Comments
Description
Transcript
16PF14 - 海外農業開発コンサルタンツ協会
16PF14 フィリピン共和国 タゴ川潅漑システム機能強化計画 プロジェクトファインデイング調査 報 告 書 平成16年9月 社団法人 海外農業開発コンサルタンツ協会 ま え が き 株式会社三祐コンサルタンツは、社団法人海外農業開発コンサルタンツ協会 (ADCA)の補助金を得て、平成16年9月14日から9月24日までの11日間に渡って、 平成14年7月に実施したフィリピン共和国(RepublicofPhilippines)における農 業農村開発のプロジェクトファインディングのフォローアップ調査を行った。 タゴ川潅漑システムは、アジア開発銀行(ADB)によるF/S調査(1975−1976、計 画潅漑面積:14,500ha)を経て、ADBローンにより1977年7月に工事が開始された。 タゴ川頭首工及び左岸幹線水路は、当初計画通り1985年に工事は完了した。一方、右 岸幹線水路の始点から約7km地点より約33km区間の幹線水路路線は、西側の山沿い に選定されていた。1982年頃NPAによる工事妨害が激しくなり、この区間の施工が困 難となったため、始点から約5km地点で路線変更して、上流地区(計画港概面積:約 3,100ha)を潅漑する計画に変更して、右岸幹線水路工事は1985年に完成した。本 灌漑システム全体を早期に完成するため、右岸中下流地区(港概面積:約6,100ha)を 潅漑する2中河川に頭首工が計画され、これらの頭首工及び幹線水路工事等は1990年 に開始され、1994年に完成した。 この様に右岸地区は当初計画から大きく変更され、期待した地区内の中河川の水源 が不十分なため、当初計画潅漑面積は約11,300haに対して、現況潅漑面積は約1,500 ha(約13%)である。従って、地区全体では、当初計画灌漑面積は14,500haに対し て、現況潅漑面積は2,700ha(約19%)である。NIAは土地利用及び水源調査を実施 し、本地区の開発計画をレビューした結果、計画潅漑面積は約7,100haとして、F/S 調査時の右岸幹線水路を完成させる計画に変更している。 しかし、NIAがこれら潅漑システム機能強化にかかわる有償資金協力(事業費約 1,540百万ペソ)として経済評価を実施したところEIRRは7.95%と極めて低く、NEDAの ガイドライン15%に程遠いことが確認された。従って便益を増加させる努力の他に、 ライニング水路の延長を短くしたりして事業費を削減する努力を続ける必要があるも のの、円借款及びJICA無償も数件後が控えていることを考慮すれば、すぐに取り上げ られる可能性は低いと言わざるを得ない。 一方でADBではISP−2として80のNIS、CISのショートリストを作成しているが、そのリスト にはタゴRISは載っていない。また、NIAの新規案件リストにADBのタゴRISのTA(技術 協力、FS)がリストに挙っているが(2005年∼2006年)、今のところADBはコミットしていな い。従って現時点ではADBの援助も期待できない状況にある。 ただ可能性を考慮すればJICAの無償資金協力により建設機材を導入し、タゴRIS 事業をフィリピン側で進めて行くことがより現実的な選択と考えられる。NIAのタゴ RIS事務所が保有している建設機材は付属資料の保有状況に示すとおりであるが、傷 み、老朽化が激しく使用可能な機材は重機に関しては2割以下、サポート機材(コンプレッサー、 コンクリートミキサー等)では3割、特殊機材(リグ等)では4割となっている。 従って本事業の今後については水利組合強化に関連して建設機材の供与を行うと いう方針ですすめることが望ましい。22のIAがカバ−する面積は9,135haであり、こ れらのIAが、日本の無償資金援助、フィリピン国からの資金援助および派遣されてい るJICA専門家の助言を得ながら、農民参加による事業により施設を完成して行くこと になろう。 平成16年9月 株式会社三祐コンサルタンツ General Map of Tago National Irrigation DAM VSUMO-SUMO CHECK DAM KEY MAP à6" s CHECK DAM V -, X 1 1. f V JMIMIE LEGEND : ACTUALIRRIGATEDAREA SUITABLE FOR IRRIGATION DEVELOPMENT ^^ <^*> NOTSUITABLE FOR IRRIG. DEVELOPMENT LIMFT OF NEWSERVICEAREA ^^ SECOND GROUTHFOREST ^ffft ^^ ^^ BOLHOOWMABUHAYCIP LIBASSUDCIP RAINFIELD :*5 ^:« à"CTS ITE m ^^ ^^ * ^ ^^ RIVER _i GREEK » LATERAL - CANAL ^B MAINCANAL Pfincsu ^ J TAGO DIVERSION System SURIGA DEL SU ft ,-\ **r フィリピン国 タゴ川潅概システム機能強化計画 目次 まえがき 位置図 1.事業の背景・経緯 ………………………………‥1 2.事業の必要性 …………………………………………1 3.事業内容 …………………………………….6 4.事業の特色 ………‥.………………………….7 5.事業費 …………………………………… 8 6.総合所見 ………………………………………10 7.添付資料 ……….……………………….13 7.1調査団員 ………………………………….13 7.2調査日程 ………………………………….13 7.3関係官庁面接者 …………………………………‥15 7.4現場写真 ……………………………….16 付属資料 僻 ……………………………………………………………24 タゴRIS水路延長調書 ……………‥‖…… 25 タゴRISライニング水路延長調書 26 アクセス道路延長調書 ………………………‥27 建設機械保有状況調書(1) ………………………‖…………………28 建設機械保有状況調書(2) ………………………….29 ジストマに係る保健省報告-Region13(CARAGA)...”……………………………….日..”.‖30 タゴRISにおける流出量及び降雨量 31 1.事業の背景・経緯 ミンダナオ島北東部のスリガオ・デル・スール州に位置するタゴ川潅漑システム(Tago RiverIrrigation System,TRIS)はアジア開発銀行(ADB)によるF/S調査(1977 年7月、計画灌漑面積:14,500ha)を経て、ADBローンにより1979年に工事が開始 された。タゴ川頭首工及び左岸幹線水路は、当初計画通り1985年に工事は完了した。 建設後17年が経過したが畑地・草地及び原野の水田化が計画通り進まず現在に至って いる。当初計画潅漑面積は約3,200haであったが、現況潅漑面積は約1,100ha(約 34%)である。 一方、1985年に右岸幹線水路工事は開始されたが、右岸幹線水路の始点から約7km 地点より約33km区間の幹線水路路線は西側の山沿いに選定されており1985年頃治安 問題によりこの区間の施工が困難となったため、始点から約5km地点で路線変更して 上流地区(計画潅漑面積:約3,100ha)を濯概する計画に変更して、右岸幹線水路工 事は1989年12月に完成した。 本灌漑システムを早期に完成するため、右岸中下流地区(潅漑面積:約6,100ha)を 潅漑するため2中河川に頭首工が計画され、これらの頭首工及び幹線水路工事等は 1990年に開始され、1994年に完成した。また、残された右岸中流地区(潅漑面積:980 ha)を潅漑するため、小規模潅漑事業が計画されている。 この様に右岸地区は当初計画から大きく変更され、期待した地区内の中河川の水源が 不十分なため、当初計画潅漑面積は約11,300haに対して現況潅漑面積は約1,600ha (約14%)である。従って、地区全体では当初計画港概面積は14,500haに対して現 況潅概面積は約2,700ha(約19%)となっている。 最近NIAは土地利用及び水源調査を実施し、本地区の開発計画をレビューした結果、 計画潅概面積約7,100haを目標としてF/S調査時の右岸幹線水路を完成させる計画に 変更した。この事業に対する潅漑システム機能強化を目的とした有償資金協力が熱望 されている。 2.事業の必要性 本件対象事業の位置するスリガオ・デル・スール州の米生産は1995年の74千トンから、自然 災害や設備の老朽化、投資減少等により1999年には48千トンまで減少している。2001年の 州人口49万人の米消費量を考慮すると2001年には約60千トンの生産が必要とされそのた め地域外からの輸入23千トンを余儀なくされた。このような状況において、同州における潅 漑推進により米増産は必要不可欠である。地域(リージョン13)全体でも人口2.3百万人へ の食料供給のため2001年には約66千トンの地域外からの輸入に頼っているのが現状であり、 全国で2番目に潅漑面積発展率の低い同リージョンでの港概事業の発展が熱望されている。 また、本事業の受益地域内に位置するSanMiguel町の9村、Tago町の20村は農漁業 近代化法案により制定された重点的農漁業発展地域(SAFDEZ)であることからも、本 事業の実施は地域にとって極めて重要な開発事業とされている。 −1− タゴ川潅漑システム模式図 く2004) Tago River Diversion Weir Right Left MC MO L=28.70 A=1755 :5.3 L=20.54km A=1839 ha q=1 4cums Lax. L=l.99 A=90 n=7B0 L=1.99 A=71 0=235 cms km ha Ids n Original Right Main Canal Alignment a km ha Ids km ha Lat. B1 L=2.93 km A=56 ha a=477 Ids 6+960 Lat. B2 L=2.18 km A=173 ha q=430 lps L=2.13 km A=167 q=450 ha Ips [ 7+960 L=2.82 km A=115ha o=320 Ids [ L=2.64 A=97 a=390 9+485 km ha Ids I 6+270 | I ll+622 | Lat. r L=3.40 km A=158 ha 1 4+500 Lat. B4 L=2.07 km A=227 ha q=567 Ips *\ Pipeline 1 5+79020+545) Mimie Canal L=17.68 A=823 q=4800 km ha Ips 34+803 km ha Ips GO L=7.42 A=688 q=1900 41+985 A=108 Lat. J1 L=1.35 km A=98 ha q-280 Ips Weir Lat. K L=5.50 km A=284 ha q=167O lps Lat. J3 L=1.19 km A=49 ha CF196 Ips 26+660 i_at. t\i L=3.47 km km ha Ips Ut. J2 L=t.98 km A=103 ha CF370 Ips 22+480 Lat. J L=2.60 km A=167 ha Lat l L=2.97 A=135 q=360 19+751 Lat. 1 L=0.89 km A=53 ha q=21Q Ids N (Sta Mimic Weir Lat. m L=0.98 km A=12 ha g=24 Ids 1 0+505 2+07 28+400 ha 1 i_at. f\ L=1.97 km A=94ha [ 2-1-758 3+935 Lat. K2 L=1.65 km A=128 ha q=365 Ips ー2− | 1.システム名 2.所在地 3.水源及び水利権 Tago River Irrigation System (TRIS) Tago, Surigao del Sur ①Tago River ②Mimie River Permit#01744 22,500 LPS #13966 2,500LPS ③Mimie Spring # 12539 278 LPS ④Sumo-Sumo River # 12538 904 LPS ⑤Butong Spring 4.タゴ川流域面積(堰地点) 5.運用開始 6.事業費(当初) 7.灌漑受益地区 ①Tago, Surigao del Sur ゥSan Miguel, Surigao Sur # 11783 378 LPS 650 km2 1986年1月1日 833.69 million peso 4,041 ha 7,671 ha 8.灌漑可能面積 水源 灌 漑 面積(ha) 右岸 Tago R iver 3,555.22 M im ie R iver 2,357.00 Sum o-Sum o R iver 左岸 2,600 .00 2,380.00 - 820 .00 合計 右岸(新規) - 2,600.00 6,732.22 2,380.00 11 合計 8,535.22 2,357.00 820.00 ,712.22 9.計画灌漑面積 11,712 ha 10.確定灌漑面積(SPISPの最近年調査 7,361ha 水源 灌漑 面 積 (h a ) 右 岸 (* 1 ) T ag o R iv e r 1 ,9 3 9 .9 0 M im ie R iv e r 1 ,5 9 8 .4 0 S u m o -S u m o R iv e r 合 計 左 岸 (* 2 ) 右 岸 (新 規 ) 1 ,7 5 4 .0 0 1 ,7 5 8 .0 0 - 2 8 3 .9 4 - 1 ,7 5 4 .0 0 3 ,8 2 2 .2 4 1 ,7 5 8 .0 0 (*1)農地台帳による (*2)土地区画図による 2,778農家 11.受益農家個数 12.平均所有面積 13水利組合数 14.水利組合数(契約ベース) 15.水利組合員数 16.排水路密度 17.圃場内水路密度 18.契約された水路延長 0.87ha 22 13 1,390人 11.03 m/ha 5.25 m/ha 83.12 km 一3− 合 計 5 ,4 7 8 .9 0 1 ,5 9 8 .4 0 2 8 3 .9 4 7 ,3 8 1 .2 4 S agb ayan D am 19 ● 堰 の タイプ O g eeタ イ プ M im ie D am 堰 / 道路橋 チ ェ ッ ク ゲ ー S um o-s u m o D am ト タイプ 堰 テ ェ ッ ク ゲ ート タ イ プ 堰 20● 堰 の長 さ 2 0 0m 34 m 34 m 2 1● 堰 の高 さ 5 .0 m 3 .50 m 3 .50 m 2 4 .13 m3/s 2 .5 1 m3/ s 1.15 m3/s 22● 取水 量 23.水路延長 ①幹線水路 ② 2次水路 ③MDF ④排水溝 74.71 km 67.97 km 147.40 km 66.58 km 181箇所 24.分水口の数 25.道路延長 ①サービス道路 ②アクセス道 26.気象区分 116.492 km 114.40 km Type II (No distinct dry season) 27.平均年雨量 28.2002年における潅漑面積 3,613 mm Irr i gated A rea (ha) W ater Source Tago River M im ie River Sum o-Sum o Total W et Season A rea for D evelop. D ry Season R SA LSA Total R SA LSA Total (ha) 1,160.03 1,231.49 2,391.52 720.32 1,051.58 1,771.90 3,495.46 502.50 502.50 271.83 271.83 1,315.14 91.99 91.99 61.79 61.79 220.43 2,986.01 1,053.94 2,105.52 5,031.03 1,754.52 1,231.49 1,051.58 29.WRDP(Water Resources Development Project)プロジェクト ①システム改善及び修復(2002-2003) 17.00 million peso 30JBIC/JICA要請案事業費 Scheme-1 Scheme-2 Scheme-3 (タゴ川掛かり左右岸水路のリハビリ) 97.00 million peso (タゴ川掛かり左右岸水路のT)ハビリ) 及び2,380haの新規開発 367.00million peso (タゴ川掛かり左右岸水路のリハビリ、 2,380haの新規開発、 ミメ川及びスモ・スモ川の新規開発 526.00million peso −4− T R IS に お lナる 潅 漑面積 雨期 a 積 収 量 潅 漑h面 a 構 収 獲h面 年 198 6 57 9. 09 198 7 198 8 960 . 26 9 16. 60 198 9 99 7. 48 1, 27 7. 96 199 0 19 9 1 19 92 1, 46 3. 67 1, 90 0. 90 、収 獲 面 積 お よ び 収 量 乾期 潅 漑h 面 a 積 収 獲h面 a 柵 収 量 53 0 . 14 860 . 71 c a v /h a 8 5. 40 8 1. 33 9 17 . 78 9 25 . 70 74 0. 23 c av/h a 74 . 10 78 5. 30 85 6. 93 8 1. 00 7 1. 20 8 92 . 02 1. 10 9 . 20 60 1. 23 29 2. 94 64 . 59 64 . 37 1. 16 3. 38 8 3. 50 9 12. 52 4 2 5. 73 55. 40 6 55 . 43 1. 24 6 . 38 1. 32 3 . 73 1. 42 9. 35 8 3. 30 8 7. 33 1, 4 04 . 41 1. 7 65 − 87 7 13. 02 7 5 1. 80 76. 97 74 . 60 75 . 10 1, 25 7. 18 1. 66 8. 78 8 8. 37 8 1. 90 8 7. 09 1. 9 5 1. 81 1. 5 25 . 94 98 4. 85 1. 03 7. 74 80 . 80 77 . 19 1. 794 . 35 1, 6 4 3. 30 8 5. 21 8 1. 68 2, 0 24 . 51 1, 99 4. 65 2, 0 15. 20 1. 4 13. 50 1, 54 8. 79 76. 80 79. 41 1. 896 . 50 2, 0 17. 71 8 1. 86 7 2. 82 2. 39 7. 10 2. 0 2 1. 15 1, 3 5 8. 80 1. 14 8. 70 1, 19 9. 02 78. 92 6 9. 10 72. 50 19 93 19 94 2, 00 8. 85 1, 52 6. 64 199 5 199 6 2. 0 60 . 74 2. 3 13 . 85 199 7 199 8 199 9 2. 26 5. 55 2, 3 03 . 37 2. 6 58 . 11 200 0 2, 566 . 39 2. 0 7 5. 17 7 9. 25 2. 69 3. 97 1, 8 19 . 96 72. 79 20 0 1 2, 8 98 . 80 2. 9 86 . 01 2. 16 7. 10 2, 2 07 . 20 7 7. 90 78 . 06 2, 29 4. 52 2. 10 5. 52 1, 5 4 1. 62 70 . 83 7 6. 01 2. 6 94 . 16 1, 90 9 . 91 2, 0 92 . 14 1. 5 00 . 85 83 . 57 8 1. 71 2, 3 10 . 94 1. 72 2. 54 20 0 2 20 03 平均 1, 4 13 . 87 1, 7 39. 0 9 1. 0 9 1. 30 7 9. 06 73 . 25 雨期における潅漑面積、収獲面積及び収量 3.500 3.000 . 義 喪 牽 牽 嘉 −■ 一 一 ∵ 」 ̄一■■膚 ̄ 「  ̄  ̄ W 「 − _ 十㌔書 ̄ で __J P  ̄亨 ︵空\>mU︶ 笥2,000 吉1,500 一 . ◆一 0 0 6 4 2,500 (ha) 1.000 +潅漑面積 一●−収獲面積 収量(Cav/ha) 500 0 くO q⊃ ⊂〉 thJ ■寸■ く81くD ⊂〉 くV q〉 QD tnl餌l qI くb tn ⊂)Q Q くね くね OI くn くわ くb ⊂〉 ⊂〉 一一 ▼− ▼一・▼− ▼− ▼・− ▼− nJ くN 乾期における潅漑面構、収獲面積及び収量 3,000 2.000 月1,500 (ha)_.′ 1.000 500 0 くO q⊃ ⊂〉 N 寸 くO q ⊂〉(N ∞ qつ くn OI くわ くわ くh O ⊂〉 ○)の くね くね くわ qb くわ ⊂〉 ⊂〉 1・− ▼一 丁− ▼− ▼− ▼一 一一 nJ くN −5− 0 0 0 6 4 2 ( ■ 惑主 産庖 慧’ 愚 丸 i′ ■ 李・ 轡 二 日 ・ ′ √. 人 J TV −▼ ▼ ︵遥\>3︶ 2,500 +潅漑面積 +収獲面棟 収量(cav/ha) 3.事業内密 本件の主要コンポーネントは下記の通りである。 (1)潅漑施設建設 Tago川の既存潅漑地域の南側に展開する天水農地約4,400haに潅漑システム(幹 線水路、支線水路、管理用道路)を導入し、2期作農地に転換することにより作 物転換、農業生産性の向上、農家所得の向上・安定を図る。また、潅漑計画に 整合した営農・水管理及び施設の維持管理ができるように、幹線・支線用水路 のコンクリート・ライニング(水源水量が豊富でないため、漏水ロスを軽減す る)を行い、乾季・雨季を通じて安定した用水供給を図るとともに支線用水路 の伸延により田越し潅漑を改善する。また、分水工等のゲートの改修を行う。 これらの工事の地区決定においては実施設計時に受益農民の参加により住民の 意向を最大限反映させる。 (2)水管理合理化 本地区の水源水量は、乾期及び雨期の水稲2期作を可能にするには十分な水量で はない。受益農民の意向を反映した作付パターン及び作付カレンダーを確立し、 潅漑計画に整合した水稲栽培及び水管理を実施して、適切な潅漑システムの維持 管理がなれて、潅漑面積7,137haの水稲2期作の目標が達成できる。潅漑シス テムの適切な維持管理が実施できるように、潅概計画に整合した維持管理マニュ アルを作成するとともに、維持管理用道路の改良、維持管理用機材の整備を行う。 (3)水利組合強化 上記水管理合理化マニュアルの受益農民への徹底を図るためにも既存の22のIAs に加え新規開拓地区の水利組合を設立して、既存の22の水利組合と合わせて、 水管理・潅漑施設の維持管理に関するトレーニングを実施して、総合的な水管 理・施設維持管理・運営体制を構築する。このコンポーネントはNIA組織開発部 (IDD)の既存の手法を中心として行うとともに、現在実施中のJICAの水利組合 強化のスタディの方向性を取り込むものとする。 (4)実施機関の能力向上・強化 事業の実施、運営・維持管理等の事業の各フェーズに十分対応することが可能と なるようにNIAのTago RiverIrrigation SystemOffice、Provincial Office などの関係職員の維持管理運営能力の向上を図る。 (5)流域環境保全 タゴ川の流域にはフィリピンの他の地域と異なり原生林がまだ多く存在しているが、 不法伐採の横行や土壌浸食等で、これらの森林資源もいづれは減少していく可能性が 高い。将来の自然破壊を未然に防止することを目的として、本事業において「タゴ川 流域委員会」の設立、活動を支援することにより流域の環境保全を図る。また、具体 的活動としては流域環境保全ガイドラインの作成、住民啓蒙活動支援、NGOとの連 携、また流域保全に関連した実施中の各プロジェクトへの技術支援等が含まれる。 (6)住血吸虫対策 右岸幹線水路中流部の新規開拓地区内のタゴ川付近の低平地に、住血吸虫汚染地 −6− 域が約300ha存在し、農民の健康を害していると共に勤労意欲を減退させてい る。更に、これらの地域の子供にも感染者が存在し、将来の労働力減少に繋がっ ている。これらの地域の排水路を整備して湿地帯の解消のために、小排水路を導 入して、住血吸虫の宿主であるミヤイリ貝の住環境を破壊し、この貝の撲滅を図 ることにより住血吸虫を撲滅する。 4.事業の特色 本事業は、現況潅漑面積約2,700haを約3倍の約7,100haに拡大し、農業生産の 拡大に貢献し地域経済の安定を図るものであり、他地区における新規潅漑施設建設事 業あるいは既存の老朽化した灌漑施設のリハビリ事業の双方と比較して、限られた施 設整備投資により潅漑面積の飛躍的拡大が期待できる。 また、限られた水源を有効利用する潅漑計画に整合した営農・水管理・潅漑システム の維持管理等の総合的水管理体制を確立し、農民参加型の水利組合の強化を行うもの である。 さらには住血吸虫対策は地元住民の健康状況を改善するとともに、労働力の安定化、 また医療出費削減による農家の出費減等の経済効果をもたらすものである。 本事業の予備調査においては水源水量(乾期及び雨期の水稲2期作を計画)が再検討 され、受益地の地形・現況土地利用及び受益農民の要望・意向から受益地区を再検討 した結果、Tago RISはADBの当初計画受益面積14,500haの約50%の7,137haとな った。本案件は2002年1月にADBの”Southern PhilippinesIrrigation Sector Project(SPISP)”において調査がなされているが、受益面積が7,137haとADBのSPISP 採択基準最大3,000haを越えるため事業実施の対象外とされている。このADB調査で 実施された他の3地区の受益面積は800ha∼2,500haであり、プロジェクトコストも 約88∼283millionPesosに対して、Tago RISの事業費は後述の通り約1,540百万ペ ソを予想しており、その点でも日本政府ODAによる資金援助が期待されている。 1980年代前半には、本地区はNPAの事業妨害のため計画変更を余儀なく強いられ、当 初計画面積14,500haに対して、現在の潅漑面積は約2,700haであるが、潅漑地区は 当初計画通り水稲の2期作が可能となり、潅漑地区の経済は安定した。潅漑面積は少 ないが本事業は、潅漑事業の成功例と評価できる。また、潅漑地区の安定により、本 事業の完成後の1995年以降はNPA等の活動記録はなく、本地区の治安は維持されてい る。 前述の通り、本事業はADBローンにより始められ、NPAによる事業の妨害による事業 規模の縮小を強いられた。本地区の治安が回復した1990年代になり、NIA独自の予算 で、Mimie地区及びSumo−Sumo地区の開発が実施されたが、水源不足のため、受益農 民は当初計画の実施を切望している。 一万、本事業は潅漑システムのリハビリ・新設のみならず、潅漑計画に整合した営農・ 水管理・システムの維持管理が可能なよう、新規開発地区の水利組合の設立及び既存 22の水利組合を含めた総合的な水管理・システム維持管理体制の確立等のソフト面の 組織強化が不可欠であり、その点からも日本の技術力が期待されているものである。 ー7− 5.事業費 本事業の事業費は下記の様に積算されている。 日)潅漑施設建設 1,233,312,000ペソ (2)水管理合理化 32,590,000ペソ (3)水利組合強化 10,979,000ペソ (4)実施機関能力向上・強化 3,510,000ペソ (5)流域環境保全 15,104,000ペソ (6)住血吸虫対策 26,019,000ペソ 管理費、予備費、設計監理費他 218,415,000ペソ 合計 1,539,929,000ペソ (約40億円) 上記合計のうち、外貨分は1,030,864,000ペソ、内貨分は509,065,000ペソと計算さ れている。 −8− 事業費内訳 IT E M F oreig n Yea r1 Local T o tal F ore ign Year 2 L ocall Y ea r 3 T ota l F o reign Year4 L o cal T o tal Foreign L oc al Tota l F oreign L o c al 1,0 00 p ○, 01 u nit:1,000peso) Grand Tota l Local T o tal ( Ye a r5 T o tal F oreign 1 .S y s te m ー Re hab ./ Im p ro v em en t 3 94 ,5 0 3 1.1 Ex tension of Righ t Main Canal 1 .2Restoration /Im p rov ement o f S y s te m 1 .3 Im p ro v e m e n t o f O & M 1.4 1卵 4 1,2 17 3 ,二 拍l 16 3,7 31 5 - ○,2 23 3,12 2 1 .5Installation & tn nofo fAdditional A 血触 れ Structures ▲ 1 S5 tra in 脚 S d , 一T o tal 2.I mpro ve d W a te r M anegement r叩 】 加d J M .4* 丁 JW B h 2コ ■ Im p rov td W ater C ○n tro l S tra c ti加 2 .2 .1 D 山 O ォ th サ iw , T r叫 2 2 .2 C o n su lts か●W 0 止血 P , 2 .2 .3 D e9 甲a an d C o n stru ct血 S lA - T i○tL l 3 . IA D e ve lo p m en t 3 1 IS Strc 喝 th .叫 5 5 7 ,0 22 2 5 7,ロ14 ` lSK SS P ro tect io n D iko at Tag o Dvivers io n Dam 2 .1 W 血 ir M an ag em en t R 脚 16 2,5 19 r a in in g , C o n su lta tiv e W o :血 at p 3 .2 C re d it S v甲ip o rt P 叩 ■ l 3◆ 3 S ta f T r血 h U 0 血 ho p s O h h tl酔tO r 一▲8 如e latio n D ev t 3 .4 P ○ Zpu m iS ○ w ic es S 一 一T a b l 4 .Instituti n al D e ve lo p m e nt 2TM M 1 13 .12 0 5,10 -4 7,2 8 5 12 5.SM 3 70 ,13 3 13 一 m 10 ,4 07 3 M .6 13 1 7 13 4 2 10 ,4 5 3 4 `汚3 1● ` 、一和 7 5 ,4 13 2 4 6,7 56 3 94 ,50 3 4 28 ,33 6 7 ,6 5 7 1 8,10 9 1 7,42 1 1 88 ,33 3 12 .7ì 1 1,98 4 U 17 3,ユ〉 1 7号 05 N o.○ `, 1‡a 13 M 3 .24 3 2 i 0 1S 1,2 3 3 ,3 1 2 78 0 1 3ォ 3 ,1 20 56 3 52 5 7 30 Ⅷ 10 ,9 2 ? M .9 M 1 3.6 1 1 2 M .一 打一 3 1=≧ ,=始 U 48 1 12 53 1 ,4 )1 3ユ 宝 1 58 4,20 3 450 210 5 .6 04 75 70 1 虹】 22 5 2 10 8.ォ6 30 0 2暮 0 l l,3 08 53 2 ,8 0 2 1 5‡ ‡ .Jb 2 10 l l■ 加 lg7 175 7,`カ5 2 ,0 34 (.1 02 L 13 ` 3 .25 9 *.m U .O M 2J 5 5 ● 』" l l.4 11 1 .14 7 2 1,0 1 5 2 4 .4 4 3 2 8 ,02 0 v im ○ 81 1.5 34 1,6 1 4 4) 7 `7 まけ 45 13 8m 2 39 905 25 1 91 ` 1,7 20 119 1.8 11 126 72 1,3 79 1,45 1 < 22 1 54 1, 1 1,0 34 1一 0 38 3 l` 一 ● 3 .1 3 1 54 1 一` 12 5 19 10 4 25 8 ,7 5 1` " 10` 88 110 12 5 1M 12 9 3写 31 39 73 12 7 4 13 丁" 4指 M S 2 ,5 8 3 589 433 M il 10° SS 2 1, ォ 7 67 衣" 16 1 3 .0 67 3 ,2 遜 4∼ ` 8° 0 119 903 18 1 3 .4 ォ 3 J S2 1 12 6 25 477 502 1,0 34 I,m 2.7 M 2J 2` 柑1 M l 3 ,4 4 7 1M M 3 ,6 2 8 l●" 213 17 7 2 19 250 208 25% 75 `2 97 425 353 5m 4 15 73 1● ● 415 M M 6 8 l朋 2 ;q 52` 5一 喝 1,6 5 8 645 1S X ち, 一一 3 .5 18 2 ,8 7 0 655 50 4 144 33 25 1,2 9 2 295 1,4 35 32 7 57 4 l3 1 3 .16 6 5/M O コ2 7 25 2 10 1 1.17 ‡ SK K 1.30 9 1月刀 6 ,3 4 3 7 ,04 8 19 16 39 4A T ○ fto ne s] A 如is tan co S i* 蝣T t ta l 5 . W aters M an agement & Dev t 146 2 1サ 8 2, L2ォ 14 4 33 25 ¥p 9 2 2?5 2 27 1,4 35 32 7 2 52 287 66 31 353 3 ,17 :コ 3,5 24 17 6 lrユ8 ` 1▼ 762 17-5 1,5 8 6 1,76 2 70 5 55 4 4N 4 5.5 31 57 * 5.2 1 1 >j n 37● 3.3M 3 .T 7* 1,5 1 1 コ 3 ,67 8 2 M 7I 2 34 1 36 .0 19 2,34 1 M J U 2 M .n t 14 7.19 7 4 4 2.1 3S 30 .99 2 M M は 1 3 .88 0 1 5議 ォ.8 73 ■■ m 1.4* 2 S i* - T ri al D A SE C O ST T O TA L 7.Engineering m 30 ,1才2 1,8 72 4 .1 E q uip m e n t P ro c u re m en t 4 .2 S at f T :叫 恥 ri u ho p s 4 .3 N e tw o rk in g an d L ink ag es F u m r叩 5 .4 S u p p o rt to O n -go in g R > 1血 ilitati o n P ID l J∝l一 S t一 一T . h l 6 . P ro tection o f S chistosomiasis l心t○B○血 i8 6 1 D ra m 岬 C an al 5 5 7,02 2 6 1 6,88 9 ¥.4M 211 5 .1 W ai○ra te d M em t P la n nin g 5 .2 In stitu tio n al D eV t & S tre 吋 h . 血 ` 3 .3 P iD n u tカA O f C b 肋 rvft tio n . E f e ctiv e 1 `i! 5 19 & 4 IN J Tt 57 , 朋 2 3 β7 8 2 3 -` 7● lW 1 W ,7` 2 2 M .7M 13 ,蜘 0 15 .1-" ト 1 341 2.3 4 1 26 .0 1 9 2M U I - 4 4 7, 4 3 7 .13 3 U 2L 514 4 3 ,0 7 7 10 3 ,支持 1 9 ,0 96 5 27捌 6 2 ,17 3 15 6 .2 4 2 S ervice Fee 7 .1 D ○t曲 d D ○ B 呼i Sta ge 72C○ ins tru ctb n Su p e iv 血 <n S lag s S t▲ T a tal G RA N D T O T 瓜 3 8 ,7 69 1 7.1 86 5 5 .9 M 4 .30 奮 1一 9 L0 6 ,3 17 M ,7 `, 17, 1*` 55卿 1 0 .33 1 1岬 3 .2 M 7 ,2 ○3 15 ` 2 4 2 1,1 4 2 3 0 サ2 M ,サ M 3 ●● ー` , 1 7. lt` S 5 .J さ` 14 M サ 7 .M 3 2 1.1 4 2 4 M .O 7 15 .8 M L5一●● 1M .打` ー9− 4 6 .8 73 嶋 一丁, `礼 4 5 3 3 2J .I M l` ,-●TT ォM M 30 ,9 9 2 岬 1 5.88 0 1 JJ M 4 6 .8 7 3 2 2 1J 2 S 1サ." 2 M M 71 * x n 14 ` ,3 1 5 U M .W 4 7i n t 5 M .岬 2 11 ,4 15 lー S 3 M !抄 6.総合所見 上記事業費に基づいて、NIAで経済評価を実施したところEIRRは7.95%と極めて低く、 NEDAのガイドライン15%に程遠いことが確認された。経済評価をよくするためには事 業費を下げることと便益を上げることであるが、事業便益を上げるためには米作から 脱却を図り作付体系の多様化を図ること、また事業費を下げるためにはライニングコストの縮 減が課題となっている。 ADBでISP−2として80のNIS、CISのショートリストを作成しているが、そのリストにはタゴRIS は載っていない。また、NIAの新規案件リストにADBのタゴRISのTA(技術協、FS)がリ ストに挙っているが(2005年∼2006年)、今のところADBはコミットしていない。 円借款及びJICA無償も数件後が控えていることを考慮すれば、すぐに取り上げられる 可能性は低いと考えざるをえない。ただ可能性とすればJICAの無償資金協力により建 設機材を導入し、タゴRIS事業をフィリピン側で進めて行くことがより現実的な選択 と考えられる。 NIAのタゴRIS事務所が保有している建設機材は付属資料の保有状況(1),(2)に示すと おりであるが、傷み、老朽化が激しく使用可能な機材は重機に関しては2割以下、サポ ート機材(コンプレッサー、コンクリートミキサー等)では3割、特殊機材(げ等)では4割となっている。 従って本事業の今後については水利組合強化に関連して建設機材の供与を行うという 方針ですすめることが望ましいと考えて、下記に現在設立されている 22の水利組合 (IA)に関する概要を付記する。尚、22のIAのカバーする面積は9,135haであり、これ らのIAが、日本の無償資金援助、フィリピン国からの資金援助および派遣されている JICA専門家の助言を得ながら農民参加による事業により施設を完成して行くことに なろう。 −10− TRISにおける水利組合(IA)の概要(1 ) CY-2004 ゾー ン I- L S A Ⅱ - LSA Ⅰ -R S A Ⅱ - R SA 水 利 組 合 (IA )名 称 1.S iagao G ra in P la nters IA 2 . M asan ago n IA 3 .M a b unga ho n IA 4 . K ata m b a nan IA 5 . M a unta ron IA 6 .B a do ng IA 7.A lb a IA 8. B ajao/ C a gda pao IA 9. B ago ng S ila ng Ⅰ A 10 .D a yo an /T ab onta bo n IA 11 .G inton g P ala y F arm IA 12 . S a gb ay an IA 13 . M ah ayag /P ato ng IA 14 . B ulaw a no n IA 15 . M alam b uo n IA 16 . B a ras IA 17. L ayo g IA 18. B rgy. B an gsud /L ind oy IA 19. B ac e IA 2 0. B an san an IA 2 1. H ig hw ay P la nters IA 2 2. B asu la IA T ota 住所 S iaga o, S a n M igue l T ina ,S an M igu el M agroy o ng, S an M igue l L ib as G ua, S an M in gue l C a gpan gi, C ab an gaha n,T ago B ad on g,T ago A lb a ,T a go B ajao ,T ago G am ut,T a go D ayoa n, T ag o C am ago ng ,T ag o S a gb aya n ,T ago M ahay ag, S a n M igue l P ato ng ,S an M igu el P o blac ion , S an M ig ue l B aras, S an M ig ue l L ayo gーT a go B an gsud ,T a go A na hao D a an ,T ago K ina bigta sa n,T ago U na ban ,T ago S um o 一su m o ,T a go 灌 漑 面 積 農 家 戸 数 メン バ ー 数 分水工数 灌 漑 グル ー プ数 (戸 ) (人 ) (個 ) (個 ) (ha ) 24 2.00 18 4 10 0 12 12 200 .0 0 159 10 120 10 22 3.7 0 13 4 108 8 8 12 4 240 .0 0 1 17 8 8 26 3.0 0 84 34 7 7 10 2 2 9.0 7 100 4 4 2 79 .0 0 98 95 8 8 2 62 .7 2 02 19 2 12 12 98.0 0 125 12 1 5 5 2 25.0 0 104 94 5 5 24 7 .8 2 72 67 7 7 6 2 1.55 255 70 13 13 7 36 .80 22 6 69 11 11 7 76 .0 0 23 7 94 6 6 4 78 .40 260 127 9 9 6 70 .15 173 70 3 3 4 77 .0 0 130 70 8 8 6 4 6.03 17 3 166 13 13 6 2 3.80 44 42 6 6 65 6.7 5 17 1 150 12 12 4 30 .5 5 72 24 7 7 4 17.8 9 10 0 71 13 13 9 ,13 5. 2 2 3,22 9.0 0 2,10 1 187 187 ー11− O TRISにおける水利組合(IA)の概要(2) CY-2004 ゾーン Ⅰ - LSA Ⅱ - LSA Ⅰ - R SA Ⅲ -R SA 水 利 組 合 (IA )名 称 役員数 1. S ia gao G ra in P la nters IA 2 .M asan ago n IA 3 .M ab ung ah on IA 4 .K ata m ba na n IA 5. M alunta ron IA 6. B a do n g IA 7.Alb a lA 8. B aja o/ C a gdap ao IA 9. B ago ng S ila ng IA 10 .D ayo an /T ab onta b on IA 11 . G inton g P a lay F arm IA 12 . S ag bay an IA 13 . M ah aya g/P ato ng IA 14 .B ula w a no n IA 15. M alam b uo n IA 16 . B a ras IA 17. L ayo g IA 18. B rgy . B ang sud/ L ind oy IA 19. B ac e IA 20 . B an san an IA 2 1.H igh w a y P lante rs lA 2 2 .B as ula IA T ota Note: Type I Canal Maintenance Type II Canal Maintenance, ll 9 7 7 9 9 9 9 5 5 7 ll ll 9 9 7 9 9 7 ll 7 13 19 0 & M, Irrigation 登録 日 03 -2 5- 87 04 - 17- 86 2 - ll- 86 05 ー0 7- 8 7 02 -0 3- 8 7 0 9- 4 -8 7 0 5- 26- 8 7 0 5ー28 -8 7 0 6- 一8 7 0 4- 30 -8 7 0 7- 6 -8 7 0 2- 26 - 90 0 2- 04 - 9 1 1- 3 - 9 1- 4 - 9 0 2- ll- 94 2- 14 - 98 02ー 8- 9 2- 2 2- 94 02 - - 94 0 2- ll- 94 0 2- l l- 94 Service 奨 励 報 酬 金 (月 ) 備考 延長 (P eso /m onth) Km 13 93 53 T y pe -Ⅰ . Ⅱ M C & L at.A 6.6 86 2,67 4.0 0 32 2 T ype -Ⅰ . Ⅱ M C & L at.B 5.133 2,0 5 2.4 0 1 370 38 T yp e-Ⅰ . Ⅱ M a in C an al 3.520 1,40 7.0 0 4 04 8 7 T yp e-Ⅰ . Ⅱ M C & L at.D 5.0 8 2,00 6.2 0 42 67 T yp e-Ⅰ . Ⅱ L at.F 3.4 00 1,35 9.4 0 144 32 9 T yp e-Ⅰ . Ⅱ M a in C a nal 2 .82 6 1,12 9 .8 0 6 . 27 8 140 86 3 T yp e-Ⅰ . Ⅱ M C & L at. H 2,5 10 .20 40 93 T yp e-Ⅰ . Ⅱ M C & L at.I 4 .09 0 1,63 5 .20 14 139 2 N o C o ntract M C & L at J 4 .74 1,8 95 .60 40 3 58 N o C ontra ct M C & L at.K ,K - 1 3 .7 64 1,50 5 .00 14 254 8 T y pe-Ⅰ . Ⅱ L at. K 2 .4 39 9 74 .40 174 0 90 N o C ontra ct M C & L at.A 6 . 50 2,4 59 .80 18 65 3 N o C ontra ct M C L at.B - 1.B ー2 4 .7 82 1,9 12.40 D N -0 9 1-0 06 360 T yp e- I M C L at.B - 3.B -4 7.64 5 3,0 5 7.60 D N -0 9 1-0 06 36 1 N o C ontra ct M ain C an al 3 .7 90 1,5 14 .80 D N -0 94 -0 06 69 P ip eline 0 232 T yp e- I M ain C an al 4 .5 56 1,8 2 1.4 0 8 7 149 T y pe -I.Ⅱ M C & Lat.I 0 .2 73 4,10 9.0 0 D N -0 94 ー0 06 70 N o C o ntract M C & La t.J 3.0 88 1,2 3 4.8 0 D N - 094 -0 00 06 6 N o C o ntract L at. J ,J 1& J 2 4.98 2 1,99 2.0 0 D N - 0 94- 00 00 68 N o C o ntract L at.J ,J 2 & J 3 5 .52 6 2 ,20 9 .20 T y pe -I D N - 0 94- 00 00 67 Lat.K & K 4 .64 1,85 6 .40 10 3 .32 8 4 1,3 16 .60 登 録番 号 Fee Collection −12− 契 約 タイプ 管理範囲 (水 路 N 0) 7.添付資料 7.1調査団員 団長 下地富治 株式会社三祐コンサルタンツ 海外事業本部長 (調査期間:2004年9月14日 ∼9月21日、8日間) 団員 中野敏信 株式会社三祐コンサルタンツ 海外技術部参事 (調査期間:2004年9月14日 ∼9月24日、11日間) 団員 CorazonCabalza株式会社 三祐コンサルタンツ 海外技術部マニラ事務所 (調査期間:2004年9月14日 ∼9月24日、11日間) 7.2 調査日程 月 日 工 程 下地 : 名 古 屋 ⇒ マニラ(T G 6 2 1 ),中 野 :東 京 ⇒ マニラ(JL 7 4 1), 9 /1 4 日 (火 ) N IA (P D D )挨 拶 (マニラ泊 ) 1 5 日 (水 ) 三祐 マニラ事 務 所 スタッフ打 合 せ (マニラ泊 ) 1 6 日 (木 ) C o ra z o n :マニラ⇒ブツア ン(P L 4 7 7 ) 下 地 ,中 野 :資 料 収 集 及 び 検 討 備 考 下 地 /中 野 マニラ着 C o ra z o n の (タンダグ 泊 ) み 現 地 、 下 (マニラ泊 ) 地 、 中 野 は マニラで 作 業 1 7 日 (金 ) C o ra z o n : 現 地 調 査 下 地 ,中 野 :資 料 収 集 及 び 検 討 1 8 日 (土 ) C o ra z o n : 現 地 調 査 、 移 動タンダグ ⇒ブ ツアン 下 地 ,中 野 :資 料 収 集 及 び 検 討 1 9 日 (日 ) C o ra z o n :ブ ツアン⇒ マニラ(P L 4 7 6 ) 下 地 ,中 野 :資 料 収 集 及 び 検 討 (マニラ泊 ) 2 0 日 (月 ) 現 地 調 査 の 結 果 整 理 ・分 析 、 JIC A 専 門 家 挨 拶 (マニラ泊 ) 2 1 日 (火 ) 現 地 調 査 の 結 果 整 理 ・分 析 、 下 地 : マニラ⇒ 名 古 屋 (N W O 7 2 ) (マニラ泊 ) 下 地 帰 国 現 地 調 査 の 結 果 整 理 ・分 析 (マニラ泊 ) 2 2 日 (水 ) 2 3 日 (木 ) 2 4 日 (金 ) N IA 本 部 表 敬 (現 地 調 査 の 結 果 報 告 ) (タンダグ 泊 ) 同上 (マニラ泊 ) (ブ ツアン泊 ) 同上 (マニラ泊 ) 同上 (マニラ泊 ) 中野: マニラ⇒ 東 京 (JL 7 4 2 ) 中野 帰 国 Note:下地9/14∼9/21、中野9/14∼9/24、Corazon(現地参加)9/14∼9/24 Corazonの現地調査の詳細は次表参照 −13− Corazon Cabalza 現地活動内容 月 日 S ep tem b er 16 時 刻 10 :4 0 12 :15 活 動 内容 D epart M an ila to B u tu an C ity b y P lan e (P R 47 7) A rri v ed B u tu an C ity & fetch b y N IA R egio nal O ffice cou nterp art staff S ep tem b er 17 12 :3 0 L u n ch m eeting w ith tw o N IA C en tral O ffice & sev eral staff fr o m R eg ion al O fi ce 14 :0 0 C ou rtesy call & m issio n bri efin g to M r. E m m anu el, R egion al Irrig ation M an ager, N IA -C A R A G A (new ly a ssig ned last July 20 0 4 & form erly fr om N IA -R e gio n X ) With tw o E ng in eers 14 :4 5 P ro ceed to P rov in cial Irrig atio n O ffice in T ab on -T ab on , T ag o, S un g ao del S ur b y land , fo ur h ou rs travel v ia A g u san d el Su r tog ether w ith o n e R eg io nal O fi ce E ng ineer. 19 ‥ 30 D in ner m eetin g w ith M r. A le gario , P rov in cial Irri g atio n O fi cer w ith other P IO staff. 07‥ 00 S tayed in T an d ag to g ether w ith R eg ion al O ffice E n g ineer L eftH o tel in T and ag p roc eed to P rov incial Irrigation O ffice 0 7 :4 5 to m eet E n gr.P ante,A ssistant Irri g atio n S up erinten d ent P roceed to T ag o IS assist b y E n gr.P an te ,E ng r.H o rserada & 0 8‥ 15 S eptem ber 18 E n gr.N erm al A rri v ed T ag o IS , p ass th rou gh m ain can als, laterals, irri gated, no n- irrigated, area su itab le for irrigation develo p m ent,tu rn o uts, sip h on s, and b ri dg es. 10 :00 A 汀iv ed T ag o D iv ersio n D am 12 :00 13:0 5 L u nch at B aran gay B aras P ro cee d to area go ing to M im ie C h eck D am 14 ‥ 00 F ro m b aran gay C aras-A n N IA staff decided not to proceed M im ie C h eck D am becau se of lim ited tim e an d safety 15 ‥ 05 p urpo ses. A rri v ed Su m o -S um o C h eck D am 19 ‥ 00 D in ner m eetin g & discussio n reg ard ing IA 's p articip ation 2 1‥ 30 22‥ 00 P roceed to N IA P IO for gath ering of do cum ents Staye d in th e sam e H o tel in T and ag 08‥ 00 L eft T an dag v ia S un g ao C ity g oin g B u tua n C ity tog ether 13 ‥ 30 w ith R egio n al O ffice E n g in eer L u nch S u n g ao C ity 16 :30 A rriv ed B u tu an C ity S tayed in D otties P lace H o tel in B utu an C ity S ep tem b er 19 13 :15 D epart B utuan C ity to M anila by P lane (P R 4 7 8) 14 ‥ 45 A rriv ed M anila ー14− 7.3 関係官庁面接者 National Irrigation Administration (NIA) A. Central Office (Diliman, Quezon City) Mr. Edilberto E. Punzal Manager Proj ect Development Department Mr. Rolando T. Bonrostro Manager Construction Management Department Mr. Rodolfo Division Manager Proj ect Formulation Division Mr. Robert D. Galez A. Mohammed, Ph.D. Mr. Lino P. Aldovino, TeamLeader/Irrigation Management Specialist Southern Philippines Irrigation Sector Project-ADB Loan No. 1668-PHI Ph.D. Hydraulic Structure Engineer Southern Philippines Irrigation Sector Project-ADB Loan No. 1668-PHI おざわよしひろ 小澤輿宏氏 JICA専門家(NIAへの派遣) B. Regional Office (Bancasi, Butuan City) Mr.Johnny V. Emmanuel, CESO V Regional Irrigation Ms. Melina I. Horserada Sr. Engineer Ms. Adeline Supervising Ms. Marili C. Manager Provincial H. Manlunas Engineer A M. Montes Irrigation Engineer A Office(Tabon-Tabon, Tago, Surigao del Sur) Mr. Victor L. Alegario Provincial Mr. Lorenzo Pante, OIC Assistant Irrigation Superintendent Tago Irrigation System Ms. Emilda Engineer A Tago Irrigation C. Nermal ー15− Irrigation System Manager 7.4 現場写真 乙4 雰穿写者 −16− タゴ川頭首工(上部橋梁) 頭首工下流 頭首工上流における流木 17 異常ゲート操作による過大流量 l l 管理用道路の拡幅工事 開発予定地域(元計画の受益地) 18 右岸幹線沿い農家 籾乾燥場として利用(管理用道路) 整備された籾乾燥場 19 下流水路未整備による未使用ゲート 盛土地区の状況 壊れたサイフォン 20 環境適合承認の看板 コミュナル排水事業 コミュナル潅漑事業 21 スモスモ堰 スモスモ堰下流の流況 スモスモ幹線水路 22 スモスモ水路の分水工 潅漑されていないスモスモ地区 スモスモ地区の農家 23 付属資料 付屠資材 24 タゴR IS 水路延長調書 TAGORIS OVERALL LIST OF CANALSINDICATING THE LENGTH OF UNED and UNLINEO CANALSas to WATERSOURCE N AM E O F CA N A L 1. S erv ed by Tag o R iv er : A . LE FT M A IN C A N A L B . R IG H T M A IN C AN A L C . LA TE R A LS 1 Left Serv ce A rea a. Latera A b. Latera B c Latera D d. Latera F e. Lateral H f. Latera I g. Latera J h. 1atera K I . Latera K-1 S ub-T otal 2 R ight S ervice A rea a. Latera A b. Latera B-1 c. Latsra B-2 d . Latera B-3 e . Late ra B -4 f. Latera G g . Latera H h. Latera H-1 S ub-Tota l To ta l Ⅱ- S erved by M im le R iver : A . M IM IE S U P P LY C A N A L B. R IG H T M A IN C A N A L C . LA TE RA LS 1 R ight S ervice A rea a. Latera I b. Latera 1-1 . c. Lateral J d . Latera J-1 , e . Latera J-2 f: Latera J-3 . S ub-To ta l T otal TOTAL T O TA L LEN G T H LIN ED P IPE LIN E D U N LIN E D R EM A R K S (kms.) (kms.) (km s.) (km s.) IH H H H B l l" H H H │i !S S H IH! H H IH M M B i 0+000-28+703 2 8.703 1:32 4 0 27.379蝣 0 +00 0-28+324 B M I 2 8.324 0.485 4 .755 23.064U H !S B S i !H 9 ! 0+000 -1 +843 1.843 0 1.8 43 H H M l 0+000 -2+777 2 .777 !E B B ! 0 2 .777 M 0 +000 -2+61 2 2 .6 12 n n g i 0 Z 6 12 0+000 -3+694 3 ,894 0 3 .894 0+000-0+976 0 .976 0 0 .976 0+000 -0+867 0 .867 0 0 .867 0+000-2+42 0 2 .420 ^ I 0 2 .420IB H 0+000-1 +883 1 .883 0 1.883 0+000-2+43 8 2.438 0 2 .438 I^ ^ H 19.71 0 0 19.7 1IH M H B B i l 蝣 H I ST AT IO N 0+000-1 +960 0+000-2 +850 0+000-2 +167 0+000-2 +1 1 7 0*0 00-2 +065 0+0 00-3+395 0+000-2 +386 0+000-3+707 if S IB l i 1.960 2.850 1.9 75 2.167 2.117 2.055 蝣 9 P 3.3 95蝣 2.386 蝣蝣 H P 3.707 20 .63 7 1.975 97.374 3.784 !S S S S IS! H U ! 0+000-1+407 1.40 7 0 .040 28+324-44 +600 16.276 0 .63 1 !S B ^ H IJIB B I IB S S S IK! S ' 蝣 蝣 ^ 0+000-2 +902 2.902 0 0+000-2 + 150 2.150 0 0+000-7+329 7.329 0 0+0 00-1 +328 1.328 0 0+000-1 +9 19 1.919 0 0+000-1+ 104 1.104 0 1 6.732 0 !S B S ! 34.4 15 0.67 1 Ⅲ- S erv ed by Su m o-Su m o R iver : >S S 9 9 > 1 R ight S ervice A rea 7.031 a. La te ra K Supply C a na l 0+000-7 +03 1 0+000-2 +224 b. Lalara K-1 2.224 c. Latera K-2 0+000-1 +636 1.636 T ota l 1 0.881 ォ !^ ^ H ! G rand T otal 1 42.680 25 m m 0 0 0 0 蝣蝣 ! 4.45 5 B 0 1.960ifi B 9 H 0 0.8751S H 0 2.167 0 2.1 17 0 2.055la s s s a 0 3.395 Included in the 0 2.386 LI BA S C IP 0 3.707 - do B S H 0 18.66 2!S 4.756 88.835 !S S H ! 0 1.36 7 0 15.645 蝣 蝣 S P 蝣 蝣 1 0 2.902 0 2.15i^ ^ H ^ m 7.329 ¥^ 0 0 1.328 0 1.919 0 1.104 0 1 6.732 0 33.744 iUB B B S a s m i^ ^ S 0 7.031 ^ B 0 2.224i^ 1.636 0 10.891 0 4 .755 1 33.470 I I ¥ I l タゴR IS ラ イ ニ ン グ水路延長調書 TAGO R1S INVENTORYOF CANALSwith LINING N AM E O F CAN A L S T A T IO N 1 - L E F T M A IN C A N A L 0 + 0 00 5 + 0 8 4 . 2 0 lI^^ ^ ^^^^^ ^^ ^^^^^^ ^ ^ ^^^^^ ^ ^ ^^^^^ ^ ^ ^^^^^^ ^ ^ ^ ^^^^ ^ ^ ^^^^ l"^ ^ ^^^^B ^ " 5 + 2 50 1^ ^^^^ ^^^^ ^^^^ ^^^^ ^^^^ ^^^^ ^^^^ ^^^^ - 1 2 + 6 2 8 1^ ^^^^ ^^^^^ ^^^^ ^ ^^ ^^ ^^^^ ^^^^ ^^^^^ ^ 1 3 + 4 6 0 I^ h B B B m 2 1 + 3 7 4 .4 0 i_ _ _ _ _ _ _ ^ ^ _ _ ^ _ _ _ = :2 1 + 4 3 5 .9 0 I蝣 蝣 蝣 蝣 蝣 S u b -T o ta l IB H B B II - R IG H T M A IN C A N A L 0 + 0 00 蝣 蝣 蝣 蝣 蝣 I i 15 + 790 l^ ^^^^ ^^^^^ ^^^^ ^^ "'^ "" ^ ^^ "'"^ ^ ^^ '"^"" 2 9 + 8 1 1 29 + 83 0 B B B H B ! 29 + 907 2 9 1- 9 3 0 一 蝣 一 蝣 I 3 0+ 19 5 30 + 242 I^ ^ ^ ^ M 42 + 60 0 S u b -T o ta l Ⅲ - M IM IE S U P P L Y C A N A L 0 + 678 5 + 245 5 + 279 1 2 + 7 6 2 .7 5 1 3 + 6 5 1 .9 5 2 1 + 4 3 1 .9 0 2 1 + 5 0 7 .9 0 蝣 蝣 M i LE N G T H P ip e lin e d L in in g (l.m .) ( l .m .) 6 7 8 .0 0 1 6 0 .8 0 2 9 .0 0 ¥ 1 3 4 .7 5 ¥m m s m 1 9 1 .9 5 B H i 5 7 .5 0 IH H l 7 2 .0 0 IB O l 1 ,3 2 4 ,0 0 0 + 4 85 20 + 645 29 + 830 29 + 907 29 + 930 29 + 986 30 + 2 42 30+ 2 7 1 42 + 980 4 6 5 .0 0 4 ,7 5 5 ,0 0 a m ¥ 1 9 .0 0 ¥w 7 7 .0 0 2 3 .0 0 56 .0 0 ¥m t a m B l 4 7 .0 0 蝣 B 2 9 .0 0 3 8 0 .0 0 1 ,1 18 .0 0 4 ,7 5 5 .0 0 mm mmm mm mm 0 + 3 20 - 0 + 36 0 1^ ^^^^ ^^^^^ ^^^^ ^^^^ ^^^^ ^^^^ ^^^^ ^^^^ * IV - L A T E R A L B -1 (R S A ) 0 + 5 11 .60 2 + 48 7 B ^ B H S ! IB a H H H H B H H H T o ta l 4 0 .0 0 1 ,9 7 5 .4 0 , 4 ,7 5 5 .0 0 m- m 26 11. アクセス道路延長調書 Republic of the Philippines National Irrigation Administration TA60 RIVERIRRIGATION SYSTEM Tago, Surigao del Sur MASTERLIST OF ACCESS ROAD LOCATION LENGTH (KM.) Left Service Area I. Tina- Sta Cruz 2. Libas Gua - Libas Poblacion 3. Alba Crossing - Alba Poblacion 4. Badong Crossing - Badong Poblacion S.Siagao - Damsite 6. Banacan - S o t e l TOTAL Right Service Area 1. San Miguel - Patong 2. Patong- M a i t u m 3. Maitum - Castillo 4. Maitum - Sta Cruz 5. Sta Cruz - Sagbayan 6. Sagbayan - Caromata 7. Caromata - Umalag 8. Castillo - Bolhoon 9. San Miguel - Abaga 10. Abaga - Bolhoon Unkios - Adlay 12. Adlay - Libas Sud 1 3. Gamuton - Libas Sud 14. Abaga - Libas Sud 15. Adlay - Anahao 16. Anahao - Unaban TOTAL GRAND-TOTAL 7.00 1.08 0.62 4.65 6.00 650 25.85 3.90 3.00 4.50 5.50 1.90 0.40 6.00 7.00 7,00 6.00 4.60 20.00 8.25 4.00 1.89 4.61 88.55 1 14.40 27 建設機械保有状況( 1) Republic of the Philippines National Irrigation Administration TAGORIVER IRRIGATION SYSTEM Tago,Surigaodel Sur EQUIPMENT CLASSIFICATION A.) LIGHT EQUIPMENT DESCRIPTION 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 1 1. 12. 1 3. B. ) 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 1 1. 12. Motorcycle Pick-up. Truck, Diesel Pick-up, Truck, Gasoline Station Wagon, Gasoline Truck Cargo, Stake Truck, Dump Truck, Fuel Tanker Truck, Lubrication Truck Stake w/ BoomCrane Truck Tractor w/ Trailer Utility Vehicle, Diesel UtilityVehicle, Gasoline Bus/Coaster/Hi-ace N O . O F U N IT S A l 38 10 3 28 1 10 1 7 67 3 11 1 9 72 A 2 2 4 1 1 3 1 1 1 8 3 1 152 R 2 1 1 1 8 21 2 3 1 12 9 HEAVY EQUIPMENT 3 Crane, Amphibious Crane, Crawler Crane, Truck Mounted Dozer, Crawler, Tractor Excavator Backhoe, Crawler Loader, Crawler Loader Wheel, Front End Loader Wheel, w/ Backhoe Mixer, Truck Transit Motor Grader Roller, Pneumatic Roller, Vibratory 1 2 26 14 3 13 1 2 6 6 6 83 (1) 28 3 1 2 2 4 2 1 1 1 1 1 1 13 3 22 10 2 12 1 5 6 5 67 建設機械保有状況( 2) SUPPORT EQUIPMENT C) DESCRIPTION 1. Air Compressor 2. Chainsaw 3. ConcreteBatching Plant 4. FarmTractor 5. Generating Set 6. Mixer,Concrete 7. PavementBreaker 8. Pile Hammer 9. Plate Compactor 10. PowerTiller 1 1. PumpCentrifugal 12. Roller, Sheepfoot 1 3. Vibrator, Concrete 14. Welding Machine/Transformer 15. Dragline Bucket 16. Clamsheel Bucket 17. Concrete Bucket D. ) 1. 2. 3. 4. 5. 6. A l 8 4 1 1 1 1 4 2 6 4 1 4 4 2 A 2 6 6 1 3 1 9 1 3 2 R 7 3 1 10 2 4 4 1 4 4 4 3 5 3 1 1 3 2 8 5 4 1 3 17 9 2 5 4 1 10 1 2 3 6 1 1 1 4 4 2 1 9 4 12 5 SPECIAL EQUIPMENT Drilling Rigg Gate Machine Pump Booster/Submersible P u m pP r o p e l l e r Rice Dryer Rice Thresher LEGEND: A1 A2 R n o . o f u N rr s - Operable Equipment Equipment under repair Equipment recommendedfor disposal fn awaido (2) 29 1 1 2 4 8 ジ スト マに係る保健省報告・ R egion 13 ( CA RA GA ) PLANNING SERVICE - DOH PHONE NO. : 7438301 SCHISTOSOMIASIS CONTROLPROGRAM tropeR January, 2004 GNID F Active Cas es o O.Quadrosi of Cercariae-- Passiv eCas cs A, SCHISTOSOMIASTS 8424 0. 41 % No. Examined No. Positive PrevalenceRate No.Treated %Teated 2% àB. " OTHERHELMINTHS 100 84 4 27. 06 % Prevalence.Rate 2 HEALTHEDUCATION Nol No. LecturesConducted LGU'S Networked ENVIRONMENTAL SANITATION. No. Households No. HH-with Sanitary Toilet No.of HH with Unsanitary Toilet No.ofHHwithout Toilet No.of HH with Access to Safe H2oSupply No. with Access to Doubtful: Source ofH2o 81233 8 80 0 2 238 3 SNAL CONTROL N o . f Snail NO.of Snail No. Snail No.of Snail No. of Snail Colonies Colonies Colonies Colonies Colonies Surveyed / Re-checked Positive of Positive of Molluscicided' ' " Newly Discovered 30 2 HH of PI. No. (086)211-39-87 Snails: 0 of of 10:05flM Department of Health j..: CENTER FOR HEALTH DEVELOPMENT-CARAGA Provincial Health Tfeain Tandag,N o .Surigno del Sur (086> 211 -39-87 131 of U 2084 Republic of the Philippines Tel. of Sep. 2601+ 0 FROM : FAMILY 22 5% 2 0% 10 Phirippines the Republic of niifipK* TAGORIVER IRIGATION SYSTEM Tago, Surigao del Sur AVERAGE DISCHARGE IN LITERS PER SECOND (LPS) CY- 2002 and CY- 2003 JA N FEB M AR A PR M AY 3) 10 3 ,5 8 4 6 4 ,4 3 8 3 3 ,6 10 11,7 38 11, 923 T A G O RIVER (20 0 2) 10 8 .96 8 9 4 .3 3 2 5 0 ,0 00 16 ,3 2 6 2 0 .1 4 1 MI MIE RIVER (2003 ) T A G O RIVER (200 31− 79 9 27 59 4 362 1, 36* TD 462 TD 11, 170 JU L Y AU G SE PT 2 4 ,8 46 17 ,0 7 6 1 4 ,6 46 16,4 7 6 4,5 7 .4 3 2 9, 64 1.12 1 1,3 18 1 ,6 23 2 3 23 438 4 65 406 4 12 16 6 2,209 7 51 OC T NOV 8 ,0 6 1 7 ,0 6 7 6 ,7 0 9 1 ,9 35 1 D EC 17 3,9 97 14,3 43 2 3,75 8 ,7 03 2 ,1 77 1,10 0 Note:TD・Teminal Drairage AVERAGE RAINFALL IN MILLIMETER (MM) CY-2002 and CY- 2003 ^ ^ ^ _ JA N SA G B A Y A N (2 003 ) FEB M AR APR JU N E M A Y 2 74 6 .0 3 4 .3 2 6.30 4 .3l 19 .50 2 2 .11 10 .7 7 13 .6 3 8 87 1 0 .30 1.47 M IMI E (2003 ) 22 .4 7 16 .96 .7 5 3 .0 5 7 .94 .85 S U M O -S U M O (2 0 0 3 ) 293 9 2 43 9 12 .48 4 .10 8.0 3 8 3.0 8 . 38 5 .45 7 .50 3 .44 4 .9 3 4 .70 3 7 .53 4 .89 8 .2 3 8 74 4 .72 3 .50 5 NOV 2.93 .6 8 9 .6 1 O CT 3 .29 3.60 18 .0 4 (2 0 0 2 ) SE P T 5.87 2 3 .58 SA G B A V A N AU G JU L Y 6. D EC 2 9 .9 0 9. 45 28 .7 5 2 3 .5 5 タゴRISにおける流失量及び降雨量 百計耳か罫注帥沖現帝乱 S U M O-SUM O SUPPLY CA N AL 1,1 JU N E