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16PF14 - 海外農業開発コンサルタンツ協会

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16PF14 - 海外農業開発コンサルタンツ協会
16PF14
フィリピン共和国
タゴ川潅漑システム機能強化計画
プロジェクトファインデイング調査
報 告 書
平成16年9月
社団法人 海外農業開発コンサルタンツ協会
ま え が き
株式会社三祐コンサルタンツは、社団法人海外農業開発コンサルタンツ協会
(ADCA)の補助金を得て、平成16年9月14日から9月24日までの11日間に渡って、
平成14年7月に実施したフィリピン共和国(RepublicofPhilippines)における農
業農村開発のプロジェクトファインディングのフォローアップ調査を行った。
タゴ川潅漑システムは、アジア開発銀行(ADB)によるF/S調査(1975−1976、計
画潅漑面積:14,500ha)を経て、ADBローンにより1977年7月に工事が開始された。
タゴ川頭首工及び左岸幹線水路は、当初計画通り1985年に工事は完了した。一方、右
岸幹線水路の始点から約7km地点より約33km区間の幹線水路路線は、西側の山沿い
に選定されていた。1982年頃NPAによる工事妨害が激しくなり、この区間の施工が困
難となったため、始点から約5km地点で路線変更して、上流地区(計画港概面積:約
3,100ha)を潅漑する計画に変更して、右岸幹線水路工事は1985年に完成した。本
灌漑システム全体を早期に完成するため、右岸中下流地区(港概面積:約6,100ha)を
潅漑する2中河川に頭首工が計画され、これらの頭首工及び幹線水路工事等は1990年
に開始され、1994年に完成した。
この様に右岸地区は当初計画から大きく変更され、期待した地区内の中河川の水源
が不十分なため、当初計画潅漑面積は約11,300haに対して、現況潅漑面積は約1,500
ha(約13%)である。従って、地区全体では、当初計画灌漑面積は14,500haに対し
て、現況潅漑面積は2,700ha(約19%)である。NIAは土地利用及び水源調査を実施
し、本地区の開発計画をレビューした結果、計画潅漑面積は約7,100haとして、F/S
調査時の右岸幹線水路を完成させる計画に変更している。
しかし、NIAがこれら潅漑システム機能強化にかかわる有償資金協力(事業費約
1,540百万ペソ)として経済評価を実施したところEIRRは7.95%と極めて低く、NEDAの
ガイドライン15%に程遠いことが確認された。従って便益を増加させる努力の他に、
ライニング水路の延長を短くしたりして事業費を削減する努力を続ける必要があるも
のの、円借款及びJICA無償も数件後が控えていることを考慮すれば、すぐに取り上げ
られる可能性は低いと言わざるを得ない。
一方でADBではISP−2として80のNIS、CISのショートリストを作成しているが、そのリスト
にはタゴRISは載っていない。また、NIAの新規案件リストにADBのタゴRISのTA(技術
協力、FS)がリストに挙っているが(2005年∼2006年)、今のところADBはコミットしていな
い。従って現時点ではADBの援助も期待できない状況にある。
ただ可能性を考慮すればJICAの無償資金協力により建設機材を導入し、タゴRIS
事業をフィリピン側で進めて行くことがより現実的な選択と考えられる。NIAのタゴ
RIS事務所が保有している建設機材は付属資料の保有状況に示すとおりであるが、傷
み、老朽化が激しく使用可能な機材は重機に関しては2割以下、サポート機材(コンプレッサー、
コンクリートミキサー等)では3割、特殊機材(リグ等)では4割となっている。
従って本事業の今後については水利組合強化に関連して建設機材の供与を行うと
いう方針ですすめることが望ましい。22のIAがカバ−する面積は9,135haであり、こ
れらのIAが、日本の無償資金援助、フィリピン国からの資金援助および派遣されてい
るJICA専門家の助言を得ながら、農民参加による事業により施設を完成して行くこと
になろう。
平成16年9月
株式会社三祐コンサルタンツ
General Map of Tago National Irrigation
DAM
VSUMO-SUMO CHECK
DAM
KEY MAP
à6"
s
CHECK DAM
V
-,
X
1
1.
f
V
JMIMIE
LEGEND
:
ACTUALIRRIGATEDAREA
SUITABLE FOR IRRIGATION DEVELOPMENT
^^
<^*>
NOTSUITABLE FOR IRRIG. DEVELOPMENT
LIMFT OF NEWSERVICEAREA
^^
SECOND GROUTHFOREST
^ffft
^^
^^
BOLHOOWMABUHAYCIP
LIBASSUDCIP
RAINFIELD
:*5
^:«
à"CTS ITE
m
^^
^^
*
^
^^
RIVER
_i GREEK
» LATERAL
- CANAL
^B MAINCANAL
Pfincsu
^
J TAGO DIVERSION
System
SURIGA
DEL SU
ft
,-\
**r
フィリピン国 タゴ川潅概システム機能強化計画
目次
まえがき
位置図
1.事業の背景・経緯 ………………………………‥1
2.事業の必要性 …………………………………………1
3.事業内容 …………………………………….6
4.事業の特色 ………‥.………………………….7
5.事業費 …………………………………… 8
6.総合所見 ………………………………………10
7.添付資料 ……….……………………….13
7.1調査団員 ………………………………….13
7.2調査日程 ………………………………….13
7.3関係官庁面接者 …………………………………‥15
7.4現場写真 ……………………………….16
付属資料 僻 ……………………………………………………………24
タゴRIS水路延長調書 ……………‥‖…… 25
タゴRISライニング水路延長調書 26
アクセス道路延長調書 ………………………‥27
建設機械保有状況調書(1) ………………………‖…………………28
建設機械保有状況調書(2) ………………………….29
ジストマに係る保健省報告-Region13(CARAGA)...”……………………………….日..”.‖30
タゴRISにおける流出量及び降雨量 31
1.事業の背景・経緯
ミンダナオ島北東部のスリガオ・デル・スール州に位置するタゴ川潅漑システム(Tago
RiverIrrigation System,TRIS)はアジア開発銀行(ADB)によるF/S調査(1977
年7月、計画灌漑面積:14,500ha)を経て、ADBローンにより1979年に工事が開始
された。タゴ川頭首工及び左岸幹線水路は、当初計画通り1985年に工事は完了した。
建設後17年が経過したが畑地・草地及び原野の水田化が計画通り進まず現在に至って
いる。当初計画潅漑面積は約3,200haであったが、現況潅漑面積は約1,100ha(約
34%)である。
一方、1985年に右岸幹線水路工事は開始されたが、右岸幹線水路の始点から約7km
地点より約33km区間の幹線水路路線は西側の山沿いに選定されており1985年頃治安
問題によりこの区間の施工が困難となったため、始点から約5km地点で路線変更して
上流地区(計画潅漑面積:約3,100ha)を濯概する計画に変更して、右岸幹線水路工
事は1989年12月に完成した。
本灌漑システムを早期に完成するため、右岸中下流地区(潅漑面積:約6,100ha)を
潅漑するため2中河川に頭首工が計画され、これらの頭首工及び幹線水路工事等は
1990年に開始され、1994年に完成した。また、残された右岸中流地区(潅漑面積:980
ha)を潅漑するため、小規模潅漑事業が計画されている。
この様に右岸地区は当初計画から大きく変更され、期待した地区内の中河川の水源が
不十分なため、当初計画潅漑面積は約11,300haに対して現況潅漑面積は約1,600ha
(約14%)である。従って、地区全体では当初計画港概面積は14,500haに対して現
況潅概面積は約2,700ha(約19%)となっている。
最近NIAは土地利用及び水源調査を実施し、本地区の開発計画をレビューした結果、
計画潅概面積約7,100haを目標としてF/S調査時の右岸幹線水路を完成させる計画に
変更した。この事業に対する潅漑システム機能強化を目的とした有償資金協力が熱望
されている。
2.事業の必要性
本件対象事業の位置するスリガオ・デル・スール州の米生産は1995年の74千トンから、自然
災害や設備の老朽化、投資減少等により1999年には48千トンまで減少している。2001年の
州人口49万人の米消費量を考慮すると2001年には約60千トンの生産が必要とされそのた
め地域外からの輸入23千トンを余儀なくされた。このような状況において、同州における潅
漑推進により米増産は必要不可欠である。地域(リージョン13)全体でも人口2.3百万人へ
の食料供給のため2001年には約66千トンの地域外からの輸入に頼っているのが現状であり、
全国で2番目に潅漑面積発展率の低い同リージョンでの港概事業の発展が熱望されている。
また、本事業の受益地域内に位置するSanMiguel町の9村、Tago町の20村は農漁業
近代化法案により制定された重点的農漁業発展地域(SAFDEZ)であることからも、本
事業の実施は地域にとって極めて重要な開発事業とされている。
−1−
タゴ川潅漑システム模式図 く2004)
Tago River
Diversion Weir
Right
Left MC
MO
L=28.70
A=1755
:5.3
L=20.54km
A=1839
ha
q=1 4cums
Lax.
L=l.99
A=90
n=7B0
L=1.99
A=71
0=235
cms
km
ha
Ids
n
Original Right Main
Canal Alignment
a
km
ha
Ids
km
ha
Lat. B1
L=2.93
km
A=56 ha
a=477 Ids
6+960
Lat. B2
L=2.18 km
A=173
ha
q=430 lps
L=2.13
km
A=167
q=450
ha
Ips
[ 7+960
L=2.82
km
A=115ha
o=320 Ids
[
L=2.64
A=97
a=390
9+485
km
ha
Ids
I 6+270
|
I ll+622
|
Lat. r
L=3.40
km
A=158
ha
1 4+500
Lat. B4
L=2.07 km
A=227 ha
q=567
Ips
*\
Pipeline
1 5+79020+545)
Mimie Canal
L=17.68
A=823
q=4800
km
ha
Ips
34+803
km
ha
Ips
GO
L=7.42
A=688
q=1900
41+985
A=108
Lat. J1
L=1.35 km
A=98 ha
q-280 Ips
Weir
Lat. K
L=5.50 km
A=284 ha
q=167O
lps
Lat. J3
L=1.19
km
A=49 ha
CF196 Ips
26+660
i_at. t\i
L=3.47
km
km
ha
Ips
Ut. J2
L=t.98
km
A=103 ha
CF370 Ips
22+480
Lat. J
L=2.60 km
A=167
ha
Lat l
L=2.97
A=135
q=360
19+751
Lat. 1
L=0.89
km
A=53 ha
q=21Q Ids
N
(Sta
Mimic Weir
Lat. m
L=0.98
km
A=12 ha
g=24 Ids
1 0+505
2+07
28+400
ha
1
i_at. f\
L=1.97
km
A=94ha
[
2-1-758
3+935
Lat. K2
L=1.65 km
A=128
ha
q=365 Ips
ー2−
|
1.システム名
2.所在地
3.水源及び水利権
Tago River Irrigation System (TRIS)
Tago, Surigao del Sur
①Tago River
②Mimie River
Permit#01744 22,500 LPS
#13966 2,500LPS
③Mimie Spring
# 12539 278 LPS
④Sumo-Sumo River
# 12538 904 LPS
⑤Butong Spring
4.タゴ川流域面積(堰地点)
5.運用開始
6.事業費(当初)
7.灌漑受益地区
①Tago, Surigao del Sur
ゥSan Miguel, Surigao Sur
# 11783 378 LPS
650 km2
1986年1月1日
833.69 million peso
4,041 ha
7,671 ha
8.灌漑可能面積
水源
灌
漑
面積(ha)
右岸
Tago R iver
3,555.22
M im ie R iver
2,357.00
Sum o-Sum o R iver
左岸
2,600 .00
2,380.00
-
820 .00
合計
右岸(新規)
-
2,600.00
6,732.22
2,380.00 11
合計
8,535.22
2,357.00
820.00
,712.22
9.計画灌漑面積 11,712 ha
10.確定灌漑面積(SPISPの最近年調査 7,361ha
水源
灌漑
面 積 (h a )
右 岸 (* 1 )
T ag o R iv e r
1 ,9 3 9 .9 0
M im ie R iv e r
1 ,5 9 8 .4 0
S u m o -S u m o R iv e r
合 計
左 岸 (* 2 )
右 岸 (新 規 )
1 ,7 5 4 .0 0
1 ,7 5 8 .0 0
-
2 8 3 .9 4
-
1 ,7 5 4 .0 0
3 ,8 2 2 .2 4
1 ,7 5 8 .0 0
(*1)農地台帳による
(*2)土地区画図による
2,778農家
11.受益農家個数
12.平均所有面積
13水利組合数
14.水利組合数(契約ベース)
15.水利組合員数
16.排水路密度
17.圃場内水路密度
18.契約された水路延長
0.87ha
22
13
1,390人
11.03 m/ha
5.25 m/ha
83.12 km
一3−
合 計
5 ,4 7 8 .9 0
1 ,5 9 8 .4 0
2 8 3 .9 4
7 ,3 8 1 .2 4
S agb ayan D am
19 ●
堰 の タイプ
O g eeタ
イ
プ
M im ie D am
堰
/ 道路橋
チ
ェ
ッ
ク
ゲ
ー
S um o-s u m o D am
ト
タイプ 堰
テ
ェ
ッ
ク
ゲ
ート
タ
イ
プ 堰
20●
堰 の長 さ
2 0 0m
34 m
34 m
2 1●
堰 の高 さ
5 .0 m
3 .50 m
3 .50 m
2 4 .13 m3/s
2 .5 1 m3/ s
1.15 m3/s
22●
取水 量
23.水路延長
①幹線水路
② 2次水路
③MDF
④排水溝
74.71 km
67.97 km
147.40 km
66.58 km
181箇所
24.分水口の数
25.道路延長
①サービス道路
②アクセス道
26.気象区分
116.492 km
114.40 km
Type II (No distinct dry
season)
27.平均年雨量
28.2002年における潅漑面積
3,613 mm
Irr
i gated A rea (ha)
W ater Source
Tago River
M im ie River
Sum o-Sum o
Total
W et Season
A rea for
D evelop.
D ry Season
R SA
LSA
Total
R SA
LSA
Total
(ha)
1,160.03
1,231.49
2,391.52
720.32
1,051.58
1,771.90
3,495.46
502.50
502.50
271.83
271.83
1,315.14
91.99
91.99
61.79
61.79
220.43
2,986.01
1,053.94
2,105.52
5,031.03
1,754.52
1,231.49
1,051.58
29.WRDP(Water Resources Development Project)プロジェクト
①システム改善及び修復(2002-2003)
17.00
million
peso
30JBIC/JICA要請案事業費
Scheme-1
Scheme-2
Scheme-3
(タゴ川掛かり左右岸水路のリハビリ) 97.00 million peso
(タゴ川掛かり左右岸水路のT)ハビリ)
及び2,380haの新規開発 367.00million peso
(タゴ川掛かり左右岸水路のリハビリ、 2,380haの新規開発、
ミメ川及びスモ・スモ川の新規開発 526.00million peso
−4−
T R IS に お lナる 潅 漑面積
雨期
a 積 収 量
潅 漑h面
a 構 収 獲h面
年
198 6
57 9.
09
198 7
198 8
960 .
26
9 16.
60
198 9
99 7.
48
1,
27 7.
96
199 0
19 9 1
19 92
1,
46 3.
67
1,
90 0.
90
、収 獲 面 積 お よ び 収 量
乾期
潅 漑h 面
a 積 収 獲h面
a 柵 収 量
53 0 .
14
860 .
71
c a v /h a
8 5.
40
8 1.
33
9 17 .
78
9 25 .
70
74 0.
23
c av/h a
74 .
10
78 5.
30
85 6.
93
8 1.
00
7 1.
20
8 92 .
02
1.
10 9 .
20
60 1.
23
29 2.
94
64 .
59
64 .
37
1.
16 3.
38
8 3.
50
9 12.
52
4 2 5.
73
55.
40
6 55 .
43
1.
24 6 .
38
1.
32 3 .
73
1.
42 9.
35
8 3.
30
8 7.
33
1,
4 04 .
41
1.
7 65 −
87
7 13.
02
7 5 1.
80
76.
97
74 .
60
75 .
10
1,
25 7.
18
1.
66 8.
78
8 8.
37
8 1.
90
8 7.
09
1.
9 5 1.
81
1.
5 25 .
94
98 4.
85
1.
03 7.
74
80 .
80
77 .
19
1.
794 .
35
1,
6 4 3.
30
8 5.
21
8 1.
68
2,
0 24 .
51
1,
99 4.
65
2,
0 15.
20
1.
4 13.
50
1,
54 8.
79
76.
80
79.
41
1.
896 .
50
2,
0 17.
71
8 1.
86
7 2.
82
2.
39 7.
10
2.
0 2 1.
15
1,
3 5 8.
80
1.
14 8.
70
1,
19 9.
02
78.
92
6 9.
10
72.
50
19 93
19 94
2,
00 8.
85
1,
52 6.
64
199 5
199 6
2.
0 60 .
74
2.
3 13 .
85
199 7
199 8
199 9
2.
26 5.
55
2,
3 03 .
37
2.
6 58 .
11
200 0
2,
566 .
39
2.
0 7 5.
17
7 9.
25
2.
69 3.
97
1,
8 19 .
96
72.
79
20 0 1
2,
8 98 .
80
2.
9 86 .
01
2.
16 7.
10
2,
2 07 .
20
7 7.
90
78 .
06
2,
29 4.
52
2.
10 5.
52
1,
5 4 1.
62
70 .
83
7 6.
01
2.
6 94 .
16
1,
90 9 .
91
2,
0 92 .
14
1.
5 00 .
85
83 .
57
8 1.
71
2,
3 10 .
94
1.
72 2.
54
20 0 2
20 03
平均
1,
4 13 .
87
1,
7 39. 0 9
1.
0 9 1.
30
7 9.
06
73 .
25
雨期における潅漑面積、収獲面積及び収量
3.500
3.000
.
義
喪 牽 牽 嘉
−■
一
一
∵ 」 ̄一■■膚 ̄
「
 ̄
 ̄
W
「 −
_
十㌔書 ̄
で
__J P  ̄亨
︵空\>mU︶
笥2,000
吉1,500
一
.
◆一
0 0
6 4
2,500
(ha) 1.000
+潅漑面積
一●−収獲面積
収量(Cav/ha)
500
0
くO q⊃ ⊂〉 thJ ■寸■ く81くD ⊂〉 くV
q〉 QD tnl餌l qI くb tn ⊂)Q
Q くね くね OI くn くわ くb ⊂〉 ⊂〉
一一 ▼− ▼一・▼− ▼− ▼・− ▼− nJ くN
乾期における潅漑面構、収獲面積及び収量
3,000
2.000
月1,500
(ha)_.′
1.000
500
0
くO q⊃ ⊂〉 N 寸 くO q ⊂〉(N
∞ qつ くn OI くわ くわ くh O ⊂〉
○)の くね くね くわ qb くわ ⊂〉 ⊂〉
1・− ▼一 丁− ▼− ▼− ▼一 一一 nJ くN
−5−
0 0 0
6 4 2
(
■
惑主 産庖 慧’
愚 丸 i′
■
李・
轡 二
日
・
′ √. 人
J TV
−▼
▼
︵遥\>3︶
2,500
+潅漑面積
+収獲面棟
収量(cav/ha)
3.事業内密
本件の主要コンポーネントは下記の通りである。
(1)潅漑施設建設
Tago川の既存潅漑地域の南側に展開する天水農地約4,400haに潅漑システム(幹
線水路、支線水路、管理用道路)を導入し、2期作農地に転換することにより作
物転換、農業生産性の向上、農家所得の向上・安定を図る。また、潅漑計画に
整合した営農・水管理及び施設の維持管理ができるように、幹線・支線用水路
のコンクリート・ライニング(水源水量が豊富でないため、漏水ロスを軽減す
る)を行い、乾季・雨季を通じて安定した用水供給を図るとともに支線用水路
の伸延により田越し潅漑を改善する。また、分水工等のゲートの改修を行う。
これらの工事の地区決定においては実施設計時に受益農民の参加により住民の
意向を最大限反映させる。
(2)水管理合理化
本地区の水源水量は、乾期及び雨期の水稲2期作を可能にするには十分な水量で
はない。受益農民の意向を反映した作付パターン及び作付カレンダーを確立し、
潅漑計画に整合した水稲栽培及び水管理を実施して、適切な潅漑システムの維持
管理がなれて、潅漑面積7,137haの水稲2期作の目標が達成できる。潅漑シス
テムの適切な維持管理が実施できるように、潅概計画に整合した維持管理マニュ
アルを作成するとともに、維持管理用道路の改良、維持管理用機材の整備を行う。
(3)水利組合強化
上記水管理合理化マニュアルの受益農民への徹底を図るためにも既存の22のIAs
に加え新規開拓地区の水利組合を設立して、既存の22の水利組合と合わせて、
水管理・潅漑施設の維持管理に関するトレーニングを実施して、総合的な水管
理・施設維持管理・運営体制を構築する。このコンポーネントはNIA組織開発部
(IDD)の既存の手法を中心として行うとともに、現在実施中のJICAの水利組合
強化のスタディの方向性を取り込むものとする。
(4)実施機関の能力向上・強化
事業の実施、運営・維持管理等の事業の各フェーズに十分対応することが可能と
なるようにNIAのTago RiverIrrigation SystemOffice、Provincial Office
などの関係職員の維持管理運営能力の向上を図る。
(5)流域環境保全
タゴ川の流域にはフィリピンの他の地域と異なり原生林がまだ多く存在しているが、
不法伐採の横行や土壌浸食等で、これらの森林資源もいづれは減少していく可能性が
高い。将来の自然破壊を未然に防止することを目的として、本事業において「タゴ川
流域委員会」の設立、活動を支援することにより流域の環境保全を図る。また、具体
的活動としては流域環境保全ガイドラインの作成、住民啓蒙活動支援、NGOとの連
携、また流域保全に関連した実施中の各プロジェクトへの技術支援等が含まれる。
(6)住血吸虫対策
右岸幹線水路中流部の新規開拓地区内のタゴ川付近の低平地に、住血吸虫汚染地
−6−
域が約300ha存在し、農民の健康を害していると共に勤労意欲を減退させてい
る。更に、これらの地域の子供にも感染者が存在し、将来の労働力減少に繋がっ
ている。これらの地域の排水路を整備して湿地帯の解消のために、小排水路を導
入して、住血吸虫の宿主であるミヤイリ貝の住環境を破壊し、この貝の撲滅を図
ることにより住血吸虫を撲滅する。
4.事業の特色
本事業は、現況潅漑面積約2,700haを約3倍の約7,100haに拡大し、農業生産の
拡大に貢献し地域経済の安定を図るものであり、他地区における新規潅漑施設建設事
業あるいは既存の老朽化した灌漑施設のリハビリ事業の双方と比較して、限られた施
設整備投資により潅漑面積の飛躍的拡大が期待できる。
また、限られた水源を有効利用する潅漑計画に整合した営農・水管理・潅漑システム
の維持管理等の総合的水管理体制を確立し、農民参加型の水利組合の強化を行うもの
である。
さらには住血吸虫対策は地元住民の健康状況を改善するとともに、労働力の安定化、
また医療出費削減による農家の出費減等の経済効果をもたらすものである。
本事業の予備調査においては水源水量(乾期及び雨期の水稲2期作を計画)が再検討
され、受益地の地形・現況土地利用及び受益農民の要望・意向から受益地区を再検討
した結果、Tago RISはADBの当初計画受益面積14,500haの約50%の7,137haとな
った。本案件は2002年1月にADBの”Southern PhilippinesIrrigation Sector
Project(SPISP)”において調査がなされているが、受益面積が7,137haとADBのSPISP
採択基準最大3,000haを越えるため事業実施の対象外とされている。このADB調査で
実施された他の3地区の受益面積は800ha∼2,500haであり、プロジェクトコストも
約88∼283millionPesosに対して、Tago RISの事業費は後述の通り約1,540百万ペ
ソを予想しており、その点でも日本政府ODAによる資金援助が期待されている。
1980年代前半には、本地区はNPAの事業妨害のため計画変更を余儀なく強いられ、当
初計画面積14,500haに対して、現在の潅漑面積は約2,700haであるが、潅漑地区は
当初計画通り水稲の2期作が可能となり、潅漑地区の経済は安定した。潅漑面積は少
ないが本事業は、潅漑事業の成功例と評価できる。また、潅漑地区の安定により、本
事業の完成後の1995年以降はNPA等の活動記録はなく、本地区の治安は維持されてい
る。
前述の通り、本事業はADBローンにより始められ、NPAによる事業の妨害による事業
規模の縮小を強いられた。本地区の治安が回復した1990年代になり、NIA独自の予算
で、Mimie地区及びSumo−Sumo地区の開発が実施されたが、水源不足のため、受益農
民は当初計画の実施を切望している。
一万、本事業は潅漑システムのリハビリ・新設のみならず、潅漑計画に整合した営農・
水管理・システムの維持管理が可能なよう、新規開発地区の水利組合の設立及び既存
22の水利組合を含めた総合的な水管理・システム維持管理体制の確立等のソフト面の
組織強化が不可欠であり、その点からも日本の技術力が期待されているものである。
ー7−
5.事業費
本事業の事業費は下記の様に積算されている。
日)潅漑施設建設
1,233,312,000ペソ
(2)水管理合理化
32,590,000ペソ
(3)水利組合強化
10,979,000ペソ
(4)実施機関能力向上・強化
3,510,000ペソ
(5)流域環境保全
15,104,000ペソ
(6)住血吸虫対策
26,019,000ペソ
管理費、予備費、設計監理費他
218,415,000ペソ
合計 1,539,929,000ペソ
(約40億円)
上記合計のうち、外貨分は1,030,864,000ペソ、内貨分は509,065,000ペソと計算さ
れている。
−8−
事業費内訳
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6.総合所見
上記事業費に基づいて、NIAで経済評価を実施したところEIRRは7.95%と極めて低く、
NEDAのガイドライン15%に程遠いことが確認された。経済評価をよくするためには事
業費を下げることと便益を上げることであるが、事業便益を上げるためには米作から
脱却を図り作付体系の多様化を図ること、また事業費を下げるためにはライニングコストの縮
減が課題となっている。
ADBでISP−2として80のNIS、CISのショートリストを作成しているが、そのリストにはタゴRIS
は載っていない。また、NIAの新規案件リストにADBのタゴRISのTA(技術協、FS)がリ
ストに挙っているが(2005年∼2006年)、今のところADBはコミットしていない。
円借款及びJICA無償も数件後が控えていることを考慮すれば、すぐに取り上げられる
可能性は低いと考えざるをえない。ただ可能性とすればJICAの無償資金協力により建
設機材を導入し、タゴRIS事業をフィリピン側で進めて行くことがより現実的な選択
と考えられる。
NIAのタゴRIS事務所が保有している建設機材は付属資料の保有状況(1),(2)に示すと
おりであるが、傷み、老朽化が激しく使用可能な機材は重機に関しては2割以下、サポ
ート機材(コンプレッサー、コンクリートミキサー等)では3割、特殊機材(げ等)では4割となっている。
従って本事業の今後については水利組合強化に関連して建設機材の供与を行うという
方針ですすめることが望ましいと考えて、下記に現在設立されている 22の水利組合
(IA)に関する概要を付記する。尚、22のIAのカバーする面積は9,135haであり、これ
らのIAが、日本の無償資金援助、フィリピン国からの資金援助および派遣されている
JICA専門家の助言を得ながら農民参加による事業により施設を完成して行くことに
なろう。
−10−
TRISにおける水利組合(IA)の概要(1 ) CY-2004
ゾー ン
I- L S A
Ⅱ
-
LSA
Ⅰ -R S A
Ⅱ
-
R SA
水 利 組 合 (IA )名 称
1.S iagao G ra in P la nters IA
2 . M asan ago n IA
3 .M a b unga ho n IA
4 . K ata m b a nan IA
5 . M a unta ron IA
6 .B a do ng IA
7.A lb a IA
8. B ajao/ C a gda pao IA
9. B ago ng S ila ng Ⅰ
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10 .D a yo an /T ab onta bo n IA
11 .G inton g P ala y F arm IA
12 . S a gb ay an IA
13 . M ah ayag /P ato ng IA
14 . B ulaw a no n IA
15 . M alam b uo n IA
16 . B a ras IA
17. L ayo g IA
18. B rgy. B an gsud /L ind oy IA
19. B ac e IA
2 0. B an san an IA
2 1. H ig hw ay P la nters IA
2 2. B asu la IA
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住所
S iaga o, S a n M igue l
T ina ,S an M igu el
M agroy o ng, S an M igue l
L ib as G ua, S an M in gue l
C a gpan gi, C ab an gaha n,T ago
B ad on g,T ago
A lb a ,T a go
B ajao ,T ago
G am ut,T a go
D ayoa n, T ag o
C am ago ng ,T ag o
S a gb aya n ,T ago
M ahay ag, S a n M igue l
P ato ng ,S an M igu el
P o blac ion , S an M ig ue l
B aras, S an M ig ue l
L ayo gーT a go
B an gsud ,T a go
A na hao D a an ,T ago
K ina bigta sa n,T ago
U na ban ,T ago
S um o 一su m o ,T a go
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数
分水工数 灌
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(戸 )
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(個 )
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84
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7
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12
12
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104
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5
5
24 7 .8 2
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67
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69 11
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127
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17 1
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12
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13
13
9 ,13 5.
2 2 3,22 9.0 0
2,10 1
187
187
ー11−
O
TRISにおける水利組合(IA)の概要(2) CY-2004
ゾーン
Ⅰ
- LSA
Ⅱ
-
LSA
Ⅰ
- R SA
Ⅲ -R SA
水 利 組 合 (IA )名 称
役員数
1. S ia gao G ra in P la nters IA
2 .M asan ago n IA
3 .M ab ung ah on IA
4 .K ata m ba na n IA
5. M alunta ron IA
6. B a do n g IA
7.Alb a lA
8. B aja o/ C a gdap ao IA
9. B ago ng S ila ng IA
10 .D ayo an /T ab onta b on IA
11
. G inton g P a lay F arm IA
12 . S ag bay an IA
13 . M ah aya g/P ato ng IA
14 .B ula w a no n IA
15. M alam b uo n IA
16 . B a ras IA
17. L ayo g IA
18. B rgy . B ang sud/ L ind oy IA
19. B ac e IA
20 . B an san an IA
2 1.H igh w a y P lante rs lA
2 2 .B as ula IA
T ota
Note: Type I Canal Maintenance
Type II Canal Maintenance,
ll
9
7
7
9
9
9
9
5
5
7
ll
ll
9
9
7
9
9
7
ll
7
13
19 0
& M, Irrigation
登録 日
03 -2 5- 87
04 - 17- 86
2 - ll- 86
05 ー0 7- 8 7
02 -0 3- 8 7
0 9- 4 -8 7
0 5- 26- 8 7
0 5ー28 -8 7
0 6- 一8 7
0 4- 30 -8 7
0 7- 6 -8 7
0 2- 26 - 90
0 2- 04 - 9 1
1- 3 - 9
1- 4 - 9
0 2- ll- 94
2- 14 - 98
02ー 8- 9
2- 2 2- 94
02 - - 94
0 2- ll- 94
0 2- l l- 94
Service
奨 励 報 酬 金 (月 )
備考
延長
(P
eso
/m
onth)
Km
13 93 53
T y pe -Ⅰ
.
Ⅱ M C & L at.A
6.6 86
2,67 4.0 0
32 2
T ype -Ⅰ
.
Ⅱ M C & L at.B
5.133
2,0 5 2.4 0
1 370 38
T yp e-Ⅰ
.
Ⅱ M a in C an al
3.520
1,40 7.0 0
4 04 8 7
T yp e-Ⅰ
.
Ⅱ M C & L at.D
5.0 8
2,00 6.2 0
42 67
T yp e-Ⅰ
.
Ⅱ L at.F
3.4 00
1,35 9.4 0
144 32 9
T yp e-Ⅰ
.
Ⅱ M a in C a nal
2 .82 6
1,12 9 .8 0
6
.
27
8
140 86 3
T yp e-Ⅰ
.
Ⅱ M C & L at. H
2,5 10 .20
40 93
T yp e-Ⅰ
.
Ⅱ M C & L at.I
4 .09 0
1,63 5 .20
14 139 2
N o C o ntract M C & L at J
4 .74
1,8 95 .60
40 3 58
N o C ontra ct M C & L at.K ,K - 1 3 .7 64
1,50 5 .00
14 254 8
T y pe-Ⅰ
.
Ⅱ L at. K
2 .4 39
9 74 .40
174 0 90
N o C ontra ct M C & L at.A
6 . 50
2,4 59 .80
18 65 3
N o C ontra ct M C L at.B - 1.B ー2
4 .7 82
1,9 12.40
D N -0 9 1-0 06 360
T yp e- I
M C L at.B - 3.B -4
7.64 5
3,0 5 7.60
D N -0 9 1-0 06 36 1 N o C ontra ct M ain C an al
3 .7 90
1,5 14 .80
D N -0 94 -0 06 69
P ip eline
0 232
T yp e- I
M ain C an al
4 .5 56
1,8 2 1.4 0
8 7 149
T y pe -I.Ⅱ M C & Lat.I
0 .2 73
4,10 9.0 0
D N -0 94 ー0 06 70 N o C o ntract M C & La t.J
3.0 88
1,2 3 4.8 0
D N - 094 -0 00 06 6 N o C o ntract L at. J ,J 1& J 2
4.98 2
1,99 2.0 0
D N - 0 94- 00 00 68 N o C o ntract L at.J ,J 2 & J 3
5 .52 6
2 ,20 9 .20
T y pe -I
D N - 0 94- 00 00 67
Lat.K & K 4 .64
1,85 6 .40
10 3 .32 8
4 1,3 16 .60
登 録番 号
Fee Collection
−12−
契 約 タイプ
管理範囲
(水 路 N 0)
7.添付資料
7.1調査団員
団長 下地富治 株式会社三祐コンサルタンツ 海外事業本部長
(調査期間:2004年9月14日 ∼9月21日、8日間)
団員 中野敏信 株式会社三祐コンサルタンツ 海外技術部参事
(調査期間:2004年9月14日 ∼9月24日、11日間)
団員 CorazonCabalza株式会社 三祐コンサルタンツ 海外技術部マニラ事務所
(調査期間:2004年9月14日 ∼9月24日、11日間)
7.2 調査日程
月 日
工 程
下地 :
名 古 屋 ⇒ マニラ(T G 6 2 1 ),中 野 :東 京 ⇒ マニラ(JL 7 4 1),
9 /1 4 日 (火 )
N IA (P D D )挨 拶 (マニラ泊 )
1 5 日 (水 )
三祐 マニラ事 務 所 スタッフ打 合 せ (マニラ泊 )
1 6 日 (木 )
C o ra z o n :マニラ⇒ブツア ン(P L 4 7 7 ) 下 地 ,中 野 :資 料 収 集 及 び 検 討 備 考
下 地 /中 野
マニラ着
C o ra z o n の
(タンダグ 泊 ) み 現 地 、 下
(マニラ泊 ) 地 、 中 野 は
マニラで 作 業
1 7 日 (金 )
C o ra z o n :
現 地 調 査 下 地 ,中 野 :資 料 収 集 及 び 検 討 1 8 日 (土 )
C o ra z o n :
現 地 調 査 、 移 動タンダグ
⇒ブ ツアン 下 地 ,中 野 :資 料 収 集 及 び 検 討 1 9 日 (日 )
C o ra z o n :ブ ツアン⇒ マニラ(P L 4 7 6 ) 下 地 ,中 野 :資 料 収 集 及 び 検 討
(マニラ泊 )
2 0 日 (月 )
現 地 調 査 の 結 果 整 理 ・分 析 、 JIC A 専 門 家 挨 拶 (マニラ泊 )
2 1 日 (火 )
現 地 調 査 の 結 果 整 理 ・分 析 、 下 地 :
マニラ⇒ 名 古 屋 (N W O 7 2 ) (マニラ泊 ) 下 地 帰 国
現 地 調 査 の 結 果 整 理 ・分 析 (マニラ泊 )
2 2 日 (水 )
2 3 日 (木 )
2 4 日 (金 )
N IA 本 部 表 敬 (現 地 調 査 の 結 果 報 告 ) (タンダグ 泊 )
同上
(マニラ泊 )
(ブ ツアン泊 )
同上
(マニラ泊 )
同上
(マニラ泊 )
中野:
マニラ⇒ 東 京 (JL 7 4 2 )
中野 帰 国
Note:下地9/14∼9/21、中野9/14∼9/24、Corazon(現地参加)9/14∼9/24
Corazonの現地調査の詳細は次表参照
−13−
Corazon Cabalza 現地活動内容
月
日
S ep tem b er 16
時
刻
10 :4 0
12 :15
活 動 内容
D epart M an ila to B u tu an C ity b y P lan e (P R 47 7)
A rri v ed B u tu an C ity &
fetch b y N IA R egio nal O ffice
cou nterp art staff
S ep tem b er 17
12 :3 0
L u n ch m eeting w ith tw o N IA C en tral O ffice & sev eral staff
fr o m R eg ion al O fi ce
14 :0 0
C ou rtesy call & m issio n bri efin g to M r. E m m anu el,
R egion al Irrig ation M an ager, N IA -C A R A G A (new ly
a ssig ned last July 20 0 4 & form erly fr om N IA -R e gio n X )
With tw o E ng in eers
14 :4 5
P ro ceed to P rov in cial Irrig atio n O ffice in T ab on -T ab on ,
T ag o, S un g ao del S ur b y land , fo ur h ou rs travel v ia A g u san
d el Su r tog ether w ith o n e R eg io nal O fi ce E ng ineer.
19 ‥
30
D in ner m eetin g w ith M r. A le gario , P rov in cial Irri g atio n
O fi cer w ith other P IO staff.
07‥
00
S tayed in T an d ag to g ether w ith R eg ion al O ffice E n g ineer
L eftH o tel in T and ag p roc eed to P rov incial Irrigation O ffice
0 7 :4 5
to m eet E n gr.P ante,A ssistant Irri g atio n S up erinten d ent
P roceed to T ag o IS assist b y E n gr.P an te ,E ng r.H o rserada &
0 8‥
15
S eptem ber 18
E n gr.N erm al
A rri v ed T ag o IS , p ass th rou gh m ain can als, laterals,
irri gated, no n- irrigated, area su itab le for irrigation
develo p m ent,tu rn o uts, sip h on s, and b ri dg es.
10 :00
A 汀iv ed T ag o D iv ersio n D am
12 :00
13:0 5
L u nch at B aran gay B aras
P ro cee d to area go ing to M im ie C h eck D am
14 ‥
00
F ro m b aran gay C aras-A n N IA staff decided not to proceed
M im ie C h eck D am becau se of lim ited tim e an d safety
15 ‥
05
p urpo ses.
A rri v ed Su m o -S um o C h eck D am
19 ‥
00
D in ner m eetin g & discussio n reg ard ing IA 's p articip ation
2 1‥
30
22‥
00
P roceed to N IA P IO for gath ering of do cum ents
Staye d in th e sam e H o tel in T and ag
08‥
00
L eft T an dag v ia S un g ao C ity g oin g B u tua n C ity tog ether
13 ‥
30
w ith R egio n al O ffice E n g in eer
L u nch S u n g ao C ity
16 :30
A rriv ed B u tu an C ity
S tayed in D otties P lace H o tel in B utu an C ity
S ep tem b er 19
13 :15
D epart B utuan C ity to M anila by P lane (P R 4 7 8)
14 ‥
45
A rriv ed M anila
ー14−
7.3 関係官庁面接者
National Irrigation Administration (NIA)
A. Central Office (Diliman, Quezon City)
Mr. Edilberto E. Punzal
Manager
Proj ect Development Department
Mr. Rolando T. Bonrostro
Manager
Construction Management Department
Mr. Rodolfo
Division Manager
Proj ect Formulation Division
Mr. Robert
D. Galez
A. Mohammed, Ph.D.
Mr. Lino P. Aldovino,
TeamLeader/Irrigation
Management Specialist
Southern Philippines
Irrigation
Sector Project-ADB Loan No. 1668-PHI
Ph.D.
Hydraulic Structure Engineer
Southern Philippines
Irrigation
Sector Project-ADB Loan No. 1668-PHI
おざわよしひろ
小澤輿宏氏
JICA専門家(NIAへの派遣)
B. Regional Office (Bancasi, Butuan City)
Mr.Johnny V. Emmanuel, CESO V Regional Irrigation
Ms. Melina I. Horserada
Sr. Engineer
Ms. Adeline
Supervising
Ms. Marili
C.
Manager
Provincial
H. Manlunas
Engineer A
M. Montes
Irrigation
Engineer A
Office(Tabon-Tabon, Tago, Surigao
del Sur)
Mr. Victor L. Alegario
Provincial
Mr. Lorenzo Pante, OIC
Assistant Irrigation Superintendent
Tago Irrigation System
Ms. Emilda
Engineer A
Tago Irrigation
C. Nermal
ー15−
Irrigation
System
Manager
7.4 現場写真 乙4 雰穿写者
−16−
タゴ川頭首工(上部橋梁)
頭首工下流
頭首工上流における流木
17
異常ゲート操作による過大流量
l
l
管理用道路の拡幅工事
開発予定地域(元計画の受益地)
18
右岸幹線沿い農家
籾乾燥場として利用(管理用道路)
整備された籾乾燥場
19
下流水路未整備による未使用ゲート
盛土地区の状況
壊れたサイフォン
20
環境適合承認の看板
コミュナル排水事業
コミュナル潅漑事業
21
スモスモ堰
スモスモ堰下流の流況
スモスモ幹線水路
22
スモスモ水路の分水工
潅漑されていないスモスモ地区
スモスモ地区の農家
23
付属資料 付屠資材
24
タゴR IS 水路延長調書
TAGORIS
OVERALL LIST OF CANALSINDICATING THE LENGTH OF
UNED and UNLINEO CANALSas to WATERSOURCE
N AM E O F CA N A L
1. S erv ed by Tag o R iv er :
A . LE FT M A IN C A N A L
B . R IG H T M A IN C AN A L
C . LA TE R A LS
1 Left Serv ce A rea
a. Latera A
b. Latera B
c
Latera D
d. Latera F
e.
Lateral H
f. Latera I
g. Latera J
h. 1atera K
I . Latera K-1
S ub-T otal
2
R ight S ervice A rea
a. Latera A
b.
Latera B-1
c.
Latsra B-2 d . Latera B-3 e . Late ra B -4 f. Latera G
g . Latera H
h. Latera H-1
S ub-Tota l
To ta l
Ⅱ- S erved by M im le R iver :
A . M IM IE S U P P LY C A N A L
B. R IG H T M A IN C A N A L
C . LA TE RA LS
1 R ight S ervice A rea
a. Latera I
b. Latera 1-1 .
c. Lateral J
d . Latera J-1 ,
e . Latera J-2
f: Latera J-3 .
S ub-To ta l
T otal
TOTAL
T O TA L
LEN G T H
LIN ED
P IPE LIN E D
U N LIN E D
R EM A R K S
(kms.)
(kms.)
(km s.)
(km s.)
IH H H H B l
l" H H H │i
!S S H IH! H H IH M
M
B
i
0+000-28+703
2 8.703
1:32 4
0
27.379蝣
0 +00 0-28+324
B M
I
2 8.324
0.485
4 .755
23.064U H
!S B S i
!H
9 !
0+000 -1 +843
1.843
0
1.8 43
H H M
l
0+000 -2+777
2 .777 !E B B !
0
2 .777 M
0 +000 -2+61 2
2 .6 12 n n g i
0
Z 6 12
0+000 -3+694
3 ,894
0
3 .894
0+000-0+976
0 .976
0
0 .976
0+000 -0+867
0 .867
0
0 .867
0+000-2+42 0
2 .420
^
I
0
2 .420IB H
0+000-1 +883
1 .883
0
1.883
0+000-2+43 8
2.438
0
2 .438
I^
^
H
19.71
0
0
19.7 1IH M H B B i l
蝣 H
I
ST AT IO N
0+000-1 +960
0+000-2 +850
0+000-2 +167
0+000-2 +1 1 7
0*0 00-2 +065
0+0 00-3+395
0+000-2 +386
0+000-3+707
if S
IB
l i
1.960
2.850
1.9 75
2.167
2.117
2.055
蝣 9 P
3.3 95蝣
2.386 蝣蝣 H P
3.707
20 .63 7
1.975
97.374
3.784
!S S S S IS! H U !
0+000-1+407
1.40 7
0 .040
28+324-44 +600
16.276
0 .63 1
!S B ^ H IJIB
B I
IB S S S IK!
S '
蝣
蝣 ^
0+000-2 +902
2.902
0
0+000-2 + 150
2.150
0
0+000-7+329
7.329
0
0+0 00-1 +328
1.328
0
0+000-1 +9 19
1.919
0
0+000-1+ 104
1.104
0
1 6.732
0
!S
B S
! 34.4 15
0.67 1
Ⅲ- S erv ed by Su m o-Su m o R iver :
>S
S 9 9 >
1 R ight S ervice A rea
7.031
a. La te ra K Supply C a na l 0+000-7 +03 1
0+000-2 +224
b. Lalara K-1
2.224
c. Latera K-2
0+000-1 +636
1.636
T ota l
1 0.881
ォ
!^ ^ H
!
G rand T otal
1 42.680
25
m m
0
0
0
0
蝣蝣 !
4.45 5
B
0
1.960ifi B
9 H
0
0.8751S H
0
2.167
0
2.1 17
0
2.055la s s s a
0
3.395 Included in the
0
2.386 LI BA S C IP
0
3.707
- do B S
H
0
18.66 2!S
4.756
88.835
!S
S H !
0
1.36 7
0
15.645
蝣
蝣 S
P
蝣 蝣 1
0
2.902
0
2.15i^
^
H
^
m
7.329 ¥^
0
0
1.328
0
1.919
0
1.104
0
1 6.732
0
33.744
iUB
B B S a
s m
i^
^
S
0
7.031
^
B
0
2.224i^
1.636
0
10.891
0
4 .755
1 33.470
I
I
¥
I
l
タゴR IS ラ
イ
ニ
ン
グ水路延長調書
TAGO R1S
INVENTORYOF CANALSwith LINING
N AM E O F CAN A L
S T A T IO N
1 - L E F T M A IN C A N A L
0 + 0 00
5
+
0
8
4
.
2
0
lI^^
^ ^^^^^
^^ ^^^^^^
^ ^ ^^^^^
^ ^ ^^^^^
^ ^ ^^^^^^
^ ^ ^ ^^^^
^ ^ ^^^^
l"^ ^ ^^^^B
^ " 5 + 2 50
1^ ^^^^ ^^^^ ^^^^ ^^^^ ^^^^ ^^^^ ^^^^ ^^^^ - 1 2 + 6 2 8
1^ ^^^^ ^^^^^ ^^^^ ^ ^^ ^^ ^^^^ ^^^^ ^^^^^ ^ 1 3 + 4 6 0
I^
h B
B
B
m
2 1 + 3 7 4 .4 0 i_ _ _ _ _ _ _ ^ ^ _ _ ^ _ _ _ = :2 1 + 4 3 5 .9 0 I蝣 蝣 蝣 蝣 蝣
S u b -T o ta l
IB
H
B
B
II - R IG H T M A IN C A N A L
0 + 0 00
蝣
蝣
蝣
蝣
蝣
I i 15 + 790
l^ ^^^^ ^^^^^ ^^^^ ^^ "'^ "" ^ ^^ "'"^ ^ ^^ '"^"" 2 9 + 8 1 1
29 + 83 0
B
B
B
H
B
! 29 + 907 2 9 1- 9 3 0
一
蝣 一
蝣 I 3 0+ 19 5 30 + 242
I^
^
^
^
M
42 + 60 0 S u b -T o ta l
Ⅲ - M IM IE S U P P L Y C A N A L
0 + 678
5 + 245
5 + 279
1 2 + 7 6 2 .7 5
1 3 + 6 5 1 .9 5
2 1 + 4 3 1 .9 0
2 1 + 5 0 7 .9 0
蝣 蝣 M i
LE N G T H
P ip e lin e d
L in in g
(l.m .)
( l .m .)
6 7 8 .0 0
1 6 0 .8 0
2 9 .0 0
¥
1 3 4 .7 5 ¥m m s m
1 9 1 .9 5
B H i
5 7 .5 0 IH
H l
7 2 .0 0 IB O
l 1 ,3 2 4 ,0 0
0 + 4 85
20 + 645
29 + 830
29 + 907
29 + 930
29 + 986
30 + 2 42
30+ 2 7 1
42 + 980
4 6 5 .0 0
4 ,7 5 5 ,0 0
a m
¥
1 9 .0 0 ¥w
7 7 .0 0
2 3 .0 0
56 .0 0 ¥m t a m
B
l
4 7 .0 0 蝣 B
2 9 .0 0
3 8 0 .0 0
1 ,1 18 .0 0 4 ,7 5 5 .0 0
mm mmm mm mm
0 + 3 20
-
0 + 36 0
1^ ^^^^ ^^^^^ ^^^^ ^^^^ ^^^^ ^^^^ ^^^^ ^^^^ *
IV - L A T E R A L B -1 (R S A )
0 + 5 11 .60 2 + 48 7
B
^
B
H
S
!
IB a H H H H B H H H
T o ta l
4 0 .0 0
1 ,9 7 5 .4 0
,
4 ,7 5 5 .0 0
m- m
26
11.
アクセス道路延長調書
Republic of the Philippines
National Irrigation Administration
TA60 RIVERIRRIGATION SYSTEM
Tago, Surigao del Sur
MASTERLIST OF ACCESS ROAD
LOCATION
LENGTH
(KM.)
Left Service Area
I. Tina- Sta Cruz
2. Libas Gua - Libas Poblacion
3. Alba Crossing - Alba Poblacion
4. Badong Crossing - Badong Poblacion
S.Siagao - Damsite
6. Banacan - S o t e l
TOTAL
Right Service Area
1. San Miguel - Patong
2. Patong- M a i t u m
3. Maitum - Castillo
4. Maitum - Sta Cruz
5. Sta Cruz - Sagbayan
6. Sagbayan - Caromata
7. Caromata - Umalag
8. Castillo - Bolhoon
9. San Miguel - Abaga
10. Abaga - Bolhoon
Unkios - Adlay
12. Adlay - Libas Sud
1 3. Gamuton - Libas Sud
14. Abaga - Libas Sud
15. Adlay - Anahao
16. Anahao - Unaban
TOTAL
GRAND-TOTAL
7.00
1.08
0.62
4.65
6.00
650
25.85
3.90
3.00
4.50
5.50
1.90
0.40
6.00
7.00
7,00
6.00
4.60
20.00
8.25
4.00
1.89
4.61
88.55
1 14.40
27
建設機械保有状況(
1)
Republic of the Philippines
National Irrigation Administration
TAGORIVER IRRIGATION SYSTEM
Tago,Surigaodel Sur
EQUIPMENT CLASSIFICATION
A.)
LIGHT EQUIPMENT
DESCRIPTION
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
1 1.
12.
1 3.
B. )
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
1 1.
12.
Motorcycle
Pick-up. Truck, Diesel
Pick-up, Truck, Gasoline
Station Wagon, Gasoline
Truck Cargo, Stake
Truck, Dump
Truck, Fuel Tanker
Truck, Lubrication
Truck Stake w/ BoomCrane
Truck Tractor w/ Trailer
Utility Vehicle, Diesel
UtilityVehicle,
Gasoline
Bus/Coaster/Hi-ace
N O . O F U N IT S
A l
38
10
3
28
1
10
1
7
67
3
11
1
9
72
A 2
2
4
1
1
3
1
1
1
8
3
1
152
R
2
1
1
1
8
21
2
3
1
12 9
HEAVY EQUIPMENT
3
Crane, Amphibious
Crane, Crawler
Crane, Truck Mounted
Dozer, Crawler, Tractor
Excavator Backhoe, Crawler
Loader, Crawler
Loader Wheel, Front End
Loader Wheel, w/ Backhoe
Mixer, Truck Transit
Motor Grader
Roller, Pneumatic
Roller, Vibratory
1
2
26
14
3
13
1
2
6
6
6
83
(1)
28
3
1
2
2
4
2
1
1
1
1
1
1
13
3
22
10
2
12
1
5
6
5
67
建設機械保有状況(
2)
SUPPORT EQUIPMENT
C)
DESCRIPTION
1. Air Compressor
2. Chainsaw
3. ConcreteBatching Plant
4. FarmTractor
5. Generating Set
6. Mixer,Concrete
7. PavementBreaker
8. Pile Hammer
9. Plate Compactor
10. PowerTiller
1 1. PumpCentrifugal
12. Roller, Sheepfoot
1 3. Vibrator, Concrete
14. Welding Machine/Transformer
15. Dragline Bucket
16. Clamsheel Bucket
17. Concrete Bucket
D. )
1.
2.
3.
4.
5.
6.
A l
8
4
1
1
1
1 4
2 6
4
1
4
4
2
A 2
6 6
1
3 1
9
1
3
2
R
7
3
1
10
2 4
4
1
4
4
4
3 5
3 1
1
3
2 8
5
4
1
3
17 9
2
5 4
1
10
1
2
3
6
1
1
1
4
4
2 1
9
4
12 5
SPECIAL EQUIPMENT
Drilling Rigg
Gate Machine
Pump Booster/Submersible
P u m pP r o p e l l e r
Rice Dryer
Rice Thresher
LEGEND:
A1
A2
R
n o . o f u N rr s
-
Operable Equipment
Equipment under repair
Equipment recommendedfor disposal
fn awaido
(2)
29
1
1
2
4
8
ジ スト
マに係る保健省報告・
R egion 13 (
CA RA GA )
PLANNING
SERVICE
- DOH
PHONE NO. :
7438301
SCHISTOSOMIASIS CONTROLPROGRAM
tropeR
January, 2004
GNID F
Active Cas es
o
O.Quadrosi
of
Cercariae--
Passiv eCas cs
A, SCHISTOSOMIASTS
8424
0.
41 %
No. Examined
No. Positive
PrevalenceRate
No.Treated
%Teated
2%
àB.
" OTHERHELMINTHS
100
84
4 27.
06 %
Prevalence.Rate
2
HEALTHEDUCATION
Nol
No.
LecturesConducted
LGU'S Networked
ENVIRONMENTAL SANITATION.
No. Households
No. HH-with Sanitary Toilet
No.of HH with Unsanitary Toilet
No.ofHHwithout Toilet
No.of HH with Access to Safe H2oSupply
No.
with Access to Doubtful: Source ofH2o
81233
8
80
0
2
238
3
SNAL CONTROL
N o . f Snail
NO.of Snail
No. Snail
No.of Snail
No. of Snail
Colonies
Colonies
Colonies
Colonies
Colonies
Surveyed / Re-checked
Positive of
Positive of
Molluscicided' ' "
Newly Discovered
30
2
HH
of
PI.
No. (086)211-39-87
Snails:
0
of
of
10:05flM
Department of Health j..:
CENTER FOR HEALTH DEVELOPMENT-CARAGA
Provincial Health Tfeain
Tandag,N o .Surigno
del Sur
(086>
211 -39-87
131
of
U 2084
Republic of the Philippines
Tel.
of
Sep.
2601+
0
FROM : FAMILY
22
5%
2
0%
10
Phirippines
the
Republic of
niifipK*
TAGORIVER IRIGATION SYSTEM
Tago, Surigao del Sur
AVERAGE DISCHARGE IN LITERS PER SECOND (LPS)
CY- 2002 and CY- 2003
JA N
FEB
M AR
A PR
M AY
3)
10 3 ,5 8 4
6 4 ,4 3 8
3 3 ,6 10
11,7 38
11, 923
T A G O RIVER
(20 0 2)
10 8 .96 8
9 4 .3 3 2
5 0 ,0 00
16 ,3 2 6
2 0 .1 4 1
MI MIE RIVER
(2003 )
T A G O RIVER (200
31−
79
9 27
59 4
362
1,
36*
TD
462
TD
11,
170
JU L Y
AU G
SE PT
2 4 ,8 46
17 ,0 7 6
1 4 ,6 46
16,4 7 6 4,5
7 .4 3 2 9,
64
1.12 1
1,3 18
1 ,6 23
2 3 23
438
4 65
406
4 12
16 6
2,209
7 51
OC T
NOV
8 ,0 6 1
7 ,0 6 7
6 ,7 0 9
1 ,9 35
1
D EC
17 3,9 97
14,3 43
2 3,75 8
,7 03
2 ,1 77
1,10 0
Note:TD・Teminal Drairage
AVERAGE RAINFALL IN MILLIMETER (MM)
CY-2002 and CY- 2003
^
^
^
_
JA N
SA G B A Y A N
(2 003 )
FEB
M AR
APR
JU N E
M A Y
2 74
6 .0 3
4 .3 2 6.30
4 .3l
19 .50
2 2 .11
10 .7 7
13 .6 3
8 87
1 0 .30
1.47
M IMI E (2003 )
22 .4 7
16 .96
.7 5
3 .0 5
7 .94
.85
S U M O -S U M O (2 0 0 3 )
293 9
2 43 9
12 .48
4 .10
8.0 3
8
3.0 8
. 38
5 .45
7 .50
3 .44
4 .9 3
4 .70
3
7 .53
4 .89
8 .2 3
8
74
4 .72
3 .50
5
NOV
2.93
.6 8
9 .6 1
O CT
3 .29
3.60
18 .0 4
(2 0 0 2 )
SE P T
5.87
2 3 .58
SA G B A V A N
AU G
JU L Y
6.
D EC
2 9 .9 0
9.
45
28 .7 5
2 3 .5 5
タゴRISにおける流失量及び降雨量 百計耳か罫注帥沖現帝乱
S U M O-SUM O SUPPLY CA N AL
1,1
JU N E
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