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寄附金税制が変わりました(ふるさと納税制度)

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寄附金税制が変わりました(ふるさと納税制度)
寄附金税制が変わりました(ふるさと納税制度)
平成21年度から市・県民税の寄附金税制が拡充されました。これまでの税率を乗じる前の所得金額から一定額を差し引く
「所得控除方式」から、税率を乗じた後の算出税額から一定の限度額まで差し引く「税額控除方式」に改められました。また、
比較的少額の寄附に対しても控除が受けられるよう、適用下限額が10万円から5千円に大幅に引き下げられました。
○変更点
変 更 前
対象となる寄附金
変 更 後
①都道府県・市区町村
②住所地の都道府県共同募金会
③住所地の日本赤十字社支部
左記の①~③に住所地の都道府県又は市区町村の条例で指定する寄附金が
追加されました。
※現在、兵庫県及び明石市の条例で指定する寄附金はありません。
控除方式
所得控除方式
税額控除方式
寄附金の上限額
総所得金額等の25%
総所得金額等の30%
㋐㋑の合計額が市・県民税の所得割額から控除されます。
㋐基本控除額
(寄附金合計額-5千円)×10%
計算方法
「寄附金合計額-10万円」を ㋑特例控除額(都道府県・市区町村に対する寄附金のみ適用)
所得控除
(寄附金額-5千円)×(90%-所得税の税率※)
ただし㋑の金額については所得割額の10%が上限です。
※所得税の税率は、所得税計算に用いた税率のうち、最も高いもので
計算します(分離課税所得がある方はお問い合わせください)。
○手続き
寄附金税額控除を受けるには、所得税の確定申告(所得税が課税されず市・県民税の所得割額が課税される方は市・県民税
の申告)が必要です。申告の際には、寄附金領収書(受領書)等が必要ですので、申告の時期まで大切に保管してください。
○計算例(下記の条件の場合の寄附金税額控除額の計算例です。)
条件
・給与収入:700万円 扶養親族:配偶者と子供2名(うち特定扶養親族1名)
・市・県民税所得割額額:293,500円(一定の社会保険料が控除されているものとして計算しています)
・都道府県又は市区町村への寄附金額:40,000円 ・所得税の税率:10%
㋐基本控除額
(40,000円-5,000円)×10%=3,500円
㋑特例控除額
(40,000円-5,000円)×(90%-10%)=28,000円(所得割額の10%の金額が限度)
㋐3,500円+㋑28,000円=31,500円が市・県民税の所得割額から減額されます。
【参考】 所得税で減額される金額
(40,000円-5,000円)×10%=3,500円
寄 附 金 40,000円
適用下限額
5,000円
適用対象外
市・県民税の所得割額から控除 31,500円
㋐基本控除額
3,500円
㋑特例控除額 28,000円
市・県民税と所得税を合わせて35,000円が減額されます
○ご注意
・市・県民税の所得割額が課税されない方は寄附金税額控除を受けることができません。
・ふるさと納税を装った詐欺行為等には、十分ご注意ください。
所得税で減額
3,500円
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