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佐渡市新庁舎等建設・整備基本計画(PDF・約1.7メガバイト)

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佐渡市新庁舎等建設・整備基本計画(PDF・約1.7メガバイト)
佐渡市新庁舎等建設・整備基本計画
平成26年9月
佐
渡
市
目
次
Ⅰ 新庁舎建設の基本的な考え方
1 新庁舎の規模・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
2 新庁舎整備の基本方針・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
3 新庁舎に必要な機能・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
4 支所・行政サービスセンターの整備・・・・・・・・・・・・・・・・2
Ⅱ 具体的な機能
1 案内・窓口機能・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
2 市民サービス機能・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
3 防災拠点機能・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
4 議会機能・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
5 事務機能・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
6 施設管理機能・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
7 駐車場機能・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
Ⅲ 新庁舎の規模並びに構造
1 新庁舎の規模・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8
2 駐車場などの必要面積・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
3 新庁舎の構造・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
Ⅳ 新庁舎の敷地状況と利用計画
1 敷地状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
2 利用計画・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
Ⅴ 新庁舎の建設計画
1 建設概算事業費及び財源・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
2 建設事業スケジュール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14
3 設計者の選定及び工事発注方法・・・・・・・・・・・・・・・・・14
Ⅵ 支所・行政サービスセンターの整備
1 整備計画・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16
2 整備計画工程表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18
参考資料 1
2
3
4
新庁舎建設位置図
新庁舎等建設・整備基本計画検討会議の検討経過
新庁舎等建設・整備基本計画検討会議開催要綱
新庁舎等建設・整備基本計画検討会議参加者名簿
※ 写真提供:燕市役所
Ⅰ 新庁舎建設等の基本的な考え方
平成 25 年 12 月に見直し策定された佐渡市将来ビジョンにおいて、
「新庁舎建
設等基本構想」として、本庁舎をはじめとする、各支所・行政サービスセンタ
ーの問題点、庁舎建設等の必要性、整備の基本方針及び新庁舎に必要な機能等
についてまとめました。以下にその概要を示します。
1
新庁舎の規模
現庁舎を活用しながらその周辺に新庁舎を建設し、将来の行政規模を見据え、
現庁舎の耐用年数経過後には新庁舎のみで本庁の行政事務が遂行できる規模と
します。
2
新庁舎整備の基本方針
安心で安全、かつ市
民の暮らしを支えるた
めの庁舎
市民に開かれた利便
性の高い庁舎
簡 素 で環 境 にやさ し
い庁舎
現在の本庁舎及び敷
地を利用した庁舎
3
災害時拠点施設として、高い耐震性能などを有する構造的強化を図り、
復旧・復興機能を十分に発揮できる設備を備えた施設とします。
ユニバーサルデザイン(※)の理念を十分に取り入れ、訪れる全ての人々
が親しみをもてる庁舎とします。
また、市民に分かりやすく便利な公共サービスの拠点施設とします。
自然エネルギーを積極的に活用し、環境にやさしいグリーン庁舎(※)とし
ます。
また、行政庁舎としての機能・効率性を重視し、無駄を省いたコンパクトで
長寿命型の施設とします。
新たに建設する庁舎は、現在の本庁舎や周辺施設を活用し、かつ相互
の連携、機能的バランスのとれたものとします。
また、公共交通機関の利活用を強化し、来庁者の利便性向上と安全性
の確保を図ります。
新庁舎に必要な機能
案内・窓口機能
市民サービス機能
防災拠点機能
議会機能
事務機能
施設管理機能
駐車場機能
来庁者が円滑で適切な公共サービスを受けられるように利用の多い窓口
を低層階に配置し、ワンストップサービス(※)型の導入など窓口機能を充
実させます。
また、来庁者のプライバシーに配慮した相談スペースを確保します。
市民への情報提供や情報共有の場となるスペースや、市民が気楽に立
ち寄り、意見交換ができる交流スペースを設置します。
災害時に対策本部として機動的に対応できるように、設備機器を充実さ
せたスペース、備蓄物資の倉庫及び支援物資受入れのための空地を確保
します。
議会機能の独立性を確保しながら、議員が活発な議論や政策研究が行
なえるよう諸室を充実し、身近で親しみやすい開かれた議場を計画します。
仕切りのないオープンフロアを基本としますが、機密情報やプライバシー
保護などのセキュリティには十分に配慮します。
また、会議室などのスペースは、同フロアで共有できるようにし、無駄なス
ペースを設けないようにします。
個人・行政情報を適切に管理するために万全なセキュリティを導入し、照
明や空調設備などは徹底した省資源・省エネルギー化に努めます。
公共交通利活用計画とあわせて、来庁者のための駐車場は庁舎の入り
口に近い位置に配置し、安全を考慮した動線計画とします。
-1-
4
支所・行政サービスセンターの整備
支所・行政サービスセンターは、地域力の向上、地域の活性化・発展の拠点
であり、その機能を強化・拡充し、地域の実情に即したきめ細やかな行政サー
ビスを行なう必要があります。
また、過疎化や少子高齢化が進む中で市民サービスの向上を図るため、コン
パクトで複合的な庁舎として整備します。
基本計画では、基本構想で示されたこれらの考え方や方針の主旨を踏まえ、
具体的な施設の機能、整備の方法等を指標としてまとめ、実施設計に反映させ
るための手法を示します。
Ⅱ 具体的な機能
1
案内・窓口機能
来庁者が、円滑で適切かつ、十分な満足度が得られる公共サービスが受けら
れるように次のような機能の充実を図ります。
・
各種の申請や届出、証明書の発行など、利用が多い窓口については低層階
に集約し、職員1人ひとりがおもてなしの心を持ち、
「歩かせない・迷わせな
い・待たせない」のワンストップ窓口サービスに配慮します。
・ 総合案内所を玄関ホール付近に設置し、適切な案内を行ないます。
・ 相談業務や窓口業務に応じて、プライバシーに配慮したカウンターや遮音
性にも優れた相談スペースを配置します。窓口カウンターは、市民と職員が
同じ目線で会話できるローカウンターを基本とします。
・ 初めての来庁者でも目的地に容易にアクセスできるように、大きく見やす
い表示や点字サイン、外国人に配慮した多言語表示など、誰にでも分かりや
すく、行政組織の改変に対応できるサインシステムを整備します。
・ 受付の待ち時間が発生した場合に備え、ゆとりある待合スペースを確保し
ます。
・ 風雨や冬期間の凍結等に配慮し、来庁者が安全に庁舎へアプローチできる
計画とします。
-2-
2
市民サービス機能
ユニバーサルデザインの理念を取り入れ、親しみやすいコミュニティ空間の
構築として、次のような機能の充実を図ります。
・
来庁者が移動しやすいよう、通路の幅員を十分に確保し、段差や勾配の少
ないフロアとし、上下階の移動がスムーズに行なえるよう、適切にエレベー
ターなどの昇降設備を配置します。
・ 車いす使用者、子供連れの利用者、オストメイト(※)に対応した多目的
トイレを確保し、市民に分かりやすく、利用しやすい配置とします。
・ 市政や議会、市民活動情報、市の歴史や文化を発信する情報コーナーや佐
渡が輩出した偉人の作品を展示するコーナーなど市民が気楽に立ち寄り、意
見交換や打合せができる交流スペースの確保を図ります。
・ 子供連れの来庁者が安心して用事が足せるよう、授乳室や子どもたちの遊
び場スペースを確保します。
・ 閉庁時の活用やイベントなどに応じて弾力的な利用が可能な公共空間の設
計を検討します。
・ 来庁者の利便性を高めるため、ATMコーナーを検討します。
3
防災拠点機能
地震や水害等の自然災害発生時における、行政機能の維持はもとより、災害
対策本部として機動的に対応できるよう、高い耐震性を有する構造的強化など
を図ります。
・ 災害対策本部として、市の各部署のみならず、国・県、警察、消防、自衛
隊等の関係機関と連絡調整等の諸機能を発揮できるスペースを確保するとと
もに、平常時には会議室への利用等、状況の変化に対応して柔軟に利活用でき
るよう配慮します。
・ 災害発生時に、その情報や被害状況の把握および、それらへの迅速な対応
が可能な設備(スクリーン、地図表示機能等)を備えた対策室を整備します。
・ 通信ネットワークや非常用電源装置などの設置や地域防災計画(※)に基
づいた災害時備蓄物資保管スペースを確保し、復旧・復興の拠点施設として
機能が発揮できる施設とします。
・ 災害対策本部が設置される庁舎周辺には、支援物資受入れ等の空地を確保
します。
-3-
・
電気・上下水道などのライフラインが遮断されても、一定期間行政機能を
維持できるように、自家発電システムや飲料用貯水槽などの非常用ライフラ
インを確保します。
・ 免震・制震方式を検討し、十分な耐震性を確保できる構造を検討・採用し
ます。
・ 大規模地震における、庁舎内天井、外壁、窓ガラス等の落下による被害を
避けるため、使用材料を検討し、機械や備品類の転倒防止策を図ります。
4
議会機能
議会機能の独立性を確保しながらも、市民に開かれた身近で親しみやすい議
会を目指した施設計画を図ります。
・ 議場や委員会室は、明るく入りやすいレイアウトとし、閉会中には、議会
活動を妨げない範囲で、市民活動や行政の会議などの利用を検討します。
・ 市民に開かれた議会を実現するために、高齢者や障がい者等に配慮した機
能的な傍聴スペースを確保します。
・ 議員控え室や委員会室などは、議員構成の変動に対応できるよう、遮音性
に配慮した移動可能な間仕切り方式を検討します。
・ 議員が、政策立案に必要な基礎資料を得られるように、議会図書室の充実
を図ります。
・ 議会運営に必要な機能(マイクロホンシステムの各席設置、電子採決シス
テムの導入、高機能の録音設備など)を一元化し、煩雑な操作を必要としな
いスムーズな議会運営を目指した設備を検討します。
-4-
5
事務機能
時代の変化や機能の変化に迅速に対応でき、かつセキュリティが確保され、
職員が業務を効率的に遂行できる環境を整えます。
・
フロア全体を有効活用できる平面構成とし、開放的で視認性のよいオープ
ンフロアを基本とし、職員がコミュニケーションを図りやすい執務空間とし
ます。
・ 重要書類の保管は、市民のプライバシーや個人情報の保護が徹底管理でき
る計画とします。
・ 電子データ化による文書類の減量に努めるとともに、今後、業務の多様化
が進む中で、壁面や窓口カウンターと一体となった効率的な収納スペースを
確保し、長期書類保管庫についても適切な位置や容量を考慮した配置としま
す。
・ 将来の行政需要の変化や機構改革にも容易に対応できるよう、床はフリー
アクセスフロア(※)を基本とし、OA機器の自由なレイアウト変更に対応
可能なものとします。
・ 会議室や日常的な打合せスペースは、同一フロアにバランスよく配置し、
多様な会議に対応できるようにします。
6
施設管理機能
安全性、防犯性に配慮し、夜間・休日などのセキュリティに対応する一方、
市民がいつでも安心して利用できる庁舎とします。また、自然エネルギーを積
極的に導入し、照明や空調設備などを徹底した省資源・省エネルギー化に努め、
環境にやさしく、機能・効率性を重視した、無駄を省いた長寿命型の庁舎を目
指します。
・ 死角のない空間や周辺への明るさの提供などに配慮し、地域の防犯性を高
める計画とします。
・ 市民開放エリア、行政機能エリア、会議エリアなど運営管理に応じたセキ
ュリティ機能の確立を検討します。
-5-
・
地域の気候風土の特色を考慮した自然採光や自然換気、太陽光発電など自
然エネルギーの有効利用による環境負荷の低減に努めます。
・ 敷地内は、周辺環境との調和を図りつつできるだけ緑を活用し、屋上緑化
やオーニング(※)などを検討します。
・ 高効率照明(LED)や冷暖房の個別方式を採用するなど、設備の効率化
による省エネルギー化を進めます。
・ エネルギー使用の「見える化」方式(※)を採用することにより、エネル
ギー消費量のコントロールができるように考慮します。
・ トイレの洗浄や散水に、雨水処理水の利用を検討します。
・ 耐久性を考慮した合理的な建築材料、メンテナンスが容易な設備機器の採
用など、施設の長寿命化に配慮します。
・ 自然利用の一環として、温もりや安らぎを感じられる快適な空間づくりの
ため、佐渡産材を使用した内装等を検討します。
【環境配慮技術の一例】
○敷地内の緑化や屋上・外壁の緑化
○自然採光を活用することによる、照明自動制御システムの採用
○自然通風により、空調エネルギー消費の抑制
○太陽光発電や太陽熱を利用した自然エネルギーの活用
○建物を外気から断熱し、建物の蓄熱を逃がさない外断熱工法(※)の採用
○雨水や処理水の利用及び節水システムの導入などによる水資源の消費低減
○発電量やCo2発生抑制効果の掲示による環境配慮の啓発
○地熱利用空調システムの採用
○オーニング(日よけ)等の設置
○地場産木材の活用
など
-6-
7
駐車場機能
公共交通利活用計画とあわせて、来庁者のための駐車場を庁舎入口に近い位
置に配置するとともに、来庁者の用務に応じた安全で分かりやすい動線計画に
配慮します。
・ 来庁者駐車場(自転車等二輪車を含む。)については、庁舎入口に近い位置
に十分なスペースを確保し、わかりやすい案内表示を設置します。
・
障がい者用駐車場等は、新潟県おもいやり駐車場制度(※)に基づき適切
に配置します。
・
来庁者駐車場と公用車駐車場は分離して配置し、動線が交差しないよう計
画します。
・ 緑地ブロック等を活用し、周辺環境や景観に配慮します。
-7-
Ⅲ 新庁舎の規模並びに構造
整備の基本方針は、現庁舎を活用しながらその周辺に新庁舎を増設するもの
です。
また、新庁舎は、将来の行政規模を見据え、現庁舎の耐用年数経過後には新
庁舎のみで行政事務が遂行できる規模とします。
1 新庁舎の規模
① 新庁舎の規模算定の条件を下表のとおりとします。
計画人口
佐渡市将来ビジョンにおける将来推計人口の平成 32 年度(2020 年)末の推計値
53,289 人とします。(国立社会保障・人口問題研究所推計)
佐渡市将来ビジョンにおける平成 31 年度の職員数値目標から、新庁舎へ配置を想
職 員 数
定する部署の職員数を試算した 455 人(非常勤職員を含む)とします。
平成 46 年度職員数は、類似団体の職員配置状況から 376 人程度と仮定します。
議 員 数
佐渡市議会議員の定数を定める条例により、22 人とします。
② 現本庁舎の規模等(平成 26 年4月1日現在)
施設名
建築年月
佐渡市役所
佐渡市役所
第2庁舎
佐渡市役所
会議室棟
H25 職員数:368 人
経過年数
延面積
昭和 60 年7月
29
2,976 ㎡
平成5年 11 月
21
784 ㎡
木造平屋建
平成 17 年3月
9
338 ㎡
鉄骨造2階建
合
計
建物の構造
耐用年数
鉄筋コンクリート造3階建
4,098 ㎡
50
(21)
24
(3)
34
(25)
※(
)内は残存耐用年数
職員1人当たり 11.1 ㎡
③ 新庁舎の面積試算
(ア)総務省地方債同意等基準を準用した場合
アー1
施設区分
H31 推計職員数:455 人
積算方法
面積
事務室
換算職員数 780 人×4.5 ㎡
3,510 ㎡
倉庫
事務室面積 3,510 ㎡×13%
会議室等(会議室、便所、洗面所
想定職員数 455 人×7㎡
3,185 ㎡
玄関等(玄関、廊下、階段、その他
(事務室面積+倉庫面積+会議室等面積)
2,860 ㎡
の通行部分)
7,151 ㎡×40%
議会(議場、委員会室及び議員控
議員定数 22 人×35 ㎡
456 ㎡
その他の諸室)
770 ㎡
え室)
計
10,781 ㎡
職員1人当たり 23.7 ㎡
-8-
アー2
H46 仮定職員数:376 人
施設区分
事務室
倉庫
会議室等(会議室、便所、洗面所
その他の諸室)
玄関等(玄関、廊下、階段、その他
の通行部分)
議会(議場、委員会室及び議員控
え室)
計
積算方法
換算職員数 642 人×4.5 ㎡
事務室面積 2,889 ㎡×13%
想定職員数 376 人×7㎡
面積
2,889 ㎡
375 ㎡
2,632 ㎡
(事務室面積+倉庫面積+会議室等面積)
5,896 ㎡×30%
議員定数 22 人×35 ㎡
1,768 ㎡
770 ㎡
8,434 ㎡
職員1人当たり 22.4 ㎡
(イ)国土交通省新営一般庁舎面積算定基準を準用した場合
イー1
H31 推計職員数:455 人
施設区分
事務室
付属室(会議室、倉庫、便所、洗
面所その他の諸室)
固有業務室(窓口機能、防災機
能、福利厚生機能など)
議会(議場、委員会室及び議員控
え室)
設備関係(機械室、電気室、自家
発電室)
交通部分(玄関、廊下、階段、その
他通行部分)
計
積算方法
換算職員数 722 人×4.4 ㎡
室ごとに基準となる所要面積を用いて算出
面積
3,177 ㎡
1,291 ㎡
先進事例を参考に規模を算出
2,565 ㎡
議員定数 22 人×35 ㎡
総務省地方債同意等基準を準用し算出
室ごとに基準となる所要面積を用いて算出
770 ㎡
1,460 ㎡
上記各面積合計 9,263 ㎡×35%
3,242 ㎡
12,505 ㎡
職員1人当たり 27.4 ㎡
イー2
H46 仮定職員数:376 人
施設区分
事務室
付属室(会議室、倉庫、便所、洗
面所その他の諸室)
固有業務室(窓口機能、防災機
能、福利厚生機能など)
議会(議場、委員会室及び議員控
え室)
設備関係(機械室、電気室、自家
発電室)
交通部分(玄関、廊下、階段、その
他通行部分)
計
積算方法
換算職員数 586 人×4.4 ㎡
室ごとに基準となる所要面積を用いて算出
面積
2,578 ㎡
1,058 ㎡
先進事例を参考に規模を算出
2,565 ㎡
議員定数 22 人×35 ㎡
総務省地方債同意等基準を準用し算出
室ごとに基準となる所要面積を用いて算出
770 ㎡
1,044 ㎡
上記各面積合計 8,015 ㎡×35%
2,805 ㎡
10,820 ㎡
職員1人当たり 28.7 ㎡
-9-
ウ 県内他市の事例
市
名
職員数
議員数
延べ面積
職員 1 人当たりの面積
燕市
436 人
24 人
11,444 ㎡
26.2 ㎡
新発田市
430 人
27 人
12,996 ㎡
30.2 ㎡
妙高市
250 人
18 人
8,799 ㎡
35.2 ㎡
糸魚川市
300 人
20 人
9,162 ㎡
30.5 ㎡
354 人
22 人
10,600 ㎡
30.5 ㎡
平
均
総務省や国土交通省の庁舎面積算定基準を準用した新庁舎の試算面積及び、
県内他市の事例、現庁舎の活用や敷地の状況などから、可能な限りコンパクト
な規模として検討した結果を以下に示します。
◎新庁舎の規模
佐渡市
職員数
議員数
延べ面積
職員 1 人当たりの面積
備 考
平成 31 年度
455 人
22 人
8,976 ㎡
19.7 ㎡
現庁舎活用
平成 46 年度
376 人
22 人
6,000 ㎡
16.0 ㎡
現庁舎耐用年数経過
【規模算定】
①現状から平成 46 年度の状況を推測した算定
・現状の本庁舎勤務職員 1 人当たりの面積は、4,098 ㎡/368 人=11.1 ㎡(Ⅲ‐1‐②表)です。
・平成 46 年度の本庁舎勤務職員数 376 人(Ⅲ‐1‐①表)を乗じた 4,174 ㎡に議会機能面積(総
務省地方債同意等基準を準用)770 ㎡を加えると、4,944 ㎡≒5,000 ㎡となります。
②庁舎に必要な機能を具現化するために加算する面積
・災害対策室や備蓄物資保管庫、非常用発電機室等の防災拠点施設としての機能 300 ㎡。
・相談スペースや通路に設置した待合スペース 500 ㎡。
・市民が親しみやすいコミュニティ空間の構築として、情報発信や展示コーナーなどの市民交流ス
ペース 200 ㎡。
以上のことから、現状の規模から算定した庁舎面積に、必要な機能を具現化するため
に加算する面積を合わせた概ね 6,000 ㎡を増築棟の延べ面積とします。
- 10 -
2
駐車場などの必要面積
駐車場面積は、国土交通省『新営一般庁舎面積算定基準』にあります、乗用
車1台当たりの駐車場面積 18 ㎡を準用し算出します。
・
庁舎への重要な交通手段となる公共交通は、多方面から乗り入れ可能なロ
ータリー方式とします。必要面積は、1,000 ㎡程度とします。
・ 来庁者用駐車場は、庁舎入口に近い位置へ 130 台分配置し、2,300 ㎡程度を
確保します。
・ 公用車については、110 台程度とし、2,000 ㎡程度を確保します。
・ 職員駐車場については、災害時用に確保する空地を活用します。なお、も
っぱら職員駐車場となる借地は返還します。
3
新庁舎の構造
構造は、防災拠点としての機能を重視した考えが必要です。
また、耐久性や施工性並びに経済性を考慮し、総合的な耐震性能を確保でき
る構造とします。
具体的には、鉄筋コンクリート造又は、鉄骨造並びに併用した混合構造が適
していると考えられます。さらに特殊構造の採用については、以下に比較表を
示します。
◎耐震・制震・免震構造の比較
特徴
長所
短所
耐震構造
制振構造
免震構造
・構造物自体が地震に耐えるよ
うな強度に造られています。
・大規模地震時では、多少の損
傷は許容しますが、人命に関わ
る倒壊や崩壊が起こらない方
針とする構造形式です。
・地震の揺れを建物そのもので
耐えるので、建物に地震の揺れ
が伝わります。
・建物に制振部材を組込んで、
揺れと逆方向に構造物を移動
させるなどにより地震力を吸収・
制御する構造形式です。
・建物への地震の揺れについて
は、耐震構造と同じであり、揺
れが直接伝わります。
・通常の耐久性は耐震構造と
同等です。
・建物と地盤との間の基礎部に
免震装置を設けて、建物に伝
わる地震の揺れを吸収する構
造形式です。
・免震構造は、地震の揺れを土
台 か ら 回 避 す るこ とが 目 的 で
す。
・通常の耐久性は耐震構造と
同等です。
・一般的工法であり、施工に特
殊性はありません。
・設計及び工事ともに原則標準
工期です。
・地震エネルギーを吸収するの
で、架構の損傷を抑えます。
・地震の揺れを直接受けるた
め、家具や天井などの転倒や
落下対策が必要です。
・耐震壁の配置等により、将来
的模様替えの制約が生じます。
・大規模地震時には補修や復
旧対応が生じます。
・地震の揺れ を直接受けるた
め、家具や天井などの転倒や
落下対策が必要です。
・制振部材を配置する部分には
プランの制約が生じます。
耐震構造に比べれば、補修や
復旧対応は低減されます。
・最も費用負担は少ない。
・費用負担が比較的大きい。
・3工法の中では突出した耐震
性能といえます。
・建物に伝わる揺れが小さくな
るため、家具等の転倒が防げま
す。
・地震時に建物が動くため、建
物周りにクリアランス(ゆとり)が
必要です。
・設計及び工事ともに耐震構造
より長く工期が必要です。
・大規模地震時での損傷が少
なく、補修や復旧対応が軽減さ
れます。
・定期的に専門的な点検が必
要です。
・費用負担が最も大きい。
維持管理
費用
- 11 -
Ⅳ 新庁舎の敷地状況と利用計画
新庁舎は、新庁舎建設等基本構想に「現庁舎を活用しながらその周辺に新庁
舎を増設する」とあることから、現庁舎の周辺に隣接して建設するものとしま
す。
市有地に建設することも必要な条件となります。
また、職員駐車場等の借地については、返還及び近隣市有地との交換も含め、
計画的にその解消を図ります。
1
敷地状況
建設地
佐渡市千種地内
敷地面積
28,523.77 ㎡(内借地:9,511.00 ㎡)
法規制
用途地域
第2種住居地域
建ぺい率
60%
容積率
200%
日影規制
5時間、3時間(測定面4mまたは6.5m)
敷地の現状は西側が、県道金井・畑野線、北側が県道金井・新穂線に接し、
東側の一部並びに南側は民有地が存在します。
また、現敷地には、市役所第2庁舎、金井コミュニティセンター及び金井就
業改善センターなどの市有施設と佐渡森林組合が入所する林業総合センターが
立地しています。
2
利用計画
庁舎建設敷地は、来庁者の利便性や安全性、自然条件、周辺の環境や経済性、
将来の発展性などを検討し、決定する必要があります。
具体的には、
①来庁者の主要道路や駐車場から庁舎までのアプローチ
②すでに立地している公共施設等との利用関係や現庁舎との連絡関係
③自然災害からの安全性や日照などの環境また、地質等の地盤状況
④仮庁舎など仮設物の建設に多額の経済支出が伴わないこと。
⑤借地でないこと。
これらの観点から検討した結果、
・県道金井・新穂線及び市道尾花9号線に接続していること。
・金井コミュニティセンターや既設駐車場からの動線や現庁舎との連絡が
容易であること。
- 12 -
・平成 25 年 12 月に新潟県が示した津波浸水想定区域外であること、現庁舎
及び周辺施設に不同沈下(※)がみられないこと。
・仮庁舎が不要で、市有地であること。
以上から、現庁舎の周辺における建設敷地は、保育園統合計画に伴う現金井
保育園移転後の跡地とします。
Ⅴ 新庁舎の建設計画
新庁舎建設を進めるにあたり、概算事業費やその財源、建設スケジュールな
どを以下のとおり想定します。
1
建設概算事業費及び財源
事業費は、新庁舎施設整備費や設計・工事監理費のほかに外溝工事などすべ
ての費用を含みます。概算の内訳及び金額は、以下のとおり設定します。
費用の算定は、近年の先進事例、本市の過去の施設整備の事例などを参考に
想定しています。
単位:千円
項
目
事業費
備
庁舎建設工事
①
2,220,000
移転関係
②
100,000
解体工事
③
92,000
考
建築、電気、機械ほか @370 千円/㎡×6,000 ㎡
引越し、水道機器等移設ほか
第2庁舎 @30 千円×784 ㎡、会議室棟 @40 千円/338 ㎡
金井保育園 @50 千円×1,076 ㎡
設計関係
④
190,000
基本設計、実施設計、工事監理、地質調査ほか
その他(外溝等含む)
⑤
290,000
外構工事:200,000 千円 備品購入費ほか:90,000 千円
会議室棟移転
⑥
40,000
合
計
2,932,000
@100 千円/㎡×400 ㎡
≒2,940,000 千円
財源については、国からの財政支援において有利な合併特例債の借り入れを
見込み、一般財源の抑制を図ります。また、自然エネルギーの導入などの各種
補助金制度の活用も検討します。
単位:千円
項
目
地方債借入(合併特例債)
行政庁舎建設基金
一般財源
金
額
備
2,320,000
(①、③、④のうち 135,000 千円、)×0.95
21,421
590,579
合
計
2,932,000
≒2,940,000 千円
- 13 -
考
2
建設事業スケジュール
新庁舎の建設、現庁舎の改修は以下のスケジュールを目標に進めます。
年度
H26
H27
H28
H29
H30
基本計画・
H31
備考
5 ヶ月間
パブリックコメント
基本設計・
9 ヶ月間
パブリックコメント
実施設計
12 ヶ月間
新庁舎建設
24 ヶ月間
工事
現庁舎改修
11 ヶ月間
工事
引越し・
業務開始
3
設計者の選定及び工事発注方法
設計者の選定は、次の方法が考えられます。
① 競争入札方式
設計委託料を入札で競わせて設計者を選定する方法です。建設工事請負など
では一般的な手法であり、誰が行なっても結果の同一性が保証されるものに適
するとされています。
設計委託料だけで決定されるため、技術力やデザイン力を評価したものでな
いことがデメリットとなります。
② プロポーザル方式
設計者そのものを選ぶ方法です。設計者の設計に対する考え方や取り組み体
制を評価することができます。また、設計段階において発注者側の意見を柔軟
に反映させることができる方法でもあります。
③ コンペ方式
設計案を選ぶ方法です。具体的な設計案を確認してから選ぶことができる利
点がありますが、選定後の大きな計画変更が難しく、発注者側の要求の変化を
反映することが難しい方法とされています。
方 式
競争入札
評価対象
価格が一番安い者
メリット
判定基準明確
プロポーザル
総合的な設計能力を有
する者
最も優れた提案
設計段階の要望反映が
容易
判定基準明確
コンペ
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デメリット
技術力がある業者と限ら
ない
判定基準の設定が難し
い
設計段階の要望反映が
難しい
設計者選定方法については、新庁舎建設等の基本的な考え方に則り、機能性
や環境への配慮、及び既存庁舎や周辺景観との調和がとれたものとするための
設計能力が求められるとともに、必要に応じた計画の変更に柔軟に対応できる
プロポーザル方式の導入が適します。
-
予備提起
-
1
建設請負工事等の発注方法の検討について
① 工法設計に際しての基本的な考え方
市民に親しまれ利便性の高い庁舎、防災拠点施設となる安全・安心な庁舎
など、基本計画を具現化する実施設計にあたっては、地元経済への波及効果を
創出するため、より多くの地元建設業者が元請けや下請けとして参画できる工
法を設計すべきと考えます。
② 請負工事発注に際しての基本的な考え方
目指すべき庁舎を具現化するには、高い技術力・経営力を有する企業が必
要です。また、地元経済への波及効果を創出するためには、より多くの市内企
業が参画の機会を得られるよう、入札参加条件を検討すべきと考えます。
特定共同企業体(※)を活用する場合においても同様とすべきと考えます。
③ 入札手法
価格以外の要素を総合的に評価し、落札者を決定する総合評価落札方式を
検討すべきと考えます。
- 15 -
Ⅵ 支所・行政サービスセンターの整備
支所・行政サービスセンターは、地域力の向上、地域の活性化や特色ある発
展のための拠点であることから、地域住民にとって安全で安心な施設でなけれ
ばなりません。
このため、必要に応じ耐震診断を行い、補強・改修に有利性がある庁舎は、
補強・改修工事を選択します。また、老朽化が著しく、耐震性など防災機能に
大きな不安が想定される庁舎については、近隣の公共施設に移転・集約し、施
設の有効活用を図ります。
庁舎整備に際しては、行政機能だけでなく、防災機能として、防災設備等の
整備並びに避難住民の受け入れ機能を充実するとともに、他の公共・公益的機
関を併設した複合施設として計画します。
さらに、敷地が借地の場合は、将来の経済性を勘案し、計画的にその解消を
図ります。
1
整備計画
① 両津支所
昭和 35 年に建築され 53 年が経過し、老朽化が著しく、耐震補強には多額
の費用だけでなく困難な工事が予想されることから、隣接する佐渡島開発総
合センターを大規模改修し移転することにより、支所機能と県の出先機関な
どが併存する複合施設とします。
また、既存の庁舎は解体撤去し、跡地については駐車場などに整備し有効
活用します。
② 相川支所
相川消防署と合築した庁舎を新設し、平成 26 年度中に業務を開始します。
公共交通の中継拠点や公益的機関を受け入れた複合施設として、サービスを
提供します。
既存の庁舎は解体撤去し、跡地については有効活用します。
③ 羽茂支所
昭和 53 年に建築され 36 年が経過し、老朽化が目立ち始めています。これ
までに屋上の防水工事や水道設備改修、また空調設備の更新など大規模な施
設改修を行っています。
耐震診断の結果による補強及び改修工事を施して、支所機能や社会福祉協議
会などの公共的機関が併存する佐渡南部地区の拠点となる複合施設として整
備し、施設のバリアフリー化(※)についても検討します。
敷地の全てが借地であることから、早期の借地解消を図ります。
- 16 -
④ 佐和田行政サービスセンター
耐震診断の結果による補強及び改修工事を施して、出張所機能と社会福祉
協議会などの公共的機関が併存する複合施設として整備します。
空調設備などが著しく老朽化していることから、省資源・省エネルギーで、
環境にやさしく、機能・効率性を重視した庁舎を目指し改修します。
議会機能が本庁舎へ移転した後の活用方法について検討します。
⑤ 新穂行政サービスセンター
基本構想にある「トキのむら元気館」への移転計画は、施設の特性や利用形
態の精査により計画を変更し、耐震診断の結果による補強及び改修工事を施し
て、出張所機能と社会福祉協議会などの公共的機関が併存する複合施設として
整備する計画と、併行して新たな複合庁舎を現在の敷地に改築する計画を進め
ます。
既存庁舎2階にある情報通信機器(ヘッドエンド)は、改築工事時に屋外設
置型として移設します。
敷地内に存在する「旧農業構造改善推進センター」の建物は、新穂村土地改
良区へ譲与、敷地は無償貸付し、電気については単独契約する方向で検討・協
議します。
⑥ 畑野行政サービスセンター
耐震診断の結果による補強及び改修工事を施して、出張所機能と社会福祉
協議会などの公共的機関が併存する複合施設として整備します。
4階の有効活用方法の検討や早期、かつ計画的な借地解消を図ります。
⑦ 真野行政サービスセンター
昭和 58 年に建築されており、耐震診断は要しません。屋根の全面的な改修
などを実施し、出張所機能と他の公共的機関が併存する複合施設として整備
します。
上下水道課が本庁舎へ移転した後の活用方法についての検討並びに計画的
な敷地の借地解消を図ります。
⑧ 小木行政サービスセンター
基本構想にある「あゆす会館」への移転計画は、施設の特性や利用形態、
増築した場合の施設への影響などを精査した結果、不適当と判断しました。
社会教育施設である南佐渡離島センターの耐震診断の結果による補強及び
改修工事を施して、出張所機能を移転する計画と現在の位置に公民館機能を併
存した新たな庁舎を改築する計画を併行して進めます。
既存の「小木地区公民館」内にある情報通信機器(ヘッドエンド)は、改
築工事時に移転します。
⑨ 赤泊行政サービスセンター(赤泊総合文化会館)
効率的な行政運営を目指し、平成 22 年度に近隣の社会教育施設である赤泊
総合文化会館へ行政機能を移転し、複合施設として運営していることから、
現状のままとします。
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2
整備計画工程表
(上段年度)/(下段月)
庁舎名
平成26年度
6
9
12
平成27年度
3
6
9
平成28年度
12
3
大規模改修実施設計
両津支所
(佐渡島開発総合センター)
6
9
平成29年度
12
3
6
9
12
平成30年度
3
6
9
12
平成31年度
3
6
移転・業務開始
大規模改修工事
既存施設解体撤去・整地
新築工事
移転・業務開始
相川支所
既存施設解体撤去・整地
耐震診断
耐震・改修設計
耐震補強・改修工事
竣工・業務開始
耐震診断
耐震・改修設計
耐震補強・改修工事
竣工・業務開始
耐震診断
耐震・改修設計
耐震補強・改修工事
竣工・業務開始
羽茂支所
佐和田行政サービスセンター
- 18 -
新穂行政サービスセンター
改築設計
改築工事
移転・業務開始
既存施設解体撤去・整地
耐震診断
耐震・改修設計
耐震補強・改修工事
竣工・業務開始
畑野行政サービスセンター
改修実施設計
改修工事
竣工・業務開始
真野行政サービスセンター
耐震診断
小木行政サービスセンター
(南佐渡離島センター)
耐震・改修設計
改築設計
耐震補強・改修工事
移転・業務開始
既存施設解体及び
公民館棟へ移転
改築工事
移転・業務開始
公民館棟解体撤去・整地
赤泊総合文化会館へ移転完了 業務開始
赤泊行政サービスセンター
(赤泊総合文化会館)
- 18 -
9
12
3
用語解説
ユニバーサルデザイン
老若男女といった差異、障害・能力の有無にかかわ
らず、だれもが無理なく利用できる商品やサービス、
また、家や街などの設計。
グリーン庁舎
計画から建設、運用、解体に至るライフサイクル全
体を通じて、環境負荷の低減に配慮した官庁施設。
ワンストップサービス
一度の手続きで、必要とする関連作業をすべて完了
させられるように設計されたサービスのこと。
地方公共団体では、本庁舎、支所、出張所等のネッ
トワーク化や1箇所の窓口で届出・申請等の手続きを
行うことにより、他の内部機関における同様の手続き
が不要となる措置をとること。
オストメイト
病気や事故などにより消化管や尿管が損なわれたた
め、腹部などに排泄のための開口部を造設した人のこ
とをいう。
地域防災計画
佐渡市の地域における、市民生活に重大な影響を及
ぼすおそれのある自然災害等に対処するため、防災機
関がその有する機能を有効に発揮して、市民協力のも
とに市民の生命及び財産を災害から保護するとともに
被害の軽減を図り、社会の秩序の維持及び公共の福祉
に資することを目的として作られた計画。
フリーアクセスフロア
基礎となる床と増設した床の間で自由に配線・配管
できるよう2重にした床。レイアウトの変更や機器の
増設に対応しやすい。
オーニング
建物の外側に設置して、日差しを調節したり、雨を
よけたりする機能をもつ可動式テント。雨よけ、日よ
け、プライバシー保護、オープンスペース等の効果が
ある。
- 19 -
エネルギー使用の「見え
る化」方式
空調、照明、コンセントなど個々の設備のエネルギ
ー使用状況を把握し、エネルギー使用量の節約に努め
ること。
外断熱工法
コンクリート構造物など熱容量の大きい建物の外側
に断熱層を儲け、建物を外気から断熱して、建物の蓄
熱を逃がさないようにする工法。
新潟県おもいやり駐車
場制度
不同沈下
新潟県が平成 24 年1月より導入した、障がい者等用
駐車スペースの適正利用を図るための制度。
地盤のゆがみなどにより、基礎や構造物が傾いて沈
下すること。
特定共同企業体
特定された一つの建設工事を複数の建設業者が共同
に受注、施工することを目的として形成する事業組織
体のこと。
バリアフリー化
障がい者や高齢者等の社会生活弱者が、社会生活に
参加する上で生活の支障となる物理的な障害や、精神
的な障壁を取り除くための施策、若しくは具体的に障
害を取り除いた事物及び状態を指す用語。
- 20 -
参考資料1 新庁舎建設位置図
第2庁舎
建設地
現庁舎
金井コミュニティセンター
- 21 -
参考資料2 佐渡市新庁舎等建設・整備基本計画検討会議の検討経過
回
数
開催期日
検討内容
◎座長の選出
◎説明事項
第1回
平成 26 年4月 28 日
・基本構想について
・基本計画(案)の策定について
◎協議事項
・基本計画(案)の策定全体スケジュールについて
◎先進地視察
第2回
平成 26 年5月 26 日
・燕市役所(総務部用地管財課)
・新発田市役所(新庁舎建設課)
◎説明事項
・基本計画(素案)について
①新庁舎に必要な機能
第3回
平成 26 年6月 24 日
②新庁舎の敷地状況と利用計画
③新庁舎の建設計画
・協議事項
①新庁舎の規模並びに構造について
◎説明事項
・基本計画(素案)について
①支所・行政サービスセンターの整備
・現庁舎敷地の推定地質断面図について
第4回
平成 26 年7月 25 日
◎協議事項
・基本計画(素案)について
①新庁舎に必要な機能
②支所・行政サービスセンターの整備
③基本計画(案)策定までのスケジュール
◎説明事項
・基本計画(案)について
◎協議事項
第5回
平成 26 年8月6日
・基本計画(案)について
①新庁舎に必要な機能等のまとめ
②新庁舎の規模算定のまとめ
・パブリックコメントまでのスケジュール
◎説明事項
・基本計画(案)について
第6回
平成 26 年9月 17 日
・パブリックコメントでの意見等について
◎協議事項
・基本計画(案)のまとめ
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参考資料3 佐渡市新庁舎等建設・整備基本計画検討会議開催要綱
(趣旨)
第1条 この告示は、本市の新庁舎等建設・整備基本計画(以下「基本計画」という。)に
ついて、総合的な見地から意見又は助言を求めるための佐渡市新庁舎等建設・整備基本
計画検討会議(以下「会議」という。)を開催するために必要な事項を定める。
(検討事項)
第2条
会議の内容は、基本計画案の策定に際し、新庁舎等に必要な機能等について検討
を行う。
(参加者)
第3条 市長は、次に掲げる者のうちから会議への参加を求めるものとする。
⑴ 学識経験又は知識を有する者
⑵ 市民団体の代表者
⑶ 関係行政機関の職員
⑷ 前3号に掲げるもののほか、市長が必要と認める者
(運営)
第4条 会議の参加者は、その互選により会議を進行する座長を定めるものとする。
2
市長は、必要があると認めるときは、会議に関係者の出席を求め、その意見若しくは
説明を聴き、又は資料の提出を求めることができる。
(専門部会)
第5条
市長は、必要があると認めるときは、専門的な事項について検討するための専門
部会を開催することができる。
2
市長は、会議の参加者その他必要と認める者のうちから専門部会への参加を求めるも
のとする。
(開催期間)
第6条 会議の開催期間は、平成26年9月末までを目途とする。
(守秘義務)
第7条 会議及び専門部会(以下この条において「会議等」という。
)に出席した者は、こ
の会議等で知り得た秘密を漏らしてはならない。会議等が終了した後も、同様とする。
(庁内会議)
第8条
市長は、会議の運営等について事前に協議を行うために、庁内会議を開催するこ
とができる。
2
庁内会議は、基本計画の策定に必要であると市長が認める課の課長その他必要な職員
の出席により開催されるものとする。
(庶務)
第9条 会議の庶務は、財務課において処理する。
(その他)
第10条 この告示に定めるもののほか、会議の運営に関し必要な事項は、別に定める。
附 則
この告示は、平成26年4月1日から施行する。
- 23 -
参考資料4 佐渡市新庁舎等建設・整備基本計画検討会議 参加者名簿
団 体 名
部
1
新潟大学工学部
2
伝統文化と環境福祉の専門学校
3
新潟県土木部都市局
営
4
佐渡市防災会議
5
佐渡市景観審議会
6
佐渡市地域公共交通活性化協議会
7
門
氏
名
備
考
都市づくり
黒 野
弘 靖
学識経験者
町並み・景観
杉 崎
善 次
学識経験者
繕
石 塚
元
防
災
齋 藤
英 夫
専門会議
景
観
髙 橋
保
専門会議
地域公共交通
大 嶋
德 之
専門会議
佐渡市都市計画審議会
都市計画
長谷川
英 夫
専門会議
8
佐渡市連合婦人会
女
性
児 玉
トシ子
市民団体の代表者
9
佐渡市消費者協会
女
性
山 本
初 子
市民団体の代表者
10
NPO法人エコひびき佐渡
山 城
利 顕
市民団体の代表者
地域づくり
- 24 -
関係行政機関職員
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