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NSPdoctor MAIL MAGAZINE
ホ ー ル コ ン サ ル テ ィ ン グ・ メ ー ル マ ガ ジ ン NSPdoctor MAIL MAGAZINE 【4 月 15 日発行:創刊号】 お世話になっております。お客様の次のステージへご提案を続けるNSPドクターです。 この度、お客様のご要望も多々あ り、 メールマガジンを再開させて頂く事となりました。 日々の営業にお役立ちすべく、有益な情報などなど定期的に配信さ せて頂きます。配信につきましては完全無料、 月1回程度の配信、お付合い、お取引、お名刺交換を弊社メンバーとさせて 頂いた方への配信とさせて頂いております。今後とも弊社、 グループ会社共々、宜しくお願い致します。 今月号目次 ・ここが噂の激戦区&新規出店!∼独自の視点で市場考察∼ ・機械の事なら俺に聞け!∼機種研究担当者が新台や機械について考察!∼ ・調整の駆け込み寺!∼パチンコスロットどんと来い!旬の機種、調整ポイント&設定傾向∼ ・業界Q&A ∼業界の事なら何でもござれ∼ ここが噂の激戦区&新規出店!∼独自の視点で市場考察∼ 今回は創刊号の特別企画!東京都内激戦区で実績を叩きだしているホール様より激戦区で勝ち抜くノウハウをインタ ビュー!伺って来たお話を以下でご紹介致します。 激戦区を勝ち抜いているホールのこだわり 1.お客様目線 お客様目線で有名な埼玉の競合『ヤマフジ』 さんでやっているような事をすべて実施イメージでやっている。 2.釘調整の研究 激戦区に責任者、調整担当者が出向き、実際にどのような調整内容を実施しているか徹底的に研究する。 特に『やすだ』 さんの大山市場は徹底して研究した。 『マルハン』 さんや『楽園』 さんへの対抗する際の調整であったり、 ど の程度や期間開けるのかも調査済み。その他、バラエティーや複合機種配置だからといって手を抜かず、各台でストレ スがない調整を日々研究。台ランプへの吸い上げ方にも各台、機種特性を加味し、配慮している。 3.スタートは 5.9 回以上を目標(≒1000円スタート18回以上) 大手の手法は『新台高速回転⇒抜く営業⇒回らない⇒客離れ』 と間違っている。 自ら首を絞めているようなもの、新台の 導入は遅いが、その分回す店として認識してもらい、営業スタイルを確立、認知してもらう努力を怠らない。 4.快適な遊技環境を整える 過去はどこも設置台数に拘っていたが、今は空間重視。減台してでも台間を広げて、快適な遊技環境を提供出来るよう 意識している。特に、ヘビーユーザーが多い今、限られたお客様が何度も来店するわけだからそのお客様へ満足しても らえる遊技環境を整えるのは当然の事。限られたお客様を大事にする。 5.機械代は粗利比 17% 当ホール沿線は12%で営業できている為、 自店に合わせた機械台費を設定した。中古はだいたい15万円を切ったら購 入を決定等ルールを作った。機械台の一連の流れに執着する。導入の仕方、使い方、撤去の仕方をトコトン追求し、お客 様目線で気を配っている。社長が根っからのパチンコ好きでユーザー目線に立てるからこその拘りでもある。 店舗人員主導の徹底した他店調査 1.ミステリーショッパー 従業員は6店舗ある他の店舗へ抜き打ちで行き、チェックし各項目を点数化する。 この点数が店舗評価の点数へと加算 され、従業員のモチベーションとなっている。 2.店舗調査報告 社員には、休日に『ヤマフジ』 さんか『やすだ』 さんのいずれかに視察調査を励行している。市場調査後報告書を出させ、 自店に落とし込めるようにしている。調査費用として会社負担で2∼3万円出し、 しっかり業務の一環として研究出来るよ うにしている。 店内、外観風景 外観 店頭だけを観ると、 ここはパチ ンコ店か?と思わせる様相です が店内は一転 お客様に対するリクエストにお 答え 店舗案内図、細かく分かりやすく表記音量計 測機などもあり、遊技環境への配慮が伺える。 市場稼動状況(12 時前後) ① 競合A店 ・5S=61名(22%) ②競合B店 ・4P=53名(16%) ・1P=14名(14%) ・20S=20名(12%) ・5S=0名(0%) ③ 該当店舗 ・4P=6名(7%) ・1P=16名(34%) ・0.5P=12名(31%) ・20S=10名(12%) ・5S=6名(33%) 社長の市場見解 上記①はピークが土日で150名近くまで上がっていたが今は90名前後まで落ちており、結局は機械導入するか否かで客 数が変化。粗利益=機械代で採算度外視となっており永遠に続けられる訳がないので先は無い。 上記②はオーパビルを購入してから財務がおかしくなった。阿佐ヶ谷パルコの改装や荻窪会館の改装で悉くコケて、オ ーパの新台導入も遅れを取っている。オーパは30玉交換として、その他の店舗は等価になっており、等価で回らない店 舗ばかりなので、それでも今新台を入れつつ回るのは「ヒノマル荻窪店」 で、最近稼働が上がってきている。 うちが目指すのはこのヒノマルで、それも新台は遅いがヒノマルよりも回る調整にすること。今は広告規制の関係でス ロットはどんどん厳しくなるから、 これからはパチンコに注力する。 試打報告 ・4円パチンコMAXスペック ⇒19回/K ・1円パチンコMAXスペック⇒75回/K こんな優良店舗が身近にあったとは思いませんでした。 業界人が知れば、皆打ちに行くと思います。たまに液晶が止 まる時がありますが、ほとんど止まらないし保留満タンの時もあり申し分ない!社長の思い、パチンコ店のあるべき姿が ここにあるように感じました。 機械の事なら俺に聞け!∼機種研究担当者が新台・今が買いの中古機等独白!∼ 個人的な注目機のご紹介 今月よりスタートしたメールマガジン。 ここでは色々な機種の情報、噂など個人的見解を交え、 ご紹介させて頂きます。 あくまで個人的な意見ですので、悪しからず…。 まず、ニューギンの『美夏美華』をご紹介します。 この機種のスペック概要はガオガオキング以来のドラムで確率1/128 32回転のST機。 1:1で約500発、約2,000発の出玉振分となっております。 この機種の何が注目すべき点かと言うと、当然、 ドラムな所?1/150を切る確率で2,000 発比率50%?などの意見もあると思いますが、最大の注目点は『ST中も通常時と確率 が一緒』な所です! 厳密に言えば通常時1/128.75、ST中が1/128.5ですので、0.25ほど甘くはなっています。 この裏を行く確率設定が可能にしたのが、等価分岐S値6.9と言うこれまた驚愕の分岐 スタート。更に、電チューロング解放設定があり、 スタートを締めても概ねS値6.0程度ま で上がってしまうと言うユーザーに優しい!?内部仕様まで搭載。 スロットのジャグラーを 意識し、設計されたそうですが、 これ、同社で言えば、 『ダルマッシュ』級に辛い機種にな りそうな…。 羽根物も再注目される昨今、品揃えの一環として考えてもいいかも知れませんね!慶次 漢の枠でドラムと言う、何ともミスマッチな点が気になりますが…。 続いてもう1機種。 注目機と言えば当然『スロット北斗の拳∼転生の章∼』 ですね。 鉄板コンテンツに全く新しいゲーム性を搭載しリリースされるわけで、賛否両論分かれ そうな所ではありますが、大手は当然多台数傾向との事。10万台程度であればすぐは けちゃいそうな個人的にスペックを精査した見解として、2点の大きな懸念事項があり ます。 まず、セット数上乗せのみの機種での成功例が少ない点。 同じくセット数上乗せ、高純増機の『バジリスク2』の成功事例がありますが、バジリスク 2の成功要因のひとつは設定1での合成確率が1/300を切っている点にあると思いま す。そこそこ動いている直近の高純増AT機で1/300を超える機種は少なく、懸念材料 になると考える事が出来ます。 続いて、前作(現行機)の設定1での合成確率は1/298。 転生の章の確率は1/355と1/50以上の差が付いており、ゲーム性、大当たりフローの違 いもありますが、ユーザーの不評を買う恐れもあると思います。純増が大幅に増えてい るとは言え、直近の機種の中でもかなり確率が悪い形になります。 ともあれ、買わなけ ればならなければいけない機種の部類になるので何台買うのか、 どのような使い方を するのか等しっかり考えて行きたいですね。 調整の駆け込み寺!∼旬の機種、調整ポイント&設定傾向∼ 最近取れない !? 秘宝伝の対策 良くホールにご訪問した際、現場常駐スタッフからこのような話をよく聞きます。 『INが下がって来ちゃったから…』 『設定不問で猛爆するから無意味…』 『リセットしても出ちゃう…』 などの声も多いですが、 しっかりと機種特性を把握する事で台粗利の向上の効果が見込めます。 まず、設定変更(リセット)のタイミングと状況の把握が必須です。秘宝伝太陽を求める者たちの天井は900Gと1500G の2種類。前者はボーナス、ART間ハマり、後者はボーナス間ハマりです。恩恵は前者が無限高確率=ART確定、後 者が無限高確率と内部モード最高位の伝説ロングが確定します。攻略誌等で言われる収支期待値などでも言われてい ますが、収支プラスのラインは打ち手に取って、ボーナス、ART間600G以降です。つまり、600Gで閉店を迎える台は 積極的に設定変更(リセット)を掛けるだけで、台粗確保期待値は上がります。 次に、設定変更後のモード移行率を考える必要があります。設定変更(リセット) で内部確率の再抽選が行われる機種で すので、 クレアランプ点滅の確認、数G回して (10G程度でOK)現状の内部モード示唆の確認が必要になります。演出 のざわつき、ロケット団ステージ、天空城ステージが確認出来たら再度設定変更(リセット)は必須でしょう。貢献度が低 くなって来た機種ですが、店舗側であまりにユーザー不利な状況をすると全体の機種に不利益を及ぼす傾向もあります ので、多用はリスクがありますが、 この機種以外にもそれぞれの機種特性を抑え、使って行きたい所です。 羽根物の調整で最も重要な事 最近、 よく話題に上がる羽根物。私自身、羽根物の調整で釘の勉強をしていた頃、ほんの少し役物飛び込みに関する釘 を玉1個、板一枚動かしただけでお客様に突っ込まれ、打ってくれないなど苦い経験があります。上手くなって来れば、回 収台、開放台、据え置き台など色々と考え、調整出来、お客様と機械を通し、対話するかのごとく調整が出来るようになり ます。 しかし、いくら釘が上達してもどうしようも出来ない部分があり、それが非常に重要なポイントである事が気づきま した。それは傾斜です。緻密に玉を通し、調整を終え、 『よし、 これで出せる (抜ける)だろう』 と思っても次の日のデータを 見ると、予想し得ない結果に。 このような事が多々あり何度ゲージを見返しても自分の予想通りの結果にはなりませんで した。 ある日、事情を伺いに私の師匠的存在の方に聴いてみると、 『傾斜以外考えられない』 との返答が。私自身、役物の癖な どの言葉で片付けていましたが、実際、傾斜を計測すると大きなずれが生じていました。以降、細目に傾斜を計測し、調 整に活かした所、予想外の結果が出る事は著しく減りました。 羽根物を導入される、今後お考えの店舗様はぜひ傾斜の重要性をお考えください。それ以降、毎晩ハンマーを大工さん の使うトンカチに変え、調整をする機会も増えました。 しかし、調整には今まで以上に時間がかかり、辟易した記憶があり ます。台を開け、傾斜を計り、枠の上部に固定されている釘を抜き、傾斜を計りながら釘を打ち込む。慣れていても傾斜 が若干ずれ、やり直す事などもあり、苦労もありました。 しかし、最近は傾斜を簡単にで調整出来る器具があります。弊社 でもご用意出来ますので、 ご興味のある方は是非。 業界Q&A∼業界の事なら何でもござれ∼ Q 都内チェーン店勤務・部長様より封入式遊技機、所謂、ECO遊技機について、概要などをお聞かせ下さい。 コストが高く、導入が切っ掛けで潰れて行く店も出て来るように思います。 導入時期も未定、関係各社とのコンセンサスも取れておらず、未知数です。結論から言ってしまえば、 まだ心 配される頃合い、内容ではないと思います。 ご存知の方も多いと思いますが、ECO遊技機とは、以前封入 式遊技機との名称で呼ばれており、機械内で玉を循環させ、遊べる遊技機をの事です。ECO遊技機導入 の効能として、 A ・騒音問題の解消 ・メーカー統一仕様による入替コスト減 ・入替により大量発生する廃材の減少 ・店舗建設時の設備、什器備品の簡素化 等のメリットが挙げられます。 現状の進捗状況としては、 日工組へ全日遊連が質問に答えている段階で、お上のOKは出ているものの、 ど のような形でどのようなものがリリースされるかなどの具体的な話は決まっておらず、全日遊連も 『是非を する段階では無い』 とのコメントも出しています。 ホール側として最も懸念されるのがその導入コストと言う話になると思いますが、有識者の返答を伺った 所、概ね台当たり100万円(機械台込み)程度になる可能性があるとの話を聞きました。 驚きの高価格ですが、入替コストが減少するので長い目で見ればホールの負担は少ないはずとのお話で したが、正直、二の足を踏む価格です。 過去、ホールが導入を余技なくされた事例に照らし合わせて考えれば、 CR設備の導入が思い出されます。 しかし、 このCR設備の導入は脱税問題回避の為に、警察主導で進め られた話であり、機種の規制緩和(射幸性の上昇)が伴った形で進められた為、CR機は瞬く間に 人気を博し、CR機未導入イコール集客損失と言う結果になりました。 当時を記憶されている方も多く、ECO遊技機を導入しないと、店舗運営に支障を来すほどの集客損失に なるのではと不安視される声も聞きますが、現状ではECO遊技機導入時の規制緩和は無いものとの考 えが一般的です。 ともあれ、導入コストを除けばメリットも多く、店舗運営に関しても好材料になる事も考え られるので、今後も状況を静観したいと思っています。 ご参考頂ければ幸いです。 編集後記 皆様のご要望にて再度送付の運びとなったNSPドクター公式メールマガジン第一弾。いかがだったでしょうか。今後 もお客様、お読み頂いている方々のご意見、 ご要望などを取り入れながらより良い中身にして行く所存です。 業界環境も厳しさを増し、記事の中にもあった消費税増税も間近。景気の好転が言われる中でも業界内では好転する 兆しはまだ遠く感じる事も少なくありません。業界内の末席に身を置く我々も業界に取ってどんな貢献が出来るか考え ながら今後も邁進して行くつもりです。今後ともNSPドクターを宜しくお願い致します。