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栃木県第 11 次鳥獣保護事業計画 主な変更の内容(案)
栃木県第 11 次鳥獣保護事業計画 主な変更の内容(案) 計画策定に当たって(P1) 1 計画策定の趣旨(根拠)の文末に なお、鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律の一部を改正する法律(平成 26 年法律第 46 号) の施行の日である平成 27 年 5 月 29 日において変更し、第 11 次鳥獣保護管理事業計画とします。 改正法による「保護」と「管理」の定義 生物多様性の確保、生活環境の保全又は農林水産業の健全な発展を図る観点から、 鳥獣の保護:その生息数を適正な水準に増加させ、若しくはその生息地を適正な範囲に拡大させること又はその生息数の水 準及びその生息地の範囲を維持すること 鳥獣の管理: その生息数を適正な水準に減少させ、又はその生息地を適正な範囲に縮小させること を追加する。 Ⅰ 目指す方向と基本的な取組 第3 具体的な取組の展開(P26) 6 保護管理を担う人材の育成と活用の(2)の次に (3) 認定鳥獣捕獲等事業者制度の活用 鳥獣の管理を推進するにあたっては、鳥獣の捕獲等を適切かつ効果的に実施することができる 認定鳥獣捕獲等事業者の育成・確保が必要です。認定鳥獣捕獲等事業者については、指定管理鳥獣 捕獲等事業の受託者として鳥獣の捕獲等に携わることに加え、将来的には鳥獣の生息状況の調査や 計画策定、モニタリング及び評価等にも関与する等、地域の鳥獣の管理の担い手となることが期待 されます。 鳥獣の捕獲等をする事業を実施する法人が、その鳥獣捕獲等事業において、鳥獣の捕獲等に係 る安全管理体制や、従事者の技能・知識が、一定の基準に適合し、適切かつ効果的な鳥獣の捕獲 等をすることができるとして認定するものとし、認定鳥獣捕獲等事業者の育成・確保に努めるも のとします。 を追加する。 8 鳥獣保護区の指定等による生息環境の保護(P27) (2) 鳥獣保護区の存続期間の更新の文中「被害が軽減するまでの間」の前に存続期間の満了に係わ らずを追加する。 Ⅱ 事業の実施プログラム 第4 鳥獣の捕獲等及び鳥類の卵の採取等の許可に関する事項(P45) 1 鳥獣の区分と保護管理の考え方の表に 区 分 説 明 環境省が法に基づき定める集中かつ 広域的に管理を図る必要のある有害 指定管理鳥獣 鳥獣(ニホンジカ、イノシシ) 取扱いの方向性 地域個体群の存続に配慮しつつも、狩猟や有害鳥獣捕獲により 必要な捕獲を推進します。 また、県においても生息状況や被害状況等を勘案し必要な場合 は国とともに捕獲事業を実施します。 を追加する。 2 鳥獣の捕獲等又は鳥類の卵の採取等に係る許可基準の設定(P46) (2) 許可する場合の基本的考え方の表を 目 的 ①学術研究を目的とする場合 説 明 学術研究(環境省足環を用いる標識調査を含む。)を目的とする捕獲等又は採 取等は、当該研究目的を達成するために不可欠な必要最小限のもの(外来鳥獣 等に関する学術研究にあっては適切なもの)であって、適正な研究計画のもと でのみ行われるものとします。 ②鳥獣の保護を目的とする場合 ア 第一種特定鳥獣保護計画・希 第一種特定鳥獣保護計画・希少鳥獣保護計画に基づく鳥獣の保護を目的とした 少鳥獣保護計画に基づく鳥獣 捕獲等又は採取等は、人と鳥獣との適切な関係の構築を目指した科学的・計画 の保護 的な保護の一環として、生物の多様性の確保、生活環境の保全又は農林水産業 の健全な発展を図る観点から、地域個体群の長期にわたる安定的維持を図りつ つ、その生息数を適正な水準に増加させ、若しくはその生息地を適正な範囲に 拡大させること又はその生息数の水準及びその生息地の範囲を維持するために 必要な範囲内で行われるものとします。 イ 鳥獣の保護に係る行政事務 鳥獣行政事務担当職員が職務上の必要があって捕獲又は採取する場合 の遂行 ウ 傷病により保護を要する鳥 鳥獣行政事務担当職員や鳥獣保護管理員等が、傷病鳥獣を保護する目的で捕獲 獣の保護 する場合 ③鳥獣の管理を目的とする場合 ②ア 鳥獣による生活環境、農林 鳥獣による生活環境、農林水産業又は生態系に係る被害が現に生じているか又 水産業又は生態系に係る被害 はそのおそれがある場合に、その防止及び軽減を図るために行うものとします の防止を目的とする場合 。特に外来鳥獣等については、当該鳥獣を根絶又は抑制するため、積極的な有 害鳥獣捕獲を図るものとします。 イ 第二種特定鳥獣管理計画及 第二種特定鳥獣管理計画及び特定希少鳥獣管理計画に基づく鳥獣の数の調整を び特定希少鳥獣管理計画に基 目的とした捕獲等又は採取等は、人と鳥獣との適切な関係の構築を目指した科 づく鳥獣の数の調整 学的・計画的な管理の一環として、生物の多様性の確保、生活環境の保全又は 農林水産業の健全な発展を図る観点から、地域個体群の安定的維持を図りつつ 、その生息数を適正な範囲に減少させ、又はその生息地を適正な範囲に縮小さ せるために必要な範囲内で行われるものとします。 に修正する。 4 鳥獣による生活環境、農林水産業又は生態系に係る被害の防止を目的とする場合(P51) 項目を「4 鳥獣の保護を目的とする場合」と「5 鳥獣の管理を目的とする場合」に大別する。 「4 鳥獣の保護を目的とする場合」に「第一種特定鳥獣保護計画・希少鳥獣保護計画に基づく鳥獣 の保護」及びP60 の「6 その他特別の事由の場合の鳥獣の保護に係る行政事務の遂行の目的」及び「傷 病により保護を要する鳥獣の保護の目的」を追加する。 ② 許可の基準 「ア 許可対象者及び許可期間」(P55) ニホンジカ、イノシシの許可期間の上限を 90 日から1年に変更する。 ニホンザルの許可期間の上限を恒常的に被害が発生している場合において1年とする。 5 特定計画に基づく数の調整を目的とする場合(P59) 1) 許可に当たっての留意事項のオの次に カ 生活環境に係る被害の防止の目的で住居集合地域等において麻酔銃猟をする場合については、鳥 獣による生活環境、 農林水産業又は生態系に係る被害の防止を目的とする捕獲として法第9条第1項 の規定による環境大臣又は都道府県知事の許可及び法第 38 条の2第1項の規定による都道府県知事 の許可を得るとともに、法第 36 条で使用を禁止されている麻酔薬を使用する場合においては、法第 37 条の規定による環境大臣の許可を得るものとします。 (2)第二種特定鳥獣管理計画に基づく鳥獣の数の調整を目的とする場合(P61) ① 許可対象者及び許可期間 ツキノワグマを銃器・わなで捕獲する場合について許可期間の上限を 20 日として、追加する。 第6 特定鳥獣保護管理計画の作成に関する事項(P71) 内容を「第6 第1種保護計画」と「第7 第2種管理計画」に大別する(以下、条項移動)。 を追加する。 第8 鳥獣保護事業の実施体制に関する事項 (P78) 3 保護管理の担い手の育成の(1)方針の次に (2) 認定鳥獣捕獲等事業者の育成・確保 認定鳥獣捕獲等事業者については、将来的に鳥獣の生息状況の調査や計画策定、モニタリング 及び評価等にも関与することができるよう、育成・確保に努めるものとします。 を追加する。