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平成24年度(2012年度) 事業報告書

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平成24年度(2012年度) 事業報告書
平成24年度(2012年度) 事業報告書
自
至
平成24年4月 1日
平成25年3月31日
Ⅰ.概要
主力のプリズム式双眼鏡の日本からの輸出(出所:財務省輸出統計)では、数量で14万9千個、金額で28億9千万円
となり、前年比数量で20%減、金額で4%減に推移した。輸出全体の約5割を占める北米が、数量で6万8千個(24%減)、
金額で14億4千万円(23%減)と低迷したことが大きい。一方、欧州主要9ヶ国合計は数量で3万で3万5千個(35%増)、
金額で9億3千万円(58%増)と好調で、そのうちオランダ、ベルギー、ドイツ、イギリスの4ヶ国計で欧州への輸出のうち
約94%を占めていた。また、国内(出所:経済産業省機械統計)は、生産数量で11万6千個(7%増)、生産金額で21億1
千万円(14%増)と上昇傾向にある。自主統計生産実績では、数量で約4%増、金額で約5%減であった。
なお、その他地域(北米、欧州、国内を除く)では各統計ともに昨年同水準であった。
広報事業では、イベント参画事業として映像関連CP+を中心に、バードフェスティバル、練馬まつりと産業交流展の他
に天体関係の胎内星まつり、三鷹星と宇宙の日にも初出展し、会員企業の協力を得て双眼鏡、望遠鏡、レーザー距離
計について機材毎の見方、楽しみ方について初心者から上級者までより多くのお客さまと接することができた。
特に、CP+でのセミナーでは、二つの彗星(3月のパンスターズ彗星、11月のアイシン彗星)の話題には多くのファンか
ら関心が寄せられ、目標物を双眼鏡でしっかり捉え、さらに天体望遠鏡で追跡、デジカメで撮影するといった一連の手
順、過去の参考画像をもとにした手持ち機材での撮影方法、或いはお奨め機材の購入などのアドバイスは非常に喜ば
れ、望遠鏡ライフの楽しさを知っていただくとともに、今後の需要喚起にもつなげた。
平成24年度(2012年度)の当工業会各事業の具体的内容について、以下の通り報告する。
Ⅱ.
事業報告
1.
会議
1.1
第36回通常総会:平成24年5月25日(金) 「東武百貨店本店(バンケットホール)にて」
第36回通常総会
議案
1.2
第1号議案
平成23年度事業報告書及び収支決算書承認の件
第2号議案
平成24年度事業計画書承認の件
第3号議案
平成24年度会費の額及びその納入方法承認の件
第4号議案
平成24年度収支予算書承認の件
第5号議案
役員(理事・監事)選任の件
理事会:
① 平成24年5月11日(金):第36回通常総会上程議案の件、役員改選の件、総会運営要領の件、その他
② 平成24年5月25日(金):会長・副会長互選の件、顧問・相談役委嘱の件、常設委員会の委員及び委員長の件
③ 平成24年8月30日(金):内閣府届出状況、継続事業1~6までの実施進捗状況他を確認。
④ 平成24年11月30日(金):内閣府届出状況、継続事業1~6までの実施進捗状況他を確認。
⑤ 平成25年1月23日(水):正会員入会・正会員退会の件、理事会日程の決定など。
⑥ 平成25年3月22日(金):第37回総会上程議案の件
1.3
総務広報委員会:平成25年3月15日(金):平成25年度事業計画、及び収支予算書の件
1.4
技術委員会:平成25年3月27日(水)
検査関連機器、分光透過率測定、他依頼検査の件数と動向、平成25年度技術研修会テーマの検討
平成25年度の技術研修会テーマ「光学薄膜技術」の内容検討の件
1.5
業界活性化委員会
5回開催(平成24年-5/31、7/11、9/5、12/5、平成25年-2/13)。
東京バードフェスティバル、CP+2013工業会セミナー、その他イベント出展と業界活性化
2.
会員情報
2.1
入会
・ 正会員
東海光学株式会社
(平成25年1月1日付)
・ 賛助会員
株式会社阪神交易
(平成24年4月1日付)
・
株式会社ガードフォースジャパン
(平成24年4月1日付)
・ 正会員
株式会社東実精工
(平成24年12月31日付)
・
石川光学工業株式会社
(平成24年12月31日付)
2.2
2.3
〃
退会
〃
平成25年4月1日現在の会員数
正会員数29社(前年比1社減)、賛助会員数5社(前年比2社増)
3.
寄贈品
3.1
㈱五藤光学研究所
4月分:九七式車載重機関銃眼鏡 昭和20年製、富岡光学機械製造所、木箱付
3.2
㈱ガードフォースジャパン
8月分:三脚ABEO 283AV、PH-114V 各キャリーバック付
3.3
興和㈱
8月分:スポッティングスコープTSN-2 キャリーバック付
3.4
㈱東実精工
11月分:スポッティングスコープ Marador SK665 ED×他9セット
双眼鏡 SWIFT 7×50他13台、三脚REDFIELD×1台
4.
継続事業報告
4.1
国際標準化規格関連事業
4.1.1 〔国内委員会〕:3回開催(平成24年-5/30、9/14、平成25年-1/23)
4.1.2 〔JIS国内原案委員会〕
ISO14133-1、及び-2[単眼鏡双眼鏡特性(通常品、及び高級品)]とJISB7121との不整合について。
原案作成委員会にて審議・了承の後、12月17日の計測計量技術委員会で審議、承認され平成25年3月に(一財)
日本規格協会よりJIS改訂(追補)が正式に発行された。
4.1.3 〔TC172/SC4/WG2 国際会議〕
ISO/TC172(光学フォトニクス)/SC4(望遠鏡)/WG2(ライフルスコープ)国際会議に出席。
平成24年(2012年)10月22日(月)、会議場所はスイス連邦・ザンクトガレン市 FISBA OPTIK AG。
議題はライフルスコープに関するNWIP案件4件、修正事項を確認後、CD投票、WI可決を実施。
案件はNW14135-1(特性一般品)及び-2(特性高性能品)、NW14132-3(用語)、NW14490-3(試験)。
4.1.4 〔NWIP投票〕
平成24年(2012年)9月20日〆切で以下のNWIP投票をおこなった。
Amendment to ISO14490-5:2005(望遠鏡測定方法5部:透過率測定:追補):賛成投票。 (参考:投票結果:賛成7、反対0、棄権2)
4.1.5 〔CD投票〕
平成24年(2012年)12月31日〆切で以下の3件のCD投票をおこなった。
4.2
① ISO/CD14132-3(ライフル用語):コメント付き賛成投票 (参考:投票結果:賛成6、反対0、棄権3)
② ISO/CD14135-1(ライフル特性一般品):賛成投票 (参考:投票結果:賛成7、反対0、棄権2)
③ ISO/CD14135-2(ライフル特性高性能品):賛成投票 (参考:投票結果:賛成7、反対0、棄権2)
ホームページ関連事業
一般社団法人への移行に伴う定款変更、平成23年度事業報告&収支報告、平成24年度事業計画&収支
予算書、会員名簿、理事変更、財務省&経済産業省統計、イベント情報&カレンダー、関連URL変更等々、
月2回以上のアップをおこなった。
4.3
イベント関連事業
4.3.1 映像総合展示会CP+2013 「望遠鏡ゾーン」において「望遠鏡セミナー」を開催した。
映像総合展示会CP+2013
会期:平成25年(2013年)1月31日(木)~2月3日(日)、会場:パシフィコ横浜、主催:(一社)カメラ映像機器工業会
協賛:(一社)日本写真映像用品工業会、協力:(一社)日本望遠鏡工業会、その他
望遠鏡関連出展社数:7社、(一社)日本望遠鏡工業会、入場者数:62,597人
62,597人
① エンジョイフォトセミナー
講師:東山 正宜氏 、2月3日(日)、14:30~15:30 「新聞報道と天体写真はどう撮られたか」
講師は朝日新聞社(大阪本社)科学医療部所属。講演内容は、はやぶさ再突入(撮影取材地オーストラリア)、
野口飛行士の地球帰還(撮影取材地・カザフスタン)、昨年の金環日食と背景場所(奈良興福寺を背景とした太陽
軌跡のシュミレーションソフトでの最適地と時間選択と交渉など)、ISS太陽面通過に加えて、天体観測と銀座4丁目
交差点や大阪繁華街での星景写真と使用機材(推奨デジカメ・天体望遠鏡)の紹介などで聴講者は約200
200人。
200
② 工業会ブースでの望遠鏡セミナーでは、会員企業及びCP+実行委員会の協力のもと、野鳥・天体関係のテーマを
中心に講師13名、講演数15本を実施した。二小間と小スペースながら4日間での聴講者は延べ626
626人に達した。
626
4.3.2 野鳥関係
① 東京バードフェスティバル
会期:平成24年(2012年)4月21日(土)~4月22日(日)、会場:東京港野鳥公園、ネイチャーセンター他
主催:東京港埠頭株式会社、(公財)日本野鳥の会、(一社)日本望遠鏡工業会
望遠鏡関連出展社数:6社、(一社)日本望遠鏡工業会、入場者数:2,225人
2,225人
なお、平成25年度は東京港野鳥公園フェスティバル(5/26予定)に変更される。
② ジャパンバードフェスティバル
会期:平成24年(2012年)11月3日(土)~11月4日(日)、会場:千葉県我孫子市手賀沼親水公園他
主催:ジャパンバードフェスティバル実行委員会
工業会関連出展社数:6社、入場者数:約3万人
3万人
③ 大阪自然史フェスティバル
会期:平成24年(2012年)11月10日(土)~11月11日(日)、会場:大阪市長居公園、自然史博物館
主催:大阪市立自然史博物館
工業会関連出展社数:6社、(一社)日本望遠鏡工業会、入場者数:約17,000人
17,000人
4.3.3 天体関係
① 胎内星まつり
会期:平成24年(2012年)8月24日(金)~8月26日(日)、会場:新潟県胎内市胎内平
主催:胎内星まつり実行委員会
工業会関連出展社数:6社、(一社)日本望遠鏡工業会、入場者数:約2万人
2万人
② 三鷹・星と宇宙の日
会期:平成24年(2012年)10月26日(金)~10月27日(土)、会場:国立天文台三鷹キャンパス
主催:自然科学研究機構 国立天文台、東京大学、総合研究大学院大学
工業会関連出展社数:3社、(一社)日本望遠鏡工業会、入場者数:約4,500人
4,500人
4.3.4 その他イベント
① 第35回練馬まつり
会期:平成24年(2012年)10月21日(日)、会場:東京都練馬区総合公園・平成つつじ公園
主催:東京都練馬区
望遠鏡関連出展:(一社)日本望遠鏡工業会、来場者数:165,000人
165,000人
② 産業交流展(東京都中小企業_異業種交流)
会期:平成24年(2012年)11月20日(火)~11月22日(木)、会場:東京ビックサイト
望遠鏡関連出展:(一社)日本望遠鏡工業会、入場者数:52,402人
52,402人
4.4
調査広報事業
4.4.1 公式発表されている財務省関税局輸出入通関統計(双眼鏡、単眼鏡、ライフルスコープ等)、経済産業省機械
統計(プリズム式双眼鏡)をホームページに掲載すると共に会員向けには電子メールで配信した。
なお、経済産業統計は平成25年1月分より見直しにより削除されたが、自主統計は継続している。
4.4.2 国内外の市場・流通動向:諸統計にて掲載。
4.4.3 各種イベント案内:ホームページに掲載すると共に会員向けには会報(電子メール)にてお知らせした。
4.4.4 事業成果の普及:通常総会にて承認後、ホームページに掲載した。
4.5
関連団体提携事業
4.5.1 軽機械センター運営協議会への参画事業:中国・欧州情報収集
・ 7/2(月):会計報告・事業計画、北京事務所出向者紹介、各工業会活動紹介
・ 9/28(金):武田元所長帰国報告(中国情勢、10月上層部交代人事動向等々)
・ 平成25年3月15日(金):予算審議、石井北京事務所長中国の最新事情報告
会員構成:ビジネス機械・情報システム産業協会、日本機械輸出組合、(一社)日本時計協会、
(一社)日本カメラ映像機器工業会、(一社)日本縫製機械工業会、(一社)日本望遠鏡工業会
4.5.2 日本光学工業協会の事業運営参加:国際標準化規格、JIS関連、技能検定等々
・ 4/6(金):光学関連工業会情報交換
・ 6/7(木):役員会(事業報告&会計報告、事業計画&収支予算書)
・ 7/17(火):光学関連工業会合同送別会
・ 平成25年3月21日(木):経済産業省統計見直しに関する打合せ
会員構成:(一社)カメラ映像機器工業会、日本顕微鏡工業会、(一社)日本測量機器工業会、(一社)日本望遠鏡工業会、
日本光学測定機器工業会、(一社)日本写真映像用品工業会、日本医用光学機器工業会
4.5.3 日本写真映像用品工業会との業務提携:CP+協力、各種イベントで用品年鑑を配布。
・ 12/12(火):定時社員総会
・ 平成25年1月17日(木):新春懇談会
・ 平成25年3月27日(火):WEBフォトコンテスト打合せ
4.6
経営環境関連事業
4.6.1 事業環境整備事業:貿易・通商問題、商品の環境対応、BCP、特許と標準化、セミナーにて情報収集。
4.6.2 研修会開催事業
① 平成24年(2012年)4月21日(木)、講師:元ニコンアーキビスト 伊藤 幹生様、「第一部 幾何光学」
② 平成24年(2012年)9月26日(水)、講師:元ニコンアーキビスト 伊藤 幹生様、「第二部 波動光学」
4.6.3 部会活動事業
1.5 業界活性化委員会にて記述。
5.
その他
5.1
検査合計(108件)
依頼検査・性能検査(26件)、検定・校正(視度望遠鏡・ダイナメータ・光軸検査器:59件)、分光透過率(23件)
5.2
検査器具販売(198台)
視度望遠鏡(75台)、携帯型光軸平行器(4台)、ダイナメータ(4台)、ランプ(115個)
6.
行政府機関等への調査協力
6.1
景気対応緊急保証業種指定調査(経済産業省産業機械課、中小企業庁金融課)
6.2
東京都概要調査(東京都労働経済局商工振興部・工業振興課)
以上
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