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皮膚科領域で分離したメチシリン耐性黄色ブドウ球菌に対する 主な経口

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皮膚科領域で分離したメチシリン耐性黄色ブドウ球菌に対する 主な経口
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日皮会誌:100
(12), 1257―1261,
1990 (平2)
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主な経口薬剤とホスホマイシソの併用効果について
秋山 尚範
山田
琢
下江
敬生
鳥越利加子
神崎
寛子
荒田
次郎
要 旨
染症より分離したMRSA
ホスホマイシソ(FOM)と皮膚科領域の主な経口薬
yチシリソ(DMPPC)に対する最小発育阻止濃度
剤10剤のin
(MIC)が12.5μg/ml以上のものとした.
vitro における併用効果を皮膚感染病巣よ
り分離した・・チシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)
2.使用薬剤
27株につき寒天平板希釈法を用いたchecker
Fosfomycin
法により検討した.相乗効果(FIC
した株(%)は,
board
index≦0.5)を示
FOM十ミノサイクリソで63.0%,
(FOM),
Cefalexin
FOM十セファトリジン,セファクロールで44.4%,
Minocycline(MINO),
FOM十セファレキシソで40.7%,
romycin
クリソで37.0%,
シソで18.5%,
(SBTPC),
(EM),
(CEX),
Cefatr-
Cefaclor (CCL),
Doxycycline(DOXY),
Rokitamycin
Eryth-
(RKM),
Ofloxacin
(OFLX)のn剤を用いた.
FOM十エリスロマイシンで29.6%,
FOM十ロキタマイシソで22.2%,
Sultamicillin
MRSAは
Clavulanic acid/amoxicillin (CVA/AMPC),
izine (CFT),
FOM十ドキシサイ
27株を使用した.
FOM十オフロキサ
3.実験方法
11剤単独およびFOMと他の薬剤を併用した場合の
FOM十スルタミシリソで14.8%,
FOM十クラブラソ酸・アモキシリンで11.1%であり,
抗菌力の変化を日本化学療法学会標準法9)に準じて106
FOM十ミノサイクリソ,セフアロスポリソ系抗生剤の
cells/mlにてMICを寒天平板希釈法により測定し
組み合わせは,他の組み合わせより優れておりMRSA
た.
感染症に対する臨床的有用性がうかがわれた.
FOMと他10薬剤は,
0.1∼100μg/mlの2段階希釈
濃度とし,両薬剤の種々の濃度の組み合わせのプレー
緒 言
トを作製し,
近年,皮膚科領域でもメチシリン耐性黄色ブドウ球
MICを測定するchecker
board
法1o)を用
いた.
菌(MRSA)l)2)による感染症が増加しており,
MRSA
併用効果は,併用による発育阻止点でのfractional
に対する対策の重要性か増している.単独で,
MRSA
inhibitory concentration
に対して有効な経口薬剤はニューキノロソ,ミノサイ
(FIC)
indexを下記の計算
式にて算定し評価を行った.
クリソであるが,これらに対して耐性のMRSAも増
加の傾向にある3)4)しかもこれら薬剤は小児には使い
難い.ホスホマイシソをセフ・・タソソと併用して有用
という横田5)の報告やセファマソドールなどその他の
薬剤との併用効果も報告されている6)
8)このことよ
FIC index≦0.5を相乗効果,
0.5<FIC
index≦1.0
り,皮膚科領域で用いられる種々の経口抗菌薬とホス
を相加効果.1.0くFIC
ホマイシソの併用効果を検討することにした.
indexを桔抗効果として判定した.今回,両剤の配合比
index≦2.0を無関係,
2.0<FIC
材料および方法
が極端に異なるものは除き,両剤の配合比が8倍以内
1.使用菌株
のものの最少FIC
岡山大学皮膚科にて1987年から1988年の間に皮膚感
結 果
index 値を用いた.
1.各薬剤の80%MIC
岡山大学医学部皮膚科(主任 荒田次郎教授)
FOMは100μg/ml以上,
SBTPCは3.13μg/ml,
別刷請求先:(〒700)岡山市鹿田町2−5−1 岡山
CVA/AMPCは0.78μg/ml,
CFTは100μg/ml,
大学医学部皮膚科 秋山 尚範
は100μg/ml以上,CCLは50μg/ml,
平成2年3月28日受付,平成2年6月22日掲載決定
CEX
MINOは25μg/
秋山 尚範ほか
1258
表I Checker board 法によるFOMと各薬剤の併用
表2 各薬剤の平均FIC
効果
Mean
こよ
ごご
4
NO、of strains
FOM十5BTPC
%
1 4.8
3
No. of strains
FOM十CVA/AMPC
No. of strains
%
11.1
12
%
44.4
FOM十CFT
No. of strains
11
%
FOM+CEX
FOM
+ DOXY
23
85.2
13
48.2
37、1
14
37.0
59.3
1
3.7
0
0
2
○
0
7.4
6
10
%
1
5 1 .9
e
29.6
3.7
2
1
3.7
0
1
○
0
18
66.7
6
20
3.7
1
%
22、2
74.1
3.7
No. of strains
5
20
2
74.1
7.4
%
1 8.5
0
combination
FOM+
SBTPC
0.84(27)
FOM+CVA/AMPC
0.92(27)
MIC of SBTPC
≦6.25μ6/.J ≧12.5μg/・1
1.06(
1)
0.84(26)
MIC of CVA/AMPC
1、0
(23)
0.49く4)
MIC of CFT
≦G.25μg/㎡ ≧12、5μg/rf
FOM十CFT
0.66(27)
FOM+CEX
0.67(27)
FOM
0.65(27)
0.92(15)
0.34(12)
MIC of CEX
≦6.25μgl'l ≧12.5μg/"l
0.60(
9)
0.70(18)
MIC of CCL
≦6.25μ8/.' ≧12.5μg/4
+ CCL
0
0.95(14)
0.33(13)
MIC of MINO
≦6.25μg/㎡ ≧12.5μi/->
FOM十MINO
0.55(27)
FOM十DOXY
0.77(27)
0
0
0
FIC index(No. of strains)
≦6.25μg/㎡ ≧12.5μg/㎡
0
0
7.4
8
+ RKM
total
0
0
29、6
%
0
22 2
No. of strains
NQ、of strains
FOM十〇FLX
0
16
MINO
FOM十EM
FOM
0
7,4
10
No. of strains
+
2
%
%
2.0<
21
NO、of strains
No. of strains
1.0<.≦2,0
77.8
40.7
12
44.4
17
63.0
FOM十CCL
FOM
0.5<,≦1.9
≦0、5
index
0.51(
0.56(18)
MIC of DOXY
9)
≦6.25μil.1 ≧12.5μg/㎡
一一 ○
0.97(16)
0.47(1 1)
MIC of EM
≦6.25μil-t ≧12.5μg/・Z
FOM
ml,
DOXYは12.5μg/ml,
0.97(18)
0.31(
9)
MIC of RKM
≦6.25μg/㎡ ≧12.5μg/㎡
EMは100μg/ml以上,
FOM
RKMは25μg/ml,0FLXは1.56μg/mlであった.
2. Checker
0.75(27)
+ EM
+ RKM
0.73(27)
0.28(
0.89(20)
MIC of OFLX
7)
≦6.25μg/・j ≧12.5μg/.^
board法によるFOMと各薬剤の併用
FOM+OFLX
0.85(27)
0.92(24)
0.33(
3)
効果(表1)
相乗効果を示した株(%)は,
14.8%,
FOM十CVA/AMPCは11.1%,
は44.4%,
44.4%,
37.0%,
22.2%,
FOM十SBTPCは
FOM十CEXは40.7%,
FOM十CFT
FOM十CCLは
FOM十MINOは63.0%,
FOM十EMは29.6%,
Minocycline
MRSAが増加している3)‘).また,これらの薬剤の使用
に耐えられない症例も存在するため,他の治療法の可
能性を探究する必要があると思われる.近年,
12.5μg/ml以上の耐性菌に分類して平均FIC
CFT,
感染症の治療にFosfomycin
index
CCL,
MINO,
(FOM)と他薬剤の併用
し,その抗菌作用は殺菌的であり細菌の細胞壁合成の
初期段階を阻害するとされている13)しかし,
μg/ml以上の耐性菌の方が6.25μg/ml以下の感性菌
独の抗菌性は高くない.
より平均FIC
MRSAに特有なペニシリン結合蛋白(PC-binding
index は低値を示した.
4. FOMと各薬剤の種々の配合比におけるFIC
MRSA
が検討されている2).FOMは広域スペクトラムを有
DOXY,EM,RKM,0FLXで単独時のMICが12.5
FOM単
MRSAはFOMの存在下では
proteins : PBP)2'が合成できなくなり感性化する5)と
indexの変動(図1)
考えられておりFOMとβ−ラクタム剤との併用効果
FOMと各薬剤の種々の配合比におけるFIC
の変動を検討した.
(MINO),
Ciprofloxacin (CPFX)などが
FOM十RKMは
index (表2)
FOM十CVA/AMPC,
(OFLX),
知られている2).しかし,これらに対しても耐性の
各薬剤単独時のMICが6.25μg/ml以下の感性菌と
を求めた.
Ofloxacin
FOM十DOXYは
FOM十〇FLXは18.5%であった.
3.各薬剤の平均FIC
感染症に有効な経口薬剤は,
index
FOMとの併用で全薬剤とも
が注目されている.また,
FOMと各種抗菌剤との併用
はFOMの相手薬のいかんにかかわらず相乗効果が認
FOM:他薬剤の配合比が1:1,2:1,4:1,8:
められている'≪.
1とFOMが同一ないし併用薬より多い組合せがより
合成を阻害し,膜透過性を増し併用剤の抗菌力を高め
高い相乗効果を示した.
る14)ためであろうと考えられている.
考 按
今回われわれは岡山大学皮膚科で皮膚感染症より分
MRSAによる感染症は,皮膚科領域linz)でも増加傾
離したMRSA
向を示しており治療上の問題点となってきている.
経口薬10剤のin
種々の検討がなされているが,現在のところMRSA
法を用いて検討した.相乗効果を示した株(%)は,
FOMの働きは上述のように細胞壁
27株につきFOMと皮膚科領域の主な
vitroでの併用効果をchecker
board
MRSAに対するFOMの併用療法
○:FIC
1259
乙:0.5<FIC
index≦0.5
index≦1.0 x
: FIC
SUIBJT.S lo ^.usojad
% 匁
100 100
レ
1 1 1 R)“ 9j!、2 111
j・ ・j 4 CVAMMPC
1 1 1 1 2 j
%
刄
ミ
TOM
8
4
2
1
CFT
1
1
1
1 2
1
50
`oぎQu﹂la
1 FOM 8
4
2
1 1
1
4 CEX 7
1
1
1 2
4
4
2
1
% ・:%・
100 100
言
100
>1.0
]
で
乱ビ゜O“ 8 42
配。 に、iTPC 1トf
index
言
ミ
で
0
一江ぎ
8
4
2
FOM
1 11
8
MINO
111 124
4
1
1
2
111
I 124
FOM
8
4
2
1
DOXY
1
1
1
1 2
1
t FOM 8
4 EM 1 1
I
1
1 1 2
4
I%
t
合
配
のclね哨`opcQ2Qa り
FOM 9 タ2111 FOM
8 4 2 1 1 1
RKM 11112
4 OFLX 1 1 1 V 2 4
図1 FOMと各薬剤の種々の配合比におけるFIC
FOM十MINOで63.0%,
44.4%,
FOM十CFT,CCLで
FOM十CEXで40.7%であった.
MINOおよ
index
菌の方が,
の変動
6.25μg/ml以下の感性菌よりSBTPC,
CEX以外の8剤ではより小さい値を示した.すなわち
びセファロスポリソ系抗生剤で他の組み合わせより高
これら8剤では,耐性菌により高い併用効果を示した
い相乗効果を認めた.相加効果を示した株(%)まで
ことを意味しており臨床的合目的性がうかがわれた.
含めるとFOM十CEXで77.8%であったがFOMと
臨床での適用に際しては,両剤の配合比の設定が必
CEX以外の9剤の併用では90%以上と高い併用効果
要であることからFOMと各薬剤の種々の配合比にお
を認めた.しかし,この効果はあくまでin
けるFIC
vitroのも
indexの変動(図1)を検討した.相乗効果
のであり,これがそのまますぐ臨床的に有効なことと
を示した株は,
は異なるものである.すなわちFIC
ないし多い方がより多く認められた.このことは,臨
indexが低くても
血中濃度や組織内濃度との関係で臨床効果を期待でき
FOM:他薬剤の配合比でFOMが同一
床的に使用する時,
FOMを最大供給限度投与しFOM
ない場合があると考えられる.臨床効果との関連性を
の血中・組織中濃度を上昇させると相乗効果の増強が
増すため,今回の検討ではFOMと他薬剤の配合比が
認められうる可能性があることを示唆しているものと
極端に異なるものは除き両剤の配合比が8倍以内のも
考えられる.
ののFIC indexを検討した.
経口内服薬が多く用いられる皮膚科領域でも
FOMとの併用で
SBTPC,CVA/AMPC,0FLXの3剤では相乗効果を
MRSAにin
示した株(%)はそれぞれ14.8%,
スポリソ系抗生剤の組合せで高い相乗効果があること
11.1%,
18.5%と
vitro の検討でFOM十MINO,セフアr=1
他の薬剤との組合せより少なかった.今回これら3剤
が判明したため,臨床的に用いてみる価値があるもの
単独の80%MICはそれぞれ3.13μg/ml,
と考える.今回の併用効果は,
0.78μg/ml,
FIC index
のみで示し
1.56μg/mlであり抗菌力が強いため低いMICで菌の
たが,実際の臨床応用においては,併用薬剤の病巣組
発育が抑制され,相乗効果を発現しにくかったものと
織中濃度と分類菌のMICおよびFIC
考えられる.
て併用の有用性を決定するものと予測される.菌株,
各薬剤の平均FIC
index (表2)をみるとFOMと
の併用で各薬剤単独のMICが12.5μg/ml以上の耐性
indexが相関し
使用薬剤により相乗効果にばらつきがみられるため,
適切に臨床応用するためには,分離菌に対するMIC
1260
秋山 尚範ほか
測定とともに併用薬剤のFIC
indexの測定も必要と
本論文の要旨は,第37回日本化学療法学会総会(1989年,
東京)にて発表した.
考えられる.
文
献
1)荒田次郎:ブドウ球菌とブドウ球菌感染症(VI)
8)
−メチシリン耐性黄色ブドウ球菌−,西日皮膚,
F
50
imental
: 1078-1084,
1988.
2)荒田次郎:メチシリン耐性黄色ブドウ球菌
Claudie
T,
Jean-Francosis
: Efficacy
L, Guy
H,
endocarditis
caused
in exper-
by
methicillin-
resistant Siaphylococcus aureus,
(MRSA)の問題点,皮膚病診療,11
: 661-667,
Agents
Chemoiher,32: 919-921,
9)
3)神田佳代子,横田 健:最近分離した高度メチシ
定法再改訂について, Chemotherahy, 29
リソ耐性黄色ブドウ球菌の13薬剤に対する感受
1981.
Ckemotherafyv, 36 '.
289-293,
1988.
MIC測定法委員会:最小発育阻止濃度(MIC)測
10)小川正俊:抗菌薬相互の併用1.
vivoにおける桔抗作用,相乗作用,臨床医,12
るofloxacin耐性菌の現況.1986年から1988年に
149-152,
かけての分離状況と他の抗菌薬に対する感受性,
11)池田政身,山本康生,玉木宏幸,荒田次郎:皮膚科
Chemoiheraby,
38 : 1-8,
領域における黄色ブドゥ球菌の性状と薬剤感受
性,
46
12)秋山尚範,山田 琢,下江敬生,神崎寛子,荒田次
6)
Salvador
activity
tion,
1988.
A, Mary
of
J, Steven
fosfomvcin,
against
alone
LB
: In
and
in
methicillin-resistant
vitro
combina-
Chemotherapy, 37 : 263-270,
9-20,
CMS aureus,
Anth
13)
689-690,
The
7)
1985.
Philippe
Claude
alone
and
comycin
and
W,
Yves
B, Frangoise
C : Bactericidal
combined
against
in
sera
Chemother,20
from
effect
with
l, Catherine
of
fosfomycin
D,
ofloxacin
or
van-
S峨畑viococcMS aurus in
vitro
volunteeTS, J An山
: 839-847,
1987.
1989.
郎,梅村茂夫:皮膚科領域における多剤耐性黄色
ブドウ球菌の現況について,
Staphylococ-
:
1986.
5)横田 健:MRSAの耐性機構と対策,日本臨床,
: 189-200,
' 76-79,
In vitroおよびin
4)後藤 元,後藤美江子,岡 慎一,他:本邦におけ
1990.
Antimicrob
1988.
1989.
性,
Jean-Paul
of pefloxacin-fosfomycin
Chemotherapy, 38
:
1990.
Frederick
MK,
mechanism
phonomycin),
364-386,
Jean
SK,
Patick
of action
Atフタz
NY
MRSA感染とその治療,日本臨床,46
201-208,
Helmut
Acad
Sci,
K :
(phos・
235
:
1974.
14)林 泉:IV.坑菌薬耐性化の問題点1.
C.
JC,
of fosfomycin
1988.
MRSA
:
MRSAに対するFOMの併用療法
Combination
Effects
Against
Hisanori
of Fosfomycin
Methicillin-Resistant
Akiyama,
Taku
Hiroko
Department
(Received
Combination
and
Yamada,
Kanzaki
Other
Antimicrobial
Agents
Keisei Shimoe,
Rikako
Torigoe,
and Tiro Arata
University Medical School
28, 1990; accepted for publicationJune 22,1990)
effectsof fosfomycin (FOM)and
resistant S帥垢面coccus aureus (MRSA)
Oral
Stai>)t\)
lococcus
aureus
of Dermatology, Okayama
March
1261
other oral antimicrobial agents were studied against methicillin-
(methicillin:minimal inhibitory concentration (MIC)≧12.5μg/ml) isolated
from skin and skin structure infections.
The
fractionalinhibitory concentration (FIC)index
strainsfor FOM
40.7% for FOM
FOM
equal to or less than 0.5 was seen in 63.0% of 27 MRSA
and minocycline combination, in 44.4% for FOM
and cefalexin,in 37.0% for FOM
and rokitamycin, in 18.5% for FOM
and cefatrizine,
in 44.4% for FOM
and doxycycline, in 29.6% for FOM
and ofloxacin,in 14.8% for FOM
and cefaclor,i n
and erythromycin, in 22.2% for
and sultamicillin,
i n 11.1% for FOM
and
clavulanic acid/amoxicillin.
The
combination
effects of FOM
combinations with FOM.
and minocyclin, 0rFOM
Combination of FOM
and cephalosporins were higher than other
with other antibioticscould be a useful way to treatMRSA
skin structure infections.
apn
Key
J Dermatol 100: 1257∼1261,1990)
words: MRSA,
combination effectsof FOM
and other oral antimicrobial agents
skin and
Fly UP