Comments
Description
Transcript
「まがたま」をつくろう!
こ だ い 古代のアクセサリー 「まがたま」をつくろう! 担当: 堀江 潔、前田 隆二 (一般科目) TEL : 0956-34-8435 E-mail : [email protected] 整理券:150枚 (事前申し込み) 製作時間:約50分 ① 9:30~10:20、②10:30~11:20、③11:30~12:20 ④13:15~14:05、⑤14:15~15:05、⑥15:15~16:05 みなさんは「まがたま(勾玉) 」をご存じですか?? とても不思議な、神秘的な形をし ていますね。まがたま(勾玉)が作られるようになったのは、今から 8000 年ほど前、縄文 時代です。当時、日本列島に住む人びとは、狩猟・採集生活を送っており、弓矢や猟犬を 使って狩りをして小動物を捕まえる、丸木舟で漁に出て魚をとる、浜辺で貝をとる、クリ やダイズなどを栽培するなど、色々な方法で食料を得ていました。当時の人びとは、シカ・ クマ・オオカミの歯、クジラ・イルカの牙などに穴をあけ、ひもを通して首からつり下げ、 アクセサリーにしました。自分たちの食生活を支えてくれる動植物に感謝する気持ち、ま た自然界にひそむ様々な危険から身を守り、またその日の狩りの成功を祈る気持ちから、 動物たちの歯や牙を身につけたのだろうと考えられます。縄文時代後期には、素材が長持 ちし見た目も美しい石などに変わり、さらに弥生時代・古墳時代には、硬玉やガラス、滑 石、碧玉、水晶、メノウ、コハクなど美しい色の特殊な石材が使われるようになりました。 今回は、やわらかくて削りやすい「滑石」という石材を使い、金工ヤスリやサンドペー パーなどを使って削り、まがたま(勾玉)をつくります。原始・古代の人びとが持ってい た、自然界や動植物への感謝・敬愛の気持ちに思いをはせながら、世界に1つしかない、 オリジナルのまがたま(勾玉)をつくりましょう! ★まがたま(勾玉)のつくりかた★ (1)石を選ぼう! 白、ピンク、黒、の3色から、好きな色 の石を1つ選びます。 (2)下絵を描こう! 展示している写真などを参考にして、鉛 筆でまがたまの形を石に描きます。 ひもを通す穴が、まがたまの頭の部分の 中心にくるよう、注意してください。 (3)ヤスリで削ろう! 金工ヤスリやサンドペーパ―を使い、下絵にそって、石をまがたまの形に削ります。 くびれた所が難しいですが、金工ヤスリをうまく使って削ってみましょう。 (4)ツルツルに仕上げよう! まがたまの形ができあがったら、耐水ペーパーを使い、水で細かい粉を洗い流しな がら、表面をみがきあげます。ツルツルになるまで、みがきましょう! (5)ひもを通そう! 仕上げを終えた後、最後にひもを通して首飾りにしたら、まがたまのできあがり!