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28.「30歳から始める生活設計と資産造り」 (1) 30歳を過ぎたら、「人生

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28.「30歳から始める生活設計と資産造り」 (1) 30歳を過ぎたら、「人生
28.「30歳から始める生活設計と資産造り」
(1) 30歳を過ぎたら、「人生計画書」を書く。
「30歳代は働き盛り」です。
人は、22歳で卒業してから30歳までは仕事を覚え
る時期、30歳位からようやく仕事ができるようになり、35歳で重要な立場を任され
るようになり、そこから55歳位までは経済社会の中心として働く立場になります。
そんな中で多くの人が29歳で結婚し、子供ができて、32歳で初めての自宅を購入し、
38歳で大きな家を買ったり独立したりすることになります。
そんな30歳過ぎでは、家庭でも自宅を買い(住宅資金)、子育てをし(教育資金)、
自分自身の研修をし、と一番消費活動を活発に行う時であり、お金が要ることばか
りです。
ですから、「人生計画書」を書いておかなければ、仕事や家庭の忙しさ
とお金不足に追い立てられて、アッと言う間に気がついたら50歳を超えてしまい、
「ああすれば良かった」「こうすれば良かった」と後悔ばかりの人生になってしま
います。
「自分が本当にやりたいことは何か?」「妻や家族の幸せをどうやって
叶えるか?」「その為に必要な資産を創造するか?」等を「人生計画書」に書きま
しょう!
ナポレオン・ヒルは、20年以上の時間をかけて世界中の500人の大成功
者をインタビューして「成功哲学」「思考は実現する」を書きました。
その中で
「人生の成功者である20%の人」は、「自分が本当にやりたいこと・欲しい物を探
して確認し、その為に必要なお金の額を決め、その為に何を犠牲にして何を得るか
を決め、その夢を具体的な目標に置き換えて、それを何時までに実現するか期限を
決めて、紙に書き、人にも話し、諦めずにやり続けた人である」、と書いています。
自分の夢を実現する為の「人生計画書」を必ず作成し、人生を成功に導きましょ
う!
(2) 30歳過ぎたら、「1/4天引き貯金法」に従い、通常収入×1/4+臨時収入×10/10
を天引き貯金しましょう!
例えば、貴方が一流企業に勤務して1,000万以上の給料をもらっていても「預金
する暇がない・余裕がない」と預金を考えない人は多いでしょう。
しかし、それ
では万一企業が倒産したり、吸収合併されてリストラにあったり、体調を壊して働
けなくなったりした時、非常に困ることになります。
人生を悠々と豊かに過ごしたかったらその為に「何の為でもなく、何の為にも使
えるお金」を持っていることが必要です。
「1/4天引き貯金法」とは、通常収入×12月+臨時収入×10/10でお金を貯めて
増やす法則です。(詳しくは「1/4天引き貯金法でお金を貯めて、増やす」参照)
-1-
例えば、30歳で給料30万の人なら、(月給30万×1/4×12月+ボーナス50万×2回)
=190万(年間貯金額)、3年で570万、5年で950万も貯まります。
これを金利1%の預金にすれば、もっと増やせます。
(30万×1/4×12月+50万×2回)×0.01×10年=
19,989,954円
(30万×1/4×12月+50万×2回)×0.01×20年=
42,081,350円
(30万×1/4×12月+50万×2回)×0.01×30年=
66,495,101円
これを7%で運用できれば、もっともっと増やせます。
(30万×1/4×12月+50万×2回)×0.07×10年=
27,564,377円
(30万×1/4×12月+50万×2回)×0.07×20年=
82,959,441円
(30万×1/4×12月+50万×2回)×0.07×30年=1億94,284,762円
こうやって見比べると、
「貯め続けることの凄さ」と「利回りが良いことの凄さ」
がよく判ります。
本多静六が創出した「1/4天引き貯金法」の凄さは、「使わな
いで貯め続けるお金の凄さ」「利回り7%以上で増やし続けることの凄さ」を法則
化したことです。
「1/4天引き貯金法」の凄さは、
誰にでもやれる方法であり、
使わないで貯め続け、
利回り7%以上で増やし続ける
ことの凄さである。
「住宅ローンの支払いや教育資金にお金が要るので、それはとてもできない!」
と言う奥様を、
「5年後・10年後に家族が安心して豊かな生活ができるようにする為、
今だけは少し我慢してくれ!」と「家族計画書」を作って「それを我慢することで、
家族の夢を実現できることを具体的に示して説得して実行」しましょう!
(3)では、どうやって利回り7%以上の資金運用をやり続けることができるのか?
貯金は、単に「貯めよう!」と思うだけでは貯まりませんし、また「単に貯め続
けるだけ」では7%以上の利回りを確保できません。
「貯める為の法則」と「増
やす為の法則」が必要なのです。
お金は、ある程度貯まると使いたくなります。
本来お金は使うためにあるので
すから、本当に必要な物や必要なサービスや気持ち良くなる為にお金を使うのは人
間の本能です。 しかし、この本能を制御する法則を持たねばお金は貯まりません、
増やせません。
その法則が「1/4天引き貯金法」なのです。
例えば、「30歳代で事業に成功した人はお金を残せない!」と言います。
-2-
確かに、事業家は10年以上儲かり続けることができたとしたら大きな財産を手にで
きます。
事業家は、その時々の大小の時代の波が押し寄せてきた時に、上手く波
に乗ることができた時だけ大いに儲かることができるものだからです。
しかし、
儲かり続けることは至難であり、ほとんどが次ぎに来る別の大波に飲まれて溺れて
しまうのが現実なのです。
それなのに、多くの事業家はたまたま運に乗って数年
で儲かっただけなのに、自分の力で儲かったと過信し、直ぐに高級外車を買い、直
ぐに不釣り合いに豪華な自宅を買い、直ぐに豪遊してお金を使う等の贅沢をするか
らです。
贅沢をすることは悪いことではありませんが、稼いだお金を直ぐに使っ
てしまい、或いはもっと儲かろうと利益以上の投資につぎ込んでしまう為に、次の
別の大波が来た時に余裕がなく、事業が悪化して溺れてしまうことが多いからです。
個人の場合もほぼ同じです。
ではどうしたらいいか?
投資して儲かった場合、元金と利益の1/4
を「1/4貯金(消費してはいけない元金)」に戻すというルール・法則を持つこと
「1/4天引き貯金法」で貯まったお金を
です。
即ち、「1/4天引き貯金法」でまず消費してはいけないお金を貯める、
次ぎに、お金が貯まったら、7%以上の利回りの資金運用をする法則を持てばいい
のです。
そうすれば一度貯まった「1/4天引き貯金」は、雪だるまのようにドン
ドン大きくなって、その内に使い切れない大きなお金・資産になることができる
のです。
(4) 低リスク・高リターンな不動産投資で利回り7%以上を確保する。
株式投資でお金持ちになる人もいますが、投資家の90%は損をしている、と言い
ます。
経済社会では予測不能の大波小波が押し寄せて来ますので、企業が儲かり
続けることは至難の業なのですから、他人が経営する企業に何百万・何千万という
お金を投資するのは、単なる運にお金を投資する賭け事とほぼ同じような面が大き
いので高リスク・高リターンな投資になるのです。
その点、副業としての不動産投資は低リスク・高リターンが期待できます。
(「なぜ、不動産でお金持ちになる人が多いのか?」参照)
(1)
自宅への投資
日本では、「自宅取得促進政策」で数々の優遇策がとられているため、自宅の取
得は日本国民の資産形成に大きく貢献しています。
ンが借りられる。
付される。
長期・低利・固定の住宅ロー
住宅ローン控除(減税)で年末のローン残高の1%が10年間還
自宅売却時に利益が出ても3,000万迄は無税です。
-3-
自宅購入資金と
しての親からの贈与は1,000万迄は無税です。
その他所有権移転登録税や取得税
は軽減されており、固定資産税も1/6に軽減されている等々の減税策があります。
昔から「借金だけはするな!」との言い伝えがありますが、
「住宅ローンだけは、
借りた方が得な借金」です。
住宅ローンを借りて、自宅を購入し、長期・低利の
返済をすることは、元本返済した分だけ「自宅という不動産に貯金をしているのと
同じこと」になるからです。(詳しくは「自宅で資産形成する」参照)
ちなみに、「金持ち父さん、貧乏父さん」の著者ロバート・キヨサキ氏は、「自
宅はお金を使うばかりなので、お金を産む収益物件を先に買え!」「収益物件で稼
いだお金で自宅は買えるから!」と言っていますが、これはアメリカでは住宅ロー
ンの金利が高いからです。
日本では住宅取得は保護されているので、家族の幸せ
の為だけでなく、資産造りの為にも、長期・低利・固定の住宅ローンを借りての購
入はお勧めできます。
(2)
アパート等の収益物件への投資が自分と家族を救う!
日本人は、平均して29歳で結婚し、32歳で1回目の自宅を購入し、ほとんどの人は
30年~35年の長期の住宅ローンを組み、60歳定年まで働きに働き、延々とローンの
返済をし続けます。
しかし、これだけでは家族の生活は安定しません。
何故な
らば、企業の倒産や吸収合併やリストラに合って給料がなくなった時、住宅ローン
の支払いが残っていると、家族経済の危機を乗り越えられなくなるからです。
こんな時、アパート等の収益物件の賃料が20万~50万あれば、家族の生活の心配
もなく、2年間大学に通って勉強し直して、再就職することもできます。
「1/4天引き貯金法」で貯めたお金をアパート等の収益不動産に投資して7%以上の
利回りで貯まった元金を増やしましょう!
「本業に励みながらの副業としての不動産投資」は「低リスク・高リターン」な
「人生設計に必要な資産造りになる」、と考えてお勧めしています。
①
本業の収入の他に不動産収入(賃料・売却益)が入るので、これを生活費に使わず、
そのまま「1/4天引き貯金」に廻せば、貯金がドンドン増えて大きな貯金となる。
②
大きな貯金があれば、サラリーマンがリストラにあった時、1~2年大学で学び、或
いは資格を取り、悠々と次の職業を選べる。
自営業者なら、お客様が途切れても
悠々と家族を養い、次の仕事を待てるでしょう。
こんな時の為にこそお金は貯金
しておくべきものです。
③
不動産購入時に、本業収入があれば融資が受け易い。
特に大手勤務や公務員の場
合安定収入があるとみなして銀行融資は大変に優遇される。
④
例えば、融資を受けて購入した転貸物件の貸室が10室中4室空いても、返済金の不
足分をしばらくの間なら本業の収入で返済可能なので、返済不能で破産することは
ないので、副業での不動産投資は「低リスク投資」になる。
⑤
本業収入があれば、空室が増えた時、リホームや飾り付けをして「入居者が住みた
くなる部屋に作り替える」「家賃を類似物件の世間相場以下に値下げする」等で空
室を埋めて賃料が入るようにできる。 この意味でも「何とかできる低リスク投資」
になる。
-4-
(3)
①
どんな不動産投資をすべきか?
具体例1:
30歳前半までに購入する自宅マンションは、7年先位に人に貸すこと
を想定して購入する。
2LDKか3LDKの小さ目で3,000万以下の物件にしておけば、
子供が増えて4LDKに買い換えるタイミングで、今まで住んでいたマンションを貸し
て賃料を手にすることで収益物件オーナーへの第一段階を上ることができる。
何故ならば、最初から4LDKの高額物件を取得すると、住宅ローンの支払いで一杯
一杯の「ローンを払うだけの生活」になり、貯金をする余裕も、収益物件を取得す
る余裕もなくなるからです。
ですから、少し狭めでも、2LDKや3LDKのマンション
なら、購入価格も安いのでローンも少なくて済むし、「できるだけ先行返済してロ
ーン残債を少なくしておけば、支払う金利を少なくできる」し、「売る時にも4,00
0万以下の価格帯なら買える人が多いので売り易い」し、「貸す時にも借りやすい
賃料で貸しやすい」からです。
ですから「30代前半で最初に買うマンションは4,
000万以下の3LD以下に抑えておくことが重要」なのです。
最初は一生住むつもり
で買っても、マンションは10年も住むと飽きてきて、或いは生活の変化で狭くなっ
て買い換えることになるのが一般的なことですから、前もって自宅を計画的に賃貸
に出すことを考えておくのは賢いやり方です。
②
具体例2:
自宅を買い換えないで、「1/4天引き貯金」で貯まったお金でオーナー
チェンジマンションを購入する。
例えば、中古のワンルームマンション・賃料4万なら、一室400万以下で購入でき
ます。
新築のワンルームマンションは賃料保証付きでも、利回りが5%以下です
から買った瞬間に40%安くなりますので、絶対に買ってはいけません(販売会社の
利益の滓ですから)。
但し、中古のワンルームマンションは、利回り10%以上で
買えますので有利です。
1室づつが安いので、1室買って上手く行ったら、その
賃料を全部貯金して、お金が貯まったら2戸・3戸と買い増していけば、簡単に増や
していけます。
また例えば、中古2LDKや3LDKのオーナーチェンジマンションを購入するのも有利
な買方です。
家族が居住できるファミリータイプのマンションは、若い人が住宅
ローンを借りて購入するので、少々高くても住宅ローンが借りられさえすれば売れ
ます。
しかし、賃貸入居者付きで売るオーナーチェンジマンションは、住宅ロー
ンの対象にならないので、投資家は「収益還元法」で利回りが8%~10%ないと購入
しないため、相場価格より10%~20%安く買えることになり、得な買い方になります。
ハイタウン塩浜などは、2LDKや3LDKで1,100万~1,200万で買えば、賃料10万で貸
せるので、表面利回り10%で、管理費等の諸経費を引いても月8万(年間96万)の実
質利回り8.3%です。
もし、空室になったらリホームして売れば1,500万以上に売
れる可能性もあります。
勿論、販売益や賃料収入は「1/4天引き貯金」に戻して
いけば、「消費しないで溜まり続けるお金」は雪だるまのように増えて行きます。
③
①②の方法で確実に賃貸オーナーになって、もっと多くの賃料を望む場合は、土地
付き一棟売りの中古アパート・マンションを購入する。
と増やす。
上手く行ったら2棟3棟
この段階に行くと、相当の賃料が入ってきますが、蓄財の神様本多静
-5-
六は、「1/4天引き貯金」で増えた利益分の3/4は生活費に使っていいが、元本と利
益の1/4は必ず「1/4天引き貯金」に戻すこと、と言っています。
このように、挙
がった利益を「儲かった儲かった」と使ってしまわないで、「貯め続けることが1/
4天引き貯金法」の神髄なのです。
「使わずに貯め続ける」から「その内使い切
れない程のお金・資産になる」のです。
例えば、本業の給料50万+賃料収入100万=合計収入150万と言うようになるのは
この方法で行けばさほど難しいことではありません。
ちなみに、本多静六は東大農学部の教授として「日比谷公園」「神宮の杜」を監
修し、40歳の時40億、60歳で退官の時100億の資産を残し、そのほとんどを奨学資金
に寄付した日本の貯蓄の神様と言われた人です。
(詳しくは「1/4天引き貯金法でお金を貯めて、増やす!」「副業の不動産投資で
人生計画に必要な資産を創造する!」参照)
2012年
-6-
5月
17日
記
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