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バングラデシュの日本語学習者を対象に- ハンド

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バングラデシュの日本語学習者を対象に- ハンド
会話力を
会話力を高めるための授業
めるための授業の
授業の提案
ーバングラデシュの
バングラデシュの日本語学習者を
日本語学習者を対象に
対象にー
アラム,
アラム,モハメッド アンサルル
メール:
メール:[email protected]
平成16年度日本語教育指導者養成プログラム(修士課程)
政策研究大学院大学、国際交流基金、国立国語研究所
第7回日本言語文化研究会
2005年9月3日(土)
1
バングラデシュの
バングラデシュの位置
2
バングラデシュの
バングラデシュの地図
3
バングラデシュの
バングラデシュの基本事情
正式国名:
正式国名:
バングラデシュ人民共和国
バングラデシュ人民共和国
首都:
首都: ダッカ
面積:
面積: 14万
14万7570平方
7570平方キロ
平方キロ
人口:
人口: 約1億4千万人
言語:
言語: ベンガル語
ベンガル語(98%
98%強)
他の言語:
言語:色々な小数民族の
小数民族の言語
独立:
独立: 1971年
1971年12月
12月16日
16日
4
外国語教育
カテゴリーA
カテゴリーA
(専攻)
専攻)
英語
英語
アラビア
アラビア語
アラビア語
ウルドゥ
ウルドゥ語
ウルドゥ語
ペルシャ
ペルシャ語
ペルシャ語
カテゴリーB
カテゴリーB
(一般コース
一般コース)
コース)
フランス語
フランス語
日本語
ドイツ語
ドイツ語
韓国語
ロシア語
ロシア語
中国語など
中国語など
5
日本語教育の
日本語教育の歴史
1972年
1972年:
ダッカ大学
ダッカ大学で
大学で日本語教育開始。
日本語教育開始。
1972年
1972年:
在バングラデシュ日本大使館内
バングラデシュ日本大使館内に
日本大使館内に日本語学校設置。
日本語学校設置。
1974年
1974年:
ダッカ大学別棟
ダッカ大学別棟の
大学別棟の言語研究所内に
言語研究所内に4年コースの
コースの日本語科設置。
日本語科設置。
1987年
1987年:
日本アカデミー
日本アカデミーで
アカデミーで日本語コース
日本語コース開始
コース開始。
開始。
1996年
1996年:
ラジシャヒ大学内言語
ラジシャヒ大学内言語センター
大学内言語センターに
センターに日本語科設置。
日本語科設置。
1998年
1998年:
ジャハンギルナガル大学内言語
ジャハンギルナガル大学内言語センター
大学内言語センターに
センターに日本語科設置。
日本語科設置。
2000年
2000年:
日本語能力試験インド
日本語能力試験インド・
インド・カルカッタにて
カルカッタにて実施
にて実施。(
実施。(受付
。(受付は
受付はダッカにて
ダッカにて)
にて)
2001年
2001年:
2001年
2001年から日本語能力試験
から日本語能力試験が
日本語能力試験がダッカにて
ダッカにて実施
にて実施されている
実施されている。
されている。
2002年
2002年:
クルナ大学内言語
クルナ大学内言語センター
大学内言語センターに
センターに日本語科設置。
日本語科設置。
1998年度海外日本語教育機関調査(国際交流基金)
白井桂(1984)「バングラデシュの日本研究」
『国際交流39』
6
研究の
研究の背景と
背景と目的
背景
バングラデシュの日本語教育は文法中心
教室外で話す機会がほとんどない
会話力が非常に低い
目的
日本語の授業にコミュニケーション活動を取り
入れることを教師や学習者が受け入れるかどう
か、を調査する
受け入れにくいとしたら、どのような問題
点があるのかを調査し、解決法を提案する
7
研究方法①
研究方法①
ー実験授業ー
実験授業ー
(1) 予備調査
(2) 実験授業の
実験授業の準備
① 形容詞:ペアワーク、グループワーク、ロールプレイ
② 授受表現:ペアワーク、グループワーク、インタビュー
(3) 実験授業の
実験授業の実施
① ダッカ大学
② 日本アカデミー(チッタゴン市)
8
研究方法②
研究方法②
ー教師の
教師の調査ー
調査ー
(4) 教師の
教師の調査
①
実験授業についてのアンケート調査:12人
②
実験授業についてのインタビュー: 14人
③
グループディスカッション:5人(私を含め)
④
他の言語の教師との意見交換:英語、フランス語、
中国語の3人教授との意見交換
9
研究方法③
研究方法③
ー学習者の
学習者の調査ー
調査ー
(5) 学習者の
学習者の調査
①
前提となる調査: 98人
②
実験授業についてのアンケート調査: 77人
③
ビリーフ調査: 77人
④
グループディスカッション:6人
⑤
卒業者のグループディスカッション:3人
10
分析方法
①インタビューとディスカッションの文字起し
②アンケートの記述部分
→キーワードでカテゴリーに分類
Ⅰ.肯定的な意見
Ⅱ.問題の指摘、提案
Ⅲ.その他の意見
③アンケートの数値部分
→集計し、参考資料として利用
11
結果と
結果と考察①
考察①
ー肯定的な
肯定的な意見ー
意見ー
(1) 「会話力の
会話力の向上に
向上に関わる意見
わる意見」
意見」
できるだけ教室で話させることが効果である
このような活動で会話力が高まる
学習者が会話力の向上を強く望んでいる
(2)「
(2)「学習者の
学習者の心理に
心理に関わる意見
わる意見」
意見」
楽しかった、参加できてうれしい、とても気に入った
緊張しないで授業に参加できた、積極的に参加できた
自信が身についた
自分の会話力がわかった
12
結果と
結果と考察②
考察②
ー問題の
問題の指摘、
指摘、対策案ー
対策案ー
Ⅰ.教師に
教師に関わる問題点
わる問題点
対策案
①教授法の
教授法の知識が
知識が浅い
授業計画をきちんと立てられる
教授法の知識を身につける機会
を設ける
対策案
②授業に
授業に計画性がない
計画性がない
新学期が始まる前にカリキュラム
を立てる
13
結果と
結果と考察③
考察③
ー問題の
問題の指摘、
指摘、対策案ー
対策案ー
Ⅱ.学習者に
学習者に関わる問題点
わる問題点
対策案
①能力試験の
能力試験の影響がある
影響がある
学内の期末試験の口頭試験のやり方
などを変える
OPIテストについて学習者に伝える
対策案
② レベルのばらつきが
レベル のばらつきが
大きい
ペアやグループの作り方を工夫する
学習者によっては、活動の内容、流
れなどを把握させる準備期間を設ける
14
結果と
結果と考察④
考察④
ー問題の
問題の指摘、
指摘、対策案ー
対策案ー
Ⅲ.制度や
制度や環境に
環境に関わる問題点
わる問題点
対策案
①授業時間が
授業時間が短い
授業計画をきちんと立てる
授業時間を効率的に使う
②1クラスの
クラスの学習者数が
学習者数が多い
対策案
ペアティーチング
15
授業改善の
授業改善の提案
提案1
提案1⇒
年間カリキュラムを作る
提案2
提案2⇒
教科書全体の活動集を作成する
提案3
提案3⇒
教師会を創設する
16
ありがとうございました。
ありがとうございました。
17
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