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06 廃棄物削減 循環型社会づくりに貢献するため、 廃棄物の排出抑制、 リサイクル率向上に努 めています。 06 廃棄物の排出抑制とリサイクル率向上を推進 Web検索 15-1 資源循環型のビジネスモデルを形成するには、より少ない 今後も、廃棄物のリサイクル率をさらに向上させ、2010 年 資源を効率的に使うことはもちろん、廃棄物の排出量を削減 の目標達成に向けて取り組んでいきます。 廃棄量を1990 年レベルの 15%以下に削減する」ことを定め、 撤去通信設備のリユース・リサイクル、建築・土木工事関連 廃棄物のリサイクル、オフィス関連廃棄物のリサイクルを積極 的に推進してきました。これにより、最終廃棄量(最終処分量) は 1999 年度以降減少し、2003 年度は 7.7 万トンになりました。 これは、廃棄物排出量が昨年度より11 万トン減少したことが Web検索 NTTコミュニケーションズでは、全社のパソコン更改に伴い、 「社内で不要になったパソコンを極力リユースする」という環 し、同時にリサイクル率を高めていくことが重要です。 NTTグループ主要行動計画目標に「2010 年までに、最終 境方針のもと2003 年 10月から年末にかけ、環境 NGO 団体 (万トン) 50 (万トン) 100 [ 40 廃 棄 30 量 ] 20 10 80 [ 60 排 出 40 量 ] 20 NTT コミュニケーションズ 社外リユース NPO 不要パソコン 約8,600台 国の小・中・高等学校などへ寄贈しました。 再生 寄付 1,600台 寄贈 小・中・高等 学校など NGO また、不要となった寄贈以外のパソコンおよび不要となっ たパソコンの回収に伴う梱包材もリユース、リサイクルを行い、 回収 データ消去 関係社員一丸となって取り組んだ結果、廃棄物をゼロにする 売却 ことができました。 0 1999 2000 2001 2002 2003(年度) 1990 大きな要因ですが、リサイクル率が向上したことにもよります。 オフィス関連 建築工事関連 土木工事関連 通信設備関連 排出量 16-1 ●パソコンリユースのフロー を通じて600 台、NPO 団体を通じて1,000 台のパソコンを全 ●NTTグループの最終廃棄量と排出量 0 廃 棄 物 削 減 1,600台のパソコンを全国の小・中・高等学校などへ なお、機密情報漏洩防止のため、不要となったパソコンの リユース ハードディスクはデータを完全に消去するなど、セキュリティの リサイクル 仕分け 約7,000台 パソコン 梱包材 徹底も図っています。 92%以上の廃光ケーブルをリサイクル Web検索 ブロードバンド化の進展に伴い、光ケーブルの使用量も年々 増加し、廃光ケーブルのリサイクルが大きな課題となっていま ステム」を開発し、ケーブル外被だけでなくコア部分も解体・ 破砕、個々の材料へ分別することを可能としました。2003 年 度は、1,760トンの廃光ケーブルを回収し、1,628トンをリサイク 使用済み通信機器などの回収 Web検索 ●NTTグループの廃光ケーブルのリサイクル量・率 (トン) 2,000 す。廃光ケーブルは従来、焼却による適正処分を行っていま したが、NTTグループは 2001 年「廃光ケーブルリサイクルシ 15-2 (%) 100 80 [ リ サ 60 イ ク ル 40 率 ] 20 [ リ 1,500 サ イ ク 1,000 ル 量 ] 500 ルしました。 リサイクル率は 92.5% で、これは 2002 年度に比べて 8.7% 0 NTTグループは、環境保護活動の重要課題の1つとして、 リサイクル量 リサイクル率 2001 2002 不要となった通信機器や付属品の回収に取り組んでいます。 NTT 東日本、NTT 西日本では、コードレスホンなどに使用す る小型二次電池(ニカド電池、リチウムイオン電池など)や普 通紙ファクスで使用するトナーカートリッジなどの回収を積極的 付属品(充電器等) 電池 お客さま通信機器 2,000 1,500 PHS 本体、電池、充電器などの回収に取り組んでいます。 1,000 NTT 西日本で小型二次電池を32 万個、NTTドコモグループ 収しました。 長寿命エコ鋼管柱の開発で環境負荷低減 Web検索 15 (万) 2,500 に進めています 。N T Tドコモでは、携 帯・自動 車 電 話や で本体 884 万台、電池 736 万個、充電器など268 万個を回 15-3 鋼管柱(スチール製電柱)は、コンクリート製電柱とともに、 上が図られ、鋼管柱をつくるための天然資源の節約、腐食 電話やブロードバンドサービスを支える重要な通信インフラの による建て替え頻度の減少など、環境負荷の低減に寄与し 1 つです。NTT 東日本とNTT 西日本では、全国に多数の鋼 ます。 500 0 1999 2000 2001 2002 2003 (年度) 携帯電話事業者として初めて卓上ホルダの再生プラスチックを利用 Web検索 16-3 NTTドコモは、2003 年 5月より携帯電話事業者として初めて、 管柱を保有しています。両社は、鋼管柱の地下埋設部分に 使用済み携帯電話の卓上ホルダから再生したプラスチック(ABS) PET *粉体を塗布することで、地中の水・酸素・塩分に対す 原料を、卓上ホルダの素材として採用しました。従来、回収した る防食性を高めた「長寿命エコ鋼管柱」の開発に成功しま プラスチック部品は、自動車部品など他の業界で利用されてい *PETボトルなどに使用されるプラスチック素材。ポリエチレン・テレフタレートの略称。 ●使用済み通信機器・電池等の回収量 2 0 0 3 年 度は、お客さまのご協力のもと、N T T 東日本と 0 2003 (年度) 向上しています。 した。従来のコールタール塗装に比べ、大幅な耐久性の向 16-2 リデュース、 リユース、 リ サイクルの3Rを実現し たエコ鋼管柱 ましたが、携帯電話の部品として再利用することで、流通経路 を簡素化するなど、効率の良いリサイクルが可能になりました。 再生したプラスチックを利用した 卓上ホルダ 16