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抗真菌性 - 日本化学療法学会
抗 真 菌 性,抗 原 虫 性 抗 生 物 質 ト リ コマ イ シ ンに 就 い て 東 大教授 伝染病研 究所 第1細 菌研 究部長 細 微 生 物 を 原 因 と す る 疾 病 は,ペ FLEMING),そ シ ン,ク 吾 a)s・hachijoensisの 続 い て ス ト レ プ トマ イ ロ ラ ン フ ェ ニ コ ー ル,クロ ー レオ マ イ シ ン),オ マ イ シ ン),パ 省 の 中 間 型 で あ る と 考 え られ る。 ニ シ リ ン の 発 見(1929, の 治 療 薬 と し て の 応 用(1940,ABRA一 三AM,CヨAiN,FLOREY等)に ン(オ 谷 一ル テ トラサ イ ク リ キ シ テ ト ラ サ イ ク リ ン(テ シ ト ラ シ ン,ポ リ ミ ク シ ン,エ 菌 学 的 性状 合 成 培 地 上 に 発 育 し た 気 菌 糸 は,幅O.6∼1.2μ 直 線 状 に 分 枝 し,胞 子 が 第2次 リ トロマ ー ポ マ イ シ ン な ど,抗 チ ア 性,抗 大 型 ビ ール ス 性抗 生 物 質 の相 踵 ぐ発 見 と大 量 る(写 真1)。輪 細 菌 性 な い し抗 リケ ッ 式 が 一 変 し,治 生枝形成は 培 地 及 び培 養 条件 に よつ て 差 が あ る。CZAPEK寒 砧 生 産 の 成 功 と臨牀 応 用 の 普 及 と に よ つ て,そ 輪 生 枝 を 形 成(Secon- darywhirlformation)す ラ イ シ ン,カ で, の治 療 の様 天 で は 気 菌 糸 上 に40μ μ,或 療 医 学 に革 命 的進 歩 が もた らされ た。 か ら80 い は それ 以 上 の 間 隔 を お い て 着 生 し,同 抗 真 菌 性 抗 生 物 質 の 研 究 も熾 烈 を 極 わ め,Actinon(1), じ く secolldarywhirlfQrma- Actidion(2),AntimycinA(3),Ascosin(4),Aureothr- tionを icin(5),Cacaomycin(6),Candicidin(7),Chromin(8), な すH-365株(抗 1.S.hachijoensis Eurocidin(9),Flavacid(10),Flaveolin(11),Fradicin(12), 結 核 物 質ReticUlin(21)生 (×1,000) HelixinA,B,C,D(13),MicrocinA,B,(14)Mycelin(15), 産 株)の Nigericin(i6),Rimocidin(17),Rotaventin(ls),Thioa一 枝 が 無 数 の菌 糸 上 に連 鎖 し urin(19),Trichomycin(20),な 見 され た が,臨牀 chomycinに ど 枚 挙 に 逞 の な い ほ ど発 上 偉 効 を 奏 し つ つ あ る も の は わ がTri・ 限 られ て い る ほ ど の 淋 し さ で あ る 。 多 数 の輪 生 て 生 ず る こ と は な い(写 真 2.3)。輪 枝 生 枝 の 第1分 数 は 平 均3∼8本 6∼12μ 抗 原 虫 性 抗 生 物 質 と し て は,Fumagillin,Achromycin,Flavacid,Trichomycin よ5に な どが 挙 げ られ る が,こ で,各 々 で あ る。第2分 数 は 平 均5∼8本 枝 で,各 々 垂 こで ,馬 れ らに つ い て は 近 刊 の 最 新 医 学 に 記 載 し た の で,こ 6∼25個 胞 子 は 円 筒 形 で,O.8N1.0 は 述 ぺ ない 。 に は 私 共(細 茲 谷,小 園 田 洋 子)が1951年 松 信 彦,添 田 百 枝,山 2.S.1㍑ 口 辰 良, に 八 丈 島 の 土 か ら 分 離 し,新 決 定 し た た め に,Streptomyceshachijoensisと ゐゆ 碑s溶 Trchomycinの 生 産,精 製,及 種 と 轟 最 も よ く 認 め られ る の は,egg-albuminagar 驚称 、 体 内抗 上 で あ り,CZAPEK寒 動蟹 応 用 に つ い て綜 説 す る。 で あ る。 Secondarywhirlformatlonが 命 名 した び 試 験 管 内,生 μ ×L5∼1.8μ (×100) 放 線 状 菌 の マ イ セリ ウ ム か ら 抽 出 精 製 し た 新 抗 生 物 質 生 作 用,臨牀 の 胞 子 か ら な る。 ∵ 一 、楓 天, Carvayai'sQatmea1寒 1『 LTricholr監ycin生 Trichomycin(以 れ た 放 線 菌4株 下Tmと 産 天,澱 菌(19)* 略 記 す る)と して 見 出 さ の う ち3株(H-2609,H-2552,H.2535) は 八 丈 島 内 の2力 処 の 土 か ら,他 宇 島 の 土 か ら 分 離 され た。八 丈 島 で 分 離 さ れ た3株 毒 三 はい 底 菌糸 は 不 規 則 に 分 枝 し,幅0.4N .---」1「 の1株(H-3030)は 粉 寒 天培 地 上 で も よ く認 め ら れ る。基 曲 〆 ご→ O.8μ で あ る。 培 養 上 の 性 状:CZAPEK 3.H-365(×100) 色 で あ り,培 寒 天 上 で は,基 底菌糸は無 地 内 に 侵 入 し て 発 育 し,裏 面 は 白 色 か ら 黄 た 如 何 な る放 線 状 菌 と も 明 ら か に 異 な つ て い るか ら, 色 で あ る。気 菌 糸 は3∼4日 S.肱o切oθ 宅 島 か ら分 離 さ あ る が,徐 や や 菌学 的性 状 pinkishcinnamon(Ridg.XXIX)に ず れ も 華 学 的 性 状 が 類 似 し て お り,且 れ たH-3030株 郷 おn.sp.と 命 名 し た。三 は,S・hachil'oensisと つ 今 ま で 記 載 され 目 か ら発 生 し,始 変 わ る。色 変 化 と共 に 輪 生 枝 が 形 成 さ れ る。可 を 異 に し て お りS・hachijoensisとS.rubrireticuliと CZAPEK寒 *菌 学 的 研 究 は山 口辰 良 農 学 士 が主 と して 担 当 した 。 め 白色 で 々 にPinkishbuff(Ridg.XXIX)rPale 天 上 に 継 代 培 養 す る と,第2次 が 少 な く な り,不 規 則 な 第1次 調 の 溶 性 色 素 は な い。 輪 生 枝 形 成 輸 生 枝(primarywhi一 2 CHEMOTHERAPY JAN.,195・4 rls)や 不 規 則 な分 枝 を 示 す よ うに な る。し か し,こ の性 Tab!e1.AntimicrobialspectraofStreptomptces 質 は 血 液 加 土 壌 よ り再分 離 す る こ とに よう て 元k復 帰 し た。 加`妨oθ"3`5bythecross-streakmethod. Testorgan董sm Can4idaalbi`疏 Peni`〃 ε 彦 伽 獅`hrysogenum 0 ¶⊥ Sacchaア0勉 夕02SSake 2 ¶⊥ いo ¶⊥ ¶⊥ Plets)を 生 ず る。気 菌 糸 は 白色 粉 状 で,後 にpaleochraceousbuffを 帯 び て く る。可 溶 性 色素 は 形 成 され な lInhi警'搬z。ne 8 普 通 寒 天 培 地 で は。基 底 菌 糸 は無 色 か ら ク リ ー ム色 を な し・ 集 落 の辺 縁 は 滑 らか で,集 落 上 に は小 液 滴(dro- Bo彦 拶 だ3bassiana 馬 鈴 薯 培 地 上 で は,基 底 菌 糸 は ク リー ム 色 か ら淡 黄 色 で 隆 起 し,摺 を生 ず る。気 菌 糸 は 白色。馬 鈴 薯 は や や 淡 StaPh.aecreus 11 E.coli 13 ゲ ラ チ ン培 地 上 で は,基 底 菌 糸 は 無 色か ら淡 黄 色 で 表 Streptom、ycin--fastEe60露 11.5 面 に 発 育 す る。気 菌 糸,可 溶性 色 素 共 に 無 し。液 化 作 用 者 ま非… 常'に強 い。 Streptothrici箕-fastE.coli 12 B.sub彦ilis 15 牛 乳 培 地 で は鮮 明 な 黄 色 で,表 面 に 非 常 に よ く発 育 す る。気 菌 糸 は培 養 後 期 に所 々斑 点 を な し て生 ず る。可 溶 β ・agri 15 Sarcinαlutea 12 性 色素 は最 初 は な い が,後 に桃 色 を 帯 び,時 とし て蜜 柑 色 に 変 わ る。培 養3日 目頃 牛 乳 に 凝 固 し,続 い て ペ プ ト ン化 が進 む。 B.an彦h7aci3 17 Br・ 15 紫 色 を帯 び る。 硝 酸 塩 還 元 作 用,チ 律 シナ ー ゼ 反応 は 陰 性,蛋 以 上 の よ うに,S・hachijeensisは 第2輪 生 枝 を形 成 す る が,可 溶 性 色 素 を つ く らな いn。n-chromOgenicで あ る。そ してBERGEY,WAKSMANに Secondarywhir1-formerで b)H-3030の " は 明 らか に 異 な る。 菌学的性 状 は 直 線 状 で,SpiralもWhir1を Eg9-a玉bumin寒 の あ り,chromogenictype 合成 培 地 上 の 気 菌 糸 は 幅1μ のCross-streak項ethodに よ る抗 菌 ・ 抗 真 菌 ス ペ ク トル を 見 る と,種 性菌 好 気 性 細 菌 類 に 有 効 な 抗 生 物 質 と,Trichemenasvaginalis,TrePOnemaPallidumの よ うな 原 虫 及 び 真 菌 類 に 述 べ るTmは 後 者,即 ち 原 虫,糸 雄)教 前 後 で,波 状,時 と して もつ くらな い。た だ, 天 の み が 例 外 でS.hachijoensisに つ くる。気 類 菌糸 こに 状 菌 に 有 効 な 物質 であ り ・ 「Rickettsiatsutsugamushiに 緒 方(規 無 効 で あ る こ とが 授 等(物 に よ つ て 実 験 さ れ 」 た。一 気 性 細 菌 に 対 し てTmは 似 した 多 数 のSecondarywhirlsを 々 の グ ラ ム陽 グ ラ ム 陰 性 菌,真 菌 の 発 育 を 抑 制 す る が(Table1), 作 用 す る 抗 生 物 質 とは 別 個 の も の で あ つ て(eo),こ よ る唯1種 に 属 す る処 のs・r2ibrireticasliと 常 法 に よ つ てH-3609株 白質 分 解 作 用 は 強 いa澱 粉 平 板 寒 天 上 の 水 解 環 は12∼13cm で あ る。液 状 培 地 のpHは 微 アル カ リ性 に傾 く。セ ル 冒 一 ズ を分 解 しな い。 あronchiseP彦ica に よ る と,嫌 無 効 で あ る が,真 般好 柄教 授等㈹ 気 性 球-菌(StaPhlilOCOCCZiSaniZerobius, StrePtococcusanaerobiecs),及 び嫌気性桿菌 では ridiumwelchii,Clostridiscmramosusの αos彦一 発 育 を抑 制 す る こ と が 見 出 さ れ(Table2&3)た こ と は,一 ζ の 物 質 に の 色 も薄 い 桃 色 味 を帯 び て くる。基 底 菌 糸 の 幅 は0.7∼ よ つ て 強 く滅 殺 さ れ る原 虫 た る ト リ コ モ ナ ス 及 び ト レポ 1.0μ で あ る。 ネ ー マ が 嫌 気 性 で あ る こ と と関 聯 が あ つ て 興 味 が 深 い。 培 養 上 の性 状 は 次 の よ うで あ る。 CZAPEK寒 天 上 で は,基 底 菌 糸 は始 め無 色,後 に 淡 ま た 現 在 実 験 中 で は あ る が,ト あ る 程 度g抗 黄 色 を 帯 び,培 地 中 に 侵入 して発 育 す る。裏 面 は 茶 色 味 を帯 び る。気 菌 糸 は 白色 綿 状 で あ り,可 溶 性 色 素 は 産 生 S・hachijoensisを 天 上 で は,基 日頃Palepinkishbuffに 色 素 は な い。 近 い 色 に変 つ て く る。可 溶 性 普 通 寒 天 で は,基 底 菌 糸 は ク リー ム色 か ら茶 色 味 を 帯 び,摺 が あ る。気 菌 糸 は粉 状 で,灰 色 が か つ た 白色 で あ 味 を 帯 び,表 面 に 発 育 す る。気 菌 糸 な く,黄 色 が か つ た 淡 緑 の可 溶 性 色 素 を つ くる。 ∬.S・hachijoensisのCro8s-streak法 に ゆ よ る抗 菌,抗 真 菌 ス ペ ク トル 鋤 篇3撚i Streptoco`傷sl ana〃o西 舞sl Bacillu3 アamOS乞6Sl 0.12 0.25 0`25 BacillPtS vaelchi'Al 0・251 鰻 ﹄Φぢ 6ρ o置 oお く る。褐 色 の 可 溶 性 色素 を産 生 す る。 ゲ ラ チ ン培 地 で は,基 底 菌 糸 は ク リー ム色 な い し黄 色 lHomosulf繊ineTrich・mycin」 6τ3 0邸£ oお oお 憾頑く 目頃 か ら漸 く生 じ,最 初 白 色 で あ るが,20∼40 通 気 培 養 す る と,抗 細 菌 性 抗 生 物 質 (48hour)。 底 菌 糸 は ク リー ム色 か ら淡 黄 色 で あ り,培 地 中 に 深 く侵 入 して 発 育 す る。気 菌 糸 は7日 場)。 Table2.Amou且tsucceedinginbactericide さ れ な い。 Eg9-albumin寒 リコ マ イ シ ンは 淋 菌 に も 生 作 用 を 示 す(馬 S彦aPhPtloeoeCUS (Terashi颯a) 2.5 (Itype) 1 コ1 0.5 0.5 15 (ineffective) 3≠ψ 勿lo`o``%3 haemolyticus 0.5 1 5 (〃') CHEMOTHERAPY VOL2NO.1 Table3.Amountsccceedingi且bacter三cide 3 釈 培 養 を以 て1Candida単 o峯 9 Φ"q< 煽獄 8 0060 1s吻擁瀦 捌 σ"σの・oう伽Sl Bacill%s 1.5 0.25 1 0.25 1 0.25 0.5 BacillUS rVelchiil 7al鶉osy.S 屈﹄9 060 0筆 9 0< Staphylococcusl 培 養濾 液 中 の 含髭 と,マ イ セ リウ ム中 の 含 量 と の に 含 まれ る量 よ り約100倍 も大 きい。 rViTri¢ho搬ycinの 15 (ineffective) 駕s 1 だ傷S な 粉培 地 の 場 合 は菌 体 に お け る含 量 は そ の時 の培 養濾 液 中 精 製k*・ タ ン ク培 養 か ら と り出 した 全培 養 をHterpressで 2.5 (Te「ashima)】 加6物0砂 Tmの 0.12 比 は,培 養液 の組 成 に よつ て ちが うよ うで あ るが,き ごus Streptococc・ 間). で あ る が,前 者 の ほ うが後 者 よ り少 し辛 らい 値 が 出 る, lHomosUlfamine、T「ich。mycin lStetoc γ カoζ 位 と定 め る(37。C48時 カ ンデ イ グ単 位 と ト リコモ ナ ス単 泣 とは 殆 ん ど同 じ僚 (96hour). 圧 濾 して菌 体 を あ つ め,80%ア セ トン(ま たは メタ ノール) で抽 出 を く り返 えす が,1回 目の抽 出は 菌 体 が 水 を含 ん で い るか ら,ア セ トン そ の ま まを加 えて 麗 絆 抽 出す れ ば 5 (Itype) よい が,2回 目か らは80%ア セ トン(メ タ ノ・ ・ル の時 は は 培 養 液 中 に 生 じ,原 虫 及 び糸 状 菌,淋 菌,嫌 気 性 菌 に 含 水 で な くて よい)を 使 用 し,pH7・ 有 効 な抗 生 物 質は 主 と して マ イセ リウ ム中 に含 まれ る。 カ リ性 で抽 出す る。抽 出液 を合 併 し,減 圧 で ア セ トンを m.Trichomy¢inの 溜 去 す る と水 が残 るか ら,冷 却 してp理5.5ぐ 生 産 培 養液 はComsteepliquor,肉 実 粉,カ エ キ ス,大 豆粉,綿 ゼ イ ン,ペ プ トンな どを窒 素 源 と し,澱 粉,葡 萄 糖,蘇 糖 な どを 炭 素源 と し,ほ か に無 機 塩 類 を 含 む 液 状 培 地 を使 用 す るが,こ は,黒 工 業 生産 のた め に 記 載 し た``き な 粉,,培 地 〔き な粉3。5%,澱 酒 酵 母(エ 粉2、5%,乾 燥麦 ず,高 圧 滅 菌 〕 で,23∼28。C,孝 ,pH修 正せ ∼4日 間振 巖培 養 また は 通 気 タ ンク培 養 をお こな つ て,培 養液 か ら分 け られ た Myceliumに 濾 過 を お こなつ て渥 澱 を あつ め,小 量 の 冷 水 で洗 つ た の ち 温澱 を 凍結 乾 燥 してTmの 最 も多 量 のTmが う(物。即 ち,ブ タ ノール な どの 水 と 混 合 し な い 溶 煤 と 力 価 の 検 定* ユmg/m1溶 分与)の 完 全 運 動 停 止,滅 殺 に要 す るTm 液 の最 少稀 釈 倍 数 を 以 てTmの1ト ナ ス 単 位 と定 め る。即 ち,滅 菌 した5%馬 不 安 定 であ り,弱 ア ル カ リ性 で安 定,且 リ コモ イ ヨ シ(25)を各 滅 菌 小 試 験管 十 数本 に0.5mlつ に 分注 し,そ の 第1管 に 可 検Tm試 砿5m1を 液 加 え,型 の よ うに混 和 した の ち,倍 数 稀 釈 法 く時 に は 十進 法 稀 釈)を お こな い,各 TV49--1429株 の370'24時 間Fブ 々にT.vaginaJis に 活 濃 に運 動 して い る数 十匹 の原 虫 を認 めた)を0 つ つ 接種 し,37。24時 .5mI 間培 養 の の ち ,位 相 差 鏡 見 に よつ て,原 虫 の片 影 は あ る が,運 動 を完 全 に停 止 させ る のに 要 した 試 料1mg/m1の 最 少稀 釈 倍 数 を以 てTmの1ト 合併 し,有 機 溶 媒 を減 圧 で溜 去 し て 水部 をpH5・5と す る と,黄 り 於 け る完 全 発 育 阻 止 に 要 す るTmlmg/m1溶 液 の 最 少稀 *検 定 は主 と して 添 田 百枝 博 士 が 担 当 した 。 色渥 澱 を 生 ず る。冷 却 淡 澱 を集 め て 微 ア ル カ リ性 の 水 に溶 か し凍 結 乾 燥 す る と,黄 色 の精 製 揚 末 が 得 られ る,こ o魏3に の粉 末 は1%ペ 地 を 用 い てCandidaalb:- 対 して検 定す る と,6,000∼8,000units/mgの 力 価 を示 す。 そ の他 精 製 の別 法 と して 菌 体 の アセ トン抽 出液 か ら たは 吸 著 溶 出法 に よ る精 製 も 可 能 で あ るが,工 業 生 産 上 どの精 製 法 が 最 適 であ るか は 現 在 まだ 研究 中 で あ るか ら,決 定 後 に発 表 し度 い。 Tmの1誘 導 体 は 結 晶す るが,遊 離 の状 態 では まだ 結 晶状 に得 られ な い。協 同研 究 者 で あ る平 田 教授 等 は,後 水 素 化 して 原 虫 な どに 不 活 性 の 自 色 針 状 晶 と し,本 年4月 2)CandidaalbicansのSABOURAUDbrothに して 使 用 し fractions45,6を 述 す る よ うにTmを リコモ ナ ス単 位 と定 め る。 よ り よ く溶 解 す 混 合液 をphaseと 有 機溶 媒 に転 溶 す る法,ま イ ヨン培 養(毎 視 野 酸1生では カウンタ・ ・カ レン トを お こな い,peak プ トン加 葡 萄 糖CZAPEK培 つ無菌的 料 の1mg加1溶 メ る の で ク ロ ロホ ル ム:メ タ ノ ール:pH8.5StpRENSEN 後 血 清 加Fブ ロ ロホル ム 案i出した。pHは 分 配 に あ ま り影 響 が な い よ5で あ るが,Tn1は 緩 衝 液=110.4の 含有 され て い る。 差試 験 に おけ る7㍉ 槻9伽 観sTV49∼1429株 く浜 田義 雄 氏 流 抽 出 法 を お こな 水 との 間 では うま く分 配 しな い の で,ク た,10platesで 1)培 糧 湯 末 とす る。 これ を 更 らに精 製 す る た め に,向 タ ノ ール ・ 水 の 混 液 か らな るphaseを ピオ ス)0.5%,MnC120.0007%,CuSO4 0.0007%,ZllSO40.003%,CaCO30.35% らい に す る と黄 色 の沈 澱 が 多 量 生 ず るか ら,す ば や く陽 圧 でSeitz の物 質 の生産 に 最 適 の 培 養 液 屋 氏 がAureomycinの ε∼8・0の 微 弱 アル の 日本 化 学 会 で発 表 の 予 定 であ る。 纏 精 製 は主 と して小 松 信 彦 博 士 , 緒 方 幸 雄,浜 克理 学 士 が組 当研 究 した。 村憲 JAN.,1954 CHEMOTHERAPY 4 V.Trichoruyinの 1)Tmは Tmの 諸 性 質 窒 素,硫 黄,ハ ロ デ ン を含 ん で い な い。昇 2)Tmは 弱酸 性物 質 で あ るか ら,ア ニ ナ ン交i換樹 脂 用 い 翻 酸 緩 衝 液 で 種 々のpHに よつ て,ま た アル コー ・ …ル,ア セ トンな どのi親水性 溶 媒 を種 々 の 濃 度 に加 え て,交 換 を 試 み た が,Tmは 交 換 しなか つ 3)Tmは ピ リヂ ン,ベ ン ツ アル デ ヒー ド・氷 酷 ・含 水 ア ル コー ル 類,含 水 ア セ トン,弱 ア ル カ リ水 に 可 溶 性 で あ り,エ ー テル,ク ロ 律 ホル ム,ヂ ナ キ サ ン,チ ク ロ ノ ン反 応 な ど全部 陰 性 だ が,Tmの 艶 4)吸 著 ク ロ マ トグ ラ フ イ・ 一 一 ・ ・一 は,Tmが で き な い が,A12Q,,ZnCO3は 酸,ア ル カ リ どの吸 著 剤 は使 用 吸 著 力 が 大 き く,普 通 の た ク ロ ロホ ル ム100mlに タ ーチ,シ リカ ゲ ル な どに よ る パ ー チ シ ヨ ン ク ロマ トグ ラ フ ィ ー は 長 時 間 を 要 し,力 価 の低 下 が 起 る の で適 当 で な い。濾 紙 片 を 用 い て 分 配 させ る と,短 時 間 に 分 配 し,ピ リヂ ン ・水 ・ブ タ 小一 ル(1:2:4)で 溶 出 と,緑 青 色 を 呈 し,暫 ウ ン タ ー カ レ ン ト法 で ク ロ ロ ホ ル ム ル・ 水(2:2:1)の な る。 外 線 吸-収曲 線 測 定 に よつ て,吸-双 を 中 心 に20mscの Tmは メタノー 溶 媒 を 用 い る と,分 配 係 数K=0・92 で,高 度 に 精 製 され る。約12,000units/mgと 7)紫 極 大38δmμ 間 隔 をお い て 多 数 の ピー クが あ り, 多 数 の共 軌2重 結 合 を もつ てい る と考 え られ る。 8)赤 外 線 吸 収 曲線 測 定(innujor)の 結 果,OH基 (28μ),δ また は7一 ラ ク トン(57.5μ),2重 結 合(62μ) の存 在 が あ る こ とが わ か る。 9)滴 定 曲線 測 定 の 結 果,Tmに や フ ェ ノー ル 性OHの は 遊 離 の カル ボ ン酸 よ うな 強 酸 基 は な く,OH,2重 弱酸性 を呈す るも の と考 え られ る。 ア セ チル 化 物 質 は274mμ に 吸 収 の趣大 を 示 し,P一 二 トロベ ン ゾイ ル化 す る と油 状 の ベ ン ゾイ ル 化 合 物 が 得 られ る。ま た,Tmを エPtテ ル に 懸 濁 し・ヂ ァ ゾメ タ ン の エ ー テ ル 溶 液 で処 理 す る と,ト ン リコマ イ シ メ チ ル エ ーテ ル が 得 られ る。こ れ は 種 々の 花媒 に 溶 け るが 重 合性 に 冨 ん で い る。 11)Tmを ら くた つ と黒緑 青 とな る。ま た 溶 呈 色 に は,そ の1滴 を 濾紙 に 滴 加 し・ 水 分 を 除 い て か ら試 薬を 滴 菰 す る と呈 色 す る。 VI.ト リコマ イ シ ンの 毒 性 単 位/mgの 溶 血 性 が強 く,2・000ト 試 料0。5mlを 塩 水 に おけ る1%懸 0.97units/ml(即 リコモ ナス 用 い,洗 灘 兎 赤 血 球 の生理食 濁 液 に,3702時 ち0.48mC 球 よ りも約10倍 mcg(即 間 作 用 させ る と・ ,9)ま で 完 金 溶 血 を示 した ほ ど抵抗 性 が 強 く,同 ち7.8units/m1)ま じ条 件 で,3.9 で完 全溶 血 を 起 した。 また8,000u/mgのTm溶 液 を 用 い て 兎 赤 血 球 に対 して 同 一 条 件 で実 験 す る と,0.06mcg(0・48u/mi)ま で 例 す る。 毒 性(209内 1)静 外 のddD系 塩 化 自 金 を 触 媒 と して 接 触 還 元 す る と・無 色 の針 状 結 晶 と して 水 素 化 物 が得 られ る*・ *以 上 の 化 学 的 研 究 は主 と して 教 室 員 関 正 弘 理 学 士 (現 在 三 洋 化学 株 式 鮒 研 究 室 員)が 名 古 屋 大 学 理 学 部 平 田義 正 教 授 の指 導 下 で行 つ た。 純 系 マ ウス に 対 す る): 脈 内 注 射 の 場 合:100mc9(256units)・ …1 分 以 内 に6匹 全 部 発 死。 50mcg(128units)… ・1分 以 内 に6匹 中3匹 発 死・ 残 りの3匹 は10日 25mcg(64units)6匹 以 上 健 存。 とも10日 12mcg(32〃)同 以 上 健 存。 上。 即 ち,急 死 毒 作 用acutetoxicityは 強 い が,即 免 れ た も の に遅 く現 わ れ る毒 性latenttoxicityは LD50は6,400ト 結 合 の 弱 い 酸 性 基 が 集 まつ てTmは 9)Tmの 溶 液 に こ の試 薬 を滴 加 す る 完 全 溶 血 を 起 した か ら,溶 血 性 の強 さは試 料 の 力価 に比 可 能 で あ る。 6)カ 燥 乾 し た 三 塩 化 ア ンチ モ ン 溶 解 さ せ る。Tmの 液 のTmの 酸 化 燐 で乾 燥 させ ・ が,美 甘 教 授 等 が 見 出 した よ うに,人 の 赤 血 球 は 兎 血 溶 媒 で は 溶離 困 難 で あ る。 5)ス 応 陽 性(試 薬:五 溶 血 性:Tmは に 不安 定 な た め にCaO,Mgco3な 固体に濃硫 に か わ る。 CARR-PRICE反 ヘ クサ ン,ベ ン ゼ ン,石 油 工 一 テ ル,弱 酸 性,又 は 中 性 の水 に 不 溶 性 で あ る。 ニ ン ヒ ドリン ・ビ 酸 また は,濃 塩 酸 を加 え る と,青 色 を 呈 し・ 放 置す る と 209を た。 ク1一 ル 銑 ウ レ ッ ト,フ ェ ー リン グ,ベ ネ デ ィ ク ト・モ ー リツ シ ュ・ 銀 鏡,キ 華 す る性 質 もな い。 IRA400,410を 定 性 反応 は,過 リコ モナ ス単 位/kg,即 死を ないtr ち2・5坦glkg で あ る。 2)腹 腔 内 注 射 の場 合: 200mcg(512u)・ …6匹 共 注 射 後6時 と の間 に麗 れ た。 100mcg(256u)… ・6匹 中4匹 間 と24時 藤 は24時 間 内 に擁れr 2匹 は10日 以上 健 存。 50mcg(128u>…6匹 中3匹 は、6・v24時 間 の間に, 麗 れ,3匹 25mcg(C4u)… は10日 以 上 生 存。t ・6匹 共・10日 以 上 生 存。 静 脈 内 注射 と腹 腔 内注 射 と のLD5eは 3)皮 同 じで あ る。 下 注射 の 場 合: 2・5mg(6,400u>…3匹 共24時 1.Omg(2.560u>…6匹 中3匹 は3日 以 内 に鮪 れ・ 間 内 に 蝿 死。 3匹 は10日 以 上 生 存。 O.5mg(1,280u)・ ・16匹 共 生 存。 この 場 合 のLDsoは,128,000u/kg(50mg/kg)で ある (観 察 期 間 は10日 4)経 5 CHEMOTHERAPY V◎ 」2NO.1 る.近 間)。 口投 与 の 場 合:胃 ゾン デを 用 いTm水 溶液 を 食 道 内又 は 胃 の中 に 静 か に 注入 した 場 合 の毒 性 は比 較 的 ・3匹 と も24時 5mg(12,800u)… 2.5mg(6,400u>…3匹 1.25mg(3,200u>… ・同 攣 な研 究 対 象 に迄 の し上 つ て来 た こ とは 当 然 の帰 結 と見 る べ き で あ ろ う。 到 な 基 礎 的動 物 実験 が 必 要 で あ りCandiaaに 間 内 に髪 死。 上 speciesの と も10日 上 同 以 上 生 存。 質,合 成剤 に類 例 を見 な い ほ ど強 大 な ・;f3vi"toactivity 強 い こ とは ・ て,保 菌 病 竃 に 於 け る カ ン デ ィ ダを 消 滅 させ る よ うな抗 生物 質,合 成 薬 剤 を 見 出す こ とが 先 決 問 題 で あ ろ う*。 しか し,こ の よ うな 基 礎 実 験 は 蓼 々た る も の で,美 甘 教 授 等(53)と螺 良 ㈹ の業 績 を見 た に過 ぎ ない。 既 に 吾 々に よつ て 記載 され た の み な らず臨 琳 的 に 膣錠 と して使 用 され る と,Triekomonasvaginalisを る膣 炎 に 対 し てTPtichomonasを 原 因 とす 速 か に 滅 殺 し,治 療 効 果 を奏 す る こ とは吾 々自身 ㈹ 及 び真 柄 教授 等 く2「})(27), 野 嶽 助 教 授 等(28),山 元 助教 授 等(2{),水 野 教 授 等(30)(31) (鋤(粉,に よつ て 記載 され た。こ れ らの詳 細 を紹 介 し, 或 い は 膣 トリ コモ ナ ス症 の再 発 また は 再 感染,自 家 再 感 染(autogeneousreinfection)に 関 して は,本 誌 と殆 ん ど同時 に 発 行 され る筈 の"最 新 医 学'驚に執 筆 したか ら 舷 に は省 酪 す る。TmはTrePonemaPallidumVこ て 強 力 なinvitvoactivityを カ ンデ ィ ダ症 の治 療に は,(1)圏 カ ンデ ィ ダ症 の治 療,(2)内 有 す るの み な らず,家 兎 有 す る こ とが 吾 々に よつ て記 載 され て い る,``最 新 医学" 同 じ程 度 の 伽vitvoactivityの ある こ とは,團群 馬 大 学 の沢 田 教 授 に よつ て 証 明 され(未 発表), 目下 臨躰 実 験 が お こなわ れ て い るか らそ の成 績 は近 く発 口瘡 な どで あ り,皮膚 ではintra-trigene◎usareas〔 両 股 間 の 内 側,鼠 膜 、指 趾 間 〕 の皮 慮 真 菌 に 対 す る抗 生 作 用 サル フ ア剤 そ の他 の 合成 剤 に よ る化 学 療法,殊 に 抗 細 腋♪ の 置 囲, であ る。 これ らに 対 す る従 来 の 治 療 剤 と して は,ゲ ンチ ア ナ 紫, マ ラ ヒ ッ ト緑,リ ヴ ア ノ ール な どの 色 素,水 銀 剤,な ど が 用い られ て来 た カ㍉ 血 清 の 存 在 に お い て 作 用 が 著 し く 低 下 す る こ と亀 色 素 で あ るた めタト観 上 使 用 を 嫌 悪 され 吾 々㈹ は90例 の街 娼 及 び ダ ン サ)・ ・ 一 ・の 膣 窓 隆 部 分 泌 液 を生 理 食 塩 水3mlで り,約30分 浜 田Fブ (26。66%)にCandidOを す る治療 医学 は 劃 期 的進 歩 を遂 げ たが,そ をDUBOSの らCαndidaを 類,殊 にCandida属(genusCandida即 C.steJJatoidea1株 原 因 とす る カ ン デ ィダ症(Candidiasis,旧 内 科 領 域 に 於 け る カ ンデ ィグ症,即 ち 深 部諸 鳳 器 カ ンデ ィ ダ症,菌 血 症,敗 血 症 に対 して は 有 効 な 治療 剤 も 治療i 法 も未 だ 発 見 され ず,届 者 の大 多 数 は 慢 性 の経 過 を と り つ つ,悪 化 の一 途 を辿 り,不幸 の転 帰 を と るの に対 して, 臨 豚 医 家 に は対 症 療 法 以 外 に途 が な い と 云 う現 状 に あ 分 離 し,う 果 Candidaalbicans37株 C・Pavakr・wsei2株 の綜 説 また は業 績(3e"'19)によつ て肯 定 され た。し か も, の 街 娼 の 膣 分 泌 液 を同 様 に 著 書 記 載 に 従 が つ て 分 類 した 結 て 感 受性 が な い の み な らず却 つ て増 殖 が 促進 され る真 菌 続 出 す る 傾 向 に あ る こ とが 内 外 多 数 ブ 間 培 養iして24例 証 明 した。 また 別 に 吾 々㈹ は,126例 ち40株 ち 旧 称Me-- イ ヨン に接 種 し37。C3 ロ ー寒 天 斜 面 に 移 植 し て37。4,5日 る治 療法 の普 及 に よつ て,微 生 物 を原 因 とす る疾 病 に 対 の反 面,抗 生 液 を滅 菌 試 験 管 に と トリ コモナ ス の証 明 に 努 めた のち,サ 処 理 して47例(37.30%)か 物 質 の 長期 連 用,濫 用 に よつ て これ ら の抗 生 物 質 に 対 し 洗 い,洗 間 静置 し沈 澱 部 分 を ス トレプ トマ イ シ ン (1,000u1)its/mI)加 リケ ッチ ア性,抗 大 型 ビー ル ス性i抗生 物 質 に よ 称Moniliasis)が 爪,爪 乳 房(所 謂乳 房 驚 口瘡 価))及 び肛 囲 な どの カ ンデ ィ ダ症 日間培 養 し,膣 表 され る で あろ う。 nilia属)を 科 的 カ ン デ ィダ症 の 治療 粘 膜 カ ンデ ィ ダ症 の主 な も の は,カ ン デ ィダ性 膣 炎 と驚 赤痢 ア ミ・ 一.q(Enaica・rv.Oebalzistoly彦ica)に 対 菌 性,抗 粘膜 る な どの大 き な欠 点 が あ る。 に一 括 記 載 され る予 定 で あ る。 VIILTrichomycinの で見 え る皮 慮 この2つ に 区別 して考 え る ほ うが 理 解 しや す い。可 視 性 対 し の 家 験 梅毒 症(35)に おい て顕 著 な 伽 痂oactivityを してEmetinと 染経路 明 らか に す る こ と,そ して で き るな らば,実 験 動 物 を 人 工 的 に 長 期 保 菌 者 と し 対 して 他 の抗 生物 を もち,マ ウ スに 対 す るinvi'roactivityの 属 す る各 諸菌 株 の 実 験 動 物 に 対 す る病 原 性,感 (route)及 び 感 染 様 式(modus)を リコ マ イ シ ンの 抗 生 作 吊 TmはTrichomei2asv4ginalisに Tmが 療の問騒 ミ 世 界 の 医 学 界 の真 この 困難 な 治療 問題 を 開拓 して行 くた め に は,綿 密 周 弱 い。 10mg(25,600u)… V皿.ト 来Candidiasis治 40株 と決 定 した。こ の カ ンデ ィ ダ陽性 例(カ 及 び カ ンデ ィ ダ潜伏 例 を含 む)15例 ンデ ィ ダ性膣 炎 と,治 療 開始 前 に は カ ンデ ィ ダを証 明 し得 な か つ た が,治 療 中 これ を証 明 す るに至 つ た もの2例,計17例 に,Tmペ ニ シ リン膣 錠 を毎 日1個 つ つ 使 用 し,毎 日錠斉 挿 入前 に 分泌 液 と膣 内 *カ ンデ イ ダ 症 治療 の基 礎 的 研 究 は添 田 ,中 沢,岡 田 氏 等 が これ を 担 当 した。 JAN.,1954 CHEMOTHERAPY 6 洗 源 液 とを ス ト レプ トマ イ シ ン加Fブ イ ヨ ン→ サ ブn・一 り,慢 性 化 した 中 耳 カ ン デ ィ ダ症 の2例 にTmlmg/m1 寒 天 斜 面 に 培養 した が,全 例 悉 くカ ンデ ィ ダ陰 性 とな つ の水 溶 液 を3日 連 続 して 中 耳 内 に 注 入 し,カ ン デ オ ダは た。し か し,こ の症 院 に は4∼7日 以 上 入 院 が許 され な い 培 養 陰 性 とな り,ガ ン ト リジ ン,ブ の で,遠 隔 成 績 は 不 明 で あ るが,Tln錠 な どに よつ て 耳 漏 は と ま り,鼓 膜 穿 孔 もi著明 に縮 少 し, に よつ て 砂 く とも ドーi球菌 トキ ソイ ド 一 時 的 に は 膣 内か ら カ ン デ ィ ダを 消 滅 させ る こ とが で き 5カ 月後 に 於 け る塗 抹 染 色 及 び 培 養 上 カ ンデ ィ ダは 陰性 た。ま た,膣 カ ン デ ィ ダ症 を 多 年 研 究 され た 水 野 教 授(30 -33)等は トリ コマ イ シ ン膣 錠 の臨 駄 効 果 につ い て ,次 の だ つ た。ま た,耳 糸 状 菌 症5例 よ うに記 載 した。即 ち,さ きに 水 野 等{s9)はTmが lmg/ml水 管 内 に於 い てC・albicansの 試験 発 育 を強 く阻 止 す る こ とを AsPergillvsnigerを 中2例 は.Absidia,他 培 養 証 明 した。前 者 は2例 溶 液5∼7回 の局 所 適 用 で 治癒 し,1カ に お いて も培 養 陰 性 に終 つ た。AsPergiUusに 知 つ た の で,今 回 膣,外 陰 の カ ン デ ィ ダ症,C・albicans に 対 し,三 辺 氏 等(61)はTm療 膣 内 潜 伏例 並 び に カ ン デ ィグ及 び膣 トリ コモ ナ ス 併存 例 小 松,添 に対 す る臨 駄 実 験 を お こな つ た と ころ,優 秀 な 治 療 効 果 生 物 質H-3206物 を挙 げ る こ とが で きた。(1)6回 果 を 示 し,全 く治 癒 す る こ とが で きた。 た 患者54例 のみ につ い て現 在 まで の 治 療 成 績 を 見 る と, 治 癒52例,再 達 した。但 以 上 連 続治 療 を うけ 発1例,無 し,5回 効1例 で95・3%の 治癒率 に 以 内 の 治 療,ま た は 回 数 は6回 以 上 に 達 して も治 療 間隔 の は な れ 過 ぎ た も の には 再 発例 が 見 られ るか ら,砂 く と も6∼10回 連 続 治 療 が 必 要 で,こ 月後 よ る3例 法 は 無 効 だ つ た が,細 谷, 田,岡 田 に よつ て 発 見 され た 結 晶性 抗 カ ビ性 抗 質(未 発 表)の 局 所 適 用 は 顕 著 な効 以 上 の諸 事 笑 に よ つ て,膣 カ ン デ ィ ダ症,カ の膣 内潜 伏 例,中 状 菌 症,ま 耳 カン デ ィ ダ症,absidiaに ンディダ よ る耳糸 た は,ま だ 公 表 され て はい な いが,私 的 に発 表 され た諸 家 の 臨 淋 経 験 に よれ ば,驚 カ ン デ ィ ダ症 に 対 して もTmの に個 人 口瘡,皮 膚 局 所 的 応 用が 著 効 を 奏 す る よ うで あ る。 れ を厳 重 に 守 れ ば 上 記 の よ うな 成 績 が 得 られ る。(2) の 一 方 ,消 化 管 内,呼 吸 気 道,肺 臓 また は深 部 諸 臓 器 を 錠の使用に よ 侵 した カ ンデ ィ ダに 対 し て,Tmが 少 しで も治 療 効 果 を カ ンデ ィ ダ陰 性 化 は4回 以 内 に 起 り,早 い ときは1回 治 療 で陰 性 とな る も のが あ る。(3)Tm膣 は と もTm つ て帯 下 感 が先 づ 去 り,次 い で 外 陰 療 痒 感,炎 症 像 の 順 発 揮 出 来 るか ど うか を知 る た め の予 備 実 験 と して次 に述 に 消 退 す る。1回2錠 べ る よ、 うな 動 物 実 験 をお こなつ た。 使 用 す れ ば,1錠 使 用の場合 よ り も カ ン デ ィ ダの 陰 性 化 が や や速 か の よ うで あ る。(4) Tm軟 膏 は特 に 炎 症 や外 陰 掻 痒 感 の 強 い 場 合,膣 錠 と カ ン デ ィ ダ症 治 療 の基 礎 的 研 究 カ ン デ ィ ダに よ る内科 的 疾 患 は,現 在 治療 困 難 と考 え 併 用 す れ ば卓 効 を示 す。(5)肛 門 な い し外 陰 カ ン デi られ て い る が,こ の よ うな 困 難 な 問 題 を 開拓 す るた め に ダ症 で,直 腸 か らC.albicansの 証 明 され る 場 合,Tm は綿 密 な基 礎 的動 物実 験 が 必要 で あ る。美 甘 教 授 等(53), の 内 服 は 治 療 上 欠 くべ か ら ざ る もの で あ る。(6)Tm・ 阪 大 螺 良 氏(51)の基 礎笑 験 が報 告 され,-前 者 はTmが ペ ニ シ リ ン膣 錠 は 膣 卜リ コモ ナ スが 併 存 した 場 合は 効果 あ る程 度 効 果 あ る こ とを認 め て い る。 を 示 した が,ペ ニ シ リン カ ンデ ィ ダ症 誘 発 の可 能 性 を 今 回 吾 々(en)は,ddD系 純 系 マ ウ ス を 用い て の動 物 実 考 慮 し て 本 剤 の 使 用 の 問題 に 関 し ては 向後 多 数 例 に つ い 験 に よ つ て,C・albicans5株,C.stellatoidea1株, て 検 討 して 見 るつ も りで あ る。(7)副 C・Parakr"sei2株,計8株 作 用 は 膣 錠及 び の うち5殊 は 静 脈 内注 射 す 軟 膏 で は な ん ら認 め られ な い。内 服 錠 は 嘔 気,嘔 吐,食 る と,病 原 性 が 強 く,微 量(サ ブ ロー ブ イ ヨ ン37。2日 慾 不振 な どの 副 作 用 が あ る の で,服 用 に 際 して若 干 の 工 培 養O.OO1・vO.01ml)で2週 夫(メ 血 症 死 す る が,他 の3株 チ オ ニ ン錠 の 同 時 内服 な ど)が 必 要 で あ る,と 結 論 した。 も同 じ 条 件 の培 養0.5mlを 静 脈 内注 射 す る と,こ れ を 発 し,マ ウ ス通 過 に よ つ て菌 力 水野 氏 は そ の後 も(31)婦人 科 領域 カ ンデ ィダ症 に対 す るTm錠 間 以 内に 体 重 が 著 減 して敗 の効 果 に つ い て 記 載 した,日 本 医 大 真 柄 教授 等(27),慶 大 安 藤 教 授 等(28),名 古 屋 大 山元 劫教 授 等(2・)) が 増 強 す る ら しい(目 下 爽 験 中)こ と,腹 腔 内,筋 肉 内, 皮 下 接 種,経 250倍 口投 与 では 静 脈 内 接 種 の 時 の最 少致 死 量 の とい うよ5な 大 量 を 用 い て も感 染 を起 さ ない のみ も膣 カ ン デ ィグ症,カ ンデ ィダの 膣 内 潜 伏 例 の治 療 上Tm な らず,接 種 後3∼4日 膣 錠 の 卓 効 あ る こ とを 報 じた。ま た,費 家 く59)氏 は 黒 屋, 朋 で きな くな る こ と,淋 巴 道 を つ た わ つ て 伝 播 す る こ と 高 橋 氏 の発 見 したFlavacid(1。♪ は な い こ とを明 らか に し,遂 に マ ウ ス睾 丸 笑 質 内 に微 量 の 有 効 性 を記 載 した。 耳 卿 因喉 科 領 域 に お い て,三 辺 氏 等(6。)は・100万 単 位 以 上 の ペ ニ シ リン の筋 肉 内 注 射 また は 局 所 適 用 ・aureothricin,酷 酸 フ ェ ニー ル 水 銀,昇 兼 アル コール 洗 溝iにも 拘 わ らず 耳 漏 が 停 止 しな い で 鼓 膜 の穿 孔 は益 々大 き くな の 本 菌 を接 種 す れ ば,砂 以 内 に体 内 の 何 処 か ら も培 養 証 くと も1カ 月 以 上 は 局 所 に多 数 の こ の菌 が 存 在 す る こ とを立 証 して,こ の 法 に よつ て笑 験 的 保 菌 者 をつ く り得 る こ とを立 証 した。 WAKSMANか ら贈 られ た抗 生 物 質Candicidinσ) ,黒 屋 教 室 のFlavacid(lo),武 Eurocidin(9,の 用 をTmと 田 薬 工 の 緒 方,中 に は あ るが,そ の 程 度 は 最 も低 い こ と が 証 明 さ れ た 沢氏 等 の (Table5)。 カ ン デ ィダ各 殊に 対 す る試 験 管 内抗 生 作 比 較 し た が,T撮 F1加acid,Eurocidinの こ れ ら4種 7 CHEMOTHERAPY VOL.2NO.1 が 最 も す ぐ れ,Candicidin・ 順 の 成 績 が 得 られ た(Table4)。 の抗 生物 質 の抗 生 作 用 に 及ぼ す 血 清 添 加 の 影 響 を 見 た が,Flavacidが 最 大 の 阻 止 を うけ ・Eur。cid圭 は こ れ に 次 ぎCandicidinとTmと Table4. 亘 はその影 響 はある 各 種 抗 カ ビ物 質 のCandida属 に 対 す るinvitroactivity 一 完 全 発 育 阻 止 濃 度mcg小ml一 夘 初 i1欝 ノm㌔3、 驚/錯 O.007 0.0973.12 〃 予 研 31471 0.003 0.097 1.5610.31 堅 島鰹22i 0.015 0.39 3.12 0.31 臼判宝 0.31 皆舖 量 … 傭H-3i・ …51・ ミ ・3g「3・ 0.007 0.195 0.007 ・・3gi3・ ミ C.stellatoideaO -89 σ 紐 萱磐s6ゴiO c翌 0 5 o朧mlto澗m1 細 谷 室1 t!H-281 0 2 … 〃 ttH-221 ρ C.albicanSMl。1 ∼ EurocidinelFlavacid 粥 嘱iTrich・mycinlCandicidin o 伽 ・2i・ ・3・ ジン O.15 {1・53 ・2[・1δ .0015H 0.097 0.780.15 ・031 0.39 3.120∠31 - 銘膨 ゴ: 判 定 は37。,24時 Table6.各 質11方 法 3.120.15 接 種 後 毎 月 の体 重 ア 目 感 染 防 禦 力 の比較 (接 種 後1及 間 目 に ト リ コ マ イ シ ン 注 射) Ψ 5167}8{911011日 1 ほ 20.5 10.5 15.5 16 サ ゆ F O ︽○ 1 1 ほ 簾 り の 響ひ ﹃0 5 Aり 9 りρ 1 5 の ・8i・6・516.5i1616・5 欠︾ の 16.51ユ5.515ξ1δ16.5 ;. ー∴9 { り 7・ りρ ーム ー - ロ 霞0 5 -禰Qり 6 ハ0 9 曜1 1 ユ i"9・5111:1割ll・5控1.5 隣 陰5 び3時 〔静 注 及 び 皮 下 注 〕 体重 変化 1213i4 1 ト リ 認 マ 属鉦 青含有量 問 目TMは2,550u/mg使 種 抗 カ ビ 物 質 に よ るCandidaMr。の 9臼ー ー1守 物 ' ームー1 与 投 {} iO.195 ; 0.003 2121.59 2020 16.516.5 1717 21→21g l9。5→20 17→16.5 18-→17 1 の ・各 賢1ま5 5 サ 翻ll:ll#.5 14.5 15.5 15i14,5i14.5:15.5 i15.5{15.5.1617 、1313i12(12); 16.515.5韮15.514,513.5・14.5!15.5.19.5→15.5 ⊥ 珍⊥垂1匿 墨鑓 睡1)働 一 、 … ユ イジン i皮 下1瀧 各 ♂弩 。5 16.5 20.5 22 16.5 魏 翻6)i・a5i・4}1a5 14・5i13.5113112}・2(1・ l! ・5) Ii l, ()内 は 麗 死後 の 体重(g) ヘ ロ ・2・5i(・2)i 17.5i16115i14.5i(14)垂 … 一._ 耀ili耀 .,{(lg:1)1141.・2・5i(・2・S) .ig:li(11.5)115'Si・(14)i 15.5.17→15.5 11717 .5→17 1313 ::ll;雛 難1鯉1総 静 注 朧ll:llll … 3 4 1 1 イ ジ ン騨lll i13.514 1415 の カン ヂサi璽 墨1墨 5 瞬19.ポll:1… 4繍4 1 1 の 沢. ︾︽︾ 1 1 1畿ll筏5 5 イシ ン CHEMOTHERAPY 8 21 18.5 21.5 1(16.5) 21.5 20.5 22.5 17.5 対 照 群 卦緋:: JAN。,1954 (14.5) 16 }、 これ ら4種 の 抗 生 物質 のC.albicansM1。(美 甘 内科 の著 減 を 見 る こ とな く健 存 し,19日 目に 殺 して 各臓 器 よ り分 与)に 対 す る生 体 内抗 生作 用 を比 較 した が,血 清 片 を増 菌 培 養 を 試 み た が 全 部 陰 性 に終 つ た。ま た,菌 の 添 加 に よ る影 響 の程 度 に比 例 し,Eurocidin,Flavacid 瀞 注 と同 時 にTm20mcgを は 静 脈 注 射 で も,皮 下 注 射 で も無 効,Candicidinは 法 とも死 期 延 長 を 見 た に止 まつ た が,Tmは 両 両 法 と も有 効 で,感 染 を悉 く防 ぐ こ とが で き た し,治 療 後13日 に殺 して 脾,肝,肺,心 欝注 し,2日 間 同 量 を1[軋 つ つ 静 注 した 場 合 も3匹 中2匹 は感 染死 を 防 ぎ,且 つ諸 臓 器 の培 養は 陰 性 だ つ た(Table7)。 目 次 にMle株2日 騰 片 を サ プ ロー ブ イ ヨ ンに 投 じ 間 液 状 培 養O・Olmlを 瀞 注 して か ら 4時 間 目 と6時 間 目 とに,Tm20mcgを 注 射 した 場 合 て5日 間培 養 して も ど こか ら も本 菌 の増 殖 を 認 めな か つ も,5匹 た(Table6及 時 間 目か ら治 療 を開 始 し た 場 合 に は,死 期 延 長 を見 ただ Mie株 び6')。 の 同 じ培 養0.Olmiを 静 脈 注 射 して か ら1時 とも感 染死 を 防 ぎ 得 た が,菌 を 静 注 し てか ら24 け で,感 染死 を 防 ぐ こ とは で きな か つ た(Table8)。 Tm内 間 目 と4時 間 目及 び 翌 日2回,計4回Tm(2,560u/mg) 20mcgつ つ を 蓄 注 した 場 合,対 照 は9日 と も感 染 死 した が,治 療 群 は5匹 Table6ノ 陵与 フ ラ ツ ド まで は 体 重 2 15gl13.5 3 4 (1)(感 1312 15.514.5 20 19工8 手7 15・5114 6 と 同 時 に20mcg,翌 併用 (2)菌 日,翌 5 は5mgの 翌 日マ ウス(209)は (11)1 mgま た は1mgの 15 18 16 15.5 0.5Nsmg を16∼219 gI1・ 18 FO ρ0 戸0 戸0 9 0︾ 可⊥ -﹂ 望乙 O印 段 手 }12.5 の マ ウ スに経 ロ投 与 し1N 15.513 1717 21.521.5 16115 17.5117 13.515 1717.5 2020.5 15.5}16 1617 15 16 15 (14) 7 20 117・5i・8・5}1&5 17.5}18 18.5 18 1718 18.5 18.5 13.5}12.5 16i14 (12)i は 死 亡 し,2・5 た。 静 脈 注 射) 8 々 日 各1圓 6 丁血 内服 で は 健 存 し 静 注 に よ る治 療 〕 各20mcgを 15.5 16 16 14.5 17 23 17 19 14.昼 17 22 16 19 下 腹 部 を圧 し排 出 さ せた 尿 と i(12:1) (14) しつ つ鋏 で 切 注 gl・ つ で 出血 させ ・ U817.5ほ 象 {1 間 に,5回 尾 の先 端 を 少 ! 8 5時 間 ま での (14・5) つ つ20mcg静 60 7.7曜 1 1 1 17.5 20 15.5 16{17 戸0 7.O﹂ {⊥ 閉⊥ り乙 17。5 20 16 19・5】18 5 22121 (V 8 7. 9白噸■ ¶⊥ 22 19.5 16 1 照 内 服 に よ る毒性 を見 た が,10mg又 接 種 後 毎 日 の 体 重 ↓ ・i↓2134 対 15e5i(14) 5 轟 り 震︾ 1 1 1 15.5 18 16 19 18 ・Z6.5 繍 り 17.5 戸0 6 1 1∴ コ 14.5 16 19 14.5 16.5 ハ0 9 了∴1 15.5 ユ7 14 16 19 14 16.5 戸O F O F ひ 17 20 14 15 18.5 14.5 16 21 ン ノ 内服 に よる 治療 の 予備 (2,5ε0ト リ コモ ナ ス単 位/mg)で 12.5、(13.5) 後 の 計4回 3 1 15.5 照i愛 「ll5 マ イ シ く 45{67 23 5 8 西 0 7綱 ¶﹂ -鳳 1み 可ム 兎 血球 では 実 験 と してTmの 接 種 後 毎 日 の 体 重 15.5 17 19 15.5 18 118.5i19 で以 下,家 游液 で完 全 溶 血 とい う),静 注 か ら,Tmの 10i(9.5) 感 染 防 禦 実 験(1)〔 聞 目 及 び 翌 日 午 前,午 ↓ ↓鴨 1 1 ト リ コ 8日 肇 染 後1・4時 }凝 対 7 11,5i11 15114.5 16.516.5 1312 よ るCandidaMioの 120m。g シン 10,000倍 体重 5 11 14 16.5 13 12.5 16 Table7.Trichcmycinに ト リ コ マ イ で は1,250倍 感 染 防禦 力 の比 較 き 争5 溶 血性 が 強 い か ら(美 甘 氏等 人 の0型 血 球 の 生 理 食塩 水1%浮 囎i(・2.5) 1815 - の 報青 で はTmの に よ る治 療 は避 け な けれ ば な らない ↓↓1 各α瑠 服 に よ る治 療 笑 験 上 述 した よ うに,Tmは 接 種 後 毎Hの 1.3. 「12 .5 皮 下 注: 15.5 ノミシ と も18日 フ ラ バ シ ッ ド に よ るCandidaの 物質i方 法 静注 mcg 各50 目 まで に4匹 5ほ 急5 li`5i(11≧5)(・4・5)1 は 死 亡 を示 し,い ず れ も各 臓 器 の培 養 に よ り菌 を証 明 した。 た 血 液 につ い 18 て,Pulp法 19 を 用 い て σを 15H目 (10.5死 15 亡) ndidaを 混合 した サ ブ ロ ー 平 板 上 に阻 止 円 をつ くらせ Table8. Trichomycinに 時4 マイ シ ン (2)感 び6時 そ こ で,Mlo 感 染 防 禦 実 験(皿) 問 目 に20mcgつ つ静 注 株 の37。24時 2 3 5 4 6 7 を7匹 1・ い ・1・2い3 9 11勢5}llil9・ ・Fg・5Fg:1 _一 鯨 観察 し・ftZl に接 種 後 1時 間 目及 び翌 》(17.5) 一 →(15.5) __-→ 日か ら1週 間 毎 ・(16◎5) 日1回0.5mgつ 染 後24時 間 目 か らTmを 午 前,午 後 計4回201mcgつ 注射 す る。却 ち,翌 日午 前 午後,翌 つ静 注 つ を 内 服 させ た 々 日 も同 じ く と ころ,対 照3 接 種 後 毎 日 の 体 重 4 た と こ ろ,9図 Tmは 5 謄 0 7 6 8 1 1 1 照 き 鑓﹂ 謄0 2020118.5117.5 1615.5 14.514 20.520 ヱ 対 ツ. ρO QV ¶二 博⊥ 甥∴ 1917.5i17115.5 鐙∂ 控O eO 18.518.5'17.5116.5 617 5 7f 鯉0 0σ 1 噌■ 雪ム iπ ・}↓↓213 トリ コ マイシ 14.5(14) (14)15 .5(14.5) 14.5 19 服 させた つ た(Table10)。 (細 谷,添 ウ ス) Tmは ・・mg{5mgl9-.5mglL・mg 翌日死亡 細 し(2%葡 死亡i生 司 生 存 田,今 投 与量 体 重: 麟 講1面 (O・15mcg!mlま 講(m藷 mcg/mlま 対 しO.6mcg/mlま 0 0 0 0 ℃ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 ハV O 0 0 0 0 AV 3)BacterialandMycQtic1nfectionQfMan,2 トリコ 染 後1時 接 2 3 4i5 ・3、911a51・3i・3:131・2.5 マ イシ }ll臆5閣1::ほ15i馨 ン 116 対 照 群11 {13・5 19:lilll:ll】 13】(・2・5) *1)本 対 し て あ る程 度 の 発 育 阻 止 を 示 す が 年9月23日 西 日本 皮 膚 科 泌 尿 器 科 速 合 地 方 会 日本 細 菌 学 会 関 東 支 部 総 会 昭28,11月 6-7日 よ るCandidaMieの (Tm3,200u/mg)感 1 mentagroPbytesに ndEd.p.646 Table10・Trichomycinに 体重 で発育を阻止 で 完 全 阻 止),Torularubra(9.37 0 圃 り 11彪1膿 li 松警 で 完 全 阻 止),匿 に 対 し強 大 な 抗 生 作 用 を 示 し, 0 0 2・1 0> 1 G.5 4点 21 9 3 18 1 沢,小 菌 的 に 作 用 し,Saccharomycessake 2)第8回 lillili擦 0 1 17.5 2 4 1 2 3 3 2 -ゐ 5mg 田,中 Aspergillusniger,Botrytisbassiana,TrichoPhyton ll時12時;3時14瞬1時:2時1露;4瞬 116 村,岡 萄 糖 加 サ ブ ロ ー プ イ ヨ ン を 検 定 用 培 地 と した 場 合),C・alb7;cansに 口投 与 後 の尿 中排 泄(パ ル プ法 に よる) 試 験 管 内抗 糸 状 菌 作 用 各 種 の 糸 状 菌 に 対 す る試 験 管 の 抗 生 作 用 を 有 す る の み な ら ず,殺 (2)経 カ 月 後 まで い ず 臓 器 片 の増 菌 培 養 は い つ れ も 陰 性 に 終 VIII・Trichomycinの 重209マ 与i群は1 重 も減 少 せ ず, 口投 与 時 に 於 け るTrichomycin 毒 性(Tm2,530u/mg,体 毒 性 Tm投 れ も健存 し,体 犠 牲 死 解 剖 後,各 尿 には 朋 らか に 活 性の状 態 で 排 出 す る こ とが立 目に 悉10 く驚死 した が, 馨:1膳1硅1:1崖§::li婁(14。5) の よ うな 成 績 を 得 た の で,内 Table9・(1)経 匹 は2日 ・17 証 さ れ た(Table9)。 投 与量 に 静 注 ち3匹 を 対 照 と し て そ のl 13:13:13。5 13.5t13.5(12.5) 17i18,18 1415.515.5 il§5囎 I16}15の4匹 16.516116 騰 書「雛5臆5 間 液 状 培 養0・01加1 tし,う 15114.5 19 19.5 18.5 照 よ るCandidJMiOの 染 後4及 接 種 後 毎 日 の 体 重 1 鰯具 (1)感 20 20 19.5 19.5 19 ト リ コ1 対 9 CHEMOTHERAPY VOL.2NO.1 種 感染防禦実験 経 口投 与 に よる治 療 間 目 及 び 翌 日 か ら 毎 日0.5mg1回 後 毎 6 日 7 ま の 体 経 口投 与 重 体 重変化 8 9 12.5i12.5 12.5i12.513 111}含5 1含5illill 14.sl14.5 14.515i15 10【11i12 30 i13 i13 13.5 ill's l15 15 15 14.sl13.9→14.5 14.5i14.5→14.5 16.5i17,5→16.5 16.51ε 一-→ ・16。5 CHEMOTHERAPY 10 Table11. , + 鱒 + ++ 耗 + + +朴 蝉 ‡ †エ + + +朴 鱒 昔帯帯 +++昔 輔 + 主 二 + + 昔帯 州 州⋮ 棚帽 "研惜帯惟 惜冊什 一+朴# 一 ー ++丹朴 + + +暮 什升帯 脚 + + +升 + + +昔 + + +昔 + + +昔 ー 繍 沸 卿 ‡ 帯 マ 辮辮 一 十 十 十十 一 齢 鮪 ++十十 雄 雄 齢 {≡ 轍 雄 鱒 轍 一十 十 十 一 鱗 ∼三 # # マ # 朴 +赫# {# 粁弐 # 什﹂ 、 37 コ ハ ﹁ . 即 卜 ㏄ ⋮ ㎝ 一 鱒 輔 槻 圃 禰 + + +什 +++什 升昔紐 = -= = 一 一 一 繍 +‡ ヒ 暮惜惜惜 朴 升帯 一 升 卦冊 .一 十十+十 昔昔僻 + + +欝 昔什辮什 升卦帯 +卦構 什 帯 補 永氏 等 に よつ て 汗 萢 性 白 癬 の 病 竈 か ら 分 離 さ れ たTrichophyton24株 鞠一‡ # 一# 辮 + +昔 升 荘帯 什帯 升 朴紐 一十 # 一 帰 禰 いは全 く 養 の成 績 に よれ ば,ど Tmに 同 研 究 者 の 小 堀(辰 治),池 口 = 備 漕 一 朧十 ÷ +暮帯構 一 +卦朴卦 一 一 ' 禰 るが,2%91ucose-SAEOuRAUD-bouMon27。5日 ご07mucedo,Penieillum は 僅 か し か 作 用 し な い か,或 u/m1 ㎝ +÷++ 一 一十 階 鱒 一 一 一 一 一 鱒 朴 昔冊 2 3 4 5吟 } 囲 一 η # 辮 ﹁陣匡 絶 # 惜坐 ‡ ‡ 軸 紳朴帯掛一++++ ≡ 一十 十 十 一 一 一 +暮升暮 ・4 5 } 無 効 で あ る(Table11)。 昨 年 の 夏,協 3 粁 井惜規 き お 癖 ## 一‡ + 一 閏 麟 一 9賀3 ASψergillusbrevisLUK,伽 樽 9﹂ ・4 5 P伽 ∫o∫ ∫1伽多chrysogenum = 2 Toγ%la7ubγa 二 つ細3 4 5 一 甥 駕cedo 鱒 鱒 一= 2345 亀ρθア8`∬%sう1evisLINK 一÷ ÷ 十 [ 一 9ρ3 4 5 SPergillusniger ±昔# ± ± 十 ±++十 ± ゴ4 一 り Candidaalbicans ehrysogenumに 一 ± ± ÷ 一 9β3 一 Saecharomycessakel 75 ・ ・i15・ 一2 3 4 5 Bot.bassiana MUCOγ 騨 τ 23 45 ¢物 ま召s カ ビ 類 に 対 す るinvitroactivity 鋸 憾磁 類 ビ カ Tf.n疏tagプ Trichemycinの JAN.,tg54 を のspeciesのTγ 対 し感 受性 を 示 し,250∼1 培 娩oρ 妙 纏 ,000ト も リ コモ ナ ス単 位 ノm1ま で 完 全 に 発 育 を 阻 止 され,T.PurPureumrub-・ rumの1株 も32・5ト リ コモ ナ ス単 位/mlま で完 全 阻 止 吾 ・ 々がContant,N・F・(Dubos・Bacterialandmycotic され た。こ の培 養 日数 が 進 む につ れ て,次 第 にTmの,lts infectionofman,2nded.,P.646)の 較 的 高 い 濃 度 まで発 育 が進 ん で 行 くの はT斑 分 類 に従 がつ て 同 のinvitrO 定 を お こ な い,Zl1ichePhPttenmentagrophptesgyPseum activityrbX比 較 的 弱 い た めか ,或 い は培 養 液 中 に 含 まれ 11株T.interdigitale11株,7㌔PaPtPureumrubrum て い るTmが37。Cに 1株,Acn'orion50応 乃Z6勿κ1株 と 決 定 し ・ これ ら 新 鮮 分 離 菌 株 に対 す る トリ コマ イ シ ン の試 験 管 内抗 生 作 用 を Tmの 糸 状 菌 に対 す るinvivoactivity 糸 状 菌 専 攻 の高 橋 吉 定 教 授等 は,従 来 の 水 虫 に 対 す る 見 た(Table12)。 そ の 結 果,菌 お か れ る と時 間 が た つ につ れ て 不 活 性 化 して行 くた あ か,い ず れ と も決 し難 い。 株 に よ つ て は す こ し は 感 受1生 に 相 違 は あ 薬 は 多 数 あ るが,invitroで は 有 効 だbSinvivoで は無 CHE】 VOL.2NO.1 Table12. Trichomyc血 11 糎0「 『HERAPY の 病 巣 か ら新 た に 分 離 さ れ たTrichophytonBこ 鬼 す る invitroactivityTm:2,000u/mg Trichomycin濃 培養 日教:2 度u/=m1 . ,…i1,0・ ・}5・ ・}25・125162・5i3・ 朝 佃粗 什拳惜 粥耀耀 佃耀州 鮒用柑 珊絹栩 絹珊州 楮⋮ 州用 粗淵用 州 鮒相 枡 甜 州⋮ 招 佃摺 補 一 招 絹 州⋮ 枡鮒届 相相珊 淵 紺⋮ 粗 十十十 ⋮ 帽柑⋮ 招⋮ 卦朴 昔 ⋮ 相⋮ 柑淵 楮 淵粗 十十十 升惟帯 +十十 枡 珊粗 淵⋮ 帽⋮ 柑 卦井粁 +朴卦 朴秤督 脚 ±±+ ⋮ 柑枡 ⋮ 帽 傾耀⋮ 柑 欄 開 250 十十十 十 十十 輔 一 ﹁ 500 十十十 一 開り 粁軽暮 昔升卦 鼎⋮ 畑粗 闘 一 卿 蝋 賜 顯 250 ± +十 賜 鱒 一 噸 250 +十十 賜十 十 婦 輔 闘 繍 125∼250 十十十 ±+ + 嚇 ±++ 一 哺十 幡 一 繍 ± ++ 一 補 鞘 輔 輔 輔 125∼500 朴帯惜 ±± ± +++ ⋮ー 一 一 輯 125・ 》250 紹⋮ 紹帽 昔什昔 朴帯紐 鱒 一 一 馴 州⋮ 柑枡 耗 昔什 十+÷ [ 一 ﹁ー 一 輔 ±±± 輔 一 鰭 一 わ 膏 を 塗 布 す る こ とに よ り自 完全 発育 阻止濃度 u/m1 昔升 昔 紹⋮ 柑粗 ±± ± 輯 隅 鞘 9. ︾4 〃 臨 駄 効 果 とは一 致 しない 」こ とを 力説 してい る。そ こ で,吾 々は モ ル モ ッ トに於 け る実 1 朴升 紳 [井辮 十十 十 一 q 3 4ゐ5 〃 物 実 験 に よ らね ば な らぬ 」 と云 い,小 掘博 士 も「従 来 の水 験 的 自癬 症 の病 竈 にTm軟 鱒 蝿 雄 3 4磯5 〃 効 の もの が 多 い か ら,薬 と して有 効 であ るか ど うか は動 虫 薬 のinvitroactivityと 輔 鱗 輔 345 〃 14 3 4漏5 〃 13 345 11 9 12 345 8 11 345 〃 7 10 0り ﹂ 4 5 〃 6 interdigitale 094 5 〃 5 〃 3 4 口 り 〃 4 T. 一# 轡 朴 昔卦 備十 鞘 十十十 一 鱒 ㎞ 一 鱒十 十 一 ÷+ ⋮鮪# 一 雄 燭 禰 Q︾4 5 〃 3 」 ± ++ 一 罰 34 5 〃 2 一 15、62 ・25 ±++ ±÷土 ♂ゆ ∫傷 甥 ±++ ± ++ 閏 目 日 O﹂' 45 1 T・ 獅8伽groPhytes 照 種 菌 患者 No. 1,000 125∼250 125∼250 125 500 250 250∼500 癬 菌 が 消滅 す るか ど うか を慎 重 に追 求 す る こ とに した 予 備 実 験:Tmは 。 水分 を含 む 時 不 安 定 で あ るの に 鑑 み,こ れ を軟 膏 薬 と して外 用 療 法 を お こな う前 に基 剤 の 種 類 とTmの 安 定 性 との 関 係 を 研 究 した 。使 用 した基 剤6種 は 小 掘,宮 崎氏 か ら 贈 ら れ た もの で ,10%サ リ 12 CHEMO「 チ ラ ミン親 衣軟 膏,親 膏,ワ 『HERAPY 水軟 膏,吸 水 軟 膏,Carbewax軟 JAN.,1954、 局 所 の 発 赤 が は じま り,5∼3日 ぜ リ ン,親 水 ワゼ リン(こ れ ら の基 礎 膏 の組 成 に つ い ては は「新 ら しい 膏薬 療 法 」小 掘,宮 崎,山 田,高 野, 天 癬 面 の 中 央部 に お き,27。に 久 木 田著,日 本 医書 出 版 殊式 会 社.昭 和27年 に 記 載 され て らTrichoPbytenが い る)で あ るが,親 水 ワゼ リン独 りTm軟 膏 のi基斉1!として .基剤 で つ くられ たTm軟 種 後i5日 膏 は,室 温 に1カ 月放 置 して も する醸 であ 目か ら両 株1カ 所 つ つ を 対 照 と して 治 寮を加 含 む軟 膏 を,ま た 他 の1カ 所 ずつ に4万 単 位/9の Tm軟 膏 の小 許 つ つ を 毎 日午前,午 自 色 の モル モ ッ トの背 部 の数 力処 の毛 を抜 き,ア ル コ ー ル で清 拭 し,外 科 用 の メ ス で 血 の 出 ない 程 度 に 碁 盤 19,21,23,25日 の 目状 に 傷 つ け,滅 照 部 位 に4日N31日 され た2株)の 橋 教 授 及 び田 辺 研 究 所 か ら分与 Table13. 感 染 菌 の培 養 は 駐 で あつ た の に 対 しジ 治 寮 され た の培 養 は全 部 陰 性 に 終 つ た(第 13表)。 後から Zasteアeides(高 日か らAl 間 連用 目に培 養 を お こな つ た。対 の間 に お こな わ れ た12回 部 位 は4ヵ 所 と も12回 実 験 的 白 癬i菌 症 の 治 療 治療開始 レ 211853 圏 と31日 毎 回TrichOPhyton陽 ∼3週 間培 養 の 胞 子 浮 游 液 の1白 金 耳 を加 え塗 擦 す る と,約3日 後 の2回26日 した。治 寮 の前 日と治 療 開始 後4,6,9,10,11,13,16, 菌 食 塩 水1自 金 耳 を落 して,Tri-一 サ ブ ロー寒 天 斜 面27。3日 単 位/9の Tmを 験 的 白癬 獲 の 治療 実験 `choPhytenasteroides(高 目頃 か ら感 染 発 症 を認 めた,接 え ず に お き,他 の1ヵ 所 つ つ の 病 変 部 に10万 つ た(軟 膏 の 安 定 化 に つ い て は 目下 研究 中 で あ る)。 IX箋 目か モ ル モ ツ トENo・11の 背 都3カ 所 つ つ に,処asteroides の2株 を 接 種 す る と,5日 冷蔵駄 臓 すれ垂 轍 培 養 す る と,3∼4日 発 育 して,定 型 的 集 落 を形 成 す る。 妥 当 で あ る こ とが 証 明 され た(詳 細 は 原 著 に 譲 る)。こ の 力価は÷に瀦 目頃 か ら境 界 鮮 明 な強 度 の 発赤,落 香及 び腫 脹 を認 め る。局 所 の 鱗 屑 を サ ブ ロ ー寒 (モ ノ レモ ヅ トNo儲11) 幡 教 授) A2 T.asteroides(田 辺 研) A3 Bl B2 16×20 18×22 30×25 25×25 21×23 31×23 24×26 23×26 32×27 25×26 26×29 32×25㊥ 25×25㊥ 50mg/9 35×25㊥ 20mg/9 B3 24時 48 3fil 4 症 状 出現1 5 15×20 22×15 22×19 治療 せず 6 7 8 9 10 16×19 23×19 24×30㊤ 治響 ず1 } 11 瀞 開剃 1 1 す 25×2G(D 1β 2 }25×20㊥ 目 葦 誓 ④ (4万u/9) {ie ㊥ e e e el ① e e 81 ㊥ ei e e ㊥ e eI ㊥ ∈) e ㊥ e e ㊥ e e 19 ① e e ㊤ e e 21 ㊥ e e ㊥ e e 23 ㊥ e e ㊥ e e ㊥ e e (D e e e e ㊥ e e }12 1 ㊥ el i} ee e 罎 }密 25×20㊥ 20mg/9 i50mg/9 1(10万u小9) ㊥㊥ 13 14 ilg 25 治 療 中止 31 ㊥ ) 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 56 78 9 01 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 6 1 σ 1 1 1 1 2 2 2 2 2 2 2 22 2 3 3 3 33 3 3 3 3 3 4 4 4 13 r O ー ー十 二 × 5 0) 12 その 他 の9匹 の笑 験 的 白癬 症 も全 く同 様 の結 果 に終 わ り,4万 また は10万 3∼4日 単 位 小9の親 水 ワゼ リンの1日2回 効 果 の あ る こ とを確 認 で き た。 (4)100,000単 の 連 用 で白 癬 菌 は感 染部 位か ら 消 失 す る こ とが 癬1例.頑 位/9のTm軟 癬4例,汗 膏 を8例(小 疸 状 白癬3例)に 水萢 性 白 試 み,治 癒 日数 10日 前 後 と云 う好 成 蟹 が 得 られ た。 確 証 され た。 X・Tr且 ¢homycin軟 昭和28年 治 13 CHEMOTHERAPY VOL.2NO,1 轡 の臨 床 成 綻 以 上 の 臨駄 成 績 を小 堀 博 士 は,次 の よ うに総 括 した。 の夏,東 京 逓 信 病院 皮 膚 科 に お い て 小 堀 辰 池 永 実 氏 が 私 共 との協 同 研 究 と して臨 駄 応 用 した成 即 ち,各 種濃 度 のTm軟 駄 成緩 か らTmは 膏 に よ る皮 膏 白 癬 症 に 対 す る 臨 極 め て強 力 な 白 癬 症 に 対 す る治 寮薬 で 績 を略 記 して見 よ う。 あ る こ とが証 明 され た。即 ち,5,000単 臨 鉢 結 果 の判 定 に は で14例.50,000単 位/9のTm軟 位/9のTm軟 膏 膏 で49例,250,000単 治癒 臨 淋的 に完 治 し 自覚 症 状 も消失 し,相 当期 間 再 位/9の 著効 発 の見 られ な か つ た も の 臨 林 的 に殆 ん ど治癒 し,自 覚 症 状 の 見 られ な い 療 を お こな い,全 症 例87例 中,爪 白 癬iの1例 を除 い て は もの 臨 林 症 状 また は 自覚症 状 の一 部 が 残 るが 良好 な 経 過 を と る もの 膏 で は,治 寮 日数 の 平 均 は 約30日 前 後 を 必 要 とす るが, 有効 軽快 増悪 もの で8例 に治 顕 著 な効 果 を 認 め る こ とが で き た。5,000u/9のTm軟 50,000u/9のTm軟 膏 では20日 後 に 短縮 され,250,000 u/9の も の では10日 前 後 に 短縮 され,こ の 効 果 は100・000 もの 知 る こ とが で きた。こ の 軟 膏 に よ り増 悪 した 例 は1例 に5,つ00ト リ コモ ナ ス単 位(カ ン デ ィ ダ単・ 位 とだ い た い 一 致 す る)を 含 有 す るT加 (小 水 疸 性斑 状 白癬5例,頑 間 性 自癬1例,顔 癬2例,汗 面 白癬1例)の u/9のTm軟 膏 で も同様 に よ く保 持 され て い た こ とを 経 験 され なか つ た し,ま た1例 もなか つ た。Tm軟 軟 膏 を14例 疸 状 白 癬5例,指 も も刺 戟症 状 を 示 した もの 膏 は 直 接 真 菌 に 作 用 して病 変 を好 転 させ る もの と考 え られ る。従 が つ て,含 有 単 位 数 が 少 な 皮 膚 白癬 症 に試 み たが, い時 は効 果 が 緩 慢 で,不 十分 であ る こ とを 免 が れ ない。 ノ 効1例 の 結 果 を得 そ の結 果,病 変 の治 癒 に は 個 々に は 長 短 が あ るが,低 単 この 臨淋 結 果 はか な り良 好 で あ るが,平 均治 療 日 位/gの 軟 膏 ほ ど治 療 日 数 が 長 くな つ て い る。こ の こ と 治 癒6例,著 数 は 約30日 効5例,有 効2例,無 を要 してい る。こ の 経 験 か らTm軟 膏 が皮 膚 白癬症 に右 効 で あ る こ とが 確 認 され た が,そ の 効果 は こ の位 の 単 位含 有 量 で は特 に 他 の製 剤 に 比 して す ぐれ た とは 云 い難 く,平 均 治 療 日数 が30日 と なつ た。こ れ はTm含 前 後 を要 す る結 果 有 量 が す くな 過 ぎ るた め と考 え て,そ の含量 を高 めて 笑 験 を進 め た。 (2)19中 に50,000単 性 斑 状 白 癬10例,頑 間 白癬7例 位 のTm軟 水癌 庖 状 自癬22例,指 趾 癬7例,汗 頭 部 白癬2例,爪 の 成 績 を 得 た。こ は一 面 本剤 の治 療 に おい て は 継 続 的 に あ る期 間 の使 用が 必要 で あ る こ とを 物 語 る結 果 とな る。 Tm軟 膏 は 病 竃 か ら分離 した 白 癬i菌のspeciesの よ る臨 駄 効果 の 相違 は 見 られ な か つ た。た chephpton2麗 白 癬1例)の 効23例 皮膚自癬症 ,有 効11例, の成 績 を5,000単 位19の 差に とえ ば,Tアi- 雇σgγρ ρ勿 彦 βsinterdfgaitaleOrこよ る症 例 11例 の うち治 癒6例,著 膏 を49例(小 を 治 療 した とこ ろ,治 癒13例,著 無 効2例 位/gの 臨 林 症 状 の好 転 が あ る程度 で止 ま りそ の 後 進展 しな い も の 本 剤 の使 用 に よ り明 らか に病 変 の悪 化 を 来 した (1)1g中 た。こ もの で16例,100,000単 効5例 mentagroph,」tesgyPseumに の 結 果 を 産 み,T. よ る症 例11例 中治 癒7例, 著 効4例 の 結果 を得 て い る。 しか し,乾 燥 性 病 巣 と湿 潤 性 病 巣 とに 対 す る効 果 の 棺 違 は か な り明 らか で,湿 潤 性 の症 例 で は 特 に 卓 効 を 示 し た。こ の こ とは 臨駄 効果 が 趾 捲 間 白 癬iの場 合 に 最 も効 果 丁加 軟 膏 の それ と比 較 す る と,そ の効 果 は 著 る し く促進 的 で あ り,次 い で 汗萢 状 白 癬,小 水 萢 状斑 状 自 癬,頑 癬 され,そ の 治 療 日数 も平 均20属 顔 面 白癬,頭 部 白癬,爪 前 後 と云 う好成 績 を 示 した。特 に,汗 萢 性 白癬 に この こ とが 著 明に認 め られ た の で,一 挙 に250・000単 位 を19中 に 含 有 す るTm軟 =膏を 使 用 した 。 (3)250・000単 症(小 白癬 の順 序 で あ る こ と も肯 定 さ れ た。即 ち,湿 潤 面 で は ト リコマ イ シ ン の 水 に 可 溶 性 で あ る こ と と相 侯 つ て卓 効 を示 す と考 え て よい.従 が つ て,乾 燥 面 で も温浴 後 に塗 布 す る と効果 が顕 著 とな る。 位/9のTm軟 水萢 性 瑳 状 白癬3例,頑 膏 を16例 癬4例,汗 の 皮膚 白癬i 萢 性 白 癬9例) た とえ ば汗 萢 性 白癬 で も靡 欄 型 で は速 効 す るの に 対 し, 落 腎型 で は効 果 の発 現 が 遅 いが,温 浴 の直 後 に 塗 布 す れ に 治 療 を試 み,そ の 臨罧 効 果 の非 常 に 顕 著 で あ り,治 療 ば 靡 瀾 型 に劣 らない 効 果 が 見 られ る。従 が つ て,頑 癬 な 期 間 も著 る し く短 縮 され,皮 膚 白癬 症 の 治 療 の 目 的 に どで も温 浴 後 に塗 擦 す れ ば,対 照 例 よ り も効果 が 判 然 と 十 分副 う もの との 結 論 が 得 ら れ た。そ こで,こ の 臨駄 して来 た。モ ル モ ッ トに於 け る 実 験 的 白癬 の部 位 を, 効 果 を保 持 す る 最 低 単 位 を 決 定 す るた め の実 験 と して T艶 軟 膏 で治 療 す る前 に生 理 食 塩 水 を予 め1滴 た ら して ユOO,OOO単 位/9のTm軟 お い てか ら軟 膏 を塗 布 す る ほ うが,そ 膏 に お い て も,な お 同程 度 の う しな い 場 合 よ り 14CHEMO「rHERAPYJAN.,1954 も白癬 菌が 早 く消 滅 す る よ うであ る(Tm軟 膏 の 臨淋 応 用 の 項 は 小 掘 氏 の 手 記 に よつ た)。 む す び 私 共 の研 究 室 に お い て 発 見 さ れ た 抗 生 物 質Trichomycin生 産 菌 の 菌 学 的 研 究,Trichomycinの 化 学 的 性 状,精 生物学的 24・ 真 柄1953昭 25.浜 国1953大 和28年10月 四水 会 講 演 会 発表 阪 大 学 医学 雑 誌5(3)429 INOKI, S. & HAMADA., Y. 1953 J. Infect. Dis. 192, 1 26. MAGARA, M., AMINO, E., & YOKOUCIII, E. 1953 J. Trop. Med. & Hyg. 2, ( 2 ), 267 27.真 柄,横 内,網 28.安 29.山 藤,野 嶽,田 元1953同 30.水 31.水 野1953同 野,吉 元1953産 32.水 33.水 野1953日 本 医 事 新 報No・1546,4829 野,吉 元1953第9回 日本 産 科 婦 入 科 学 会 関 東 製 分離 法並 び に 真 菌 性 疾 患 治 療 の基 礎 的 笑 験,臨 撚 応 用 に 就 て 記 職 した。 この 研 究 は 文 部 省 科 学 研 究費,厚 生 省 厚生 科 学 研 究 費 に 負 う とこ ろ大 な る もの が あ る。日 本 抗 生 物 質学 術 協議 会 八 木 沢 書 記 長 の御 援 助 を 深 謝 し,ト リコマ イ シ ン試 料 の製 造 を担 当 され供 給 され た 三 洋 化 学 株 式 会 社 小 林 専 務,茸 び に社 員 各位,ト リコモ ナ ス の 菌 株 を 分 与 され た浜 田義 雄 氏 に謝 意 を 捧 げ る。実 験 的 白癬 症 は 高 橋 教 授 一 門 の御 教 示 を 仰 い だ。 主 要 丈 献 1.Actinone;池 田,平 井,西 巻1950J.Antibiot.3,726. 2. Actidione ; WIFFON, A. J., et al. 1946 J. Bact. 52, 620. 3. Antimycin A; DUNSHEE B. R., et al. 1949 J. Am. Chem. Soc. 71, 2, 436. 4. Ascosin ; HICKEY. R. J. et al. 1952 Antibiot. & Chemoth. 2, 472 5. Aureothricin ; UMEZAWA. H., et al. 1948 Japan. Med. J. 1, 1512 5'Thiolutin(5と 同 一 物 質):TANNER.F.W.,Jr, etal.1950118thMeetingA.C.S. 野1953日 1953産 谷,中 産 婦 誌5(3)46 婦人科 の実際 田1953日 産 婦 誌5(3)117 上5(3)112 上5(3)193 婦 人 科 の 実 際2(9)1325 連 合 部 会 発 表(自 抄) 野 田,細 谷,添 田,小 松,渡 辺1953J.Antibiotics,Ser.B,6(1),38.1953,ibid.Ser.A, 34.小 6(2)92.1953 35.HOSOYA,S.,;SOEDA,K.,OKADA,K.,WATANABE,S.&ONODA,Y.1953J.Antibiotics. Ser.A,6(2),92・1953 細 谷,添 田,小 松,渡 辺,岡 田,小 Ser.B6(1),49,1953 〃 臨牀6(3)昭 和28年3月 36.水 野1936日 昭 和11年 37。福 島,池 38.増 淵,柳 39.加 藤,青 野 田1953ibid・ 本 産 婦 人 科 学 会 雑 誌31(6)129, 本1952森 永 薬 報42,4,昭 和27年 原1952産 科 と婦 人 科19(10),616, 木,井 上,小 池1952治 療34(12)32, 6. Cacaomycetin ; WAKAKI, S. et al. 1951 J. Antibiotics 4, 1951 7. Candicidin ; LECHEVALIER, et al. 1953 Mycologia 45, 115 8. Chromin ; WAKAKI, S., et al. 1952 J. Antibiotics, Ser. B, 5, 677 et 6, 247. 1953 40.東 41.横 郷1952医 学 の 歩 み14(1),37 山,東 郷1952綜 合 医 学10(1),794 42.美 43.久 甘1952日 保,東 郷,横 9・Eurocidin;中 45.谷 奥1953同 46. 詫 摩,本 問,諸 沢,緒 協 議 会 研 究 会,昭 方1953日 本抗生物質学術 和28,7月 10. Flavacid ; TAKAHASHI, I. 1953 Ser. A, 6, 117, 1953 11. Flaveolin ; TAKAHASHI, B. 1953 6, 11, 1953 12. Fradicin ; LEACH, B. E. ; et al. Chem. Soc. 69, 474 13. Helixin A, B, C, D. ; LEBEN, C., Mycologia 44, 159 14.MicrosinA,B.;平,藤 15.Mycelin;相 16. 17. 18. 19. 350,昭和28年 44.久 保1953治 ibid. Ser. A, 47.竹 48.美 49.藤 1947 et al. J. Am. 1952 野,宮 磯ibid. 52. 堂 野 前,螺 Exp・Med22,505. 口,園 21. ,1952, 細 谷 , 小 松 , 添 田,山 田1952J・Alltibiotics・5,564・1952 Reticulin; HOS0YA, S. et al. 1949 Japan. J. Exp. Med, 02, 327. 22・ 水 野,山 田1953日 本 抗 生 物 質 学 術 協 議 会 研 究 会 発表 23.緒 方,正 古 未 発 表 新 医 学8(4),130,昭 療 薬 報503(6),1,昭 部1953日 良1953最 年(36∼52め 和28年 和28年 本 臨牀ll(2),142, 和28年 和28年 新 医 学9(1),55,昭 和28 本 邦 学 者 に よ る綜 説 又 は 原 著 に カ ン デ イ ダ,カ ンデ イ ダ 症 に 関 す る外 国 丈 献 の 多 数 が紹 介 さ れ て い る)。 53.美 骨,池 本,進 藤,福 島,金 児1953日 本 化学 療 法 学 会 雑 誌1(2),77,昭 和28年 ・ 54.螺 良1953日 本 化 学 療 法 学 会 雑 誌1(2),58,昭 和28年 55.朴,玄,崔1953皮 膚 と泌 尿15(5),37,昭 和28年 56.小 野 田,細 谷,添 田,岡 田,渡 辺,小 松1953J. Antibiotics,Ser.B,6(1),38 57. 20.Trichornycin;HOSOYA,S.;K0MATSU,N., S0EDA,U.,S0N0DA,Y.;1952Japan.J. 下,南 和28年 上506,15,昭 和28年 橋,庄 司,秋 葉1953小 児科 診 療 昭 和28年 50.松 浦1953産 婦 の 世 界5(1),50,昭 51.堂 野 前,松 本1953診 療 室5(1),22,昭 井1952J.Antibiotics.5,184 Nigericin ; HARNED, R. L. ; et al. 1951 Antibiot. & Chemoth. 1, 1954 Rimocidin ; DAVISSON. J. W. ; et al. 1951 ibid. 1. 289. 1954 Rotaventin : HOSOYA, S.; KOMATSU, N., SoEDA, M. 1952 ibid. 5 525 et 564. Japan. J. Exp. Med. Thioaurin ; BOLKOFER, 1953 Antibiot. & Chemoth. 3, 382. 本 医 学11(5), 療 薬 報506,15,昭 16(4),4,昭和28年 本1953最 甘1953治 J. Antibiotics, 本 臨牀10(2),1 山,竹 本1953日 DUBOS, J. R. Bacterial and Mycotic Infection of Man, 2nd ed. p. 662 1952, J.B. Lippincott Co. Philadelphia. 58.水 59.貴 60.三 野1953産 家1953日 辺,福 島,山 雑 誌1(2),76 61.三 辺1953個 62.細 谷,添 田,中 談会 婦 の 世 界5(2),193, 産 婦 誌5(3),56 崎,石 川1953日 人的 発 表 沢,岡 田1952伝 昭 霜28年12月17日 発表 本化学療法学会 研,予 研学術 集