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創立70周年に寄せて - 大阪市立生野工業高等学校 同窓会

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創立70周年に寄せて - 大阪市立生野工業高等学校 同窓会
平成 22 年 11 月 1 日 発行
発
行
大阪市立生野工業高等学校同窓会
大阪市生野区生野東 2 丁目 3 番 66 号
〒 544-0025 ☎ 06-6731-5551㈹
http://www.ikuno-thsaa.com
E-mail: [email protected]
発行者:綱島慶一
編集:会報編集委員会
この度、生野工業高等学校創立70周年にあたり、同窓会諸兄のお許しを得て
私がお祝いを申し上げる機会を頂き、光栄に存じます。
創立70周年誠におめでとうございます。同窓会も母校と共に大きくなり、今や1万4
千人を数えるまでになりました。この間、周年ごとに発行して参りました同窓会名簿が個
人情報保護法等により、発行できなくなりました。誠に残念です。また、時代の要請も含
め予算の関係で、これまで発行して参りました同窓会会報を新聞からインターネットに変
更いたしました。先輩諸兄には、
「ネットはちょっと」と思われる方もあるかと存じます
が、どうかご理解を賜りますようよろしくお願いいたします。これからは、インターネッ
ト・ホームページを大いに活用して、リアルタイムに情報を発信して参りたいと思います。
第四代
会
長
綱島 慶一
どうぞご期待ください。
最後に生野工業高等学校の益々の発展と、会員皆様方のご健康を祈念いたしまして、
お祝いのことばとさせていただきます。
創立70周年に寄せて
校
長
浅野 繁喜
本校は、昭和15年に創立され、以来70年の歳月が流れました。その間、1万4千
名に及ぶ卒業生が本校から巣立ち、卒業生は、大阪は勿論、全国各地で活躍しておられ
ます。今日まで築かれた本校の幾多の実績及び発展に多大なご尽力を賜りました諸先輩
方とともに創立70周年を祝うことができますことは、誠に喜ばしいことであります。
本校の教育方針は、「誠実」という柱を基盤に「勤勉」「創造」「自治」を校訓とし
ております。近年の具体的な取り組みは、「ものづくりは人づくり」を合い言葉に、「さ
わやかな挨拶」「自己管理・時間厳守の徹底」「チャレンジ精神の高揚」の3つのモッ
トーを掲げ、多方面にわたって全力で教育活動を展開しています。
本市の工業高校については、近い将来、全日制工業高校と定時制工業高校の再編統合
により新しいタイプの工業高校を実現するため、その基本構想について様々な角度から
検討されています。
本校の創立70周年に臨み、全教職員が一致協力して、次への新たな一歩を踏み出す
必要があると考えております。次の時代に向けて、新しい時代の本校教育の発展のため、
関係の皆様方のさらなるご支援・ご協力をお願いします。
-1-
同窓会活動のページ
事業報告
*2008 年 4 月 22 日 第 29 回親睦ゴルフコンペ
グロワールゴルフクラブ
*2008 年 6 月 14 日
2008 年度 第 1 回 常任理事会
18:00 フェイセス月華
*2008 年 8 月
会報編集会議
18:30 フェイセス月華
4日
*2008 年 10 月 18 日
総会
18:00
フェイセス月華
*2008 年 10 月 28 日
第 30 回親睦ゴルフコンペ
グロワールゴルフクラブ
*2009 年 1 月 31 日
常任理事会親睦新年会
法善寺力丸茶屋
*2009 年 4 月 28 日
第 31 回親睦ゴルフコンペ
グロワールゴルフクラブ
*2009 年 5 月
第2回 HP運営委員会 18:00 天王寺
委
員 長:鈴木 祥子 副会長(H4期)
委
員:塩見潤一郎 常任理事(E11期)
委
員:福永 和男 常任理事(E41期)
オブザーバー:田中 義昭 副理事長(M18)
*2009 年
5日
5 月 15 日
2009 年度 第 1 回 常任理事会
18:00 フェイセス月華
*2009 年 10 月 27 日
第 32 回親睦ゴルフコンペ
グロワールゴルフクラブ
*2009 年 11 月 14 日
母校文化祭
*2009 年 12 月
第3回
5日
* 2010 年 5 月 24 日
卒業生ものづくり企業展
主催
HP運営委員会 18:00 天王寺
委
員 長:鈴木 祥子
委
員:塩見潤一郎
委
員:福永 和男
オブザーバー:田中 義昭
平成 22 年度 第1回 常任理事会
18:00 OBP ツイン 21 ビル「燦」
-2-
副会長(H4期)
常任理事(E11期)
常任理事(E41期)
副理事長(M18)
同窓会活動のページ
-3-
会員短信のページ
(電気科6期・昭和 33 年卒)田村
貞夫
1955 年(昭和 33 年)4 月、私は当時としては入試難関校であった母校生野工業高校の電気科に入
学し、そして迷わず柔道部に入部した。
しかし、当時はまだ柔道場もなく、旧木型実習室が練習場であった。毎日大きな実習机を移動さ
せて、畳を敷く場所を確保してから練習し、終わればその机を復旧するというような状態であった
ことも、良き思い出のひとつである。
M14同期の今井武男氏は、機械科なので机を並べて勉強したことはないが、3 年間柔道を通じて
汗を流した間柄であり、以来 55 年間の交友関係を継続している。
彼の尽力により、柔道OB達が後輩の練習を見学した
いと希望があり、約 20 年前から毎年 9 月に母校後輩た
ちの練習を見学に行くことにしている。体力のある者
は、後輩を相手に指導しているのである。その後は、
先輩と後輩の情報交換や、旧交を温めながらの食事会
を楽しむのである。また毎年 1 月には、新年会をして
少年時代を回顧し、健康の有難さを認識し、生工生と
して学んだ知識と共に、柔道を通じて培った礼儀など、
その後の人生に少なからず役立っていると感じる今日
(左から、田村氏と今井氏)
この頃である。
同窓会親睦交流ゴルフコンペに参加して
(電気科 11 期・昭和 38 年卒)塩見
潤一郎
同窓会親睦交流ゴルフコンペは春と秋の年2回、グロワールゴルフ倶楽部で開催さ
れています。今年の秋で34回目を数えることになりますが、私が参加したのは30
回目からでした。そのときは16名ほどの参加者でしたが、33回目には27名に膨
らんでいました。電気科の参加者が比較的少ないと思い、33回目のときには同期で
1組をつくるべく電気11期の同窓を誘って小さなクラス会も兼ねました。自然のなかでのスポーツ
とクラス会と先輩後輩間の親睦交流の三つのことが同時にできる場として、ゴルフは素晴らしい機能
を発揮してくれます。何組に増えてもても OK だとのことなので、ゴルフ好きの同窓仲間を誘って、
多くの皆さんのご参加を期待いたします。同窓会にもゴルフコンペが存在することがあまり知られて
いないようですが、同窓会ホームページに必ず告
知されておりますので、ネットで申し込みをされ
てはいかがでしょうか。
参加者は、ベテランもいれば初心者もいるとい
うように幅が広いのですが、それでも同窓生とい
うゆるがぬ共通点はすべてを和やかで楽しいもの
にしてくれて、私にとっては非常にありがたい社
交の場であり、健康維持の方法です。
-4-
カラー魚拓の
松永
―世界―
正津(機械科 14 期・昭和 33 年卒)
「カラー魚拓」の第一人者として日本はもとより、
外国においても有名であり、日本画については
代表作「花風」が英国の美術館に展示されているなど、
画家として幅広くご活躍されています。
松永先生は、1963 年に直接法魚拓と呼ばれる、
従来の魚拓とは異なるカラー魚拓という独自の
分野を開き、1977 年東洋魚拓・拓正会を設立。
カラー魚拓の普及に尽力され他方では、
日本画美術展にも意欲的に出品。多くの賞を受賞。
リョービのカラー魚拓カレンダーの原画は広く一般
の目に止まり、発行部数30万部を越す高い評価を得
ておられます。また、日本各地で作品の展示会や、体験学習等のイベントが開
催されています。
著書に「カラー直接魚拓法」や、ビデオ「やってみなはれ」入門・応用編
など多くの著書・ビデオも出されています。
また、国内はもとより、韓国・中国においても講演や実演会が行われ、
そのご活躍は世界へと広がっています。
本会同窓会の総会にも、カラー魚拓の展示を何度かしていただきました。
写真は、琵琶湖博物館にて行われた展示会に出品された、カラー魚拓を掲載
させていただきました。
カレンダーは、生野工の名入れをして作成し、昨年機械科14期生が学校に
寄贈されたものです。
(編集委員:福永和男E41)
-5-
会員短信のページ
創立70周年に思う
(時計・計器科13期)
宮坂
吉有樹
私が母校の二年生として在学中は、創立30周年を迎え、校内行事において、当時の応援団長が盃を交わす武将に扮
し、乾杯拍子で祝賀していたのを思い出します。
当時の応援団は、放送委員会や保健委員会などの委員会としての位置づけで活動を行っていました。体育祭や野球部
をはじめ運動部の試合ともなれば応援団が観客席から相手校の応援団とエールを交わしたり、凄まじい応援合戦を繰り
広げておりました。
当然、30周年の節目ともなれば、見事な演舞を繰り広げてくれました。
今の生徒が歌っている生野工業高校応援歌「われらすぐりし精鋭よ」は、機械科7期の岡田さんの作詞、応援団顧問
で数学担当の川村甲子郎先生の作曲によって作られました。
また、その頃は、学校食堂の経営者である先代の奥田さんが息子さんに事業を継承されて間なしのことだったとおぼ
えています。
そして月日が過ぎ、その息子さんも今年の七月末で食堂経営を終えられ、すでに次の業者に業務を引き継がれました。
親子二代にわたり、生徒の昼の食事のみならず、昔は運動部の朝練で朝食を充分にとれない生徒のために卵がけごは
んを食堂で食べさせてもらいお世話になっていました。
食堂は夜間の生野第二工業高校の食堂でもあったので、夜も営業をしていました。
文化祭前の準備の追い込みに追われているとき、必ず卒業して第一線で働いている先輩が激励に駆けつけてくれたも
のです。
その先輩達がお金を出し合って一年生に渡し、「これで食堂へ行って、きつねうどんをみんなの分買って運んでおい
で」などと指示して差し入れをしてくれたものです。
食べ盛りの高校生にとっては大変ありがたいことで、先輩後輩の絆を食堂のきつねうどんが強めてくれたのです。
食堂の奥田さんの慰労会をしたとき、多くのエピソードを聞くことができました。
昔学校食堂が商店街側の木造校舎の隅にあったころ、「PTA食堂」という看板が掲げられていました。
その名前の由来を聞くと、PTA食堂とした方が食堂を身近に
感じてもらえると思って名付けたようですが、当時の生活指導課長
の先生に「もし食堂が食中毒を起こしたりしたらPTAに迷惑を
かけることになりませんか」と言われ、それ以降は「PTA食堂」
の看板は無くなりました。もちろん食中毒も無かったことを付け
加えておきます。
食堂は職員室に出前をするのですが、年配でアルバイトのおばち
ゃんが、出前箱に麺類の汁をこぼし、こぼれたまま体育教官室へ運
び、教官室の床を汚して食堂に帰るので、そのおばちゃんは怒られ
ずに、奥田さんが体育の大西先生に怒られたそうです。
「私もあの頃は若かったので、当時の生活指導課長の先生や
体育の大西先生によく怒られました。」と話していました。
まさに創立70周年は学校食堂の歴史と共に歩んできたのでした。
「八風吹 而不動」!(八風吹いて 動かず)
これは創立40周年に向けて同窓会が全卒業生に寄付を呼びかけ、その浄財で完成した創建館2階和室
の床の間に掲げられている「掛け軸」の言葉であります。
この書は、創建館創立当時の事務長先生が書家であられた事から、同窓会より「何か床の間に書をした
ためて欲しい」とお願いしたところ、快諾していただきました。
戸田事務長(号:白雲)の書は、現在でも数点、海外の美術館に所蔵されています。
「八風吹 而不動」の説明を求めたところ、「日本一の富士山のように、生野工の卒業生・在校生・職員
もあらゆる困難を乗り越えて進んでもらいたいとの思いで書きました。」と話されたのを覚えています。
確かに「八」の字は富士山のように、あらゆる風に微動だにせず凛としてそびえ立っている様に見えます。
創建館完成と共に国と大阪市に申請書を提出し、内閣総理大臣と市長から感謝状を戴いております。
これからも多くの人に支えられながら、感謝の気持ちを忘れずに創立80周年に向かって母校を卒業す
る若者の人脈が連綿と続くことを願っています。
-6-
内山ふみよ
(時計計器科 12 期生・昭和 46 年卒)
鈴木
祥子
(時計計器科4期生・昭和 38 年卒)
中嶋淳吉先生を訪ねて
2010年8月22日の暑い日、
今年、85歳になられるとお聞きし、元気な中嶋先生に
お会いすることができ、”ホッ〝としてうれしかった。
私(鈴木)は、昭和38年卒業の時計計器科4期生で、
2・3学年を担任していただいた。大変、迷惑な生徒だった
ことを詫びると、”ニヤッ”とされた。17年ぶりにお会いした
のに、すぐに名前を言っていただき、複雑な嬉しさだった。
残念なことに、先生はお耳が遠くなっておられていたので、
話されたことを、書かせていただいた。
生工の創立70周年に際しましてますますの発展を願って
おります。大阪市内の中学校で数学を教えていたが、一足先
に生工へ赴任された田端先生に誘われ、横浜の電気通信科工
専を卒業していたので、生工の電気科教師として赴任し、
初めて担任になったのが時計計器科4期生だった。
“当時37歳!若かったね!!” 現在、お元気な奥様と近くに居られる娘さん、お孫さんと
ゆっくりと過ごされて居られることをご報告させていただく。
なお、同行した時計計器科12期生の内山ふみよさんのクラスは、箕面のホテルへ送迎してのクラス会や
お弁当を持って自宅へなどと、交流をしておられると聞いた。
淳吉さんのあだ名は「バテレン」といったっけ・・・(鈴木祥子)
(左から、鈴木・中嶋先生・内山)
(奥様とご一緒に)
-7-
今回は、卒業生企業紹介の一環で、今を時め
く会社に、直接訪問させていただき、取材を
してまいりました。
取材:鈴木信之(機械科15期)
ソーラー発電に貢献する トヤマキカイ株式会社
(機械科15期・昭和34年卒)外山紀郎氏
トヤマキカイ㈱はソーラーセルタビングマシーンを生産していますが、この装置
は各々のソーラーパネル・モジュールで太陽熱を電気に変え、それぞれのモジュー
ルの電気を集めて配線で蓄電器に送る必要があります。このモジュール間の配線は
ハンダゴテにより行われており、その為大変手間が掛かりました。その作業を自動
化した機械です。
8月9日、堺市大野芝町にあるトヤマキカイ㈱を訪問し、取締役会長の外山氏に
新しい技術を開発し続けてこられた理念や会社創立から現在に至るまでの歴史をまとめていただきました。
以下は外山氏からの出稿です。
いまに、存在しないものは、全て無限の可能性を示し、無限大の進化を約束している。だから、物事を創造
することに対して「このうえない」と言うことばは当てはまらない。尽きることの無い、このうえを一つひと
つカタチに変え、また、新しい何かを追い求め続ける。
まさに、時代はインタレスト。トヤマキカイは、更に新しい「このうえない」を追求しています。確かな技術
をベースに、一歩進んだ発想をプランニングする、展開する、具体化する ― 開発までのストーリーを、時
代のインタレストに変えて。そして、無限大の可能性をテーマに。
トヤマキカイ株式会社は1963年、47年前私が23歳の時、工作機械及びプレス金型設計製作会社として
設立しました。以来、1974年にはオートローダーを開発製作し、1984年にはミノルタα―7000用
三次元自動組立機を開発製作しました。
また、1988年にはドイツ縫製機械国際メッセ、ケルンで幣社開発機がベストマシーンに選ばれました。
1993年にはソーラーモジュール生産ラインの開発を開始し、95年、96年と改良して2000年にはソ
ーラーセル自動タビングマシーンの生産を開始しました。その間、絶えず機械開発の先頭に立って従事し、数
少ない社員と大変苦労を致しました。昨今、次世代のクリーンエネルギーとして注目されている太陽電池にお
いて、更なる薄型化、高効率化、低コスト化が叫ばれるなか、弊社のソーラーセルタビングマシーンの需要が
国内外ともに強まり、毎月出荷に追われている現状です。
売上も2008年には25億を記録し、今年度も22億を超える勢いです。社員数は20名足らずですが、売
上先企業は丸紅㈱、コニカミノルタ㈱、名古屋電気㈱等一流企業が中心で、仕入企業は㈱鳥羽洋行、㈱サンセ
イテクノス、サンワテクノス㈱等。また、加工協力会社は40社程度有り、設計会社、製造協力会社も数社有
り、ともにスクラムを組んで機械装置製造メーカーとして力強く歩んでいます。2009年には本社並びに工
場を堺市に移転し、関空へのアクセスも良く国内外で活発に活動しています。
トヤマキカイ㈱社屋
ソーラーセル自動タビングマシーン
-8-
卒業生企業紹介にあたり
今回紹介させて頂いた企業は、母校の卒業生が社長
又は経営の中枢におられ現在各方面の第一線で
営業活動されている大阪に本社を置く元気企業です。
この度その活動の一端を紹介させて頂きました。
卒業生並びに在校生諸氏の中で興味を持たれた方は、
是非遠慮なくお問い合わせして頂き、情報交換の場に
していただければ幸いです。(機械科 18 期 田中義昭)
会
社
概
要
会
社
名
日本化線株式会社
代
表
者
所
在
地
代表取締役 笠野輝男
昭和 35 年機械科卒業(M-16)
本社工場
〒577-0067
大阪府東大阪市高井田西 3 丁目 9 番 25 号
TEL 06(6783)2366 FAX 06(6783)2360
E-mail [email protected]
URL http://nippoly.com
東京営業所 〒116-0013
東京都荒川区西日暮里 5 丁目 29-6 T.I 壱番館 201 号
TEL 03(5604)0880 FAX 03(3805)6222
E-mail [email protected]
本
許
立
金
免
設
資
JIS マーク認証取得工場(JIS G 3543)
昭和 23 年4月 23 日
10,000,000 円
主な加入団体
東大阪商工会議所
線材製品協会(カラーワイヤ工業会)
東日本金網工業会 西日本金網協会
日本ホビー協会 芸術教育センター
東大阪地域活性化支援機構(NPO)
東大阪ブランド推進機構
主 要 製 品
ポリエチレン被覆密着亜鉛めっき鉄線
合成樹脂被覆接着亜鉛めっき鉄線
合成樹脂被覆鉄線
粗面化樹脂被覆鉄線
デザインカラーワイヤ
デザインカラーワイヤ
自遊自在装飾用キャップ
自遊自在接続部品
合成樹脂被覆亜鉛めっき鉄線バインド線
合成樹脂被覆有刺針金
ポリテックワイヤ(JIS G 3543)
エースワイヤ(JIS G 3543)
ニッポリ線
AZH-300SR スーパーロック(特許申請中)
自遊自在(知的所有権登録第 194470 号)
頑固自在(知的所有権登録第 221938 号)
デザインキャップ
アイ・ジョイント
トラバースコイル
エースバーブ
合成樹脂被覆直線寸法切鉄線
ビニカットワイヤ
企 業 理 念
「素材市場の創造と革新」を企業理念とし、ユーザーを媒体として工業的、文化的な活動により、
価値ある情報を提供し、関連業界の発展に貢献致します。
-9-
伸和㈱
鈴木信之(機械科15期・昭和34年卒業)
当社は、剪毛機用刃物の輸入、加工販売及び剪毛機、起毛機の輸入販売を
主力としています。
剪毛機とは、布上の毛を刈り揃える機械です。毛布、自動車のイス張り、
カーペット等はどの家庭でも見ることができ、パイルの毛足がきれいに
揃っているのが判ります。これらは剪毛機により刈りそろえられている
からです。刃物は芝刈り機と同じ方式で上の回転刃と下の固定刃に
よってパイルを挟み切りします。布が刃物の下を通過することにより
高速で、連続的に毛を刈り揃えることができます。当社はドイツから
この刃物を輸入して、加工を加えてお客様である繊維工場に納入します。
日本で販売されている自家用車でパイルのあるイス張りはほとんど
当社から納入している刃物で加工されています。
写真は回転刃と固定刃及び剪毛機です。当社のホームページは
http://www.shinwa-hp.sakura.ne.jp/newpage3.htm
ご興味のある方は、ぜひご覧下さい。
エース設計産業株式会社
代表取締役
西澤
實 (機械科1期・昭和 18 年卒業)
生野工業高校の関係者の皆様、創立 70 周年誠におめでとうございます。
第一期を卒業しましたエース設計産業㈱の西澤と申します。
弊社は、155 名の社員の 9 割以上が設計業務に携わって
おります生産設備機械を中心とした、機械設計を専門とし
ている会社です。私以外にも生野工業高校を卒業した社員
が数人在籍しております。
キ
ァ
ド
設計業務は、今では当たり前になりましたがCADと言
うPCで作業しております。
CADは、以前のドラフターで図面を作成していた時に
比べ、修正や変更などが容易で早く、作業効率が格段に上がりました。
また、機械系以外にも電気・建築・土木などあらゆる分野で使用されており、設計に無くてはなら
ない物です。また、テレビでは「3D映像」が近い将来主流になると思いますが、設計でも 3Dのニー
ズが増え、弊社が保有している約 140 台のCADの中、2 割が 3 次元設計を行っております。
最近では、エネルギー関連の太陽パネルやハイブリッド車の電池、半導体・液晶などの製造設備の
受注が増加しております。
また、ここ数年、車関係のリコール等の問題が取り上げられておりますが、設計でひとつ間違うと
桁外れの損害が出ますので、設計業務は責任が重いですが、その分やりがいのある仕事です。
弊社では、社員のスキルアップと目標意識を持つために、技能検定試験と機械設計技術者試験の資
格取得を会社上げて応援しております。社内での研修の他、取得すると資格手当が得られます。
卒業生及び在校生の皆さん、ものづくりに興味があれば、設計技術者を目指しては如何でしょうか。
- 10 -
株式会社
~概 要~
社
名
所 在 地
創業年月
代 表 者
ニシマック
代表取締役
西川
啓一(昭和 41 年機械科卒業)
ニシマックスピリット
株式会社 ニシマック
(Nishimac Co.,Ltd)
大阪市西成区北津守4丁目4番60号
TEL(06)6568-1841(代)
FAX(06)6568-2786
昭和46[1971]年6月1日
代表取締役 西川 啓一
(昭和 41 年機械科卒業)
1,000万円
4月
資 本 金
決 算 期
~営業品目~
プリント基板・半導体・各種表面処理用冶工具の
開発・設計・製作及び、その周辺装置の設計・製作
私たちは、ニシマックを通じて
社会に貢献していることを自覚し、
社会・業界・家庭に対し存在価値の
拡充を計り、自信と信頼、そして
感謝の気持ちを忘れず、より充実
した人生を歩もう。
庵谷恭三司法書士事務所
庵谷 恭三(機械科 13 期・昭和 32 年卒業)
私は、生野工業高校にかろうじて入学させてもらった劣等生であったのに、勉強もしないで、学校の
クラブ活動のほか、警察や町道場に通い道場人生に明け暮れしていた。柔道だけをしたくて、当時、学
生柔道界で活躍していた町道場の先輩のお誘いもあったことから大阪工業大学に行くつもりであった
のが、親の事業の失敗で、2年間の浪人を余儀なくされてしまった。
その間に何を血迷ったか、将来法律に関係した仕事に就きたいとの気分になり、当時では学費が安い
とされていた立命館大学法学部に入学した。中学及び高校時代に好きと言う単純な言葉では言い尽くせ
ない柔道で明け暮れしていた狂気的な生活を大学でも復活させたいとの気持ちは十分にあったが、学費
稼ぎのアルバイトのほかに貧乏生活から脱却し、将来の安定生活のことを考えるようになっていたの
で、それなりの勉強も必要だとの思いもあったことから、柔道部には入るべきでないとの決意を固くし
ていた。ある時、校庭で町道場での知人に出会ったことから、言い訳はいいから取り敢えず学校の道場
を見学してくれとなった。そして、練習風景を拝見し、部長を紹介された時点において、2年半ほど封
印していた柔道への思いがいっぺんに噴出し、いとも簡単に決心が壊れ入部を決意してしまっていた。
時々中学校から大学までの柔道人生を振り返って、その選択が正しかったのだろうかと思いを巡らすこ
とがある。
しかし、人生で重要な時期の高校時代の柔道部の中で「合縁奇縁」があって、曲がりなりにも今の自
分があることが、この選択が間違っていなかったことの証になるのかも知れない。
司法書士・行政書士 庵谷 恭三
近鉄布施駅前「ヴェルノール布施」最上階(18F)
〒577-0056
東大阪市長堂一丁目8番28-1804号
TEL06-6788-6731 TEL06-6788-2624
FAX06-6788-2693
業務内容
裁判手続き及び債務整理
離婚・相続・不動産明渡し・登記等
- 11 -
所
在
資
本
地
金
ホームページ
(本社)大阪府大阪市北区大淀北1丁目9番36号
TEL(06)6458-8687
(滋賀事業所)滋賀県野洲市三上2308番地
TEL(077)588-2451
2億1,000万円
FAX(077)586-0336
http://www.hirakawag.co.jp
従
業
員
数
男 234 名
女 31 名
卒
業
社
員
林(昭 37 卒
常務取締役)
、戸坂(昭 49 卒
濱崎(平 17 卒
事業の内容
計 265 名
滋賀工場)矢倉(平 17 卒
営業本部グループ長)
滋賀工場)南野(平 18 卒
滋賀工場)
環境にやさしいボイラ及び周辺機器の製造・販売・メンテナンス。
ビル・工場などの空調・熱源として広く利用されているボイラや、給湯を目的として利用されている
温水器等、人々の暮らしに必要不可欠な場所で当社の製品は広く活躍しています。
会社の特色
ボイラが創る 省エネルギーなエコロジーをテーマに、最先端のボイラ技術で省エネを推進していま
す。当社はボイラ、温水器の業界で世界ナンバー1を目指す、圧力容器製造と燃焼のスペシャリスト
です。また、エコロジー、省エネルギー、リサイクルの必要性が注目される今、社会や企業が求める
ニーズに応えるために、ボイラ技術開発センターを開設し、新しい蒸気・温水の用途を提案、顧客満
足度の高い商品の提供を行っています。
NEW 環境展(東京ビッグサイト)
国際食品工業展(東京ビッグサイト)
びわ湖環境ビジネスメッセ(長浜ドーム)
採用職種
営業・技術・製造・メンテナンス
等
教育訓練
部門別、職種別、階層別の各種研修、講習会の実施。この他、新入社員においては
・教養施設
生産技術に関して必要な技術を短期間に習得するため、外部研修機関において基礎、専門技術研修を
実施。ボイラメンテナンスの研修としてトレーニングセンターを完備。
勤務時間・休日 始業時刻8時45分
休憩時間
就業時刻17時30分
12時15分~13時まで
実働時間8時間
土・日・祝日、完全週休2日制 年間休日122日
福利厚生施設
各種社会保険、財形貯蓄、社宅・独身寮
滋賀事業所全景
ボイラ技術開発センター
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上田英夫(電気科7期生・昭和34年卒業)
本社;〒545-0021 大阪市阿倍野区阪南町6丁目1番5号
TEL ;06-6699-7743
FAX ;06-6699-2825
URL.http://www.marushigeueda.co.jp
[email protected]
まるしげ上田株式会社
取締役会長 上田英夫
業務内容
1.健康食品・黒酢石鹸の販売
2.まるしげ玄米黒酢の販売
3.まるしげげんきっすの販売
4.海藻炭の販売
酢畑風景
5.前各号に付帯する一切の事業
鹿児島県霧島市・福山町で屋外の壷で天日醸造にて造られた玄米黒酢を昭和35年より販売を行い、
平成7年健康食品業界第一号の トクホ(特定保健用食品)取得
まるしげげんきっすの商品名で売り出す。
ちょっとブレイク!昭和 45 年 12 月 24 日発行「生工新聞」の記事より
創立 30 周年記念式典の時、お出になった初代校長の村部先生に本校校章のいわれについてお尋ねしてみ
た。以下はその一問一答である。
――歯車を選ばれたのは、どういう理由ですか――
本校は開設のころは機械科だけの学校であったので、機械を象徴するものとして歯車に
したのです。歯車は正確で信頼できる力強い部品です。皆さんはこの歯車のように、正確で責任の持てる
信頼される者になって欲しいものです。それはそうと、皆さんは校章の歯車が「ベベルギヤ」
(傘歯車)の
一種であることをご存知ですか。この歯車は拡がっています。これはますます拡がり発展する気持ちを表
したものです。
――歯数が 8 枚であるのは、何か理由がありますか――
ありますとも。四方八方へ発展する意味で、本校の将来することを象徴したのです。当時「世界は一つ」
という意味の「八紘一宇」という言葉がよく使われていました。本校が世界的に発展するという気持ちを
表したものでもあります。
――創立時の校章は現在のものと違っていたということを聞いたことがありますが――
大阪市立の工業学校を表すために、最初は歯車の中に大阪市章である「みをつくし」と
「工」という字を重ねてありました。戦後、電気科ができたので電気を象徴するものを
という意味でモーターの三つの極を表すものを取り入れ、さらに高等学校になったので
「高」の字を入れたのです。
本校の初期の卒業生が現在の校章を見ても、その差に余り気づかないのではないであろうか。
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田中
義昭(機械科 18 期・昭和 37 年卒業)
当社は、長年にわたる技術開発で培ったノウハウをもとに、線材加工機メーカーとして、これまで各
種の製品を開発・市場に投入、産業界から高い評価を受けています。
新製品の開発にあたり、常に人間工学に基づいた、「人に優しい」「扱いが楽しい機械」をコンセプト
として、製品化しておりますので、どの製品も信頼性が高く、安心して御使用頂いております。
<会社概要>
本 社 : 〒547-0014 大阪市平野区長吉川辺 1-1-35
T E L : 06-6799-1517 FAX:06-6790-6998
U R L : http://www.mrshow.co.jp
E-mail:[email protected]
創 業 : 昭和 51 年 9 月
資本:1000 万円
代表取締役:田中義昭(S37 年機械科卒業)
<事業内容>
 各種線材加工用機械・各種工作機械
 専用治工具・省力自動機械
日刊工業新聞社制定機械工業デザイン賞「ポイントランナー」特別賞受賞
 各種試験機・設計製作
<納入先業種>
 自動車用シートメーカー
 ハンガー、ディスプレー用品メーカー
 厨房用品・建築金物・園芸用品メーカー
<納入実績>
 国内大手自動車部品メーカー
 アメリカ、東南アジア、ヨーロッパ全域
05 米国アトランタ展示会出展
07 ジャパンスプリングマシンショー出展
09 MF-TOKYO2009 出展
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教頭
橋 本
嘉 平
同窓会会員の皆様には、平素より、母校教育活動に対して、多大なるご支援・ご協力を賜り心より
厚くお礼申しあげます。
昨年、同窓会からご支援をいただき、正門前の1号館壁面に2本の大きな垂れ幕『ものづくりは人づ
くり』と『燃えろ!生野工業高校生』が掲げられましたが、今春、新たに『祝 創立70周年 翔け未
来へ!!』の垂れ幕が掲げられました。同窓会の皆様には改めて厚くお礼申しあげます。生徒・教職員
一同、これまでの70年の歴史と伝統を継承し、生野工業高校のさらなる発展に努めてまいります。
以下、簡単ですが、今年の本校の近況や種々の取り組みについて、紹介させていただきます。
◎「ものづくり」への挑戦
生野工業高校は『ものづくりは人づくり』を合言葉に掲げ、
「ものづくり教育」を推進し、魅力ある学校づくりに努めています。
これまで、同窓会や地域産業界等の協力を得て、「ソーラーカー」
や「エコデンカー」、「ソーラーラジコン」、「電気工事士技能競技大
会」等の各種の大会に出場し、好成績をおさめてきました。本年度
も授業や部活動の一環としてこれらの大会に出場を予定しており、
生徒達は上位入賞を目指して頑張っています。
また、各種の資格取得にも挑戦しており、これまで取り組んでき
たガス溶接、アーク溶接や電気工事等に加え、本年は3名の生徒が
技能検定(機械加工 普通旋盤作業3級)に合格しました。
◎産業界・地域との連携
生野区は、近隣の城東区、東成区、平野区とともに大阪市内東部の製造業集積地域であり、生野工業
高校は「ものづくりの町」の工業高校として、産業界や地域との連携を深めながら将来の産業界を支え
る人材の育成に努めています。
今年で9回目となった「小学生ものづくり教室」では、生野区内の
すべての小学校に参加を呼びかけたところ、夏休みの初日ということ
もあってか、40名を超える小学生の参加がありました。この「小学
生ものづくり教室」は、平成20年度からは、大阪商工会議所と連携
し、同所東成・生野支部異業種交流会「フォーラム・アイ」の会員企
業から本校生徒が技術指導を受け、学校や地域企業から学んだ技術を
小学生に伝える場になっています。例年、新聞等の取材がありますが、
今年は、新聞だけでなく、NHKのニュースや民放の番組で取り上げ
られ、本校生が熱心に指導している様子や、作品が出来上がって小学
生が喜んでいる様子が紹介されました。
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◎本年度の進路状況
不況が続く中、昨年度に続き、本年度も高校生の就職状況は非常
に厳しい状況にあります。「就職に強い」本校でも、昨年度は、最終
的には就職希望者全員が内定を勝ち取ったものの、就職内定が卒業
式前日までずれ込んだ生徒もいました。今年も全教職員で指導を強
化するとともに、進路指導課を中心に進めているキャリア教育3カ
年計画、大阪市教育センターの支援、外部人材の活用など、様々な
方策で生徒を支援しています。
また、高校生の就職状況については、各種メディアも注目して
おり、先日、NHKの情報番組で本校の進路指導が取り上げられ、
「特集 高校生の就職活動は今」と題されたコーナーで「不況の中でも頑張る生野工業高校生」が紹介
されました。
◎最後に
このほかにも、今年は例年にない生徒の活躍がありました。
7月には「大阪市高等学校生徒海外派遣」に電子機械科3年生1名が大阪市の高校生の代表として、
オーストラリアに派遣されました。11日間の日程で現地の高校生と生活を共にし、授業に参加するな
ど交流を行い、相互理解や友好親善に努めてくれました。なお、この海外派遣には、本校の教諭(英語)
が、通訳として参加し、生徒の引率や現地の高校との交流に力を注ぎました。
また、9月には、「大阪市立高等学校合同進学説明会」で生徒会役員3名が中学生や保護者に対して、
本校の学校行事や学習内容を紹介してくれました。11月の創立70周年記念式典でも「本校のものづ
くり」教育について紹介する予定です。今後もいろいろな場面で活躍してくれるでしょう。
以上、学校の近況について、簡単にご紹介しましたが、今後大会を控えているクラブには、好成績を
収めてくれることを期待しています。
本校の「ものづくり」を通じた「人づくり」は同窓会の多大な支援もあり、着実に成果をあげていま
す。大阪のものづくり人材の育成に、創立70周年を迎えた本校が果たす役割、本校に対する期待はま
すます大きくなるものと思われます。
今後とも、
『ものづくりは人づくり』を合言葉に、中学生や地域の皆さん、産業界から期待される工業
高校を目指します。同窓会会員の皆様には引き続きご支援・ご協力をお願いいたします。
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