...

国会FAXリポート/No.828 「TPPの真実」国民に隠す安倍政権

by user

on
Category: Documents
25

views

Report

Comments

Transcript

国会FAXリポート/No.828 「TPPの真実」国民に隠す安倍政権
国会FAXリポート/No.828
2016 年 04 月 11 日(月)民進党/衆議院議員 大畠章宏
連絡先:日立事務所(0294-21-5522)国会事務所(03-3508-7231)
ホームページ:www.oohata.com メールアドレス:[email protected]
至誠一貫・報恩感謝
「TPPの真実」国民に隠す安倍政権
「海苔弁当」のような黒塗りの資料
4 月 7 日、衆議院TPP特別委員会が開催され、TPP(環太平洋パートナーシップ協
定)と関連法案の実質審議が開始されました。この委員会の中で、TPPの交渉過程を一
切秘密とし、民進党へは文字を黒塗りにした資料しか提出しない政府に対し、玉木雄一郎
議員は、政府が提出したTPPに関する説明資料内容が、あまりにもひどすぎると抗議し、
「TPPは国民生活に幅広い影響を与えるにもかかわらず、政府は情報を出さない。TP
Pで生活にどんな影響があるのだろうかと、国民はこの審議を見ている。政府が情報公開
をすることは、TPPに賛成の立場でも、反対の立場でも後世への責任を果たす上で必要
なことだ」と指摘し、「守秘義務があるとしても、関係国が公開に同意した場合は公開で
きるとすれば、関係国の同意を取って公開すべきだ」と強く要求しました。
また、重要5項目(コメ、麦、牛肉・豚肉、乳製品、甘味資源作物)に関する政府の交
渉姿勢について玉木議員は、「最初から譲歩したということなのか。重要5項目を守るよ
うがんばったとさえ言えないのか。いつの時点ですべて守れないと判断し、一部譲歩した
のか経緯を明らかにすべきだ」と質問に対して、石原TPP担当大臣は「最終合意しかな
い」と答弁。玉木議員は「経緯を知らないでは、意味のある質疑ができない」として甘利
前大臣の特別委員会への参考人招致を要請しました。
西川公也特別委員長の著書「TPPの真実」の内容を公開せよ!
また、民進党として、西川公也衆院TPP特別委員長が発刊する予定の著書『TPPの
真実――壮大な協定をまとめあげた男たち』のゲラ刷りを入手したが、当初は 4 月中旬に
発刊予定であったようだが、衆議院補欠選挙(4 月 24 日投票)に影響するからか5月中旬
に延期したようだ。その中に『この交渉の成否は農林水産関係の譲歩にかかっている』と
記述されており、また、ニュージーランドの要求水準や、オバマ大統領の来日1カ月前か
ら、アメリカは従来の原則論から譲歩すると水面下で打診して来た、という記述もある。
一方、委員会では「守秘義務があるから一切交渉経緯は答えられな」とゼロ回答。本の記
載内容は交渉過程の守秘義務違反にはならないかと政府を追及しました。そして、この本
の原稿は「貴重な資料だ」として委員会への提出を委員長に求めましたがこれも実質拒否。
「不都合な真実を隠す」安倍政権
この 3 年間の安倍政権の動きを見ると、その特徴は、真実を隠し、国民受けする看板を
表に高く掲げ、国民の支持を取り付け、選挙戦を勝ち抜き、その後、本懐を遂げる手法だ。
しかし、最近では、一強多弱の国会情勢から本性をむき出しにし始めた。一つは「集団的
自衛権行使」。もう一つは、「新自由主義社会」。すでに、憲法違反の「安全保障関連法」
は強行採決で成立させた。また、「新自由主義社会」を実現するため、「産業競争力会議」
という表看板を掲げ、新自由主義的経営者らが中心となり、自分たちに都合のよいように
改革と称して、すなわち、「世界で一番企業が活躍しやすい国」を創るための法改正を提
言し、派遣社員の拡大、正社員の金銭解雇法案、残業代ゼロ法案などの成立を目指してい
る。安倍政権の中心に人間の姿は見えない。このままでは、助け合いの文化と歴史を持つ
日本本来の良さも消え、殺伐としたアメリカ型の競争格差社会となってしまいます。
「TPP」は国民のためのものでなければならない
経済連携そのものは将来の日本国のために必要だ。しかし、それは、あくまでも国民の
ためのものでなければならない。しかし、今回の「TPPの真実」という本の内容さえ国
民にひた隠しにして「締結」のみを急ぐ安倍政権の政治姿勢は、問題だ。委員会での質問
に一切答えず、「締結」を急ぐ。ひょっとしたら、安倍総理も担当大臣らも誰一人として
国民生活への影響の真実を知らないのではないか。このように国民をごまかし続ける安倍
政権に対して、野党は、あらゆる困難を乗り越えて、力を合わせ、国民のために、次期参
議院選挙と総選挙で、安倍政権を打倒しなければならない。
104 歳の日野原重明先生「命と時間を何のために使うのか」
3 月 29 日(火)、日韓議連の主催で、映画上映会が行われました。この映画上映会では、
実在する映画の主人公である韓国人テノール歌手「ベーチェチョル氏」も出席されました。
この実話による映画は、韓国人の天才テノール歌手が、声帯の病気で一時歌えなくなった
が、日本人プロモーターが、何としても復活させたいと、世界一の声帯手術医師(日本人)
を探し出し、手術により韓国人歌手が声を取り戻し、再び歌えるようになったという内容
です。この韓国人歌手を応援しようと日野原先生が会場においでになりました。上映前に
控室において幸いなことに日野原先生とお話しをする機会を得ました。
「104 歳までの長寿
の秘訣は」とお尋ねしたところ、「30 歳の時の体重を維持するように毎日の 3 度の食事と
生活に気を付けて過ごすことですね」と話しておられました。また、「人と出会いを大切
に生きることも大切ですね」と話しておられました。最後に、「命と時間を何のために使
うのかをよく考えて一日を大切に使うことですね」という言葉が印象的でした。
ボーイスカウト「たか章」を受賞
2 月 23 日(火)、ボースカウト議員連盟総会が開催されました。この総会の中で、長年
にわたるボーイスカウト振興国会議員連盟会員として運動発展に寄与したことを評価さ
れ、「たか章」を頂くこととなり、表彰状と記念の記章を頂きました。これからも、ボー
イスカウト活動の発展に努めることをお誓いし、御礼のご挨拶と致しました。
Fly UP