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中矢切 外環道工事現場(東京外かく環状道路) 東京外かく環状道路は
中矢切 外環道工事現場(東京外かく環状道路) 東京外かく環状道路は、東京都大田区から埼玉県を経て千葉県市川市に至る延長約 85km の道路 である。首都圏における高速道路計画 3 環状 9 放射のうち、3 環状道路の一つ(他の 2 つは首都高 速中央環状線と首都圏中央連絡自動車道(圏央道))であり、都心から約 15km の環状道路である。 工事費は1m1 億円と言われている。現在開通しているのは、自動車専用部(高速道路)の大泉 JCT から三郷南 IC までの区間と、一般部(一般道路)の和光市から松戸市までと市川市内の区間であ る。供用区間は、自動車専用部は東京外環自動車道、一般部の大部分は国道 298 号として供用され ている。全線の開通は 2015 年とされている。 矢切地域では総幅員 60mのこの道路のために町が分断され、商店街の様子も大きく変化した。大 規模開発と街のあり方の矛盾が顕在化している。環境悪化への心配も強い。 高塚 マミーマート高塚店前交差点 県道51号線と180号線との交差点 市川市との市境。 180号線の南行き(東松戸方面から)は市川・船橋方面行き(直進)や本八幡方面行き(右折) の車でいつも渋滞し、渋滞解消が強い要望になっている。 改善策としては、180号線の南行きに右折レーンを設置することと、信号機に時間差をつける ことなどが考えられる。うつの市議・みわ前県議らが市川の市議・県議とともに県警立合いのもと 現地調査をしたが、今後県の土木事務所を交えた具体的な調査と改善策の検討を行う予定。 東松戸病院、梨香苑 松戸市立福祉医療センター東松戸病院は 1993 年 10 月に開設。稼働病床数 178 床。 診療部門は内科、呼吸器内科、神経内科が独立した診療科として診断・治療を行っている。リハ ビリテーション科は回復期リハビリテーションに力を入れている。外科、眼科、耳鼻いんこう科、 婦人科、泌尿器科、精神科(心療内科)については外来診療のみ。 松戸市立福祉医療センター介護老人保健施設梨香苑は、同じく 1993 年 10 月開設。現在入所定員 50 人、通所定員 10 人。 市立病院の移転に伴って、両施設の移転が取りざたされたが、地元住民などから現地での存続・ 充実の強い希望が出されている。2012 年 3 月には「東松戸病院の現地での維持・充実等についての 要請」署名 1200 筆余りが市長宛に提出された。「松戸市立福祉医療センターの存続を求める会」 も結成され活動している 国分川 黎明橋周辺河川敷 2011 年 3 月 11 日の福島第一原発事故後、松戸市も広範に放射能汚染され、公園・学校などの除 染が行われたが、河川敷などは 2013 年になっても放置されたままであった。市が 2013 年 2 月に国 分川の獅子舞橋~黎明橋区間の両側の堤防斜面(76 箇所)で放射能測定を実施したところ、黎明橋 側約 300m において、斜面下の水際、地上 1m の高さで 1μSv/h を超える箇所が 3 地点あり市は「立 入禁止」とした。同じ 3 箇所の 8 月 29 日の市の測定では、0.895 から 1.103μSv/h という測定結果 となっている(松戸市の除染基準は 0.23μSv/h である)。 党は4月5日には県・市とともに、住民の測定会を実施するとともに「緊急要望書」を提出、8月 20日には県・市に対して「国分川の放射能除染と緊急対策の要望書」を再度提出した。その後、遊 歩道から斜面1メートル間の除草が県予算で実施されているが、根本的な対策はとられていない。 牧の原 国交省官舎跡地 五香西 6 丁目 12 の国土交通省常盤平寮跡地。8,474.72 ㎡あり、牧の原団地の中に位置している。 現在更地となっており、売地として入札受付中。 六実 クリーンセンター 放射能汚染焼却灰が、指定廃棄物(8000 ベクレル/kg 超~10 万ベクレル/kg 以下の放射性物質) としてクリーンセンターに保管されている。県は手賀沼に一時保管施設を建設し、松戸・流山・柏 市に対し、放射能汚染焼却灰の「搬入許可の指示」を出した。松戸市は昨年 12 月汚染灰を搬入し たが、2 回目の搬入(今年 8 月)は反対する我孫子・印西市民に阻止され持ち帰った。松戸市は住 民の要望に応え、コンクリート製の焼却灰保管庫を設置したが、汚染灰は増え続け、クリーンセン ター周りの空き地や駐車場には、ブルーシートに覆われた約 1500 袋の汚染灰が山のように置かれ ている。8 月の要請行動時、コンクリート保管庫の近くは、0.2μSv/h、その外のブルーシートで覆 われた近くは、1μSv/h まで上がった。このままでは突風や竜巻が直撃した場合、汚染灰が飛散・ 漏出して被害が広範に及ぶ恐れがある。 新京成常盤平駅南口 10 年以上前、近隣三つの共産党支部の運動で、常盤平駅北口にエレベータが設置されたが、新京 成は「南口にはできない」との回答を繰り返してきた。しかし、「南口にもエレベータを」との要 望は強く、常盤平支部は 4 年前から南口へのエレベータ設置を求める署名運動に取り組み、松戸市 との話し合いや新京成本社との交渉、党市議団による繰り返しの議会質問などが行われた。 その結果、2012 年 12 月に松戸市長から「松戸市の責任で、市の施設として南口にエレベータを 設置する」 「2012 年度中に設計に着手し、2013 年度中に着工できるよう予算要求を行う」との回答 があった。 小金原殿内交差点 歩車分離式の信号になった殿内交差点と千葉銀小金原支店前交差点について、2010 年秋に高齢者 の負担がないようにとスクランブル化の要望が出された。党支部がアンケートや署名に取り組み、 住民の声を何度も県に届ける中で、県・市による現地調査や交通量調査が行われた。議会での質問 や県警本部への直接交渉などで再三要望した結果、2011 年 5 月には「スクランブル化を進めていく」 との回答が寄せられ実現した。 国道6号線 小金原団地入口交差点 6号線の横断者用には、歩道橋と自転車道しかない。団地から北小金駅への通路にあたるため、 自転車道を歩く歩行者も多く改善が必要となっている。 新松戸 ダイエー前交差点 2010 年に歩車分離型の信号が設置されたが、 「斜め横断は禁止」とされている。利用度の高い交 差点であり、スクランブル化の要望が強い。実際に「斜め横断」が、当たり前のように常態化して いる。 8 月に共産党高橋市議、みわ前県議が住民とともに現地調査と行政への要請を実施した。松戸市 担当課からは「スクランブル化の要請を再度、県に対して行うことを検討します」、県からは「ス クランブル化の検討を前提とした 24 時間交通量調査を実施するかどうか、県警本部に伺います」 との回答があった。 新松戸北小学校・北中学校跡地 新松戸北小学校は 2005 年 3 月に廃校、新松戸北中学校は 2009 年 3 月に廃校となった。これらの 跡地利用について、市は 2012 年度に「新松戸地域学校跡地有効活用基本計画」に基づき、事業者 を募集し、選定されたシダックス大新東ヒューマンサービスグループと基本協定を締結した。 「新松戸地域学校跡地有効活用事業」では「近接する2校跡地を一体的に整備し、民間事業者の ノウハウを活かして、 『基本計画』に定めた『8 つの導入機能』(①防災 ②市民活動拠点 が憩える ④子どもを育む ⑤学ぶ ③誰も ⑥スポーツ ⑦若い世代を呼び込む(民間施設) ⑧定住し たくなる(民間施設) )を実現する」とうたい、 「必要な事業費は、起債を発行せず学校跡地の一部 を売却した収入で賄う」としているが、住民との十分な話し合いがなされないまま「民間活用」の 手法が突出した形となっている。 新しい公共施設の供用開始は、2015 年度中とされている。 国道6号線 馬橋弁天歩道橋下 地域住民に以前から信号と横断歩道設置の要望があったが実現してこなかった。6 月に住民の方 から相談があり、7 月には馬橋住民有志と共産党山口市議、みわ前県議の連名で松戸東警察署に要 望書を提出した。その後、町会から共産党に「一緒に運動してほしい」との申し入れがあり、党が 事務局を引き受けほぼすべての関係町会が参加して、「馬橋弁天歩道橋下に信号と横断歩道の設置 を求める会」をつくって運動を展開している。 信号・横断歩道のある北側の八ヶ崎交差点と南側の馬橋駅入口交差点との間は700m もあり、 弁天歩道橋には自転車を押して昇降するためのスロープもない。足の悪い人やベビーカーの人、高 齢者にとっては階段を登り降りして歩道橋を利用することは困難で、多くの人が歩道橋を使わず国 道を横断している状況で、事故多発地点となっている。昨年7月には、自転車を押してこの歩道橋 の下を横断していた地元の人が、右折車と正面衝突して3か月入院の負傷をした。 千駄堀 市立病院予定地 住所は千駄堀字天神脇 978 番地の 3 他で市街化調整区域。開発対象区域は 66,415.39 ㎡、計画通 知対象区域は 55,750.13 ㎡。新病院は 29 科、600 床、本棟は地上 9 階立て、屋上にはヘリポート。 工事着手予定日は 2015 年 3 月 1 日ごろ、建設事業費は 136 億 5,456 万 5 千円となっている。 相模台 関東財務局官舎跡地 松戸駅東口の高台の上、聖徳大キャンパスの西隣にあり、関東財務局相模台住宅・東京国税局松 戸宿舎跡地。住所は松戸市岩瀬。現在、宿舎の建物は残ったままの状態。