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内定獲得できる本 菊池啓子著特別ワークシート あなたのやる気スイッチ

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内定獲得できる本 菊池啓子著特別ワークシート あなたのやる気スイッチ
菊池啓子著
『一週間で完成! 内定獲得できる本』
読者特典
【あなたのやる気スイッチ発見シート】
「やりがい」や「やる気の素」は
あなたの中にあります。
自分はどうすればやる気になるのか、
どんな時にやる気がなくなるのかを知っておくと、
いつ、
いかなる環境であっても
自分のチカラでやる気を育て、
やりがいを感じられるようになります。
また、
「自分に合った仕事や会社」選びにも役立てられます。
自分の考え方や感じ方に
近い環境=
“自分に合う”
につながるからです。
3つのステップに沿って、
あなたの
“やる気”
と
“特性”
を見つけましょう。
参考文献:
『
「影響言語」
で人を動かす』
シェリー・ローズ・シャーベイ
実務教育出版
― P1 ―
ステップ1●あなたの
「思考傾向」
をチェック
【仕事をしている自分】を想像してください。
次の質問で、あなたの行動や気持ちに近いのはどちらですか? 記号に○をつけましょう。
どちらがいい、悪いということではありません。また、どちらかに完全に分類ができるほど、人の特性は単純
ではありません。
「どちらかといえば、こっちかな?」
「仕事の状況ではこっちかも」という感じで、自分の 起動
スイッチ を知るための道具のひとつとして考えてください。
1
2
3
●どちらが自分の行動に近いですか?
じっと座っているのは苦手 A B 長時間座っていることをいとわない
話しながら考える A B 考えてから話す
話し言葉が短く、早口。
話し言葉が長く、ゆっくり話す。
AB
言い切る感じが多い
語尾が曖昧になることや条件的な言い方が多い
●物事がうまく運ぶのは
自分の努力や実力の結果だと思う A B 運がよかったためだと思う
●上司からどちらの言葉をかけられたいですか?
「とにかくやってみよう」 A B「まずはじっくり考えてみよう」
●どちらが自分の行動に近いですか?
ゴールに到達するまでに起こるであろう問題を
目標やゴールを意識することでやる気が起こる C D 意識する
問題解決や課題抽出とか、めんどうくさい C D「どうしたい?」
「どうなりたい?」
と聞かれると戸惑う
●どちらがやる気になれますか?
目標を達成する C D 問題を解決する
●調子がいい時上司に呼び出されると
「ほめてもらえるのかな」と思う C D「何か問題があったかな」と思う
●目標を提示された時
「できたら、こんなにいいことがある!」と思う C D「できなかったら、大変なことになる」と思う
●どちらが自分の行動に近いですか?
ほめられると嬉しいが、自分自身で納得しないと 気が済まない E F ほめられないと、やる気がなくなる
決断は、自分一人でする E F 何かを決定する時には、誰かに相談をする
●自分ではうまくいったと思うのに、周囲からの評価が得られない場合
「みんなわかってないな」と思う E F 「どこが悪かったのか?」と周囲に聞く
●上司から「××という本は参考になるよ」
と言われたら
「読んでおくように」という指示だと思い、
情報のひとつだと考え、気が向いたら買いに行く E F
すぐに買いに行く
●自分が営業職だとしたら
売上ランキングの順位はあまり気にならない E F 売上ランキングの順位がとても気になる
●どちらが自分の行動に近いですか?
「好きにやっていいよ」と言われると、嬉しい G H マニュアルなどがあると、安心する
やりっぱなしの作業があってもあまり気にならない G H 作業の区切りをきちんとつけないと、次に進めない
4
次から次へと新しいことがやりたい G H 手順通りに最後までやり遂げたい
「前例がない」と言われるとワクワクする G H「いつもどおりミスがない」と言われると嬉しい
●必ず成功する!というやり方を教えられたら
自分なりの工夫を加えたい G H 教えられたとおりにやる
1、2、
3、
4それぞれのカテゴリーで2つのタイプに分けることができます(1ならAかB)。
記号が多いほうがあなたの思考傾向です。
とはいえ、
この結果を鵜呑みにしないこと。
これをきっかけに考察を深めていくことで、
自己理解を深めていきましょう。
― P2 ―
ステップ2●あなたの
「思考傾向」
をチェック
前ページのチェックシートで選んだA∼Hの特性をチェックしましょう。
❶
【行動への移し方】
率先して物事を始めますか?
ほかの人が行動を起こすのを待ちますか?
まず行動に移したいと思うのか、
よく検討してから行動を起こしたいのか、
どちらでしょうか。
【A 主体・行動型】
行動することでやる気が高まり、率先して行動を起こします。あまり考えずに
行動に移し、反射的に動いたり、猪突猛進な印象もあります。待っていること
ができず、
自分で率先して周りを動かしていきたいと思っています。躊躇なく
行動を起こし、
状況を分析したり考えたりすることなく、まっしぐらに進んで
いきます。飛び出して行って仕事を片付けることには長けていますが、人が
行動を起こすのを気長に待つことができません。
【B 反映・分析型】
まず、考えてから行動に移します。他人が率先して行動を起こすのを待ち、機
が熟してから行動を起こします。行動を起こす前に十分に状況を把握して見
極めたいと思うので、
考えすぎてなかなか行動に移せなかったり、観察や分析
をするだけで、
行動に移さずに終わってしまうことがあるかもしれません。分
析能力に優れていて、
周囲の反応を待つことができます。
たとえば、アルバイトをしようと思った時。
「主体・行動型」の人は、思い立った瞬間に、道を
歩いていて見つけた張り紙のお店に、飛び込みで面接に行ってしまうかもしれません。
「反映・分析型」の人は、友だちにどんなアルバイトをしているのかを聞いてみたり、アルバ
イト検索サイトでいくつもの案件を見比べてみるかもしれません。
「主体・行動型」の人が、慎重な判断のうえに行動するような組織や仕事だと、イライラして
しまうかもしれません。
「反映・分析型」の人が、
「理論よりもまず行動!」というような組織や仕事だと、ストレスが
溜まってしまうかもしれません。
― P3 ―
❷
【行動のきっかけ】
行動を起こす引き金は何でしょうか?
目標を達成しようとする時と、
問題を解決・回避しようとする時とでは、
どちらのほうがやる気は高まりますか。
【C 目的志向型】
自分の目標に意識を集中し、目標達成という観点から物事を考えます。そし
て、所有したり、取得したり、達成したり、到達したりと、目標を持つことでや
る気が出てきます。
目標を達成することに関心があるので、物事の優先順位を付けるのが得意で
す。その一方、問題解決や課題抽出、またそれを回避したりするのは得意では
ありません。
目標が見えないと、
やる気は急速になくなります。
【D 問題回避型】
事前に起こりそうな問題をシミュレーションしてその対策を考えておいた
り、解決するべき問題や回避するべきことがあると、やる気が高まります。締
切があることで、行動を起こすことができ、無意識のうちに「何がうまくいか
ないか」ということに注意を向けています。問題に取り組み始めたら、ほかの
ことが目に入らなくなり、
目標に注意を向け続けることが苦手です。
ポジティブ・ネガティブではありません。何かを成し遂げたいと思った時に、
「どうすれば達
成ができるのか」と目標に意識が向くのか、
「達成するために越えなければいけない壁はこ
れとこれ」という課題に意識が向くのか、ということです。
たとえば、大変なレポート提出の期限が迫っている時。
「目的志向型」の人は、
「提出が終わっ
たら、ぱーっと旅行にでも行こう!」と思うと、やる気が一気に上がったりします。一方「問
題回避型」の人は、
「これ提出できなかったら、大変なことになるぞ……」と思うと作業がは
かどります。
仕事や組織では、多少の失敗よりも成果を上げるほうが重視される場と、絶対にミスが許さ
れない場があります。どちらの場が自分の特性を発揮できるのかを考えてみましょう。
― P4 ―
❸
【やる気の基準】
何をきっかけにやる気になりますか?
自分の中にある基準や信念がやる気のもとですか? それとも、
外側からの情報や評価によってやる気になりますか?
【E 内的基準型】
自分が大切にしていることに自分なりの価値基準を持っていて、それに基づ
いて、自ら判断を下します。外部から情報を集め、自分の価値基準に照らし合
わせて、
自分で判断することでやる気が高まります。他人から教えられたこと
は、
情報のひとつと考えます。
また、他人からの指示には抵抗する傾向もあり、
周囲からの評価や情報がなくても、自分なりに納得をしていきます。周囲が
ほめてくれることは、もちろん嬉しいのですが、自分が納得しないと評価を
されてもピンときません。
【F 外的基準型】
周囲の評価や外部の情報などを判断の基準にし、それによって動機づけがさ
れ、やる気が高まります。自分がうまくできたかどうかを判断したり、やる気
を維持したりするのに、周りからのフィードバックを必要とします。また、単
なる情報も決定や命令として捉え、提示された基準や一般化したものやチェ
ックリストなどと自分の行動を比較します。仕事でも「上司がきちんと見て
くれている」
「ちゃんとほめてくれた」など、周りの評価がないと、自分がうま
くできているかどうかわからず、やる気がなくなってきます。
仕事の評価のされ方は、組織や仕事によってさまざまです。
「内的基準」の人は、放っておか
れても別に大丈夫ですが、
「外的基準」の人は、良い場合も悪い場合も、周囲からきちんと伝
えてもらえないと不安になってしまいます。
自分はどのような関わり方を望んでいるのでしょう。これを理解しておくことは、職場環境
を考えるのに必要なポイントです。
― P5 ―
❹
【やる気の要因】
やる気が高まるには、何があったらいいですか?
絶えず違うやり方を考えるのと、
決まったことをやり遂げるのと、
どちらがやる気が高まりますか?
【G オプション型】
今までと違ったやり方で何かをする機会や可能性がある時に、やる気を出し
ます。常に違うやり方や新しいことを考えたり、発展させたり、自分で選択が
できることを好みます。無限の可能性やアイデアを考えたり、ルールを曲げ、
型破りなことをすることにワクワクします。新しいことを立ち上げることは
好きですが、選択肢が狭められてしまう気がして、ひとつのことに専念し続
けることができません。用意された手順や、マニュアルどおりにやるという
ことを、
苦手とする場合があります。
【H プロセス型】
正しいやり方や、手順に従うこと、信頼が置けることを大切にします。マニュ
アルや手順が整っていないと不安を感じたり戸惑う場合があります。決まっ
た手順が一度与えられると、
繰り返しそれに従うことができます。手順通りに
物事が運ぶことに幸せを感じ、始めたことは何としてでも終わらせようとし
ます。
「なぜ(Why)物事がそうであるのか」ではなく、
「どのように(How)そ
れをするのか」
に興味を持っています。
常に改善を求められ、新しい方法を生み出さなければならない仕事もあれば、手順やルール
が厳格で、ひとつひとつ確認をしながら進める仕事もあります。仕事の仕方や教えられ方
も、業界や会社や組織によってもそれぞれです。
― P6 ―
ステップ3●【特性確認シート】
で合う仕事を考える
それぞれの項目を組み合わせて考えた時、自分にはどのような行動や考え方があ
ると思いますか? ステップ2でチェックした4項目の特性を考えながら、
「自分
はどんなパターンを持つ人なのだろうか」を、次のページの【特性確認シート】に沿
って、
文章にまとめてみましょう。そして、どのような仕事や企業風土ならば、自分
の特性を発揮できるのかを考えてみてください。これはそのまま、自己アピール
ポイントとして使える情報です。
※下記を例に、
次のページのワークシートに記入してください。
【記入例】
特性確認シート
●4項目の結果をもとに、
あなたがやる気を感じられる仕事や企業風土は
どのようなものかを考えましょう。
自分は、どちらかというと主体・行動型でプロセス型。
完全に目的志向型で外的基準型。
↓
まずやってみよう!と言ってくれる感じ。明確な目標を掲げていて、教えてくれて、
ちゃんとわかるように評価をしてくれる。上司や先輩が声をかけてくれるところ。
やり方は丁寧に教えてくれる方が安心する。
●4項目の結果をもとに、
あなたがやる気をなくす仕事や
企業風土はどのようなものかを考えましょう。
分析をしたり、トラブル解決を主とするような感じ。
静かに淡々と仕事が進んでいくような感じ。
自分なりに考えてやってというような放任主義なところ。
個人主義的なところも無理かも……。
もちろん、どのような組織にも、それぞれのタイプの人がいなければ仕事は成立しません。
そして、どちらかしかないというような組織もありません。
でも、人にはそれぞれ特徴や傾向があるように、組織や仕事にも特徴と傾向があります。自
分の特性を理解し、なじみやすい仕事や組織を想定していくことは、働き方を考えていくう
えで重要な視点です。
企業と自分の共通点を見つけることは、効果的に自分をアピールできる材料にもなります。
本書の「企業情報の見方」を参考にしながら、希望する企業の求める人物像はどのような人
なのか? 自分との共通点や相違点は何か?を考えてみましょう。
― P7 ―
特性確認シート
●4項目の結果をもとに、
あなたがやる気を感じられる仕事や企業風土は
どのようなものかを考えましょう。
●4項目の結果をもとに、
あなたがやる気をなくす仕事や
企業風土はどのようなものかを考えましょう。
― P8 ―
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