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意見募集結果 - 電子政府の総合窓口e

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意見募集結果 - 電子政府の総合窓口e
ダム水路主任技術者制度における規制見直しに関する「電気事業法施行規則」、
「経済産業省告示第249号」及び「主任技術者制度の解釈及び運用(内規)」
の一部改正に対する意見の募集の結果について
平成28年3月22日
経
済
産
業
省
商務流通保安グループ
電
力
安
全
課
平成27年12月24日付けで、
「電気事業法施行規則(昭和39年法律第170号)」、
「経
済産業省告示第249号」及び「主任技術者制度の解釈及び運用(内規)
(20130107
商局第2号)
」の一部改正に対する意見の募集を行いました。その結果、下記のとおり御意見
をいただきました。
その御意見の概要及び寄せられたご意見に対する考え方をとりまとめましたので、公表い
たします。
今回の意見募集に当たり、ご協力いただきました方々へ厚くお礼申し上げますとともに、
今後とも電気保安行政の推進にご協力いただきますようよろしくお願い申し上げます。
1.意見募集の実施方法
募集期間:平成27年12月24日(木)~平成27年1月22日(金)
告知方法:電子政府の総合窓口(e-Gov)
、経済産業省ホームページ
意見提出方法:意見提出フォーム、郵送、FAX、電子メール
2.意見募集の結果
提出件数:5件
3.提出された意見の概要とそれに対する回答
別紙のとおり
4.本件に関するお問い合わせ先
商務情報政策局商務流通保安グループ電力安全課
電話:03-3501-1742
(別紙)
御意見の概要及び御意見に対する考え方
今回の、「電気事業法施行規則(昭和39年法律第170号)」、「経済産業省告示第249
号」及び「主任技術者制度の解釈及び運用(内規)(20130107商局第2号)」の一部
改正に対する御意見の概要と御意見に対する考え方は以下のとおりです。
なお、今回の改正に直接関係のない御意見が1件ありました。今後の政策の参考とさせて
いただきます。
No.
1
御意見の概要
・様式43関係について
御意見に対する考え方
ご指摘のとおり、申請に当たっては、第
今回追加する「又は第 3 項」については、 2項又は第3項のいずれかを記載してい
申請する者がどちらの申請をするのか明 ただくことになります。
確にするために、括弧書きにして、どちら
なお、規定振りについては、電気事業法
か一方を記載させるべきではないでしょ での類似規定と統一したものです。
うか。
2
・3.(2)水力発電所の統括事業場で、
主任技術者は、電気工作物の保安を確保
統括の要件として7か所以上は慎重を期 する上で要となる存在であり、設備の状態
する(6か所まで)や同一水系又は近傍水 を適切に監視し事故等が生じないよう適
系であって、かつ、統括事業場から2時間 切に保守管理を行うとともに、事故発生時
以内に到達できるところにあることと、電 等には、現地での対応を含め迅速に原因等
気主任技術者の兼任条件と合わせる合理 を把握し、適切な措置を講ずることが求め
的な理由があるのでしょうか?
(統括発電所の電気主任技術者も同様)
られます。
このため、一人の主任技術者が複数の発
電所を同時に監督する「統括事業場」への
また、ビル等の落差を利用した水力や浄水 選任や「兼任」を行うにあたり、保安の監
場・処理場などの水力発電所では、同一水 督の業務が十分実施できる範囲として、同
系又は近傍水系ではないので、認められな 時に監督できる発電所数を原則「6カ所」
いということになるのでしょうか。
(これは兼任も同様かと思われます。)
「2時間以内に到達できること」
以内とし、
を求めているところです。
また、ビル等の落差を利用した水力や浄
水場・処理場などの水力発電所について、
統括事業場への選任及び兼任が認められ
ないわけではありません。同時に監督する
こととなる発電所の仕様等に応じ、必要な
保安体制が確保されているかを判断させ
ていただくこととなりますので、個別にお
問い合わせください。
3
・統括制度と兼任制度の違いが分かりにく
「兼任」については、複数の発電所の
いです。本来は統括する体制がとられてい 各々に、個別に保安体制を確保した上で、
るのであれば兼任承認の条件と同じとい これを一人の主任技術者が随時監督をす
「統括事業場」については、
うことは考えられないのではないでしょ るものであり、
うか。(統括体制が構築されていれば、兼 当該事業場に主任技術者と保安体制を集
任より保安レベルは上と考えています。)
約した上で、複数の小規模な発電所(高さ
15メートル未満のダムを有する水力発
電所)を監督するものです。
これらのいずれの形態が保安確保を行
う上で体制的に優れているかは個別の状
況に依ると考えますが、2で回答したとお
り、
「統括事業場」への選任、
「兼任」のい
ずれも、一人の主任技術者が複数の発電所
を同時に監督するものであり、保安の監督
の業務が十分実施できると考えられる条
件は同一であると考えています。
4
・水路式の水力発電所の立地条件を鑑みる
2で回答したとおり、主任技術者は、設
と、需要設備等と同様の2時間以内に到達 備の状態を適切に監視し事故等が生じな
できる条件は厳しいのではないでしょう いよう適切に保守管理を行うとともに、事
か。水力発電所は、通常、無人運用を行っ 故発生時等には、現地での対応を含め迅速
ており、制御所で集中制御を行っている体 に原因等を把握し、適切な措置を講ずるこ
制を考えると、制御所単位でダム水路主任 とが求められます。このため、制御所にお
技術者を選任するのが実際の保安体制に いて複数の発電所を集中制御している場
即していると思われます。(一元管理して 合であっても、現地での迅速な事故対応等
いるものを、わざわざ保安組織(体制)を が必要となることから、「2時間以内に到
分けることとなるため、意思疎通の不備 達できること」を求めているところです。
や責任所在が不明確等により保安レベル
の低下が考えられるため。
)
水力発電所の設置者におかれては、こう
した諸条件を踏まえつつ、適切な保安体制
よって、これらの条件は農業用水路や小 を構築することが必要であると考えます。
水力等に限定すべきではないでしょうか。
5
・3(2)〇2イについて
電気事業法施行規則第56条の規定に
免状の種類が 1 種又は 2 種とどちらでも より、高さ70メートル未満のダムについ
よいように読めるので、「被統括事業場の ては第二種ダム水路主任技術者免状を有
種類に応じて、」を追加すべきではないで する者を選任すればよく、被統括事業場は
しょうか。
ダムの高さが15メートル未満の水力発
電所ですので、第二種ダム水路主任技術者
免状を有していれば十分です。
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