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マイナンバー法の施行に伴う関係法律の 整備等に関する法律

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マイナンバー法の施行に伴う関係法律の 整備等に関する法律
資料5
マイナンバー法の施行に伴う関係法律の
整備等に関する法律案について
内閣官房社会保障改革担当室
参事官補佐 浅岡 孝充
1.マイナンバー法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案の概要
(行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案)
行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律、いわゆるマイナ
ンバー法の施行に伴い、関係法律の規定の整備を行うため、所要の措置を講ずるもの。
本法で規定の整備を行うのは27法律
○個人番号関係(但し、利用範囲関係以外)
・地方自治法の一部改正(1条、2条)
・国民年金法の一部改正(10条、11条)
・住民基本台帳法の一部改正(17条~23条)
・行政手続等における情報通信の技術の利用に関する
法律の一部改正(28条、29条)
・総務省設置法の一部改正(39条~41条)
○利用範囲関係
・地方税法の一部改正(5条)
・租税特別措置法の一部改正(8条、9条)
・国税通則法の一部改正(12条、13条)
・所得税法の一部改正(15条、16条)
・内国税の適正な課税の確保を図るための
国外送金等に係る調書の提出等に関する
法律の一部改正(25条、26条)
○個人番号情報保護委員会関係
・特別職の職員の給与に関する法律の一部改正(3条、4条)
・行政機関の保有する情報の公開に関する法律等の一部を
改正する法律(33条)
・国家公務員法の一部改正(34条)
・国家公務員法等の一部を改正する法律等の施行に伴う
関係法律の整備等に関する法律の一部改正(35条)
・内閣府設置法の一部改正(37条、38条)
○法人番号関係
・投資信託及び投資法人に関する法律の一部改正(6条)
・信託法の一部改正(6条)
・信用金庫法の一部改正(7条)
・酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律の一部改正
(7条)
・労働金庫法の一部改正(7条)
・資産の流動化に関する法律の一部改正(7条)
・商業登記法の一部改正(14条)
・保険業法の一部改正(24条)
・財務省設置法の一部改正(42条)
○個人番号カード関係
・電子署名に係る地方公共団体の認証業務に関する
法律の一部改正(30条~32条)
・地方公共団体情報システム機構法の一部改正(36条)
○罰則関係
・組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する
法律の一部改正(27条)
○附則(施行期日)
1
2.整備法等において税制上措置すべき事項 <国税>
項目
見直し内容
1.申告書・法定調
書等の記載事項への
「番号」の追加
①税務署長等に提出する申告書・申請書等(法定調書を除く。)の記載事項に、次の者の「番号」(個人番号
及び法人番号)を追加する。
・当該申告書・申請書等を提出する者
・控除対象となる配偶者及び扶養親族
・青色事業専従者及び白色事業専従者
・源泉徴収義務者等を経由して申告書等(非課税貯蓄申告書等)を提出する場合の当該源泉徴収義務者等
②税務署長に提出すべき法定調書の記載事項に、次の者の「番号」を追加する。
・法定調書の提出義務者
・法定調書の対象となる金銭受領者等
・その他法定調書に記載すべき者(生命保険契約に基づく契約者等)
③税務署長等以外の者(源泉徴収義務者等)に提出する税務関係書類(非課税貯蓄申込書等)の記載事項に、
当該税務関係書類を提出する者の「番号」を追加する。
2.告知事項・本人
確認事項への「番
号」の追加
3.本人確認書類の
整備
4.開始時期・経過
措置
○金銭受領者等がその金銭支払者等に対し税法上告知すべき事項に、当該金銭受領者等の「番号」を追加する。
○当該告知を受けた者が税法上本人確認すべき事項に、当該金銭受領者等の「番号」を追加する。
○税法上の本人確認書類に、「個人番号カード」及び「個人番号の記載のある住民票の写し」等を追加する。
○原則
マイナンバー法における「番号」の利用開始日以後の課税期間等に係る申告書(同日の属する年分以後の
所得税及び贈与税の申告書、同日以後に開始する事業年度に係る法人税の申告書、同日以後の相続又は遺贈
に係る相続税の申告書並びに同日以後に開始する課税期間等に係る消費税等の申告書)、同日以後に提出す
べき申請書等(申告書及び法定調書を除く。)並びに同日以後の金銭等の支払等に係る法定調書及び告知・
本人確認について適用する。
○経過措置
法定調書の対象となる金銭等の支払等のうち上記の番号利用開始日前に締結された「税法上告知をしたも
のとみなされる取引」に基づき同日以後に金銭等の支払等が行われるものに係る「番号」の告知・本人確認
については、同日から同日以後3年を経過する日後の最初の金銭等の支払等の時までの間に行うことができ
ることとする。
2
3.わが国の法定資料の種類
所得課税に関するもの
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
利子等、配当、収益の分配等に関するもの
1 利子等の支払調書(注1)
2 国外公社債等の利子等の支払調書(注1)
3 配当、剰余金の分配及び基金利息の支払調書
4 国外投資信託等又は国外株式の配当等の支払調書
5 投資信託又は特定受益証券発行信託収益の分配の支払調書
6 オープン型証券投資信託収益の分配の支払調書
7 配当等とみなす金額に関する支払調書
8 名義人受領の利子所得の調書(注1)
9 名義人受領の配当所得の調書
10 上場証券投資信託等の償還金等の支払調書(注1)
11 非課税口座年間取引報告書
不動産、株式等の譲渡の対価等に関するもの
12 不動産等の譲受けの対価の支払調書
13 株式等の譲渡の対価等の支払調書
14 交付金銭等の支払調書
15 信託受益権の譲渡の対価の支払調書
16 先物取引に関する支払調書
17 金地金等の譲渡の対価の支払調書
18 名義人受領の株式等の譲渡の対価の調書
19 譲渡性預金の譲渡等に関する調書
20 特定新株予約権等・特定外国新株予約権の付与に関する調書
21 特定株式等・特定外国株式の異動状況に関する調書
22 新株予約権の行使に関する調書
23 株式無償割当てに関する調書
24 特定振替国債等の譲渡対価の支払調書
25 特定口座年間取引報告書
給付補てん金、利益の分配、償還金、生命・損害保険契約等に関するもの
26 定期積金の給付補てん金等の支払調書(注1)
27 匿名組合契約等の利益の分配の支払調書
28 生命保険契約等の一時金の支払調書
29 生命保険契約等の年金の支払調書
30 損害保険契約等の満期返戻金等の支払調書
31 損害保険契約等の年金の支払調書
32 無記名割引債の償還金の支払調書
33 特定振替国債等の償還金等の支払調書
Ⅳ
報酬等、使用料等、給与、退職金、公的年金等に関するもの
34 報酬、料金、契約金及び賞金の支払調書
35 保険代理報酬の支払調書
36 不動産の使用料等の支払調書
37 不動産等の売買又は貸付けのあっせん手数料の支払調書
38 給与所得の源泉徴収票(住民税:給与支払報告書)
39 退職所得の源泉徴収票(住民税:退職所得の特別徴収票)
40 公的年金等の源泉徴収票(住民税:公的年金等支払報告書)
Ⅴ
非居住者等に関するもの
41 非居住者等に支払われる組合契約に基づく利益の支払調書
42 非居住者等に支払われる人的役務提供事業の対価の支払調書
43 非居住者等に支払われる不動産の使用料等の支払調書
44 非居住者等に支払われる借入金の利子の支払調書
45 非居住者等に支払われる工業所有権の使用料等の支払調書
46 非居住者等に支払われる機械等の使用料の支払調書
47 非居住者等に支払われる給与、報酬、年金及び賞金の支払調書
48 非居住者等に支払われる不動産の譲受けの対価の支払調書
Ⅵ
その他
49 信託の計算書
50 有限責任事業組合等に係る組合員所得に関する計算書
資産課税に関するもの
51
52
53
54
生命保険金・共済金受取人別支払調書
損害(死亡)保険金・共済金受取人別支払調書
退職手当金等受給者別支払調書
信託に関する受益者別(委託者別)調書
その他
55 国外送金等調書
(注1)上記1、2、8、10、26の支払調書については、個人に支払う場合には税務署への提出は要しない。
(注2)なお、平成24年度税制改正法案において、「外国親会社等が国内の役員等に供与等をした経済的利益に関する調書」及び「国外財産調書」の
創設が盛り込まれている。
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