り等の講演も予定し一層の充実を図っ
てまいりたいと考えています。
若手経営者が各取引先の経営者として自立、成長し、さらには地域活性化の原動力になることを期待しつつ、本会が取引先に
とって真に役に立つ意義あるものになるよう推進してまいります。
貸出運営について
地域金融機関として地元の中小企業や個人の方々の幅広いさまざまな資金ニーズに迅速・的確にお応えし、事業や生活の繁栄を
お手伝いすることが使命であると考えております。ご融資にあたりましてはお客さまの事業計画の妥当性などを十分に検討させて
いただき、また信用金庫業務の公共的使命を踏まえ、地域内のお客さまにできるだけ幅広くご利用いただくために、取引関係の
親密化を図るほか、新しいお取引先の増加に努め、真にお客さまに役立つ金庫をめざしています。
7
さらなる高度化をめざします。
個人情報保護宣言(プライバシーポリシー)
当金庫は、お客さまからの信頼を第一と考え、個人情報の適切な保護と利用を図るために、個人情報の保護に関する
法律(平成15年法律第57号)および金融分野における個人情報保護に関するガイドライン、その他の関係法令等を遵
守するとともに、その継続的な改善に努めます。また、
個人情報の機密性・正確性の確保に努めます。
◎本プライバシーポリシーにおける「個人情報」とは、
「住所・氏名・電話番号・生年月日」等、特定の個人を識別することができる情報をいいます。
視覚・聴覚障がい者向けサービスの強化について
当金庫では、視覚・聴覚に障がいをお持ちのお客さまをはじめ、
すべてのお客さまに安心して営業店、
ATM等をご利用いただけるよう、下記の
取組みを実施いたしております。今後とも、
当金庫では地域金融機関の公共的な役割を果たすべく取組みを進めてまいります。
●視覚障がい者向け「音声ガイダンス機能付ATM」を全店に設置
●聴覚障がい者向けには「ボイスメッセ
(簡易補聴器)」を全店の窓口に配備
●道路から店舗入口までのスロープ、
店内点字ブロックの設置など、
ユニバーサルデザインを意識した店舗づくり
●視覚障がいをお持ちのお客さまに対し、入出金明細等の点字書類の作成
●視覚障がいをお持ちのお客さまへ窓口受付の振込手数料引下げ、当金庫職員による代筆および代読の取扱い
信金中央金庫
信金中央金庫は、全国の信用金庫を会員とする協同組織形態の金融機関で、信用金庫の中央金融機関として、昭和25年に設立されました。
信金中央金庫は、
「信用金庫の中央金融機関としての役割」と「個別金融機関としての役割」を併せ持つ金融機関として、会員信用金庫と
一 体となって業務を行っています。
また、平成12年には優先出資を東京証券取引所に上場しています。
資 金 量 28兆円
1,205人
(株)
しんきん信託銀行
預 金 量 131兆円
信託・証券業務
役職員数 信用金庫
海外 5拠点
信金中金
拠 点 数 国内14店舗
金 庫 数 267金庫
店 舗 数 7,395店舗
役職員数
11万1千人
・ファンドトラスト・特定金銭信託・有価証券管理、債権流動化等の
信託業務【資本金100億円/議決権比率100%】
しんきん証券(株)
・債券等の引受業務・売捌業務・ディーラー業務・ブローカー業務等
【資本金200億円/議決権比率100%】
信金インターナショナル(株)
会 員 数 267金庫
・ユーロ市場における債券の引受業務・売捌業務・ブローカー業務等
【資本金30百万£ロンドンの現地法人/議決権比率100%】
会 員 数 927万人
信用金庫の中央金融機関としての役割
◎各種金融商品の提供
◎信用金庫のネットワークを活用した業務
しんきんアセットマネジメント投信(株)
金融関連業務
■ 信用金庫の業務機能の補完
信金中金グループ
※上記計数は平成27年3月末現在(速報ベース)のものです。
◎信用金庫の地域金融・中小企業金融等のサポート
・ベンチャーキャピタル業務・M&A業務・企業経営に関するコンサルティング業務
【資本金490百万円/議決権比率100%】
■ 信用金庫業界の信用力の維持・向上
その他の業務
◎信用金庫業界内のセーフティネット
(経営力強化制度等)
の適時・適切な
運営
個別金融機関としての役割
◎金融機関の本来業務
(預貸金業務、
為替業務、
金融債発行業務)
◎金融機関の付随業務(公共債の引受け、私募債の取扱い等)
(平成27年
3月末現在)
■ わが国有数の機関投資家
経営分析制度
経営相談制度
資本増強制度
信金中央金庫
◎商店街・温泉街等の活性化にかかるコンサルティング活動等
信金中金ビジネス
(株)
信用金庫経営力強化制度
全国の
信用金庫
◎中小企業のライフステージに応じた各種支援
・電算機処理の受託業務・ソフトウェア等のコンピュータシステムの開発業務
【資本金45億円/議決権比率50.7%】
(注)
「議決権比率」は本中金によるものであり、
()内は、子会社による間接所有の割合(内書き)であります。
投資運用、
ベンチャーキャピタル、
M&A仲介)
◎地方公共団体、地元企業およびPFI事業等への直接貸出
(株)
しんきん情報システムセンター
・信金中金の事務処理の受託業務
【資本金70百万円/議決権比率100%】
◎子会社を通じた個人ローン保証等の業務および周辺業務(信託、証券、
■ 地域社会に貢献する金融機関
信金ギャランティ
(株)
・無担保個人ローンにかかる保証業務・信用調査業務等
【資本金10億円/議決権比率100%(0.8%)】
信金キャピタル(株)
◎信用金庫の決済業務のサポート
■ 総合的な金融サービスを提供する金融機関
・投資運用業務
【資本金2億円/議決権比率100%】
◎ 約33兆円にのぼる運用資産
8
地域に根ざす金融機関として、私たちの CSR
(社会貢献活動)の取組み
信用金庫は地域活性化に寄与することにこそ存在意義があると考え、当金庫はこれまでも様々な取り組みをしてまいりました。
今、お金は大切だがそれ以上に大切なことがあると考える人が増えつつある環境変化の中で、企業の本質が問われています。
企業は他者に役立つことの報酬として利益を上げ、その利益により持続的発展ができます。つまり企業活動を通して社会に貢献する
ことがその存在意義であり使命であると考えています。
当金庫は金融の本業を通しては勿論のこと、
CSR活動の一環としての「社会福祉賞」や職員が主体となった「商工さくら基金」の
運営を通して地域社会にお役に立ちたいと努めておりますが、
このような活動により職員が仕事を通して生きる幸せを感じるよう
になればと願っております。
第9回「大阪商工信金社会福祉賞」
心豊かな住みやすい地域の実
現に向け、日頃 地 道 な 活 動に努
力されている方々を顕 彰するこ
とにより、地域のなかで社会貢献
活動に対する関心と共感の輪が
受賞団体
■
1部 団体の部
● NPO法人 西淀川子どもセンター
第9回の受賞団体を右記のとお
商工信金社会貢献活動助成金」
を授与いたしました。
奨励賞
吹田子ども支援センター ● 特定非営利活動法人 多文化共生センター大阪
● 特定非営利活動法人 寝屋川あいの会
● NPO法人農楽マッチ勉強会
● 一般社団法人 わいわい
●
●
大阪子どもの貧困アクショングループ
●
一般社団法人 大阪モノづくり観光推進協会
特定非営利活動法人 吹田市音楽療法推進会
おんがく・さ∼くる・コスモス
●
「大阪商工信用金庫の森 植樹体験ツアー」開催
お客様と共に社会へ貢献する定期預金として、エコ定期『まねきeco』を販売して
売して
役職員
おります。この定期預金はお客様の受取利息の10%をご寄付いただき、当金庫役職員
屏風」
による募金活動「商工さくら基金」からの寄付と併せて、大阪府の生駒山系「花屏風」
構想に寄付し、次世代に残す自然資源の再生に役立てています。
金庫の
生駒山系「花屏風」構想の中でも、柏原市亀の瀬の一部を「大阪商工信用金庫の
3月に
森」とし、お客様のご寄付により植樹活動を行っております。また、平成25年3月に
客様の
引き続き、平成27年3月には「植樹体験ツアー」を開催し、
ご参加くださったお客様の
手でヤマザクラの苗木を植樹いただきました。
考えて
この商品を通じて、お客様と一緒に自然豊かな大阪の街づくりに寄与したいと考えて
おります。
9
2部 プロジェクトの部
奨励賞
社 会 福 祉賞
大きく広がることを期待して今年
り決定し、表彰にあわせて「大阪
■
思いをカタチにしました。
「商工さくら基金」
「商工さくら基金」は平成21年4月にスタートしました当金庫の役職員、
OB・OGによる募金活動です。役職員は毎月の給与と賞
与から1口100円任意の口数を、
OB・OGからは年会費を積み立て、役職員のボランティア活動や営業店の地域貢献活動「さくら基
金スマイルサポート」への支援、
「さくら賞」を通じて地域で活躍する団体への寄付などを行っています。約8割以上の役職員がこの
活動に参加しており、一人ひとりから寄せられた想いを広く社会貢献に役立てています。
平成26年度の活動
エコ定期『まねきeco』のお客さまの寄付と併せて生駒
山系「花屏風」構想へ寄付
●
●
第6回「さくら賞」受賞団体へ寄付
第9回「大阪商工信
金社会福祉賞」応募団
体の中から運営委員が
1団体を選定し活動資
金を支援いたしました。
● オレンジリボン運動
(第5回「さくら賞」受賞団体との
コラボ企画)
昨年、第5回「さくら賞」を
受賞されましたNPO法人チ
ャイルド・リソース・センター
の活動目的である
“児童虐待
防止”
を広く社会に啓発する
とともに同団体の広報支援
を目的に、オレンジリボン運
動としてご来店のお客様に
オレンジ色のビオラの苗を
プレゼントし、
“ 児童虐待”
の
ない社会づくりを呼びかけ
ました。
認定特定非営利活動法人
大阪被害者支援アドボカシーセンター
犯罪や事故等による被害者とその遺族への相談、支援活動およ
びその権利を擁護し声を代弁することを目指し、元の平穏な生活を
取り戻せるようサポートを行う団体です。
●「信用金庫の日」
(6月13日)にご来店のお客さまに
●
さくら基金スマイルサポート
各営業店が地域のニーズに
即した職員のボランティア活動
を実施します。その活動費の一
部を「さくら基金」より補助して
います。
“緑の苗”
(バーベナ)をプレゼント
生野支店「生野まつり」
●
森林ボランティア
11月9日(日)
「箕面国有
林 」で の 間 伐 作 業 に 職 員
33名が参加いたしました。
高井田支店「緑化ボランティアキャラバン」 日本橋支店「中央区ファミリージョギング大会」
10
地域との一層のつながりを。親近感
経済・文化への貢献をめざしてさまざまな行事を開催
当金庫が主催しております交流会といたしまして「商工オーナーズクラブ」
「商工経営者フォーラム」
「商工ひまわ
りの会」がございます。
「商工オーナーズクラブ」は講演会やセミナーを通じて、それぞれ違った分野で活躍されているオーナーの
方々の交流や、異業種間での情報交換等を行っております。
「商工経営者フォーラム」は新しい時代の経営環境に適応できる次世代経営者の育成を、
また「商工ひまわりの
会」は当金庫とお取引いただくご婦人をもって組織し、会員相互の親睦を図ることを目的とする会です。
視 野を広 げる勉 強 会
商工オーナーズクラブ
商工オーナーズクラブは当金庫とお取引先の有志を
もって組織し、会員相互の親睦を図るとともに、金融経済
知識の向上を図ることを目的として発足いたしました。
発足して現在24年目を迎えますが、平成27年3月末
現在で、会員数403名、参加企業数401社を数えるま
でに発展いたしました。年間行事として総会1回、例会2
回、セミナー3回を実施しております。
平成26年度の主な行事
商工オーナーズクラブ
第24期総会・講演会
「第23期事業収支報告」
「第24期事業収支計画案」
第70回セミナー
桜井 博志氏
(旭酒造株式会社 代表取締役)
「ピンチはチャンス!
金井 壽宏氏
∼山口の山奥の小さな酒蔵だからこそできたもの∼」
(神戸大学大学院経営学研究科教授)
平成26年7月9日
(水)大阪産業創造館
「次世代の経営リーダーの育成
∼リーダーを育む〈リーダーシップ持論〉のすすめ∼」
平成26年5月8日
(木)
リーガロイヤルホテル
「山楽の間」
「ロイヤルホール」
第47回例会・講演会
舞の海 秀平氏
株式会社三盛 会長・
((元)アサヒビール
常務執行役員開発部長)
「スーパードライが教えてくれたこと」
平成26年11月11日
(火)大阪産業創造館
第48回例会・講演会
手嶋 龍一氏
N HK 大 相 撲 解 説 者・
(近畿大学経営学部客員教授
)
交ジャー ナリスト・作 家・
(外元NHKワシントン支
局長)
「可能性への挑戦∼決してあきらめない∼」
「東アジアと日本の行方
∼成長戦略の基盤とは何か∼」
平成26年9月10日
(水)
リーガロイヤルホテル「光琳の間」
「ロイヤルホール」
11
第71回セミナー
吉岡 信一氏
平成27年1月20日
(火)
リーガロイヤルホテル「光琳の間」
「ロイヤルホール」
あふれる金融機関 へ。
しています。
次 代を担う若 手 経 営 者 の 方に
商工経営者フォーラム
企業の将来は、経営者の能力如何にかかわっているといっ
ても過言ではありませんが、当金庫では次代を担う若手経営
者の方々が相互啓発を通じ、経営者として逞しく育って欲しい
との願いを込め「商工経営者フォーラム」を開講しております。
本フォーラムはセミナー、事例研究、テキスト研修、さらには
相互の情報交換も行っており、講師は当金庫の会長が担当し、
取引先先輩経営者の経験等の講演も実施する予定です。
平成16年4月に第1期をスタートし、本年は第12期に入って
おり、意欲的な活動が続いております。
ご婦人のみなさまに
い つも 感 動に出 会 える
商工ひまわりの会
商工ひまわりの会はご婦人を対象とした会で、会員の
知識教養を高め、会員相互の親睦を図ることを目的として
おります。例年4月と10月の2回それぞれ行事を実施し、
毎回ご参加されたみなさまには充分お楽しみいただいて
おります。
商工ひまわりの会
第72回セミナー
柿原 まゆみ氏
株式会社HAYASHIDA−
(CS
総研 代表取締役)
「感動のサービスが
ロイヤルカスタマーを創る」
第32回
『須磨離宮公園』散策と
『神戸迎賓館須磨離宮』
フレンチ料理の旅
平成26年4月4日
(金)
平成27年3月11日
(水)大阪産業創造館
第33回(第8期総会)
桑原 征平氏 講演会
平成26年11月21日
(金)
リーガロイヤルホテル
12
リスク管理体制について
平成26年3月末から新BIS規制(バーゼルⅢ)
の適用が始まり、
さらに高度なリスク管理が求められております。
統合的リスク管理
統合的リスク管理とは、金融機関の直面するリスクに関して、自己資本比率の算定に含まれないリスク
(与信集中リスク、銀行勘定の
金利リスク等)
も含めてそれぞれのリスク・カテゴリー毎
(信用リスク、
市場リスク、
オペレーショナル・リスク等)
に評価したリスクを総体的に
捉え、
金融機関の経営体力
(自己資本)
と比較・対照することによって自己管理型のリスク管理を行うことをいいます。
当金庫は各種リスクを個別の方法で質的または量的に評価した上で全体のリスクの程度を判断し、経営体力(自己資本)
と対照する
統合的リスク管理によりリスク管理態勢の強化に注力しております。
信用リスクとは、
企業や個人への貸出が回収不能、
または利息取立て不能になるリスクのことです。
信用
リスク管理
当金庫では貸出資産の健全性を維持するため、組織面では貸出審査部門と営業推進部門を分離し、厳格な
審査体制をとっています。さらに自己責任原則に基づく厳正な資産の自己査定を行い、適切な償却引当を行うと
ともに不良債権の発生防止や融資実行後の管理強化に努めています。このため、審査能力の維持向上のために
営業店から審査部へのトレーニー制度を実施するほか各種研修により貸出審査能力の向上を図っています。
市場
リスク管理
資産(貸出金、有価証券など)
・負債(預金など)双方の金利変動に伴う「金利リスク」、株式や債券などの価格の
変動がもたらす「価格変動リスク」、外国為替の変動に伴う「為替リスク」などの市場リスクおよび流動性リスクに
ついては、ALM委員会等を通じてそのリスク回避について十分に対応すべく努めております。
業務上における不適切な処理等で生じる事象により損失を受けるリスクのことをいいます。具体的には事務リ
オペレーショナル
リスク管理
スク、
システムリスク、風評リスク、
法務リスク、人的リスク等があります。
当金庫は各リスクに対する内部規定を整備するなか、その規定に基づき監査部が本支店に対し定例的に臨店
検査を行う一方、本支店には店内検査の定例的な実施を義務づける等、事故の未然防止のために万全の体制を
とっています。
コンプライアンス(法令遵守)について
コンプライアンスとは端的に言えば法律を守ることですが、その他企業内諸規則や公衆道徳等を守ることも含まれます。
このコンプライアンスを遵守することは広く企業市民として当然のことですが、特に地域金融機関である信用金庫は金融業務を通じて
地域経済、地域社会の発展に貢献するという公共的使命と社会的使命を負っていることから、高いレベルでのコンプライアンスの遵守が
求められております。
当金庫はこれまでも各種研修会の開催、「職員勤務心得」の制定、
「コンプライアンス通信講座」の積極的受講を促進するほか、別途
「コンプライアンス・マニュアル」を全職員に配布し、
また本部各部長で構成する
「コンプライアンス委員会」や営業店の次席者で構成する
「コンプライアンス連絡会」を定例的に開催し、
役職員の意識向上の徹底を図る体制を設けております。当金庫では今後も、
法令等の社会
的規範を遵守することは勿論のこと、
役職員一同が高い倫理観を持ち、
厳しく自己を律すべく日々努力してまいります。
反社会的勢力に対する基本方針
大阪商工信用金庫は、社会の秩序や安全に脅威を与え、健全な経済・社会の発展を妨げる反社会的勢力との関係を遮断するため、以下
のとおり
「反社会的勢力に対する基本方針」を定め、
これを遵守します。
1.
当金庫は、反社会的勢力との取引を含めた関係を遮断し、不当要求に対しては断固として拒絶します。
2.
当金庫は、反社会的勢力による不当要求に対し、職員の安全を確保しつつ組織として対応し、迅速な問題解決に努めます。
3.
当金庫は、反社会的勢力に対して資金提供、不適切・異例な取引および便宜供与は行いません。
4.
当金庫は、反社会的勢力による不当要求に備えて、平素から警察、暴力追放運動推進センター、弁護士などの外部専門機関と緊密な
連携関係を構築します。
5.
当金庫は、反社会的勢力による不当要求に対しては、民事と刑事の両面から法的対抗措置を講じる等、断固たる態度で対応します。
13
Osaka Shoko Shinkin Bank REPORT 2015
当金庫の勧誘方針
当金庫は、
「金融商品の販売等に関する法律」に基づき、金融商品の販売等に際しては、次の事項を遵守し、勧誘の適正の確保を図るこ
とといたします。
1.
当金庫は、お客さまの知識、経験、財産の状況及び当該金融商品の販売に係る契約を締結する目的に照らして、適正な情報の提供と
商品説明をいたします。
2.
金融商品の選択・購入は、お客さまご自身の判断によってお決めいただきます。
その際、当金庫は、お客さまに適正な判断をしていただくために、当該金融商品の重要事項について説明をいたします。
3.
当金庫は、誠実・公正な勧誘を心掛け、お客さまに対し事実と異なる説明をしたり、誤解を招くことのないよう、研修等を通じて役職員の
知識の向上に努めます。
4.
当金庫は、お客さまにとって不都合な時間帯や迷惑な場所での勧誘は行いません。
5.
金融商品の販売等に係る勧誘についてご意見やお気づきの点等がございましたら、お近くの窓口までお問い合わせください。
金融ADR制度への対応について
苦情処理措置
当金庫は、お客さまからの苦情等のお申し出に公正かつ的確に対応するため業務運営体制・内部規則を整備し、その内容をホームペー
ジ等で公表しています。
苦情等は、当金庫営業日
(9時∼17時)
に営業店または総務部(電話:06-6763-1214)
にお申し出ください。
紛争解決措置
当金庫は、紛争解決のため、当金庫営業日に上記総務部または全国しんきん相談所(9時∼17時、電話:03-3517-5825)
にお申し
出があれば、公益社団法人総合紛争解決センター(電話:06-6364-7644)、東京弁護士会(電話:03-3581-0031)、第一東京弁護
士会(電話:03-3595-8588)、第二東京弁護士会(電話:03-3581-2249)の仲裁センター等にお取次ぎいたします
(公益社団法人
総合紛争解決センターへの取次ぎは当金庫からのみとなります)。また、お客さまから公益社団法人総合紛争解決センター、各弁護士会
に直接お申し出いただくことも可能です。なお、前記弁護士会の仲裁センター等は、東京都以外の各地のお客さまにもご利用いただけま
す。その際には、お客さまのアクセスに便利な東京以外の弁護士会をご利用する方法もあります。例えば、東京以外の弁護士会において
東京の弁護士会とテレビ会議システム等を用いる方法(現地調停)
や、東京以外の弁護士会に案件を移す方法(移管調停)
があります。ご
利用いただける弁護士会については、あらかじめ前記「東京弁護士会、第一東京弁護士会、第二東京弁護士会、全国しんきん相談所また
は当金庫総務部」にお尋ねください。
「経営者保証に関するガイドライン」への対応について
大阪商工信用金庫は、
「 経営者保証に関するガイドライン」を自主的に尊重し、遵守してまいります。
当金庫は、従前よりご融資の際にご提供をいただく個人保証については、
ご契約時に、保証人のお客さまの知識、経験等に応じ、
ご理解
とご納得を得られるよう丁寧に保証内容につき説明させていただくとともに、保証に関するご意思を慎重に確認させていただく、
また、保
証契約期間中も、定期的に保証内容をお知らせさせていただくなどの対応に努めてまいりました。
この度、中小企業・小規模事業者等(以下「中小企業」
という)の経営者の方々による個人保証(経営者保証)の課題解決を目的に、
日本
商工会議所と全国銀行協会を共同事務局とする
「経営者保証に関するガイドライン研究会」では、中小企業(債務者)
や経営者(保証人)、
金融機関(債権者)
の自主的なルールとして2013年12月 5日に
「経営者保証に関するガイドライン」を策定・公表しました。
当金庫は「経営者保証に関するガイドライン」を尊重し、遵守するための態勢整備を実施致しました。
今後、お客さまと保証契約を締結する場合、保証人のお客さまより保証契約の見直しのお申し出があった場合、
また、保証人のお客さ
まが本ガイドラインに則した保証債務の整理を申し立てられた場合は、本ガイドラインに基づき、誠実に対応するよう努めてまいります。
14
自己資本の充実の状況
単体自己資本比率(単位:百万円)
(1)自己資本調達手段の概要
当金庫の自己資本は、地域の皆さまからお預かりしている出資金(1,120百万円)のほか、
これまで積み立てている内部留保等を含めて、平成27
年3月末の自己資本の額は24,290百万円となりました。
(2)自己資本の充実度に関する評価方法の概要
当金庫では自己資本比率については表面的な数字のみならず自己資本比率の中身こそが経営の健全性を表すものであると考え、
自己資本比率の
質を重視した経営を行ってまいりました。そのため繰延税金資産の圧縮に努めるほか安易な出資金の増加を厳しく慎んでまいりました。その結果、平
成26年度の自己資本比率は9.10%と国内基準である4%を大きく上回っており、
経営の健全性・安全性を確保していると評価しています。
(単位:百万円)
項 目
コ ア 資 本 に 係 る 基 礎 項 目 ( 1 )
普通出資又は非累積的永久優先出資に係る会員勘定の額
う ち 、 出 資 金 及 び 資 本 剰 余 金 の 額
う ち 、 利 益 剰 余 金 の 額
う ち 、 外 部 流 出 予 定 額 ( △ )
う ち 、 上 記 以 外 に 該 当 す る も の の 額
コア資本に係る基礎項目の額に算入される引当金の合計額
うち、一般貸倒引当金コア資本算入額
う ち 、 適 格 引 当 金 コ ア 資 本 算 入 額
適格旧資本調達手段の額のうち、コア資本
に 係 る 基 礎 項 目 の 額 に 含 ま れ る 額
公的機関による資本の増強に関する措置を通じて発行された資本
調達手段の額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
土地再評価額と再評価直前の帳簿価額の差額の45%に相当する
額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
コ ア 資 本 に 係 る 基 礎 項 目 の 額 ( イ )
コ ア 資 本 に 係 る 調 整 項 目 ( 2 )
無形固定資産(モーゲージ・サービシング・ライツに係るものを除く。)の額の合計額
う ち 、 の れ ん に 係 る も の の 額
うち、のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツに係るもの以外の額
繰延税金資産(一時差異に係るものを除く。)の額
適
格
引
当
金
不
足
額
証券化取引に伴い増加した自己資本に相当する額
負債の時価評価により生じた時価評価差額であって自己資本に算入される額
前
払
年
金
費
用
の
額
自己保有普通出資等(純資産の部に計上されるものを除く。)の額
意図的に保有している他の金融機関等の対象資本調達手段の額
少数出資金融機関等の対象普通出資等の額
信 用 金 庫 連 合 会 の 対 象 普 通 出 資 等 の 額
特 定 項 目 に 係 る 1 0 % 基 準 超 過 額
うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関連するものの額
うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関連するものの額
うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関連するものの額
特 定 項 目 に 係 る 1 5 % 基 準 超 過 額
うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関連するものの額
うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関連するものの額
うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関連するものの額
コ ア 資 本 に 係 る 調 整 項 目 の 額 ( ロ )
自
己
資
本
自己資本の額((イ)−(ロ))(ハ)
リ ス ク ・ ア セ ッ ト 等 ( 3 )
信 用 リ ス ク ・ ア セ ッ ト の 額 の 合 計 額
うち、経過措置によりリスク・アセットの額に算入される額の合計額
うち、無形固定資産(のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツに係るものを除く。)
う
ち
、
繰
延
税
金
資
産
う
ち
、
前
払
年
金
費
用
うち、他の金融機関向けエクスポージャー
うち、上記以外に該当するものの額
オペレーショナル・リスク相当額の合計額を8%で除して得た額
信 用 リ ス ク ・ ア セ ッ ト 調 整 額
オペレーショナル・リスク相当額調整額
リスク・アセット等の額の合計額(ニ)
自
己
資
本
比
率
自己資本比率((ハ)/(ニ))×100
経過措置による
不算入額
平成25年度
21,473
1,062
20,476
61
△4
986
986
̶
23,188
1,120
22,138
65
△5
904
904
̶
̶
̶
̶
̶
256
231
22,717
24,324
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
54
̶
8
̶
35
̶
54
̶
̶
̶
̶
8
̶
̶
̶
̶
35
̶
̶
̶
̶
42
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
24
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
99
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
33
22,717
24,290
235,592
△1,285
54
̶
42
△1,952
571
13,126
̶
̶
253,301
△ 658
35
̶
99
△ 1,500
706
13,379
̶
̶
248,718
266,680
9.13
経過措置による
不算入額
平成26年度
(%)
9.10%
(%)
(注) 自己資本比率の算出方法を定めた「信用金庫法第89条第1項において準用する銀行法第14条の2の規定に基づき、信用金庫及び信用金庫連合会が保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断する
ための基準
(平成18年金融庁告示第21号)」に基づき算出しております。
なお、当金庫は国内基準を採用しております。
15
自己資本の充実度に関する事項
(単位:百万円)
平成25年度
平成26年度
リスク・アセット
所要自己資本額
リスク・アセット
235,592
9,423
253,301
10,132
①標準的手法が適用されるポートフォリオ
ごとのエクスポージャー
236,973
9,478
254,094
10,163
ⅰ ソブリン向け
ⅱ 金融機関向け
ⅲ 法人等向け
ⅳ 中小企業等・個人向け
ⅴ 抵当権付住宅ローン
ⅵ 不動産取得等事業向け
ⅶ 三月以上延滞等
ⅷ 信用保証協会等保証付
ⅸ 出資等
ⅹ 上記以外
30
9,531
130,141
15,923
2,024
44,068
1,222
1,641
5,454
26,935
1
381
5,205
636
80
1,762
48
65
218
1,077
55
10,392
139,396
17,088
1,964
51,844
697
1,661
7,121
23,874
2
415
5,575
683
78
2,073
27
66
284
954
②証券化エクスポージャー
̶
̶
̶
̶
③経過措置によりリスクアセットの
額に算入されるものの額
571
22
706
28
イ.信用リスクアセット・
所要自己資本の額合計
所要自己資本額
④他の金融機関等の対象資本
調達手段に係るエクスポージャーに
係る経過措置によりリスク・アセットの
額に算入されなかったものの額
△1,952
△78
△1,500
△60
ロ.オペレーショナル・リスク相当額を
8%で除して得た額
13,126
525
13,379
535
248,718
9,948
266,680
10,667
ハ.単体総所要自己資本額(イ+ロ)
(注)1.
所要自己資本の額=リスクアセット×4%
2.
「エクスポージャー」とは、資産(派生商品取引によるものを除く)並びにオフバランス取引及び派生商品取引の与信相当額です。
3.
「ソブリン」
とは、中央政府、中央銀行、地方公共団体、地方公共団体金融機構、我が国の政府関係機関、土地開発公
社、地方住宅供給公社、地方道路公社、外国の中央政府以外の公共部門(当該国内においてソブリン扱いになってい
るもの)、国際開発銀行、国際決済銀行、国際通貨基金、欧州中央銀行、欧州共同体、信用保証協会、農業信用基金協
会及び漁業信用基金協会のことです。
4.「三月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3ヵ月以上延滞している債務者に係るエクスポージャー
及び「ソブリン向け」、
「金融機関向け」、
「法人等向け」においてリスク・ウェイトが150%になったエクスポージャーのことです。
5.
オペレーショナル・リスクは、当金庫は基礎的手法を採用しております。
<オペレーショナル・リスク相当額
(基礎的手法)
の算定方法>
粗利益
(直近3年間のうち正の値の合計額)
×15%
÷8%
直近3年間のうち粗利益が正の値であった年数
6.
単体総所要自己資本額=単体自己資本比率の分母の額×4%
リスク管理債権に対する担保・保証及び引当金の引当・保全状況 金融再生法開示債権及び保全状況
1.破綻先債権・延滞債権に対する担保・保証及び引当金の引当・保全状況
(単位:百万円)
区 分
破綻先債権額
延滞債権額
合計
担保・保証額
回収に懸念がある債権額
個別引当金
同保全率
平成25年度
(A)
(B)
(A)
+
(B)
=
(C)
(D)
(C)
−
(D)
=
(E)
(F)
(D)
+
(F)/(C)
平成26年度
263
255
4,466
5,210
4,729
5,466
3,728
4,088
1,000
1,377
749
94.68(%)
663
86.93(%)
2. 3ヵ月以上延滞債権・貸出条件緩和債権に対する担保・保証及び引当金の引当状況
(単位:百万円)
区 分
3ヵ月以上延滞債権額
(H)
貸出条件緩和債権額
(I)
合計
(H)
+
(I)
=
(J)
担保・保証額
(K)
回収に管理を要する債権額 (J)
−
(K)
=
(L)
貸倒引当金
(M)
同保全率
(K)
+
(M)
/(J)
平成25年度
̶
̶
331
366
331
366
164
166
166
200
236
100.00(%)
3. リスク管理債権の合計額
区 分
(C)
+
(J)
平成26年度
200
100.00(%)
(単位:百万円)
平成25年度
5,061
平成26年度
5,832
金融再生法開示債権
(単位:百万円)
区 分
平成25年度
平成26年度
1,116
1,666
3,653
3,818
破産更生債権及びこれらに準ずる債権
危険債権
要管理債権
正常債権
合計
331
366
253,248
270,586
258,349
276,438
区 分
平成25年度
平成26年度
金融再生法上の不良債権
(A)
破綻更生債権及びこれらに準ずる債権
危険債権
要管理債権
保全額
(B)
貸倒引当金
(C)
担保・保証等
(D)
保全率
(B)/(A)
担保・保証等控除後債権に
対する引当率
(C)/((A)−(D))
5,101
5,851
1,116
1,666
3,653
3,818
金融再生法開示債権保全状況
(単位:百万円)
331
366
4,919
5,137
985
864
3,933
96.44(%)
4,273
87.79(%)
84.45(%)
54.74(%)
不良債権比率の推移
(単位:%)
区 分
平成25年度
平成26年度
信 用 金 庫 法
金 融 再 生 法
1.97
2.12
1.97
2.12
リスク管理債権の用語の説明
1.「破綻先債権」
(A)
とは、元本又は利息の支払の延滞が相当期間継続していることその他の事由により、元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸
出金(未収利息不計上貸出金)のうち、次のいずれかに該当する債務者に対する貸出金です。
①会社更生法又は金融機関等の更生手続きの特例等に関する法律の規定による更生手続き開始の申立てがあった債務者 ②民事再生法の規定による再生手続き開始の申立てがあった債務
者 ③破産法の規定による破産開始の申立てがあった債務者 ④商法の規定による整理開始又は特別清算開始の申立てがあった債務者 ⑤手形交換所による取引停止処分を受けた債務者
2.「延滞債権」
(B)
とは、未収利息不計上貸出金のうち次の2つを除いた貸出金です。
①上記「破綻先債権」に該当する貸出金 ②債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として利息の支払を猶予した貸出金
3.「3ヵ月以上延滞債権」
(H)
とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3ヵ月以上延滞している貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該当しない貸出金です。
4.「貸出条件緩和債権」
(I)
とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出
金で破綻先債権、延滞債権及び3ヵ月以上延滞債権に該当しない貸出金です。
5.なお、
これらの開示額(A、B、H、I)
は、担保処分による回収見込額、保証による回収が可能と認められる額や既に引当てている個別貸倒引当金を控除する前の金額であり、全てが損失となるもの
ではありません。
6.「担保・保証額」
(D、K)は、
自己査定に基づいて計算した担保の処分可能見込額及び保証による回収が可能と認められる額の合計額です。
7.「個別貸倒引当金」
(F)は、貸借対照表に記載した金額ではなく破綻先債権額(A)
・延滞債権額(B)
に対して個別に引当計上した額の合計額です。
8.「貸倒引当金」
(M)
には、貸借対照表上の一般貸倒引当金の額のうち、3ヵ月以上延滞債権額
(H)
・貸出条件緩和債権額(I)
に対して引当てた額を記載しております。
金融再生法開示債権の用語の説明
1.「破産更生債権及びこれらに準ずる債権」とは、破産、会社更生、再生手続き等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権です。
2.「危険債権」とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債務の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権です。
3.「要管理債権」とは、
「3ヵ月以上延滞債権」及び「貸出条件緩和債権」に該当する貸出金をいいます。
4.「正常債権」とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がない債権であり、
「破産更生債権及びこれらに準ずる債権」、
「危険債権」、
「要管理債権」以外の債権をいいます。
16
信用リスクに関する事項(証券化エクスポージャーを除く)
信用リスクに関するエクスポージャー及び主な種類別の期末残高
<業種別及び残存期間別>
(単位:百万円)
エクスポージャー区分
信用リスクエクスポージャー期末残高
貸出金
業種区分
期間区分
平成25年度
平成26年度
平成25年度
平成26年度
製
造
業
農業、林業、漁業、鉱業、採石業、砂利採取業
建
設
業
電 気・ガス・熱 供 給・水 道 業
情
報
通
信
業
運 輸 業 、 郵 便 業
卸 売 業 、 小 売 業
金 融 業 、 保 険 業
不
動
産
業
物
品
賃
貸
業
学術研究、専門・技術サービス業
宿
泊
業
飲
食
業
生活関連サービス業、娯楽業
教 育 、学 習 支 援 業
医
療
・
福
祉
そ の 他 の サ ー ビ ス
国・地 方 公 共 団 体 等
個
人
業
種
別
合
計
1
年
以
下
1 年 超 3 年 以 下
3 年 超 5 年 以 下
5 年 超 7 年 以 下
7 年 超 1 0 年 以 下
1
0
年
超
期間の定めのないもの
残 存 期 間 別 合 計
53,257
48
10,338
̶
484
8,594
21,903
3,252
94,684
3,175
780
6,069
5,726
16,457
583
13,665
5,381
850
11,406
256,661
26,167
12,993
19,659
29,076
25,725
139,718
3,320
256,661
49,743
43
10,860
̶
438
8,451
22,253
8,772
110,462
2,512
854
5,390
4,339
18,339
592
12,099
7,205
1,825
10,684
274,868
32,628
46,707
24,442
26,612
27,398
145,950
3,756
274,868
336
̶
92
̶
̶
̶
206
̶
757
̶
̶
̶
39
̶
̶
102
64
̶
199
1,800
224
̶
48
̶
̶
̶
227
̶
324
̶
̶
̶
̶
̶
̶
36
̶
̶
175
1,037
うち三月以上延滞エクスポージャー
貸出金およびコミットメントの
オフ・バランス取引
債券
平成25年度
平成26年度
平成25年度
平成26年度
116
̶
0
̶
̶
60
176
̶
946
̶
̶
̶
̶
0
32
67
122
̶
26
1,549
98
̶
0
̶
̶
70
164
̶
867
̶
̶
̶
̶
0
30
71
127
̶
24
1,454
100
̶
̶
̶
̶
̶
200
3,300
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
26,747
̶
30,347
̶
̶
̶
̶
̶
̶
200
1,700
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
̶
38,136
̶
40,036
(注)
1.
「三月以上延滞エクスポージャー」
とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から
3ヵ月以上延滞しているエクスポージャーのことです。
当金庫は、
デリバティブ取引残高は該当ありませんので、
上記の表より項目を省略しております。
2.
3.
オフ・バランス項目は与信相当額掛目適用後の額です。
4.
当金庫は、国内の限定されたエリアにて事業活動を行っているため、
「 地域別」の区分は
省略しております。
5.
業種別区分は日本標準産業分類の大分類に準じて記載しております。
信用リスク削減手法に関する事項
リスク・ウェイトの区分ごとのエクスポージャーの額等(単位:百万円)
告示で定める
リスク・ウェイト
区分(%)
0%
10%
20%
35%
50%
75%
100%
150%
250%
合 計
信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャー(単位:百万円)
信用リスク
削減手法
エクスポージャーの額
平成25年度
格付適用有り
格付適用無し
̶
̶
̶
̶
̶
̶
501
̶
̶
501
60,467
32,668
47,740
5,838
̶
24,406
208,723
1,219
2,378
383,444
平成26年度
格付適用有り
格付適用無し
̶
̶
̶
̶
̶
̶
200
̶
̶
200
94,434
31,369
52,051
5,680
̶
25,958
225,113
770
2,118
437,498
ポートフォリオ
信用リスク削減手法が
適用されたエクスポージャー
1.ソブリン向け
2.金融機関向け
3.法人等向け
4.中小企業等・個人向け
5.抵当権付住宅ローン
6.不動産取得事業向け
7.三月以上延滞等
適格金融資産担保
平成26年度
平成25年度
平成26年度
8,291
8,503
29,015
26,603
̶
̶
5,163
2,572
30
524
1
̶
̶
5,295
2,559
39
608
1
1,000
̶
8,998
18,783
̶
̶
233
1,000
̶
7,657
17,880
̶
̶
65
(注)
当金庫は、
適格金融資産担保について簡便手法を用いています。
(注)
1.
格付は適格格付機関が付与しているものに限ります。
2.
エクスポージャーは信用リスク削減手法適用後のリスクウェイトに区
分しています。
派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項
該当ありません
証券化エクスポージャーに関する事項
該当ありません
17
保証
平成25年度
出資等エクスポージャーに関する事項
出資等エクスポージャーの貸借対照表計上額等
区 分
上 場 株 式 等
非 上 場 株 式 等
その他有価証券等で
時価の無いもの等
合 計
その他有価証券で時価のあるもの
貸借対照表
評価差額
うち益
計上額
取得原価
(償却原価)
平成25年度
平成26年度
平成25年度
平成26年度
平成25年度
平成26年度
平成25年度
平成26年度
(単位:百万円)
うち損
5,722
5,838
116
318
202
7,390
8,410
1,019
1,115
95
16
16
̶
̶
̶
15
15
̶
̶
̶
989
989
̶
̶
̶
989
989
̶
̶
̶
6,728
6,844
116
318
202
8,395
9,414
1,019
1,115
95
(注)
1.貸借対照表計上額は、期末日における市場価格等に基づいております。
2.当金庫は、売買目的有価証券の保有残高は該当ありませんので、上記の表より項目を省略しております。
子会社株式及び関連会社株式の貸借対照表計上額等
区 分
子会社・子法人等株式
合 計
(単位:百万円)
貸借対照表
計上額
時価
差額
10
10
̶
̶
̶
10
10
̶
̶
̶
10
10
̶
̶
̶
10
10
̶
̶
̶
平成25年度
平成26年度
平成25年度
平成26年度
うち益
うち損
(注)
当金庫は、関連法人等株式の保有残高は該当ありませんので、
上記の表より項目を省略しております。
出資等エクスポージャーの売却及び償却に伴う損益の額
区 分
出資等エクスポージャー
売却額
平成25年度
平成26年度
売却益
(単位:百万円)
株式等償却
売却損
4,914
698
4
0
4,558
802
0
0
金利リスクに関する事項
(単位:百万円)
運用勘定
金利リスク量
区 分
貸
出
有
価
証
預
け
コ ー ル ロ ー ン
そ
の
運 用 勘 定 合
調達勘定
平成25年度
金
券
金
等
他
計
銀 行 勘 定 の 金 利リス ク
平成26年度
2,502
2,854
4,184
6,102
836
1,068
̶
̶
̶
̶
7,521
10,025
平成25年度
700
金利リスク量
区 分
定
要
そ
調
期
求
達
性
払
の
勘
預
預
定
合
金
金
他
計
平成25年度
平成26年度
△ 5,017
△ 5,847
△ 1,803
△ 1,823
△1
△ 400
△ 6,821
△ 8,070
平成26年度
1,955
(注)
1.銀行勘定における金利リスクは、金融機関の保有する資産・負債のうち、市場金利に影響を受けるもの
(例えば、貸出金、有価証券、預金等)
が、金利ショックに
より発生するリスク量をみるものです。当金庫では、金利ショックを200BP
(市場金利が上下に2%変動した時に受ける金利リスク量)
として銀行勘定の金利リ
スクを算定しております。
2.要求払預金の金利リスク量は、明確な金利改訂間隔がなく、預金者の要求によって随時払い出される要求払預金のうち、
引き出されることなく長時間金融機関
に滞留する預金をコア預金と定義し、当金庫では、普通預金等の額の50%相当額を1∼3年の期間帯に残存期間2.5年となるように配分し、
リスク量を算定して
います。
3.銀行勘定の金利リスクは、運用勘定の金利リスク量と調達勘定の金利リスク量を相殺して算定します。市場金利が2%上昇すると仮定した場合、
リスク量は運用
勘定で10,025百万円増加し、調達勘定で8,070百万円減少します。運用勘定と調達勘定を相殺すると平成27年3月期の銀行勘定の金利リスクは1,955百
万円となっており、経営の継続に対し重大な支障を及ぼすリスクはありません。
18
一人ひとりの「絆」を大切にする協同組織金融機
総代会等に関する情報開示
1
総代会制度について
信用金庫は、会員同士の「相互信頼」
と
「互恵」の精神を基本理念に、会員一人ひとりの意見を最大の価値とする協同組織金融機関
です。
したがって、会員は出資口数に関係なく、一人1票の議決権を持ち、総会を通じて当金庫の経営に参加することとなります。
しか
し、当金庫では、会員数がたいへん多く、総会の開催は事実上不可能です。そこで、会員の総意を適正に反映し、充実した審議を確保
するため、総会に代えて総代会制度を採用しております。
この総代会は、決算、取扱業務の決定、理事・監事の選任等の重要事項を決議する最高意思決定機関です。
したがって、総代会は、
総会と同様に、会員一人ひとりの意見が当金庫の経営に反映されるよう、会員の中から適正な手続きにより選任された総代により運営
されます。
また、当金庫では、総代会に限定することなく、商工オーナーズクラブ、商工ひまわりの会等の親睦会を通じ、また日常の業務活動
を通じて、総代や会員とのコミュニケーションを大切にしております。
■総代会の仕組み
理事会
会 員
①理事会の決議
に基 づき理 事
長が選考委員
を委嘱し、選考
委員の氏名を
店頭表示
総代会
総代
候補者
選考委員
②選考基準に基づき
総代候補者を選考
会員の総意を適正に
反映するための制度
③ 理 事 長 は 、総 代
候補者氏名を店
頭 掲 示し、所 定
の手続きを経て、
会 員 の 代 表とし
て総代を委嘱
決算に関する事項、
理事・監事の選任等
重要事項の決定
総 代
【総代が選任されるまでの手続きについて】
地区を5区の選任区域にわけ、各選任区域ごとに総代の定数を定める
①
理事会の議決により、選任区域ごとに会員のうちから選考委員を委嘱
総代候補者
選考委員の
選任
②
総代候補者の
選考
選考委員の氏名を店頭に掲示
選考委員が総代候補者を選考
理事長に報告
総代候補者の氏名を店頭に1週間掲示
左記掲示について朝日新聞に公告
異議申出期間
(公告後2週間以内)
●会員から異議がない場合
または
●総代候補者に対する異議申出が
選任区域の会員数の1/3未満の場合
●総代候補者に対する異議申出が
選任区域の会員数の1/3以上あった場合
当該総代候補者に対する異議申出が
選任区域の総代定数の1/2以上あった場合
当該総代候補者に対する異議申出が
選任区域の総代定数の1/2未満の場合
③
総代の選任
a b いずれか選択
他の候補者を選考
a
(上記②以下の手続きを経て)
理事長は総代に委嘱
19
欠員(選考を行わない)
b
総代の氏名を店頭に1週間掲示
関です。
総 代 会
組織図
監 事 会
理 事 会
A L M 委 員 会
常 務 会
職
員
相
談
非常勤監事
長
コンプライアンス委員会
常勤監事
業務改善提案審議委員会
常勤理事
理 事 長
会
リスクコミュニケーション委員会
室
得意先課
業務本部
営業店17カ店
貸 付 課
管理本部
預 金 課
務
務
部
部
部
経営企画部
総
事
理
部
経
査
部
業務企画部
審
人
部
業務推進部
法
理
部
管
査
資産査定室
監
課
CSR推進委員会
務
課
C S R 推 進 室
総
事
コンプライアンス室
人
課
課
計
課
育
主
務
課
教
財
画
課
事務効率推進委員会
企
査
課
支 店 指 導 室
調
人
課
事 務 集 中 課
法
人
課
貸付事務集中課
個
査
事 務 企 画 課
審
代 理 業 務 課
融 資 指 導 室
理事・監事の氏名及び役職名
氏名
会 長
片桐 陽
代
表
常
勤
理
長
小林 良彦
代
表
常
勤
専 務 理 事
多賀 隆一
代
表
常
勤
常 務 理 事
栗栖 信夫
代
表
常
勤
業 務 企 画 部・法 人 部
常 務 理 事
山本 髙久
代
表
常
勤
経営企画部・CSR推進室
理 事
細川 清
非 代 表
常
勤
総
理 事
太田 昌伸
非 代 表
常
勤
業
理 事
建元 弘介
非 代 表
常
勤
審
監 事
厚母 洋介
非 代 表
常
勤
監 事
時岡 正男
非 代 表
非 常 勤
監 事 ※1
加輪上 敏彦
非 代 表
非 常 勤
事
代表・非代表の別
※1で表示しております監事は信用金庫法第32条第5項に規定する者(員外監事)
であります。
21
担当部門又は主な職業
役名
常勤・非常勤の別
務
務
推
査
部
進
部
部
(平成27年7月現在)
沿革・あゆみ
昭和 4年
5月
有限責任大阪商工信用購買組合設立
昭和12年
9月
信用事業単営有限責任大阪商工信用組合
昭和24年
12月
昭和25年
4月
昭和26年
10月
昭和27年
4月
阿倍野支店を開設
昭和35年
4月
東成支店を開設
昭和39年
7月
西支店を開設
昭和44年
3月
生野支店を開設
5月
創立40周年記念式典挙行(於:箕面スパーガーデン)
4月
高井田支店を開設
4月
大阪共同事務センター稼働開始し、当金庫も加盟
6月
本店新築のため仮事務所へ移転
昭和46年
昭和50年
12月
市街地信用組合法により改組大阪商工信用組合
中小企業等協同組合法により改組大阪商工信用組合
信用金庫法により組織変更大阪商工信用金庫
日本銀行と当座取引開始
昭和52年
1月
本店新築落成し、仮事務所より移転
昭和54年
5月
創立50周年記念式典挙行(於:奈良ドリームランド夢のホテル)
昭和55年
9月
加美支店を開設
昭和59年
4月
長田支店を開設
昭和60年
9月
子会社ショウコウビジネスサービス
(株)設立
八尾南支店を開設
昭和63年
5月
平成 5年
3月
鴻池支店を開設
平成 8年
12月
阿倍野支店を新店舗へ移転
平成10年
6月
平野支店を開設
平成11年
5月
創立70周年記念式典挙行(於:リーガロイヤルホテル)
12月
今里支店を開設
西支店を新店舗へ移転
平成13年
7月
平成14年
10月
加美南支店を開設
平成17年
2月
日本橋支店を開設
平成18年
8月 「大阪商工信金社会福祉賞」創設
平成20年
7月
吉田支店を開設
平成21年
5月
創立80周年記念式典挙行(於:リーガロイヤルホテル)
平成22年
12月
平成23年
7月
平成24年
12月
堺支店を開設
八尾南支店を新店舗へ移転
梅田支店を開設
しんきん大阪ゼロネット
大阪府下しんきんゼロネットワーク ATMサービス
大阪府下しんきんゼロネ
時間外も、
時間外も 土曜
土曜、日曜、
日曜 祝日いつでも
ご利用時間帯
ご利用手数料ゼロ!
当金庫発行のキャッシュカードは、大阪府下に本店を置く
7信用金庫の設置・管理するCD・ATMでのご利用手数料が
無料で、
ご入金・お引出しいただけます。
平日
8:00∼21:00
土日祝
9:00∼17:00
※ただし、お振込については、別途、各信用金庫所定の振込手数料が必要です。
22
主要な事業の内容
1 預金又は定期積金の受入れ
2 会員に対する資金の貸付け
3 会員のためにする手形の割引
4 法令の定めるところによる地方公共団体、
金融機関その他会員以外の者に対する資金の貸付け及び手形の割引
5 為替取引
6 上記の1∼5の業務に付随する債務の保証又は手形の引受けその他信用金庫業務に付随する業務
地方債、政府保証債、その他の有価証券について金融商品取引法により信用金庫が営むことのできる業務
7 国債、
(上記6により行う業務を除く)
8 他の法律により信用金庫が営むことのできる業務
9 その他前各号の業務に付帯又は関連する業務
損保の保険窓口販売業務
10 生保、
預金業務
当金庫では、豊富な預金商品をご用意し、みなさまの着実な資金づくりをお手伝いしています。貯める、借りる、支払うの3機能を備え、大変便
利にご利用いただける「総合口座」をはじめ、計画的な資金づくりを応援する「スーパー積金」また、より高い利回りで資金を運用する「スー
パー定期」
「大口定期」など、お客さまの目的に応じてお選びいただける預金を取扱っています。
融資業務
当金庫では、みなさまの事業発展や豊かな生活づくりのお手伝いができるように種々の商品を取り揃えています。事業資金としての運転
資金、設備資金、
またご家庭の生活設計に役立つ消費者ローン、住まいづくりの住宅ローン、
さらには教育ローン、マイカーローン等ご要望
に細かくお応えしています。そのほか日本政策金融公庫、独立行政法人住宅金融支援機構、独立行政法人中小企業基盤整備機構、年金積
立金管理運用独立行政法人、独立行政法人福祉医療機構などの公的資金の代理業務も取扱っています。
為替業務
当金庫では全国の金融機関とオンラインで結ばれており、信用金庫、銀行、信用組合、農業協同組合、ゆうちょ銀行などへの送金、振込、代
金取立等迅速かつ正確に取扱っています。ファームバンキングやホームバンキングサービスまたはインターネットバンキングをご利用いた
だきますと、
オフィスやご家庭で居ながらにして、振込、残高照会等が行えますので大変便利です。
その他の業務
●証券業務
国債の窓口販売の取扱いを行っております。
●保険業務
生・損保、保険の窓口販売の取扱いを行っております。
●年金の自動受取りおよびご相談
厚生年金保険、国民年金、共済組合の退職年金、各種私的年金のお受取りに、年金自動受取りサービスをご利
用ください。またこれから年金を受給される方には年金の仕組みや請求手続きなど、すでに受給されている方
には年金のもらい忘れがないかなど色々なご相談、再調査など専門の社会保険労務士がうけたまわります。
●給与振込
給与、ボーナスのお受取りに便利で安心な給与振込サービスをご利用ください。
●公共料金等の自動支払い
電気・ガス・水道・電話・NHK受信料の公共料金をはじめ、税金・保険料などをご指定の口座から自動的に
お支払いするシステムです。
●貸金庫
預金証書・有価証券・権利書・貴金属など大切な財産を安全にお預かりいたします。
●夜間金庫
当金庫の営業時間外でも夜間金庫にお預けいただければ安心です。※一部取扱いできない店舗があります。
●キャッシュカードサービス
キャッシュカード1枚で全国の信用金庫、銀行、信用組合、労働金庫、農業協同組合、ゆうちょ銀行のキャッシュ
コーナーでご利用いただけます。
●ATMによるお振込み
現金、キャッシュカード、振込カードによりATMで簡単に振込がご利用いただけます。
●クレジットカード
VISA、JCBなどショッピングに便利なカードをお取次ぎいたします。
●しんきん地域間情報ネット
全国の信用金庫の本支店から寄せられた各種情報(地域の産業、特産品、地域振興、観光イベント)がご利用
いただけます。お気軽にお申しつけください。
●デビットカードサービス
j-Debit加盟店でお買物やサービスなどの代金のお支払いにお手持ちのキャッシュカードを利用して、
お支払いできるサービスです。
●テレホンバンキングサービス
ご自宅や会社から、残高照会やお振込などの手続きが電話でご利用になれます。
フリーダイヤルですので通話料も無料です。
●ファームバンキング
ご家庭やオフィスから、お客さまが直接、資金のお振込・振替・取引照会などのお取引ができるシステムです。
●しんきんインターネットバンキング
ご自宅やオフィスのパソコンや携帯電話で資金移動、残高照会などができるサービスです。
●しんきんATMゼロネットサービス
●電子記録債権サービス
(でんさい)
信用金庫間のキャッシュサービスにおける取扱手数料の無料
(休日、時間外は除く)サービスです。
(一部の信用金庫では所定の手数料が必要な場合があります。)
電子記録債権法に基づき、でんさいネットを利用して手形に代わる決済サービスをご利用いただけます。
商品利用にあたっての留意事項
■ご預金の種類により金利が異なります。
また利息には20%
(国税15%、
地方税5%)
の税金がかかります。
金利は窓口に掲示してありますのでご確認ください。
※平成25年1月1日から平成49年12月31日までの間に支払われる利息には復興特別所得税が追加課税されるため、
20.315%
(国税15.315%、
地方税5%)
の税金がかかります。
■新規に口座を開設する場合、
新たに貸金庫を利用される場合、
現金による10万円を超える振込をされる場合など、
法律に基づきご本人の確認を
させていただきますので、
運転免許証・健康保険証・パスポート等の本人確認書類の提示が必要となります。
23
預金
種 類
内 容
総 合 口 座
普 通 預 金
無利息型普通預金
納税準備預金
通 知 預 金
一冊の通帳で普通預金と定期預金等が利用でき、公共料金やクレジットカードの自動支払いや給与・年金・配当金などの自動受取りに便利です。
貯 蓄 預 金
普通預金より利率が有利で、いつでもお引き出しできるところが定期預金と違う魅力。給与、年金、配当金などの自動受取りおよび公共料金等
の自動支払いはできません。ご利用は個人の方に限らせていただきます。
当 座 預 金
法人および個人の方対象。事業資金運用口座としてご利用いただけます。決済用預金に該当し全額保護されます。
公共料金等の自動支払いおよび給与、年金等の自動受取りもできます。
決済用預金の3要件(無利息・要求払い・決済サービスの提供)
を満たす預金で預金保険制度により全額保護されます。
納税の準備用口座としてご利用できます。払出しは納税に限り、納税以外の払出しの場合の適用利率は普通預金利率となります。
短期間の資金運用に大変便利です。
お預り期間:据置期間7日間以上 お預入金額:1万円以上
利 息 分 割 支 払 ご利用は個人の方のみで、お利息受取間隔を1ヵ月、2ヵ月、3ヵ月、4ヵ月、6ヵ月から選べ
定 期 預 金 る定期預金です。
お預り期間:
1年以上5年以内
お預入金額:100円以上
大 口 定 期
お預り期間:定型方式 1ヵ月から5年、
満期日指定方式 1ヵ月超5年未満
お預入金額:1,000万円以上
(自由金利型定期預金)
当金庫の店頭表示金利で、お預け入れ時の利率は満期日まで変わりません。
ス ー パ ー 定 期 預入期間が短期から長期までご希望の期間を選んでいただけます。
を選択できます。
(自由金利型定期預金M型) 3年以上の個人のものは単利型と複利型(半年)
お預り期間:単利型と複利型で異なります。
お預入金額:100円以上
自由型期日指定 ご利用は個人の方のみ。1年複利で期間2年以上は有利な利率が設定され、課税繰延満期
定 期 預 金 日一括計算ですからお利息が有利です。
お預り期間:最長3年
お預入金額:100円以上300万円未満
変 動 金 利
定 期 預 金
6ヵ月ごとに金利情勢に合わせて適用利率見直しが行われます。半年複利の課税繰延計算
で、お得な元本保証の定期預金です。
お預り期間:単利型と複利型で異なります。
お預入金額:100円以上
積立定期預金
①エンドレス・
ドリーム型 ………どんどん大きく、
しっかり貯めたいあなたに
お預り期間無期限:お預入金額1万円以上
②満期指定型…………………目的に向けて確実に貯めたいあなたに
お預り期間1年以上5年以内:お預入金額1万円以上
スーパー積金
教育、結婚、住宅等のプランの実現にムリのない期間と掛金を自由にお選びいただけます。
お積み立て期間:6ヵ月以上60ヵ月
(5年)
以内
3年以上はより有利な利率(利回り)になります。契約時の利率(利回り)は満期まで変わりません。 毎月掛け金:10,000円以上(1,000円単位)
一般財形預金
財形住宅預金
財形年金預金
自由に使えるフリースタイルの財形です。いつでも自由に払出しできます。
新築、購入、
リフォーム等、住まいの資金づくりにお得です。貯蓄残高550万円(財形年金と合わせて)
までなら利息に税金はかかりません。
積立期間はもちろん、退職後もすべて非課税で受け取りができる有利なプランです。貯蓄残高550万円(財形住宅と合わせて)までなら利息に税金はかかりません。
≪個人の方限定≫オススメ定期預金
ス ー パ ー
ゴールド1000
お預け入れ金額は1口30万円以上、限度額1,000万円まで。
お預け入れ期間は1年・2年・3年・4年・5年の5種類からお選びいただくことができ、それぞれの期間に応じた金利が適用されます。
年 金 定 期
お預け入れ金額は1口20万円以上、限度額1,000万円まで。
お預け入れ期間は1年。当金庫で公的年金(国民年金、厚生年金保険、共済年金、恩給)
を継続的にお受取りの方にご利用いただけます。
普通定期預金または元金継続定期預金で、お利息は自動的に普通預金にご入金となります。
シルバー定期
お預け入れ金額は1口20万円以上、限度額500万円まで。
お預け入れ期間は1年。
満55歳以上の方で、お申し込み時、健康保険証または運転免許証等の年齢を確認できるものが必要となります。
プレミアム
定
期
お預け入れ金額は1口20万円以上、限度額1,000万円まで。
お預け入れ期間は1年・2年・3年・4年・5年の5種類からお選びいただくことができます。
※上記4つの定期預金については、お一人さま全店合計を各々の限度額としてお預入れいただけます。なお、年金定期・プレミアム定期は年金・給与等のお振込み指定の店舗のみとさせていただきます。
エ コ 定 期
ま ね きeco
お預け入れ金額は1口10万円以上、お預け入れ限度額なし。
お預け入れ期間は1年。
お客さまの受取利息
(税引き後)
の10%を生駒山系「花屏風」構想にご寄付いただくエコ定期預金です。
※金利及び限度額については金融情勢により変更する場合があります。※中途解約される場合は、当金庫所定の中途解約利率を適用いたします。
(平成27年6月30日現在)
各種ローン
種 類
内 容
融資限度額
返済期間
住 宅 ロ ーン
住まいの新築、増改築、マンション購入等にご利用ください。
満20歳以上65歳未満で最終返済時年齢が満80歳未満の方。
10万円以上6,000万円以内
35年以内(2世代適用可能)
アパートローン
賃貸用アパート・マンションの新築、建替え資金
満20歳以上満65歳未満で最終返済時が満75歳未満の方。
100万円以上2億円以内
25年以内
クイックカードローン
使いみち自由。専用ローンカードでしんきんネットおよび全国提携金融
機関のキャッシュコーナでご利用いただけます。
50万円型・70万円型・90万円型の3種類
1年
(自動更新)
一般個人ローン
教 育 プ ラン
健康で文化的な生活を営むための必要な資金(事業資金、借換資金は除きます) 10万円以上500万円以内
3ヵ月以上 8年以内
お子さまの大学入学に必要な資金をご用立ていたします。
10万円以上500万円以内
3ヵ月以上 10年以内
福 祉 プ ラン
介護が必要な高齢者や心身障がい者の日常生活上の便宜を図るため
の機器購入・設備費用。
10万円以上500万円以内
3ヵ月以上 8年以内
カーライフプラン
自動車購入・車検修理費用にご利用いただけます。
(業務用車両の購入は除きます) 10万円以上500万円以内
3ヵ月以上 8年以内
無担保住宅ローン
自宅の購入・リフォーム・住宅ローンの借換等の住宅資金全般。満20歳
以上70歳未満で最終返済時年齢が満80歳以下の方。
3ヵ月以上 20年以内
1,000万円以内
(ただし、限度額については金融情勢により変更する場合があります。)
24
主な手数料一覧
●手数料には8%の消費税が含まれております。
お振込手数料
お振込
その他の手数料
ATMでご利用になるとだんぜんおトクです。 <お取扱い1件につき>
貸金庫手数料
5万円未満 5万円以上
ATMご利用
当金庫同一支店宛
当金庫カード
無 料
無 料
現 金
108円
324円
窓口ご利用
216円
432円
ATMご利用
(電信扱)
432円
648円
648円
864円
ATMご利用
当金庫本支店宛
他金融機関宛
無 料
窓口ご利用
窓口ご利用
(電信扱、
普通扱)
定額自動振込
5万円未満 5万円以上
基本手数料(契約時徴求)
定額自動振込
手数料
540円
特 大
51,840円
大
38,880円
中
29,808円
小
20,736円
年 額
20,736円
基本契約料
1契約 年 額
32,400円
利用料
50枚セット
年 額
保護箱手数料
夜間金庫手数料
自己宛小切手発行手数料
取扱手数料(他行)
432円
648円
1 枚
取扱手数料(本支店間)
108円
324円
各種証明書発行手数料
取扱手数料(同一店内)
無 料
契約内容変更・更改
540円
ホームバンキング(HB)・ファームバンキング(FB)・しんきんファクシミリ振込・テレホンバンキング・
インターネットバンキング・法人Web FB振込ご利用の場合
<お取扱い1件につき>
振込金額 5万円未満 5万円以上
種類
当金庫本支店宛
無 料
他金融機関宛
(電信扱)
324円
864円
取引明細作成手数料
照会表
1 通
通帳・証書・カードの再発行手数料
1 件
他金融機関宛
普通扱
648円
同地区内
(当所)
普通扱
216円
普通扱
864円
至急扱
1,080円
上記以外
(他所)
年 額
一 律
新規融資先事務取扱手数料
一般融資・住宅ローンの繰上げ返済等手数料
所
216円
譲渡担保手形
他
所
864円
融資条件変更事務手数料
10,800円
216円
一部繰上げ返済手数料
21,600円
全額繰上げ返済手数料
32,400円
送金の変更料
648円
※当金庫及び保証機関の都合に依る場合を除く。
※全額繰り上げ返済の場合、借入残高、期間により異なります。
不動産担保事務取扱手数料
当所交換手形依頼返却料
※その他手数料で消費税込648円を超える場合は、実費を申受けます。
担保設定 全国保証付住宅ローン除く
その他の手数料
小切手帳
1冊
(50枚)
約束手形帳
1冊
(25枚)
為替手形帳
1冊
(25枚)
マル専口座
社名印刷・登録料
50百万円未満
50百万円以上
小切手・手形交付料
口座開設料
手形用紙1枚
登録時
アンサー・HB・FB等基本契約料
通知サービス
月 額
ホームバンキング
(HB)
月 額
1,296円
864円
3,240円
54,000円
32,400円
抹 消 抹消・極度減額・譲渡
10,800円
担保解除 マンション1棟売・マンション分譲1室・分譲住宅1戸
32,400円
両替手数料
お持込みまたはお持帰りのいずれか多い枚数
手数料
1枚 ∼
50枚
5,400円
1日につき1回目は無料
2回目以降は216円
51枚 ∼
500枚
324円
<お取扱い口座単位1件につき>
窓 口
501枚 ∼ 1,000枚
1,001枚以上
1,080円
無 料
月 額
無 料
しんきんファクシミリ振込サービス基本契約料
1,080円
648円
500枚毎に324円
※梅田支店では窓口での両替をお取扱いしておりません。
※窓口での現金によるご預金の払戻しに際しまして金種をご指定される場合、ご指定の支払い枚数
に応じて窓口での両替と同様の手数料をいただきます。
※破損した現金、記念硬貨、同一金種の交換は手数料不要。
ご指定枚数
1,080円
個人インターネットバンキング 月 額
月 額
大阪府外 54,000円
変 更 追加設定・譲渡受・極度増額・順位変更・債務者変更
法人Web FB・個人インターネット・テレホンバンキング基本契約料
月 額
大阪府下 32,400円
540円
ファームバンキング
(FB) 月 額
25
21,600円
※融資金額が5百万円未満の場合は不要となります。
当
他所取立手形不渡返却料・店頭呈示料
テレホンバンキング
54,000円
一般融資関連手数料
送金・他所取立手形組戻料
法人Web FB
1,296円
割引手形
当金庫内に保管中の取立手形組戻料
その他
1,080円
※個人向け国債は無料
<お取扱い1件につき>
取立料
108円
株式払込取扱手数料
為替手数料
為替手数料
432円
国債保護預り手数料
1件
代金取立
540円
1 通
432円
振込組戻料・変更料
送金
3,240円
両 替 機
手数料
1枚 ∼
50枚
1日につき1回目は無料
2回目以降は200円
51枚 ∼
500枚
300円
※50枚以下のお取引につきましてはお一人さま1日につき1回に限り無料でご利用いただけます。
(無料のお取引には当金庫キャッシュカードが必要となります。お取扱い枚数は両替後の枚数です。)
※1回のお取引の枚数限度は500枚となります。
※梅田支店に限り、1枚∼50枚は200円、51枚∼500枚は300円の手数料をいただきます。
(金種指定の出金も同額の手数料をいただきます。)
(平成27年7月現在)
Osaka Shoko Shinkin Bank
REPORT 2015
資 料 編
目 次 CONTENTS
■
貸借対照表
27
■
損益計算書・剰余金処分計算書
28
■
貸借対照表の注記
28
■
役職員の報酬体系
30
■
主要な経営指標
31
■
預金に関する指標
32
■
貸出金に関する指標
33
■
有価証券・その他の業務に関する指標
35
■
連結に関する事項
36
26
貸借対照表/損益計算書/剰余金処分計算書
貸借対照表 資産
(資産の部)
金
5,024
4,867
金
76,193
100,260
券
36,637
49,520
債
17,820
27,482
債
−
社
債
株
式
その他の証券
預
債券や株式
などに投資した
金額です。
有
け
価
証
国
地
方
357,051
404,051
預
金
12,039
12,388
普
通
預
金
54,072
54,766
貯
蓄
預
金
69
63
−
通
知
預
金
855
899
12,961
13,612
定
期
預
金
285,186
331,599
4,382
6,359
定
期
積
金
2,894
2,756
1,473
2,065
その他の預金
1,933
1,578
274,868
金
−
5,000
金
−
5,000
そ の 他 負 債
2,283
2,667
未決済為替借
93
96
1,043
金
引
手
形
5,141
4,658
手
形
貸
付
16,480
23,936
証
書
貸
付
234,207
245,490
当
座
貸
預
金
借
積
用
借
預金以外の負債
です。
企業や個人の
お客さまにご融資
したお金です。
金
座
割
出
( 負 債 の 部 )
当
256,661
貸
(単位:百万円)
平成25年度
平成26年度
(平成26年3月31日) (平成27年3月31日)
科 目
各預金口座に
預けていただいた
金額です。
当金庫より日銀や
信金中金などに
預けた金額です。
平成25年度
平成26年度
(平成26年3月31日)(平成27年3月31日)
科 目
現
貸借対照表 負債及び純資産
(単位:百万円)
入
越
832
783
用
909
そ の 他 資 産
1,732
1,717
給付補塡備金
4
2
未決済為替貸
82
91
未払法人税等
534
725
信金中金出資金
989
989
前
益
285
327
未
益
318
318
払 戻 未 済 金
14
10
その他の資産
342
317
職 員 預 り 金
354
377
有形固定資産
16
収
収
未
払
受
費
収
6,875
7,237
資産除去債務
16
建
物
1,269
1,187
その他の負債
70
67
土
地
5,319
5,578
賞 与 引 当 金
243
267
建 設 仮 勘 定
−
224
退職給付引当金
−
−
その他の有形固定資産
286
246
役員退職慰労引当金
290
264
無形固定資産
54
44
睡眠預金払戻損失引当金
11
3
ソフトウェア
45
35
偶発損失引当金
22
31
その他の無形固定資産
9
9
再評価に係る繰延税金負債
253
253
前払年金費用
42
124
債
証
1,521
1,424
繰延税金資産
923
540
負債の部合計
361,678
413,964
1,521
1,424
貸 倒 引 当 金
△ 1,739
△ 1,571
(うち個別貸倒引当金)
資産の部合計
(△752)
383,928
(△666)
439,034
当金庫の自己資本
を形成しています。
保証した債務に
対する求償債権
と貸倒に備える
引当金です。
債務保証見返
務
保
(純資産の部)
出
金
1,062
1,120
普 通 出 資 金
資
1,062
1,120
利 益 剰 余 金
20,476
22,138
利 益 準 備 金
983
1,062
特 別 積 立 金
17,600
18,800
2,276
当期未処分剰余金
1,893
処分未済持分
△ 4
△ 5
会員勘定合計
21,534
23,253
その他有価証券評価差額金
397
1,499
土地再評価差額金
317
317
評価・換算差額等合計
714
1,816
純資産の部合計
22,249
25,070
負債及び純資産の部合計
383,928
439,034
会計監査人による監査
信用金庫法第38条の2第3項の規定に基づき、有限
責任監査法人あずさ監査法人の監査を受けた結果、
平成27年3月期の貸借対照表、損益計算書及び剰余
金処分計算書について適正に表示されているとの監査
報告をいただいております。
27
損益計算書
平成25年4月 1日から 平成26年4月 1日から
平成26年3月31日まで 平成27年3月31日まで
科 目
ご融資や
国債などからの
利息収入です。
経
常
収
益
資金運用収益
貸出金利息
預け金利息
有価証券利息配当金
その他の受入利息
受入為替手数料
その他の役務収益
その他業務収益
国債等債券売却益
国債等債券償還益
その他の業務収益
その他経常収益
貸倒引当金戻入益
償却債権取立益
株式等売却益
その他の経常収益
常
費
用
お客さまの
ご預金の利息
などです。
資金調達費用
預 金 利 息
給付補塡備金繰入額
借 入 金 利 息
その他の支払利息
役務取引等費用
支払為替手数料
その他の役務費用
その他業務費用
国債等債券売却損
国債等債券償還損
人件費など、
業務に必要な
営業上の諸経費
です。
その他の業務費用
経
費
人
件
物
件
税
費
費
金
その他経常費用
貸倒引当金繰入額
貸出金償却
株式等売却損
信用金庫
本来の利益です。
株式等償却
その他資産償却
その他の経常費用
経
特
常
別
利
利
益
益
固定資産処分益
その他の特別利益
特
別
損
失
固定資産処分損
その他の特別損失
年度の
最終利益です。
有難うございます。
税引前当期純利益
法人税、住民税及び事業税
法人税等調整額
法人税等合計
当 期 純 利 益
繰越金(当期首残高)
会計方針の変更による累積的影響額
会計方針の変更を反映した繰越金
( 当 期 首 残 高 )
土地再評価差額金取崩額
当期未処分剰余金
9,834,406
7,833,397
7,282,348
151,315
369,518
30,215
389,350
209,805
179,545
163,458
131,945
206
31,305
1,448,200
672,857
127,399
606,755
41,188
7,713,738
1,032,842
1,027,839
1,508
−
3,494
128,164
73,171
54,993
239
−
33
206
4,897,478
3,022,140
1,696,336
179,001
1,655,012
−
1,595,342
4,518
659
−
54,492
2,120,668
−
−
−
34,275
34,275
−
2,086,392
511,294
150,873
662,168
1,424,224
537,131
−
−
△ 67,909
1,893,446
9,912,501
8,241,734
7,601,952
143,102
466,488
30,190
418,469
219,041
199,428
116,202
87,778
101
28,321
1,136,094
147,577
255,936
715,738
16,842
7,540,412
1,213,357
1,205,671
1,266
2,684
3,734
129,796
78,929
50,866
6,098
−
16
6,081
4,928,127
3,142,883
1,668,095
117,148
1,263,032
−
1,173,392
−
−
−
89,639
2,372,089
−
−
−
5,060
5,060
−
2,367,029
709,722
△ 48,313
661,409
1,705,620
553,313
17,489
570,802
−
2,276,422
損益計算書
(注)
1.
記載金額は千円未満を切り捨てて表示しております。
2.
子会社との取引による費用総額 148,617千円
3.
出資1口当たり当期純利益金額 78円27銭
科 目
当期未処分剰余金
(単位:円)
平成25年4月 1日から 平成26年4月 1日から
平成26年3月31日まで 平成27年3月31日まで
1,893,446,861
2,276,422,990
剰 余 金 処 分 額 1,340,133,714
1,722,697,911
利 益 準 備 金
79,126,850
57,648,500
普通出資金に対する配当金
61,006,864
65,049,411
未処分剰余金内訳
当金庫会員の
みなさまに
お支払いする
配当金です。
振込など、
当金庫のサ ービスで
得た収入です。
役務取引等収益
経
剰余金処分計算書
(単位:千円)
(年6%の割合) (年6%の割合)
特 別 積 立 金 1,200,000,000
繰越金(当期末残高)
553,313,147
1,600,000,000
553,725,079
■ 貸借対照表の注記
1. 記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
2. 有価証券の評価は、
満期保有目的の債券については移動平均法による償
却原価法(定額法)、子会社株式については移動平均法による原価法、
その
他有価証券のうち時価のあるものについては決算日の市場価格等に基づく時
価法(売却原価は主として移動平均法により算定)、時価を把握することが極
めて困難と認められるものについては移動平均法による原価法により行ってお
ります。
なお、
その他有価証券の評価差額については、
全部純資産直入法によ
り処理しております。
3. 有形固定資産の減価償却は、定率法(ただし、平成10年4月1日以後に取
得した建物(建物附属設備を除く。)
については定額法)
を採用しております。
また、主な耐用年数は次のとおりであります。
建 物
15年∼50年
その他
3年∼20年
4. 無形固定資産の減価償却は、定額法により償却しております。
なお、
自金庫
利用のソフトウェアについては、
金庫内における利用可能期間(5年)
に基づい
て償却しております。
5. 貸倒引当金は、予め定めている償却・引当基準に則り、次のとおり計上して
おります。破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者
(以下「破綻先」
という。)
に係る債権及びそれと同等の状況にある債務者(以
下「実質破綻先」
という。)
に係る債権については、以下のなお書きに記載され
ている直接減額後の帳簿価額から、担保の処分可能見込額及び保証による
回収可能見込額を控除し、
その残額を計上しております。
また、現在は経営破
綻の状況にないが、
今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者
(以下「破綻懸念先」
という。)
に係る債権については、債権額から、担保の処
分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、
その残額のうち、
債
務者の支払能力を総合的に判断し必要と認める額を計上しております。 上記以外の債権については、
過去の一定期間における貸倒実績から算出
した貸倒実績率等に基づき計上しております。
すべての債権は、資産の自己査定基準に基づき、
営業関連部署が資産査
定を実施し、
当該部署から独立した資産監査部署が査定結果を監査しており
ます。
なお、
破綻先及び実質破綻先に対する担保・保証付債権等については、
債
権額から担保の評価額及び保証による回収が可能と認められる額を控除した
残額を取立不能見込額として債権額から直接減額しており、
その金額は3,177
百万円であります。
6. 賞与引当金は、職員への賞与の支払いに備えるため、職員に対する賞与
の支給見込額のうち、
当事業年度に帰属する額を計上しております。
7. 退職給付引当金は、職員の退職給付に備えるため、
当事業年度末におけ
る退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき、
必要額を計上しております。
また、
退職給付債務の算定にあたり、
退職給付見込額を当事業年度までの期
間に帰属させる方法については給付算定式基準によっております。
なお、
数理
計算上の差異の損益処理方法は次のとおりであります。
数理計算上の差異
各事業年度の発生時の職員の平均残存勤務
期間内の一定の年数(主として10年)
による定
額法により按分した額を、
それぞれ発生の翌事
業年度から損益処理しております。
当金庫は、複数事業主(信用金庫等)
により設立された企業年金制度(総
合設立型厚生年金基金)
に加入しており、
当金庫の拠出に対応する年金資
産の額を合理的に計算することができないため、
当該年金制度への拠出額を
退職給付費用として処理しております。
なお、
当該企業年金制度全体の直近の積立状況及び制度全体の拠出等
に占める当金庫の割合並びにこれらに関する補足説明は次のとおりであります。
① 制度全体の積立状況に関する事項
(平成26年3月31日現在)
年金資産の額
1,549,255百万円
年金財政計算上の数理債務の額と
最低責任準備金の額との合計額
1,738,229百万円
差引額
△188,974百万円
② 制度全体に占める当金庫の掛金拠出割合
(平成26年3月分) 0.3442%
③ 補足説明
上記①の差引額の主な要因は、年金財政計算上の過去勤務債務残高
210,459百万円及び別途積立金21,485百万円であります。本制度における過
去勤務債務の償却方法は期間16年10ヶ月の元利均等定率償却であり、
当金
庫は、
当事業年度の財務諸表上、
特別掛金70百万円を費用処理しております。
なお、特別掛金の額は、予め定められた掛金率を掛金拠出時の標準給与
の額に乗じることで算定されるため、
上記②の割合は当金庫の実際の負担割
合とは一致しません。
28
貸借対照表/損益計算書/剰余金処分計算書
■ 貸借対照表の注記
8. 役員退職慰労引当金は、
役員への退職慰労金の支払いに備えるため、
役員に対する
退職慰労金の支給見積額のうち、
当事業年度末までに発生していると認められる額を計
上しております。
9. 睡眠預金払戻損失引当金は、
負債計上を中止した預金について、
預金者からの払戻
請求に備えるため、将来の払戻請求に応じて発生する損失を見積り、必要と認める額を
計上しております。
10. 偶発損失引当金は、
信用保証協会への負担金の支払いに備えるため、
将来の負担金
支払見込額を計上しております。
11. 所有権移転外ファイナンス・
リース取引のうち、
リース取引開始日が平成20年4月1日前
に開始する事業年度に属するものについては、
通常の賃貸借取引に準じた会計処理によ
っております。
12. 消費税および地方消費税の会計処理は税込方式によっております。
13. 子会社の株式又は出資金の総額 10百万円
14. 子会社に対する金銭債務総額 22百万円
15. 有形固定資産の減価償却累計額 3,149百万円
16. 貸借対照表に計上した有形固定資産のほか、電子計算機等および営業用車両につ
いては所有権移転外ファイナンス・
リース契約により使用しております。
破綻先債権額は255百万円、
延滞債権額は5,210百万円であります。
17. 貸出金のうち、
なお、
破綻先債権とは、
元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその
他の事由により元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を
計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」
と
いう。)
のうち、
法人税法施行令(昭和40年政令第97号)第96条第1項第3号のイからホま
でに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じている貸出金であります。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経
営再建又は支援を図ることを目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金で
あります。
18. 貸出金のうち、
3カ月以上延滞債権はありません。
なお、
3カ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3月以
上遅延している貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該当しないものであります。
19. 貸出金のうち、
貸出条件緩和債権額は366百万円であります。
なお、
貸出条件緩和債権とは、
債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、
金
利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる
取決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債権及び3カ月以上延滞債権に該当しない
ものであります。
20. 破綻先債権額、延滞債権額、
3カ月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合
計額は5,832百万円であります。
なお、
17.
から20.
に掲げた債権額は、
貸倒引当金控除前の金額であります。
21. 手形割引は、業種別監査委員会報告第24号に基づき金融取引として処理しておりま
す。
これにより受け入れた商業手形は、売却又は(再)担保という方法で自由に処分できる
権利を有しておりますが、
その額面金額は4,658百万円であります。
22. 担保に供している資産は次のとおりであります。
担保に供している資産
有価証券
5,599百万円
担保資産に対応する債務
預金
674百万円
借用金
5,000百万円
上記のほか、
内国為替決済の担保として、
預け金5,000百万円を差し入れております。
23. 土地の再評価に関する法律(平成10年3月31日公布法律第34号)
に基づき、事業用
の土地の再評価を行い、評価差額については、
当該評価差額に係る税金相当額を
「再
評価に係る繰延税金負債」
として負債の部に計上し、
これを控除した金額を
「土地再評
価差額金」
として純資産の部に計上しております。
再評価を行った年月日
平成12年3月31日
同法律第3条第3項に定める再評価の方法
土地の再評価に関する法律施行令(平成10年3月31日公布政令第119号)第2条第4
号に定める路線価格に基づいて、
(奥行価格補正等)合理的な調整を行って算出して
おります。
同法律第10条に定める再評価を行った事業用土地の当事業年度末における時価の合
計額と当該事業用土地の再評価後の帳簿価額の合計額との差額 △915百万円
24. 出資1口当たりの純資産額 1,124円66銭
25. 金融商品の状況に関する事項
(1) 金融商品に対する取組方針
当金庫は、
預金業務、
融資業務および市場運用業務などの金融業務を行っておりま
す。
このため、
金利変動による不利な影響が生じないように、
資産及び負債の総合的管
理(ALM)
をしております。
(2) 金融商品の内容及びそのリスク
当金庫が保有する金融資産は、
主として事業地区内のお客様に対する貸出金です。
また、
有価証券は、
主に債券、
投資信託及び株式であり、
満期保有目的、
純投資目的
及び事業推進目的で保有しております。
これらは、
それぞれ発行体の信用リスク及び金
金融負債は主として
利の変動リスク、
市場価格の変動リスクに晒されております。一方、
お客様からの預金であり、
流動性リスクに晒されております。
(3) 金融商品に係るリスク管理体制
① 信用リスクの管理
当金庫は、貸付及びローンに関する諸規定及び信用リスクに関する管理諸規定に
従い、
貸出金について、
個別案件ごとの与信審査、
与信限度額、
信用情報管理、保証
や担保の設定、問題債権への対応など与信管理に関する体制を整備し運営しており
ます。
これらの与信管理は、各営業店のほか審査部により行われ、
また、定期的に経営陣
による常務会や理事会を開催し、
審議・報告を行っております。
有価証券の発行体の信用リスクに関しては、経理部において、信用情報や時価の
把握を定期的に行うことで管理しております。
② 市場リスクの管理
( i ) 金利リスクの管理
当金庫はALMによって金利の変動リスクを管理しております。
ALMに関する規則及び要領において、
リスク管理方針や手続等の詳細を明記して
おり、
ALM委員会において協議されたALMに関する方針に基づき、
常務会、
理事会に
おいて実施状況の把握・確認、
今後の対応等の協議・決定を行っております。
日常的には経理部及び経営企画部において金融資産及び負債の金利や期間を総
合的に把握し、
ギャップ分析や金利感応度分析等によりモニタリングを行い、
月次ベー
スでALM委員会、
理事会に報告しております。
29
(i i )価格変動リスクの管理
有価証券を含む市場運用商品の保有については、ALM委員会の方針に基づき、
常務会、
理事会の監督の下、
有価証券等資金運用規定に従い行われております。
このうち、経理部では、市場運用商品の購入を行っており、事前審査、
リスク・リミット、
損失限度額の設定のほか、
継続的なモニタリングを通じて、
価格変動リスクの軽減を図
っております。
これらの情報は経営企画部を通じ、理事会、常務会、ALM委員会において定期的
に報告されております。
(i i i)市場リスクに係る定量的情報
当金庫では、有価証券の市場リスク量をVaRにより日次で計測し、取得したリスク量
がリスク
・
リミットの範囲内となるよう管理しております。
当金庫のVaRは分散共分散法(保有期間240日、信頼区間99%、観測期間5年)
に
より算出しており、
平成27年3月31日
(当事業年度の決算日)現在で当金庫の市場リスク
量(損失額の推計値)
は、
全体で3,242百万円です。
なお、
当金庫では、
モデルが算出するVaRと実際の損益を比較するバックテスティン
グを実施しており、
平成26年度に関して実施したバックテスティングの結果、
使用する計
測モデルは十分な精度により市場リスクを捕捉しているものと考えております。
ただし、
VaRは過去の相場変動をベースに統計的に算出した一定の発生確率での市場リスク
量を計測しており、
通常では考えられないほど市場環境が激変する状況下におけるリス
クは捕捉できない場合があります。
また、
当金庫において、主要なリスク変数である金利リスクの影響を受ける主たる金
融商品は、
預け金、
有価証券のうち債券、
貸出金、
預金積金であります。
当金庫では、
これらの金融資産及び金融負債について、市場金利が上下に2%変
動した場合の経済価値の変動額を市場リスク量とし、金利の変動リスクの管理にあた
っての定量的分析に利用しております。
当該変動額の算定にあたっては、
対象の金融資産及び金融負債を、
固定金利群と
変動金利群に分けて、
それぞれ金利期日に応じて適切な期間に残高を分解し、
期間ご
とに一律の金利変動幅を用いております。
なお、金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定し、当事業年度末現在、
指標となる金利が2%上昇したものと仮定した場合の経済価値は、
1,955百万円減少す
るものと把握しております。
当該変動幅は、
金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としており、
金利とその他
のリスク変数との相関を考慮しておりません。
また、
金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた場合には、
算定額を超える
影響が生じる可能性があります。
③ 資金調達に係る流動性リスクの管理
当金庫は、
ALMを通して、
適時に資金管理を行うほか、
市場環境を考慮した長短の
運用調達バランスの調整などによって、
流動性リスクを管理しております。
(4) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、
市場価格に基づく価額のほか、
市場価格がない場合には合理
的に算定された価額が含まれております。
当該価額の算定においては一定の前提条件
等を採用しているため、
異なる前提条件等によった場合、
当該価額が異なることもあります。
なお、
金融商品のうち貸出金については、
簡便な計算により算出した時価に代わる金
額を開示しております。
26. 金融商品の時価等に関する事項
平成27年3月31日における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおり
であります
(時価の算定方法については
(注1)参照)。
なお、
時価を把握することが極めて
困難と認められる非上場株式等は、
次表には含めておりません
((注2)参照)。
また、
重要性の乏しい科目については記載を省略しております。
(単位:百万円)
貸借対照表
時 価
差 額
計 上 額
(1)預け金
100,375
114
100,260
(2)有価証券
49,709
204
49,505
満期保有目的の債券
7,809
204
7,605
その他有価証券
41,899
− 41,899
金融資産計
150,084
318
149,765
(1)預金積金
405,311
1,260
404,051
(2)借入金
5,000
− 5,000
410,311
1,260
409,051
金融負債計
なお、
「簡便な計算により算出した時価に代わる金額」によって時価等を算出しているもの
は次のとおりであります。
(単位:百万円)
時価に代わる
貸借対照表
差 額
金 額
計 上 額
(1)貸出金
274,868
貸倒引当金
(*)
△1,567
273,300
274,672
1,371
金融資産計
273,300
274,672
1,371
(*)貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しております。
(注1)
金融商品の時価等の算定方法
金融資産
(1)
預け金
満期のない預け金については、
時価は帳簿価額と近似していることから、
当該帳
簿価額を時価としております。
満期のある預け金については、
残存期間に基づく区分
ごとに、
新規に預け金を行った場合に想定される適用金利で割り引いた現在価値を
算定しております。
(2)
有価証券
株式及び不動産投資信託は取引所の価格、
債券は取引所の価格又は取引金
融機関から提示された価格によっております。
なお、
保有目的区分ごとの有価証券に関する注記事項については27.から28.に
記載しております。
(3)
貸出金
貸出金は、
以下の①∼③の合計額から、
貸出金に対応する一般貸倒引当金及び
個別貸倒引当金を控除する方法により算定し、
その算出結果を時価に代わる金額と
して記載しております。
① 破綻懸念先債権、
実質破綻先債権及び破綻先債権等、
将来キャッシュ・フローの
見積りが困難な債権については、貸借対照表中の貸出金勘定に計上している額
(貸倒引当金控除前の額。
以下「貸出金計上額」
という。
)
② ①以外のうち、
変動金利によるものは貸出金計上額
③ ①以外のうち、
固定金利によるものは貸出金の期間に基づく区分ごとに、
元利金の
合計額を市場金利
(LIBOR、
スワップ金利)
で割り引いた価額
金融負債
(1)
預金積金
要求払預金については、
決算日に要求された場合の支払額
(帳簿価額)
を時価と
みなしております。
また、
定期預金の時価は、
一定期間ごとに区分して、
将来のキャッ
シュ・フローを割り引いて現在価値を算定しております。
その割引率は、
新規に預金を
受け入れる際に使用する利率を用いております。
(2)
借用金
借用金は固定金利によるものであり、
一定の期間ごとに区分した当該借用金の元
利金の合計額を同様の借入において想定される利率で割り引いて現在価値を算
定しております。
(注2)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりであり、
金融商品
の時価情報には含まれておりません。
(単位:百万円)
貸借対照表計上額
区 分
10
子会社株式(*)
5
非上場株式(*)
15
合 計
(*)子会社株式及び非上場株式については、
市場価格がなく、
時価を把握することが極め
て困難と認められることから時価開示の対象とはしておりません。
(注3)
金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
(単位:百万円)
1年超
5年超
10年超
1年以内
5年以内 10年以内
預け金
−
19,500
20,200
100
有価証券
25,472
5,397
912
9,312
満期保有目的の債券
3,556
3,448
600
−
その他有価証券のうち満期があるもの
21,916
1,948
312
9,312
貸出金
(*)
56,578
85,395
55,519
73,812
82,050
合 計
76,632 110,292
83,224
(*)貸出金のうち、
破綻先、
実質破綻先及び破綻懸念先に対する債権等、
償還予定額が
見込めないもの、
期間の定めがないものは含めておりません。
(注4)
借用金及びその他の有利子負債の決算日後の返済予定額
(単位:百万円)
1年超
5年超
10年超
1年以内
5年以内 10年以内
預金積金
(*)
−
78,919
323,947
1,183
借用金
−
5,000
−
−
合 計
−
83,919
323,947
1,183
(*)
要求払預金は「1年以内」に含めております。
27.
有価証券の時価及び評価差額等に関する事項は次のとおりであります。
これらには、
「国
債」
「
、社債」
「
、株式」
「
、その他の証券」
が含まれております。
以下、
28.
まで同様であります。
満期保有目的の債券
種 類
国債
時価が貸借対
社債
照 表 計 上 額を
その他
超 え るも の
小 計
国債
時価が貸借対
社債
照 表 計 上 額を
その他
超 え な いもの
小 計
合 計
貸借対照表計上額
(百万円)
6,005
1,600
−
7,605
−
−
−
−
7,605
時 価
(百万円)
6,203
1,606
−
7,809
−
−
−
−
7,809
差 額
(百万円)
197
6
−
204
−
−
−
−
204
貸借対照表計上額
(百万円)
5,184
33,190
21,477
11,713
1,948
40,323
1,160
298
−
298
116
1,575
41,899
取得原価
(百万円)
4,449
32,131
20,724
11,406
1,567
38,148
1,248
300
−
300
124
1,672
39,821
差 額
(百万円)
734
1,059
752
307
380
2,175
△87
△1
−
△1
△8
△97
その他有価証券
種 類
株式
債券
国債
社債
その他
小 計
株式
貸 借 対 照 表 債券
計 上 額 が 国債
取得原価を超 社債
え な い も の その他
小 計
合 計
貸借対照表
計 上 額 が
取得原価を超
え る も の
2,077
28.
当事業年度中に売却したその他有価証券
売却額
売却益の合計額 売却損の合計額
(百万円)
(百万円)
(百万円)
株式
715
−
4,214
債券
1
−
207
国債
−
−
−
−
−
−
地方債
1
−
207
社債
86
−
343
その他
合 計
4,765
803
−
29. 当座貸越契約及び貸付金に係るコミットメントライン契約は、
顧客からの融資実行の申し
出を受けた場合に、契約上規定された条件について違反がない限り、一定の限度額まで
資金を貸付けることを約する契約であります。
これらの契約に係る融資未実行残高は、
46,994百万円であります。
このうち契約残存期間が1年以内のものが1,175百万円あります。
なお、
これらの契約の多くは、融資実行されずに終了するものであるため、融資未実行
残高そのものが必ずしも当金庫の将来のキャッシュ・フローに影響を与えるものではありま
せん。
これらの契約の多くには、金融情勢の変化、債権の保全及びその他相当の事由が
あるときは、
当金庫が実行申し込みを受けた融資の拒絶又は契約極度額の減額をする
ことができる旨の条項が付けられております。
また、契約時において必要に応じて不動産・
有価証券等の担保を徴求するほか、契約後も定期的に
(半年毎に)予め定めている金
庫内手続に基づき顧客の業況等を把握し、必要に応じて契約の見直し、与信保全上の
措置等を講じております。
30.
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は、
それぞれ以下のと
おりであります。
繰延税金資産
貸倒引当金
889百万円
役員退職慰労引当金
73百万円
賞与引当金
74百万円
未払事業税
46百万円
その他
88百万円
繰延税金資産小計
1,172百万円
評価性引当額
△17百万円
繰延税金資産合計
1,155百万円
繰延税金負債
その他有価証券評価差額金
578百万円
その他
36百万円
繰延税金負債合計
614百万円
繰延税金資産の純額
540百万円
31.
会計方針の変更
企業会計基準第26号「退職給付に関する会計基準」
(以下、
「退職給付会計基準」
と
いう。)及び企業会計基準適用指針第25号「退職給付に関する会計基準の適用指針」
(以下、
「 退職給付適用指針」
という。)
を、退職給付会計基準第35項本文及び退職給
付適用指針第67項本文に掲げられた定めについて当事業年度より適用し、退職給付債
務及び勤務費用の計算方法を見直し、退職給付見込額の期間帰属方法を期間定額
基準から給付算定式基準へ変更するとともに、割引率の決定方法を割引率決定の基礎
となる債券の期間について職員の平均残存勤務期間に近似した年数を基礎に決定す
る方法から退職給付の支払見込期間及び支払見込期間ごとの金額を反映した複数の
割引率を使用する方法へ変更しております。
退職給付会計基準等の適用については、退職給付会計基準第37項に定める経過的
な取扱いに従って、
当事業年度の期首において、
退職給付債務及び勤務費用の計算方
法の変更に伴う影響額を利益剰余金に加減しております。
この結果、
当事業年度の期首
の前払年金費用が24百万円増加し、利益剰余金が17百万円増加しております。
また、
当
事業年度の経常利益及び税引前当期純利益はそれぞれ6百万円増加しております。
■ 役職員の報酬体系
1. 対象役員
当金庫における報酬体系の開示対象となる「対象役員」は、常勤理事及び常勤監事を
いいます。対象役員に対する報酬等は、職務執行の対価として支払う「基本報酬」及び
「賞与」、在任期間中の職務執行及び特別功労の対価として退任時に支払う「退職慰労
金」で構成されております。
(1)報酬体系の概要
【基本報酬及び賞与】
非常勤を含む全役員の基本報酬及び賞与につきましては、総代会において、理事全員
及び監事全員それぞれの支払総額の最高限度額を決定しております。
そのうえで、各理事の基本報酬額につきましては役位や在任年数等を、各理事の賞与
額については前年度の業績等をそれぞれ勘案し、当金庫の理事会において決定しており
ます。また、各監事の基本報酬額及び賞与額につきましては、監事の協議により決定して
おります。
【退職慰労金】
退職慰労金につきましては、在任期間中に毎期引当金を計上し、退任時に総代会で承
認を得た後、支払っております。
なお、当金庫では、全役員に適用される退職慰労金の支払いに関して、主として次の事
項を規定で定めております。
・決定方法
(2)平成26年度における対象役員に対する報酬等の支払総額
区分
対象役員に対する報酬等
支払総額
285百万円
(注) 1.対象役員に該当する理事は8名、
監事は3名です
(期中に退任した者を含む)
。
2.上記の内訳は、
「基本報酬」170百万円、
「賞与」63百万円、
「退職慰労金」51百万
円となっております。
なお、
「賞与」は当年度中に支払った賞与のうち当年度に帰属する部分の金額
(過年度に計上した役員賞与未払金分を除く)と当年度に計上した役員賞与
未払金分の合計額です。
「退職慰労金」は、当年度中に支払った退職慰労金(過年度に繰り入れた引当金
分を除く)と当年度に繰り入れた役員退職慰労引当金の合計額です。
3.使用人兼務役員の使用人としての報酬等を含めております。
(3)その他
「信用金庫法施行規則第132条第1項第6号等の規定に基づき、報酬等に関する事項
であって、信用金庫等の業務の運営又は財産の状況に重要な影響を与えるものとして金
融庁長官が別に定めるものを定める件」
(平成24年3月29日付金融庁告示第22項)第3条
第1項第3号及び第5号並びに第2項第3号及び第5号に該当する事項はありませんでした。
2.対象職員等
当金庫における報酬体系の開示対象となる「対象職員等」は、当金庫の非常勤役員、
当金庫の職員、当金庫の主要な連結子法人等の役職員であって、対象役員が受ける報
酬等と同等額以上の報酬等を受ける者のうち、当金庫の業務及び財産の状況に重要な
影響を与える者をいいます。
なお、平成26年度において、
対象職員等に該当する者はいませんでした。
(注) 1.対象職員等には、期中に退任・退職した者も含めております。
2.
「主要な連結子法人等」とは、当金庫の連結子法人等のうち、当金庫の連結総
資産に対して2%以上の資産を有する会社等をいいます。
3.
「同等額」
は、
平成26年度に対象役員に支払った報酬等の平均額としております。
4.平成26年度において対象役員が受ける報酬等と同等額以上の報酬等を受け
る者はいませんでした。
30
主要な経営指標/預金に関する指標
最近5年間の主要な経営指標の推移
科 目
経
常
経
収
常
当
期
出
利
純
資
出
資
平成22年度
利
総
総
平成24年度
平成25年度
平成26年度
益
8,336,737 千円
8,566,010
8,624,245
9,834,406
9,912,501
益
1,268,496 千円
1,270,812
927,853
2,120,668
2,372,089
益
848,671 千円
818,721
637,472
1,424,224
1,705,620
833
983
1,062
1,120
数
15,861 千口
16,662
19,668
21,251
22,404
793 百万円
額
口
平成23年度
純
資
産
額
18,119 百万円
19,064
20,780
22,249
25,070
総
資
産
額
344,255 百万円
358,056
365,434
383,928
439,034
預 金 積 金 残 高
318,390 百万円
333,118
339,898
357,051
404,051
貸
高
221,007 百万円
233,847
238,061
256,661
274,868
有 価 証 券 残 高
29,748 百万円
34,146
34,002
36,637
49,520
単 体 自 己 資 本 比 率
9.45 %
9.32
9.72
9.13
9.10
出
金
残
4円
3
3
3
3
数
12 人
12
11
10
11
うち 常 勤 役 員 数
10 人
10
9
9
9
出資に対する配当金(出資1口当たり)
役
員
職
員
数
301 人
320
335
350
367
会
員
数
14,111 人
14,856
15,317
15,870
16,215
(注)
1.単体自己資本比率は、
「信用金庫法第89条第1項において準用する銀行法第14条の2の規定に基づき、
信用金庫及び信用金庫連合会がその保有する資
産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準
(平成18年金融庁告示第21号)
」
に基づき算出しております。
なお、
当金庫は国内基準を採用しております。
2.平成20年度以降については、
自己資本比率規制の一部を弾力化する特例
(平成20年金融庁告示第79号)
に基づき、
「その他有価証券の評価差損」
を基
本的項目から控除しておりません。
3.平成25年度以降については、
新しい自己資本比率規制
(バーゼルⅢ)
にて自己資本比率を算出しております。
業務粗利益
科 目
総資産経常利益率・当期純利益率(単位:%)
(単位:千円)
平成26年度
資金運用収支
6,800,554
7,028,376
資金運用収益
7,833,397
8,241,734
資金調達費用
1,032,842
1,213,357
役務取引等収支
261,185
288,673
役務取引等収益
389,350
418,469
役務取引等費用
128,164
129,796
その他業務収支
163,218
110,104
その他業務収益
163,458
116,202
その他業務費用
239
6,098
業 務 粗 利 益
7,224,958
7,427,514
業務粗利益率
1.98%
1.81%
種 類
総資産に対する
利益率の
計算方法です。
平成25年度
平成25年度
平成26年度
総資産経常利益率
0.56
0.56
総資産当期純利益率
0.37
0.40
(注)総資産経常利益率=
経常利益
×100
総資産
(債務保証見返を除く)平均残高
(注)総資産当期純利益率=
当期純利益
×100
総資産
(債務保証見返を除く)平均残高
(注)業務粗利益率=
業務粗利益
×100
資金運用勘定平均残高
調達した資金を
このように
運用しました。
資金運用収支の内訳
種 類
年 度
資 金 運 用 勘 定
う
ち
貸
出
金
う
ち
預
け
金
う ち
有
価
証
券
資 金 調 達 勘 定
う ち
預
金
積
金
平成25年度
平成26年度
平成25年度
平成26年度
平成25年度
平成26年度
平成25年度
平成26年度
平成25年度
平成26年度
平成25年度
平成26年度
平均残高(百万円)
363,955
408,213
247,084
267,092
83,640
97,864
32,241
42,266
352,096
396,373
351,746
393,314
利 息(千円)
7,833,397
8,241,734
7,282,348
7,601,952
151,315
143,102
369,518
466,488
1,032,842
1,213,357
1,029,347
1,206,938
(注)
資金運用勘定は無利息預け金の平均残高
(平成25年度1,524百万円、
平成26年度1,701百万円)
を、
控除して表示しております。
31
利 回(%)
2.15
2.01
2.94
2.84
0.18
0.14
1.14
1.10
0.29
0.30
0.29
0.30
利鞘
(単位:%)
調達、運用に
よって得た
利益です。
平成25年度
平成26年度
資 金 運 用 利 回
2.15
2.01
資 金 調 達 原 価 率
1.68
1.54
総
0.46
0.46
資
金
利
鞘
受取利息・支払利息の増減
(単位:千円)
平成25年度
平成26年度
残高による増減 利率による増減
受
取
利
純増減
残高による増減 利率による増減
純増減
息
218,330
△ 275,393
△ 57,063
727,898
△ 319,560
408,337
う
ち
貸
出
金
248,400
△ 216,068
32,332
554,599
△ 234,994
319,604
う
ち
預
け
金
728
△ 21,663
△ 20,935
63,227
△ 71,440
△ 8,212
う ち 有 価 証 券
△ 30,798
△ 37,661
△ 68,460
110,071
△ 13,100
96,970
息
40,606
△ 146,731
△ 106,124
128,762
51,753
180,515
う ち 預 金 積 金
40,284
△ 146,731
△ 106,446
125,831
51,758
177,590
−
−
−
2,684
−
2,684
支
払
う
ち
利
借
用
金
(注)残高および利率の増減要因が重なる部分については、
両者の増減割合に応じて按分しております。
各種預金の
平均残高です。
預金・譲渡性預金平均残高
種 類
(単位:百万円)
平成25年度
定期預金残高
平成26年度
(単位:百万円)
種 類
285,186
331,599
47,307
うち固定金利定期預金
285,185
331,598
288,773
322,764
うち変動金利定期預金
1
1
うち固定金利定期預金
288,772
322,763
−
−
うち変動金利定期預金
1
1
金
−
−
計
351,746
393,314
62,973
70,549
うち有利息預金
41,541
金
定
譲
動
期
渡
性
性
性
預
預
預
合
そ
期
預
平成26年度
金
金
流
定
平成25年度
の
他
(注)
1. 流動性預金=当座預金+普通預金+無利息型普通預金+貯蓄預金
+通知預金+納税準備預金+別段預金
2. 定期性預金=定期預金+定期積金
3. 固定金利定期とは、
預入時に満期日までの利率が確定する
定期預金です。
4. 変動金利定期とは、
預入期間中の市場金利の変化に応じて
金利が変動する定期預金です。
人格別・年度別・科目別預金残高推移
預金者
預金科目
(単位:百万円)
個 人
法 人
平成25年度
平成26年度
平成25年度
平成26年度
当
座
預
金
448
428
11,591
11,960
普
通
預
金
35,548
34,328
18,523
20,438
貯
蓄
預
金
69
63
−
−
通
知
預
金
24
20
831
879
別段・納税準備預金
283
282
1,649
1,296
定
期
預
金
264,703
304,520
20,482
27,078
定
期
積
金
800
381
2,094
2,375
計
301,879
340,024
55,172
64,027
合
32
貸出金に関する指標
貸出金平均残高
固定金利及び変動金利の区分ごとの貸出金の残高
(単位:百万円)
種 類
平成25年度
平成26年度
貸出金残高
種 類
手
形
貸
付
15,590
21,235
証
書
貸
付
226,284
240,375
当
座
貸
越
807
798
固
定
割
引
手
形
4,401
4,683
変
動
計
247,084
267,092
合
預貸率
期
末
預
貸
71.88
68.02
期 中 平 均 預 貸 率
70.24
67.90
貸出金
預金積金 + 譲渡性預金
平成25年度
256,661
274,868
金
利
44,903
54,041
金
利
211,757
220,826
貸出金償却額
(単位:千円)
平成25年度
貸
出
平成26年度
金
出
平成26年度
率
(注) 預貸率=
貸
(単位:%)
平成25年度
(単位:百万円)
金
償
1,595,342
却
平成26年度
1,173,392
×100
担保の種類別の貸出金残高及び債務保証見返額
ご融資金に
対する
担保別残高です。
貸出金の担保別内訳
種 類
(単位:百万円)
平成25年度
平成26年度
当金庫預金積金
8,087
8,264
有 価 証 券
174
172
産
−
動
債務保証見返の担保別内訳
種 類
平成25年度
平成26年度
当金庫預金積金
−
−
有 価 証 券
−
−
−
動
産
−
−
不
動
産
127,254
133,712
不
動
産
1,245
1,149
そ
の
他
−
−
そ
の
他
67
71
計
135,516
142,150
計
1,312
1,221
信用保証協会・信用保険
30,732
28,379
信用保証協会・信用保険
3
2
保
証
6,831
6,628
保
証
−
−
信
用
83,581
97,710
信
用
205
200
計
256,661
274,868
合
計
1,521
1,424
合
(注)
保証=保証会社等の保証がある貸出金、
信用=代表者のみの保
証人及び第三者保証人がある貸出金で表示しております。
(注)
保証=保証会社等の保証がある貸出金、
信用=代表者のみの保
証人及び第三者保証人がある貸出金で表示しております。
貸出金使途別内訳
(単位:百万円)
平成25年度
区 分
平成26年度
金 額
構成比
金 額
構成比
設
備
資
金
113,734
44.3 %
126,149
45.9 %
運
転
資
金
132,128
51.5
138,802
50.5
住宅ローン・消費資金・その他
10,798
4.2
9,916
3.6
256,661
100.0
274,868
100.0
合
33
(単位:百万円)
計
地域企業の
業種別ご融資金の
内訳です。
貸出金業種別内訳
種 類
(単位:百万円)
平成25年度
貸出金残高
貸出先数
製
造
業
農業、林業、漁業、鉱業、採石業、砂利採取業
建
設
業
電 気・ガ ス・熱 供 給・水 道 業
情 報 通 信 業
運 輸 業 、郵 便 業
卸 売 業 、小 売 業
金 融 業 、保 険 業
不
動
産
業
物 品 賃 貸 業
学術研究、専門・技術サービス業
宿
泊
業
飲
食
業
生活関連サービス業、娯楽業
教育、学習支援業
医 療 ・ 福 祉
その他のサービス
小
計
国・地方公共団体
個
人
合
計
736 件
1
283
−
28
62
420
16
501
7
48
18
152
107
12
116
139
2,646
1
1,410
4,057
構成比
53,257
48
10,338
−
484
8,594
21,903
3,252
94,684
3,175
780
6,069
5,726
16,457
583
13,665
5,381
244,404
850
11,406
256,661
20.7 %
0.0
4.0
−
0.2
3.3
8.5
1.3
36.9
1.2
0.3
2.4
2.2
6.4
0.2
5.3
2.1
95.2
0.3
4.4
100.0
平成26年度
貸出金残高
貸出先数
714 件
1
299
−
23
62
412
18
545
7
45
16
142
105
13
107
148
2,657
2
1,303
3,962
構成比
49,743
43
10,860
−
438
8,451
22,253
8,772
110,462
2,512
854
5,390
4,339
18,339
592
12,099
7,205
262,358
1,825
10,684
274,868
18.1 %
0.0
4.0
−
0.2
3.1
8.1
3.2
40.2
0.9
0.3
2.0
1.6
6.7
0.2
4.4
2.6
95.4
0.7
3.9
100.0
(注)
業種別区分は日本標準産業分類の大分類に準じて記載しております。
当金庫は、
国内の限定されたエリアにて事業活動を行っているため、
「地域別」
の区分は省略しております。
一般貸倒引当金、個別貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額
予測される
貸倒に備えて
費用処理をした
引当金です。
種 類
年 度
一 般 貸 倒 引 当 金
個 別 貸 倒 引 当 金
合
計
平成25年度
平成26年度
平成25年度
平成26年度
平成25年度
平成26年度
期首残高
当期増加高
1,567
986
1,057
752
2,624
1,739
986
904
752
666
1,739
1,571
(単位:百万円)
当期減少額
目的使用
その他
−
1,567
−
986
211
845
20
732
211
2,412
20
1,718
期末残高
986
904
752
666
1,739
1,571
業種別の個別貸倒引当金及び貸出金償却の残高等
種 類
製
造
業
農業、林業、漁業、鉱業、採石業、砂利採取業
建
設
業
電 気・ガ ス・熱 供 給・水 道 業
情 報 通 信 業
運 輸 業 、 郵 便 業
卸 売 業 、 小 売 業
金 融 業 、 保 険 業
不
動
産
業
物 品 賃 貸 業
学術研究、専門・技術サービス業
宿
泊
業
飲
食
業
生活関連サービス業、娯楽業
教育、学習支援業
医 療 ・ 福 祉
その他のサービス
国・地方公共団体
個
人
合
計
期首残高
25年度 26年度
50
−
40
−
−
72
179
−
513
−
0
−
49
−
−
32
5
−
109
1,053
55
−
28
−
18
67
160
−
284
−
−
−
42
−
−
−
−
−
93
749
(単位:百万円)
個別貸倒引当金
当期増加額
当期減少額
25年度 26年度 25年度 26年度
55
−
28
−
18
67
160
−
284
−
−
−
42
−
−
−
−
−
93
749
95
−
81
−
13
64
64
−
184
−
−
−
20
−
−
81
3
−
53
663
50
−
40
−
−
72
179
−
513
−
0
−
49
−
−
32
5
−
109
1,053
貸出金償却
期末残高
25年度 26年度
25年度
26年度
95
−
81
−
13
64
64
−
184
−
−
−
20
−
−
81
3
−
53
663
1,269
−
−
−
−
−
48
−
385
−
6
−
7
20
−
22
41
−
5
1,806
17
−
32
−
5
−
266
−
305
−
−
−
−
−
−
520
29
−
−
1,178
55
−
28
−
18
67
160
−
284
−
−
−
42
−
−
−
−
−
93
749
55
−
28
−
18
67
160
−
284
−
−
−
42
−
−
−
−
−
93
749
(注)
業種別区分は日本標準産業分類の大分類に準じて記載しております。
国内の限定されたエリアにて事業活動を行っているため、
「地域別」
の区分は省略しております。
当金庫は、
34
有価証券に関する指標/その他の業務に関する指標/連結に関する 有価証券の残存期間別残高
平成25年度
(単位:百万円)
種 類
国
1年以下
1年超
3年以下
3年超
5年以下
5年超
7年以下
7年超
10年以下
10年超
期間の定め
のないもの
債
102
131
1,434
4,810
8,703
2,638
−
債
−
−
−
−
−
−
−
社
債
1,381
1,828
1,113
1,337
7,299
−
−
株
式
−
−
−
−
−
−
4,382
地
方
外
国
証
券
−
−
−
−
−
−
−
投
資
信
託
−
−
−
−
−
−
1,225
そ の 他 の 証 券
合
計
−
−
−
−
−
−
247
1,484
1,959
2,548
6,147
16,003
2,638
5,855
平成26年度
(単位:百万円)
種 類
1年以下
1年超
3年以下
3年超
5年以下
5年超
7年以下
7年超
10年以下
10年超
期間の定め
のないもの
債
129
405
2,359
9,595
5,680
9,312
−
債
−
−
−
−
−
−
−
社
債
782
1,567
1,064
2,306
7,890
−
−
株
式
−
−
−
−
−
−
6,359
国
地
方
外
国
証
券
−
−
−
−
−
−
−
投
資
信
託
−
−
−
−
−
−
1,754
そ の 他 の 証 券
合
計
−
−
−
−
−
−
310
912
1,973
3,424
11,902
13,570
9,312
8,425
保有する国債・
株式・外国証券
などの平均残高
です。
有価証券種類別平均残高
種 類
国
債
地
方
債
社
債
株
式
外
国
証
券
投
資
信
託
そ の 他 の 証 券
合
計
平成25年度
16,392
−
11,702
3,013
−
846
286
32,241
(単位:百万円)
平成26年度
26,843
−
13,319
5,713
−
1,408
284
47,569
預証率
(単位:%)
平成25年度
期
末
預
証
平成26年度
率
10.26
12.25
期 中 平 均 預 証 率
9.16
10.74
有価証券
(注)預証率=
×100
預金積金+譲渡性預金
子会社・子法人等株式及び関連法人等株式(単位:百万円)
平成25年度
平成26年度
貸借
貸借
対照表 時 価 差 額 対照表 時 価 差 額
計上額
計上額
子会社・子法人等株式
関連法人等株式
合 計
10
−
10
−
−
−
−
−
−
10
−
10
−
−
−
−
−
−
(注)
時価を把握することが極めて困難と認められるため、時価及び差額は、表示
しておりません。
満期保有目的の債券
種 類
時価が貸借対
照表計上額を超
えるもの
時価が貸借対
照表計上額を超
えないもの
合
国
社
そ
小
国
社
そ
小
債
債
の 他
計
債
債
の 他
計
計
(単位:百万円)
貸借対照表計上額
4,866
1,900
−
6,766
−
−
−
−
6,766
平成25年度
時 価
5,054
1,911
−
6,966
−
−
−
−
6,966
差 額
平成26年度
貸借対照表計上額
時 価
187
11
−
199
−
−
−
−
199
(注)
1. 時価は、
期末日における市場価格等に基づいております。
2. 上記の
「その他」
は、
外国証券です。
3. 時価を把握することが極めて困難と認められる有価証券は本表には含まれておりません。
35
6,005
1,600
−
7,605
−
−
−
−
7,605
6,203
1,606
−
7,809
−
−
−
−
7,809
差 額
197
6
−
204
−
−
−
−
204
事項
その他有価証券
(単位:百万円)
種 類
株
債
貸借対照表計上額が取
得原価を超えるもの
そ
小
株
債
貸借対照表計上額が取
得原価を超えないもの
そ
小
合
貸借対照表計上額
2,351
22,685
12,954
−
9,731
842
25,880
2,015
1,330
−
−
1,330
630
3,975
29,855
式
券
国 債
地 方 債
社 債
の
他
計
式
券
国 債
地 方 債
社 債
の
他
計
計
平成25年度
取得原価
差 額
貸借対照表計上額
5,184
33,190
21,477
−
11,713
1,948
40,323
1,160
298
−
−
298
116
1,575
41,899
216
436
279
−
157
102
755
△ 113
△2
−
−
△2
△ 89
△ 204
550
2,135
22,248
12,675
−
9,573
740
25,125
2,128
1,332
−
−
1,332
719
4,180
29,305
平成26年度
取得原価
4,449
32,131
20,724
−
11,406
1,567
38,148
1,248
300
−
−
300
124
1,672
39,821
差 額
734
1,059
752
−
307
380
2,175
△ 87
△1
−
−
△1
△8
△ 97
2,077
(注)
1. 貸借対照表計上額は、
期末日における市場価格等に基づいております。
2. 上記の
「その他」
は、
外国証券及び投資信託です。
3. 時価を把握することが極めて困難と認められる有価証券は本表には含まれておりません。
時価を把握することが極めて困難と認められる有価証券
平成25年度
平成26年度
貸借対照表計上額
貸借対照表計上額
子 会 社・子 法 人 等 株 式
非
上
場
株
合
売買目的有価証券
(単位:百万円)
10
10
式
5
5
計
15
15
該当ありません
デリバティブ取引
該当ありません
外国為替取扱高
商品有価証券平均残高
当金庫は外国為替を取扱っておりません
該当ありません
代理貸出金残高
金銭の信託
平成26年度
該当ありません
信
内国為替取扱高
中
央
金
庫
住 宅 金 融 支 援 機 構
(単位:百万円)
送金・振込為替
件 数(件)
金 額
区 分
向
為
仕 向 為
金
日 本 政 策 金 融 公 庫
平成26年度
仕
被
(単位:百万円)
種 類
金 融 機 関 等 業 務 代 理
替
替
そ
523,567
309,126
10,827
13,921
305,137
326,958
3,355
5,581
の
他
合
代金取立
件 数(件)
金 額
計
口 数(口)
46
24
15
7
10
56
金 額
1,221
1,154
5
60
26
1,247
オフ・バランス取引の状況
(単位:百万円)
項 目
オ フ・バ ラ ン ス 取 引
平成25年度
1,365
平成26年度
1,243
(注)
オフ・バランス取引項目は代理貸付等で当金庫が債務の保証をしているもの
などをリスク・ウエイトによって算出した額の合計です。
金庫及びその子会社等の概況
当金庫及び子会社ショウコウビジネスサービス㈱との連結をしており、子会社は、当庫業務の一部門としての役割を占めています。子会社の業務は当
金庫の委託したもので、不動産の保守管理、事務帳票等の印刷、
ダイレクトメール業務等が主な内容となっています。組織としては、金庫OB及び出向者
が構成員であり金庫100%の子会社であります。また、子会社においては収支ともほとんどが金庫業務によるものであり直近年度での子会社の当期純
利益は272万円に過ぎず連結による影響は軽微なものであります。
会社名・所在地
当金庫100%
出資の子会社
です。
ショウコウビジネスサービス ㈱
東大阪市今米1-2-48
資本金
事業の内容
設立年月日
当金庫出資比率
10,000千円
大阪商工信用金庫の
委託による業務
昭和60年9月10日
100%
連結会計年度における主要な経営指標の推移
科 目
平成22年度
連
結
経
常
収
益
連
結
経
常
利
益
連
連
連
連
結
当
結
結
結
期
純
総
自
己
純
資
資
資
利
産
産
本
比
益
額
額
率
8,336,672 千円
1,269,515 千円
849,179 千円
18,131 百万円
344,259 百万円
9.46 %
平成23年度
8,566,045
1,273,007
819,963
19,077
358,058
9.33
平成24年度
8,624,245
936,830
642,911
20,799
365,437
9.73
平成25年度
9,834,406
2,124,027
1,426,515
22,270
383,930
9.14
平成26年度
9,912,509
2,376,449
1,708,340
25,094
439,042
9.11
(注)
1.連結自己資本比率は、
「信用金庫法第89条第1項において準用する銀行法第14条の2の規定に基づき、
信用金庫及び信用金庫連合会が保有する資産等に照らし自己資本の充実
の状況が適当であるかどうかを判断するための基準」
(平成18年金融庁告示第21号)
に定められた算式に基づき算定しております。なお、
当金庫は国内基準を採用しております。
2.平成20年度以降については、
自己資本比率規制の一部を弾力化する特例
(平成20年金融庁告示第79号)
に基づき、
「その他有価証券の評価差損」
を基本的項目から控除して
おりません。
3.平成25年度以降については、
新しい自己資本比率規制
(バーゼルⅢ)
にて自己資本比率を算出しております。
36
連結に関する事項
連結自己資本比率
(1)自己資本調達手段の概要
当金庫の自己資本は、地域の皆さまからお預かりしている出資金(1,120百万円)のほか、
これまで積み立てている内部留保等を含めて、平成27
年3月末の自己資本の額は24,314百万円となりました。
(2)自己資本の充実度に関する評価方法の概要
当金庫では自己資本比率については表面的な数字のみならず自己資本比率の中身こそが経営の健全性を表すものであると考え、
自己資本比率の
質を重視した経営を行ってまいりました。そのため繰延税金資産の圧縮に努めるほか安易な出資金の増加を厳しく慎んでまいりました。その結果、平
成26年度の自己資本比率は9.11%と国内基準である4%を大きく上回っており、
経営の健全性・安全性を確保していると評価しています。
連結自己資本比率
項 目
コ ア 資 本 に 係 る 基 礎 項 目 ( 1 )
普通出資又は非累積的永久優先出資に係る会員勘定の額
う ち 、 出 資 金 及 び 資 本 剰 余 金 の 額
う
ち
、
利
益
剰
余
金
の
額
う ち 、 外 部 流 出 予 定 額 ( △ )
う ち 、 上 記 以 外 に 該 当 す る も の の 額
コア資本に算入されるその他の包括利益累計額又は評価・換算差額等
う ち 、 為 替 換 算 調 整 勘 定
う ち 、 退 職 給 付 に 係 る も の の 額
コ ア 資 本 に 係 る 調 整 後 少 数 株 主 持 分 の 額
コア資本に係る基礎項目の額に算入される引当金の合計額
う ち 、 一 般 貸 倒 引 当 金 コ ア 資 本 算 入 額
う ち 、 適 格 引 当 金 コ ア 資 本 算 入 額
適格旧資本調達手段の額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
公的機関による資本の増強に関する措置を通じて発行された資本
調達手段の額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
土地再評価額と再評価直前の帳簿価額の差額の45%に相当する額の
うち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
少数株主持分のうち、経過措置によりコア資本に係る基
礎 項 目 の 額 に 含 ま れ る 額
コ ア 資 本 に 係 る 基 礎 項 目 の 額 ( イ )
コ ア 資 本 に 係 る 調 整 項 目 ( 2 )
無形固定資産(モーゲージ・サービシング・ライツに係るものを除く。)の額の合計額
うち、のれんに係るもの(のれん相当差額を含む。)の額
うち、のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツに係るもの以外の額
繰延税金資産(一時差異に係るものを除く。)の額
適
格
引
当
金
不
足
額
証券化取引に伴い増加した自己資本に相当する額
負債の時価評価により生じた時価評価差額であって自己資本に算入される額
退 職 給 付 に 係 る 資 産 の 額
自己保有普通出資等(純資産の部に計上されるものを除く。)の額
意図的に保有している他の金融機関等の対象資本調達手段の額
少数出資金融機関等の対象普通出資等の額
信 用 金 庫 連 合 会 の 対 象 普 通 出 資 等 の 額
特 定 項 目 に 係 る 1 0 % 基 準 超 過 額
うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関連するものの額
うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関連するものの額
うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関連するものの額
特 定 項 目 に 係 る 1 5 % 基 準 超 過 額
うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関連するものの額
うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関連するものの額
うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関連するものの額
コ ア 資 本 に 係 る 調 整 項 目 の 額 ( ロ )
自
己
資
本
自 己 資 本 の 額 ( ( イ ) − ( ロ ) ) ( ハ )
リ ス ク ・ ア セ ッ ト 等 ( 3 )
信 用 リ ス ク ・ ア セ ッ ト の 額 の 合 計 額
うち、経過措置によりリスク・アセットの額に算入される額の合計額
うち、無形固定資産(のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツに係るものを除く。)
う
ち
、
繰
延
税
金
資
産
う ち 、 退 職 給 付 に 係 る 資 産
うち、他の金融機関向けエクスポージャー
う ち 、 上 記 以 外 に 該 当 す る も の の 額
オペレーショナル・リスク相当額の合計額を8%で除して得た額
信 用 リ ス ク ・ ア セ ッ ト 調 整 額
オ ペ レ ー シ ョ ナ ル ・ リ ス ク 相 当 額 調 整 額
リスク・アセット等の額の合計額 (ニ)
連
結
自
己
資
本
比
率
連結自己資本比率((ハ)/(ニ))×100
(単位:百万円)
経過措置による
不算入額
平成25年度
平成26年度
21,494
1,062
20,497
61
△4
—
—
—
—
986
986
—
—
23,212
1,120
22,162
65
△5
—
—
—
—
904
904
—
—
—
—
256
231
—
—
22,738
24,347
—
—
—
—
—
—
—
—
—
—
—
—
—
—
—
—
—
—
—
—
—
54
—
54
—
—
—
—
42
—
—
—
—
—
—
—
—
—
—
—
—
24,314
235,594
△1,285
54
—
42
△1,952
571
13,126
—
—
248,720
253,308
△658
35
—
99
△1,500
706
13,379
—
—
266,687
(%)
35
—
35
—
—
—
—
99
—
—
—
—
—
—
—
—
—
—
—
—
8
—
8
—
—
—
—
24
—
—
—
—
—
—
—
—
—
—
—
—
33
22,738
9.14
経過措置による
不算入額
9.11
(%)
(注)自己資本比率の算出方法を定めた「信用金庫法第89条第1項において準用する銀行法第14条の2の規定に基づき、信用金庫及び信用金庫連合会が保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当である
かどうかを判断するための基準(平成18年金融庁告示第21号)
」に基づき算出しております。
なお、当金庫は国内基準を採用しております。
37
連結自己資本の充実度に関する事項
(単位:百万円)
平成25年度
④他の金融機関等の対象資本
調達手段に係るエクスポージャーに
係る経過措置によりリスク・アセットの
額に算入されなかったものの額
平成26年度
リスク・アセット 所要自己資本額 リスク・アセット 所要自己資本額
イ.信用リスクアセット・
所要自己資本の額合計
△1,952
235,594
9,423
253,308
10,132
①標準的手法が適用されるポートフォリオ
ごとのエクスポージャー
ロ.オペレーショナル・リスク相当額を
8%で除して得た額
236,975
9,479
254,102
10,164
ハ.連結総所要自己資本額(イ+ロ)
ⅰ ソブリン向け
ⅱ 金融機関向け
ⅲ 法人等向け
ⅳ 中小企業等・個人向け
ⅴ 抵当権付住宅ローン
ⅵ 不動産取得等事業向け
ⅶ 三月以上延滞等
ⅷ 信用保証協会等保証付
ⅸ 出資等
ⅹ 上記以外
30
9,531
130,141
15,923
2,024
44,068
1,222
1,641
5,444
26,948
1
381
5,205
636
80
1,762
48
65
217
1,077
55
10,392
139,396
17,088
1,964
51,844
697
1,661
7,111
23,891
2
415
5,575
683
78
2,073
27
66
284
955
②証券化エクスポージャー
̶
̶
̶
̶
③経過措置によりリスクアセットの
額に算入されるものの額
571
22
706
28
債券や株式
などに投資した
金額です。
連結貸借対照表 資産
(
資
産
の
部
)
(
券
36,627
49,510
借
金
256,661
274,868
産
1,742
1,726
の
他
資
有
形
固
定
資
産
6,878
7,245
無
形
固
定
資
産
54
44
42
124
923
540
退職給付にかかる資産
企業や個人の
お客さまにご融資
したお金です。
繰
延
税
債
務
保
資
債
の
金
部
)
積
用
金
357,030
404,029
金
−
5,000
そ
の
他
負
債
2,286
2,673
賞
与
引
当
金
243
267
退職給付に係る負債
−
−
役員退職慰労引当金
290
264
そ
金
34
34
再評価に係る繰延税金負債
の
他
引
当
253
253
見
返
1,521
1,424
債
金
△ 1,739
△ 1,571
負
一 般 貸 倒 引 当 金
△ 986
△ 904
( 純 資 産 の 部 )
個 別 貸 倒 引 当 金
△ 752
△ 666
出
383,930
439,042
利
倒
産
証
引
の
当
部
合
計
(単位:千円)
平成25年4月 1日から
平成26年3月31日まで
科 目
ご融資や
国債などからの
利息収入です。
経
常
収
平成26年4月 1日から
平成27年3月31日まで
務
債
保
の
部
合
資
益
剰
余
証
1,521
1,424
計
361,660
413,948
金
1,062
1,120
金
20,497
22,162
処
分
未
済
持
分
△4
△5
会
員
勘
定
合
計
21,555
23,277
その他有価証券評価差額金
397
1,499
土 地 再 評 価 差 額 金
317
317
評価・換算差額等合計
714
1,816
益
9,834,406
9,912,509
純 資 産 の 部 合 計
22,270
25,094
資 金 運 用 収 益
7,833,397
8,241,734
負債及び純資産の部合計
383,930
439,042
貸
出
金
利
息
7,282,348
7,601,952
預
け
金
利
息
151,315
143,102
有価証券利息配当金
369,518
466,488
その他の受入利息
30,215
30,190
役 務 取 引 等 収 益
389,350
418,469
連結剰余金勘定
そ の 他 業 務 収 益
163,458
116,202
そ の 他 経 常 収 益
1,448,200
1,136,102
用
7,710,379
7,536,059
科 目
資 金 調 達 費 用
経
常
費
(単位:千円)
平成25年度
平成26年度
(平成26年3月31日) (平成27年3月31日)
1,032,839
1,213,353
(利益剰余金の部)
息
1,027,836
1,205,667
利益剰余金期首残高
19,194,791
20,515,417
給付補塡備金繰入額
1,508
1,266
利 益 剰 余 金 増 加 高
1,426,515
1,708,340
息
−
2,684
益
1,426,515
1,708,340
その他の支払利息
3,494
3,734
利 益 剰 余 金 減 少 高
123,380
61,006
役 務 取 引 等 費 用
128,164
129,796
61,006
そ の 他 業 務 費 用
239
6,098
費
4,865,191
4,891,597
そ の 他 経 常 費 用
預
金
借
用
利
金
利
経
1,683,944
1,295,214
却
1,595,342
1,173,392
貸倒引当金繰入額
−
−
一般貸倒引当金純繰入額
−
−
個別貸倒引当金純繰入額
−
−
その他の経常費用
88,601
121,821
貸
出
金
償
経
常
利
益
2,124,027
2,376,449
特
別
利
益
−
−
固 定 資 産 処 分 益
−
−
貸倒引当金戻入益
−
−
償 却 債 権 取 立 益
−
−
その他の特別利益
−
−
失
34,275
5,060
固 定 資 産 処 分 損
34,275
5,060
その他の特別損失
−
−
別
損
税金等調整前当期純利益
2,089,751
法人税、住民税及び事業税
512,362
771,362
法 人 税 等 調 整 額
150,873
△ 48,313
1,426,515
1,708,340
当
負
(単位:百万円)
平成25年度
平成26年度
(平成26年3月31日) (平成27年3月31日)
産
連結損益計算書
特
535
10,667
資
貸
金
各預金口座に
預けていただいた
金額です。
有
そ
13,379
266,687
科 目
預
出
525
9,948
連結貸借対照表 負債及び純資産
(単位:百万円)
105,128
貸
13,126
248,720
6.
連結総所要自己資本額=連結自己資本比率の分母の額×4%
81,218
証
△60
<オペレーショナル・リスク相当額
(基礎的手法)
の算定方法>
粗利益
(直近3年間のうち正の値の合計額)
×15%
÷8%
直近3年間のうち粗利益が正の値であった年数
現 金 及 び 預 け 金
価
△1,500
(注)1.
所要自己資本の額=リスクアセット×4%
2.
「エクスポージャー」とは、資産(派生商品取引によるものを除く)並びにオフバランス取引及び派生商品取引の与信相当額です。
3.
「ソブリン」
とは、中央政府、中央銀行、地方公共団体、地方公共団体金融機構、我が国の政府関係
機関、土地開発公社、地方住宅供給公社、地方道路公社、外国の中央政府以外の公共部門(当該
国内においてソブリン扱いになっているもの)、国際開発銀行、国際決済銀行、国際通貨基金、欧
州中央銀行、欧州共同体、信用保証協会、農業信用基金協会及び漁業信用基金協会のことです。
4.「三月以上延滞等」
とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3ヵ月以上延滞している債
務者に係るエクスポージャー及び「ソブリン向け」、
「金融機関向け」、
「法人等向け」においてリス
ク・ウェイトが150%になったエクスポージャーのことです。
5.
オペレーショナル・リスクは、当金庫は基礎的手法を採用しております。
平成25年度
平成26年度
(平成26年3月31日) (平成27年3月31日)
科 目
△78
期
純
利
益
2,371,388
当
期
純
利
配
当
金
55,470
そ
の
他
67,909
−
利益剰余金期末残高
20,497,927
22,162,750
●退職給付にかかる会計方針の変更にともない、利益剰余金期首残高の調整を行って
おります。
連結リスク管理債権額
区 分
破
延
綻
滞
先
債
債
平成25年度
権
権
額
額
3ヵ月以上延滞債権額
貸出条件緩和債権額
合
計
263
4,466
−
331
5,061
(単位:百万円)
平成26年度
255
5,210
−
366
5,832
●期中発生のリスク管理債権については従来より償却・引当等により処理しており資産
の良化に努めております。この結果、
不良債権比率は2.12%となりました。
なお、別途貸倒引当金904百万円(平成26年度)
を引当てておりますので引続き資産
内容は高い健全性を維持しています。
38
平成27年7月現在
梅田支店
梅 田 支 店
大阪市北区太融寺町5番15号 梅田イーストビル
平成27年7月
Fly UP