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本年10月1日に火災予防巡回中の消防職員等から小熊を目撃したとの

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本年10月1日に火災予防巡回中の消防職員等から小熊を目撃したとの
資料№5
議題2
鳥・獣(猿・猪・鹿・熊等)害対策の推進について
■Q1 今年度の鳥・獣(猿・猪・鹿・熊等)害の実態
(発生地区・回数・対応内容・予算が分かる資料を要求)
被害状況については、猿・猪・鹿等の被害が多く報告されている。対策について、猿は、発信器の取
り付けとロケット花火などにより追い払いを行っている。
猪・鹿については、猟友会の協力を得て、主に、古野・美鹿・猪飼・多度・柚井地区において、檻・
わなを使い駆除を実施した。
費用については、委託料として140万円程、消耗品として30万円程。
11月から緊急雇用創出事業で2名を採用して、午前9時から午後3時まで、追い払いを中心にパトロ
ールを実施している。費用については270万円程。
昨年の10月16日(土)午後7時から多度公民館において、国の農作物野生鳥獣被害対策アドバイザ-
である井上専門員を招き研修会を開催し、64名の参加があった。
■Q2 追い払い以外の強化策の有無と今後の方針
(捕獲・駆除対策など来年度予算説明を含む。)
猿の追い払い等では解決にならないとの意見もあり、猿園の設置または群れなり捕獲駆除を実施して
ほしいとの要望がある。しかしながら、猿を飼育するのは、動物取扱業登録が必要であること、飼育方
法も集団の中での上下関係があり難しいと聞いている。大量の駆除は、個体数の調整を目的とするよう
な大がかりな捕獲については、分布区域や個体数調査を分析した上で、計画を作成しなければならない。
以上のことから、今後、調査、情報収集をして、検討していきたいと考えている。
猪・鹿については、来年度も、猟友会の協力のもと、駆除を実施していきたい。
また、市民の方4名に、わな猟の免許を取得していただいた。今年についても、希望者を募り免許を
取得していただき、チームを編成して駆除を実施していきたいと考えている。
■Q3 今年新たに「熊」の目撃情報があったが、緊急時の対応方法
(事故予防に対する処置方法と周知の方法)
・支所の対応
本年10月1日に火災予防巡回中の消防職員等から小熊を目撃したとの通報があった。
小熊は、多くの場合一定期間を親熊と過ごすことから2頭余が付近で居座り、西小学校児童や地区住
民への人的被害を危惧し、関係機関への連絡とチラシを配布した。
職員が現場付近へ急行した際には小熊を発見できなかった。その後、小熊らしきものを見たとの通報
が、北猪飼地区を中心にあったが、確信がもてる情報は寄せられなかった。
県内には月の輪熊が生息しており、希少動物に指定されていることから放獣を条件に捕獲許可を受け
た。同時に、熊専用の捕獲檻を他市から借受け準備をした。
報道機関への投稿、出没場所と多度山ハイキングコース入口の要所へ注意看板を設置し、通行者や観
光客等広く注意の呼びかけを実施した。
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・月の輪熊の習性
月の輪熊は、雑食性で植物質から動物質まで様々なものを食べ、季節別では、春は草や木の新芽、
夏は昆虫類、秋は木の実を多く食べる。12月から4月頃までは、岩穴、木の根元の穴などで冬眠す
る。
熊と出会った時は、慌てて後ろを向いて逃げたりせずに、熊に向き合ったままゆっくりと後退してい
くのが有効のようである。また、子熊の近くには必ず母熊がいるので、子熊を見つけたとしても、決し
て近づいたりせずその場から離れること。また、山の中へ入るときは、鈴やラジオなど音の出るものを
身に付け、常に自分の存在を知らせることが安全のようである。
・出没時の周知の方法
人身被害の防止を優先し、住民への注意喚起、関係機関への緊急連絡をする。
図1 出没時等の緊急連絡体制
住民:第一報
警察・消防
地域振興課
三 重 県
情報共有
注意広報
(地区住民、市内住民・・・)
猟友会(協力)
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