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環境報告書2015 - NECプラットフォームズ

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環境報告書2015 - NECプラットフォームズ
環境報告書2015
ENVIRONMENTAL REPORT
次回発行予定
2016年7月
【お問合わせ先】
NECプラットフォームズ株式会社
環境管理部環境管理グループ
〒213-8511 神奈川県川崎市高津区北見方2-6-1
TEL 044-820-4101 FAX 044-820-4111
E-mail:[email protected]
http://www.necplatforms.co.jp/
CONTENTS
2
目次・編集方針・編集範囲
3
企業プロフィール・国内拠点
4
社長あいさつ
環境経営
6
環境方針・環境統括責任者あいさつ
7
環境経営の推進
8
環境目的・目標
商品への取り組み
10
環境に配慮した商品設計
11
2014年度 環境に配慮した新商品
12
「iStorage A5000」
「エコICTアワード2014」優秀賞 受賞
12
「相変化冷却ユニット」日刊工業新聞社
「10大新製品賞」 受賞
12
2014年度NECシステムプラットフォームBU
環境賞 受賞
13
化学物質含有規制対応
14
環境配慮型商品ラインアップ
編集方針
本報告書は、NECプラットフォームズが目指す「持
続可能な社会」を実現するための取り組みを「正確で、
分かりやすく、読みやすい」内容で記載するよう努めて
います。
また、紙資源の使用量削減のため、電子データでの報
告にいたしました。
企業プロフィール
商
号
NECプラットフォームズ株式会社 (NEC Platforms, Ltd.)
資
本
金
103億3,100万円
所
在
地
〒101-8532 東京都千代田区神田司町2-3 (東京本社)
代
表
者
代表取締役 執行役員社長
売
上
高
2,588億円
本報告の内容は、環境報告書ガイドライン(2012年度
社
員
数
連結5,429人、単独4,057人
版)【環境省】を参考にして可能な範囲で記載しています。
営
点
東日本支社、東京支社、中部支社、関西支社、西日本支社、他13支店、7営業所
高津事業所、墨田事業所、掛川事業所、甲府事業所、米沢事業所、松山事業所、白石事業所、
茨城事業所
NEC Platforms Thai Co., Ltd. (タイ国、パトンタニ県)
業
拠
開発・生産拠点
生 産 関 連 会 社
保坂岳深
(2015年3月期)
(2015年4月)
日電愛克賽斯科技(蘇州)有限公司 (中華人民共和国、蘇州市)
国 内 販 売 会 社
株式会社エヌ・エヌ・ティ
その他関連会社
NECインフロンティア アメニティズ株式会社
静岡日電ビジネス株式会社
生産・オフィスの取り組み
18
地球温暖化防止・節電対策
20
資源有効利用
23
環境リスクマネジメント
環境コミュニケーション
25
環境教育・啓発
27
ステークホルダーミーティング
28
生態系・生物多様性保全活動
データ編
31
環境負荷マスバランス
32
サイト別環境負荷データ
39
環境会計
39
サプライチェーン全体でのCO2削減
編集範囲
対象期間
2014年4月1日~2015年3月31日(2014年度)を主な対象として
いますが、2015年度についても一部記載しています。
対象範囲
NECプラットフォームズ株式会社
生産関連会社:
NEC Platforms Thai Co., Ltd.(タイ国、パトンタニ県)
日電愛克賽斯科技(蘇州)有限公司
(中華人民共和国、蘇州市)
国内販売会社:
株式会社エヌ・エヌ・ティ
その他関連会社:
NECインフロンティア アメニティズ株式会社
静岡日電ビジネス株式会社
国
内
拠
点
● NECプラットフォームズ
● 支社
米沢事業所
白石事業所
東京本社
松山事業所
●
●
茨城事業所
●
●●
甲府事業所
●
●
●●
● ●
●●
墨田事業所
高津事業所
掛川事業所
2
NECプラットフォームズ
ENVIRONMENTAL REPORT 2015
ENVIRONMENTAL REPORT 2015 NECプラットフォームズ
3
環境報告書2015
「持続可能な社会」の実現に向けて
米海洋大気局(NOAA)より、2015年3月に世界の大気中のCO2濃度が、月平均で
地球温暖化の危険水準とされる400ppmを突破したと報告がなされました。産業
革命以前は約280ppmでしたが、1980年以降CO2濃度が急速に上昇し、それから1.4
倍超に増えたことになります。
今年は、新たな地球温暖化対策を構築する国連気候変動枠組条約第21回締約
国会議(COP21)が12月にパリで開催されます。それに先立ち、6月に開催され
た先進7か国首脳会議では温暖化対策を最重要議題と位置づけ、「2050年までに
2010年度比で40%~70%の幅の上の方の数値」という温室効果ガス削減目標を首
脳宣言に盛り込みました。また、日本は、2030年までに2013年度比で26%という
削減目標を表明しました。
このように、地球温暖化については、単に異常気象をもたらすだけではなく、
人間の生命を脅かし、持続可能な社会の実現を阻む最大の要因として、世界の
多くの国々の人々が強い危機感をもって対応を模索しています。
NECプラットフォームズおよび関連会社は、昨年の統合よりこの7月で1周
年を迎えました。この1年、統合各社が強みを有する開発技術や生産技術を融
合・相互活用し、グローバル競争力のある製品の創出を図るとともに、品質管
理などのノウハウの共有や開発業務の内製化拡大、調達窓口の一元化などを通
じて、QCD+E(Environment)の改善に取り組んでまいりました。
これからも、更なる改善に取り組むとともに、お客様・取引先様・地域社会
の皆様とのコミュニケーションを大切にし、製品およびそれらを活用したソ
リューションの提供、環境活動、社会貢献活動を通じて、「持続可能な社会」
の実現に向けた課題解決への社会的責任を果たすべく邁進していく所存です。
皆様のご支援、ご指導を宜しくお願い申し上げます。
NECグループは、昨年11月に「NEC Vision for Social Value Creation
2014」において、Orchestrating a brighter world の7つのテーマ※を通じて、
どのように社会課題を解決し、新たな社会価値を創造するのか、という点につ
いて提案をしました。その1番目に掲げているのが「Sustainable Earth」地球
との共生を目指すということです。また、同時に昨年7月には、「気候変動によ
る影響への適応」という新たな環境目標を発表しました。これまでは、省エ
ネ・節電活動などの温暖化防止のための「緩和」が中心でしたが、これからは
「緩和」を進める一方で、気候変動によるリスクへの「適応」を同時に進める
ことも重要なテーマとして捉え、社会ソリューション事業へ注力する中でそれ
らに取り組んでいくことを表明しています。
当社は、NECグループのものづくり中核会社として、事業活動における環
境負荷の低減はもちろんのこと、ITとネットワークの領域におけるクラウドコ
ンピューティング&サービスの大きな流れの中で、お客様の事業の効率化を図
り、CO2排出量の削減に貢献できる信頼性の高い環境配慮型の製品やソリュー
ションを開発、生産し、グローバルに提供すること、また、気候変動によるリ
スクへの「適応」のためにNECが注力している社会ソリューション事業の一
翼を担っていきます。
また、法令遵守も重要な課題と位置付け、欧州のREACH規則やRoHS指令などに
代表される有害物質の使用抑制、さらに、生態系・生物多様性保全のための活
動にも取り組んでいます。当社はこれらを通して、人と地球にやさしい情報社
会の実現に貢献してまいります。
4
NECプラットフォームズ
ENVIRONMENTAL REPORT 2015
NECプラットフォームズ株式会社
代表取締役 執行役員社長 保坂岳深
※「NEC Vision for Social Value Creation 2014」
Orchestrating a brighter worldの7つのテーマ
・Sustainable Earth:ICTが支える持続可能な国際社会
・Safer Cities & Public Services:安心・安全な都市基盤とグローカルな行政サービス
・Lifeline Infrastructure:安全で高効率なライフラインをICTが実現する
・Communication:豊かな社会を支える情報通信基盤
・Industry Eco-System:ICTが産業基盤を根本から作り変える
・Work Style:地域を超えてロボットとも共創する多様で新しい働き方
・Quality of Life:個々人が躍動する社会と公平に行き渡る医療・教育
ENVIRONMENTAL REPORT 2015 NECプラットフォームズ
5
環境報告書2015 環境経営
環境経営
NECプラットフォームズ環境方針
【環境理念】
NECプラットフォームズは自然のいとなみを尊重し、環境と調和した技術開発、生産、製品及び
サービスの提供を通して、世界の人々が人間性を十分に発揮できる豊かな社会と環境の実現に貢献
します
【行動指針】
1.当社の技術開発、生産、製品及びサービスの提供にかかわるすべての領域における環境影響
を的確にとらえ、地球温暖化防止の推進、資源の有効利用、生物多様性の保全に取り組むと
ともに、環境配慮型商品の提供に努めます
2.関係する法令、各種規制及び当社が同意する要求事項の順守はもとより自主管理基準を設定
し、環境管理レベルの向上に努めます
3.全員への環境教育を徹底し、環境意識向上を図るとともに、環境活動を通して地域社会への
貢献並びにコミュニケーションを推進します
4.この方針を遂行するため、環境マネジメントシステムを構築し、環境目的を定め、実行し、
レビューを行い、継続的改善及び汚染の予防に努めます
2015年4月1日
代表取締役 執行役員社長
保坂 岳深
環境統括責任者あいさつ
今年の7月1日、NECグループのものづくり中核会社としてNECプラットフォー
ムズが発足してから1周年を迎えました。
この1年、省エネ・節電などの事業における環境負荷低減活動の水平展開・共通化、
各事業所の地域特性に合わせた生物多様性・生態系保全活動、環境月間における全事
業所共通企画の実施、環境配慮型商品の開発継続など、「持続可能な社会」の実現に
向けてこれまで各事業所が培ってきた強みに更に磨きをかけ、ベクトルを合わせるこ
とにより、より効率的、効果的な環境経営活動を行ってまいりました。その成果を、
環境報告書としてまとめ、ここに報告させていただきます。
2015年度からは、NECプラットフォームズとして国内の環
境マネジメントシステムを一本化し、各事業所および営業拠点
が一体となった環境経営活動を推進し、海外子会社とともにグ
ループ全体としての活動を更に融合させ、「持続可能な社会」
の実現のため、「環境に優しい商品、ソリューション」を提供
するとともに、「環境に配慮した企業活動」を行ってまいりま
す。
今後とも当社グループの取り組みに対して、一層のご理解と
ご協力を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
執行役員
森永 徹
6
NECプラットフォームズ
ENVIRONMENTAL REPORT 2015
環境経営の推進
商品の企画から回収までの一連の事業活動によって生じる環境負荷を継続的に改善するとともに、
環境配慮型商品を創出するために、NECプラットフォームズグループ一体となって環境経営の
推進を図っています。
グループ一体となった環境経営
一連の事業活動によって生じる環境負荷、
お客様からの声、その他の要求事項など、
あらゆる問題を解決・対応し、グループ全
体の環境経営を推進するために、年度毎の
環境戦略や方針を審議、決定しています。
さらに、当社および生産関連会社毎に、
より具体的な環境目的や方針を定め環境活
動を推進しています。
ISO14001の統合認証
環境経営を具体的に展開するために、環
境マネジメントシステムの認証を取得し、N
ECの代替審査により維持管理を効率的に
行っています。
NECプラットフォームズとしての認証
は2015年度に統合します。
*代替審査:質の高い監査員・監査体制・
評価ツールで構成された内部環境監査シス
テムに対して認められる内部環境監査を、
認証機関のISO審査の一部として代替するシ
ステム。環境経営監査の立会い審査
(Witness審査)と審査機関が直接行う審査
(Verification審査)を組み合わせて実施さ
れる。
環境監査
環境経営の実施状況を自主的に評価する
ための内部環境監査・内部環境法規制順守
評価を毎年実施し、さらに客観的な評価を
得るために、第二者および第三者による代
替審査(NEC環境経営監査等)、順法性監
査を定期的に受審しています。
2014年度も環境に大きな影響を及ぼすシ
ステム違反、ならびに環境法規制違反はあ
りませんでした。
ISO14001 認証取得会社一覧
会社名
旧社名
認証番号
NECプラットフォームズ株式会社
(東京本社、高津事業所、墨田事業所)
NECインフロンティア アメニティズ株式会社 *1
株式会社エヌ・エヌ・ティ *1
NECインフロンティア株式会社
JQA-E-90066G*2
NECプラットフォームズ株式会社
(白石事業所)
NECインフロンティア東北株式会社
JQA-E-90066L*2
NECプラットフォームズ株式会社
(掛川事業所)
NECアクセステクニカ株式会社
JQA-E-90066A*2
NECプラットフォームズ株式会社
(甲府事業所、茨城事業所)
NECコンピュータテクノ株式会社
JQA-E-90066M*2
NEC Platforms Thai Co., Ltd.
NEC Infrontia Thai Limited
JQA-EM0679
静岡日電ビジネス株式会社
-
JQA-E-90066I*2
日電愛克賽斯科技(蘇州)有限公司
-
UE120184R2
*1
*2
-
-
認証取得範囲に含まれる同事業所内に事務所を有する関連会社
2015年度 NECプラットフォームズ株式会社として認証統合を予定
ENVIRONMENTAL REPORT 2015 NECプラットフォームズ
7
環境報告書2015 環境経営
環境目的・目標
環境経営を推進するため、具体的な中期目標を設定しています。
2015年度は、達成すべき重要項目として、以下の目標を定め活動していきます。
低炭素:社会全体のCO2削減にITソリューションで貢献
地球温暖化防止
活動項目
「エコシンボルスターソリューション」の創出
エコシンボルスター取得件数
2014年度
2015年度
実績
目標値
中期計画
目標値
活動項目
到達年度
3製品(首都圏1、掛川2)
3製品
3製品
2017
2014年度
2015年度
実績
目標値
目標値
全製品加重平均でのエネルギー効率改善
(2005年度基準性能ベース)
(新規性の低い製品については同等以上)
83%(首都圏)
85% (掛川)
同等以上
74%
80%
同等以上
同等以上
製品環境性能の底上げ
100%(首都圏)
80% (掛川)
65%
70%
2014年度
2015年度
実績
目標値
目標値
到達年度
2,100人
2,300人
2017
低炭素:製品のエネルギー効率の改善
エコシンボル商品の売上拡大
2014年度
2015年度
実績
目標値
目標値
中期計画
到達年度
76%
60%
60%
継続
2014年度
2015年度
実績
目標値
目標値
到達年度
5件(首都圏)
4件
4件
継続
コミュニケーション
活動項目
エコシンボル取得率
中期計画
到達年度
活動項目
環境活動の社外向けアピール
2017
中期計画
2017
生態系・生物多様性保全
活動項目
中期計画
1.566人
生物多様性貢献活動への参加促進
生物多様性保全活動
参加延べ人数
60人(首都圏)
860人(掛川)
346人(甲府・茨城)
300人(白石)
成果と改善
「エコシンボルスター商品の創出」の活動項目は、新たに3製品のエコシンボルスター商品を創出す
ることができました。
2015年度も引き続き全社で3製品の創出を目標に掲げ、活動していきます。
自社およびサプライチェーン全体での環境負荷の継続的低減
2014年度
2015年度
実績
目標値
目標値
到達年度
中長期的なエネルギー使用量の削減(原油換算原単位)
(年平均1%削減)
10%削減
1%削減
1%削減
継続
電気使用量売上高原単位の削減
電気使用量原単位改善率(2012年度比)
5.4%
5.9%
9.6%
2017
104t
105t
115t
2017
活動項目
製品回収スキームでの回収量(広域再生)
中期計画
「生物多様性貢献活動への参加促進」については、全社で2,100人の参加を目標値とし、これまで各
事業所で行ってきた活動への参加促進に向け従業員に働きかけるとともに、新たな活動についても検
討を進めていきます。
「中長期的なエネルギー使用量の削減」活動は、掛川事業所での太陽光発電設備の導入や、省エ
ネ・節電施策の運用見直しにより、目標を達成しました。
「環境活動の社外向けアピール」活動では、当社およびNECグループのブランドイメージ向上に
貢献できるよう、社外表彰への申し込みや本報告書の発行、地域社会貢献活動に注力していきます。
8
NECプラットフォームズ
ENVIRONMENTAL REPORT 2015
ENVIRONMENTAL REPORT 2015 NECプラットフォームズ
9
環境報告書2015 商品への取り組み
商品への取り組み
2014年度
環境に配慮した商品設計
性能、品質、価格、デザインに加え、エコロジー(地球温暖化防止、グリーン化、資源循環、環境法規制)に
配慮した商品を「環境配慮型商品」(グリーン商品)と位置付け、商品のライフサイクルにおいて環境負荷を低減
しています。すべての新規開発商品で消費電力低減によるCO2排出量の削減、バイオプラスチックの採用等を目
指すとともに、「エコシンボル」商品の創造、また、その中でも環境配慮のトップランナーとなり得る基準を
満足した商品については、NEC自主環境ラベル「エコシンボルスター」を取得するべく、全社で取り組んで
います。
NEC環境ラベル「エコシンボル」で
環境配慮をアピール
2007年度以降、開発商品のエコシンボル認定
取得を目標に掲げ、環境配慮型商品の拡充を進
めてきましたが、2011年度に商品の環境性能の
底上げと環境ニーズを先取りした先進的製品開
発、ひいては、環境トップランナー製品の創出
を目的とし、エコシンボル認定基準の強化、見
直しを行い、2012年度からはよりハードルの高
い「新エコシンボル基準」による認定を目指し、
環境配慮型商品の開発に努めました。
2014年度はこの新基準のもと、新規開発され
た120商品がエコシンボル認定を取得することが
できました。これにより、新エコシンボル基準
制定以来、累計269商品が、エコシンボル商品と
してお客様のグリーン購入や市場における環境
配慮型商品の浸透に貢献しています。
環境トップランナー商品としての基準を満た
した製品のみに付与される、NEC自主環境ラ
ベル「エコシンボルスター」につきましては、
当社の主力商品である「キーテレホンシステ
ム」、「モバイルルータ」「サーバ、ワークス
テーション」等 10商品につき「エコシンボル
スター」認定を取得することができました。
今後も、新規開発商品の「エコシンボル」認
定取得、また、「エコシンボルスター」商品の
創造に重点を置き、環境配慮型商品の開発を推
進します。
グリーン商品アセスメントの実施
環境に配慮した商品を開発するには、さまざ
まな環境影響を考慮して、商品の特性に合せた
目標を設定し実現することが必要です。そのた
め、商品の企画段階から、具体的な、できる限
り数値化した目標を設定し、設計・試作を経て、
実績を評価しています。
また、評価実績は、次機種を開発する際の基
準値としてフィードバックし、その実績データ
は、要請に応じて速やかに情報公開できるよう
管理しています。
10
NECプラットフォームズ
ENVIRONMENTAL REPORT 2015
エコシンボルスター
(環境トップランナー商品の創出とアピール)
環境に配慮した新商品
NEC環境ラベル「エコシンボル」、「エコシンボルスター」認定取得
2014年度に開発した新商品のうち、120商品でNEC環境ラベル「エコシンボル」認定を取得、ま
た、NECにおける環境トップランナー商品として「エコシンボルスター」認定を10商品で取得する
ことができました。
2015年度も新規商品の開発に際しては、「エコシンボル」取得、また、「エコシンボルスター」の
認定取得をめざし、環境に配慮した商品設計を推進してまいります。
【NEC環境ラベル「エコシンボル」認定取得製品
例】
・環境トップランナー製品であること
・エコシンボルスター基準(4項目の何れか)を満足
エコシンボル
(商品の環境
性能底上げ)
・環境配慮基準を満足
(エコプロダクツ・エコシンボル基準)
・先進性があること
・透明性が確保されていること
エコプロダクツ
ITZ/DTZ**TEL
UNIVERGE-SV9100
UNIVERGE-IX2207
キーテレホン端末
音声サーバPBX
ギガビット/ワイヤレスルータ
Aterm WG1800HP2
Wi-Fiホームルータ
・製品アセスメントを実施
・エコプロダクツ基準を満足
環境配慮型商品体系
Aterm WF300HP2
エコシンボルスター基準
下記4項目の何れかを満足すること。
(1)地球温暖化防止
【ハード製品】
CO2排出削減率50%以上を達成(従来製品比)
または業界初の技術を導入
【ソフト・ソリューション製品】
CO2排出削減率50%以上を達成(従来製品比)
且つ 業界初の技術によりCO2排出削減に貢献、
または顧客導入時のデータによりCO2排出削減
に貢献するソリューションであることが評価
可能
(2)資源循環
バイオプラスチックを80%以上使用
(筐体用プラスチック総重量比)
業界初の技術、または独自性且つ先進性のある
システムを導入
(3)評価
社外表彰を受賞
社内表彰を受賞
(4)技術的優位性
NECの技術を以って圧倒的に環境負荷削減に
貢献
Wi-Fiホームルータ
ACOS
i-PX9800/S100
サーバ
B120f
iStorage M710
ブレードサーバ
ストレージ
【NEC環境トップランナー商品「エコシンボルスター」認定取得製品
Aspire UX
例】
キーテレホンシステム
(主装置)
Express5800/56Xg、Y56Xg
T110g-S(水冷)
SX-ACE Lite
ワークステーション
タワーサーバ
スーパーコンピュータ
iStorage A5000
相変化冷却ユニット
ENVIRONMENTAL REPORT 2015 NECプラットフォームズ 11
環境報告書2015 商品への取り組み
「iStorage A5000」「エコICTアワード2014」優秀賞 受賞
「iStorage A5000」は「省電力」「省スペース・軽量」「廃棄資源削減」という3つ
の観点からECOを提供、メインフレーム業界初となる全面的なSSDの採用や、2.5型ド
ライブ、高効率電源の採用、また、バッテリの軽量化などにより、従来機に比べ消費
電力を最大88%削減したことを評価され、「ICT分野におけるエコロジーガイドライン
協議会 *1」による「エコICTアワード2014 *2」優秀賞を受賞しました。
iStorage A5000
*1 「ICT分野におけるエコロジーガイドライン協議会」
地球温暖化防止対策に業界をあげてなお一層取り組むために、電気通信関係5団体が2009年6月に
発足した協議会。「電気通信事業者等における調達基準策定及び取組自主評価に関するガイドライン」の
策定等に取り組んでいる。
*2 「エコICTアワード」
平成25年に「ICT分野におけるエコロジーガイドライン協議会」により制定された表彰制度。本表彰により、「省エネル
ギー化に優れたICT製品・ソリューション」および「省エネルギー化に優れたICTサービス」開発の取組みが加速され、環
境負荷低減の促進と国際競争力の強化に繋がることが期待されている。
「相変化冷却ユニット」日刊工業新聞社「10大新製品賞」受賞
「相変化冷却ユニット」は、気化熱の原理を応用しサーバの空調消費電力を大幅に
低減したことを評価され、日刊工業新聞社「10大新製品賞 *3」を受賞しました。
*3 日刊工業新聞社「10大新製品賞」
日刊工業新聞社による、優秀新製品の開発奨励と日本の産業界の技術水準の向上に資することを
目的とした制度。
毎年、その年に製品化され、発売された新製品の中から、独創的な発明で国内外で反響の大きかっ
たものや、性能が世界最高水準に達しているもの、産業技術の向上に著しく貢献するとみられる
ものなど、10点(年によっては10点余)が表彰される。
相変化冷却ユニット
化学物質含有規制対応
環境PMR(Process Management Review)
アセスメント
NECプラットフォームズはサプライチェー
ンの中で、当社製品に含有禁止化学物質が混入
するリスクを低減する、また、当社お取引先様
におけるマネジメントシステムの改善による企
業価値の向上のため、お取引先様と協働した環
境PMR活動を実施しています。
2011年度からは、欧州RoHS指令のみならず欧
州REACH規則への対応も視野に入れた「新環境
PMRアセスメント」を運用、推進することにより、
NECグループの求める化学物質管理へのご理
解を深めていただき、お取引先様におけるマネ
ジメントシステムの更なる改善の一助として寄
与できたものと考えます。
今後も国内のお取引先様のみならず、海外の
お取引先様とも協働したグローバルな活動を推
進し、化学物質含有規制への対応力を強化して
まいります。
「新環境PMRアセスメント」:
従来のRoHS指令を初めとした指定化学物質の
含有禁止規制への対応に加え、REACH規則に代表
される製品に含有される化学物質の情報開示に
対応できるマネジメントシステムの構築に寄与
できるアセスメントの枠組み
環境関連法規制監視体制の強化
グリーン商品アセスメントの改善、環境関連法規制コンプライアンス
を強化
NECプラットフォームズでは、欧州RoHS指令
をはじめとしたグローバルな環境関連法規制の広
がりに対応すべく、常に各国における法規制動向
を監視しています。新たな法規制の情報について
はその要求内容を吟味し、当社の事業フィールド
に該当し当社が順守しなければならない法規制は
リストに登録、また、要求事項への対応方針をガ
イドラインとして取り纏め、常に最新の要求事項
を商品の開発プロセスへタイムリーにインプット
し、設計に反映させています。
2014年度は、欧州RoHS指令における適用除外項
目の取り消し、また、含有制限物質(フタル酸エ
ステル類)追加への対応を進めました。
特に、2019年7月より新たに4物質が含有制限物
質として追加されることが決定しているため、部
品の新規採用検討時に追加される含有制限物質の
確認を確実に実施させることを目的として、設計
開発時に実施するグリーン商品アセスメントに確
認項目を追加しました。
今後も環境関連法規制コンプライアンスをより
強化するべく、社内の開発プロセス、また、運用
プロセスを見直し、改善を進めてまいります。
2014年度NEC「システムプラットフォームBU環境賞」 受賞
2013年度に新設されたNEC「システムプラットフォームBU環境賞」の2014年度審査において、以下の当社製
品・案件が、「環境貢献賞」および「環境奨励賞」を受賞しました。
①環境貢献賞
・Aterm MR03LN:消費電力削減による長時間動作を実現したLTEモバイルルータの開発
・UNIVERGE SV9500:環境配慮型新音声プラットフォーム『UNIVERGE SV9500』の開発と販売
・ガソリンスタンド向けPOSへの環境配慮材料(バイオプラスチック)の適用
UNIVERGE
SV9500
Aterm MR03LN
②環境奨励賞
・UNIVERGE Aspire UX:
オフィスコミュニケーションゲートウェイ「UNIVERGE Aspire UX」サーバレスUC開発
2014年度「新環境PMRアセスメント」実績
=国内取引先=
・書類監査: 総計44社49工場
初回審査: 27社32工場
フォローアップ審査:17社17工場
・工場監査: 総計7社7工場
初回審査: 4社4工場
フォローアップ審査:3社3工場
=海外取引先=
・書類監査: 総計20社20工場
初回審査: 13社13工場
フォローアップ審査:7社7工場
・工場監査: 総計12社14工場
初回審査: 9社11工場
フォローアップ審査:3社3工場
Aspire UX
キーテレホンシステム
(主装置)
12
NECプラットフォームズ
ENVIRONMENTAL REPORT 2015
ENVIRONMENTAL REPORT 2015 NECプラットフォームズ
13
環境報告書2015 商品への取り組み
環境配慮型商品ラインアップ
ICTプラットフォームソリューションを提供するNECプラットフォームズの環境配慮型商品
NECプラットフォームズのお届けする、インターネットモバイル時代に対応した先進のIT 関連商品の数々。
私たちの環境配慮型商品が、これからの「低炭素社会」、「持続可能な社会」の実現にむけて貢献いたします。
NETWORK
UNIVERGE Digital Phone
オフィスコミュニケーションゲートウェイ
中大容量コミュニケーションサーバ
UNIVERGE SV9500
・Aspire UX内蔵CPUを利用したサーバレス プレゼンス機能
・クライアントPC間で実現するサーバレス チャット機能
・消費電力:従来機種性能比23%削減
・部品の集約/実装密度の向上により、部品総数を
従来機種比約40%削減[制御部(CPU)]
DT400シリーズ
UNIVERGE IP Phone
DT800シリーズ
・ユニバーサルデザインと環境性に配慮
・モジュール合体式構造の採用により、電話機を買い換える
ことなく機能拡張を容易に実現
・パワーセーブ機能:自動もしくは手動で電話機への給電を
オフし、待機電力を低減可能
小型オールインワンVPNギガルータ
小型ギガビット対応ルータ
UNIVERGE IX2215
UNIVERGE IX2105
・VPN性能当たりの消費電力を従来機種比74.6%削減
・VPN性能当たりのCO2排出量を従来機種比75.8%削減
・ルータ製品として初のエコスケジュール機能を実装
・企業ネットワーク向けギガルータでNo.1の低消費電力
・データ転送速度を従来比7倍に向上するとともに、消費電力を約2割低減
・従来機種性能比67%のCO2排出量削減
APPLIANCE
・消費電力を従来機種性能比73%削減
・省スペース化(22%減)
・キーボードにユニバーサルデザインを採用
・食の安全、薬事法の改正で注目されるGS1 DataBarに対応
・雑菌が発生しにくい抗菌対応素材を採用し、衛生面にも配慮
・シリコンディスク搭載可能
・ファンレスモデルをラインアップ
・消費電力を従来機種性能比83%削減
・省スペース化(48%減:本体設置面積A4サイズ未満)
・ファンレス設計による静音化
・シリコンディスク標準搭載による長寿命化
・省スペース化(本体設置面積A4サイズ相当)
・高効率電源の採用
・CPUのパワーステート制御(クロック可変)により、
アイドル時に18%の電力削減を実現
・横幅330㎜のコンパクト一体型POS
・低消費電力CPUを採用し、POS本体の消費電力を従来機種比約30%低減
・瞬断や停電時にシステムやファイルを安全にクローズする時間を
確保するUPS(無停電電源装置)を標準搭載
・ファンレスモデルをラインアップ
・シリコンディスク標準搭載による長寿命化
・キートップは抗菌対応
・お客様とのコミュニケーションを重視し、高品質な
対面サービスを実現する2画面モデルPOS
・ベースユニットに排気口がなく、隙間なく周辺機器が
設置でき、カウンタスペースを有効活用可能
・瞬断や停電時にシステムやファイルを安全にクローズ
する時間を確保するUPS(無停電電源装置)を標準搭載
・ファンレスモデルをラインアップ
・シリコンディスク標準搭載による長寿命化
SOLUTION
Webターミナル
・業務専用端末に欠かせない堅牢性、耐環境性を持つ
10.4インチXGAタッチパネル搭載の業務用モバイル
ターミナル
14
NECプラットフォームズ
ENVIRONMENTAL REPORT 2015
業務用PDA
・業務用端末に欠かせない堅牢性、耐環境性を持ち、高いセキュリティ
機能、無線LANローミング機能、遠隔保守機能による安心運用を実現
した業務用PDA
・屋内外で見やすい高精細大画面液晶
・消費電力を抑えたバックライトを採用
・堅牢ボディは落下1.5mの強度を実現
・リチウムイオン充電池を採用、標準充電池で約10時間、大容量充電池
では約20時間の長時間駆動を実現
入退管理ソリューション
・従来機比60%減(面積)の小型化を実現
・基板の完全鉛フリーはんだ化
・六価クロムレス鋼板の採用
・音と光で使いやすさ、わかりやすさを追求したユニバーサルデザイン
外食向けハンディターミナル
キッチンプリンタ
・鉛フリーはんだの採用
・六価クロムレス鋼板の採用
・非ハロゲン系難燃剤プラスチックの採用
・濡れた手での操作が可能な防滴構造
・アルコール等による清掃にも対応した薬品による素材劣化を
引き起こさない耐薬品性素材を採用
ENVIRONMENTAL REPORT 2015 NECプラットフォームズ
15
環境報告書2015 商品への取り組み
環境配慮型商品ラインアップ
ACCESS DEVICE
Wi-Fiホームルータ
Wi-Fiホームルータ
・欧州RoHS指令準拠
・ECOボタンをワンプッシュで消費電力約53%カット
未使用ポートへの電力供給を自動で制御する「LANポート
自動節電」との組み合わせで消費電力約55%カット
Wi-Fiポータブルルータ
・欧州RoHS指令準拠
・使わない時間帯はタイマーで無線LANを自動でOFFにする
「無線LANスケジュール機能」を搭載。
・未使用ポートへの電力供給を自動で制御する「LANポート
自動節電」を搭載
・欧州RoHS指令準拠
・約34gの軽量ボディーで最大433Mbpsの高速
ワイヤレス対応
Wi-Fiポータブルルータ
・欧州RoHS指令準拠
・約20gの軽量ボディーで最大300Mbpsの
高速ワイヤレス対応
LTEモバイルルータ
緊急呼出電話システム
・欧州RoHS指令準拠
・低消費電力チップ採用により、前機種比較年間CO2排出量
50%削減(WAN側性能ベース)を実現
・大幅なランニングコスト低減と設置工事の簡便化
・通信手段を有線接続から安価なPHS通信サービスを利用
・主装置+子機一体化による部品点数の削減、材料低減
COMPUTER PLATFORM
PCサーバ
スーパーコンピュータ
メインフレーム
Express5800/56Xg、Y56Xg
SX-ACE Lite
ACOS
・最大8台までのハードディスク搭載が可能
・冗長ファン、冗長電源を採用し、さらなる可用性の向上
・空調の節電対策を支援する環境温度40℃の動作保証
・容易な保守・効率運用をサポート
・複雑な工程なしでもRAID設定が可能
・柔軟なHDD構成と仮想化運用にも対応できる高度な拡張性
・快適な業務環境を支援する静かな稼働音
・装置固有の知識がなくても容易にセットアップ
16
NECプラットフォームズ
ENVIRONMENTAL REPORT 2015
・SX DNAの継承とエコ設計の両立を徹底追求
・高信頼と高スケーラブル、そして使いやすさを継承
・省エネ効果に優れた効率的な運用をサポート
・高速な演算性能に見合った高いI/O性能
・オールインワンのアーキテクチャを実現する最先端テクノロジ
・スケーラブルなHPCを実現するマルチノードシステム
・高い実効性能を備えたエコなオールインワンプロセッサ
・世界トップクラスのCPUコア性能とメモリ性能
・低消費電力と省スペースのハイコストパフォーマンスを追求
・高可用・高信頼アーキテクチャで安心の長期継続運用
・先端オープンテクノロジの採用
・優れた価格性能比と拡張性
・オープン環境との連携/融合
・高信頼性/高運用性の追求
・蓄積された資産の活用
・基幹業務資産の保全への対応
ENVIRONMENTAL REPORT 2015 NECプラットフォームズ
17
環境報告書2015 生産・オフィスの取り組み
生産・オフィスの取り組み
地球温暖化防止・節電対策
事業活動に伴って使用されるエネルギーを削減し、温室効果ガスの排出を抑制しています。
省エネ活動
省エネへの取組みは、エネルギー管理体制のも
と、事務所などでのオフィス活動と生産拠点での
生産革新活動により行っています。またそれらの
活動を確かなものとするために、省エネパトロー
ルを実施し、更なる省エネの推進を図っています。
オフィス活動では、全従業員参加による離席時
および昼休みの消灯、PCバックライトなどの省電
力設定、クールビズ実施のほか、事務所照明のプ
ルスイッチ化とLED照明化、空調の適正温度設定
と運転時間抑制、モーターの高効率化など施設・
設備の改善、および太陽光発電などの自然エネル
ギーの利用などを行っています。
生産革新活動では、「必要なものを、必要な時
に、必要なだけ」生産することを目的に、コンパ
クトで、効率的なラインの構築を行い、設備やス
ペース、人員の有効活用を行うことにより、生産
に消費されるエネルギーの削減、効率化に努めて
います。また、梱包箱の寸法見直しによる積載率
の向上を図り、輸送に係るエネルギー使用量の削
減に寄与しています。
また、電力需要の平準化の取組みとして、不急
設備の停止、試験装置の夜間運転へのシフト、給
湯器の輪番停止などにより、ピーク電力の抑制に
努めています。
2014年度のCO2排出量は、前年度に比べ4%増加し、
また電気使用量も前年度に比べ2%増加しました。
これは事業拡大によるものです。
エネルギー管理体制
省エネ法対応
2008年5月に「エネルギーの使用の合理化に関
する法律」(省エネ法)が改正され、エネルギー管
理の範囲が、事業所から事業者に変更されまし
た。これにより、事業者全体(事業所、国内販売
拠点)でのエネルギー使用量の管理が不可欠とな
りました。
また、当社は省エネ法に規定されている特定
事業者に指定されたため、取組むべき事項とさ
れている、統括的なエネルギー管理体制の構築、
エネルギー管理企画推進者の設置、施設・設備
関連の手順書の制定を2009年度末までに実施し
ました。更に、省エネ法の大きな目的である、
エネルギー消費原単位を中長期的にみて年平均
1%以上の低減と電力需要の平準化を実施するた
め、全社の対応方法などを検討し、実施してい
ます。なお、2015年4月にエネルギー管理体制を
見直しました。
太陽光発電設備の導入
掛川事業所 A西棟屋上に、2005年度に10kW、
2014年度に100kWの太陽光発電設備を導入しまし
た。発電した電力は工場内の空調・照明・動力
機器に供給し、電気の平準化(ピークカット)
に努めるとともに、CO2排出量の削減を図ってい
ます。なお、導入効果として、年間143MWhの電
力と73t-CO2の削減を見込んでいます。
また、パワーコンディショナ2台を自立運転型
として、災害などによる工場停電の際も、電力
供給が可能となるシステムとしています。
省エネパトロール
甲府事業所および茨城事業所では、2つの省エ
ネパトロールを実施しています。各部門の環境
推進者による自部門内パトロールでは、不要・
不急機器の停止や運転時間の見直しを行い、自
ら省エネを推進しています。
また省エネ推進事務局によるパトロールでは、
空調温度の設定とフロアの照明点灯状況を第二
者の立場で確認し、事業所全体のエネルギー使
用の適正化に努めています。
低排出ガス営業車の導入
静岡日電ビジネスでは、営業活動のために保
有する社用車については、共有化を進め、保有
台数の削減に努めています。また、日常の運行
から生じるCO2排出などを抑制するため、低排出
ガス/ハイブリッド車両への更新を進め、2013
年度には全車両の移行を完了しました。
低排出ガス車両等導入(静岡日電ビジネス)
資源有効利用
自部門内パトロール(甲府事業所)
エネルギー管理統括者
その他の省エネ施策
日電愛克賽斯科技(蘇州)有限公司では、LED
ランプの導入、休憩時間の天井灯消灯、クリー
ンルームの効率的換気など省エネ活動の継続実
施、出荷報告書(紙)を電子データに変更するな
ど環境負荷低減に努めています。
また、甲府事業所では階段照明に人感センサ
を、茨城事業所では二次変電所にアモルファス
変圧器を導入、NECプラットフォームズタイ
ではクーリングタワーに樹脂インペラーを導入
するなど、様々な省エネ施策を実施しています。
エネルギー管理企画推進者
全社省エネ会議
省エネ推進者省エネパトロール(茨城事業所)
人事総務部/環境管理部
人感センサー付
HF照明設置
(甲府事業所)
東京本社
墨田事業所
甲府事業所
松山事業所
米沢事業所
18
・
・
・
・
・
高津事業所
掛川事業所
茨城事業所
白石事業所
研修センター
NECプラットフォームズ
東日本支社
東京支社
中部支社
関西支社
西日本支社
ENVIRONMENTAL REPORT 2015
二次変電所
(茨城事業所)
太陽光発電設備(掛川事業所)
樹脂インペラー導入
(NECプラット
フォームズタイ)
ENVIRONMENTAL REPORT 2015 NECプラットフォームズ
19
環境報告書2015 生産・オフィスの取り組み
地球温暖化防止・節電対策
エネルギー使用量(原油換算)と原単位の推移
CO2排出量の推移
35
16.0
30
25.5
25
24.6
27.3
100
28.9
28.5
100
15.5
86.9
22.3
69.1
14.2
15
13.5
10
13.7
12.5
0
12.0
再資源化物
31
60
13.0
5
廃棄物
化学物質使用量の推移
70
14.1
13.8
有価物
不要物の内、売却する物
69.8
14.5
14.0
不要物
80
77.5
14.5
20
90
90.7
15.0
化学物質使用量の削減
生産工程で使用するはんだ、フラックスなどの
間材および洗浄用アルコールの使用方法改善、効
率化により、化学物質使用量の削減に取組んでい
ます。
30
マテリアルリサイクルや、
サーマルリサイクルなどにより、
再資源化する物
30
50
29
28
2009年度
2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 2014年度 2015年度
CO2排出量実績(千t-CO2)
40
2011年度
2012年度
エネルギー使用量実績(百万l)
CO2排出量目標(千t-CO2)
2013年度
2014年度
2015年度
原単位削減率目標2009年度比(%)
28
埋立物
27
26
26
原単位削減率実績2009年度比(%)
再資源化せず、単純焼却または
埋立処分を目的として、中間処理
委託または最終処分委託を行う物
26
25
25
24
再資源化対象外廃棄物
23
資源有効利用
22
2010年度
2011年度
地球資源の枯渇を防ぐために、紙や化学物質の使用量の削減に取組むとともに、事業活動に伴って
発生する廃棄物を適切に分別し、再資源化に取組むことで、廃棄量を削減しています。
紙の使用量削減
文書類の電子化、プリンター・コピー機使用の
際の裏紙使用、両面コピー・縮小印刷等の徹底、
電子データの配信等により、コピー用紙とEDP用紙
の使用量削減に取組んでいます。
通い箱化と集合梱包化の推進
生産拠点では、生産材納入時の梱包箱を通い箱
化する活動を進めています。通い箱の利用によ
り、お取引先様にとっては包装材の購入量削減
に、生産拠点にとっては廃棄物発生量の抑制に寄
与しています。また一部のお客様との間では、製
品個装箱を集合梱包化した通い箱を利用していま
す。これらの取組みは順次展開していきます。
米沢事業所では、客先拠点出荷時に個装梱包し
ていた製品を、集合梱包に変更しました。
紙使用量の推移
50
45
40
41
39
30
800
一般廃棄物の内、
自治体に処理を委託する物
2014年度
廃棄物排出量=
再資源化量+埋立量+再資源化対象外廃棄量
水資源使用量の推移
170
700
500
水資源使用量の削減
水資源の有効利用の手段として、節水に努め
るとともに、高津事業所では屋上に降った雨水
を濾過してトイレの洗浄水として利用し、更に
フラッシュバルブを設置することにより水資源
使用量の削減に取組んでいます。
180
廃棄物排出量・埋立量の推移
0
3
3
551
591
0
160
557
150
7
0
535
508
23
6
150
400
140
300
130
10
200
120
個装梱包から集合梱包に変更(米沢事業所)
0
2010年度
2011年度
2012年度
紙使用量実績(t)
2013年度
2014年度
2015年度
100
110
紙使用量目標(t)
ENVIRONMENTAL REPORT 2015
6
141
139
135
100
0
2010年度
2011年度
2012年度
廃棄物排出量実績(t)
NECプラットフォームズ
6
7
142
23
20
20
2013年度
廃棄物排出量削減活動
廃棄物の再資源化を進めるため、廃棄物の分別
の徹底に努めています。また、処理委託先を見直
すことにより、リサイクル率の向上と有価物化を
図っています。
600
37
2012年度
化学物質使用量実績(t)
2013年度
廃棄物埋立量実績(t)
2014年度
2010年度
2011年度
水資源使用量実績(千m3)
2012年度
2013年度
2014年度
水資源再利用量実績(千m3)
ENVIRONMENTAL REPORT 2015 NECプラットフォームズ
21
環境報告書2015 生産・オフィスの取り組み
環境リスクマネジメント
廃食用油のリサイクル
東京本社、高津事業所および甲府事業所で
は、食堂から排出される廃食用油を、リサイク
ル業者によりバイオディーゼル燃料等へリサイ
クルしています。
廃食用油の回収(甲府事業所)
発泡スチロールの減容・売却
掛川事業所、甲府事業所および白石事業所で
は、部品、食品の梱包材として使用されている
発泡スチロールを、減容処理によりインゴット
化し、再生プラスチックとして売却していま
す。
発泡スチロールのインゴット化
(甲府事業所)
広域認定利用拡大
広域認定制度を活用して、お客様所有の当社製品で、不要となった廃製品の回収リサイクルを2011年12月
から開始しています。2010年11月に広域認定制度の処理施設としての認可(環廃産発第01108001号)を掛川
事業所がいただき、クローズドリサイクルなどの固有のリサイクルシステムを活用して適正かつ効率的・効
果的な廃棄処分を実施しています。
2014年度は新たに2社の不要情報端末機器の回収を開始し、104t/101千台の回収廃製品すべてについて適
正にリサイクル処理を行いました。
環境に関する法令を順守するだけでなく、事業活動による環境の汚染を防止するために監視を強化し、
リスク低減に努めています。
製品含有化学物質の分析
欧州に輸出する電機・電子機器は、RoHS指令に
より、カドミウム、鉛、六価クロム、水銀、
PBB、PBDEについて含有規制を受けます。そのた
め、委託元より要求のないOEM製品等を除いて購
入品受入時の検査強化として蛍光X線分析器を導
入し、サンプリング検査を行っています。
また、高津事業所では部品採用時に六価クロ
ムの分析が行えるように、簡易測定器を導入し
ています。
廃棄物処理委託業者への現地確認
廃棄物処理委託業者の環境法令順守状況の確
認と管理強化を目的に、定期的に処分場の現地
確認をチェックリストに基づき実施していま
す。
また2011年度からは廃掃法および条例の改正
に伴い定期的に全ての廃棄物処理委託業者に対
し実施しています。
リスク対策
環境リスクが高いと評価された施設・設備など
のリスク軽減として、管理方法の強化、防液壁
の設置などの対策を実施しています。
高津事業所および掛川事業所では、保管され
ているPCB入りコンデンサ、安定器の長期間保管
による、容器の腐食によるPCB漏れが生じるリス
クを考慮し、コンデンサ、安定器等をステンレ
ス容器等に入れ漏洩対策を実施しています。更
に、保管場所には防液壁を設けて、万が一にも
PCB漏れが広がらないように二重の対策を実施す
るとともに、毎日点検を行いPCBの適正保管に努
めています。
低濃度PCB適正処理
掛川事業所ではPCB廃棄物の処理期限延長
(2027/3末まで)に伴い、2013年度に密閉容器保
管などの漏洩防止対策を行いました。2014年11
月には無害化処理認定を受けた業者に委託し
て、微量PCB汚染物の処理を完了しました。
また、残りの高濃度PCB廃棄物は2015年3月に
事前届出を行い、2015年度内の処分を予定して
います。
処分業者による廃プラスチックの破砕
(白石事業所)
電子マニフェストの導入
産業廃棄物処理の処理状況を確認するために
用いられているマニフェスト伝票の紛失、記載
漏れなどを防止する目的で、2009年度から順次
電子マニフェストの導入を開始し環境法令の遵
守強化に努めています。
22
NECプラットフォームズ
ENVIRONMENTAL REPORT 2015
低濃度PCB 搬出(掛川事業所)
ENVIRONMENTAL REPORT 2015 NECプラットフォームズ
23
環境報告書2015 環境コミュニケーション
環境コミュニケーション
環境教育・啓発
環境経営意識を高め、環境と調和した技術開発と、環境にやさしい生産と販売活動を実現し推進する
ために、従業員への環境教育を実施しています。役員を含めた全従業員へのWEB環境教育や、新入社
員に対する環境教育、開発担当者への製品に係わる法規制関連教育、営業担当者への廃商品の処理教
育などの職種・階層別教育、また講演会などを実施しています。さらに社会貢献活動などのイベント
を通じた環境意識啓発を推進しています。
緊急事態対応訓練
開発・生産拠点および生産関連会社では、拠
点ごとに緊急事態を想定した緊急事態対応訓練
を年1回行っています。
これら訓練を行うことで、迅速かつ正確に対
応できるようにするとともに対応手順の確認を
行います。また、対応手順に不具合が生じた場
合は速やかに手順の見直しを行い、緊急事態に
備えています。
2014年度は、緊急事態の発生はありませんで
した。
環境学習指導者研修会
掛川市との共催で、学校の先生、環境団体の指
導者を対象とした環境教育の研修を行いました。
子供向けの環境教育方法の学習や、工場見学を
通して企業が実施している環境活動を体験して
いただきました。
環境講演
山梨県大気水質保全課から講師をお迎えし、
山梨県内河川の水質状況、家庭でできる生活排
水対策、工場排水の法的規制などについて受講
しました。
指導者研修会 工場見学(掛川事業所)
環境講演(甲府事業所)
廃液倉庫緊急事態対応訓練(甲府事業所)
危険物保管庫緊急事態対応訓練(甲府事業所)
吸収式冷凍機緊急事態対応訓練(甲府事業所)
地下タンク緊急事態対応訓練(茨城事業所)
環境測定
環境法令で測定を義務付けられた項目の他に、法
令基準をクリアしていることを確認するための測定を
実施しています。測定にあたっては法令基準値より
厳しい自主管理基準値を設け、より一層の管理強化
を図っています。
2014年11月に白石事業所で、公共汚水桝のn‐
ヘキサン(動植物油脂類)の値(測定値:29mg/l)が
自主管理基準値(自主管理基準値:27mg/l)以上法
規制値(法規制値:30mg/l)以下を検出しました。原
因は、食堂より大量に油脂を含んだ水(汁物の残り)
を排水してしまったことにありました。グリストラップ
およびその清掃方法を見直しすると共に、油脂を含
んだ水を一気に排水しないこととしました。
なお、その他の事業所では、自主管理基準値を超
えた項目はありませんでした。
環境法規制の順守状況
2014年度は、環境法規制による届出・報告等
についての不備、および法律違反、事故、苦情
等はありませんでした。
24
NECプラットフォームズ
ENVIRONMENTAL REPORT 2015
親子環境学習会
掛川市との共催で、地域の小学生親子を対象
とした環境学習会を開催しました。
学習会では、地球温暖化や資源循環などの学
習と、環境施設の見学やソーラーサーキット工
作などを行い、楽しく学ぶことができました。
親子環境学習会 環境機材体験(掛川事業所)
省エネルギー講演会
NEC本社で行われた講演会をNECグルー
プ内放送やDVD視聴しました。
小型蓄電システムの省エネ活用状況やNEC
グループの省エネ・節電活動状況について受講
しました。
受講風景(甲府事業所)
ENVIRONMENTAL REPORT 2015 NECプラットフォームズ
25
環境報告書2015 環境コミュニケーション
ステークホルダーミーティング(第三者のご意見)
環境出前教育
白石事業所では、白石市と蔵王町のISO14001
認証取得企業7社でつくる「白石蔵王エコフォー
ラム」に参加し、その活動の一環として小学校
への環境出前教育を行っています。将来を担う
子供たちが環境問題に関心を持っていただくた
めの啓発の機会を提供するとともに企業の環境
活動を地元に広くPRし、企業価値向上に貢献し
ています。
省エネ月間講演会
米沢市近くに位置する長井市では、中央地区
のほぼ全世帯約5,000世帯から出される生ゴミ
を各家庭で徹底分別し、行政が回収して堆肥
化、農家はそれを使って農業生産を行うという
循環型システムを構築、その分別度は日本一と
評されています。米沢事業所では、身近にある
優秀な活動紹介を通し、日常業務における分別
廃棄徹底、循環型社会への意識啓発を図ってい
ます。
開催概要
・開催日 :2014年12月12日
・場 所 :NECプラットフォームズ 掛川事業所
・参加者 :掛川事業所近隣の産業廃棄物排出事業者9社12名
※今回は、掛川事業所で静岡県産業廃棄物協会中遠支部主催の「排出事業者適正処理研修会」の
開催に合わせて、掛川事業所の環境活動についてご意見をいただきました。
主なご意見の内容
・自社レンタルモデムの外装樹脂リサイクルに社内で取り組み、環境負荷の低減とコスト削減を
実現していた。また、廃棄物処理の広域認定を取得することで、NECグループ製品のリサイ
クルにも取り組まれており、処分委託費用や有価売却で利益を上げている点が参考になった。
・社内から出る廃棄物の分別を非常に細かく実施されており、有価物化が徹底されていた。
・事業所内でのゴマ農園運営(ゴマは、はんだドロス回収に利用)や、従業員家族を対象とした
カブトムシの飼育体験などを実施され、従業員等の環境意識啓発の手法に感心した。
社会貢献
環境出前教育(白石事業所)
省エネ月間講演会(米沢事業所)
環境自覚教育
NECプラットフォームズタイでは環境に対
する従業員の自覚教育として、3月に環境トー
クショーを実施しました。
環境トークショー(NECプラットフォームズタイ)
26
NECプラットフォームズ
ENVIRONMENTAL REPORT 2015
ENVIRONMENTAL REPORT 2015 NECプラットフォームズ
27
環境報告書2015 環境コミュニケーション
環境コミュニケーション
生態系・生物多様性保全活動
「できることから少しずつ」を合言葉に、よき企業市民としてさまざまな社会貢献活動を通して
生態系・生物多様性の保全に努めています。
「川崎市久末東特別緑地保全地区」保全活動
当社、川崎市、久末ふれあいの森を育てる会
の3者で協定を結び、2013年度より緑地保全活
動を行っています。2014年度はトップマネジメ
ントを含む40名超の参加で、4月に竹林の整備
とタケノコ掘りを、11月には竹林の整備を行い
ました。
カブトムシ飼育体験
生態系・生物多様性保全活動として、「カブ
トムシ飼育体験」を行っています。
社員と家族が集まり、掛川事業所敷地内で自
生するカブトムシの幼虫を採取し、自宅で飼
育・観察することで生態系を体感しています。
幼虫→さなぎ→成虫→卵→幼虫…と、カブト
ムシの変態(成長に合わせて形態を変えるこ
と)と命のリレーを観察することで、子供たち
が命の大切さを学ぶきっかけになればと思いま
す。
クリーン作戦
甲府事業所では11月に133名の参加で大津地
区工業会と甲府市南部工業団地周辺の清掃活動
を、茨城事業所では構内各社と協力して6月に
127名の参加で敷地内外の清掃活動を行い、地
域の美化に努めています。
グリーンカーテンづくり
6月の環境月間イベントとしてグリーンカー
テンづくり(苗の植え付け)を実施しました。
甲府事業所では28名がアサガオやメロンの苗
を、茨城事業所では32名がゴーヤーやメロン、
スイカの苗を植え付けました。
社会貢献
緑地保全活動(首都圏事業所)
幼虫採取(掛川事業所)
川崎駅前花壇植替活動
川崎市のボランティア団体「フローラかわさ
き」とともに、川崎駅前の花壇の植替活動を年
二回(春・秋)行っています。
19回目となる5月の活動には従業員とその家
族15名で参加し、東京新聞に紹介記事が掲載さ
れるなど、企業価値向上にも貢献しています。
クリーン作戦(甲府・茨城事業所)
環境美化活動
茨城事業所では11月の環境月間イベントとし
て、球根の植え付けを32名の参加で行いまし
た。チューリップやアンジェリケなど5種10色
の球根を植え付け、環境美化に努めています。
グリーンカーテンづくり(甲府・茨城事業所)
ケースで飼育(掛川事業所)
球根の植え付け作業(茨城事業所)
JR川崎駅前花壇植替活動(首都圏事業所)
28
NECプラットフォームズ
ENVIRONMENTAL REPORT 2015
ENVIRONMENTAL REPORT 2015 NECプラットフォームズ
29
環境報告書2015 データ編
データ編
環境負荷マスバランス
事業活動と環境負荷の関連性を「マスバランス」的に数値を把握し、環境負荷の軽減活動に役立てています。
電気
サンキューロードクリーン作戦
しろいしサンキューロード・プログラムとは、
行政の支援をもとに道路の美化活動などのボラ
ンティア活動をする仕組みです。
白石事業所は、サンキューロードサポーター
として割り当てられた市管理道路の一定区間
(サンキューロード)の清掃や緑化活動などの美
化活動や歩道の除雪・除草等を定期的に行って
います。
56,334MWh
地域との調和
JR掛川駅南口に位置する静岡日電ビジネスで
は、駅前美化のため従業員全員で、毎週社屋周
辺の清掃活動を行っています。
また、年間を通じて開催される掛川市のイベ
ント(掛川大祭、掛川新茶マラソン等)や、地
元高校の文化祭に対する支援を継続実施するな
ど地域社会貢献活動を推進しています。
事業活動
(+4%)
CO2
32,101t-CO2
(+4%)
ガス
1,591k㎥
(+44%)
排水
燃料
198k㎥
475kℓ
(-1%)
(-9%)
水
201k㎥
(-1%)
INPUT
OUTPUT
廃棄物発生量
2,083t
化学物質
52t
(-3%)
(-4%)
紙
有価売却量
1,611t(+1%)
32t
(-33%)
再資源化量
563t(+9%)
包装材
清掃活動(静岡日電ビジネス)
761t
(+6%)
事業所緑化の推進
NECプラットフォームズタイでは、工業団
地の清掃活動、献血活動、HIV患者への支援な
ど社会貢献活動を推進しています。3月には従
業員46名の参加でバニアンツリーなど33本の植
樹を行いました。
( )内は前年度比
INPUT
OUTPUT
電気
工場・オフィスで使用する電力会社からの購入電力
ガス
工場・オフィスで使用する都市ガス、LPG
燃料
工場・オフィスで使用する重油、灯油
廃棄物発生量
水
水道水、工業用水(再利用水を除く)
有価売却量
化学物質
法規制を受ける化学物質(劇物、危険物、有機溶剤、
特定化学物質、PRTR法対象物質)
サンキューロードクリーン作戦(白石事業所)
紙
包装材
CO2
排水
電気、ガス、燃料の使用に伴って発生する二酸化炭素
工場・オフィスから排水される生産系排水および生活系排水
工場・オフィスから排出される不要物の量
工場・オフィスから排出される不要物のうち、
有価での売却が可能な不要物の量
再資源化量
工場・オフィスから排出される廃棄物のうち、
コピー用紙、EDP用紙
マテリアルリサイクル、サーマルリサイクルなど
商品の出荷に使用する紙包装材料
のリサイクルを行った廃棄物の量
●国内販売拠点を含みません
環境負荷マスバランスによる把握結果
2014年度は、会社統合および事業統合により、電気、ガスといったエネルギー使用量、包装材の使用量が増加
しました。しかし、統合効果による業務効率が図られたことによる化学物質、紙の使用量が削減でき、また、そ
れらに伴い、廃棄物の発生量も削減できました。
植樹活動(NECプラットフォームズタイ)
30
NECプラットフォームズ
ENVIRONMENTAL REPORT 2015
ENVIRONMENTAL REPORT 2015 NECプラットフォームズ
31
環境報告書2015 データ編
サイト別環境負荷データ
エネルギー使用量
2010年度
東京本社
電気
(単位:MWh)
555
高津事業所
4,319
3,358
3,230
3,224
墨田事業所
1,865
1,247
1,004
掛川事業所
8,452
8,484
甲府事業所
15,140
米沢事業所
松山事業所
2011年度
2012年度
2013年度
2014年度
0
0
0
0
0
3,017
高津事業所
0
0
0
0
0
1,007
958
墨田事業所
0
0
0
0
0
7,956
7,439
7,679
掛川事業所
0
0
0
0
0
12,831
12,904
12,553
12,746
甲府事業所
0
0
0
0
0
-
-
-
-
1,085
米沢事業所
-
-
-
-
-
-
-
-
684
松山事業所
-
-
-
-
4,254
3,818
3,642
3,513
3,597
茨城事業所
15,369
17,326
16,117
17,923
17,077
営業拠点他
752
670
654
576
静岡日電ビジネス株式会社
210
184
173
6,889
3,214
629
軽油
0
0
白石事業所
1
1
0
0
0
茨城事業所
0
0
0
0
0
550
営業拠点他
0
0
0
0
0
175
169
静岡日電ビジネス株式会社
0
0
0
0
0
6,944
6,683
7,663
NEC Platforms Thai Co., Ltd.
0
0
0
0
0
693
917
1,150
1,273
日電愛克賽斯科技(蘇州)有限公司
0
0
0
0
0
58,707
52,473
54,166
54,822
57,053
NECプラットフォームズグループ
1
1
0
0
0
0
0
0
9
26
東京本社
0
0
0
0
0
高津事業所
97
86
74
86
72
高津事業所
0
0
0
0
0
墨田事業所
0
0
0
0
0
墨田事業所
0
0
0
0
0
掛川事業所
224
219
203
216
213
掛川事業所
0
0
0
0
0
甲府事業所
769
673
690
693
682
甲府事業所
0
0
0
0
0
米沢事業所
0
0
0
0
0
米沢事業所
-
-
-
-
0
松山事業所
-
-
-
-
508
白石事業所
0
0
0
0
0
茨城事業所
0
0
0
0
0
営業拠点他
8
7
7
6
静岡日電ビジネス株式会社
0
0
0
0
NEC Platforms Thai Co., Ltd.
0
0
0
0
0
1,098
(単位:kℓ)
灯油
(単位:kℓ)
松山事業所
-
-
-
-
白石事業所
-
-
-
-
0
0
茨城事業所
300
226
241
216
188
6
営業拠点他
0
1
0
4
1
0
静岡日電ビジネス株式会社
0
0
0
0
0
0
0
NEC Platforms Thai Co., Ltd.
0
0
0
0
0
0
0
0
日電愛克賽斯科技(蘇州)有限公司
0
0
0
0
0
985
974
1,010
1,507
300
227
241
220
189
NECプラットフォームズグループ
33
42
41
29
0
東京本社
0
0
0
0
0
高津事業所
0
0
0
0
0
高津事業所
0
0
0
0
0
墨田事業所
0
0
0
0
0
墨田事業所
0
0
0
0
0
掛川事業所
0
0
0
0
0
掛川事業所
4
4
3
4
3
甲府事業所
0
0
0
0
0
甲府事業所
2
0
0
0
1
米沢事業所
-
-
-
-
松山事業所
-
-
-
-
東京本社
米沢事業所
-
-
-
-
11
松山事業所
-
-
-
-
0
ガソリン
0
0
白石事業所
237
256
266
258
261
茨城事業所
0
0
0
0
0
営業拠点他
12
21
0
0
0
営業拠点他
静岡日電ビジネス株式会社
0
0
0
0
0
静岡日電ビジネス株式会社
65
65
62
60
NEC Platforms Thai Co., Ltd.
0
0
0
0
0
NEC Platforms Thai Co., Ltd.
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
日電愛克賽斯科技(蘇州)有限公司
5
5
5
13
11
282
319
307
287
272
NECプラットフォームズグループ
78
75
70
77
75
2015年度目標値 日電愛克賽斯科技(蘇州)有限公司
270kℓ
NECプラットフォームズグループ
32
2010年度
東京本社
白石事業所
2015年度目標値 日電愛克賽斯科技(蘇州)有限公司
2,000k㎥
NECプラットフォームズグループ
(単位:kℓ)
2014年度
579
東京本社
重油
2013年度
625
2015年度目標値 日電愛克賽斯科技(蘇州)有限公司
58,400MWh
NECプラットフォームズグループ
(単位:k㎥)
2012年度
648
NEC Platforms Thai Co., Ltd.
都市ガス
2011年度
828
NECプラットフォームズ
ENVIRONMENTAL REPORT 2015
(単位:kℓ)
白石事業所
2
1
0
0
茨城事業所
0
0
0
0
-
-
-
-
0
0
-
60
ENVIRONMENTAL REPORT 2015 NECプラットフォームズ
33
環境報告書2015 データ編
サイト別環境負荷データ
エネルギー使用量
化学物質とPRTR法対象物質の使用量(生産拠点)
2010年度
液化石油ガス
(LPG)
(単位:ton)
2010年度
2011年度
2012年度
2013年度
2014年度
0
0
0
掛川事業所
3
3
3
3
3
高津事業所
0
0
0
0
0
甲府事業所
21
22
24
24
20
墨田事業所
0
0
0
0
0
掛川事業所
0
0
0
0
0
甲府事業所
0
0
0
0
0
全化学物質
米沢事業所
-
白石事業所
(単位:ton)
NEC Platforms Thai Co., Ltd.
米沢事業所
-
-
-
-
0
松山事業所
-
-
-
-
0
2015年度目標値 日電愛克賽斯科技(蘇州)有限公司
NECプラットフォームズグループ
56ton
-
-
-
0
1
1
1
3
3
12
8
18
19
26
1
1
0
37
34
47
50
52
-
-
白石事業所
1
1
1
1
1
掛川事業所
0.1
0.1
0.1
0.2
0.2
茨城事業所
33
15
15
13
9
甲府事業所
0.8
1.1
0.5
0.1
0.1
営業拠点他
0
1
1
0
0
0
0
0
0
0
26
8
15
12
12
日電愛克賽斯科技(蘇州)有限公司
0
0
0
0
0
NECプラットフォームズグループ
60
25
31
26
22
東京本社
0
0
0
0
高津事業所
0
0
0
墨田事業所
0
0
掛川事業所
0
甲府事業所
0
(内数)
鉛
(単位:ton)
米沢事業所
-
白石事業所
-
0.0
NEC Platforms Thai Co., Ltd.
-
日電愛克賽斯科技(蘇州)有限公司
-
-
0.0
-
-
0.0
-
-
0.0
-
-
0.0
-
-
-
NECプラットフォームズグループ
0.9
1.2
0.6
0.3
0.3
0
掛川事業所
0.6
0.6
0.3
0.3
0.4
0
0
甲府事業所
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
(内数)
銀
(単位:ton)
米沢事業所
-
白石事業所
-
0.1
NEC Platforms Thai Co., Ltd.
-
日電愛克賽斯科技(蘇州)有限公司
-
-
0.0
-
-
0.0
-
0.0
-
0.0
-
米沢事業所
-
-
-
-
0
松山事業所
-
-
-
-
0
NECプラットフォームズグループ
0.7
0.6
0.3
0.3
0.4
-
-
-
-
白石事業所
0
0
0
0
0
掛川事業所
1.6
1.7
1.7
2.6
2.0
茨城事業所
0
0
0
0
0
甲府事業所
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
営業拠点他
0
0
0
0
0
静岡日電ビジネス株式会社
0
0
0
0
0
NEC Platforms Thai Co., Ltd.
0
0
0
0
0
日電愛克賽斯科技(蘇州)有限公司
0
0
164
157
140
NECプラットフォームズグループ
0
0
164
157
140
東京本社
0
0
0
0
高津事業所
0
0
0
墨田事業所
10,488
8,377
掛川事業所
0
甲府事業所
0
-
白石事業所
-
1.0
NEC Platforms Thai Co., Ltd.
-
日電愛克賽斯科技(蘇州)有限公司
-
-
0.6
-
-
1.1
-
-
0.7
-
-
0.6
-
-
-
2.3
2.8
3.3
2.6
0
掛川事業所
0.5
0.5
0.4
0.3
0.3
0
0
甲府事業所
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
8,106
7,684
7,224
0
0
0
0
0
0
0
0
-
-
-
-
0
-
-
-
-
0
0
0
0
茨城事業所
0
0
0
0
0
営業拠点他
2,199
1,899
1,769
1,788
1,810
静岡日電ビジネス株式会社
0
0
0
0
0
NEC Platforms Thai Co., Ltd.
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
12,687
10,276
9,875
9,472
9,034
ENVIRONMENTAL REPORT 2015
(単位:ton)
米沢事業所
2.6
0
NECプラットフォームズ
(内数)
アンチモン
NECプラットフォームズグループ
0
2015年度目標値 日電愛克賽斯科技(蘇州)有限公司
9,250GJ
NECプラットフォームズグループ
34
2014年度
0
熱
米沢事業所
(蒸気、冷水、 松山事業所
温水等)
白石事業所
(単位:GJ)
2013年度
0
NEC Platforms Thai Co., Ltd.
(単位:k㎥)
2012年度
東京本社
静岡日電ビジネス株式会社
液化天然ガス
(LNG)
2011年度
(内数)
トルエン
(単位:ton)
(内数)
メチル
ナフタレン
(単位:ton)
米沢事業所
-
白石事業所
-
0.0
NEC Platforms Thai Co., Ltd.
-
日電愛克賽斯科技(蘇州)有限公司
-
-
0.0
-
-
0.0
-
-
0.0
-
-
0.0
-
-
-
NECプラットフォームズグループ
0.5
0.5
0.4
0.3
0.3
掛川事業所
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
甲府事業所
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
米沢事業所
-
白石事業所
0.0
NEC Platforms Thai Co., Ltd.
-
日電愛克賽斯科技(蘇州)有限公司
-
NECプラットフォームズグループ
-
-
0.0
-
0.0
-
-
0.0
-
-
0.0
2.7
-
-
0.0
2.7
-
-
2.7
2.7
ENVIRONMENTAL REPORT 2015 NECプラットフォームズ
35
環境報告書2015 データ編
サイト別環境負荷データ
水の使用量と排水量
廃棄物量
2010年度
2010年度
12
12
11
東京本社
高津事業所
24
23
21
22
19
-
-
30
-
31
49
-
30
43
-
28
45
27
44
45
米沢事業所
-
-
-
-
-
松山事業所
-
-
-
-
-
白石事業所
20
茨城事業所
20
14
営業拠点他
-
静岡日電ビジネス株式会社
NEC Platforms Thai Co., Ltd.
2015年度目標値 日電愛克賽斯科技(蘇州)有限公司
213k㎥
NECプラットフォームズグループ
21
11
-
20
10
-
20
10
-
11
(単位:ton)
2
2
2
3
2
40
31
63
64
64
145
97
92
墨田事業所
7
7
9
11
15
掛川事業所
548
503
461
464
386
694
616
672
-
-
-
松山事業所
-
-
-
-
130
28
23
23
25
886
543
508
302
NEC Platforms Thai Co., Ltd.
2015年度目標値 日電愛克賽斯科技(蘇州)有限公司
3,414ton
NECプラットフォームズグループ
22
17
16
13
42
256
219
290
289
387
東京本社
14
14
14
14
13
東京本社
0
高津事業所
25
25
23
20
21
高津事業所
34
墨田事業所
3
掛川事業所
446
49
24
43
25
45
23
44
45
米沢事業所
-
-
-
-
-
松山事業所
-
-
-
-
-
白石事業所
20
茨城事業所
20
10
-
静岡日電ビジネス株式会社
NEC Platforms Thai Co., Ltd.
2015年度目標値 日電愛克賽斯科技(蘇州)有限公司
207k㎥
NECプラットフォームズグループ
21
8
-
20
8
-
20
8
-
8
-
0
0
0
0
0
48
31
63
64
64
12
23
3
4
4
203
188
201
199
198
2010年度
2011年度
2012年度
2013年度
9
8
8
8
2
高津事業所
7
7
6
5
1
墨田事業所
3
3
2
2
0
掛川事業所
10
8
9
8
7
甲府事業所
12
11
10
10
9
米沢事業所
-
-
-
-
1
松山事業所
-
-
-
-
0
白石事業所
3
茨城事業所
3
1
営業拠点他
-
3
1
-
3
1
-
2
1
-
1
静岡日電ビジネス株式会社
3
2
2
2
0
NEC Platforms Thai Co., Ltd.
7
3
6
6
6
4
4
4
5
4
59
50
51
50
33
2015年度目標値 日電愛克賽斯科技(蘇州)有限公司
33ton
NECプラットフォームズグループ
NECプラットフォームズ
ENVIRONMENTAL REPORT 2015
17
17
12
2,855
2,661
2,427
5
6
4
4
27
34
8
6
3
3
0
3
403
362
378
309
581
616
533
482
531
米沢事業所
-
-
-
-
松山事業所
-
-
-
-
(単位:ton)
茨城事業所
白石事業所
営業拠点他
0
NEC Platforms Thai Co., Ltd.
2015年度目標値 日電愛克賽斯科技(蘇州)有限公司
1,675ton
NECプラットフォームズグループ
(内数)
再資源化量
454
9
-
6
346
9
-
0
292
9
-
8
-
8
7
6
5
36
249
216
281
271
367
0
0
0
0
0
1,283
1,152
1,686
1,602
1,647
東京本社
62
60
64
62
52
高津事業所
90
68
111
89
86
墨田事業所
4
4
6
11
12
掛川事業所
102
100
99
86
77
甲府事業所
138
127
117
113
119
米沢事業所
-
-
-
-
松山事業所
-
-
-
-
白石事業所
(単位:ton)
0
10
-
静岡日電ビジネス株式会社
119
茨城事業所
営業拠点他
静岡日電ビジネス株式会社
NEC Platforms Thai Co., Ltd.
-
15
2,598
甲府事業所
2014年度
東京本社
8
2,441
(内数)
有価売却量
(有価物量)
紙の使用量
448
29
4
24
28
479
583
203
25
633
営業拠点他
静岡日電ビジネス株式会社
-
154
18
茨城事業所
4
-
648
-
207
-
609
米沢事業所
3
営業拠点他
36
95
207
甲府事業所
(単位:ton)
124
23
掛川事業所
紙
56
高津事業所
196
-
2014年度
66
12
-
2013年度
70
白石事業所
-
2012年度
65
甲府事業所
廃棄物発生量
(不要物量)
2011年度
62
202
墨田事業所
(単位:k㎥)
2014年度
12
甲府事業所
水の排水量
2013年度
11
掛川事業所
(単位:k㎥)
2012年度
東京本社
墨田事業所
水の使用量
2011年度
2015年度目標値 日電愛克賽斯科技(蘇州)有限公司
976ton
NECプラットフォームズグループ
144
19
-
170
19
-
22
125
14
-
18
148
14
-
17
-
14
10
10
8
0
0
0
0
6
0
8
15
17
17
12
556
547
608
525
569
ENVIRONMENTAL REPORT 2015 NECプラットフォームズ
37
環境報告書2015 データ編
サイト別環境負荷データ
環境会計
廃棄物量
2010年度
(単位:ton)
2012年度
2013年度
2014年度
東京本社
0
0
0
0
0
高津事業所
0
0
0
0
0
墨田事業所
0
0
0
0
0
掛川事業所
0
0
0
0
0
0
0
甲府事業所
(内数)
埋立量
2011年度
1
米沢事業所
-
松山事業所
-
0
-
0
-
-
0
環境管理活動が事業経営に与えるリスク、または効果を把握する一つの管理指標として、環境活動
に関わる投資金額、経費及び経済効果金額を把握・集計し、環境経営の評価に活用しています。
集計範囲:NECプラットフォームズ株式会社 期間:2014年4月1日~2015年3月31日算出基準:NEC環境会計ガイドライン準拠
投資
(百万円)
費用
(百万円)
事業エリア内コスト
34
109
省エネ投資、廃棄物削減、資源有効利用
項目
上・下流コスト
0
167
製品アセスメント、製品リサイクル
白石事業所
2
3
0
0
0
管理活動コスト
0
183
環境活動人件費、ISO登録維持
茨城事業所
0
0
0
0
0
社会活動コスト
0
9
地域貢献活動、活動情報公開
研究開発コスト
0
0
-
環境損傷コスト
0
0
-
34
468
営業拠点他
-
-
-
-
静岡日電ビジネス株式会社
NEC Platforms Thai Co., Ltd.
-
-
0
2015年度目標値 日電愛克賽斯科技(蘇州)有限公司
15ton
NECプラットフォームズグループ
0
-
0
-
0
0
0
7
3
9
18
20
0
0
0
0
0
10
6
9
18
20
合
製品の容器包装再商品化義務量報告実績(法対応)
紙
(単位:kg)
2011年
2012年
2013年
2014年
2,919
4,968
4,833
3,230
10,252
白石事業所
484
84
37
0
0
59
50
51
50
32
掛川事業所
1
10
0
0
53
白石事業所
0
0
0
0
0
NECプラットフォームズグループ
エネルギー由来CO2排出量
2010年度
東京本社
2012年度
2013年度
2014年度
408
356
391
383
340
高津事業所
1,876
1,460
1,627
1,829
1,705
墨田事業所
1,314
819
903
935
887
掛川事業所
3,740
3,740
3,502
3,336
3,393
8,081
8,731
甲府事業所
7,473
エネルギー由来 米沢事業所
松山事業所
CO2排出量
(単位:t-CO2)
2011年度
6,256
7,472
-
-
-
-
-
-
-
-
2,491
2,717
2,811
2,838
茨城事業所
6,578
6,670
8,318
9,306
8,812
営業拠点他
487
467
530
560
548
80
70
66
67
64
2,613
1,696
2,916
2,850
3,218
2015年度目標値 日電愛克賽斯科技(蘇州)有限公司
33,100t-CO2
NECプラットフォームズグループ
494
544
1,041
1,213
999
27,710
24,569
29,483
31,371
32,713
主な内容
省エネ、廃棄物削減
・事業エリア内コストの投資は、掛川事業所内に設置した100kw太陽光発電設備導入が主な理由です。
サプライチェーン全体での CO2 削減
サプライチェーン全体での CO2 排出量削減に向けてScope3の集計※1 を行っています。
2014年度当社※2 実績を集計した結果は下図の通りです。2015年度も排出割合の大きい、製品のエネ
ルギー効率向上に引き続き取り組みます。
自社の直接排出(Scope1)
資本財・通勤等その他の排出
4.3%
[カテゴリ1]
購入した製品・サービスの排出
0.9%
電力利用などによる自社の間接排出
(Scope2) 6.5%
9.0%
サプライチェーンの上流・下流からの排出
(Scope3) 92.6%
506
2,647
NEC Platforms Thai Co., Ltd.
9
672
白石事業所
静岡日電ビジネス株式会社
経済効果(百万円)
コスト削減
掛川事業所
NECプラットフォームズグループ
計
項目
2010年
プラスチック
(単位:kg)
主な取組
[カテゴリ11]
販売した製品の使用による排出
79.3%
41
万t
※1:Scope3の集計は、GHGプロトコルイニシアチブが2011年10月に発行した「Scope3スタンダード」に基づいて行っています
※2:NEC Platforms Thai Co., Ltd.、日电爱克赛斯科技(苏州)有限公司、静岡日電ビジネス株式会社の CO2 排出量を含みます
38
NECプラットフォームズ
ENVIRONMENTAL REPORT 2015
ENVIRONMENTAL REPORT 2015 NECプラットフォームズ
39
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