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19 チューリップの球根

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19 チューリップの球根
4年生のどうとく 64・65ページ
19 チューリップの球根
●今日の道徳の授業のねらい
働くことの大切さに気づき、進んで働こうとする態度を養う。
●お話のあらすじ
せっかくの日曜日なのに、都合の悪い両親に代わって、なおきは町内の花壇の球根植え
に参加することになった。はじめは頑張ってやろうと思ったのだが、あまりの辛さにやめ
たくなる。そのとき友達のいさお君に、「頑張ろうよ。」と励まされて、最後まで何とかや
り通した。別の花壇にはサルビアが咲いていたが、それを見て、春にはチューリップがき
れいに咲くだろうと思うと、なおきはうれしくなり、いさお君の家のほうにかけていった。
●子供の様子と学校での指導
働くということは、本来あまり楽しいものといえないのかもしれません。子供たちも、
なかなか進んで働こうとはしないのが現状です。
けれども、人間が人間としてより善く生きていくために、自分の仕事に誇りと喜びを見
いだし、生きがいをもって仕事に取り組むということはとても大切なことです。つまり、
勤労は、単に生活の糧を得るためだけに行われるものではなく、自分に課せられた社会的
責任を果たすという意味においても重要視されなければなりません。
そこで、自分の仕事をやり遂げた成就感や他の人のために役立てる喜びを多く体験させ、
進んで働こうとする態度をはぐくみたいと考えています。
●家庭で話し合ってほしいこと
なぜ、人間は働かなければならないのかを、各家庭においてもう1度確認してほしいと
思います。
そのときに、進んで働くことの大切さ、他の人のために役に立つことのすばらしさにま
で話題を広げながら話し合えるとよいと思います。
今までに、他の人のためになるような仕事をしたことがあるかということも、話し合っ
てほしいと思います。お子さんにそのような体験がないときには、ご家族の方が今までに
してきたボランティア体験などを話し、その意味を話してあげることも効果的だと思いま
す。
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