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号外 突発停電・計画停電時の対応マニュアル
お客様の印刷機械が故障・事故なく安定稼働できるために 印刷機械のワンポイントメンテナンス 号外 突発停電・計画停電時の対応マニュアル 突発停電や計画停電に印刷現場が見舞われた時に、被害を防ぎ迅速な復旧をするためには、 何に注意すればよいのでしょうか。 1.事前に準備しておくこと 1.工場の照明が消えて、暗闇になったらどうなるか、何が必要になるでしょうか。このことを考えることが まず必要です。 2.懐中電灯を用意しましょう。現場のスタッフの人数分以上が必要です。常に携帯するわけにはいきま せんから、一番作業する時間が長い場所に置くばかりか、移動する途中などにも必要です。 3.暗闇で懐中電灯を探すことを考えて、機械の側面にかける、壁にかける、通路にかけるなど、取りやす くかつ解りやすい場所を決め、必ずそこに行けば手に入るように、管理しましょう。 4.機械のステップや周辺を常に整理・整頓・清掃して、暗闇で歩いて、すべる、つまずく、蹴とばすなどの ケガをしないようにしましょう。 2.計画停電の場合 1.停電の予定時間前に、印刷機械と周辺機器を停止し電源を切ります。 電源を切る順番は、電源の小さいものから始めだんだん大きなものを切っていきます。印刷機械の主電 盤の操作回路電源スイッチ→同メイン電源スイッチ→工場の400V電源ブレーカー の順番です。 そうすることによって、電装品の劣化を防ぐことができます。(なお電源を入れる場合は、この逆です。) 2.印刷機械の電源を切る前に、インキやブランケットなどの洗浄を行ってください。 3.輪転機は運転中に停電になって突然電源が落ちた場合、大変なダメージを受けます。絶対にそのよう にならない対応が必要です。 *輪転機は印刷中に突然電源が落ちると、原動クラッチが切れ、折機クラッチが切れます。すると 注 印刷ユニットと折機とスピードが変わり断紙します。ブランケット胴に紙が巻きつきます。折機では 意 搬送中の紙がグチャグチャになります。ドライヤーは自動停止しますが、紙が残っていた場合火災 の危険があります。復旧作業が非常に大変で、機械のダメージも大きいのです。 注 *輪転工場では、計画停電の情報を確実につかむことが非常に重要です。事前に電力会社に連絡 意 をとり、計画停電の時間を確認し、電力会社から事前に連絡をもらう様にしてください。 3.突発停電の場合 1.まずは現場のスタッフの安全を優先してください。 手回しハンドル 2.突発停電の場合は、復旧作業が主体になります。 電源が確保された状態になったら、機械に何も入っていない、 巻いていない、きれいな状態に戻します。 <枚葉機の場合> *ユニット内部に用紙が残っている場合があるので、全てのユニットを確認します。手回しで正回転方向 で紙を抜きます。絶対に逆転してはいけません。特にジャケットをはっている圧胴は凹む危険があります。 その後、インキローラー部に、乾燥防止材等を塗布し、手回しで十分に機械になじませてインキの乾燥を 防止してください。 *主モーターに強制停止ブレーキを装備している場合は、 電源が入っていないと手回しができないため、ブレーキ 注 意 解除ハンドルを右回りで一杯まで回わして、ブレーキを 解除してください。(電源ONの場合は、逆回転させ元に 戻してください) <輪転機の場合> ブレーキ解除ハンドル *突発停電にならない予防活動が重要です。 ※ 詳細または不明な点がございましたら、下記まで問い合せ願います。 株式会社小森コーポレーション テクノサービスセンター 東京:本社 03-3624-7166 部品販売 03-3624-7154 埼 玉 048-480-7166 相 模 046-278-2355~8 東日本サービス 北海道 東 北 北 陸 名古屋 011-641-1505 022-282-8871 076-422-5588 052-363-5011 西日本サービス 大 阪 九 州 中 国 四 国 06-6939-0141 092-433-7615 082-295-9100 087-864-3902