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春日市人口ビジョン ・春日市まち ・ひと ・しごと創生総合戦略【暫定版 Ver

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春日市人口ビジョン ・春日市まち ・ひと ・しごと創生総合戦略【暫定版 Ver
春日市人口ビジョン・春日市まち・ひと・しごと創生総合戦略
【暫定版
Ver.2】
平成27年12月改定
(平成27年10月策定)
春 日 市
0
目
次
第1章 人口ビジョン・総合戦略の基本方針
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・01
1.計画の位置付け
2.計画期間
3.人口問題への基本的な考え方
4.人口政策に対する施策の基本的な目標・方向性
5.具体的施策の展開・推進に向けた取り組み
6.計画の評価・改善
第2章 人口ビジョン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・02
1.人口推移と将来人口推計
第3章 人口ビジョン(自然人口動態) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・03
1.生存率の仮定値
2.合計特殊出生率の仮定値
(1) 合計特殊出生率の推移(全国)
(2) 合計特殊出生率の推移・近隣市町等との比較
(3) 合計特殊出生率の仮定値
3.総人口に与える自然人口動態と出生数と死亡数の推移
第4章 総合戦略 (若い世代の結婚から子育てまでの希望がかなうまちづくり)
・・・・・07
1.少子化の現状
2.基本目標1 若い世代の結婚から子育てまでの希望がかなうまちづくり
(1) 基本的な方向性
(2) 数値目標
3.目標指針
(1) 子育て支援施策の充実
(2) 妊娠・出産支援
(3) 結婚・出産の希望が実現できる環境整備
第5章 将来人口シミュレーション(人口施策による将来人口の変化) ・・・・・・・・・11
1.将来人口シミュレーション①
第6章 人口ビジョン(社会人口動態) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
1.社会動態の推計
(1) 2005 年から 2015 年の社会人口移動率
(2) 社会増減・純移動率の仮定値
第7章 総合戦略 (九州で最も住みやすい魅力あるまちづくり)
・・・・・・・・・・・・14
1.居住動態の分析
2.基本目標2 九州で最も住みやすい魅力あるまちづくり
(1) 基本的な方向性
(2) 数値目標
3.目標指針
(1) 商工業の振興
(2) 交通機能など都市機能の充実
(3) 学校教育の充実
(4) 安全・安心のまちづくり
(5) 生活環境の保全、生活の質の向上
(6) まちの魅力 PR
第8章 将来人口シミュレーション(人口施策による将来人口の変化)
・・・・・・・・・19
1. 将来人口シミュレーション②
第9章 人口ビジョン(人口減少・少子化・超高齢社会の影響)
・・・・・・・・・・・・20
1.人口減少・少子化・超高齢社会の影響
(1) 人口構成の変化
(2) 行政運営(財政・社会保障)への影響
(3) 地域社会への影響
第 10 章 総合戦略(超高齢・人口減少社会に対応した持続可能なまちづくり) ・・・・・・25
1.基本目標3 超高齢・人口減少社会に対応した持続可能なまちづくり
(1) 基本的な方向性
(2) 数値目標
2.目標指針
(1)住民主体のまちづくりの推進
(2)持続可能な社会保障制度(医療・福祉等)の実現
(3)都市の再構築
(4)行財政改革の推進
第 11 章 将来人口シミュレーション(人口施策による将来人口の変化) ・・・・・・・・・28
1. 将来人口シミュレーション③
2. 将来人口シミュレーション④
〇 資料編 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30
1.春日市まち・ひと・しごと創生外部有識者委員名簿
2.まち・ひと・しごと創生法[抜粋]
3.春日市まち・ひと・しごと創生本部設置要綱(略)
4.春日市まち・ひと・しごと創生外部有識者会議要綱(略)
0
第1章
人口ビジョン・総合戦略の基本方針
春日市人口ビジョン・春日市まち・ひと・しごと創生総合戦略
1.計画の位置付け
本計画は、まち・ひと・しごと創生法(平成 26 年 11 月 28 日法律第 136 号)第 10 条に基づく、市町村まち・ひと・しごと創生総合戦略として策定する。
また、本市の人口問題・政策(人口減少・少子化・超高齢社会)に特化した計画とし、上位計画である「春日市総合計画」及び関連する計画との整合性を図り
ながら、人口問題・政策に関する施策の基本的な方向性を示す役割を担うものとする。
2.計画期間
(1) 人口ビジョン
2060(平成 72)年までとする。
(2) 総合戦略
2015(平成 27)年度から 2019 年(平成 31)年度までの5年間とする。
3.人口問題への基本的な考え方
(1) 当面の間、人口減少・少子化・超高齢社会は避けることができない課題であること。
(2) 人口規模・構造の安定化は、良好な社会・経済・行政を維持するため、不可欠な施策であること。
(3) 人口問題には、短期的に効果が表れる施策は存在せず、多角的・横断的な視点から長期的に取り組むべき課題であること。
(4) 合計特殊出生率の向上と相関関係のある結婚・出産は、自由主義を原則とし、個々人・両性の選択肢として慎重に配慮すること。
4.人口政策に対する施策の基本的な目標・方向性
(1) 45 年後の 2060(平成 72)年に人口10万人を維持する。
(2) 人口構造の変化に対応した持続可能な社会を構築する。
5.具体的施策の展開・推進に向けた取り組み
(1) 春日市まち・ひと・しごと創生本部は、人口問題に関する施策を総合的かつ計画的に推進する。
(2) 各所管は、本計画に掲げる基本目標及び目標指針に沿って、人口問題に関する施策・事務事業を推進する。
(3) 各所管は、地方創生に関する交付金・補助金の活用を図り、人口問題に有効な新たな方策・事務事業を積極的に提案する。
(4) 人口問題は全市的・全庁的な課題として、行政管理課は各所管における多角的・横断的な取組を推進・支援する。
6.計画の評価・改善
(1) 計画の進捗・成果については、客観的に効果を検証するため、毎年度、意識調査の実施と春日市まち・ひと・しごと創生外部有識者会議の評価を受ける。
(2) 春日市まち・ひと・しごと創生本部は、検証・評価の結果を踏まえ、施策の見直しや計画の改訂を必要に応じて行う。
1
第2章 人口ビジョン
春日市人口ビジョン・春日市まち・ひと・しごと創生総合戦略
1.人口推移と将来人口推計 :1980(昭和 55)年から 2060(平成 72)年
2060 年までの人口について、「合計特殊出生率」、「生存率」、「社会人口移動率」に仮定値を設定し、コーホート要因法にて将来推計を行った。
仮定値は、合計特殊出生率「1.41」、生存率「国立社会保障人口問題研究所・死亡率中位」、社会人口動態「2020(平成 32)年±0、以降転出超過・年 230~100 人」
とし、後記に値の根拠を示す。国立社会保障人口問題研究所が推計した将来推計人口と比べると、20 年先の 2040(平成 52)年頃まで人口 10 万人を維持できると推
計する。
推計は一定条件の仮定でしかないが、出生率が回復しない限り、国の人口推計と同様に人口減少に歯止めが掛かけられないため、本市においても国と同様に
2060(平成 72)年以降も引き続き人口減少は続いていくこととなる。
人口構造としては、年少人口・生産年齢人口がともに減少の一途を辿り、老年人口は最多となる 2045(平成 57)年まで急激に増加し、以後は減少していくと推計
している。
(人)
(千人)
老年人口
生産年齢人口
年少人口
社人研推計(春日市)
市独自推計(春日市)
国の総人口(社人研推計)
140,000
140,000
130,000
121,049
120,000
123,611
125,570
128,057
126,597
130,000
124,100
120,659
117,060
116,618
113,117
111,229
109,998 109,537 112,915
108,625
110,000
104,728
99,058
100,000
88,516
90,000
80,000
70,000
127,768
126,926
75,544
18,030
106,077 106,390
19,243
19,085
18,005
103,393
16,991
100,618
15,147
105,398
107,276
101,668
13,420
12,113
93,334
110,000
102,210
97,483
12,701
97,227
20,063
120,000
112,124
97,076
92,921
11,446
10,699
88,975
87,890
9,870
84,178
19,841
100,000
91,933
86,737
82,470
9,083
65,763
90,000
80,000
70,000
18,743
60,000
73,047
17,453
76,663
50,000
61,510
56,100
51,822
48,452
74,085
45,921
60,000
43,262
50,000
70,863
32.9%
62,539
52,212
30,000
44,784
19.3%
20,000
0
68,934
74,390
40,000
10,000
71,005
66,147
高齢化率
5.4%
6.1%
10.6%
13.0%
22.2%
24.4%
26.8%
25,121
27,148
29,057
21,838
2015年
2020年
2025年
2030年
8.2%
11,095
14,250
17,447
2000年
2005年
2010年
図1
人口推移と将来人口推計(春日市)
3,526
4,589
6,136
1980年
1985年
1990年
1995年
36.3%
36.5%
36.5%
40,000
29.6%
30,000
15.9%
6.9%
8,132
35.1%
31,187
33,455
34,214
33,770
20,000
32,098
30,126
10,000
0
2
2035年
2040年
2045年
2050年
2055年
2060年
2015 年 ⇒ 2060 年
人口
30,445 人減
高齢化率
19.3% ⇒ 36.5%
( 17.2% 上昇 )
第3章 人口ビジョン(自然人口動態)
春日市人口ビジョン・春日市まち・ひと・しごと創生総合戦略
1.生存率の仮定値
生存率の仮定については、将来の平均寿命の伸びなどを考慮することが必要であることから、国立社会保障・人口問題研究所が推計した生存率の仮定「死亡中位」
を使用することとした。
(生存率)
1.00000
0.90000
0.80000
0.70000
生残率・男 2015年
生残率・男 2060年
生残率・女 2015年
生残率・女 2060年
0.60000
0.50000
0.40000
0.30000
0-4→5-9
5-9→10-14
10-14→15-19
15-19→20-24
20-24→25-29
25-29→30-34
図
2
30-34→35-39
35-39→40-44
生
存
40-44→45-49
率
の
45-49→50-54
仮
定
50-54→55-59
図1
1.26 を記録した。その後、2013(平成 25)年の 1.43 まで緩やかに上昇し、
最新の 2014(平成 26)年の値では 1.42 となり前年を 0.01 ポイント下回る結
果となっている。
60-64→65-69
65-69→70-74
70-74→75-79
75-79→80-84
85→90以上
(歳)
出生数及び合計特殊出生率の年次推移
万人 第1次ベビーブーム
(昭和22~24年)
300
最高の出生数
第2次ベビーブーム
(昭和46~49年)
2 091 983人
2 696 638人
5
昭和41年
ひのえうま
4.32
1 360 974人
出
80-84→85-89
値
2.合計特殊出生率の仮定値
(1) 合計特殊出生率の推移(全国)
国全体の合計特殊出生率(一人の女性が一生の間に生む子どもの数。)は、
1947~49(昭和 22~24)年の第1次ベビーブーム期には 4.3 を超えていたが、
1950(昭和 25)年以降急激に低下し、1975(昭和 50)年に 2.0 を下回り、
1989(昭和 64、平成元)年にはそれまで最低であった 1966(昭和 41)年(※丙
午)の数値を下回る 1.57 に低下し、2005(平成 17)年には過去最低となる
55-59→60-64
平成26年推計数
1 001 000 人
200
平成17年
最低の出生数 1 062 530 人
最低の合計特殊出生率 1.26
生
2.14
数
100
1.58
※丙午(ひのえうま)とは、干支(えと)の1つで、60 年に1回まわってくる。丙午の年に生まれた女
性は気性が激しいという迷信から、この年に子どもを生むのを避けた夫婦が多いと考えられている。
1.57
1.26
1.42
4
合
計
特
3
殊
出
2生
率
1
出生数
合計特殊出生率
0
22
・
30
・
40
・
50
・
60
2
7
・
17
平成・年
昭和・・年
・
26
0
8
出 典 :『 厚 生 労 働 省 「 人 口 動 態統 計 」』
図3
3
国の出生数及び合計特殊出生率の年次推移
第3章 人口ビジョン(自然人口動態)
春日市人口ビジョン・春日市まち・ひと・しごと創生総合戦略
(2) 合計特殊出生率の推移・近隣市町等との比較
本市の 2008~2012(平成 20~24)年の合計特殊出生率は 1.43 と前回調査時期(2003~2007(平成 15~19)年)に比べ 0.01 ポイント上昇し、国平均の 1.38 より 0.05
ポイント高い値であるが、国民希望出生率(1.8)や人口置換水準(2.07)にはほど遠く、少子化傾向が続いている状況にある。
また、近隣市町との比較では、福岡市よりも高いものの、県内 72 市区町村中 50 位と極めて低く、他の筑紫圏域市町に比べても低い傾向にある。
(合計特殊出生率)
2.2
2
表1
合計特殊出生率・市区町村別(平成 20 年~24 年)
全国順位
県内順位
市区
合計特殊
県
1,800
72 市区
町村名
出生率
市区町村
町村
2.04
1.93
1.90
1.87
1.65
1.75
2.81
1位
-
沖縄県
久米島町
2.31
2位
-
沖縄県
宮古島市
2.27
3位
-
1.68
1.66
那珂川町
1.71
福岡県
粕屋町
2.03
19 位
1位
那珂川町
1.71
206 位
9位
大野城市
1.59
442 位
24 位
太宰府市
1.51
704 位
38 位
筑紫野市
1.46
901 位
44 位
春日市
1.43
1012 位
50 位
福岡県
福岡市中央区
0.87
1793 位
72 位
大阪府
豊能町
0.82
1798 位
-
東京都
豊島区
0.81
1799 位
-
京都府
京都市東山区
0.77
1800 位
-
1.71
1.61
1.6
1.54
1.4
伊仙町
1.81
1.8
1.73
鹿児島県
1.44
1.62
1.45
1.51
1.47
1.43
1.50
1.42
1.31
1.35
大野城市
1.59
春日市
1.43
1.31
福岡県
1.24
1.2
1.18
福岡市
1.13
1
1981-1986年 1987-1992年 1993-1997年 1998-2002年 2003-2007年 2008-2012年
図4
福岡県
合計特殊出生率の比較(近隣市町等)
4
第3章 人口ビジョン(自然人口動態)
春日市人口ビジョン・春日市まち・ひと・しごと創生総合戦略
(3) 合計特殊出生率の仮定値
国立社会保障・人口問題研究所が推計した生存率の仮定によると、本市の合計特殊出生率は 2015(平成 27)年とされ 1.41、2020(平成 32)年には 1.38、2025(平成
37)年には 1.35 まで減少し、2045(平成 57)年に 1.38 へと緩やかに上昇し、以後 2060(平成 72)年には 1.43 で推移するとされている。
国全体の各世代別にみた年齢階級別出生率から分析すると、1975~1979(昭和 50~54)年生まれにおける 39 歳までの世代別合計特殊出生率は 1.40 であるが、40
歳以降の出産を加えておらず晩婚化の進行等を勘案すると、この世代の最終的な合計特殊出生率は 1.45 程度に達すると見込まれ、また、34 歳までの世代別特殊出
生率は、1975~1979(昭和 50~54)年出生世代が 1.124 であるのに対し、1980 年~1984(昭和 55~559)年では 1.145 と回復の傾向がうかがえる。
一方で、男女とも急激に上昇している生涯未婚率、また、20 歳代の出生率は一貫して減少しており晩婚化による出生児童数の低下など、合計特殊出生率を引下
げる要因が存在していることから、本市の合計特殊出生率(2008~2012(平成 20~24)年)の 1.43 を基準とせず、国立社会保障・人口問題研究所が推計した 2015(平
成 27)年の合計特殊出生率「1.41」が一定に推移すると仮定した。
表2 各世代別にみた年齢階級別出生率(国)
1965-1969
年齢
1970-1974
1975-1979
(生涯未婚率)
1980-1984
1985-1989
1990-1994
45~49 歳
40~44 歳
35~39 歳
30~34 歳
25~29 歳
20~24 歳
15~19 歳
の世代
の世代
の世代
の世代
の世代
の世代
の世代
15~19 歳
0.0233
0.0182
0.0189
0.0242
0.0275
0.0249
20~24 歳
0.2437
0.2144
0.1904
0.1859
0.1779
0.1487
25~29 歳
0.6333
0.5012
0.4388
0.4320
0.4204
30~34 歳
0.4583
0.4364
35~39 歳
0.1755
0.2217
40~44 歳
0.0354
0.0516
45~49 歳
0.0014
20.1%
1995-1999
0.0224
20.0%
男性
15.0%
12.6%
9.0%
10.0%
0.4755
0.5033
(1.124)
(1.145)
0.2747
5.0%
世代別
1.57
1.44
1.40
1.15
0.63
0.17
0.02
合計特殊出生率
※現段階で得られた到達年齢までの世代別合計特殊出生率を 5 歳階級ごとに1つの世代とみて、合計し算出している。
を全て合計すると 2014(平成 26)年度の合計特殊出生数 1.42 となる。
資料: 2014(平成 26)年人口動態統計調査(厚生労働省)
10.6%
4.5%
4.3%
5.6%
7.3%
3.9%
4.3%
1985年
1990年
2.6%
5.1%
5.8%
1995年
2000年
0.0%
1980年
図 5
5
16.0%
女性
2005年
生 涯 未 婚 率 の 推 移 ( 春 日 市 )
2010年
第3章 人口ビジョン(自然人口動態)
春日市人口ビジョン・春日市まち・ひと・しごと創生総合戦略
3.総人口に与える自然人口動態と出生数と死亡数の推移
出生数は、一貫して減少傾向にあり、2004(平成 16)年度までは 1,200 人を超える出生数で推移してきたが、2005(平成 17)年度に 1,200 人を割り込み、2年後の
2007(平成 19)年度に 1,000 人台へと推移し、以後は 1,000 人前後で推移している。
死亡数は、一貫して増加しており、2002(平成 14)年度に 400 人台を超え、2009(平成 21)年度には 600 人台に達し、現在は 700 人前後で推移している。
この間、自然人口動態は、2008(平成 20)年度まで概ね 500 人を超える増加を維持し、人口の増加に大きく寄与してきたが、2009(平成 21)年度には 300 人台にまで
急激に減少した。
今後も減少傾向が続くものと推測され、2020(平成 32)年以降には出生数と死亡数が逆転し、自然人口動態はマイナスに突入する。その後も、出生数の低下、死亡
数の増加が続いていき、自然人口動態による減少は 2035(平成 23)年以降に 500 人、2060(平成 72)年頃に 1,000 人のマイナスに達すると推測する。
(人)
1600
表3 自然人口動態の推移
(人)
自然動態
区分
年度
2000(平成 12)年度
2001(平成 13)年度
増 減
777
778
出 生
1,272
1,264
死 亡
▲495
▲486
2002(平成 14)年度
787
1,306
▲519
2003(平成 15)年度
694
1,209
▲515
1400
1324
1226
1200
1062
1081
600
400
2004(平成 16)年度
627
1,205
▲578
2005(平成 17)年度
597
1,146
▲549
2006(平成 18)年度
606
1,148
▲542
2007(平成 19)年度
494
1,084
▲590
2008(平成 20)年度
504
1,096
▲592
2009(平成 21)年度
339
969
▲630
▲ 400
2010(平成 22)年度
364
1,014
▲650
▲ 600
2011(平成 23)年度
342
1,035
▲693
2012(平成 24)年度
275
1,018
▲743
2013(平成 25)年度
303
982
▲679
2014(平成 26)年度
329
1,060
▲731
1480
1523
1111
927
1006
827
760
697
529
1434
1218
1000
800
1400
881
601
786
748
864
697
640
585
543
461
321
200
47
0
▲ 200
▲ 142
▲ 284
▲ 432
▲ 576
▲ 703
▲ 800
▲ 1000
出生数
死亡数
自然人口増減
▲ 794
▲ 895
▲ 980
▲ 1200
資料:住民基本台帳
図6
6
自然人口増減の推移(5年毎の年平均値・2001~2060 年)
第4章 総合戦略 (若い世代の結婚から子育てまでの希望がかなうまちづくり)
春日市人口ビジョン・春日市まち・ひと・しごと創生総合戦略
1.少子化の現状
人口減少・高齢化は、少子化・合計特殊出生率の低下が大きな要因とされている。合計特殊出生率とは、1人の女性が一生の間に産む子どもの数であり、人口を
維持できる水準は 2.07 とされているが、現在は 1.4 台に低下している。
2015(平成 27)年 9 月に実施した将来人口に関するアンケート調査において、理想的な子どもの数をたずねたところ、「3人」と回答した人が最も多く 39.2%、次
いで、
「2人」が 29.8%、
「1人」が 13.2%と続いている。平均すると、理想だと考える子どもの数は 2.64 人であり、実際の子どもの数は 1.98 人と 0.66 人のギャ
ップが存在した。(国立社会保障・人口問題研究所の出生動向調査(2010 年)においても、夫婦に尋ねた理想的な子ども数は 2.42 人で、実際の子ども数は 1.71 人。)
また、同市アンケートにおける結婚に関する調査において、
「結婚するつもりはない」と選択した人のうち、経済的に困難であるからと回答した人の割合は、31.3%
であった。
このようなことから、結婚や出産などの希望は現実の数よりも多く存在しているものの、経済的な理由など、様々な要因が障壁となり、結婚や出産などの希望が
かなえられない現状があることがうかがえる。
図7
理想の子ども数と実際の子ども数
7
第4章 総合戦略 (若い世代の結婚から子育てまでの希望がかなうまちづくり)
2.
基本目標1
春日市人口ビジョン・春日市まち・ひと・しごと創生総合戦略
若い世代の結婚から子育てまでの希望がかなうまちづくり
(1) 基本的な方向性
人口減少や人口構造の変化がさらに進むと、行政運営、地域社会・経済に至るまで多大な影響を及ぼすことになる。また、子どもが減少し、若い世代が減少す
ればするほど、少子化の進行はさらに加速することから、人口の減少と人口構造の変化は、時間が経過するにしたがって厳しさを増すことになる。このため、
若い世代の結婚から子育てまでの希望がかなうまちづくりを、早期かつ重点的に取り組み、少子化の流れを反転させていかなければならない。
現状分析を踏まえ、個々人が結婚や子どもについての希望を実現できる社会を目指すため、結婚・妊娠・出産・子育てがしやすい環境づくりと、各段階に応じ
た切れ目のない取組を進めていくとともに、地域・家庭・企業など社会全体での取組として進めていく必要がある。
(2) 数値目標
・市民意識調査「理想の子ども数」と「実際の子ども数(持てると思うを含む)」の差(0.66 人)を縮小する。
「理想の子ども数」
2.64人
「実際の子ども数(持てると思うを含む)」
1.98人
・合計特殊出生率の向上
1.43人 以上
3.目標指針
(1) 指針1 子育て支援施策の充実
① 保育など子育て支援の質・量の充実・ニーズに対応した多様な子育て支援の充実
○ 待機児童の解消
私立保育園の建替・増築に係る補助事業等を行い、市内保育所の定員の増加を図る。
○ 放課後児童クラブの増設による保育量の確保を図る。
○ 一時預かりの拡充など、多様な保育ニーズに対応したサービスを提供する。
現状値
(2015 年)
目標値
(2019 年)
保育所の待機児童数
102 人
0人
放課後児童クラブ受入児童数(通年利用者)
871 人
939 人
重要業績評価指標(KPI)
8
第4章 総合戦略 (若い世代の結婚から子育てまでの希望がかなうまちづくり)
春日市人口ビジョン・春日市まち・ひと・しごと創生総合戦略
② 子育ての経済的負担軽減
○ こども医療費助成
こども医療費の一部支給を行い、保護者の経済的負担を軽減する。入院に係る支給対象年齢を平成 27 年 10 月から小学6年生までから、中学3年生までへ
と拡大し、更なる負担軽減を図る。
重要業績評価指標(KPI)
現状値
(2015 年)
目標値
(2019 年)
理想の子ども数が持てない理由「子育てや教育にお金がかかりすぎるから」
の割合
50.1%
45%以下
③ 多子世帯への子育て支援
3人以上の子どもを持つことは、子育て、教育、居住スペースの確保など、様々な面での経済的負担が障壁となっている。一方で、3人以上の子どもを持
ちたいと希望する人は 44.7%に達することから、その実現に向け多子世帯へ一層の配慮を検討し、3人以上の子どもが持てる環境を整備することが必要であ
る。
(2) 指針2 妊娠・出産支援
① 子育て世代包括支援センターを核とした切れ目のない支援
○ 妊産期から子育て期までの支援を、ワンストップで行う拠点施設「子育て世代包括支援センター」を設置し、切れ目のない支援を実施する。
重要業績評価指標(KPI)
子育て世代包括支援センターの設置数
現状値
(2015 年)
目標値
(2016 年)
未設置
1ヶ所設置
○ 乳児家庭訪問事業
妊産婦や乳児・母親への個別訪問を実施し、不安や悩み解消の相談、情報提供などを行う。
9
第4章 総合戦略 (若い世代の結婚から子育てまでの希望がかなうまちづくり)
春日市人口ビジョン・春日市まち・ひと・しごと創生総合戦略
② 不妊に悩む夫婦への支援
○ 特定不妊治療費の助成
妊娠の希望がかなえられるよう、不妊治療に係る助成を実施し、不妊に悩む夫婦を支援します。
速報値
重要業績評価指標(KPI)
(2015 年 10 月末)
11%
不妊治療助成を受け、妊娠にまで至った割合
(3) 指針3
(28 件中 3 件)
目標値
(2019 年)
30%
結婚・出産の希望が実現できる環境整備
① 仕事と生活の調和の実現
長時間労働などが要因とした男性の家事・育児への参画が少ないことが少子化の原因の一つとされており、従来の働き方に関する意識を含めた働き方改革は重
要な施策の一つである。
(厚生労働省「第 11 回 21 世紀成年縦断調査(2012 年 11 月)」によると、夫が休日に行う家事・育児時間と第2子出生以降の出生には正の関係がある。
(夫の家事・育児時間なし:第 2 子の有 14.0%、夫の家事・育児時間6時間以上:第2子の有:76.5%)
)
〇 ワーク・ライフ・バランスの推進
事業所訪問等による働き方改革の啓発、意識向上のための研修講座の実施等を行い、ワーク・ライフ・バランスの推進を図る。
重要業績評価指標(KPI)
子育て応援宣言企業数
現状値
(2015 年)
目標値
(2019 年)
47企業
60企業
② 若者の経済的基盤(雇用等)の安定
結婚や結婚後の生活にかかる経済的不安が若い世代での結婚の大きな阻害要因となっており、若い世代の経済的負担の軽減や雇用の安定など、経済的基盤の安
定を図る必要があると考えられる。
③ ライフデザイン構築のための情報提供等
男女とも若い世代から将来のライフデザインを描き、次世代も視野に入れたライフマネジメントができるよう、結婚・妊娠・出産等に関する正しい知識を伝え
ていくことが必要と考えられる。
10
第5章
将来人口シミュレーション(人口施策による将来人口の変化)
春日市人口ビジョン・春日市まち・ひと・しごと創生総合戦略
1.将来人口シミュレーション①
〇 合計特殊出生率が 2040(平成 52)年までに人口置換水準(2.07)に回復、以後同値で推移した場合
若い世代の結婚から子育てまでの希望がかない、合計特殊出生率が毎年 0.0264 上昇し 2040(平成 52)年までに人口置換水準(2.07)に達した場合の将来人口推
計である。
若い世代の結婚から子育てまでの希望がかなっても、しばらくは人口減少が続いていくこととなるが、2060(平成 72 年)年時の年少人口は 9,083 人から 15,732
人に増加することから、合計特殊出生率の向上が人口構造の安定化に大きく寄与できることが分かる。
(人)
老年人口
130,000
生産年齢人口
年少人口
120,000
109,998
110,000
112,915
99,058
19,085
18,030
17,424
18,005
111,229
16,397
111,059
109,399
108,625
105,398
107,620
16,255
75,544
105,385
102,791
99,791
96,525
97,483
92,921
16,811
16,984
20,063
80,000
出生率(上昇パターン)
101,668
15,856
19,243
88,516
90,000
113,550 112,479
113,117
104,728
100,000
70,000
109,537
市独自推計(春日市)
87,890
15,732
16,165
82,470 [施策効果]
16,766
約 14,000 人増
19,841
高齢化率
36.5% ⇒ 31.2%
65,763
18,743
60,000
73,047
17,453
76,663
50,000
71,005
68,934
66,146
61,957
57,354
54,186
52,256
51,528
74,085
50,667
74,390
70,863
40,000
62,539
52,212
30,000
44,784
20,000
21,838
10,000
0
3,526
4,589
6,136
1980年
1985年
1990年
8,132
1995年
11,095
2000年
14,250
2005年
図 8
25,121
27,148
29,057
31,187
33,455
34,214
2040年
2045年
33,770
32,098
2050年
2055年
30,126
17,447
2010年
2015年
2020年
2025年
2030年
将 来 人 口 シ ミ ュ レ ー シ ョ ン ①
11
2035年
2060年
第6章
人口ビジョン(社会人口動態)
春日市人口ビジョン・春日市まち・ひと・しごと創生総合戦略
1.社会動態の推計
(1) 2005(平成 17)年から 2015(平成 27)年の社会人口移動率
人口の社会動態は、市内の開発行為の規模や社会経済の状況等によって大きな影響を受ける。
2005~2010(平成 17~22)年においては、住宅開発が小規模であったこと、2007~2009(平成 19~21)年春先まで全国の景気は後退期にあったこと(景気動向調査・
全国)などが要因となり、5 年間で 2000 人を超える社会人口減が生じている。
一方、2010~2015(平成 22~27)年においては、
「南部白水地区」地区計画における低層住宅地及び商業地等の大規模な開発が行われたことから、30 歳代と 10 歳
以下を中心としたファミリー層が流入し、直近の 5 年間では約 2,000 人の社会人口増となっている。
(2) 社会増減・純移動率の仮定値
春日市においては、今後 2010 年代後半頃まで、星見ヶ丘地区(「南部白水地区」地区計画)への新たな人口流入が期待できることから、2015~2020(平成 27~32)
年の社会人口移動率は、2005~2010(平成 17~22)年と 2010~2015(平成 22~27)年の社会人口移動率の平均値に加算値を補正した。
2020 年以降の社会人口移動率は、市域の未利用地の状況から大規模な住宅地開発は期待でないため、2015~2020(平成 27~32)年の社会人口移動率は、2005~
2010(平成 17~22)年と 2010~2015(平成 22~27)年の社会人口移動率の平均値に減算値を補正した。
仮定値による社会増減は、2015~2020(平成 27~32)年の間で横ばい、2020(平成 32)年以降は年間 230 人~100 人の転出超過と試算しているが、2005~2010 年(平
成 17~22)に平均 450 人を超える転出超過が続いたことを勘案すると、小規模な住宅開発等による一定の人口流入を見込んだ仮定値と考えている。
① 2005~2015(平成 17~27)年までの純移動率
② 将来人口推計における純移動率の仮定値
14.3%
14.0%
14.0%
12.0%
10.0%
8.5%
8.2%
8.0%
12.0%
2010年から2015年の移動率(転出入者)
10.0% 8.5%
4.8%
3.8%
4.0%
1.4%
1.0%
0.0%
-2.0%
-8.0%
-2.8%
-5.7% -5.3%
-5.2%
-1.6%-2.0%-1.4%
5.6%
4.3% 4.3%
3.6%
4.0%
3.8% 4.3%
2.3%
1.0%
1.8%
0.1% 0.6%
0.3%
-0.9%
-2.0%
-0.8% -0.9%
-4.0%
-3.7%-3.6%-4.3%
-2.5%
-3.0%
-2.9%
-1.3%
-1.8%-2.1%
-1.0%
-1.4%
-1.8%
-3.2%
-6.0%
-8.0%
-10.0%
-10.1%-10.0%
2005~2015(平成 17~27)年までの純移動率
2020年以降の移動率(転出入者)
0.0%
-7.5%
図9
6.0%
2.0%
0.1% 0.2% -0.6%-2.2% -0.4%-1.7%-1.3% 0.2%
-0.4%
-10.0%
-12.0%
1.9%
0.0%
-4.0% -2.2%
-6.0%
8.0%
6.5%
6.5%
6.0%
2.0%
2015年から2020年の移動率(転出入者)
2005年から2010年の移動率(転出入者)
-7.2%
-7.7%
-8.8%
-12.0%
12
図10
将来人口推計における純移動率の仮定値
第6章
人口ビジョン(社会人口動態)
春日市人口ビジョン・春日市まち・ひと・しごと創生総合戦略
(人)
1000
800
797
686
600
2015年
506
473
2020年
400
2025年
269
200
73
144
121
69
143
76
34 3
0
-7
-200
-78
-283-302
-400
-28 -70
-56
-67 -99
-106 -82 -97
-135 -162
-179
-90
-600
81
60
2030年
81
2035年
-12
2040年
-34
2045年
2050年
-424-389
2055年
2060年
(歳)
図11
世代別・年別の社会人口増減(2015~2060(平成 27~72)年)移動率
(人)
2000
1500
1565
1464
社会人口増減
1000
500
0
▲ 32
▲ 500
▲ 1000
▲ 1180
▲ 1500
▲ 1191
▲ 1075
▲ 858
▲ 679
▲ 597
▲ 564
▲ 528
▲ 2000
▲ 2500
▲ 2441
▲ 3000
2001~05年 2006~10年 2011~15年 2016~20年 2021~25年 2026~30年 2031~35年 2036~40年 2041~45年 2046~50年 2051~55年 2056~60年
図12
5年毎の社会人口増減(2001~2060(平成 13~72)年)
13
第7章 総合戦略 (九州で最も住みやすい魅力あるまちづくり)
春日市人口ビジョン・春日市まち・ひと・しごと創生総合戦略
1.居住動態の分析
本市が実施した将来人口に関するアンケート調査において、転入・転出の理由はともに、転勤・就職を併せて5割弱、住み替えが2割程度、結婚をきっかけとし
て転出入をした方が1割弱となっている。また、一般的に人口集中地区は、①『交通機能』、②『買い物ができる環境』、③『治安・生活環境』が充実・良好なこと
が条件と考えられており、これらの都市機能の充実が居住地として選択される理由と考えられる。
今回、転出入者に調査した「住んで良かった点」等には「地理的な優位性」、「交通機能の充実」、「買い物ができる環境」が上位を占めており、人口減少社会に突
入する中で人口の流入を一定維持していくためには、
「交通機能の充実」、
「買い物ができる環境」を維持・向上していくことが重要である。アンケート調査では、防
災・防犯施策に対して良いが転入者 2.5%、転出者 3.2%、悪いが転入者 13.3%、転出者 17.5%となっていることから、安全・安心の取組を強化することでさらに
住み続けたいまちへと繋がるものと考えられる。また、社会動態の分析から本市はファミリー層の転入が多く、30~40代の子どもがいる人の転入理由の1割が
「子どもの教育のため」が一番の理由で本市に居住されていることから、教育施策の更なる充実は本市の強みとして社会動態を増加させる効果があると考えられる。
〇春日市への転出入理由
〇春日市に住んで良かったと感じる点、不満を感じる点
[ 転 入 者 ]
良かった点(合計:158人)
0%
地理的な優位性
20%
就労場所
50.0
16.5
1.9
3.8
17.1
10.8
5.1
2.5
高齢者福祉施設、支援施策
2.5
11.4
51.9
8.2
3.2
2.5
4.4
地域のつながり
若者、活力
高齢者の活躍の場
その他
無回答
7.1
18.3
2.4
20.6
21.4
1.6
7.1
1.6
5.6
6.3
3.2
4.8
26.2
4.0
50.0
11.9
6.3
4.0
3.2
17.5
6.3
地域のつながり
8.9
0.6
若者、活力
5.7
1.3
高齢者の活躍の場
3.2
3.8
24.7
3.2
15.8
11.1
2.4
10.3
2.4
4.0
6.3
その他
無回答
80%
50.8
身近な場所での買い物の利便性
防災、防犯施策
13.3
60%
22.2
上下水道、道路など居住環境
4.4
40%
3.2
文化施設、スポーツ施設、公民館
8.9
不満な点(合計:126人)
70.6
医療福祉施設、医療福祉施策
7.0
身近な場所での買い物の利便性
防災、防犯施策
教育環境、支援施策、施設
6.3
文化施設、スポーツ施設、公民館
20%
鉄道や道路など交通の利便性
子育て環境、支援施策、施設
12.0
医療福祉施設、医療福祉施策
地理的な優位性
地価、住宅の建てやすさ
15.2
教育環境、支援施策、施設
0%
80%
就労場所
13.3
子育て環境、支援施策、施設
上下水道、道路など居住環境
60%
2.5
地価、住宅の建てやすさ
高齢者福祉施設、支援施策
40%
67.1
鉄道や道路など交通の利便性
[ 転 出 者 ]
良かった点(合計:126人)
不満な点(合計:158人)
21.4
0.8
10.3
資料:転入転出者調査結果
図13 「転出入理由」
・
「住んで良かった点・不満な点」
(春日市)
14
第7章 総合戦略 (九州で最も住みやすい魅力あるまちづくり)
2.基本目標2
春日市人口ビジョン・春日市まち・ひと・しごと創生総合戦略
九州で最も住みやすい魅力あるまちづくり
(1) 基本的な方向性
現状分析を踏まえ、九州で最も住みやすい魅力あるまちづくりとして、交通機能など都市機能の充実、買い物ができる環境の維持・向上、安全・安心のまちづ
くり、教育施策の充実を柱として、福岡都市圏の住宅都市として、住みよさを追求していく施策を展開していく必要がある。
(2) 数値目標
・市民意識調査「住みよい」と回答した人の割合
・市民意識調査「住みつづけたい」と回答した人の割合
・人口の社会増減を±0人を維持する。
95%以上
92%以上
3.目標指針
(1) 指針1 商工業の振興
人口減少により中心市街地が空洞化した地方都市では、都市の魅力が低下し人口減少がさらに加速することになる。人口減少社会において居住動態を相関関係
にある、地元商工業の振興は、重要な施策であることから、商工会と連携した小規模事業者の支援や商店会の賑わい創出支援などによる商工業振興に取り組み、
地域経済の活性化を図る。
〇 創業支援事業の推進(創業インキュベートタウン事業)
市商工会が創業支援事業を実施するにあたってのノウハウを蓄積するため、創業支援に係る経費を助成する。
速報値
重要業績評価指標(KPI)
創業計画支援を受け、創業まで至った件数
(2015 年 10 月末)
目標値
(2019 年)
3件
60 件
(2) 指針2 交通機能など都市機能の充実
公共交通網の充実は、居住動態と相関関係にあり、社会人口増加を図る上でなくてならない施策である。また、人口減少社会では路線バスの利用客が減少し採
算の悪化から路線の縮小・廃止が懸念され、一方で、高齢化が進行している地域こそ、公共交通手段の重要性が高くなることから、人口減少・超高齢化社会にお
いては最重要の課題である。
このため、春日原駅(西鉄天神大牟田線)、春日駅(JR 鹿児島本線)、博多南駅(九州新幹線)を有する交通利便性を活かし、便利で安全な道路交通の形成、公
共交通体系の利便性の向上を推進する。
15
第7章 総合戦略 (九州で最も住みやすい魅力あるまちづくり)
春日市人口ビジョン・春日市まち・ひと・しごと創生総合戦略
〇 都市計画道路の整備
広域的な道路交通体系を整備するため、那珂川宇美線、長浜太宰府線などの都市計画道路の計画的な整備を推進する。
〇 西鉄春日原駅周辺の環境整備
春日原駅周辺の魅力ある都市空間の形成を行うため、駅前広場やアクセス道路の整備を進める。
〇 交通ネットワークの確保
コミュニティバス「やよい」の利用促進や公共交通ネットワークの維持・活性化を図る。
重要業績評価指標(KPI)
コミュニティバスやよい利用者
現状値
(2014 年)
目標値
(2019 年)
260,945 人/年
270,000 人/年
(3) 指針3 学校教育の充実
子ども一人ひとりがいきいきと輝き、豊かな人間性や生きる力を一層伸ばすことができるよう、開かれた、特色ある学校づくりを推進し、ファミリー層の転入
理由ともなっている学校教育環境の充実を図る。
〇 きめ細やかな指導・体制の確立
児童、生徒一人ひとりに応じた教育を推進するため、コミュニティ・スクールによる「共育」など、きめ細やかな指導や支援ができる体制の確立を推進する。
(少人数学級(小学6年生 30 人以下学級)編制の実施、外国語指導助手(ALT)等による外国語活動の実施)
〇 土曜日の教育活動推進事業
学習の節目ごとに理解に課題を抱える児童に対して、土曜日を活用して復習中心の補充学習を行うことにより、基礎基本及び学習習慣の定着化を図る。
現状値
(2015 年)
重要業績評価指標(KPI)
4校
土曜日教育活動実施校
(2015 年 10 月開始)
目標値
(2019 年)
8校
〇 学校施設の充実整備
子どもたちが安心して学校生活を送ることができるように、学校施設の計画的な整備を推進し、教育環境の確保を図る。
重要業績評価指標(KPI)
大規模改修事業実施校数(※2010 年以降)
16
現状値
(2015 年)
目標値
(2019 年)
未着手
4校
第7章 総合戦略 (九州で最も住みやすい魅力あるまちづくり)
春日市人口ビジョン・春日市まち・ひと・しごと創生総合戦略
(4) 指針4 安全・安心のまちづくり
誰もが安全で・安心でき住み続けてもらえるよう、治安・防災の地域力を強化するとともに、災害に強い安全・安心の都市基盤整備に向けた取り組みを進める。
また、高齢化の進行により、災害時における地域コミュニティによる対応が課題となることから、住民が地域防災の担い手となる環境の整備が必要である。
〇 地域防犯活動の強化
犯罪が起こりにくい地域環境整備を行うため、防犯知識の普及や地域防犯活動支援の促進、多様な広報媒体を利用した分かりやすい防犯情報を提供する。
(地域防犯活動の支援、総合情報メール、ついで隊登録促進、防犯教室実施等)
重要業績評価指標(KPI)
刑法犯認知件数
現状値
(2014 年)
目標値
(2019 年)
1,163 件
1,000 件以下
〇 地域防災体制の整備事業
自主防災組織の活性化を支援し、中学校区単位での合同訓練や地区単位での訓練機会を増やすことで、防災・減災意識を高める。(防災対策指導員による防
災指導、自主防災組織の防災訓練支援)
重要業績評価指標(KPI)
自主防災組織の活動数(単独)
現状値
(2014 年)
目標値
(2019 年)
22 回
30 回以上
〇 雨水流出抑制対策の推進
都市型水害を軽減するため、浸水対策が必要な下水道施設を計画的に改修していくとともに、雨水計画を見直し、雨水貯留施設や水害発生箇所における雨水
幹線の再整備を推進する。
重要業績評価指標(KPI)
雨水貯留施設の設置数
17
現状値
(2015 年)
目標値
(2016 年)
0箇所
1 箇所以上
第7章 総合戦略 (九州で最も住みやすい魅力あるまちづくり)
春日市人口ビジョン・春日市まち・ひと・しごと創生総合戦略
(5) 指針5 生活環境の保全、生活の質の向上
市民の快適な暮らしを確保するため、日常生活における環境保全を推進するとともに、文化・スポーツに親しむ機会を提供するなど、人とまちの魅力を高める
活動を推進する。
〇 空き地・空き家の対策
住宅ストックの老朽が進むと住宅地としての魅力が低下し、人口の流出が加速し空き地や空き家が発生する。管理が不十分である状態が続くと地域の魅力を押
し下げ悪循環へと繋がるため、空き家等の対策を検討していく必要がある。
(6) 目標指針6 まちの魅力 PR
様々な市の情報を発信するために戦略的なシティプロモーションの展開を図る。
〇 暮らしプロモーション事業
住みやすいコンパクトシティで良好な住宅都市である、本市の特性をPRするプロモーションビデオの作成等を行い、流入人口の増加を図る。
重要業績評価指標(KPI)
年間の転入者数
18
現状値
(2014 年)
目標値
(2019 年)
7,336 人
7,300 人
以上を維持
第8章
将来人口シミュレーション(人口施策による将来人口の変化)
春日市人口ビジョン・春日市まち・ひと・しごと創生総合戦略
1.将来人口シミュレーション②
〇 社会人口動態が増加し続けた場合(-40~+40 人/年の増減)
魅力あるまちづくりを展開し、流出人口と同程度の流入人口を維持できた場合、2060(平成 72)年時の総人口は、82,470 人から 90,156 人に増加する。
年少人口の減少幅は依然として大きいが、ファミリー層の流入人口により高齢化率も若干の低下が見込まれる。
(人)
130,000
老年人口
生産年齢人口
年少人口
市独自推計(春日市)
純移動率(高位)
120,000
113,116
112,915
110,000
104,728
106,077
113,117
99,058
100,000
16,991
18,030
18,005
19,243
88,516
90,000
112,272
109,537
111,229
110,677
108,479
105,728
108,625
105,398
15,645
14,308
18,730
102,480
101,668
98,842
94,706
97,483
13,690
90,156
92,921
13,231
12,698
12,046
20,063
87,890
11,297
80,000
75,544
[施策効果]
約 7,500 人増
82,470
10,598
19,841
高齢化率の鈍化
70,000
36.5% ⇒ 34.6%
65,763
18,743
71,005
60,000
69,398
67,169
63,400
58,811
55,291
52,636
73,047
17,453
50,616
48,398
74,085
73,324
50,000
74,390
70,863
40,000
62,539
52,212
30,000
44,784
20,000
21,838
10,000
0
25,121
3,526
4,589
6,136
1980年
1985年
1990年
8,132
1995年
11,095
2000年
14,023
2005年
図 1 4
27,230
29,200
2025年
2030年
31,389
33,687
34,491
34,161
32,792
31,160
2040年
2045年
2050年
2055年
2060年
17,447
2010年
2015年
2020年
2035年
将 来 人 口 シ ミ ュ レ ー シ ョ ン ②
19
第9章
人口ビジョン(人口減少・少子化・超高齢社会の影響)
春日市人口ビジョン・春日市まち・ひと・しごと創生総合戦略
1.人口減少・少子化・超高齢社会の影響
今後、直面する人口減少は人口全体が減少することに加え、出生数が減少する段階で若年層の構成比率が急減し年齢構成の著しい変化をもたらし、経済、地域
社会、社会保障制度、財政に大きな悪影響を与えることが懸念される。
(1) 人口構成の変化
年少人口率は 2015(平成 27)年の 16.0%から 2060(平成 72)年には 11.0%へと 9.0 ポイント減少する。生産年齢人口も 2015(平成 27)年の 64.7%から 52.5%へ
と 12.2 ポイント減少する。
高齢化率をみると 2020(平成 32)年前に 20%を超える超高齢社会に突入する。団塊ジュニア(第2次ベビーブーム 1971~74(昭和 46~49)年出生)が高齢者とな
る 2040(平成 52)年には 32.9%となり、2045(平成 57)年には後期高齢化率が 20.0%に達する。老年人口は 2045(平成 57)年に 34,214 人と最も多くなり以後は減少
するものの、生産年齢人口の減少が続くため、高齢化率は相対的に上昇し続け 2060(平成 72)年に 36.5%に達する。
(人)
120,000
109,537
109,537
100,000
16.4%
112,915
112,915
16.0%
113,116
113,116
15.0%
111,228
111,228
108,617
108,617
13.6%
12.3%
年少人口率
105,384
105,384
12.0%
101,647
101,647
11.9%
生産年齢人口率
97,454
97,454
11.7%
92,886
92,886
11.5%
80,000
高齢化率
87,847
87,847
11.2%
後期高齢化率
82,420
年少人口率
82,420
11.0%
60,000
67.6%
64.7%
62.8%
60.9%
62.0%
58.4%
55.2%
53.2%
52.1%
52.2%
生産年齢人口率
52.5%
40,000
老年人口最大
(34,214 人)
26.8%
29.6%
32.9%
35.1%
36.4%
(15.2%)
(16.6%)
(18.0%)
(20.0%)
(22.7%)
(10.3%)
(13.0%)
2020年
2025年
2030年
2035年
2040年
20,000
0
図15
15.9%
19.3%
(7.0%)
(8.6%)
2010年
2015年
高齢化率
22.2%
24.4%
年齢構成の将来推移(2010~2060(平成 22~72)年)
20
36.5%
(24.3%)
36.5%
(24.8%)
(後期高齢化率)
2045年
2050年
2055年
2060年
第9章
人口ビジョン(人口減少・少子化・超高齢社会の影響)
春日市人口ビジョン・春日市まち・ひと・しごと創生総合戦略
人口ピラミッドの推移・変化によって、人口構造の変容を視覚的にとらえる。図は、2015(平成 27)年と 2025(平成 37)年の人口ピラミッドの変化を国と比較したも
のである。年齢層が突出しているところが、団塊の世代・団塊ジュニアと呼ばれる年齢層である。
2025 年には団塊の世代が後期高齢者となることから、国においては後期高齢化率が 18.1%、全人口の約 5 人に 1 人は後期高齢者という社会に突入する。一方、春
日市においては、国と比較して団塊の世代の人口に占める割合が低く、同時期の後期高齢化率は 13.0%に留まる。また、生産年齢人口には団塊ジュニアが存在し、
高齢者を支える年齢層は後年に比べると厚い状況にある。
春日市
国
団塊の世代
団塊の世代
団塊ジュニア
団塊ジュニア
春日市
国
団塊の世代
団塊の世代
団塊ジュニア
図16 春日市と国の人口ピラミッドの推移・比較(2015~2025(平成 27~32)年)
21
団塊ジュニア
第9章
人口ビジョン(人口減少・少子化・超高齢社会の影響)
春日市人口ビジョン・春日市まち・ひと・しごと創生総合戦略
図は、2045(平成 52)年と 2060(平成 72)年の人口ピラミッドの変化を国と比較したものである。
2045 年には、団塊ジュニアが 70 歳代を迎え、本市においても総人口の 3 人に 1 人以上が高齢者、5 人に 1 人が後期高齢者という社会に突入する。また、90 歳以上
の特に女性の高齢者が相当数に上ると見込まれる。高齢者を支える生産年齢人口は少子化に伴い減少し、年少人口数に至るまで先細りの形状となっている。
春日市
国
団塊ジュニア
春日市
団塊ジュニア
国
団塊ジュニア
団塊ジュニア
図17 春日市と国の人口ピラミッドの推移・比較(2040~2060(平成 52~72)年)
22
第9章
人口ビジョン(人口減少・少子化・超高齢社会の影響)
春日市人口ビジョン・春日市まち・ひと・しごと創生総合戦略
(2) 行政運営への影響
〇 社会保障制度への影響(高齢者1人を支える現役世代)
本市における高齢者1人を支える現役世代(生産年齢人口)は、1980(昭和 55)年 12.7 人であったが、2015(平成 27)年には 3.34 人に低下し、2040(平成 52)年
には 1.68、2050(平成 62)年頃に最低の 1.43 となり、高齢者と現役世代が1対1に近づいた「肩車社会」という大変厳しい社会となる。
表4 高齢者1人を支える現役世代の数
高齢者1人を支える 1980 年
現役世代の数
85 年
90 年
95 年
2000 年
05 年
10 年
15 年
20 年
25 年
30 年
35 年
40 年
45 年
50 年
55 年
60 年
12.7 人 11.4 人 10.2 人 8.71 人 6.70 人 5.23 人 4.25 人 3.34 人 2.83 人 2.54 人 2.28 人 1.97 人 1.68 人 1.51 人 1.43 人 1.43 人 1.44 人
〇 社会保障関係経費の推移等
既に人口が 10 万人を超えていた 1998~2013(平成 10~25)年までの 16 年間、人口増加率は 9.1%(9,200 人)で推移した一方で、高齢化率は 7.68 %から 17.38%
と約 2.3 倍に高齢化が進行し、このことを大きな要因として、医療・介護等の社会保障関係経費は延び続けている。
将来人口推計のように高齢化がさらに進んでいけば、社会保障関係経費は、今後も更なる増加が予測され、加えて、人口減少と少子化が進むことで、生産年齢
人口の占める割合はますます減少していき、増え続ける社会保障関係経費を賄えるだけの市税や保険料収入を確保することが困難になる。
年齢構成のアンバランスは、現役世代への負担増大や財政の健全化に影響することはもとより、社会保障制度の維持が困難となる危険性を含んでいる。
(億円)
14.0
市
12.0
10.8
11.0
10.9
10.8
10.7
10.6
10.6
11.8
10.0
国民健康保険事業費
8.0
5.5
4.3
6.1
4.2
4.0
2.0
12.1
11.3
10.9
10.0
6.0
12.1
税
3.0
3.2
7.0
6.3
6.8
8.1
8.7
9.2
11.6
9.9
9.6
9.2
7.3
7.5
11.9
12.0
12.3
10.9
10.9
7.6
7.8
10.2
7.7
扶助費(一般会計)
人件費(一般会計)
4.2
3.2
1.9
4.2
4.2
3.6
3.9
2.3
2.5
5.0
4.6
5.0
5.0
5.2
5.3
4.7
4.4
4.4
3.0
2.7
市税
扶助費
4.3
4.3
3.2
3.5
人件費
4.5
3.8
4.0
5.7
4.2
4.4
4.6
4.2
4.1
4.0
5.1
3.8
介護保険事業費
国民健康保険事業特別会計
5.3
3.6
介護保険事業特別会計
0.0
1998年
99年
2000年
01年
02年
3年
4年
5年
6年
7年
8年
図18 財政状況の推移 1998 ~ 2013(平成 10~25)年度
23
9年
10年
11年
12年
13年
第9章
人口ビジョン(人口減少・少子化・超高齢社会の影響)
春日市人口ビジョン・春日市まち・ひと・しごと創生総合戦略
(世帯構成員数)
(世帯)
50,000
(4) 地域社会への影響
4.30
45,000
地域コミュニティの活動は、環境美化、防犯・防災、子育て、高
齢者の見守りに至るまで、様々な面で地域住民を支えている。
しかし、現在は、都市化や世帯構成員の低下による住民意識の希
薄化から地域活動の担い手不足が課題となっている。
人口減少、高齢化の進行は、地域社会の維持に支障を及ぼす可能
性があるが、一方で、人口減少、高齢化が進行する中では、これま
46,859
4.50
39,768
40,000
3.66
4.00
35,720
35,000
3.11
30,000
3.02 2.96
29,833
25,223
25,000
3.50
2.75
2.64
2.55
2.92
3.00
2.48 2.40
21,400
20,000
でのような行政サービスを維持することは困難であり、地域コミュ
ニティの活動はますます重要性を増していく。
また、市域の狭い本市においても、各地域(自治会)で人口構成
や人口増減の状況は異なり、各地域で異なる課題に直面していくこ
とが考えられる。
44,098
42,959
5.00
2.50
2.00
16,852
1.50
15,000
11,032
10,000
1.00
6,946
0.50
5,000
0.00
0
1965年 1970年 1975年 1980年 1985年 1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 2015年
図19 世帯数と世帯構成員数の推移
① 2015 年 9 月時点で最も高齢化率の低い自治会
80歳以上
70~74歳
60~64歳
50~54歳
40~44歳
30~34歳
20~24歳
10~14歳
0~4歳
80歳以上
75~79歳
70~74歳
65~69歳
60~64歳
55~59歳
50~54歳
45~49歳
40~44歳
35~39歳
30~34歳
25~29歳
20~24歳
15~19歳
10~14歳
5~9歳
0~4歳
2001 年 9 月
200
150
100
50
0
0
50
100
150
200
200
男
80歳以上
70~74歳
60~64歳
50~54歳
40~44歳
30~34歳
20~24歳
10~14歳
0~4歳
2015 年 9 月
100
50
0
0
50
150
100
50
0
150
50
200
100
150
200
80歳以上
70~74歳
60~64歳
50~54歳
40~44歳
30~34歳
20~24歳
10~14歳
0~4歳
150
200
100
50
0
図20 地区別の人口構造の推移 2001(平成 13)年 9 月末 ⇒ 2015(平成 27)年 9 月末
24
0
50
150
100
50
0
150
50
100
200
150
200
男
80歳以上
70~74歳
60~64歳
50~54歳
40~44歳
30~34歳
20~24歳
10~14歳
0~4歳
80歳以上
75~79歳
70~74歳
65~69歳
60~64歳
55~59歳
50~54歳
45~49歳
40~44歳
35~39歳
30~34歳
25~29歳
20~24歳
15~19歳
10~14歳
5~9歳
0~4歳
2015 年 9 月
100
0
女
80歳以上
75~79歳
70~74歳
65~69歳
60~64歳
55~59歳
50~54歳
45~49歳
40~44歳
35~39歳
30~34歳
25~29歳
20~24歳
15~19歳
10~14歳
5~9歳
0~4歳
200
80歳以上
70~74歳
60~64歳
50~54歳
40~44歳
30~34歳
20~24歳
10~14歳
0~4歳
80歳以上
75~79歳
70~74歳
65~69歳
60~64歳
55~59歳
50~54歳
45~49歳
40~44歳
35~39歳
30~34歳
25~29歳
20~24歳
15~19歳
10~14歳
5~9歳
0~4歳
男
2015 年 9 月
100
0
③ 住宅地開発に伴い人口構造が大きく変化した自治会
2001 年 9 月
女
80歳以上
75~79歳
70~74歳
65~69歳
60~64歳
55~59歳
50~54歳
45~49歳
40~44歳
35~39歳
30~34歳
25~29歳
20~24歳
15~19歳
10~14歳
5~9歳
0~4歳
150
80歳以上
70~74歳
60~64歳
50~54歳
40~44歳
30~34歳
20~24歳
10~14歳
0~4歳
80歳以上
75~79歳
70~74歳
65~69歳
60~64歳
55~59歳
50~54歳
45~49歳
40~44歳
35~39歳
30~34歳
25~29歳
20~24歳
15~19歳
10~14歳
5~9歳
0~4歳
2001 年 9 月
女
200
② 2015 年 9 月時点で最も高齢化率の高い自治会
1965 年(昭和 40) ~ 2015 年(平成 27)
200
150
100
50
0
0
50
100
150
200
第 10 章
総合戦略(超高齢・人口減少社会に対応した持続可能なまちづくり)
1.基本目標3
春日市人口ビジョン・春日市まち・ひと・しごと創生総合戦略
超高齢・人口減少社会に対応した持続可能なまちづくり
(1) 基本的な方向性
当面の間、人口減少・少子化・超高齢社会は避けることができない課題として、人口減少や超高齢社会がもたらす影響に目を背けることなく、将来に備えた行
政施策を展開・推進していく。
(2) 数値目標
・『まちづくりや福祉など各分野で市民の活動が活発と感じる』市民の割合
・『住民の交流の機会が多く地域の連帯感を感じる』市民の割合
2.目標指針
(1) 指針1
79.0%
63.2%
⇒
⇒
85.0%以上
70.0%以上
住民主体のまちづくりの推進
人口減少社会での行政運営にはこれまで以上に地域・自治会の協力が不可欠となることから、地域の主体性を保ちつつも、行政と各地域(自治会等)の連携を
強化し、地域の実情に応じた課題を双方が共有し取り組む。
〇 自治会活動の充実・自治会加入の促進
まちづくり交付金事業による自治会の運営基盤強化、各自治会・自治会連合会との連携強化、自治会活動の充実、自治会加入の促進を図る。
〇 地域活動の拠点整備
老朽化している公民館の長寿命化、バリアフリー化を重点とした改修を計画的に実施し、安全で利用しやすい地域活動の拠点整備を進める。
重要業績評価指標(KPI)
自治会加入率
大規模改修(リニューアル)館数 (※2012 年以降の実施館)
25
現状値
(2015 年)
目標値
(2019 年)
78.2%
80%以上
7館
17 館
第 10 章
総合戦略(超高齢・人口減少社会に対応した持続可能なまちづくり)
春日市人口ビジョン・春日市まち・ひと・しごと創生総合戦略
(2) 指針2 持続可能な社会保障制度の実現
超高齢社会において介護・医療のニーズはますます必要性が高まる中、これらの社会保障制度の持続可能性を高めていくためには、予防・健康づくりの推進が
不可欠である。両制度においては給付と負担のバランスを図りつつ、超高齢社会においても、高齢者等が健康でいきいきと活躍できるよう介護予防や健康づくり
事業の推進を図る。
〇 介護予防の推進(介護予防推進事業)
高齢者が元気に暮らし続けるように、介護予防教室等の開催、自治会と連携した取り組みやスポーツ・医療分野と連携した運動・リハビリステーションなどの
取り組みを促進する。
現状値
(2014 年)
目標値
(2019 年)
一次予防事業介護予防普及啓発事業参加者(述べ人数)
24,779 人
27,000 人以上
二次予防事業通所型介護予防事業参加者(述べ人数)
2,098 人
2,300 人以上
重要業績評価指標(KPI)
〇 健康づくり活動の推進(特定健診・特定保健指導の推進事業)
特定健康診査受診勧奨事業等による健康診査の受診率や保健指導の実施率の向上に向けた取り組みを推進する。
重要業績評価指標(KPI)
特定健診受診率
26
現状値
(2014 年)
目標値
(2017 年)
24.0%
60%以上
第 10 章
総合戦略(超高齢・人口減少社会に対応した持続可能なまちづくり)
春日市人口ビジョン・春日市まち・ひと・しごと創生総合戦略
(3) 指針3 都市の再構築
高度経済成長期以降に整備されたインフラが老朽化していることから適切な維持管理・更新等を図るとともに、将来の超高齢者社会等に対応した公共空間・公
共空間の高度・複合利用や持続的な都市機能のあり方を検討していく。
〇 ファシリティマネジメントの推進(公共施設等総合管理計画の策定)
財政負担の軽減・平準化、公共施設等の適切な配置を図るため、公共施設等の全体を把握し、長期的な視点で更新・統廃合・長寿命化などを計画的に行う。
重要業績評価指標(KPI)
公共施設総合管理計画の策定
(4) 指針4
現状値
目標値
(2016 年)
未策定
策定
行財政改革の推進
人口減少・少子化・超高齢社会に伴う税収の減少と新たな財政需要に対応するため、財政の健全化を堅持するとともに、社会が変化する中で住みよさを追求し
ていくため、行政活動がより高い成果を上げられるよう広域的取組の推進や組織力の向上を図る。
〇 財政の健全化の維持(市債残高縮減と計画的基金積立)
厳しい財政状況が続くことが予想される中、市債残高の縮減と計画的な基金の積立を実施し、引き続き財政の健全化を維持する。
〇 圏域・広域行政の推進
近隣市町村が相互に役割分担し、連携・協力することにより、圏域全体として必要な生活機能を確保する。また、多様化する行政課題に対応するため、福岡都
市圏の構成市町などとの連携を強化して、スケールメリットを生かした効果的で効率的な行政サービスを展開する。
現状値
(2013 年)
重要業績評価指標(KPI)
将来負担比率
27
目標値
(2019 年)
(-)なし
(-)なし
(8.1)※2007 年
引き続き維持
第 11 章
将来人口シミュレーション(人口施策による将来人口の変化)
春日市人口ビジョン・春日市まち・ひと・しごと創生総合戦略
1.将来人口シミュレーション③
〇 合計特殊出生率に 2060(平成 72)年までに緩やかに国民希望出生率(2.07)に回復し、社会人口動態が減少しない場合。
社会人口動態による人口流出減がなく、合計特殊出生率が 2060(平成 72)年までに 2.07 に回復した場合は、人口 10 万人を 2060(平成 72)年まで維持することが
でき、高齢化率も 30.8%と人口構造が大幅に安定する。長期・断続的な取組の施策効果として、十分に実現可能な将来シミュレーションと考えている。
(人)
130,000
老年人口
生産年齢人口
年少人口
市独自推計(春日市)
出生率(2.07↑)・移動率(増減小)
120,000
112,915
110,000
104,728
106,077
113,358
112,989
109,537
113,117
112,106 110,873
99,058
100,000
17,232
16,362
18,005
19,243
88,516
90,000
107,528
111,229
108,625
18,030
109,334
16,067
105,398
15,737
15,810
18,730
105,560 103,351
101,057
16,280
16,380
101,668
16,394
97,483
16,540
92,921
20,063
[施策効果]
約 18,500 人増
87,890
80,000
70,000
75,544
82,470
19,841
65,763
18,743
71,005
60,000
69,398
67,169
63,674
59,581
56,757
55,019
73,047
17,453
54,165
53,357
74,085
73,324
50,000
74,390
70,863
40,000
62,539
52,212
30,000
44,784
20,000
21,838
10,000
0
25,121
4,589
6,136
8,132
3,526
1980年
1985年
1990年
1995年
11,095
2000年
14,023
2005年
図 2 1
27,230
29,200
2025年
2030年
31,389
33,687
34,491
34,161
32,792
31,160
2040年
2045年
2050年
2055年
2060年
17,447
2010年
2015年
2020年
将 来 人 口 シ ミ ュ レ ー シ ョ ン ③
28
2035年
高齢化率の鈍化
36.5% ⇒ 30.8%
第 11 章
将来人口シミュレーション(人口施策による将来人口の変化)
春日市人口ビジョン・春日市まち・ひと・しごと創生総合戦略
2.将来人口シミュレーション④
〇 合計特殊出生率(1.35~1.33)、移動率(転出超過・▲380~▲220 人/年)を社人研が示す値とした場合
人口問題を打開する施策が機能しない場合、人口減少に歯止めがかからず、今回推測した将来人口をさらに下回ることとなる。人口問題は、市全体・全庁的な
課題として、多角的・横断的な視点を持って効果的な方策・取組を進めなければ、この様な将来人口で推移する可能性も0ではない。
(人)
老年人口
生産年齢人口
年少人口
市独自推計(春日市)
出生率・移動率(社人研準拠)
130,000
120,000
109,998
110,000
112,915
100,000
18,030
18,005
105,398
101,668
108,133
104,620
15,873
13,670
19,243
88,516
90,000
110,970
19,085
111,229
108,625
104,728
99,058
113,117
109,537
12,019
100,585
96,092
97,483
91,140
11,196
10,576
20,063
92,921
85,818
82,470
9,903
80,000
75,544
87,890
80,070
9,105
19,841
8,216
70,000
65,763
74,051
7,378
18,743
60,000
73,047
17,453
76,663
50,000
70,191
67,660
64,021
58,798
52,864
48,184
74,085
44,696
41,891
74,390
38,772
70,863
40,000
62,539
52,212
30,000
44,784
20,000
21,838
10,000
0
4,589
6,136
8,132
3,526
1980年
1985年
1990年
1995年
11,095
2000年
14,250
2005年
図 2 2
26,802
28,580
30,591
24,906
2020年
2025年
2030年
2035年
32,652
33,053
32,017
29,963
27,900
17,447
2010年
2015年
将 来 人 口 シ ミ ュ レ ー シ ョ ン ④
29
2040年
2045年
2050年
2055年
2060年
更なる人口減少
8,500 人減
高齢化率の進行
36.5% ⇒ 37.7%
〇 資 料 編
1.春日市まち・ひと・しごと創生外部有識者委員名簿
氏
名
大野
彰久
金丸
英樹
亀谷
正
小森
幸雄
白倉
和弘
杉浦
しのぶ
土坂
章久
廣田
茂忠
宮﨑
明
山﨑
安則
吉田
純久
団
体
・
役
福岡労働局福岡南職業安定
ケーブルステーション福岡
春日市商工会
選 出 分 野
職
所長
官 公 庁
通信事業部長
言論(マスコミ)
理事
連合福岡筑紫・朝倉地域協議会 事務局長
(平成 27 年 12 月~ 事務局次長)
日本政策金融公庫
福岡西支店長
男女共同参画ネットワーク春日
福岡銀行
春日原支店長
春日市自治会連合会
春日市社会福祉協議会
筑紫女学園大学
西日本シティ銀行
30
代表
産
業
労
働
金融機関(政府)
男女共同
金融機関(地方)
副会長
住
民
事務局長
福
祉
学
識
教授
春日原支店長
金融機関(地方)
2.まち・ひと・しごと創生法[抜粋]
まち・ひと・しごと創生法(平成二十六年十一月二十八日法律第百三十六号)
【抜粋】
(目的)
第一条
この法律は、我が国における急速な少子高齢化の進展に的確に対応し、人口の減少に歯止めをかけるとともに、東京圏への人口の過度の集中を是正し、それぞれの地域で住みよい環境を確保して、
将来にわたって活力ある日本社会を維持していくためには、国民一人一人が夢や希望を持ち、潤いのある豊かな生活を安心して営むことができる地域社会の形成、地域社会を担う個性豊かで多様な人材の確
保及び地域における魅力ある多様な就業の機会の創出を一体的に推進すること(以下「まち・ひと・しごと創生」という。
)が重要となっていることに鑑み、まち・ひと・しごと創生について、基本理念、
国等の責務、政府が講ずべきまち・ひと・しごと創生に関する施策を総合的かつ計画的に実施するための計画(以下「まち・ひと・しごと創生総合戦略」という。
)の作成等について定めるとともに、まち・
ひと・しごと創生本部を設置することにより、まち・ひと・しごと創生に関する施策を総合的かつ計画的に実施することを目的とする。
(基本理念)
第二条
まち・ひと・しごと創生は、次に掲げる事項を基本理念として行われなければならない。
一
国民が個性豊かで魅力ある地域社会において潤いのある豊かな生活を営むことができるよう、それぞれの地域の実情に応じて環境の整備を図ること。
二
日常生活及び社会生活を営む基盤となるサービスについて、その需要及び供給を長期的に見通しつつ、かつ、地域における住民の負担の程度を考慮して、事業者及び地域住民の理解と協力を得ながら、
現在及び将来におけるその提供の確保を図ること。
三
結婚や出産は個人の決定に基づくものであることを基本としつつ、結婚、出産又は育児についての希望を持つことができる社会が形成されるよう環境の整備を図ること。
四
仕事と生活の調和を図ることができるよう環境の整備を図ること。
五
地域の特性を生かした創業の促進や事業活動の活性化により、魅力ある就業の機会の創出を図ること。
六
前各号に掲げる事項が行われるに当たっては、地域の実情に応じ、地方公共団体相互の連携協力による効率的かつ効果的な行政運営の確保を図ること。
七
前各号に掲げる事項が行われるに当たっては、国、地方公共団体及び事業者が相互に連携を図りながら協力するよう努めること。
(地方公共団体の責務)
第四条
地方公共団体は、基本理念にのっとり、まち・ひと・しごと創生に関し、国との適切な役割分担の下、地方公共団体が実施すべき施策として、その地方公共団体の区域の実情に応じた自主的な施策
を策定し、及び実施する責務を有する。
(事業者の努力)
第五条
事業者は、基本理念に配意してその事業活動を行うとともに、国又は地方公共団体が実施するまち・ひと・しごと創生に関する施策に協力するよう努めなければならない。
(国民の努力)
第六条
国民は、まち・ひと・しごと創生についての関心と理解を深めるとともに、国又は地方公共団体が実施するまち・ひと・しごと創生に関する施策に協力するよう努めるものとする。
(市町村まち・ひと・しごと創生総合戦略)
第十条
市町村(特別区を含む。以下この条において同じ。
)は、まち・ひと・しごと創生総合戦略(都道府県まち・ひと・しごと創生総合戦略が定められているときは、まち・ひと・しごと創生総合戦略及
び都道府県まち・ひと・しごと創生総合戦略)を勘案して、当該市町村の区域の実情に応じたまち・ひと・しごと創生に関する施策についての基本的な計画(次項及び第三項において「市町村まち・ひと・
しごと創生総合戦略」という。
)を定めるよう努めなければならない。
2
3
市町村まち・ひと・しごと創生総合戦略は、おおむね次に掲げる事項について定めるものとする。
一
市町村の区域におけるまち・ひと・しごと創生に関する目標
二
市町村の区域におけるまち・ひと・しごと創生に関し、市町村が講ずべき施策に関する基本的方向
三
前二号に掲げるもののほか、市町村の区域におけるまち・ひと・しごと創生に関し、市町村が講ずべき施策を総合的かつ計画的に実施するために必要な事項
市町村は、市町村まち・ひと・しごと創生総合戦略を定め、又は変更したときは、遅滞なく、これを公表するよう努めるものとする。
31
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