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次世代CAS技術 高度広帯域衛星伝送システム
1-4 8Kスーパーハイビジョン 次世代CAS技術 MMT対応スクランブル装置 展示概要 放送局 コンテンツの権利保護とアクセス制御を 実 現 す る 次 世 代 の C A S ※1技 術 を 研 究 し て います。 今回、国内標準規格に準拠した、8K信号を リアルタイム処理可能なMMT※2対応スクラン ブル装置を開発しました。 8K信号をリアルタイム 処理可能なMMT対応 スクランブル装置を開発 コ ン テ ン ツ の 暗 号 化 特徴 ・ 放送と通信の双方を組み合わせて伝送可能な MMTに対応しています。 ・スクランブル方式に128ビットブロック暗号を採用 し、 堅固な秘匿性を備えています。 ※1 CAS(Conditional Access System): 限定受信方式 ※2 MMT(MPEG Media Transport) :多様な伝送路に対応する国際標準の メディア伝送方式 1-5 復 号 用 の 鍵 の 配 信 㻤㻷ཷಙᶵ 高度広帯域衛星伝送システム 8K放送のための大容量伝送方式 展示概要 8K放送の実現を目指して、大容量の衛星伝送 技術の開発を進めています。2016年の8K試 験放送を想定し、12GHz帯放送衛星を使用 した伝送実験を行っています。今回は、NHK 放送センターから信号を送信し、放送衛星を 経由した信号を技研で受信しています。 特徴 ・ 変調方式として現在の方式よりも多くの情報が伝送 可能な16APSK※1を採用しました。 誤り ・ 誤り訂正符号としてLDPC符号※2を採用し、 訂正能力を向上しました。 ⃝この研究の一部は、総務省の「超高精細度衛星・地上放送の周波 数有効利用技術の研究開発」を受託して進めています。 ○本方式は、国の技術基準として総務省令および告示に反映され、 電波産業会の標準規格※3として採用されています。 ○衛星への送信および衛星からの電波発射は、実験試験局免許 (BS17ch)を保有する(株)放送衛星システム(B-SAT)の協力に より実施しています。 放送衛星 (BS-17ch) 17GHz帯 本方式 12GHz帯 1 3 5 7 9 11 13 15 17 19 21 23 ch ch ch ch ch ch ch ch ch ch ch ch 現行BSデジタル方式 衛星放送の周波数配置と伝送方式 NHK放送センター (渋谷) 技 研 ※1 16APSK (Amplitude and Phase Shift Keying) : 搬送波に16通りの振幅・位相差を与えて送信することで、 同時に4ビットの情報を送信する変調方式 ※2 LDPC符号(Low Density Parity Check Code):低密度パリティ検査。符号長が長いことが特徴で、理論限界に迫る高い訂正能力を持つ ※3 標準規格:ARIB STD-B44「高度広帯域衛星デジタル放送の伝送方式」