Comments
Description
Transcript
千歳市商業振興 千歳市商業振興プラン プラン プラン
千歳市商業振興プラン ~心がかよい 魅力あふれる 商業振興をめざして~ 平成23 平成23年 23年3月 千 歳 市 は じ め に 平成 22 年の国勢調査は、日本が人口減少社会に入って初めての調査となりま したが、千歳市は、この速報値において人口が 93,630 人となり、前回の平成 17 年調査時の 91,437 人と比較して、人数では 2,193 人、比率では 2.4%の増加と なるなど、道央圏の中核都市として着実に発展を続けています。 一方で、世帯数の増加率が 7.1%と人口の延び率に対して約3倍となっており、 これは核家族世帯や高齢者の単身者世帯の増加などが要因として考えられ、こ うしたことからも、少子高齢化などを背景として中長期的には消費需要の減少 が予想されるところであります。 さらに、高度情報化の急速な発展や経済のグローバル化など、社会経済状況 が変化する中で商業を取り巻く環境は、経営環境の変化、消費者意識や行動の 変化、個店や商店街の弱体化など、時代の潮流とともに厳しさを増しておりま す。 このような中、市民が生活、活動、交流する「まちの顔」として、中心市街 地の活性化は市政の大きな課題であり、また、農商工連携の取組など新たな視 点での商業振興策が求められていることから、このたび「千歳市第6期総合計 画」における商業分野の個別計画として、この商業振興プランを策定いたしま した。 千歳市の商業の発展のためには、新たな消費者ニーズなどに対応するととも に、地域コミュニティの担い手となるような商業活動の活性化が必要であり、 今後とも『心がかよい 魅力あふれる 商業振興』の実現に向けて、商業者、 関係団体、行政などが連携し、千歳市の商業活性化を目指してまいりますので、 ご支援とご協力をいただきますようお願い申し上げます。 最後に、本プランの策定にあたり、数多くのご意見・ご提言をいただきまし た「千歳市商業振興懇話会」の委員の皆さまをはじめ、各種アンケート調査に ご協力いただきました皆さまに心からお礼を申し上げます。 平成23年3月 千歳市長 目 次 第1章 千歳市商業振興プラン 千歳市商業振興プランの プランの策定に 策定に当たって 1 策定の背景・目的・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 2 3 位置づけ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 計画期間・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 4 策定体制・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 第2章 千歳市の 千歳市の概況 1 千歳市の位置・地勢・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 2 3 土地利用の基本方向・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 中心市街地の状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 4 千歳市の買回品購買状況・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9 5 「千歳市中心市街地活性化に関する市民アンケート」結果・・ 11 6 「商業に関する学生等アンケート」結果 ・・・・・・・・・・ 14 7 8 北海道を訪れる外国人観光客について・・・・・・・・・・・ 17 千歳市における観光客の状況について・・・・・・・・・・・ 18 第3章 商業を 商業を取り巻く現状と 現状と課題 1 商業を取り巻く現状・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19 (1) 経営環境の変化 (2) (3) 消費者の意識と行動 個店や商店街の弱体化 2 今後の課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21 (1) 個店・商店街の活性化に関する課題 (2) (3) 中心市街地の活性化に関する課題 買い物環境の充実に関する課題 (4) 中小企業者等の活性化に関する課題 (5) 地域資源の有効活用に関する課題 第4章 基本目標 基本目標 ≪ 基本目標 ≫・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 基本目標1 基本目標1 商業機能の 商業機能の活性化 基本目標2 中小企業の 基本目標 2 中小企業 の経営支援 基本目標3 基本目標3 魅力ある 魅力ある地域特産品 ある地域特産品の 地域特産品の創出 ≪ 施策の 施策の体系 ≫・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23 24 第5章 施策の 施策の展開 ≪ 施策 施策の の方向性と 方向性と対応策 ≫・・・・・・・・・・・・・・・・・ 25 基本目標1 25 基本目標 1 商業機能の 商業機能の活性化・・・・・・・・・・・・・・・ 活性化 (1) 魅力ある個店・商店街の活性化 (2) (3) 「まちの顔」となる中心市街地の活性化 買い物環境の充実 基本目標2 基本目標2 中小企業の 中小企業の経営支援・・・・・・・・・・・・・・ 経営支援 (1) 中小企業者等の活性化 32 基本目標3 基本目標3 魅力ある 魅力ある地域特産品 ある地域特産品の 地域特産品の創出・・・・・・・・・・・ 創出 (1) 地域資源の有効活用 33 別 表 市が実施する 実施する主 する主な事業 1 2 資料編 商業振興プランを推進するために市が実施する主な事業・・ 中心市街地の環境整備に関連して市が実施する主な事業・・ (店舗面積 34 36 資料1 千歳市内大規模小売店舗 1 , 0 0 0㎡以上)・ 41 資料2 (1) 千歳市商業振興懇話会・・・・・・・・・・・・・・・ 千歳市商業振興懇話会設置要綱 42 (2) 千歳市商業振興懇話会委員名簿 資料3 策定経過・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 45 第1章 千歳市商業振興プラン 千歳市商業振興プランの プランの策定に 策定に当たって 1 策定の 策定の背景・ 背景・目的 日本の商業環境の動向は、少子高齢化の進展や人口減少社会の到来ととも に、車社会の定着や消費者ニーズの多様化、大型商業施設の郊外立地などの 社会・経済情勢により、中心市街地における商店街への来街者が減少し、多 くの市町村で「シャッター通り」と呼ばれる状況が発生しています。 そのような状況の中で、中心市街地の活性化に向けた画一的な解決策はな く、各地の商店街が独自の取組を継続的に行っているところです。 千歳市では、中心市街地における活性化に向けた取組を行うため、平成 12 年に「千歳市中心市街地活性化基本計画」を策定し、行政、商業者、住民等 が一体となって、中心市街地のコンセプトを『未来型都市を目指して』~ゆ め・まち・ちとせ~と定めて各種事業を展開してきましたが、ライフスタイ ルの多様化や通信販売市場の急成長など時代の潮流とともに商業環境も大き く変化しています。 その間、景気の低迷とともに、商店経営者の高齢化や後継者の不在など、 商業経営環境も悪化する傾向が見られ、活性化に向けた意欲も低下する傾向 にありますが、市民が生活、活動、交流する「まちの顔」として、中心市街 地の活性化は市政の大きな課題であり、また、商業や流通を取り巻く環境は 急速な社会経済状況の変動により厳しさを増しており、農業、工業、観光な どとの連携による取組や地域コミュニティの担い手として期待されるなど、 新たな視点での商業振興策が求められていることから、商業の活性化に向け た方向性を明確化し、今後の取組についての方針を示すため、 「千歳市商業振 興プラン」を策定するものです。 1 2 位置づけ 位置づけ 千歳市では、市における最上位計画である「千歳市第6期総合計画」に将 来都市像「みんなで生き生き 活力創造都市 ちとせ」を定めるとともに、 まちづくりの基本目標として「活力ある産業拠点のまち」や「都市機能が充 実したまち」などを掲げています。 商業振興プランは、その実現を図るための商業分野の個別計画に位置づけ て、商業振興に向けて取り組むための「施策の方向性と対応策」を示すもの です。 3 計画期間 「千歳市第6期総合計画」の計画期間は、平成 23 年度から平成 32 年度ま での 10 年間で、社会経済情勢の変化などを踏まえて中間年において進捗状況 等の点検を行い、必要に応じて見直しを行うこととなっていることから、商 業振興プランの計画期間は、平成 23 年度から平成 27 年度までの5年間とし ます。 4 策定体制 商業振興プランの策定に当たっては、中心市街地の利用状況や認識など、 活性化に向けた今後の取組を検討するための「千歳市中心市街地活性化に関 する市民アンケート」調査や、商業を取り巻く環境の変化や今後の動向を踏 まえて、高校生・専修学校生・大学生の若い方の意見を反映させるための「商 業に関する学生等アンケート」調査を実施するとともに、商業者や有識者、 関係団体、公募による市民で構成する「千歳市商業振興懇話会」を設置し、 千歳市における商業の現状を把握しながら商業振興施策についての貴重な意 見を踏まえて策定しました。 2 第2章 千歳市 千歳市の概況 1 千歳市の 千歳市の位置・ 位置・地勢 千歳市は、北海道の中南部・石狩平野の南端に位置し、市域は東西に細長 く西高東低の地形で、東側は由仁町、安平町に、西側は伊達市に、南側は苫 小牧市、白老町に、北側は札幌市、恵庭市、長沼町にそれぞれ隣接していま す。 西部は那須火山帯に属する 1,000m級の活火山が連なる山岳地帯で国立公 園支笏湖を形成しています。 支笏湖は周囲約 40km、最大水深が 360mを越すマユ型のカルデラ湖で、透 明度が高く日本最北の不凍湖として知られており、支笏湖に生息するヒメマ スはチップと呼ばれ、毎年6月からのチップ釣りは初夏の風物詩となってい ます。 この湖から流れ出る清流千歳川は、市街地を貫流し、日本海へと流れるサ ケの遡上母川として知られており、また、周囲には多くの湧水があり、その 中でも千歳川の支流である内別川源流部の湧水は、環境省の名水百選で知ら れる「ナイベツ川湧水」として有名で、千歳市民の飲み水となっています。 市域の中央部はほぼ平坦で、市街地をはじめ工業団地、飛行場、自衛隊駐 屯地・基地、農用地などに利用され、東部は丘陵地帯で農林業に活用されて います。 千歳市は太平洋と日本海の気象の影響を受ける分岐点に位置しており、夏 季の最高気温は 30 度程度、年間の平均気温は6度から8度で、内陸型のしの ぎやすい気候となっています。また、梅雨や台風の影響も少なく、年間降水 量は 900 ㎜から 1,000 ㎜程度で降雪量も道内では少ない地域で、風向は年間 をとおして南北に安定していることから、千歳飛行場と新千歳空港の滑走路 4本が並行となっています。 春・夏・秋・冬と四季折々変化する自然環境の中で生活することのできる 千歳市は、自然と交通の利便性が融合した北海道の中核都市です。 3 2 土地利用の 土地利用の基本方向(千歳市第6期総合計画より抜粋) 基本方向 千歳市は、東西に細長い行政区域を持ち、東から西に向かい、生産性の高 い「農業地域」、空港や鉄道を中心に人口の9割以上が居住する「都市地域」、 山岳、湖などの自然環境に恵まれた国立公園支笏湖をはじめとして広大な国 有林等を主とする「森林地域」及び「自然公園地域」で構成されています。 また、市街地の東・西・南の三方に防衛施設が位置しているとともに、国・ 公有地が総面積の約75%を占めていることなど、土地利用が制限されている ことが千歳市の特徴となっています。 近年の少子高齢化・人口減少、経済等のグローバル化、地球環境問題の進 行等を背景に、持続可能なまちの発展を目指すためには、自然環境の保全を 図りつつ、有効かつ適切な土地利用を進めていくことが重要です。 このことから、「都市地域」における土地利用の基本方向を次のとおりと します。 ● 市街地については、少子高齢化・人口減少の進展等の中で、環境への 負荷の少ない豊かで暮らしやすい都市形成を目指し、安全で快適な都市 生活のために必要な都市機能の適正配置や既存の施設・土地などの有効 活用、利便性の良い交通環境の確保を推進します。 ● 住宅系市街地及び商業系市街地については、拡大を抑制することとし、 未利用地の有効利用を推進することを基本とします。 ● 工業系市街地については、今後も企業誘致を推進し多様な産業の集積 を目指し、未利用地の有効活用を進めるほか、地域産業の活性化等を踏 まえ、新千歳空港周辺の都市的土地利用の可能性について検討します。 ● 自然災害などに対する安全性を高めるとともに、地域の実情を考慮し ながら、災害に強い都市構造の形成を図ります。 ● 良好な都市景観の創出などにより、美しくゆとりある都市環境の形成 を推進します。 4 3 中心市街地の 中心市街地の状況 (1)人口の 人口の推移 日本の人口は、出生率の低下による少子化が続いた結果、平成 17 年に 人口が減少する社会を迎えるとともに、人口の高齢化は急速に進んでおり、 世界一の長寿社会が実現する一方で、世界でも類を見ない急速な人口減少 と人口構造の変化は、経済社会のあり方に様々な影響を及ぼすといわれて います。 また、北海道においては、広域分散という地域構造と相まって、全国を 上回るスピードで人口減少、高齢化が進んでおり、労働力人口の減少や経 済の停滞に伴う生産活動の縮小、居住者の減少によるコミュニティ機能や 地方都市機能の低下などの課題が生じるものと考えられています。 千歳市においても例外ではなく、出生数は 1,000 人前後で推移している ものの死亡数は増加傾向にあることから、北海道内では、数少ない人口増 加都市であり一番若いまちと言われていますが、千歳市の人口の伸び率は 減少傾向にあります。 このような中で、中心市街地の居住人口は、平成 17 年まで減少していま したが、平成 18 年以降は横ばいの状態であり、中心市街地の居住人口減少 による空洞化が抑えられています。 今後も、公営住宅建替事業などにより中心市街地やその周辺へのまちなか 居住が推進され、人口回復が期待できます。 ※ 千歳市の人口の推移 各年4月1日現在(住民基本台帳) H12 年 H13 年 H14 年 H15 年 H16 年 H17 年 H18 年 H19 年 H20 年 H21 年 H22 年 88,126 88,472 88,679 89,477 89,976 90,507 91,242 91,808 92,017 92,393 92,785 ※ 中心市街地の人口の推移 (単位:人) 各年4月1日現在(住民基本台帳) (単位:人) H12 年 H13 年 H14 年 H15 年 H16 年 H17 年 H18 年 H19 年 H20 年 H21 年 H22 年 12,374 12,309 12,283 12,234 12,010 11,993 12,119 12,110 12,082 12,085 12,110 (中心市街地の区域として定めた町丁目の集計数値であり、町別総人口とは一致していない。 ) ※ 年齢階級別人口 平成 22 年4月1日現在(住民基本台帳) 年 少 人 口(0~14 歳): 生産年齢人口(15~64 歳): 13,946 人 62,953 人 (15.0%) (67.9%) 老 年 人 口(65 歳以上): 15,886 人 (17.1%) 5 (2)中心市街地の 中心市街地の通行量調査 通行量調査の 調査の推移 平成 13 年と平成 20 年の歩行者通行量調査を比較してみると、千歳駅前 で大きく増加しており、また、千歳タウンプラザ前も増加しています。 これは、千歳駅西口で平成 16 年にペウレ千歳が開業したことや、仲の橋 通り商店街で平成 17 年に千歳タウンプラザが開業したことによる増加と考 えられます。 一方、ニューサンロード内は平日に減少しているものの、日曜日は増加 傾向にあり、中心市街地全体の歩行者通行量は、平成 13 年から平成 16 年 にかけて増加していますが、平成 16 年から平成 20 年にかけては、ほぼ同 数となっています。 平日 9時~21 時までの1時間当たりの平均通行量(千歳商工会議所調べ) H13 と H20 の 区 分 H13 年9月 H16 年 10 月 H20 年 10 月 増減率 千歳駅前 95 人 214 人 222 人 133.7% 千歳タウンプラザ前 83 人 105 人 127 人 53.0% ニューサンロード内 97 人 50 人 51 人 △47.4% 合計 1,735 人 2,077 人 2,080 人 19.9% 分 H13 年9月 H16 年 10 月 H20 年 10 月 H13 と H20 の 増減率 23地点 日曜日 区 千歳駅前 79 人 190 人 226 人 186.1% 千歳タウンプラザ前 50 人 63 人 81 人 62.0% ニューサンロード内 24 人 49 人 34 人 41.7% 1,473 人 1,757 人 1,711 人 16.2% 23地点 ※ 合計 調査区域は、中心市街地地区にある商店街等で、仲の橋通り商店街(4 地点)、 ニューサンロード商店街(3 地点)、新川通商店街(4 地点)、新橋通商店街(3 地点)、錦町商店街(3 地点)、北新商店街(1 地点)、インディアン水車通り 商店街(1 地点)、駅前通り振興会(4 地点)の 23 地点で調査を実施。 6 (3)店舗数及び 店舗数及び年間商品販売額の 年間商品販売額の推移 商業統計調査による店舗数は、北海道全体では減少している中で、千歳 市全体では平成 14 年から平成 19 年にかけて僅かながら増加していますが、 中心市街地では、平成9年から平成 14 年、及び平成 14 年から平成 19 年に かけて大きく減少しています。 年間商品販売額は、千歳市全体では、平成9年から平成 14 年にかけて減 少していますが、平成 14 年から平成 19 年にかけては、減少幅は改善されて います。中心市街地においては、車社会の進展や大型店の立地など厳しい環 境により、平成9年から平成 14 年、及び平成 14 年から平成 19 年にかけて 大きく減少しています。 ※ 商業統計調査 〔 事業所(店舗)数 区 分 H9 H14 752 千歳市全体 北海道 ※ 年間商品販売額(億円) H19 H9 726 770 〔△ 3.5%〕 〔 6.1%〕 308 266 〔△16.3%〕 〔△13.6%〕 66,506 58,236 〔△ 7.5%〕 〔△12.4%〕 368 中心市街地 71,872 H14 1,971 H19 1,723 1,675 〔△12.6%〕 〔△ 2.8%〕 515 417 〔△12.4%〕 〔△19.0%〕 202,478 178,194 〔△15.4%〕 〔△12.0%〕 588 239,439 商業統計調査による地区別年間商品販売額 区 〕内は対前回増減率 〔 〕内は対前回増減率 年間商品販売額(億円) 分 H9 大型小売店(売場面積が 1,000 ㎡以上) 293 244 空港旅客ターミナルビル 7 H14 H19 349 301 〔19.1%〕 〔△13.8%〕 233 266 〔△4.5%〕 〔14.2%〕 ※ 平成 19 年商業統計調査による事業所数、従業者数と年間商品販売額の状況 区 分 事業所数 従業者数 売場面積 (人) (㎡) 年間商品 販売額 (億円) 卸 売 業 97 902 - 495 小 売 業 673 6,047 137,913 1,180 計 770 6,949 137,913 1,675 97 902 - 495 各種商品 1 5 - X 衣服・身の回り品 2 5 - X 農畜産物・水産物 15 166 - 43 食料・飲料 11 200 - 43 建築材料 14 116 - 66 化学製品 7 28 - 38 鉱物・金属材料 7 58 - 166 再生資源 2 39 - X 一般機械器具 8 60 - 37 15 108 - 45 電気機械器具 2 9 - X その他機械器具 1 8 - X - - - - 医薬品・化粧品等 2 3 - X 他に分類されない 10 97 - 34 673 6,047 137,913 1,180 4 641 26,946 116 織物・衣服・身の回り品 156 732 28,231 81 飲食料品 191 2,423 29,363 501 自動車・自転車 50 444 2,765 114 家具・じゅう器・機械器具 41 215 17,591 54 231 1,592 33,017 314 合 卸売業 自動車 家具・建具・じゅう器 小売業 各種商品 その他 ※ 飲食店を除く ※ Xは数値が秘匿されているもの 8 4 千歳市の 千歳市の買回品購買状況 札幌広域商圏は、札幌市を母都市とし、16市 24町 7村の約 287万人で構 成され、道内最大の広域商圏となっています。 札幌広域商圏には、札幌、小樽、岩内、倶知安、岩見沢、滝川のほかに、 新たに余市、江別、千歳の中小商圏が形成され、合わせて9中小商圏となっ ています。 千歳市の札幌市での買回品の購買率は10.4%であり、平成3年の13.1%よ り数値が下がっており、地元での買回品の購買率が81.7%と高くなっていま す。また、千歳市は札幌市での購買率が札幌広域商圏を構成する市町村のな かでも低くなっています。 千歳の中小商圏は千歳市と安平町で構成され、安平町は 46.8%が千歳市で 買回品が購買されています。 平成21年度北海道広域商圏動向調査(平成22年2月)より <調査実施時期> ※1 平成 21 年 10 月~11 月 北海道経済部商工局 買回品 商品を買うために複数の店を見て回り、価格やデザインなどを比較して 決める商品 ※2 札幌広域商圏の買回品の札幌市購買率 ( )内 平成3年 千歳市 10.4 (13.1)、 江別市 41.4 (48.3)、 北広島市 56.1 (63.5) 石狩市 58.8 (57.4)、恵庭市 25.3 (22.1)、 小樽市 19.1 (10.4) 岩見沢市 13.0 (11.5)、 夕張市 23.6 (27.3)、滝川市 7.5 (9.5) ※3 札幌広域商圏の買回品の流出率 【平成 21年度】 古平町 55.2 積丹町 48.0 仁木町 50.7 雨竜町 63.2 砂川市 46.1 上砂川町 41.1 歌志内市 赤平市 65.7 49.3 新十津川町 70.4 47.9 余市町 27.0 泊村 43.5 岩内町 20.3 46.4 石狩市 58.8 36.2 小樽市 19.1 共和町 24.9 58.6 島牧村 28.4 当別町 57.2 栗山町 28.5 江別市 41.4 南幌町 42.3 夕張市 23.6 蘭越町 28.6 ニセコ町 35.5 恵庭市 25.3 留寿都村 40.1 真狩村 30.3 京極町 39.6 喜茂別町 53.5 9 由仁町 23.9 長沼町 41.5 (95.8) 倶知安町 26.9 三笠市 65.5 岩見沢市 13.0 札幌市 寿都町 18.3 美唄市 51.0 奈井江町 浦臼町 62.4 神恵内村 月形町 70.2 芦別市 36.8 滝川市 7.5 赤井川村 新篠津村 千歳市 10.4 北広島市 56.1 安平町 46.8 ※3 平成21年千歳市商品別買い物場所の利用割合(区域内人口 区 分 93,500人) 最寄品(日常的に高い 頻度で購入する商品) 買回品(その商品を買うために複数の店を見て回 り、価格やデザインなどを比較して決める商品) 生 一 日 医 実 高 呉 服 飾 靴 時計・ 家 家 書 楽器・ 贈 鮮 般 用 療 用 級 服 品 ・ ・ メガネ 庭 具 籍 DVD 答 ソ DVD 食 食 雑 品 衣 衣 ・ ア ク カ カメラ 電 ・ ・ スポー 品 リ CD等 料 料 貨 ・ 料 料 寝 セサ バ 気 イン 文 品 品 具 リー ン 製 テリ 具 ア 化 粧 品 ツ用品 その他 合 計 ガ ビデオ ン のレン タル 品 千歳市 88.2 86.3 84.3 63.9 83.0 71.4 74.7 82.3 86.3 76.8 86.2 77.2 77.2 91.0 94.0 82.3 84.1 87.0 札幌市 2.0 3.6 4.6 25.9 8.3 21.0 14.8 12.8 7.7 16.0 7.7 12.9 8.8 1.3 0.5 8.6 1.5 2.0 恵庭市 2.5 2.3 3.6 2.2 1.5 0.5 2.6 0.7 0.6 2.0 1.4 1.4 3.2 0.9 0.7 2.2 6.5 4.4 苫小牧市 1.2 0.7 2.6 3.6 2.4 3.5 3.1 1.0 1.2 2.6 1.6 3.3 1.6 3.7 1.1 2.1 1.6 1.4 江別市 1.8 1.8 1.7 1.6 0.9 1.3 0.7 1.3 1.8 0.6 1.6 1.4 1.8 1.9 2.0 1.5 1.7 1.6 北広島市 1.0 0.2 0.2 0.0 0.3 0.1 0.0 0.3 0.9 0.0 1.6 0.1 0.1 0.2 0.4 0.6 0.6 通販・宅配 2.9 4.2 2.7 2.2 3.4 1.9 2.4 1.6 2.0 1.1 1.2 2.1 6.4 0.5 1.2 2.5 3.3 2.4 その他 0.4 1.0 0.3 0.6 0.1 0.3 1.5 0.2 0.2 0.2 0.0 0.9 0.7 0.4 0.5 0.7 0.5 総 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 計 平成3年 区 分 区域内人口 79,877 人 生 一 日 医 実 高 呉 服 服 飾 靴 時計・ 家 家 書 楽器・ 贈 鮮 般 用 療 用 級 ・ 品 ・ ・ メガネ 庭 具 籍 CD・ 答 食 食 雑 品 衣 衣 反 物 ア ク カ カメラ 電 ・ ・ スポー 品 料 料 貨 ・ 料 料 品 品 化 ・ セサ バ 気 寝具 リー ン 製 イン 文 テリ 具 品 ア 粧 合 ツ用品 計 品 千歳市 85.9 87.9 78.8 83.3 67.9 49.2 69.9 59.9 65.5 76.7 79.0 65.0 82.5 70.5 71.3 72.9 札幌市 1.2 1.1 6.0 1.4 6.9 26.8 8.9 20.7 13.0 9.8 2.7 9.5 5.9 11.8 12.1 9.1 恵庭市 6.4 5.2 7.6 2.7 9.9 9.2 5.4 8.0 9.9 4.8 6.2 6.8 5.9 5.1 5.0 6.6 苫小牧市 1.8 2.1 2.9 0.9 6.5 11.0 4.9 7.0 8.1 4.7 4.7 4.6 3.1 4.9 3.2 4.7 通信販売 その他 1.0 0.9 1.7 3.8 7.9 2.7 2.9 2.4 1.4 1.1 0.3 1.8 0.3 0.9 2.2 2.1 3.7 2.8 3.0 7.9 0.9 1.1 8.0 2.0 2.1 2.9 7.1 12.3 2.3 6.8 6.2 4.6 総 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 計 10 5 「千歳市中心市街地活性化に 千歳市中心市街地活性化に関する市民 する市民アンケート 市民アンケート」 アンケート」結果 (1)調査目的 このアンケート調査は、平成 12 年3月に策定した「千歳市中心市街地活 性化基本計画」の実行期間が平成 21 年度で終了することから、中心市街地 の利用状況や認識などを把握し、活性化に向けた今後の取組の参考とする ために実施しました。 (2)調査方法 調査の方法は、1年以上居住している 16 歳以上の市民 2,000 人を無作為 抽出して、平成 21 年7月に実施し、743 件(回収率 37.15%)の回答があ りました。 (3)調査結果 調査の結果、中心市街地は十分に活性化していないと感じている回答や 駅周辺を中心市街地と認識している回答が多く、楽しく買い物ができるよ うに魅力あるお店が集積するとともに、にぎわいを創出しながら来街者が 回遊できるような商業振興施策を図り、中心市街地全体を引き続き活性化 していく必要があります。 また、近郊他市の大型商業施設など市外で買い物をするとともに、イン ターネットショッピングなどによる通信販売の利用も多く、消費行動の多 様化、広域化が浸透しており、市内での買い物を推進することも重要です。 ① 市民の行動傾向 「中心市街地」へ出かける頻度は、「週に 2~3 回」22.2%、「ほぼ毎日」 20.6%、 「週に 1 回程度」20.2%であり、回答者の 63.0%が週に 1 回以上中 心市街地に出かけており、交通手段としては、 「自家用車」が 62.7%を占め る一方で、「バス」は 5.9%となっています。 ほとんど行かない 未回答 4.0% 1.1% 年に数回程度 ほぼ毎日 5.4% 20.6% 月に 1~2 回程度 13.5% 月に数回 13.0% 週に 2~3 回 22.2% 週に 1 回程度 20.2% 11 ② 中心市街地活性化 中心市街地の活性化の状況について、十分に活性化していると「思う」・ 「やや思う」を合わせると 10.1%であり、「あまり思わない」・「思わない」 を合わせると 66.6%となっています。 未回答 5.4% 思う 1.5% 思わない 25.8% やや思う 8.6% どちらともいえ ない 17.9% あまり思わない 40.8% 中心市街地活性化の必要性については、 「必要がある」の回答が 73.4%を 占めています。 必要ない 未回答 2.7% 5.1% 現状維持でよい 18.8% 必要がある 73.4% 12 中心市街地の今後の望ましい姿について、 「魅力的なお店があって、楽しく 買い物ができるまち」が 52.2%となっており、 「まちのにぎわい」のイメージ としては、 「店舗が多く買い物客が集まっている」、 「レジャーや娯楽を楽しめ る場所がある」が続いています。 若さあふれる まち 5.6% 歴史や文化を感じ る面影あるまち その他 1.4% 3.4% ロマンチックな 雰囲気が漂う まち 3.9% 高齢者や障がい 者が暮らしやす い 10.2% 魅力あるお店 52.2% 市民が集う憩い の空間 16.1% 飲食店が集まる グルメタウン 7.2% 千歳市の「中心」のイメージに一番近い場所については、回答者の 65.8% がJR千歳駅からポスフール千歳店近辺としており、「千歳タウンプラ ザ」・「もりもと本店付近」とした人は、29.2%となっています。 千歳市役所 1.3% 千歳高等学校 0.1% その他 1.6% 未回答 1.9% 千歳中学校 0.1% JR 千歳駅 34.5% ポスフール 千歳店 31.3% もりもと本店 付近 13.9% 千歳タウンプラザ 15.3% 13 6 「商業に 商業に関する学生 する学生等 学生等アンケート」 アンケート」結果 (1)調査目的 このアンケート調査は、商業振興プランの中に若い方の意見を反映させ るため、市内の高等学校、専修学校、大学に在籍する学生等に対して実施 しました。 (2)調査方法 調査の方法は、平成 22 年6月に調査票を配付し、高等学校生 390 人、専 修学校生 186 人、大学生 38 人、合計 614 人の学生等から回答がありまし た。 (3)調査結果 調査の結果、弁当や飲み物などの食料品は学校の近くで購入する傾向が あり、書籍や文具類、音楽CDやゲームなども千歳市内で購入する学生等 が多いものの、洋服などの衣料品は札幌市などの市外で購入する学生等が 多くなっており、若者に魅力ある衣料品の品揃えが求められています。 インターネットショッピング等の利用状況は、約半数の学生等が利用し た経験があり、主に「本・DVD・CD・ゲーム」を購入しているものの、 利用回数は年に数回程度となっています。 また、中心市街地のにぎわい創出については、若者が遊べる娯楽施設や 友人と集まることのできる飲食店の充実を挙げています。 ① 学生等が買物をする場所について 「弁当や飲み物」は、市内で購入する人は 77.9%であり、学校に近い場 所で購入する傾向があり、また、市内居住者は、ほとんどの人が市内で購 入しています。 弁当や 弁当や飲み物 その他 苫小牧市 0.5% 未回答 1.1% 3.7% 北広島市 2.4% 恵庭市 9.3% 札幌市 5.1% 千歳市内 77.9% 14 「書籍や文具類」は、市内で購入する人が 68.1%で、札幌市 13.2%と続 き、市内居住者に限定すると、87.2%の人が市内で購入しています。 書籍や 書籍や文具類 その他 2.1% 未回答 3.6% 苫小牧市 1.8% 北広島市 2.1% 恵庭市 9.1% 札幌市 13.2% 千歳市内 68.1% 「洋服などの衣料」は、他の商品に比べて市内で購入する人の割合は 43.7% と低くなり、札幌市での購入が 35.8%となっています。 洋服などの 洋服などの衣料 などの衣料 未回答 苫小牧市 その他 6.7% 3.6% 3.1% 北広島市 1.1% 千歳市内 43.7% 恵庭市 6.0% 札幌市 35.8% 「音楽CDやゲーム」は、市内で購入する人が 55.2%となっており、札 幌市が 21.0%と続いています。 音楽CD 音楽CDや CDやゲーム その他 苫小牧市 2.9% 2.6% 北広島市 1.6% 未回答 6.9% 恵庭市 9.8% 千歳市内 55.2% 札幌市 21.0% 15 ② インターネットショッピング、インターネットオークションの利用状況 については、約半数(310 人)の人が「利用したことがある」と回答し、利 用者のうち、年に数回の利用が 61.3%、月に数回の利用が 34.5%、週に数 回の利用が 2.6%となっています。 インターネットショッピング等 インターネットショッピング等の利用回数 週に数回 2.6% 未回答 1.6% 月に数回 34.5% 年に数回 61.3% また、購入商品としては、 「本・DVD・CD・ゲーム」が最も多く、 「衣 料・服飾品」、「生活雑貨・家具・インテリア」、「電化製品」と続いていま す。 インターネットで インターネットで購入したことがある 購入したことがある商品 したことがある商品 食品・飲料 32 本・DVD ・CD・ゲーム 213 衣料・服飾品 118 電化製品 83 化粧品・美容品 58 86 生活雑貨・家具・インテリア 27 その他 0 50 16 100 150 200 250 7 北海道を 北海道を訪れる外国人観光客 れる外国人観光客について 外国人観光客について (1)国・地域別訪日外国人来道者数 … 下表 国・地域別の来道観光客数は、平成 15 年度から平成 20 年度にかけて大 きく増加しており、特に台湾、韓国、香港などのアジアから多くの観光客 が北海道に訪れていますが、平成 21 年度は、世界的な景気後退の影響など により減少傾向にあります。 このような中で、平成 22 年3月には、新千歳空港国際線旅客ターミナル ビルが供用開始となり、外国航空会社の乗り入れ制限の緩和措置などによ り、路線の多いアジア圏からの観光客を中心に外国人観光客が増加するこ とが予想されます。 (2)中国人の観光客 中国の個人観光客向けの査証(ビザ)の発給対象が、平成 22 年7月以降、 年収 25 万元(約 330 万円)の富裕層から中間所得層まで広がったことから 〔年収約6万元(約 80 万円)以上の収入がある者など〕、特に中国人観光 客は、これまでの 10 倍の約 1,600 万人になると見込まれています。 ※ 平成 21 年の中国の都市住民1人当たりの年間可処分所得は約1万7千元 (約 23 万円)となっています。 国・地域別 来道観光客推移 (北海道経済部観光局調べ) (単位:人) 区 分 平成 10 年度 平成 15 年度 平成 20 年度 平成 21 年度 (1998年度) (2003年度) (2008年度) (2009年度) アジア 中国 1,900 5,800 47,400 92,700 韓国 10,800 61,200 139,100 135,300 台湾 93,700 119,750 227,600 180,850 香港 15,200 56,600 126,000 127,550 シンガポール 1,450 4,000 45,300 40,450 マレーシア - - 10,300 8,400 タイ - - 3,800 6,300 その他 3,650 4,200 8,800 10,550 米国 8,100 7,850 14,350 12,700 ロシア 5,700 6,950 6,900 5,050 オーストラリア 2,600 7,550 29,450 32,100 その他(不明含む) 27,200 19,880 30,150 23,400 合計 170,300 293,780 689,150 675,350 17 8 千歳市における 千歳市における観光客 における観光客の 観光客の状況について 状況について (1)千歳市の観光入込客数の状況 千歳市全体の観光入込客数は、平成 16 年度までは 200 万人弱で推移して きましたが、平成 17 年4月に南千歳駅隣接地にアウトレットモールが開業 したことから大きく増加し、400 万人を超えるようになりました。 《千歳市全体の観光入込客数の推移》 資料:千歳市資料 (2)千歳市における外国人宿泊客の状況 平成 21 年度の千歳市に宿泊した外国人宿泊客延べ数は、年間 44,059 人 となっており、国・地域別に見ると、「中国」が 12,078 人で最も多く、以 下「シンガポール」が 7,793 人、 「アメリカ」が 6,582 人の順となっていま す。 《千歳市における外国人宿泊客延べ数:国・地域別集計》 国・地域 (単位:人) アジア 中国 韓国 台湾 香港 年度 シンガ ポール ヨーロッパ アメリカ オースト ラリア その他 計 不明 平成 16 1,276 1,134 6,183 2,999 3,062 1,213 4,254 518 1,461 22,100 平成 17 2,084 577 4,973 1,999 2,948 1,259 2,319 622 2,091 18,872 平成 18 1,853 1,970 3,393 1,631 3,081 1,771 2,043 629 9,173 25,544 平成 19 3,964 2,521 2,703 1,265 10,937 2,011 2,512 997 6,144 33,054 平成 20 5,868 2,006 2,274 1,755 7,775 1,929 4,221 1,008 7,030 33,866 平成 21 12,078 2,912 1,402 1,775 7,793 1,884 6,582 1,638 7,995 44,059 資料:千歳市資料 18 第3章 商業を 商業を取り巻く現状と 現状と課題 1 商業を 商業を取り巻く現状 日本の経済は、バブルの崩壊から低迷を続けているとともに、高度情報化や 少子高齢化の進展、環境問題への対応や地域間競争の激化など、経済全般にわ たり大きな変革期を迎えています。 また、アジアを中心とした外需や緊急経済対策をはじめとする政策の効果等 により、持ち直してきたものの依然として厳しい状況にあり、特に、新卒者・ 若年者の雇用環境は悪化し、失業率が高水準にあるなど厳しい雇用情勢が続き、 デフレ終結に向けた経済の基盤は未だ脆弱な状況にあります。 さらに、内外金利差の縮小等から急速な円高が進行しており、円高には輸入 価格の低下による企業収益の増加要因となるほか、国内投資家や消費者の購買 力の増加につながるなどのメリットもある一方で、円高の進行・長期化は、外 需の減少、設備投資や雇用の停滞、更には企業の海外移転等を通じて、経済成 長の下押し要因となっています。 このような中で、商業を取り巻く現状は、車社会の進展や消費者ニーズの多 様化など、急速な社会経済状況の変動により厳しさを増し、従来からの商店街 を立地基盤としていた小規模小売店舗が減少する一方で、郊外の大規模小売店 舗の増加やネットショッピングの拡大などにより商業集積の分布が変化してい ます。 特に通信販売市場は急成長しており、平成 20 年度の全国の売上高は8兆円強 とコンビニエンスストアや百貨店の規模を超えたと報道され、テレビショッピ ングやインターネット経由での注文が高まるなど、通信販売市場の成長は平成 12 年度の3倍強に膨らんでおり、働く女性や高齢者の増加、自宅で買い物を済 まそうとする傾向など、消費構造の変化を伴いながら今後も成長が続くと伝え られています。 また、このテレビやインターネット等による通信販売の成長が商店街活動に も影響を及ぼしており、商店街への来街者の減少が商店の減少による空き店舗 の増加と商店街の組織力を低下させる悪循環を導くとともに、商店経営者の高 齢化や後継者の不足などにより商業者の事業活性化に取り組む意欲が低下し、 従来からの商店街の形態を維持することが困難となっています。 19 (1)経営環境の 経営環境の変化 商業を取り巻く環境は、車社会の進展やインターネットをはじめとする 高度情報化の急速な発展、消費者の価値観が多様化するなどの影響を受け、 大きく変化しています。 また、全国的な人口減少や少子高齢化が進展し、経済規模の縮小や労働 人口の減少などにより経営環境の悪化が懸念されるとともに、交通機能の 向上などにより、商業の都市間競争が更に激しくなっています。 (2)消費者の 消費者の意識と 意識と行動 消費者意識は、長引く景気の低迷などにより低価格志向を求めるととも に、食品を中心とした商品の安全性など健康志向が高まっています。 ライフスタイルは、画一性・均一性からファミリー世帯や若者、共働き の世帯、高齢者だけの世帯など、世帯構成により買い物の時間帯や利用す る店の業態が多様化しています。 通信販売やネットショッピングの普及により、全国から様々な商品の情 報を入手し、購入する選択肢が広がっています。 (3)個店や 個店や商店街の 商店街の弱体化 中心市街地は、地域住民の交流の場として、また、 「まちの顔」として様々 な商業活動が行われてきましたが、車社会の進展や郊外型店舗の増加、消 費者の価値観・購買動向の変化とともに、個店経営者の高齢化や後継者不 足などにより店舗が減少し、商店街から買い物客が流出した「シャッター 通り」と呼ばれる状況が全国的にみられており、商店街が弱体化し地域社 会との関係も薄れてきています。 20 2 今後の 今後の課題 千歳市は、千歳川、支笏湖など豊かな自然に恵まれ、また、優れた空・陸の 交通拠点機能を生かして多種多様な企業の工業集積が進み、北海道では数少な い人口増加都市で平均年齢も一番若いまちという特徴はあるものの、商業を取 り巻く現状は厳しく、以下の課題があります。 (1)個店・ 個店・商店街の 商店街の活性化に 活性化に関する課題 する課題 ● 店舗経営者の高齢化や後継者不足が商店街全体の活気を失わせ、また、 商店街への来街者の減少が商店の減少と商店街の組織力を低下させる悪循 環を招いており、集客を図る独自の商業活動を展開し、魅力ある商店街づ くりに取り組むことが課題となっています。 ● 商店街の利用者の減少は、大型店の影響や景気の低迷などの外的要因に よるものと、 「価格」や「品揃え」、 「業種構成」などの内的要因によるもの が相乗しているとともに、テレビショッピングやインターネットによる通 信販売の成長が、商店街活動にも影響を及ぼしており、商店街が活性化す るためには、次世代を担う人材の育成やオリジナル商品を生み出すための 取組など、個店が元気を取り戻すことが課題となっています。 ● 商店街は立地するその地域の人々にとって、商業機能として生活に必要 なものを身近な場所で提供するなど地域住民の生活基盤を支えるとともに、 地域コミュニティの中核として地域生活環境の重要な構成要素であり、社 会的機能としての役割を担うことも求められています。 (2)中心市街地の 中心市街地の活性化に 活性化に関する課題 する課題 ● 中心市街地は、地域住民の生活の場であるとともに、活動や交流の拠点 としての「まちの顔」でありますが、小売店舗数や商品販売額が減少して いるとともに、市民アンケート結果では、活性化が必要であると感じてい る回答が多くなっています。 このため、中心市街地のにぎわいの再生と魅力ある商業地の形成を目指 した各種事業に取り組んでいくことが求められています。 21 (3)買い物環境の 環境の充実に 充実に関する課題 する課題 ● 近年は、郊外に大規模な店舗を構え、広範な周辺地域から自家用車によ る来店を期待する大型店舗の小売業が伸張した時代であり、郊外型の大規 模店との競争や深刻な不況による経営難などから小規模な商店が撤退した ことによって全国的に商店街が衰退しましたが、少子高齢化や景気の悪化 が進む中、郊外型の大規模店の売上も落ち込んでおり、こうした形態のみ に頼っていくことの限界が見え始めてきています。 当市においても、郊外スーパーの閉店により、身近な場所で食料品等の 日常の買い物をすることが困難な状況に置かれている人々が増加していま す。 今後、少子高齢化などを背景に中長期的に消費需要は減少していくと考 えられ、既存の流通機能の弱体化や高齢のために自動車が運転できない等 の理由で買い物に困難を覚える人々の問題は、更に大きくなるのではない かと懸念されています。 (4)中小企業者等 中小企業者等の 者等の活性化に 活性化に関する課題 する課題 ● 中小企業は、経済活動をはじめ雇用の担い手などとして市民生活におい ても地域に密着した重要な役割を果たしており、中小企業の成長発展によ る地域経済活性化への貢献が大いに期待されるものでありますが、社会経 済状況の変化等により影響を受けやすいことから、国等の様々な助成制度 などを活用し、健全な経営や新たな事業展開、あるいは新規創業を行うた めの意欲的な取組が求められています。 (5)地域資源の 地域資源の有効活用に 有効活用に関する課題 する課題 ● 地域経済を活性化するためには、農産品や加工技術、歴史、自然などの 千歳市が持つ地域資源を有効に活用するとともに、産業の分野を横断し、 得意とする分野における知識や技術力を相互に連携させることにより、新 たな付加価値の向上を目指し、それを商業振興にどのように活かしていく かが課題となっています。 22 第4章 基本目標 基本目標 ≪ 基本目標 ≫ 基本目標1 基本目標1 商業機能の 商業機能の活性化 小売業や卸売業、サービス業などの商業活動は、他の産業分野ともつなが り多様な雇用を創出するとともに、地産地消の推進や市内買い物推進運動な どにより、地域経済の発展に大きな役割を果たしています。 また、「やさしい顔の見える商店街」として、高齢者や障がい者等に対し てハード面だけではなくソフト面を含めた心のバリアフリーや、若い力を活 用した商業機能の活性化が求められており、商業者や商工会議所、関係団体 等と連携を図りながら、新たな消費者ニーズなどに対応するとともに、地域 コミュニティの担い手となるような商業活動の活性化が必要です。 基本目標2 基本目標2 中小企業の 中小企業の経営支援 中小企業の振興を図ることは、地域経済の健全な発展や市民生活の向上に つながるものでありますが、中小企業を取り巻く環境は大変厳しい状況にあ り、市内中小企業者の経営指導や経営改善を図るとともに、事業資金の負担 軽減を行うことにより、経営の安定化を進めることが必要です。 基本目標3 基本目標3 魅力ある 魅力ある地域特産品 ある地域特産品の 地域特産品の創出 活力ある地域社会を構築するためには、農業や食品産業、関連産業、その 他異業種の連携による新たな加工技術の開発や地域食材を活用した新商品の 開発など、魅力ある地域特産品の創出と普及・啓発が必要です。 これらの3つの目標を柱としながら、「心がかよい 魅力あふれる 商業振興」 の実現に向けて千歳市の商業活性化を目指していきます。 基本目標1 商業機能の活性化 心がかよい 魅力あふれる 商業振興 基本目標2 基本目標3 中小企業の経営支援 魅力ある地域特産品の創出 23 ≪ 施策の 施策の体系 ≫ 商業振興プランにおける施策の体系は次に示すとおりです。 基本目標 基本目標1 目標1 商業機能の 商業機能の活性化 (1) 魅力ある 魅力ある個店 ある個店・ 個店・商店街の 商店街の活性化 ① 魅力 魅力ある ある個店 ある個店づくり 個店づくり ② 魅力ある 魅力ある商店街 ある商店街づくり 商店街づくり ③ 次世代を 次世代を担う人材や 人材や後継者の 後継者の育成 ④ 情報の 情報の収集・ 収集・発信 地域コミュニティ コミュニティづくり ⑤ 地域 コミュニティ づくり (2) 「まちの顔 まちの顔」となる中心市街地 となる中心市街地の 中心市街地の活性化 ① 中心市街地 中心市街地の のにぎわいづくりの充実 にぎわいづくりの充実 ② 中心市街地を 中心市街地を訪れる人 れる人への受 への受け入れ体制の 体制の充実 ③ 中心市街地の 中心市街地の環境整備の 環境整備の充実 (3) 買い物環境の 物環境の充実 ① 高齢者等 高齢者等に に対するサービス するサービスの サービスの充実 ② 地元消費の 地元消費の拡大 基本目標 基本目標2 目標2 中小企業の 中小企業の経営支援 (1) 中小企業者等 中小企業者等の 者等の活性化 ① 経営者 経営者の の意識改革 ② 中小企業者等の 中小企業者等の経営基盤強化 基本目標 基本目標3 目標3 魅力ある 魅力ある地域特産品 ある地域特産品の 地域特産品の創出 (1) 地域資源の 地域資源の有効活用 ① 地域 地域特産品 特産品の 特産品の創出 ② 地域特産品の 地域特産品の消費拡大 24 第5章 施策の 施策の展開 千歳市の商業の発展のためには、次に掲げる「施策の方向性と対応策」に ついて、商業者は、商業の活性化を自らの課題として受けとめるとともに、 自らが実施主体となって自主的に取り組む必要があります。市は、この商業 振興プランを計画的に推進していくため、商工会議所や関係団体などと連携 して、その取組を支援します。 ≪ 施策の 施策の方向性と 方向性と対応策 ≫ 基本目標1 基本目標1 商業機能の 商業機能の活性化 (1) 魅力ある 魅力ある個店 ある個店・ 個店・商店街の 商店街の活性化 個店や商店街は、消費者ニーズに対応した商品やサービスを提供する とともに、地域に住む人にとって身近な存在であり、コミュニティの重 要な一員として市民の交流や情報交換の場としての役割を果たしており、 このことを商業者自らが自覚し、魅力ある個店・商店街の活性化につな げていくことが重要です。 このため、魅力的で活力ある商業活動を展開していくとともに、次世 代を担う人材や後継者を育成し、市民の交流が生まれる地域コミュニテ ィの担い手としての取組を進めます。 【課題に 課題に対する対応策 する対応策】 対応策】 ① 魅力 魅力ある ある個店 ある個店づくり 個店づくり モノが豊富に揃い、消費者の価値観は多様化していることから、 「求める 商品」や「求めるサービス」など、ニーズに対応した商品を揃え、サービ スが行き届き、店の雰囲気が良いというような店が、お客様に満足を与え ます。 このため、足を運びたくなる、立ち寄ってみたいと感じるような魅力あ る店づくりに取り組みます。 25 【主な取組】 取組】 ア 来訪・入店・購買を誘導する心のこもった接客や、目玉商品・限定商品・ 店独自の逸品などオリジナル商品の開発を促進します。 イ 商品を紹介するためのホームページの作成など、インターネットを活用 したPRを促進します。 ② 魅力 魅力ある ある商店街 ある商店街づくり 商店街づくり 商店街が、より多くの利用者で賑わうためには、商店街は消費者ニーズ に対応し、楽しく快適に買い物ができる場になる必要があります。 消費者が満足する商品やサービスを提供し、地域に親しまれるイベント の開催など、商店街の活気づくりに取り組みます。 【主な取組】 取組】 ア 地域に親しまれる行事やイベントの開催など、商店街の活気づくりを促 進します。 イ 商店街を紹介するためのホームページの作成など、インターネットを活 用したPRを促進します。 ウ 商店街の魅力を増して活性化を図るため、商業活性化アドバイザー派遣 事業の活用を支援します。 ③ 次世代 次世代を を担う人材や 人材や後継者の 後継者の育成 社会情勢は大きく変化し、消費者ニーズも多様化していることから、こ のような商業環境の変化に対応するため、商業者自らの意識改革に取り組 むとともに、各個店が繁盛し、元気な商店街を維持するため、意欲的な後 継者の育成に取り組みます。 また、商店街が、市民生活に必要な商品、サービスを提供し、地域社会 とともにまちづくりを進めるため、商店街の次世代を担う人材の育成に取 り組みます。 【主な取組】 取組】 ア 商業活性化アドバイザーの派遣等を通して商業者の意識改革などを支援 します。 イ 次世代を担うリーダーや後継者の育成に向けた各種研修会・研究会等へ の参加を支援します。 26 ④ 情報 情報の の収集・ 収集・発信 多くの消費者に来店していただくために、 「求める商品」や「求めるサー ビス」の情報収集に取り組むとともに、お店の場所や品揃えなどの情報発 信に取り組みます。 また、商店街の魅力をより多くの消費者に広報するため、インターネッ トの活用などによる情報の発信に取り組みます。 【主な取組】 取組】 ア お客様が求めている商品や商店街などの取組に対する情報の収集を促進 します。 イ インターネットや地域情報誌などを活用した、店独自のオリジナル商品 や商店街独自の取組等の情報発信を促進します。 ⑤ 地域 地域コミュニティ コミュニティづくり コミュニティづくり 商店街は、市民の交流や情報交換など市民生活を支える役割や、地域コ ミュニティの場としての機能が求められており、高齢者や障がい者の地域 生活を支える役割や子育て世代に配慮したサービスの提供など、地域との 関わりを取り入れて多くの市民で賑わうとともに、ハード面だけではなく ソフト面を含め、心のバリアフリーに配慮した商店街づくりに取り組みま す。 【主な取組】 取組】 ア 地域コミュニティの担い手として、地域住民のニーズに基づく地域商店 街活性化事業への取組を支援します。 イ 福祉団体等との連携による人にやさしい商店街の形成を促進します。 27 (2) 「まちの顔 まちの顔」となる中心市街地 となる中心市街地の 中心市街地の活性化 中心市街地は、「まちの顔」として活性化が求められていることから、 空き店舗対策などの商業機能の充実や若い力を活用した各種イベントの 開催などにより、中心市街地への来街者を増やすとともに、国内外から の多くの観光客に対する情報の提供などによる市内への回遊性を高め、 多くの市民や観光客でにぎわうための環境づくりを進めます。 また、循環型コミュニティバスの運行やJR千歳駅を中心としたバス 路線網の整備を行っており、更に中心市街地のにぎわいを再生するため、 まちなか居住や憩いの空間の形成を推進するとともに、バリアフリーに 配慮した歩行者空間の創出など、来街しやすい環境の整備を進めます。 【課題に 課題に対する対応策 する対応策】 対応策】 ① 中心市街地 中心市街地のにぎわいづくりの のにぎわいづくりの充実 のにぎわいづくりの充実 中心市街地は、 「まちの顔」として買い物の場を提供するとともに、人が 集まりにぎわいの場としても存在しており、新規参入者などによる空き店 舗の活用や盆踊り大会などの伝統行事、季節のお祭りや新たなアイディア によるイベントの開催など、中心市街地のにぎわいづくりの充実により、 地域経済活動の中心にふさわしい中心市街地の活性化に取り組みます。 また、プランターやフラワーポットの設置による環境整備活動や「まち なかクリーン大作戦」による中心商店街美化清掃活動などに取り組みます。 【主な取組】 取組】 ア 盆踊り大会などの千歳市民夏まつりの開催を支援します。 イ 中心市街地の空き店舗対策や、にぎわいづくりを促進するイベントの開 催を支援します。 ウ 商店街振興組合連合会が行う駐車場対策事業や環境整備事業を支援しま す。 エ 中心市街地における商業の核施設「千歳タウンプラザ」の一部借上等を 支援します。 オ 集客力のある道の駅サーモンパーク千歳の再整備を進め、市街地地区の 更なる魅力づくりを推進します。 28 ② 中心市街地 中心市街地を を訪れる人 れる人への受 への受け入れ体制の 体制の充実 千歳市は、自然豊かな四季折々の支笏湖や体験農場、新千歳空港に近接し ているアウトレットモールや道の駅サーモンパーク千歳など、豊かな観光資 源に恵まれているとともに、新千歳空港や鉄道・道路などの交通ネットワー クが整備され、近年はアジア圏からの外国人観光客が増加しています。 特に中国においては、個人観光査証(ビザ)の発給条件が緩和されたこと から、今後は、より多くの観光客が見込まれます。 このため、中心市街地を訪れる来街者に対して案内表示の多言語化など、受 け入れ体制の充実に取り組みます。 【主な取組】 取組】 ア 外国人観光客へのホスピタリティを向上させるため、課題や対応策を検 討する組織を設置し、ニーズに対応した受け入れ体制の充実を支援します。 イ 国内外からの観光客等の来街者に対して多言語表記による商店街ガイド などにより、個店情報の発信を支援します。 ③ 中心市街地 中心市街地の の環境整備の 環境整備の充実 中心市街地が多くの人でにぎわい元気を取り戻すため、まちなか居住を進 めて居住人口を増やすとともに、民間事業者によるいずみ団地跡地の活用や 来街者が安心してくつろげる広場の確保、高齢者や障がい者等の交通弱者も 安心して歩行できる道路環境等の整備、JR千歳駅を拠点とした交通ネット ワークの充実、地域の生活環境を整備してコミュニティ活動を推進するなど、 中心市街地の環境整備に取り組みます。 【主な取組】 取組】 ア 中心市街地の人口を回復し、まちなか居住を推進するため、公営住宅の 建替事業を進めます。 イ いずみ団地跡地については、民間活力を導入しJR千歳駅東口周辺にふ さわしい土地利用を図ります。 ウ 市民や観光客の憩いの場として安全で安心な広場利用を確保するため、 千歳川の親水護岸を含むグリーンベルトの改修を進めます。 エ 安全性・快適性・利便性に優れた公共的空間を作るため、バリアフリー に配慮した道路整備を進めます。 オ 中心市街地におけるバス路線の安定確保と利用者ニーズに応じた地域交 通の充実に努めます。 カ 市民の交流活動の拠点となるコミュニティセンターの整備を進めます。 29 ※ 中心市街地 中心市街地の の範囲 商業振興プランにおける中心市街地の範囲は、 『千歳市商店街振興組合連合 会』を組織している8つの商店街振興組合等を含む範囲とし、平成 12 年に策 定した『千歳市中心市街地活性化基本計画』で定めた範囲を踏襲します。 インデ インディアン水車通 ィアン水車通り 水車通り商店街 JR 千歳駅 駅前通り 駅前通り振興会 グリーンベルト 仲の橋通り 橋通り商店街 市役所 市役所 千歳高校 ニューサンロード ニューサンロード商店街 新川通商店街 新橋通商店街 北新商店街 国道 36 号 錦町商店街 中心市街地の 中心市街地の区域 30 (3) 買い物環境の 環境の充実 高齢者や障がい者、子育て中のお母さんなど、外出や行動範囲が限ら れる人が安定的に日用品を購入できる買い物環境を維持するため、買い 物ニーズに対応したサービスの拡充を進めます。 【課題に 課題に対する対応策 する対応策】 対応策】 ① 高齢者等 高齢者等に に対するサービス するサービスの サービスの充実 人口減少社会の到来や少子高齢化が進展する中で、小売店舗の閉店など による買い物に困難を覚える地域の高齢者等が増えており、地域生活を支 える役割が商業者にも求められていることから、高齢者をはじめ外出や行 動範囲が限られる人が安心して日常生活を送ることができるサービスの拡 充に取り組みます。 【主な取組】 取組】 ア ネットスーパーなどにより商品を顧客に届ける宅配サービスや、商品を 見て購入してもらう移動販売などの取組を促します。 イ 買い物をするための移動手段として、公共交通機関を活用した取組を促 します。 ② 地元消費 地元消費の の拡大 地域経済の発展のためには、地域に住む人たちがお互いに協力し合うこ とが必要であることから、近隣の店舗を積極的に利用して買い支えるなど、 市内での買い物意識を高め、企業間の取引においても市内で行うとともに、 地元で生産されたものを地元で消費する、地産地消の推進に取り組みます。 【主な取組】 取組】 ア 地元商店での買い物や企業の取引も地元で行う「市内買い物推進運動」 を促進します。 イ 各種イベントなどを通じて、地域内の消費の拡大に向けた地産地消を推 進します。 31 基本目標2 基本目標2 中小企業の 中小企業の経営支援 (1) 中小企業者等の 中小企業者等の活性化 中小企業は地域の産業集積、商業集積の中核をなす存在であり、その 活躍は地域経済の活性化や雇用機会の創出に大きく貢献することから、 商工会議所が行う経営指導への支援をはじめ、経営体質改善や経営基盤 強化、店舗等の近代化などに向けた融資制度などを通じて、中小企業者 等の活力ある企業への発展と経営の安定化を進めます。 【課題に 課題に対する対応策 する対応策】 対応策】 ① 経営者 経営者の の意識改革 社会情勢は大きく変化し、価値観やニーズも多様化するなど、中小企業 を取り巻く環境の変化に対応するため、千歳中小企業相談所が行う経営相 談や経営指導をとおして経営者の意識改革に取り組みます。 【主な取組】 取組】 ア 金融相談や経営相談などの各種相談指導業務や経営改善に向けた情報提 供などを行う千歳中小企業相談所業務を支援します。 ② 中小企業者等 中小企業者等の の経営基盤強化 経営基盤強化 国や北海道を含めた運転資金や設備資金などの各種融資制度や助成制度 等を活用し、事業資金の負担軽減を行うことにより、中小企業者等の健全 育成に向けた経営基盤の強化に取り組みます。 【主な取組】 取組】 ア 運転資金・設備資金・新規開業支援資金などの制度融資の斡旋や、融資 に対する保証料を助成します。 イ 千歳市中小企業振興条例に基づく高度化事業や集団化事業などに対して 助成します。 32 基本目標3 基本目標3 魅力ある 魅力ある地域特産品 ある地域特産品の 地域特産品の創出 (1) 地域資源の 地域資源の有効活用 中小企業の維持発展のため、農商工連携による農畜産物などの高付加 価値化や差別化により、お互いの特性を生かした新商品の開発への取組 を進めるとともに、農畜産物や水産物などの地場生産品や工業製品等の 普及・啓発を進めます。 【課題に 課題に対する対応策 する対応策】 対応策】 ① 地域 地域特産品 特産品の 特産品の創出 地域の農畜産物などに産業の分野を越えた知識と技術力の連携により付 加価値をつけて、地域ならではの特産品を創出するため、商工業者や農業 関係者等が意見交換できる交流の場づくりを進めるなど、農商工異業種連 携による地域特産品の創出に取り組みます。 【主な取組】 取組】 ア 農商工異業種連携を進めるため、関係者等による意見交換会や講演会な どの普及啓発事業を支援します。 イ 農商工異業種連携による地域特産品創出への取組を支援します。 ② 地域 地域特産品 特産品の 特産品の消費拡大 市内で生産される農畜産物やヒメマスなどの水産資源、工業製品等の地 域特産品を広く紹介することにより、魅力ある千歳の特産品の普及啓発を 図るとともに、販売ルートの拡大や消費拡大、観光資源としてのPRに取 り組みます。 【主な取組】 取組】 ア 地域特産品の販売ルートの拡大や消費拡大に向けたイベントなどへの参 加を促進します。 33 別 表 市が実施する 実施する主 する主な事業 1 商業振興プラン 商業振興プランを プランを推進するために 推進するために市 するために市が実施する 実施する主 する主な事業 時代の潮流や商業を取り巻く社会情勢の変化に的確に対応するため、支援 事業等の見直しや新たな事業の創出を図りながら、次のような事業に取り組 んでいきます。 事 業 名 事 業 概 要 商店街振興事業補助 市民に交流の場を提供し地域社会での一体感の醸成を 図るとともに、地域に根ざした活気ある商店街づくりを 事業 進めるため、楽しい夏の思い出と魅力ある街づくりを目 的に開催される「千歳市民夏まつり」の各事業を支援し ます。 商店街振興組合連合 商店街振興組合連合会が担う公共的機能を確保し、市 商店街振興組合連 合 民生活の利便性の向上を図るため、駐車場対策事業や環 会補助事業 境整備事業、組織強化事業などの事業を支援します。 ・駐車場対策事業:空き店舗前の除排雪や駐車場確保 ・環境整備事業:プランターやフラワーポットの設置 ・組織強化事業:市振連事業全般を推進する事務局経費 中心市街地整備改善 中心市街地における商業の核施設として位置付けてい 事業 る「千歳タウンプラザ」の一部を借り上げて転貸するな ど、中心市街地のにぎわいを創出するための支援をしま す。 商業等活性化事業 商業等活性化事業 魅力ある中心市街地の再生に向け、新規開業者などに 家賃や広告宣伝費の一部等を支援する「空き店舗利用促 進事業」や商店街の来街者を増やす各種イベント等を支 援する「商店街にぎわい創出事業」の拡充、次世代を担 うリーダーの育成や商業活性化アドバイザーの派遣など により、商業等の活性化を推進します。 中小企業相談所支援 中小企業の振興に寄与するため、市内中小企業者等に 対し制度融資などの各種相談や経営改善・経営管理に関 事業 する指導、技術の向上、新事業開拓のための情報提供な ど、千歳商工会議所内に設置されている千歳中小企業相 談所に対して支援します。 34 事 業 名 事 業 概 要 中小企業対策支援事 市内における中小企業者等に対し、千歳市中小企業振 興条例に基づく高度化事業や集団化事業などの助成金事 業 業や、運転資金・設備資金などの融資を斡旋するための 原資確保、融資にかかる信用保証協会の保証料の助成を 行うことにより、中小企業者等の自主的な努力を助長し、 経営基盤の強化を図ります。 地場生産品育成推進 農業団体や加工業者など関係機関・団体との連携を促 し、地場生産品の販売ルートの拡大や消費拡大に向けた 事業 イベントに参加するなど、地域特産品のPR及び地域の 活性化を図ります。 農商工異業種連携交 農畜産物の高付加価値化や地域ブランドの確立、販路 拡大のため、農商工連携による地域活性化の動きが広が 流事業 っており、農業、商業、工業等の関係者が連携して地場 産品等を活用した新たな商品やサービスの開発など、地 域の魅力を高めていくことを目的とした事業を促進しま す。 商業振興支援 商業振興支援事業 振興支援事業 商店街には地域コミュニティの担い手としての機能も 求められてきており、地域住民のニーズに基づく地域商 店街の活性化に向けた取組を支援するとともに、外国人 などの観光客へのホスピタリティを向上させるため、商 業者が取り組む案内表示の多言語化など、外国人観光客 のニーズに対応した商店街づくりなどを支援します。 商店街情報化推進 地域経済の活性化を図ることを目的として、国内外か 商店街 情報化推進事 情報化推進 事 らの観光客等を中心市街地へ誘導するため、多言語表記 業 による商店街ガイドを活用し、個店情報などを発信する 事業を支援します。 35 2 中心市街地の 中心市街地の環境整備に 環境整備に関連して 関連して市 して市が実施する 実施する主 する主な事業 市民や観光客など多くの方が来街しやすい中心市街地の環境整備に向けて、 次のような事業に取り組んでいきます。 事 業 名 事 業 概 要 コミュニティセンター 文化、スポーツ等を通じて地域的な連帯意識を高め、 地域の生活環境を整備してコミュニティ活動を行うた 整備事業 め、市民の交流活動の拠点となる(仮称)花園地区コ ミュニティセンターを整備します。 公営住宅建替事業 みどり団地 団地) (みどり 団地 ) 中心市街地のまちなか居住を推進するため、緑町2 丁目に市営住宅団地を再配置し、中心市街地の活性化 を目指します。 公営住宅建替事業 (いずみ団地 いずみ団地) 団地) 既存の老朽化した低層の市営住宅を5階建の中高層 住宅に建替えをし、まちなか公営住宅団地として中心 市街地の居住人口の回復を目指します。 いずみ団地跡地 いずみ団地跡地については、民間活力を導入しJR いずみ団地跡地の 団地跡地の土地 千歳駅東口周辺にふさわしい土地利用を図ります。 利用事業 公営住宅借上事業 まちなか居住推進の一環として、中心市街地におい て民間が建設した共同住宅を市営住宅として平成 21 年 度より 50 戸を 20 年間借上げ、中心市街地の活性化に 向けて人口の回復を目指します。 グリーンベルト活性化 市民や観光客の憩いの場として安全で安心な広場利 グリーンベルト活性化 用を確保するため、 「五感で楽しむくつろぎ空間」をコ 事業 ンセプトとして、千歳川の親水護岸を含むグリーンベ ルトの8つの広場を改修します。 千歳駅周辺交通バリア 高齢者や障がい者など全ての人々が公共施設等を利 千歳駅周辺交通バリア 用する際に、安全で安心して移動できる環境を作るた フリー地区整備事業 フリー 地区整備事業 め、快適性・利便性に優れた人にやさしい歩行空間の 整備を実施します。 36 事 業 名 事 業 概 要 チャーミングロード整 市内中心部の魅力的な街並み形成を推進するため、 チャーミングロード整 バリアフリーに対応した舗装や街路灯の整備を実施し 備事業 ます。 地域公共交通利用促進 バスの利用者数は減少傾向にあることから、普及啓 地域公共交通利用促進 発やエコ通勤など、国の施策等も活用しながら利用を 事業 促す事業を推進するとともに交通ネットワークの充実 を図ります。 道の駅の再整備事業 再整備事業 道の駅利用者の利便性と満足度を高めるため、特産 品などの物販・案内機能の強化や周辺の河川風景を生 かした施設等を再整備し、市街地地区の更なる魅力づ くりを推進します。 37 ※ 中心市街地の環境整備に関連して市が実施する主な事業位置図 道 の 駅 の 再整備事業 コミュニティセンター整備事業 コミュニティセンター整備事業 ・公営住宅建替事業( 公営住宅建替事業(いずみ団地 いずみ団地) 団地) ・いずみ団地跡地 いずみ団地跡地の 団地跡地の土地利用事業 JR 千歳駅 ・千歳駅周辺交通ハ 千歳駅周辺交通バリアフリー地区 リアフリー地区整備 地区整備事業 整備事業 ・チャーミングロード整備事業 チャーミングロード整備事業 ・地域公共交通利用促進事業 グリーンベルト グリーンベ リーンベルト活性化事業 ルト活性化事業 市役所 千歳高校 公営住宅借上事業 国道 36 号 公営住宅建替事業 (みどり団地 みどり団地) 団地) 中心市街地の 中心市街地の区域 38 資 料 編 資料1 千歳市内大規模小売店舗( (店舗面積 1,000 ㎡以上) 資料1 千歳市内大規模小売店舗 以上) 資料2 資料 2 千歳市商業振興懇話会 (1) 千歳市商業振興懇話会設置要綱 (2) 千歳市商業振興懇話会委員名簿 資料3 資料 3 策定経過 資料1 資料1 千歳市内大規模小売店舗( 千歳市内大規模小売店舗(店舗面積 1,000 ㎡以上) 以上) ●ちとせモール ファッションセンター ●しまむら千歳店 フードD千歳食彩館● ●千歳ファッションモール ホーマック富士店● なんでもリサイクルビ ッグバン千歳信濃店● ●サッポロドラッ グストアー千歳店 ペウレ千歳● ヤマダ電機 テックランド ●千歳店 イオン 丸畑家具センター● 千歳店● ゲオ千歳駅前店● ●ビッグハウス千歳店 ●千歳タウンプラザ ラッキー千歳錦町店● № ホクレンショップ ●東郊店 ホーマック住吉店● オートバックス ●千歳豊里店 パセオすみよし店● ●ザ・ダイソー千歳 ペルすみよし店 所在地 施設名 1 栄町6丁目 イオン千歳店 2 新富3丁目 サッポロドラッグストアー千歳店 3 幸町4丁目 千歳タウンプラザ 4 住吉3丁目 ホーマック住吉店 5 信濃3丁目 なんでもリサイクルビッグバン千歳信濃店 6 錦町4丁目 ラッキー千歳錦町店 7 北斗2丁目 丸畑家具センター 8 住吉4丁目 パセオすみよし店 9 住吉4丁目 ザ・ダイソー千歳ペルすみよし店 10 千代田町6丁目 ゲオ千歳駅前店 11 東郊2丁目 ホクレンショップ東郊店 12 豊里5丁目 オートバックス千歳豊里店 13 北陽1丁目 フード D 千歳食彩館 14 日の出1丁目 ビッグハウス千歳店 15 勇舞8丁目 ちとせモール 16 あずさ3丁目 ファッションセンターしまむら千歳店 17 富士4丁目 ホーマック富士店 18 あずさ3丁目 千歳ファッションモール 19 千代田町7丁目 ペウレ千歳 20 柏台南1丁目 千歳アウトレットモール・レラ 21 新富 1 丁目 ヤマダ電機テックランド千歳店 (平成 23 年 3 月 1 日現在) 41 ●千歳アウト レットモー ル・レラ 資料2 資料2 千歳市商業振興懇話会 千歳市商業振興プランの策定にあたって、商業者、有識者、関係団体、市 民等の意見を聴取し、商業振興策に反映させるため、千歳市商業振興懇話会 を設置しました。 (1) 千歳市商業振興懇話会設置要綱 平成22年3月18日 市 長 決 裁 千歳市商業振興懇話会設置要綱 (設置) 第1条 千歳市商業振興プラン(以下「プラン」という。)の策定に当たり、商 業者、有識者、関係団体、市民等の意見を聴取し、商業振興策に反映させる ため、千歳市商業振興懇話会(以下「懇話会」という。)を設置する。 (所掌事務) 第2条 懇話会は、千歳市における商業の現状を把握し、プランの目標、施策 等について協議する。 (組織) 第3条 委員は、次に掲げる者の中から市長が依頼する。 (1)商業者 (2)学識経験を有する者 (3)関係団体から推薦を受けた者 (4)市民等(市内に通勤し、又は通学する者を含む。) (5)前各号に掲げる者のほか、市長が適当と認める者 2 委員の定数は、20人以内とする。 3 委員に対する報酬は、支給しない。 (任期) 第4条 2 委員の任期は、平成23年3月31日までとする。 補欠の委員の任期は、前任者の残任期間とする。 42 (会長及び副会長) 第5条 懇話会に、会長及び副会長を置き、委員の互選により定める。 2 会長は、懇話会を代表し、会務を統括する。 3 副会長は会長を補佐し、会長に事故あるとき、又は会長が欠けたときは、 その職務を代理する。 (会議) 第6条 2 懇話会の会議は、事務局が招集し、会長が座長を務める。 会長が必要と認めるときは、委員以外の者を会議に出席させ、その意見を 聴き、又は資料の提供を求めることができる。 3 会長が必要と認めるときは、懇話会とは別に市民からの意見聴取の場を設 けることができる。 (専門部会) 第7条 2 会長は、必要に応じて懇話会に専門部会を置くことができる。 専門部会は、第3条第1項に規定する構成員その他座長が必要と認める者 を委員とすることができる。 3 専門部会は、必要に応じて事務局が招集する。 4 専門部会は、必要に応じて関係者を招集し、意見を聴くことができる。 (事務局) 第8条 懇話会及び専門部会の事務局は、産業振興部商業労働課に置く。 (委任) 第9条 この要綱に定めるもののほか、懇話会の運営に関し必要な事項は、会 長が定める。 附 則 この要綱は、平成22年3月18日から施行する。 43 (2) 千歳市商業振興懇話会委員名簿 氏 名 所 (敬称略、五十音順) 属 等 芥川 エミ子 千歳市女性団体協議会 新井 良明 千歳市商店街振興組合連合会 井形 敦志 千歳地区ハイヤー事業協同組合 今村 静男 千歳市商店街振興組合連合会 岡田 勝 千歳料飲店組合 角田 敦 千歳科学技術大学 勝俣 政幸 社団法人千歳青年会議所 勝俣 克廣 社団法人千歳観光連盟 北原 三津代 公募 髙岡 稔 千歳商工会議所 坪井 信子 千歳消費者協会 西脇 良一 道央農業協同組合千歳営農センター 畠山 克則 公募 福原 満 千歳市商店街振興組合連合会 増井 時治 千歳身体障害者福祉協会 山本 歳勝 一般社団法人北海道中小企業家同友会 渡部 徹夫 千歳商工会議所 和田 由美子 千歳市商店街振興組合連合会 44 役職 副会長 副会長 会長 副会長 資料3 資料3 策定経過 年 月 日 平成 21 年7月6日 ~7月 27 日 事 項 「千歳市中心市街地活性化に関する市民アンケート調査」の 実施 第1回商業振興懇話会 1 委員就任依頼状交付 平成 22 年5月 19 日 2 3 4 懇話会の役割、進め方等について 会長、副会長の選任について 千歳市商業の現状について 平成 22 年6月 16 日 高校生・専修学校生・大学生に対する「商業に関するアンケ ~6月 21 日 ート調査」の実施 第2回商業振興懇話会 平成 22 年7月 22 日 1 「千歳市中心市街地活性化基本計画」総括について 2 「商業を取り巻く現状と課題」について 3 平成 22 年8月 25 日 商業振興施策について 第3回商業振興懇話会 1 「商業に関するアンケート集計表」 (学生アンケート調査) 2 について 商業振興施策について 第4回商業振興懇話会 平成 22 年9月 16 日 1 商業振興プランの施策について 施策の体系(案) 施策の方向性と課題に対する対応策(案) 平成 23 年2月 10 日 第5回商業振興懇話会 1 商業振興プラン(素案)について 45 千歳市商業振興プラン ~ 心がかよい 魅力あふれる 商業振興をめざして 平成23年3月 発 編 集 〒 行 千 歳 市 千歳市産業振興部商業労働課 066-8686 千歳市東雲町2丁目34番地 ℡ E-mail 0123-24-3131(代表) [email protected] ホームページ http://www.city.chitose.hokkaido.jp ~