...

DARBUKA - TONGER

by user

on
Category: Documents
24

views

Report

Comments

Transcript

DARBUKA - TONGER
Method for
DARBUKA
volume 2
日本語版
Ruben van Rompaey
ルーベン・ファン・ロムパエィ
Contents
Foreword
3
FAQ
3
Introduction
5
About Control
10
•
Syllables
10
Technique
11
•
Tek 右手人差し指
11
•
Tek 2フィンガー(中指&薬指)
12
•
Single Strokes 2
13
•
3連 & 6連
17
•
The Flam
20
•
Nail tick
21
•
The alternative Nail roll
22
Solo patterns
Odd Meter Rhythms
23
(変拍子)
25
Solos
29
•
Marching Darbuka
29
•
Rhythm Connections
31
•
Darbuka Encore
32
•
Rolling Teks
33
•
The Triplet Train
34
•
Groovy Düms
35
•
Darbukology
36
• Instant Accelerations
Links & Acknowledgements
37
38
2
Foreword
この Vol.2 では Vol.1 で学んできたことをさらに広げていく。より高度なテクニックとバリエーション、ソロ
のアイデアを盛り込んだ。巻末にあるソロにはそれらのテクニックを使っている。
本書では Darbuka のみならず、そのほか重要な楽器についてもふれた。これらの楽器の基本や性質を
知ることは、非常に重要である。
Vol.2 では新しい指使いと Roll テクニックを紹介する。この指使いは例えて言うなら、ピアノのスケール
練習のようなもので、このトレーニングにより楽曲を演奏するに当たっての基本のテクニック習得すること
が出来る。注意してほしいのは、このトレーニングは、演奏する早さや強打するといったものを鍛えるもの
ではなく、あくまでも音楽性を伸ばす目的であるということだ。キミ自身のサウンドを正しい姿勢で作り出す
ことに専念してほしい。鏡の前に座って、いつでも姿勢やテクニックをチェックするようにするとよいと思う。
Vol.1 と Vol.2 で学んだことを是非人前で披露してみてほしい。頭でわかっているということと、身体が自
然に動くということはまったく違うし、他の人の反応というものはとても大切だからだ。
それによって自分自身のサウンドを構築できるようになっていくはずだ。その場の雰囲気、エモーション、
インスピレーションなどによって表現力を高めてほしい。本で勉強するだけでなく、実際の演奏の場を経験
することによってどんどん上達するからだ。
FAQ - Frequently Asked Questions
- この本を買ったんですが、実は音符が読めないんです。どうしたらよいでしょう?
最初にも言ったけれど、この本は音符が読めることが前提で書かれている。実際、Darbuka プレーヤー
は音符が読めない人が沢山いるんだ。この本の写真と解説を良く見て、よく読んで理解したうえで、多くの
音楽を聴き、理論に明るい良い先生を見つけることをおススメする。
-練習をしていると時々筋肉痛や、手首の痛みを感じるんですが、そうなるとリラックスして演奏でき
なくなるんです。どうしたらよいのでしょうか??
もちろん、長時間練習すれば筋肉痛になるのはあたりまえだよ。自分自身の身体の自然な動きに従って
ヘンな動きをしないように注意することだ。大切なのは、正しく、リラックスした姿勢で座ることが大切。
そのためにも鏡の前で姿勢のチェックをしてみるといい。ストレスもよくない。楽しんで演奏できるように心
と身体をトレーニングすること。演奏のときの緊張とリラックス、このバランスが大切だ。
-
ボクはピアニスト/ギタリストなんですが、Darbuka もやってみたいと思います。Darbuka
の練習で指に負担がかかったりしませんか?
Darbuka の練習によって、指と手首が強くなる。ピアノやギターのフィンガーテクニックは違いがあるが、
それによってダメージを受けることはないから安心していい。ただし、長期間 Darbuka を演奏し続けると
手指がすこしこわばった感じになるかもしれないよ。
3
-
仕事が忙しくて練習時間がなかなか取れないんです。時間を有効に使って練習効果をあげる
にはどうしたらよいでしょうか?
練習スケジュールは人それぞれ。どのくらい練習時間が取れるかというのも人によって違う。大切なのは
「長く練習する」のではなく「どのように練習するか」ということが大切だ。たとえば10分の練習だけでも、
集中して、しかも楽しんで練習することができれば良いんだ。たとえば5分間の練習時間だったら、1つの
エクササイズを少しウォーミングアップしてから録音するんだよ。それで5分が終わるはずだ。次の日はそ
の録音を聞いて、間違った箇所、サウンドの悪い箇所をチェックし、そこを意識しながら、また演奏を録音
をする。それの繰り返しで、短時間でも驚くほど進歩する。
-
バケーションに出かけても練習を続けたいんですが、どうしたらいいんでしょうか?
楽器を持っていかなかった場合、イスに座って自分の膝頭でリズムの練習をする。膝頭での練習は
Darbuka の打面に良く似たポジションなんだ。もし、指の力をもっと強くしたいときは、例えば大理石のテ
ーブルや磨きこまれた石、あるは硬い木などで練習するといい。
いろいろなマテリアルで練習をしておくと、Darbuka の打面を叩くことが楽になるよ。
毎日練習をしているのですが、未だに基本テクニックが難しいんです?
うまくなるためにはステップ・バイ・ステップで時間が必要だ。スラップや Tek テクニックは確かに難しいテ
クニックなので、自分のものにするまでは時間がかかる。ひとつひとつの練習を、ゆっくりと、ちょっと大げ
さな表現で練習するといいと思う。たとえば、スラップのサウンドが Dum のサウンドに似てしまうような練
習ではいけない。ひとつひとつのサウンドが、本来の響きになるように練習してみてくれ。だからこそ、自
分のやっていることを是非、毎回録音してほしいんだ。そうすれば、間違ったサウンドになっていないか、
あいまいな表現になっていないか、いち早く知ることが出来るというわけなんだよ。
4
Introduction
この章ではそのほかの重要な楽器について説明する。
A) BENDIR
Bendir とは丸い「フレームドラム」である。(伴奏およびソロに使用する) たまに打面の内側に
獣皮でつくった糸状のものが付いている場合がある。この楽器には各種の演奏テクニックがあ
り、また、金属の枠やチューニングボルトの有無などといった数々の種類、いろいろなサイズの
Bendir がある。中東の音楽には欠かせない重要な楽器のひとつ。
Position 3
Position 4
5
B) HOLLO
Hollo は Bendir に良く似ているが機
能としては、よりベーシックである。基
本的に枠に厚みと深みがある。この
厚みと深みのある胴によって、パワフ
ルなサウンドを得ることができる。
C) BASS DARBUKA
この楽器はおもにソロ Darbuka を伴奏
する楽器で、主にベーシックなリズムをき
ざむ。現在ではこの楽器もソロ楽器として
ポピュラーになりつつある。楽器の大きさ、
サウンドなどから、アフリカの Djembe に
少し似ている。
6
D) エジプトモデルの DARBUKA
E) このエジプトモデルの Darbuka は
エッジに丸みがある。胴はアルミニウ
ム、その他金属、陶器あるいは木材
などで出来ている。スキンはヤギ、魚、
プラスチックなどで、ボディに美しいモ
ザイクなどの装飾が施してあるものも
ある。
F) トルコモデルの DARBUKA
トルコモデルの Darbuka は金属製の
シャープなエッジである。ほとんどがア
ルミニウム製である。エジプトモデルと
は形が違うので、例えばフィンガースナ
ップなどといった違ったテクニックを使
って演奏する。
7
G) DJEMBE
Djembe はアフリカの楽器である。
トラディショナルなテクニックは
Darbuka とは大きく違うのだが、
現在では Darbuka のテクニック
を使って、Bass Darbuka のよ
うに使用されることもある。この
Djembe のサウンドは他の中東
の楽器との相性がよい。
H) TEF & ZILLS
Tef (Riqq といもいう) と Zill
(フィンガーシンバル) はサウンド
の中でハイピッチな部分をつかさ
どる。Tef はいわゆるタンバリン
のようなもので、スキンは合皮あ
るいはナチュラルスキンでできて
いる。チューニングボルトがある
ものとないものがある。
Position 1
8
Position 2
Zill は小さなフィンガーシンバルで、中指と親指で使う。
9
Fly UP