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インターネットの利用について.
インターネット利用の光と陰 ☆知りたい情報がすぐに インターネットは情報の収集や発信、コミュニケーションの手段として私たちの生活を 便利なものにしています。携帯電話も次々と新たな機能を搭載した機種が開発され、誰でも どこでも手軽にいろいろな情報を得たり、発信することができるようになりました。 ☆世界中の人とつながれる 世界中の人と気軽に交流できることも、インターネットの楽しさのひとつです。 どんなに遠くにいる人とも、メール、掲示板、チャットなどでやりとりができ、同じ情報 を同時に取得できるので情報での地域格差の解消にも役立っています。 ☆誰でも気軽に情報発信 掲示板に書き込んだり、ホームページ、ブログ、プロフなどを開設するだけで、広く自分 の意見や考えを発信できるようになりました。 ★長所は短所でもある こうした便利さは、注意しないとトラブルの原因になることがあります。 例えば、インターネットの世界では掲載されている情報がすべて正しいとは限りません。 間違った情報や、人を傷つけたり悪意のある情報までもが、インターネット上では簡単に 掲載されてしまいます。 名前や顔を知られずに情報を発信することが可能なため、現実世界より人権を無視した 行為をしやすいと言えます。 一人ひとりのモラルが問われています 自分の顔や名前を知られずに発言ができるからといって、インターネット上ではどんな 言動も許される訳ではありません。 ★プライバシーの侵害・差別表現の書き込み いたずらや嫌がらせ目的で他人の個人情報や氏名、顔写真などとともに、人権を無視した 情報や差別表現を書き込まれることがあります。本人の知らないところで誤解されていた り、日常生活に支障をきたすことにもなりかねません。 書き込みをした側も、掲示されている内容が悪質な場合は、民事上の責任(損害賠償責 任)、刑事上の責任(名誉毀損罪や侮辱罪等)を問われることがあります。 人権侵害をしないために ☆差別的な発言、誹謗中傷を書き込まない プライバシーの侵害や様々な人々への差別は、社会のあらゆる場面でいまだに後を絶ち ません。 社会において厳しい立場におかれている人々への差別発言や、いわれのない非難、中傷は 絶対に見過ごすことのできない行為です。 インターネットを楽しく安全に利用するためにも、常に書き込みの相手や読み手に配慮 することが必要です。インターネットに潜む危険性を十分認識し、モラルやルールを守った 正しい利用を心がけましょう。 1 差別的な発言・誹謗中傷は書き込まない <匿名性に乗じて差別的なことを書き込むことは許されません> 2 相手の立場を尊重する <インターネットでは、不特定多数の相手がいます。あなたの書き込みを インターネットを利用するすべての人が見る可能性があります> 3 あいまいな情報、うわさは書き込まない <誤解を招いたり、トラブルに発展する可能性があります> 4 個人情報は書き込まない <本人の許可なく、個人名や住所、電話番号、メールアドレス、写真などを勝手に 掲載することはプライバシーの侵害になります 悪用される危険性もあり人権侵害につながることもあります> もし、人権侵害などの被害にあったら インターネット上で、名誉を毀損されたり、プライバシーを侵害されたりする記事が掲載 されても、発信者が誰かわからないため、被害者が独力で損害を回復するのは困難です。 平成 14(2002)年 5 月に、 「プロバイダ責任制限法」(特定電気通信役務提供者の損害賠償責 任の制限及び発信者情報の開示に関する法律)が施行されました。 この法律に基づき、被害者がプロバイダ等に対して、インターネット掲示板上の書き込み 記事の削除や書き込みをした者(発信者)の情報開示を求めることができます。