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佐久市総合文化会館建設予定地の後利用方針(PDF:48KB)

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佐久市総合文化会館建設予定地の後利用方針(PDF:48KB)
佐久市総合文化会館建設予定地の後利用方針
総合文化会館整備に活用した合併特例債
・佐久市総合文化会館については、平成19年度より事業に着手していて、事業にあたって
は合併特例債を活用していた。
借入年度
平成20年度
平成21年度
合 計
借
入
内
容
額
事 業 内
敷地測量委託
30 億 2,590 万円 地質調査委託
用地費(事務費含む)
7,450 万円 実施設計
31 億
40 万円
訳
事業分の借入額
130 万円
540 万円
30 億 1,920 万円
7,450 万円
31 億
40 万円
・佐久市総合文化会館の建設の中止により、既に借り入れた合併特例債(31億40万円)
については、速やかに借入金融機関へ返済する必要性が生じ、普通交付税の基準財政需要
額に算入できなくなる。
既に借り入れた合併特例債の対応
・市では、合併特例債の返済等が佐久市の財政に与える影響に配慮して、
「既に借り入れた合
併特例債を、他の合併特例事業に振り替える」ことについて、県等と相談を行った。
・県等からは、
「佐久市としての基本的な考え方、市民の理解を得た具体的な合併特例事業を
もって相談し協議するよう」助言を受け、佐久市として基本的な考え方等の案をまとめた。
基本的な考え方
・合併特例事業の基本的な考え方をまとめるため、次の3点を前提とした。
ア.建設予定地は、市有地として有効活用を図る。
イ.建設予定地を、他の合併特例事業として振替が可能な事業に用いる。
ウ.振替可能な事業は、速やかに事業着手が可能なものとする。
・基本的な考え方に基づく「利活用する事業選択の視点」は以下のとおり。
【利活用する事業選択の視点】
① 「佐久市新市建設計画」に位置づけられていること。
② 市民ニーズが高く、多くの市民の利用が見込める事業であること。
③ 事業の必要性や優先性が高いこと。
④ 事業の目的達成のため、用地の位置が適していること。
⑤ 事業の構想等が策定されており、用地確保により事業着手が可能なこと。
1
総合文化会館建設予定地の後利用方針 pg. 2
新市建設計画から事業を抽出
・佐久市新市建設計画に位置づけられた事業から、事業選択の視点①から⑤の全てに該当す
る事業を抽出した。
・抽出した結果は、以下のとおり。
公園(遊歩道・親水公園を含む)・一体化を醸成する事業
事業具体化に向けた検討のための確認事項
・事業を抽出した結果を受け、事業の具体化の検討に入ったが、検討にあたって用地や周辺
環境等を再確認した。
・再確認した事項は以下のとおり。
ア.用地の位置するエリアの特徴
1)市内から多くの人が集まり、交流することができる。
2)そのエリアに新たに住み始めた人が多い。
3)市外の人が佐久市に訪れた時の玄関口で、佐久市の顔となる。
イ.用地と周辺環境の状況
1)用地面積は、32,428 ㎡あり、駐車場については調整池での活用が可能である。
2)高次都市機能が集積し、新しく形成された市街地であり、今後も新たな都市機能の
集積が進む環境にある。
3)道路、公共交通ともにアクセスは確保されている。
4)北陸新幹線佐久平駅から続く施設との一体的な活用ができる可能性がある。
ウ.佐久市の推進する施策の方向性
1)市の短期計画では、「安心安全な子育て支援」に該当する事業を中心に、市民の安
心安全に重点を置いた事業を計画している。
2)すべての事業において「地域経済の活性化」
、
「交流人口の創出」を視野に入れてい
る。
事業具体化の検討内容
・事業を抽出した結果と、再確認した事項を踏まえ、具体的な事業化の検討を行った。
・事業具体化で検討された内容は以下のとおり。
2
総合文化会館建設予定地の後利用方針 pg. 3
ア.視点から事業抽出された「公園(遊歩道・親水公園を含む)」、「一体化を醸成する
事業」の概念、目的等が含まれる事業の必要がある。
イ.次世代育成支援対策
佐久市行動計画策定にあたって平成21年度に実施した「佐久
市次世代育成支援に関するニーズ調査」において、580件の自由なご意見をいただく
中で、
「子どもを安全に自由に遊ばせることができる公園」に関する意見が151件と多
かった。
ウ.ニーズ調査で公園に関する自由意見が多かったことを踏まえ、昨年8月から「子ども
のための大型公園ワークショップ」を開催し、子育て中の市民に参加していただいた。
この中で、参加した方からは、子育てにあたって他市町村の自由に遊びまわれる広場や
公園を利用している実態が述べられ、子どもが安心して、自由に使え、自由に遊べる場
を市内へ整備することの強い期待感が示された。
エ.当市は、市町村合併により市域が拡大したが、市内から多くの人が集まることができ
る場が少ない状況にあり、一層の市民間の交流拡大による新市としての一体感の向上を
図る必要がある。また、当市では「交流人口の創出」を重点施策としていて、市民と市
外の人々との交流を創出するための場を整える必要もある。
オ.エリアは、高次都市機能が集積しており、新たな都市機能を持つ施設も整備されつつ
ある。この多くの施設どうしを、市民が自由な発想で一体的に結びつけることによって、
佐久市の新たな文化が創造される可能性を持ち、利用の核となることができる施設を設
けることによって、集積された施設の特徴が一層発揮できることも可能となる。
カ.エリアは、市外の方の玄関口であり佐久市外の方が最初に訪れる場所となっていて、
用地は、佐久平駅から続く、商業施設、屋外ステージ、3on3やスケートボードが楽し
めるプレイサークル、勤労者福祉センターと並び続く位置にあることから、市民と市外
の方との間の、多様で多彩な交流が生み出される可能性があり、さらに新たな交流人口
を創出する場となる可能性を持つ。
3
総合文化会館建設予定地の後利用方針 pg. 4
後利用方針(案)
1.これまでの検討により、建設予定地の後利用の具体的な事業は、次の基本コンセプトを
持つこととする。
① 市街地の中で緑に囲まれ、潤いと安らぎを持つ場
② 子どもたちが自由に元気に遊べる場
③ 世代を超えて市内外の人が集い利用し、様々な活動や交流が行える場
④ 佐久平駅前から一体をなし、エリアにある都市機能どうしを結びつけ、多様で多彩な活
動が生まれる場
⑤ エリアの中の施設と相互に活用でき、その人にあった自由な使い方ができる場
2.基本コンセプトを持つ具体的な事業は、次のとおりとする。
∼ ∼ ∼
市民交流ひろば
∼ ∼ ∼
後利用方針案等の公表
・広報佐久2月号で、市民意見の募集について掲載(1月25日各戸配布開始)
・佐久市ホームページにおいて、建設予定地の後利用方針案・構想図を公表(1月24日ア
ップ)
・広報佐久3月号で、後利用方針案・構想図について掲載(2月25日各戸配布開始)
・広報佐久4月号で、後利用方針案・構想図に対して、市民からの主な意見と市の回答を掲
載(3月25日各戸配布開始)
・議会全員協議会開催時に「市民交流ひろば」に関する資料を提出したとき、佐久市ホーム
ページに提出した資料を公表
市民意見の把握
・平成23年1月22日:地元である「長土呂区」役員会で出前講座を実施。
・平成23年1月24日∼2月2日:市内7地区で「市民説明会」を実施。
・平成23年1月24日∼3月15日:佐久市ホームページにおいて、建設予定地の後利用
方針案・構想図を公表し、市民意見の募集を実施。
4
総合文化会館建設予定地の後利用方針 pg. 5
今後の予定
・平成23年5月上旬:臨時議会において、
「市民交流ひろば」基本設計及び実施設計に関す
る経費の補正予算提出
・平成23年5月中旬:
「市民交流ひろば」実施設計に関する経費について、平成23年度合
併特例債起債申請
・平成23年6月:
「設計・管理運営計画委員会」公募委員及び修正後構想図案の市民意見募
集
・平成23年7月:「市民交流ひろば」基本設計及び実施設計業務委託契約
・平成23年7月:「子どものための大型公園ワークショップ」の開催、「設計・管理運営計
画委員会」設置及び会議開催
・平成24年3月:「市民交流ひろば」設計業務完了、「市民交流ひろば」工事等経費の平成
24年度当初予算計上
・平成24年5月:
「市民交流ひろば」工事等に関する経費について、平成24年度合併特例
債起債申請
・平成24年7月:「市民交流ひろば」工事請負業務契約
・平成24年10月:「市民交流ひろば」利活用に関して、「利用育成のためのワークショッ
プ」設置及びワークショップの開催
・平成24年12月:
「市民交流ひろば」設置条例制定
・平成25年9月:「市民交流ひろば」工事完了
・平成25年10月:
「市民交流ひろば」供用開始
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