...

テキストも見ることができます。

by user

on
Category: Documents
14

views

Report

Comments

Transcript

テキストも見ることができます。
商売繁盛4つの原則
1.
2.
3.
4.
理想の商売像を明確化する。
顧客視点で商売を設計する。
儲かる仕組みを動かす。
お金を善循環させる。
2010 SHOUBAISEKKEI All Rights
Reserved.
1
1、理想の商売像を明確化する。
2010 SHOUBAISEKKEI All Rights
Reserved.
2
売上はどこからやってくるのか?
売上の方程式
年商(売上)=顧客数×平均購買単価×平均購入回数
例 1億円=1000人×50,000円×2回
重要:顧客が売上をもたらしている。
2010 SHOUBAISEKKEI All Rights
Reserved.
3
理想の商売像を明確化する
現在の年商
円=
円
人×
円×
理想の年商
円=
回
円
人×
2010 SHOUBAISEKKEI All Rights
Reserved.
円×
回
4
重要な時間
• この理想の年商を割り出す作業はとても重要。
• ただ「売上を上げたい」だけでは、何から手を付
けてよいかわからない。
→悩み方を間違えてしまう。
• 理想の商売をまずは数値化して商売を組み立てて
いく。
→正しい悩み方ができる。
• 商売を設計していくには必要な過程。
2010 SHOUBAISEKKEI All Rights
Reserved.
5
課題が見えてくる
• 理想と現状を比べて顧客数が少ない。
→集客、リピート率の向上、リピート商品を用
意する。
• 平均単価が少ない。
→高額商品などを用意する。
• 購入回数が少ない。
→リピート率の向上、回数券などを発行。
2010 SHOUBAISEKKEI All Rights
Reserved.
6
2、顧客視点で商売を設計する。
2010 SHOUBAISEKKEI All Rights
Reserved.
7
顧客中心の原則
• お金は顧客が払う。
→売上は全て顧客の決定によって決まる。
→顧客が購入して初めて売上が上がる。
→顧客が欲しがるものを提供するのが企業。
• 商売の出発点は「誰に」から始まる。
→「何を」からではない。
• 「誰に」(対象顧客)が違えば、商売が違う。
→商品、サービス、売り文句、集客方法、すべて違ってくる。
「何を誰に売るのか?」で思考すると失敗する。
「誰に何を売るのか?」で思考すること。
2010 SHOUBAISEKKEI All Rights
Reserved.
8
思考の失敗例
• 「おお、いい商品があるぞ。よし、これを売
ろう」
• 「おお、いい商品を開発したぞ。よし、これ
を売ろう」
売れるわけがない。
商品を作ってから、お客様を探すのは間違い。
お客様を探してから、商品を作る。
2010 SHOUBAISEKKEI All Rights
Reserved.
9
99%の商売人の思考
商品中心思考
誰に
(お客)
いつ
(タイミング)
何を
(商品)
いくらで
(価格)
どのように
(マーケティング)
(セールス)
2010 SHOUBAISEKKEI All Rights
Reserved.
10
何が問題なのか?
本質からズレてしまう
• 商品が売上を作っていると思い込んでしまう。
→お客様が見なくなってしまう。
• 商品を軸にすると思考に制限がかかってしまう。
• 自社は、本屋だから本しか扱ってはいけない。
→本で集客し、本を販売する。
• 自社は、靴屋だから靴か扱ってはいけない。
→靴で集客し、靴を販売する。
• 自社は、美容室だから、髪に関わるサービス・商品しか扱ってはいけない。
→カット、パーマ、カラーしか扱わない。
2010 SHOUBAISEKKEI All Rights
Reserved.
11
○○屋、○○業界という
言葉がおかしい
→○○屋、○○業界というのは商品で区別
した分け方。これが当たり前に聞こえて
くると思考が商品思考で固まってしまう。
→「○○屋だから○○しか扱ってはいけな
い」と思い込んでしまう。
2010 SHOUBAISEKKEI All Rights
Reserved.
12
正しい思考
お客様を中心に商売を設計する
何を
(商品)
いつ
(タイミング)
誰に
(お客)
いくらで
(価格)
どのように
(マーケティング)
(セールス)
2010 SHOUBAISEKKEI All Rights
Reserved.
13
ニーズ
【一周年記念】
【指輪】
•プレゼント
•特別な食事会
•旅行
•宝石店
•指輪
過去
現在
【子供出産】
•子供のおもちゃ
•衣服
•イベント
未来
【出会い】
•結婚相談所
•お見合い
ウォンツ
2010 SHOUBAISEKKEI All Rights
Reserved.
14
ブライダル商品の場合
過去
• 出会い
→結婚相談
→お見合いパーティー
• 婚約指輪
→提携・販売
未来
• 結婚記念日(永遠)
→プレゼント、食事、旅行。
• 子供
→おもちゃ
• 顧客が自社で結婚式を挙げる前と後の消費
を理解するだけで、新しい商品を提案でき
る。
2010 SHOUBAISEKKEI All Rights
Reserved.
15
日経MJ2010年2月10日の記事
• 京王プラザホテルは、式を挙げたホテルに再訪し
たい夫婦が多いと判断し、会員には宿泊料30~
50%割引など特典がある。誕生日や結婚記念日
にはレストランで特別メニューが割安で食べられ
る。
• たこ焼き粉とお好み焼き粉の材料と一緒にコカ・
コーラを置いた。コカコーラが14%増し、たこ
焼き粉とお好み焼き粉が23%増し。
• レシピ本と一緒に調理道具を売る。
[親子のたいやきくんお楽しみBOOK]
2010 SHOUBAISEKKEI All Rights
Reserved.
16
事例 1
• 化粧品会社が野菜を販売。
→無添加化粧品、有機野菜、無添加調味料、
• 出版社が教材を販売。
→著者のDVD、CD、教材。セミナー。
• 水を売っている会社が化粧品を販売。
→ヘアケア商品。
• 商品視点で見ると思いつかない。顧客視点で見る
と思いつく。
2010 SHOUBAISEKKEI All Rights
Reserved.
17
正しい思考
顧客中心(視点)で思考すると制限がなくなる。
• ダイエット本を買う人は、ダイエット食品も買ってくれる。
• ランニングシューズを買う人は、ランニング用のトレーナー
や心拍計を買ってくれる。
• ヘアスタイルにこだわるお客様は、美容に関心がある。美容
に関心のある人には、エステやネイルアートにも関心がある。
• 映画DVDをレンタルする人は、楽しく映画を見たいはず。
映画のお供にポテトが売れる。
2010 SHOUBAISEKKEI All Rights
Reserved.
18
顧客を中心にして商品を選ぶ
• 顧客を中心にして商品を選ぶ
→お客様しか収益が上がらないという、商売の
原則だから。
→あなたが何屋かなんてどうでもよい。
→「どんな商品を扱っている」から「どんなお
客様を相手にしている」に思考を変える。
→顧客に合わせて商品を販売する。
顧客視点で商売を設計する。
これが商売の原理原則
2010 SHOUBAISEKKEI All Rights
Reserved.
19
プライベートではしている
• 彼女(彼)にプレゼントを贈る際に、相手が
喜ぶものを購入するはず。
→自分が気に入ったものをプレゼントはしない
だろう。
→同じ思考回路を使って、商品を探してくる。
「うちのお客様は、こんな商品だったら欲しが
るだろうな」
顧客を理解することが重要
2010 SHOUBAISEKKEI All Rights
Reserved.
20
顧客を理解するための
魔法の質問
既存客を明確化するための質問
自社でA商品を買ったお客様は、
「○○で○○な人」
の○○を埋めてください。
(○○に○○の人)でも(○○の○○な人)でも構
いません。
→2つか3つの条件で絞り込む。
対象顧客について細かく分解する。
2010 SHOUBAISEKKEI All Rights
Reserved.
21
○○で○○な人を
詳しく分解する
次に何を買うのか?
どんな感性を持っているのか?
抱えている不安・不快・悩み
家族構成
交友関係
どんな消費傾向にあるのか?
どんな体験にお金を払っているの
か?
どんな自分になりたいのか?
趣味、志向、こだわりは?
どんな情報収集をするのか?
どんな情報にお金を払うのか?
どんなところに買い物に行くのか?
どんな仕事をしているのか?
どんな情報誌を読んでいるのか?
どんな買い物をするのか?
年齢はいくつぐらいなのか?
住んでいる地域はどこ?
育った環境は?
どんな本を読んでいるのか?
誕生日は、記念日は?
年収は?
22
2010 SHOUBAISEKKEI All Rights
Reserved.
例 ○○で○○な人は、
こんな人だった
•
•
•
•
•
•
•
•
•
既婚者が多い。
家族構成は4人
年齢は35~50歳が8割。
子供は、小学生~高校生
ロハス志向
○○県育ちが9割
好きな情報誌は○○
現在は仕事をしていない。
○○で悩んでいる人が多い。
2010 SHOUBAISEKKEI All Rights
Reserved.
23
具体的な顧客が分かれば、多くの
ことが見えてくる。例えば
• 自社のAという商品を購入してくれるお客様は、40
代のロハス志向の女性である。
→顧客層は「ロハス志向の40代女性」
• 当社の顧客「ロハス志向の40代女性」は、家族の健
康も考え、無添加の食品なども売れるはず。
• また美容にも関心がある年齢なので、無添加の化粧品
も売れる。ヨガも売れるかも。
• ヒーリングスポットへの旅行も売れる。
自社商品として新しく売っても良いし、
販売しているところと提携して集客しても良い。
2010 SHOUBAISEKKEI All Rights
Reserved.
24
新しい世界で商売を見る
• 靴屋だから靴だけ
売っていればいい。
• ランニングシュー
ズを買うお客様は、
ランニングウェア
も売れる。
• 結婚式場は結婚式
だけ挙げていれば
いい。
• 結婚式を挙げたお
客様は、必ず1周
年を祝う。祝うた
めの商品・サービ
スが売れる。
2010 SHOUBAISEKKEI All Rights
Reserved.
25
顧客を軸に商品が広がっていく。
(誰に何を)思考
志向
ウォンツ
未来
過去
年齢
家族
趣味
ニーズ
2010 SHOUBAISEKKEI All Rights
Reserved.
26
顧客を理解する者が商売を制す
• 顧客の行動、思考、感性、ニーズ、ウォ
ンツなど、顧客に関しての情報が企業に
とっての最大の資源。
• お客様が理解できれば、売る方法も売れ
る商品も無限に出てくる。
• 顧客を分解して、より詳しくなれば提供
できるものがどんどん出てくる。
2010 SHOUBAISEKKEI All Rights
Reserved.
27
3、儲かる仕組みを動かす。
2010 SHOUBAISEKKEI All Rights
Reserved.
28
儲かる仕組み設計図
集客
フォロー
口コミ・紹介
【口コミ・紹介】
【人間関係】
話題性による口コミ
共感・共育・共有
内発的動機の紹介
外発的動機の紹介
販売
好感・信頼・尊敬
【収益】
定期購入・高額商品
消耗、維持商品
©2010 SHOUBAISEKKEI All
Rights Reserved.
29
集客したら、延々に
フォローと販売をくり返す
• 一度手に入れたお客様には、フォローと販売をく
り返す。
• 会社側から、お客様との縁を切る原因は2つしか
ない。
→販売するものがない。
→関係性を築かない。
• 逆に、この2点がしっかりしていれば、お客様か
ら離れることはあっても、会社側から離れること
はない。
2010 SHOUBAISEKKEI All Rights
Reserved.
30
現在抱えているニーズ・ウォンツ
過去抱えていたニーズ・ウォンツ
将来抱えるニーズ・ウォンツ
満たすことで生まれる新たなニーズ・ウォンツ
教育することで生まれるニーズ・ウォンツ
環境の変化で生まれるニーズ・ウォンツ
販売
集客
消
費
消
費
消
費
消
費
消
費
関係性作り
(好感・信頼・尊敬)(共感・共有・共育)
(継続的な接点)
2010 SHOUBAISEKKEI All Rights
Reserved.
31
売り物がないのは致命的
• 売る物がないというのは商売をする気がないのと同じ。
→高額商品によくある。「住宅」「結婚式」「墓石」
• お客様から収益を生むことが商売ではない。
→お客様から収益を生み続けることが商売。
• 顧客視点になれば、永遠に売るものが見つかる。
• そのためには、お客様視点で商品を提供し、リピート
性のある商品、高額商品を用意する。
2010 SHOUBAISEKKEI All Rights
Reserved.
32
人間関係を築かないのは致命的
• 人は、好感が持てる人(会社)から商品を買う。
• 人は、信頼できる人(会社)から商品を買う。
• 人は、尊敬できる人(会社)から商品を買う。
人間関係があれば、
あなたの勧める商品を喜んで購入してくれる。
• 好感・信頼・尊敬を得られる商売を実践する。
• さらに共感、共有、共育をすることで、人間関係が深
まる。
(ここでは、詳しくお話しません)
2010 SHOUBAISEKKEI All Rights
Reserved.
33
口コミ・紹介を増やせば
集客が楽になる。
• 販売とフォロー(関係性)を怠らなければ、既存客は増えていく。
→顧客数が増えることで口コミ・紹介が増える。
口コミ・紹介を増やす方法
口コミ→話題性×ネーミング×携帯性×女性×価格
紹介→内発的動機or外発的動機
口コミ・紹介を増やす仕組みを設計すると、飛躍的に増やすことがで
きる。集客が低コストで実現可能。
善循環が始まる。
2010 SHOUBAISEKKEI All Rights
Reserved.
34
4、お金を善循環させる。
2010 SHOUBAISEKKEI All Rights
Reserved.
35
お金の循環
• 儲かる仕組みを動かすには、お金の使い方が
うまくなければいけない。
• お金は人間でいう血液のようなもの。
• 循環させることが大切である。
• 儲けることが目的となっている人は、お金の
循環が見えていない。
→儲けるは、あくまでも循環の1つであり、そ
れ自体が目標になることはありえない。
2010 SHOUBAISEKKEI All Rights
Reserved.
36
お金の善循環
儲かる
顧客数の増加・購買単価の増加・購入回数の増加
価値の提供
・新商品
・新サービス
・新事業
・顧客対応
・品質向上
・スピードアップ
・価格への反映
・社会貢献
長期投資
・顧客関係性
・商品開発
・新規事業
・社員教育
・社員採用
・福利厚生
・設備投資
・システム構築
・マネジメント
などなど、
儲かる
などなど
価値提供
投資
2010 SHOUBAISEKKEI All Rights
Reserved.
短期投資
・広告
・販促
37
お金の悪循環
儲からな
い
価値提供
投資でき
できない
ない
2010 SHOUBAISEKKEI All Rights
Reserved.
38
悪循環の原因と止める方法
悪循環の3つの原因
1. 一時的に儲かって、浪費をしてしまう。
2. 価値を提供できていない。
3. 投資を怠った。または下手な投資をしてし
まった。
解決策
• 原因を突き止める。
• 短期的な売上を作る。
• その売り上げを元にすぐに投資する。
2010 SHOUBAISEKKEI All Rights
Reserved.
39
私の実体験
•
私自身、会社の資金が苦しかったときに、現状を打破する為に、短期的な
売上を作ることにした。
•
高額商品を一定の条件下で、割引して販売した。
•
それが大成功し、1億2千万円以上の売上を作ることができた。
•
お金があるうちに広告を出したらそれが大当たりした。
•
20万円の新聞広告で300件ほどの新規注文が入る。その波に乗り、何度
も20~30万円の新聞広告で150~200件の新規客を獲得することに成功。
•
さらにDMを出し、年間2000万円越えの定期契約を結ぶ。
•
不思議と、上手く回りだしたら次から次へと上手く回りだす。
2010 SHOUBAISEKKEI All Rights
Reserved.
40
儲かる商売人は、
お金の回し方がうまい
• 儲かったら投資をするチャンス。
→儲かって有頂天になっていてはダメ。儲かるというの
は循環の1つ。儲かったら終わりじゃない。
→税金で持っていかれる前に投資をする。
• 投資は、短期と長期で分ける。
→短期は広告や販促。長期は人材開発や商品開発。
→短期的な投資で収益を上げたら、長期投資に回す。こ
れができている会社だけが、最後に生き残る。
• 価値は、お客様をよく分析して商品・サービスを提供
する。
2010 SHOUBAISEKKEI All Rights
Reserved.
41
まとめ
1.
理想の年商を描く。
2. 顧客中心で商売を設計する。
→「誰に」「何を」「どのように」「いつ」「いくらで」
→顧客を詳しく深く知る必要がある。
3.
商売は顧客から永遠に収益を得るものである。
そのためには、儲かる仕組みを回す。
【集客→フォロー→販売→口コミ・紹介】
4.
仕組みを循環させるために、正しくお金を循環させる必要がある。
【儲かる→投資→価値の提供】
→お金を永遠に回し続けるのが商売であり経済の原則。
以上の4つを深く理解できれば、商売を設計できる。
2010 SHOUBAISEKKEI All Rights
Reserved.
42
Fly UP