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NTTドコモ - Adobe

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NTTドコモ - Adobe
Case Study
NTTドコモ
Adobe Digital Publishing Suiteの導入により
自社で法人向け営業ツールを制作し、
マルチプラットフォーム向けアプリでビジネス支援を行う
株式会社NTTドコモ
法人事業部
http://www.docomo.biz/
概要
株式会社NTTドコモ法人事業部は、スマート
デバイスを通してスピードが求められる日本
企業へ業務効率化を図る様々なソリューション
の提案・ビジネス支援を行っている。
ビジどこ
http://www.docomo.biz/html/
bizdoko/?right=bizdoko
株式会社NT Tドコモ法人事業部では、高速ネットワークを利用した幅広いビジネスソリューションを提供している。
しかしカタログのような紙媒体ツールだけでは限界があり5,000名を超える法人営業スタッフの活動を支える新しい
ツールの必要性を感じていたという。
そこで外部委託を行わずに自分たちでアプリ制作まで行えるAdobe Digital Publishing Suite(以下DPS)を導入。
Android端末、iPad、iPhone向けにリリースされているアプリ
「ビジどこ」を開発した。このアプリは導入事例を
数多く紹介した映像が収録された営業支援ツールとして活用されている。今回はDPSが営業支援ツールとして、
どのように採用されたのか、また企業がスマートデバイス向けメディアを持つ意義についてお話を伺った。
営業スタッフが均一なプレゼンを行うには映像が有効
DPSを使えば映像が簡単に組み合わせられる
NT Tドコモといえば日本最大の契約数を誇る携帯電話会社として知られているが、日本全域に広がる高速で安定
した通信インフラと、5千人を超える法人営業スタッフによるきめ細やかな対応によりビジネス現場での採用数が
多いのが特徴だ。そのビジネスの最尖端で活動する営業の支援やソリューションの情報提供を行うのが法人ビジネス
戦略部だ。
営業支援ツールとして、2013年4月にNTTドコモのケーススタディを広く紹介するAndroid向けの無料アプリ
「ビジどこ」をリリース。同年10月にはiOS向けにもリリースされた。またインタラクティブな仕掛けやレイアウトの
見せ方を工夫しながら伝える新しいデジタルマガジン
「4D」も提供。さらに社内限定で利用する営業支援アプリとして
「ビジどこプラス」
を制作・配信している。これらのアプリはすべてDPSで制作された。
ビジどこアプリをインストールすると、事例
紹介や最新モデルの製品ガイドなどマルチ
フォリオ形式でダウンロード可能となっている。
さらに Web上の法人向けサイトやニュース
へリンクがありポータルとしても利用可能だ
社内で制作を行っている営業支援ツール
では、タブレット上でスライドをめくりながら
話を進め、詳細情報は Web と連携するなど
スピーディーに対応可能
「DPS を使うことで、企業が自ら発信する
スマートデバイス向けの新しいメディアを
持つことができました。」
株式会社 N T Tドコモ
法人事業 部 法人ビジネス戦 略 部長
松木 彰氏
「NTTドコモの法人事業部では自社の製品・サービスだけでなく、他社のサービスを組み合わせてお客様に最適な
ソリューションを提供しています。ですが、スマートフォンやタブレットのような製品に加え、全てのソリューションの
知識まで営業が持つには負担が大きい。パンフレットのようなツールでは文章を読みこんで理解しなければならず
限界があるので、新しいツールを探していました。」
営業スタッフが増えるなか、知識やスキルの共有を行うための方策を探っていたと法人ビジネス戦略部長の松木
彰氏が話してくれた。そして行き着いた答えは数ある導入事例を映像として紹介することだったという。
「伝えたい内容を文章ではなく映像にすることで伝わりやすくなる。営業経験が浅く不慣れでも均一したプレゼン
テーションが可能になり営業自体の学習にもなる。しかし、映像は長くては駄目で全て2分前後の映像にまとめて
います。こうすることでキーパーソンが数分しか時間がなくても、その時間内で必要な事例の映像をスマート
デバイス上で提示することができます。DPSを採用したのはこの事例映像を簡単に組み込めたこと、さらにマルチ
プラットフォーム向けに制作でき、映像をアプリとしてダウンロードしておける点でした。」
多くの資料をWeb上に置けば更新性は高くなるが、通信インフラの弱い地域ではタイムラグが生じビジネス機会
を失いかねない。全ての映像データをデバイスに保存しておけるDPSならではのメリットが大きかったという。また
NTTドコモで扱うスマートデバイスはAndroid端末やiPhone、iPadなど端末も多岐にわたる。これら全てのデバイス
向けにコンテンツが配信できる点もマッチした。
「スマートデバイスの登場と、ツールが進化
することで昔はできなかったことが自分で
できるようになりました。」
株式会社 NT Tドコモ
法人事業部 法人ビジネス戦略部
久保 秀和氏
映 像を収録したアプリを見せるだけでなく
紙資 料を残すことも大切
タブレットアプリを利用してプレゼンを行うと理解度は高くなるが、タブレット本体を客先に置いてくるわけには
行かない。そのため、見開き単位にタブレット4画面分を並べた冊子を読み物として制作することで、スマート
デバイスと紙をハイブリッドにした展開ができたという。デジタルデバイス向けに制作したコンテンツを高品質な
印刷にも利用できるのは、InDesignでレイアウトしたものをそのまま電子化できるDPSならではと言える。
「タブレット向けと紙向けを別々にデザイン・レイアウトするとコストがかかってしまいますが、同じ画面を冊子
にしているだけなので、コストは下げられています。また動画の撮影・編集も広告代理店や制作会社に毎回発注
するとコストが増大してしまいますが、社内の展示スペースを撮影用のスタジオに転換して動画編集も行えるように
しました。全て社内で制作することでトータルでコストを下げることができました。」と映像の編集やレイアウトまで
こなす営業企画・プロモーション担当の久保秀和氏は語る。
掲載された写真や、映像にはNTTドコモの社員や開発者自らが登場している。大事なのは作っている人が
見えること。コストを下げたことで、その分の予算を他に回せるので、より内容を充実させて良いものにすることが
できる。とコストダウンが目的ではなく、プレゼンの質を上げることが大事だと教えてくれた。
ビジどこのアプリ上では映像で収録された
事例紹介を再生し、冊子では文章で読むこと
ができる。両方のツールをハイブリッドに
組み合わせることで、最適な提案が可能に
なる
1つのコンテンツをAndroid、iOS、Windows 8など
多くのプラットフォームに配信できる
「ビジどこ」や「4D」といったメディアを自分たちで考え、発信することによる相乗効果もあったという。
「制作物を外注し続けていると、提案を受け入れるだけで自分達で考えることをやめてしまう。企画も代理店に
お願いするのではなく、自社でメディアを持つことで、自分たちのサービスをどうやって伝えれば良いのか考える
ようになり、思い入れもより強くなります。」
必要なものは外部へ発注するが、社内で制作を行うことで、苦労はあるがノウハウも築き上げられ、お客さまに
分かりやすく伝えるにはどうすべきか考えることにつながると松木氏は話す。
製品に関する詳 細
http://www.adobe.com/jp/products/
digital-publishing-suite-family.html
「タブレットのようなスマートデバイスが身の回りに当たり前のように存在し、編集ツールも進化して使いやすく
なり、誰でも編集が行えるようになりました。これからはスライド資料を作成してきたように映像も制作できるように
ならなければと感じています。」
最適なソリューションをスピーディに提供するにはツールを駆使して自分たちで作り上げる必要があると久保氏は
語る。
今後は、このメディアを活用して営業活動を分析して生かしたいという。DPSには、アプリ内で配信された
ページやムービーがどのように見られているか解析する機能がある。この機能を利用すれば、どの事例や映像が
数多く見られ、再生されたか統計を取ることができる。
アドビ システムズ 株式会社
〒141-0032 東京都品川区大崎1-11-2
ゲートシティ大崎 イーストタワー
www.adobe.com/jp/
Adobe Systems Incorporated
345 Park Avenue
San Jose, CA 95110-2704
USA
www.adobe.com
今まで出版社やテレビ局といった企業しか持つことができなかったマスメディアに対して、マルチプラットフォーム
アプリを通じて企業が新しいメディアを持つことが可能になった。決められた枠に出稿する今までの広報活動とは
別に、企業がダイレクトに発信する新しいプロモーションが生まれてきている。
Adobe, the Adobe logo, Creative Cloud, Illustrator, and Photoshop are either registered trademarks or trademarks of Adobe Systems Incorporated,in the United States and/or other countries.
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