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2010年研修レポート(クロアチア)

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2010年研修レポート(クロアチア)
2010 年度イアエステ研修レポート
PARTⅠ:Assignment(レポート)
1. 研修の概要を A4 判用紙 1 枚以内にまとめよ。
派遣国:クロアチア
研修先:hpnj+ d.o.o.
研修期間:2010/09/01~2010/12/22
研修時間:月曜日~金曜日の 9:00~17:30 まで(13:00~14:00 は昼休憩)
給料: 月 3000kuna、日本円で5万円程度。毎月現地の銀行の口座に振り込まれた。
研修内容
1「ビジターセンターのスタディと模型作り」
山間部に計画されたビジターセンターの設計案を渡され、図面通りに模
型を作製した後、計画の問題点を模型でチェックし、Auto-cad を用いて
改善案の図面を作成した。Auto-cad の基本的な操作についても学習した。
2「ケアハウスとその周りの公園設計コンペティションへ
の参加と模型作り」
コンペティションに事務所のメンバーの一員として参加
した。敷地の模型を作製した後、案の構想から、所長がは
じき出したコンセプトを具現化する作業、提出用のポスタ
ー作成と、コンペティションのすべての段階に参加した。
最後のアウトプットの際には Auto-cad で図面を作成した。
3「都市内緑地の図面の修正」
計画が進行中の都市内緑地の平面図を与えられ、緑地内の噴水とその周
りの空間について詳細な検討を行った後、図面の作成を行った。
4「住宅地開発コンペティションの参加と模型作り」
約 50 万㎡にも及ぶ住宅地とそれに必要な施設群の設計コンペティショ
ンに参加した。最初に敷地模型を作製し、所長のコンセプトに従い各施
設(小学校や幼稚園など)を設計。その後提出用のポスターの中でコン
セプトを伝えるダイアグラムに用いる図などを Auto-cad を用いて作成
し、ポスターのレイアウト等も検討した。さらに最初に作成した模型を
提出用の模型に作り替えを行って提出した。最終的にクロアチア国内で
特別賞に選ばれた。
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2010 年度イアエステ研修レポート
PARTⅠ:Assignment(レポート)
2.まとめとして、研修内容・及び派遣国での生活全般について A4 判用紙 4 枚以内に具体的に記述せよ。
(研修日誌、テクニカルレポートや単位認定用のレポートの内容を含んだもの)
1. 派遣国の決定
私の研修は開始までが大変であった。第一希望でクロアチアでの研修のオファーを得たのは5月末で
あったが、IASTE Croatia の手違いにより、他の同じザグレブ市内に別の建築事務所を紹介され、日本出
発の直前まで研修先がはっきりしない状態であった。また、当初4カ月の研修を希望していたが、日本
国内でのビザの取得が出国までに間に合わず、研修期間を3カ月に短縮せざるを得なかった。しかし、
IASTE Croatia の学生の尽力と日本で事前に必要な書類を準備していたことから、現地で労働許可証を取
得することができ、研修期間を4カ月に延長することができた。
2. 日本出国から研修開始まで
日本を出国して2週間ヨーロッパ諸国を旅行した後、ウィーンからザグレブへ電車で移動した。中央
駅に IASTE Croatia の学生が迎えにきてくれ、学生寮まで案内してくれた。その日は一日ひとりで行動
したが、翌日 IASTE Croatia の学生が研修先まで連れて行ってくれ、その日から研修が始まった。
3. 滞在先について
ザグレブの市内にある学生寮。地方からザグレブ
大学に勉強しに来る学生のための男女共有の学生
寮であり、多くのクロアチア人が住んでいる。他の
ほとんどの IAESTE の研修生も同じ寮に滞在してい
た。約4000人が住んでいるザグレブ市内でも最
大の学生寮であり、4種類のレストラン、ショップ、
病院など生活に必要な施設が敷地内にある。キッチ
ン、バストイレは共用であり、部屋は2人部屋であ
った。2人のクロアチアの学生が私のルームメイト
であった。ラジエーター、インターネットは部屋に
学生寮
あったが、洗濯機は寮内になかった。
4. 現地 IAESTE について
非常に親切で、私が滞在期間を延長する際にも面倒な手続きを献身的に行ってくれた。彼らは週1の
ミーティングを行っており、その後の飲み会に何回か参加した。私たちが寮で行ったパーティーに彼ら
も参加し、一緒に飲む機会は多かった。
5. 研修先と研修内容について
研修先はザグレブ市内の建築設計事務所 hpnj+ d.o.o.であった。女性の所長と男女の所員がひとりず
つ計三人の小さい事務所である。所長は以前旦那さんと共同で事務所を持っていたが、離婚と同時に事
務所も別れたそうである。事務所はアパートの一室を借りた小さなものであり、設計事務所のほかにア
ーティストが別の部屋を使っており、その人たちとも交流する機会があった。所員の方は英語を流暢に
話し、むしろ私が聞き取れないことのほうが多かった。最初は英語の専門用語などもあまりわからなく、
常に電子辞書を携帯してわからない単語はすぐ調べるようにしていた。
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2010 年度イアエステ研修レポート
研修はビジターセンターの模型を作ることから
始まった。模型作り方などは日本とほぼ同じであ
ったが、異なる材料を使うため最初は戸惑った。
大きな模型であったので完成まで二週間ほどかか
った。その後コンペティションが始まり、敷地の
模型を作成した後、お互いの案を持ち寄って議論
した。勤務時間内にザグレブから車で三時間ほど
の距離にある敷地を見学しにも行った。最初は所
員が提案したコンセプトを所長が改善して、案を
つめていたが、提出一週間前に所長が全く違うコ
私の作業机
ンセプトを打ち立て、案を最初から練り直すこと
になったので、提出前の週末は土日にもかかわら
ず出勤して議論を重ねた。提出の前日は事務所に
泊まり込みで提出物であるポスターの作成を行っ
た。この際に Auto-CAD の基本的な操作を教えても
らい、図面を何枚か描いた。所長が提案したコン
セプトは敷地外に建物を建てるという案で、最初
は私だけでなく所員の方も理解できないようであ
ったが、提出後に飲みに行った際に再び話す機会
があり、私はそこでようやくコンセプトの真意を
事務所のメンバーと
理解できた。それはコンペティションそのものの
是非を問うような挑戦的な案であり、私にとっては非常に刺激的な提案であった。
その後、計画が進行中の都市内緑地の平面図を与えられ、緑地内の噴水とその周りの空間についての
詳細な検討を行った。この際、所員の方から指示をもらったが、それを完全に理解していなくて、求め
られていたものと違ったことをやり続けて大きな失敗をしたことを覚えている。研修期間を一カ月延長
することを所長は快諾してくれ、12月に入って二回目のコンペティションに取り掛かった。再び模型
の作成を頼まれ、その後議論に加わった。このために新たにアルバイトの所員がひとり加わり、分担し
て作業を進めた。今回も所長の打ち出したコンセプトに沿って案を練り、終盤は再び泊まり込みでポス
ターを仕上げた。ポスター提出の一週間後、提出用の模型を作成した。この際、模型作製のリーダーと
なり、作業工程を考えたり作業を割り振ったりと責任のある仕事をやらせてもらった。結果はクロアチ
ア国内で特別賞に入選し、所員の方とともに喜びを分かち合った。このほかにもたまに書類作成の補助
や資料の翻訳などの事務所のお手伝いとしての仕事もした。
このように建築設計、公園、緑地の設計、住宅地の計画など、さまざまなスケールの設計、計画の実
務を経験できたので研修には非常に満足している。また Auto-cad で図面を描けるようになったこと、日
本とは異なる設計上の条件など(土地の活用の仕方など)を知ることができたことなども研修を通じて
得られたことである。ただ、議論をしている際になかなか思ったことをすぐに発言できずに悔しい思い
をした。語学力の向上と思考のスピードアップが今後の課題である。
所員の方々は非常に気さくで私が失敗したりした時なども責めることなどなく常に楽しく仕事をしよ
うといった雰囲気であった。またランチタイムは一緒に食事をとったりカフェでコーヒーを飲んだりし
て交流を深めた。特に男性の所員さんは年も近く、何回か休日に一緒に出かけたり、家や実家にお邪魔
させてもらったりと、非常に仲良くさせてもらった。
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2010 年度イアエステ研修レポート
6. 派遣国について
クロアチアは10年前ほど前の戦争から立ち直ったばかりの国である。旧ユーゴスラビアの社会主義時代の
名残がいくつか見られ、たとえば大学の授業料などは国が大半を負担する仕組みが残っている。街並みは
西欧諸国の華やかな雰囲気と比較するとシンプルで武骨なものが多い。インフラは十分に整っているが、首
都ザグレブの中心であっても開発されずに野放しにされている場所もいくつか見受けられた。
クロアチア人は概して気さくで、細かいことを気にせず、とにかく毎日の生活を楽しむことを重要視しているといっ
た印象を受けた。ビジネスシーンでもスーツを着用することは珍しく、細かな形式にこだわらないようであった。
人々は自国を歴史が浅い小国であるとやや自嘲気味に語り、他のヨーロッパ諸国や日本などの経済大国を羨ん
でいるようであったが、それでもなお経済大国にはない自国のおおらかな雰囲気に誇りを持っているようであった
滞在都市ザグレブはクロアチアの首都であるが人口は 100 万人ほどであり、それほど大きな都市ではない。市
内の主要な場所は歩いても十分まわれるほどである。ショップなどはひととおりそろっているが、日本と比べて営
業が長くはなく、日曜は閉店するなど、慣れないうちは戸惑った。アジア人、特に日本人が珍しいようで、見知ら
ぬ人からも声をかけられたりした。治安は良く、深夜に外出することもあったが危険な目に遭ったことはなかった。
バルカン半島内の国々は肉料理が有名であり、皮なしソーセージと表現されるチェバプチチという料
理は非常に脂っこいがビールによく合い、私のお気に入りの料理であった。その他にシチューのような
ものに豆が入ったグラフラリチェットという料理も有名であり、レストランで何回か食べた。またクロ
アチアには(他のヨーロッパ諸国にもあると思うが)ケバブショップハムが数多くあり、そこで食べれ
るハムや生ハム、ツナなどをはさんだサンドイッチ
は安くて(300 円程度)大きく、野菜もふんだんに
とれるため、何回も食べた。またラキアというクロ
アチア特有の蒸留酒(アルコール度数 40%)があり、
飲みに行った際に何回かショットで飲んだ。メディ
ッツァというはちみつが原材料のラキアは甘くてマ
イルドで飲みやすいが同じく 40%のアルコール度
数であるので、何回か酔いつぶれてしまうことがあ
チェバプチチ
った。
7. 研修先の生活について
他の研修生も同じ寮に滞在していたので、仕事が
終わるとまず寮に戻って彼らに会うといったパター
ンであった。寮の中にある学生食堂では、IAESTE の
学生から学生証を借り、そのポイントを使えば通常
の 1/4 の値段で食事をとることができ、多くの場合
ここで夕食をとった。ポイントがなくなれば共有の
キッチンで自炊したりもし、各国の友達が自国の料
理を調理してみんなで食べた。私も何回か日本食を
ふるまう機会があり、味噌汁やラーメンなどは受け
がよかった。特にカレーライスを調理した時はかな
研修生・クロアチアの友人と
り気に入ってくれたようだったが、私は米の炊き方を知らず、ポルトガル人の友人に逆に教わった。夕
食の後は寮の近くや中心部にあるバーに飲みに出かけたり、ビールを買って部屋で飲んだりと多くの時
間を一緒に過ごした。オペラ鑑賞に行ったり、ライブに行ったりもした。研修生のひとりが帰国する際
には寮のキッチンでパーティーを開いて別れを惜しみつつも最後の時間を楽しんだ。またそのパーティ
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2010 年度イアエステ研修レポート
ーで新たな友達ができたりもした。若者の間ではナイトクラブに行く習慣がかなり浸透しており、週末
のみならず平日も夜遅くから出かけたりした。
また研修生と一緒に実に多くの旅行に出かけた。ザダル、スプリット、ドブロブニクやプリトヴィッ
ツェ国立公園などのクロアチア国内の観光地のみならず、リュブリャーナ、ミュンヘン、ブダペスト、
ベオグラード、サラエボ、モスタルなど近隣の都市にも何回か訪れた。すべての旅行には電車かバスで
行き、それらは日本と比べるとスピードは遅いが安く、私としては大いに助かった。金曜日の夜行電車
(バス)で旅行先に行き、現地で1泊した後日曜日の夜行列車(バス)で帰ってくるというパターンで
あった。旅先で何回かトラブルはあったがどの旅行も大変おもしろかった。思い出に残っているのは9
月に行ったザダル旅行である。ザダルはアドリア海に面した町であり、海の水は青く透き通っており、
そこで泳いだりみんなでひとつのレストハウスを借りて料理したりと、クロアチアでの典型的な旅行の
楽しみ方を堪能できた気がする。訪れた都市として特に興味深かったのはサラエボ、モスタルである。
イスラム教の影響で街並みは他のヨーロッパの都市と異なっており、ヨーロッパでは珍しい木造建築が
随所に見られた。また郊外に戦争時に弾丸が撃ち込まれてそのまま放置されている建物があり、大変興
味深かった。物価が非常に安いのも特徴である。他の研修生は旅先でもバーやナイトクラブに行くのが
好きであり、私もそれに影響されて旅行スタイルが変わった。また私だけが一眼レフカメラを持ってい
たので、写真係として旅行中は多くの写真を撮り、終わった後毎回彼らにあげていた。
ザダルの海岸と街並み
サラエボの中心部
その他ザグレブ近郊小さな村にある友人の実家に訪れる機会があり、自家製ソーセージや自家製ワイ
ン、自家製ラキア、所有する豚や鶏を調理した料理など自家製ずくめの料理をいただいた。所有する小
屋で牛や鶏、豚などの家畜を見せてもらったり、薪割りを体験したりと、私にとってはすごく新鮮な体
験であった。家族の方々は英語を話さなかったが、基本的なクロアチア語を知っていたのでコミュニケ
ーションをとることはできた。
8. 総括
私はこの四か月の滞在生活で実に多くのことを経験できた。研修はもとより、現地で出会った多くの
友達とかけがえのない時間を過ごすことができたのが何よりもの収穫である。他の研修生やクロアチア
の学生は私よりはるかに流暢に英語を話すので、最初は会話に入るのに抵抗を感じてしまった。しかし、
なんとか自分のことや日本のことを知ってもらおうと努力して、素晴らしい時間を共に過ごすことがで
きた。多くのことを語り、異文化を知った。またそれは日本を、自分自身を見つめ直すきっかけにもなった。
そして私はあまり初対面の人と話すのが得意ではなかったが、この海外滞在生活を通して言語が異なる
人とも積極的にコミュニケーションをとる自信ができた。
最後に私がこのインターンシップに参加するにあたって尽力してくれた IAESTEJapan、IAESTECroatia、
応援してくれた家族、親戚、友達に感謝したい。本当にありがとうございました。
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2010 年度イアエステ研修レポート
PARTⅡ:Questionnaire
以下の質問にお答えください。
A. TRAINING
1.
研修内容は、O-form に記載されていたとおりでしたか。(はい・いいえ)
「いいえ」と答えた場合、どこが違っていたか具体的に記述してください。
2.
就業時間は、O-form に記載されていたとおりでしたか。(はい・いいえ)
実際の就業時間:
全(
37.5
)時間
週(
5
)日間;( 月
)曜日から( 金
)曜日
コンペティションに参加している時は土日祝日でも働くことがあった。
3.
研修先から支払われた“滞在費”は、現地の通貨で週いくらでしたか。“滞在費”の内訳と日本円に換算し
た金額と併せて書いてください。
\11,250滞在費 ― 寮費
食費
生活用品費
交通費
4.
研修先から支払われた“滞在費”は、生活するのに十分なものでしたか。(はい・いいえ)
「いいえ」と答えた場合、何にいくらぐらい足りませんでしたか。
5.
“滞在費”はどのように支払われましたか。(例:現金手渡し・銀行振込)
銀行振り込み
6.
研修中の滞在先について(周辺地域の環境や治安、特徴など)詳しく記述してください。
滞在都市ザグレブはクロアチアの首都であるが人口は 100 万人ほどであり、それほど大きな都市ではな
い。市内の主要な場所は歩いても十分まわれるほどである。ショップなどはひととおりそろっているが、日本
と比べて営業が長くはなく、日曜は閉店するなど、慣れないうちは戸惑った。アジア人、特に日本人が珍し
いようで、見知らぬ人からも声をかけられたりした。治安は良く、深夜に外出することもあったが危険な目に
遭ったことはなかった。
7.
研修中の滞在先(宿舎)から研修地までの通勤について書いてください。(交通の便・手段・費用等)
トラム 20 分+徒歩 10 分
定期券 月 120kn(約 1800 円)
8.
研修先での職場環境(人間関係)は良かったですか。(はい・いいえ)
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2010 年度イアエステ研修レポート
「いいえ」と答えた場合、不満だった点を書いてください。
9.
研修において、何か特別なプロジェクトに参加しましたか。(はい・いいえ)
「はい」と答えた場合、参加したプロジェクトの内容を詳しく記述してください。
建築設計コンペティションと住宅地開発コンペティションに参加した。
後者はクロアチア国内で特別賞に選定された。
10. 研修において、あなたの語学力(O-form に記載されている Required Language)は客観的に見て十分だっ
たと思いますか。(はい・いいえ)
「いいえ」と答えた場合、反省点を書いてください。
作業の指示を受けても勘違いして間違った作業をしてしまうことが何回かあった。
B. SOCIAL LIFE
1.
研修以外の時間(余暇)はどのように過ごしていましたか。なるべく簡潔に書いてください。
平日の仕事の後は同じ寮に住む IAESTE 研修生や現地の学生と寮内で飲んだり飲みにでかけたりした。
週末は他の IAESTE 研修生とクロアチア国内や近隣諸国へ旅行に出かけたりした。
2.
研修地でイアエステ委員会主催の催しに参加しましたか。(はい・いいえ)
「はい」と答えた場合、参加したプログラムの内容と併せて感想も書いてください。
3.
研修国で、その国の伝統文化に触れるような機会はありましたか。(はい・いいえ)
「はい」と答えた場合、どのようなものに参加したか、感想も詳しく書いてください。
会社の同僚や友人の自宅に招かれる機会があり、郷土料理などをご馳走になった。またその際にクロア
チアの生活習慣や文化についても聞くことができた。
4.
研修国の印象を詳しく書いてください。
クロアチアは10年前ほど前の戦争から立ち直ったばかりの国である。旧ユーゴスラビアの社会主義時代
の名残がいくつか見られ、たとえば大学の授業料などは国が大半を負担する仕組みが残っている。街並
みは西欧諸国の華やかな雰囲気と比較するとシンプルで武骨なものが多い。インフラは十分に整ってい
るが、首都ザグレブの中心であっても開発されずに野放しにされている場所もいくつか見受けられた。
クロアチア人は概して気さくで、細かいことを気にせず、とにかく毎日の生活を楽しむことを重要視してい
るといった印象を受けた。ビジネスシーンでもスーツを着用することは珍しく、細かな形式にこだわらない
ようであった。人々は自国を歴史が浅い小国であるとやや自嘲気味に語り、他のヨーロッパ諸国や日本
などの経済大国を羨んでいるようであったが、それでもなお経済大国にはない自国のおおらかな雰囲気
に誇りを持っているようであった。
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2010 年度イアエステ研修レポート
5.
研修国で、日本のことについて質問をされましたか。(はい・いいえ)
「はい」と答えた場合、特に印象に残った質問、面白かった質問、あなたが返答に困った質問などがあれ
ば、それにどう答えたかも含めて書いてください。
・「日本人はどれぐらい働くのか」
→「会社にもよるが、毎日 22 時ぐらいまで働く人もいる」
・「日本人はみんな礼儀正しいのか」
→「友人同士ではそうでもないが、日本人は人づきあいの上で上下関係が重要な場合がある。特に目上の
人に対しては礼儀正しくしなければならない習慣がある。」
そのほか、アニメや音楽食文化に関する質問が多く、日本語についても教える機会が度々あった。
C. IAESTE COMMITTEES
1.
研修出発前、手続き上何か問題はありましたか。(はい・いいえ)
「はい」と答えた場合、問題点を詳しく書いてください。
第一希望でクロアチアでの研修のオファーを得たのは5月末であったが、IASTE Croatia の手違
いにより、他の同じザグレブ市内に別の建築事務所を紹介され、日本出発の直前まで研修先がはっ
きりしない状態であった。また、当初4カ月の研修を希望していたが、日本国内でのビザの取得が
出国までに間に合わず、研修期間を3カ月に短縮せざるを得なかった。しかし、IASTE Croatia の
学生の尽力と日本で事前に必要な書類を準備していたことから、現地で労働許可証を取得すること
ができ、研修期間を4カ月に延長することができた。
2.
研修国入国時に何か問題はありましたか。(はい・いいえ)
「はい」と答えた場合、問題点を詳しく書いてください。
3.
研修国到着後、研修地まで自分ひとりで行きましたか。(はい・いいえ)
「いいえ」と答えた場合、誰と行きましたか。
中央駅まで現地 IAESTE メンバーに迎えに来てもらった。
翌日、学生寮から研修先まで連れて行ってもらった。
4.
3の質問で、「研修国のイアエステ委員会」と答えた場合、イアエステ委員会はどのように関与していまし
たか。
中央駅に到着する時間を事前に伝えておいたら、迎えに来てくれるとの返答があった。
5.
研修初日、研修先の受入準備体制は万全でしたか。(はい・いいえ)
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2010 年度イアエステ研修レポート
「いいえ」と答えた場合、何に不備があったか書いてください。
6.
研修期間中、研修国のイアエステ委員会のオフィスへ行く機会はありましたか。(はい・いいえ)
7.
研修先でのイアエステ委員会のオフィスについて書いてください。
① 委員会は何人体制でしたか。
② 研修期間中、委員会との連絡はスムーズに行われましたか。
③ 研修期間中、問題が起こったときに適切な対応もしくは助言をしてくれましたか。
D. OVER-ALL
1.
今回のイアエステ研修を通して、最も良かったと思うことを詳しく書いてください。
全く異なる文化、慣習を持つ国で 4 カ月もの間生活できたこと。その中で多くの人と出会い、多くのことを
語り、異文化を知り、また日本を、自分自身を見つめ直すことができた。また言語が異なる人とも積極的に
交流する自信がついた。
2.
研修に関して事前に勉強をして行きましたか。(はい・いいえ)
「はい」と答えた場合、何を勉強し、どう役立ったかを書いてください。
「いいえ」と答えた場合、事前に勉強をしなかった理由を記述してください。
簡単なあいさつや歴史、受け入れ先で必要となる図面描写ソフトの使い方などを勉強しようと思っていた
が出国前にビザ取得の問題や受け入れ先がなかなか決まらなかったことなどで十分な時間を確保できな
かった。
3.
日本出国前に準備しておいたほうが良いと思われることを書いてください。
英会話の練習。私の場合、単語の暗記やリスニングの勉強などを行っていたが、実際に発言する練習を
十分にしなかったので、現地に行ってから慣れるまで苦労した。
10
2010 年度イアエステ研修レポート
4.
来年以降、あなたが派遣された国へ、研修生として派遣される候補生に向けての助言(研修のことだけで
なく、語学面や生活面など、気が付いたことはでくるだけ詳しく)を記述してください。
クロアチア国内では日本製品(特に食料品)はほとんど手に入らないので、ある程度の生活用品を持参
することをお勧めします。また長い滞在生活となれば日本食を持って行くといいでしょう。ほぼすべての日
本食がクロアチア人にとっては新鮮なものとなるので友人などにふるまうと大変喜ばれます。私はスーツを
持参しましたが、国民性からか、クロアチア人はスーツを全く着ないので持参する必要はないと思います。
5.
研修終了時に、受入企業に研修レポート(Technical Report, Training Diary を含む)を提出しましたか。(は
い・いいえ)
ご協力ありがとうございました!
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