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【通商産業省】 ①分 野 15.その他 ③項 目 輸入包装材料の関税撤廃 ②意見・要望 提 出 者 関西経済連合会 ④意見・要望 等の内容 輸入包装材料(ポリプロピレン製品)及び紙製の包装材の関税を撤廃する。 ⑤関 係 法 令 WTO協定、関税法、関税定率法 ⑦制度の概要 ①ポリプロピレン製品 当該品目は関税率表の 3923.29.000 に分類されるが、現在、WTO協 定に基づく譲許表により、3.9%の関税が課されている。 ②紙製の包装材 当該品目は、関税率表の48類に分類されるが、現在、WTO協定に基 づく譲許表等により。0∼6%の関税が課されている。 ⑧計画等にお ける記載 該当なし ⑨状 況 □措置済・措置予定 (実施(予定)時期: ⑥共管 □検討中 ) 大蔵省(専管) □措置困難 ■その他 (説明) 関税は規制とは異なるもの。 なお、ポリプロピレン製品の関税率は、ウルグアイラウンドにおける化学品ハーモナイ ゼーション合意(HS条約に基づく分類の28類から39類に属する品目を一定の関税率 (5%、6.5%等)以下にするもの。)により、6.5%以下とすることで合意されて いる。また、当該品目の関税率については、平成7年以降段階的な引下げを実施してきて おり平成11年1月1日からは、最終譲許税率である3.9%に引き下げられており、合 意レベルの6.5%をかなり下回る関税率を適用している。 また、紙製の包装材が含まれる48類は、ウルグアイラウンドにおける紙・パルプゼロ ゼロ合意(HS条約に基づく47類から49類に属する品目の関税を平成16年までに撤 廃するもの。)により、平成16年1月1日には関税が撤廃されることとなっている。 ⑩担当課室名 基礎産業局化学課、生活産業局紙業印刷業課、 通商政策局国際経済部通商関税課 - 355 - 【通商産業省】 ①分 野 15.その他 ②意見・要望 提 出 者 オーストラリア ③項 目 アルミナ・ハイドライド(水酸化アルミ)の関税撤廃 ④意見・要望 アルミナ・ハイドライド(水酸化アルミ)の関税撤廃 等の内容 ⑤関 係 法 令 ⑦制度の概要 WTO協定、関税法、関税定率法 ⑥共管 大蔵省(専管) 当該品目は、関税率表の 2818.30 に分類されるが、現在WTO協定に基 づく譲許表により、3.3%の関税が課されている。 ⑧計画等にお 該当なし ける記載 ⑨状 況 □措置済・措置予定 (実施(予定)時期: □検討中 ) □措置困難 ■その他 (説明) 関税は規制とは異なるもの。 なお、我が国の水酸化アルミニウムの関税については、ウルグアイラウンドにおける合 意により、現在まで段階的に引き下げを実施してきており、平成11年1月1日には最終 譲許税率である3.3%までに引き下げられている。 ⑩担当課室名 基礎産業局非鉄金属課、通商政策局国際経済部通商関税課、 - 356 - 【通商産業省】 ①分 野 15.その他 ②意見・要望 提 出 者 日本貿易会 日本チェーンストア協会 ③項 目 関税率番号の簡素化、関税適用区分の簡素化及び運用基準の明確化 ④意見・要望 等の内容 関税率番号の中で国内産業保護の目的で番号が細分化されているもの はその後の情勢に合わせて統合し、簡素化を図るべきである。具体的に は、60類、61類の細分の税番の統合を望む。 ② 関税適用区分については市場に出回る商品構成の変化に即応し、かつ、 誰もが容易に理解できるような区分に簡素化してほしい。 ⑤関 係 法 令 WTO協定、関税法、関税定率法 ⑦制度の概要 ① 60類のメリヤス編物及びクロセ編物 模様編みの組織を有する物とそれ以外の物に分類され、前者の税率の 方が高い。 ① 61類の衣類及び衣類付属品(メリヤス編み又はクロセ編みのものに限 る。) ししゅうしたもの、レースを使用したもの及び模様編みの組織を有す るものとその他のものに分類され、前者の税率の方が高い。 ⑧計画等にお ける記載 該当なし ⑨状 況 ① □措置済・措置予定 (実施(予定)時期: ⑥共管 □検討中 ) 大蔵省(専管) □措置困難 ■その他 (説明) 関税は規制とは異なるもの。 なお、税番の統合については高付加価値製品の関税率の引き下げを伴うことから関係業 界からの反対があり、現在調整中。 税率の格差は段階的に解消し、平成16年1月1日に同水準となることが決まっている。 (例えば、ウール製のセーター類で模様編みのものと、その他のものの実行税率は、平成 7年は2.5%ポイントの格差があったが、平成11年は1.4%ポイントに縮小してい る。) 関税適用区分の簡素化については、特に関心の高い「模様編み」等の解釈についてその 明確化を検討中。 ⑩担当課室名 生活産業局繊維課、通商政策局国際経済部通商関税課 - 357 - 【通商産業省】 ①分 野 15.その他 ③項 目 関税制度の抜本的見直しについて ④意見・要望 ②意見・要望 提 出 者 日本チェーンストア協会 関税割当制度の撤廃又は輸入数量の大幅拡大及び関税率の引き下げ 等の内容 ⑤関 係 法 令 ⑦制度の概要 WTO協定、関税法、関税定率法、 関税暫定措置法 ⑥共管 大蔵省(専管) 関税割当制度とは、特定の物品について二段階の税率を定め、一定数量 の範囲内で低い方の税率(一次税率)を適用する制度であって、輸入数量 制限と異なり、二次税率での輸入は自由。 ⑧計画等にお 該当なし ける記載 ⑨状 況 □措置済・措置予定 (実施(予定)時期: □検討中 ) □措置困難 ■その他 (説明) 関税は規制とは異なるもの。 関税割当枠については、制度導入以来自発的に枠を拡大してきているが、近年、輸入量 が減少し、割当枠の消化率は低下しているところ。 また、我が国は、先のウルグアイラウンド交渉で、革靴の関税割当制度に係る一次税率 及び二次税率を平成7年から平成14年までの8年間にわたって、それぞれ原則として、 2割、5割引き下げることを約束。現在WTOへの譲許に従って関税引き下げを着実に実 施しているところ。 ⑩担当課室名 生活産業局生活用品課 、通商政策局国際経済部通商通商関税課 - 358 - 【通商産業省】 ①分 野 15.その他 ②意見・要望 提 出 者 EU ③項 目 皮革・革靴の輸入数量の増加及び関税割当の拡大 ④意見・要望 等の内容 皮革及び革靴の輸入数量の増加、及び関税割当の拡大につながる措置 を講ずることにより、自由化と市場アクセス条件を日本の主要貿易相手 国である先進諸国の水準に近づけるべきである。 ② 日本は皮革の関税割当制度の運用において、かなり大きな「先着順枠」 を導入するなどの広範な改善策を迅速に導入すべきである。 ③ 外国為替及び外国貿易法に基づく、皮革及び靴(スキー靴を含む)製 造業に対する外国投資家による対内直接投資規制を廃止すること ⑤関 係 法 令 WTO協定、関税法、関税定率法、 関税暫定措置法 ⑦制度の概要 関税割当制度とは、特定の物品について二段階の税率を定め、一定数量 の範囲内で低い方の税率(一次税率)を適用する制度であって、輸入数量 制限と異なり、二次税率での輸入は自由である。 皮革・革靴に係る関税割当制度では、現在、牛馬革(染着色したもの)、牛 馬革(その他のもの)、羊・山羊革(染着色したもの)及び革靴の4品目に ついてそれぞれ割当数量を定めている。 また、皮革及び皮革製品製造業に関して対内直接投資を行う場合、外為 法に基づき事前届出を行うことが義務づけられており、大蔵大臣及び通産 大臣は当該投資の内容について審査を行う。 ⑧計画等にお ける記載 該当なし ⑨状 況 ① □措置済・措置予定 (実施(予定)時期: ⑥共管 □検討中 ) 大蔵省(専管) □措置困難 ■その他 (説明) 関税は規制とは異なるもの。 皮革・革靴に係る関税割当制度の運用改善等については、現在EUとの間でWTOの諸 協定に基づき協議中。 関税割当制度自身は、GATT上認められた制度であり、EUでも採用されている制度。 関税割当枠については近年、輸入量が減少し、消化率が低下しているところ。また、我が 国の関税割当制度においては、事前割当制を採用しているが、EUの関税割当制度におい ても事前割当制を採用している品目有り。 我が国の関税割当制度は、制度自体及びその運用ともにWTO諸協定に整合しており、 WTOの紛争処理手続きに則り、これを主張していく方針。 なお、対内直接投資については、経営基盤が極めて脆弱な我が国皮革産業に与える影響 等に鑑み、OECD資本自由化コードにおいて留保しているところ。 ⑩担当課室名 生活産業局生活用品課、通商政策局国際経済部通商関税課 - 359 - 【通商産業省】 ①分 野 15.その他 ③項 目 革を使用した回転及び肘掛け椅子の関税撤廃 ④意見・要望 等の内容 ②意見・要望 提 出 者 オーストラリア 一般的に、家具の輸入は無税であるが、革を使用した回転及び肘掛け椅 子は 3.4%∼ 3.8%の関税が課せられる。これは、国内の皮産業を保護する ための日本政府の施策である。オーストラリアの皮は品質が高く価格も競 争力があるが、現在の関税によって日本の消費者にとって高いコストとなっ ている ⑤関 係 法 令 ⑦制度の概要 WTO協定、関税法、関税定率法、 関税暫定措置法 ⑥共管 大蔵省(専管) 当該品目は、関税率表の 9401 の分類に含まれるが、現在、WTO協定 に基づく譲許表により、無税となっている。 ⑧計画等にお 該当なし ける記載 ⑨状 況 □措置済・措置予定 (実施(予定)時期: □検討中 ) □措置困難 ■その他 (説明) 関税は、規制とは異なるもの。 我が国は、ウルグアイラウンド交渉で、革張りの腰掛け(回転腰掛け等を含む)に対す る関税の撤廃を約束。現在WTOへの譲許に従って関税引き下げを着実に実施しており、 平成11年1月1日からは無税となっている。 ⑩担当課室名 生活産業局生活用品課、通商政策局国際経済部通商関税課 - 360 - 【通商産業省】 ①分 野 15.その他 ③項 目 革靴及びスキー靴の関税引き下げ又は撤廃 ④意見・要望 ②意見・要望 提 出 者 スイス 革靴及びスキー靴について関税の引き下げ又は撤廃。 等の内容 ⑤関 係 法 令 WTO協定、関税法、関税定率法、 関税暫定措置法 ⑥共管 ⑦制度の概要 ①革靴については、関税割当制度を採用。 大蔵省(専管) 関税割当制度とは、特定の物品について二段階の税率を定め、一定数 量の範囲内で低い方の税率(一次税率)を適用する制度であって、輸入 数量制限と異なり、二次税率での輸入は自由。 ②スキー靴については、27%(一部30%)の関税率を適用 ⑧計画等にお 該当なし ける記載 ⑨状 況 □措置済・措置予定 (実施(予定)時期: □検討中 ) □措置困難 ■その他 (説明) 関税は規制とは異なるもの。 我が国は、ウルグアイラウンド交渉で、革靴の関税割当制度に係る一次税率及び二次税 率を平成7年から平成14年までの8年間にわたって、それぞれ原則として、2割、5割 引き下げることを約束。現在WTOへの譲許に従って関税引き下げを着実に実施している ところ。 また、スキー靴については、経営基盤が極めて脆弱な我が国スキー靴製造業に与える影 響等に鑑み、27%(一部30%)の関税率を維持しているところ。 ⑩担当課室名 生活産業局生活用品課、通商政策局国際経済部通商関税課 - 361 - 【通商産業省】 ①分 野 15.その他 ③項 目 C重油関税の軽減・撤廃 ②意見・要望 提 出 者 日本化学工業協会 他4団体 ④意見・要望 等の内容 輸入重油(特にHSC重油)の関税率は、3,410円/KLと高率で あり、輸入が事実上制限されており、燃料調達の多様化や発電コスト削減 の阻害要因となっている、輸入重油(特にHSC重油)の関税率を引き下 げ、事実上の輸入制限をなくす。 ⑤関 係 法 令 関税法、関税暫定措置法 ⑦制度の概要 ○現行の重油関税率 低硫黄A重油:2,620円/KL 高硫黄A重油:3,410円/KL 低硫黄C重油:2,400円/KL 高硫黄C重油:3,410円/KL ⑥共管 大蔵省(専管) ○原油及び石油製品関税は、平成14年3月末まで石炭対策に要する費用 の財源に充てるため、石炭勘定の歳入に組み入れられている。 ⑧計画等にお ける記載 ⑨状 況 該当なし □措置済・措置予定 (実施(予定)時期: □検討中 ) □措置困難 ■その他 (説明) 関税は規制とは異なるもの。 ① 我が国の石油製品関税体系においては、揮発油、灯油等の白油に比べ、重油が相当 程度高率となっている。このため、重油関税については、可能な限り早期にその引き 下げを実現すべきであるとの需要家の要望が出されているところ。 ② 本年6月の石油審議会石油部会基本政策小委員会において、「我が国石油製品関税 体系は、重油関税を引き下げることにより製品毎の関税水準が均等化される方向で是 正されていくことが望ましい」との指摘があり、現行石炭政策の終期が平成14年3 月末であることを踏まえ、石炭政策との整合性を図りながら見直しを行う。 ⑩担当課室名 資源エネルギー庁石油部精製課、通商政策局国際経済部通商関税課 - 362 -