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小次郎講師の実践チャート分析第17回

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小次郎講師の実践チャート分析第17回
小次郎講師の実践チャート分析第17回
「チャート分析で読み解く
今市場で何が起こっているか?」
(8/27分析)
===秘伝のチャート分析特別編===
皆さん、こんにちは。
小次郎講師です。
助手のムサシです。よろしくお願いします。
さて、さらに激動が増した1ヶ月だったが皆さんは大丈夫だったかな?
こういうときは資金管理・リスク管理がきちんと出来ているか出来てい
ないかが運命を分ける。是非、気を付けて。
株式・為替・コモディティとも暴落の連鎖でしたね。
さて、市場に何が起きているのかをチャートとともにみていこう。
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よろしくお願いします。
【1、世界の株価指数を見てみよう】
まずはNYダウの週足を見てみよう。
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今回の下げが8月からスタートするまで長期安定上昇をしていたのがわ
かる。
6年以上も上げ続けていたんですね?しかも実に安定上昇だ。
だね。他の国の株価指数も見てみよう。
下はFTSE100、イギリスの平均株価だ。
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次はDAX。ドイツの平均株価だ。
次ページにフランスの平均株価
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そして中国の平均株価だ。
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世界中で上昇してますね。
そして日本。
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日本の上昇はアベノミクスが始まってから。
ということで3年弱の上昇。
しかし、上昇幅はスタート時の3倍近くと大きい。
こうやって見るとやっぱり世界的株高だったんですね。
そうだね。ところで・・・
質問するが、この間世界は未曾有の好景気だっただろうか?
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いえ、そんな感じはしません。
日本もずっとデフレで苦しんでいたのが解決していませんし。
だね。あるアナリストがこう言った。
今から100年後、後世の人が現在の世界の株価チャートを見たら、
2010年から2015年を歴史的好景気の時代と勘違いをするだろうね
と。
ですね。ひょっとしたら「平成景気」などと名付けられちゃううかもし
れない。
ところが渦中にいる我々はそんな好景気というものは全然感じていな
い。
まあ、若干いいのはアメリカくらいですね。
それなのに何故、株価が上がっているのか?それは、景気が悪いから金
融緩和をしている。市中にはお金がじゃぶじゃぶとある。
本来なら、そのお金は研究開発や工場の拡大に使わなければいけないの
だが、売れないものを作ってもしょうがないのでお金が使われない。
そのお金が株式市場に流れて、不景気の株高という不思議な状態になっ
てしまった。
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政府は株が高くなったら景気も良くなるなんて、甘い観測をしてますよ
ね。
本来は景気が良くなって株が上がるが筋なのに、株をまず上げれば、後
から景気がよくなってくると思っている。
そんなに簡単なものじゃない。
ということで、世界は既にバブルだったのだ。
この事実を認識しておくことが大事。
そこへきてギリシャ問題、中国問題が勃発した。で、先ほどの長期上昇
の各チャートがどうなったか、じっくりと見てもらいたい。
今度は日足だ。
【2、暴落をはじめた世界の株価】
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まさに世界同時株安ですね。
で、起きたことはしょうがない。
今後がどうなるのかということを分析したい。
今までの中でわかることを整理する。
【チャートからわかること】
・世界はこの6年くらい、長期株高だった。
(不景気の中の金融緩和による株高)
・今回の下げは中国や日本だけでなく、世界同時株安である。
・今回の下げは上昇過程の押し目というレベルではない。
・実は4月くらいからじわじわ下げだしたものがここへ来て、暴落した。
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確かに、日経225以外はこの暴落の前から下がってきていますね。
上昇相場に陰りが出ていたところに悪材料が出て、暴落につながったと
いうのが事実。
それが為替に影響し、コモディティにも影響をしている。
尋常な下げではないということがわかる。
尋常な下げでないとすると、どういったことが分析出来るんですか?
短期間には終わらないということ。
空前絶後の下げが一瞬で終わり、1ヶ月後には元の相場に戻ってました
ということはほとんどない。下げ止まりのためには下げ幅とともに、日
柄が必要となる。
むしろ日柄の方が重要だったりする。
日柄!?経過日数のことですね?
すると短期間に戻るということはなかなか考えられないと。
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唯一、画期的な経済対策が出て、ムードががらっとかわるという可能性
がある。
しかし、今回は世界的な問題なので、その画期的対策というのがなかな
かない。中途半端な経済対策では焼け石に水で、若干の買い戻しが入っ
た後に、さらに下がってしまうことになる。
難しい局面だ。
とすると、しばらくは投資はやめておいた方がいいと?
とんでもない。
今こそ、投資のチャンス。コモディティやFXは買いも売りも出来るぞ。
株式でも先物取引では売りが出来ますね。
我々投資家にとって、価格が動かないということが一番の敵。
今こそは価格が大きく動くというチャンスであるし、世の中が不安であ
ればあるほど、投資によってリスクヘッジをしなければいけない。
そうですね。今こそ、思い切って仕掛けてみましょう。
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但し、通常より値動きが大きいのだから、資金管理・リスク管理はしっ
かりとしてね。
当面は戻り売りと思った方がいいんですね。
予想はよそう!だ。流れについていこう。
但し、先ほども言ったが世界中の人がびっくりするような経済対策が出
てこない限り、この問題は短期間で終わらない。
何もなかったけど、気がつけば元の値段に戻っていましたということは
考えにくい。
そして、一歩間違えれば、リーマンショック以上の影響もあるというこ
とを頭においてトレードをする必要がある。
では最高のチャンスがやってきたという考えで、資金管理・リスク管理
をしながら、果敢に仕掛けていきます。
そういうこと。本日はここまで。
お疲れ様でした。
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起立・礼
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