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A12) X 面と Y 面に既知のσ xx,σxy(=σyx)とσyy が作用して,Z 面には何
加工の力学 演習 A(基本編その1)2013.7.2 A1) 降伏点が 400 MPa の一辺 10 mm の立方体がある.X 面だけに何 kN で圧縮すると降伏するか. A2) 真ひずみε,公称ひずみε0 とするとき,公式ε=ln(1+ε0)の導出過程を示せ. A3) 真応力σと公称応力σ0, 公称ひずみε0 とするとき,公式σ=σ0 (1+ε0) の導出過程を示せ. A4) 次の語句を簡潔に説明せよ.a) 主応力,b) 引張強さ, c) 一様伸び A5)高さ 20 mm の円柱を速度 100mm/s ですえ込む(単軸圧縮する)とき,ひずみ速度はいくつか. A6) 弾完全塑性体と剛完全塑性体の違いを簡潔に説明せよ. A7) 降伏点が 400 MPa の一辺 10 mm の立方体の X 面と Y 面だけに同じ圧縮荷重をかけたら,塑性変形 を開始した.いったい何 kN の圧縮力をかけたのか Mises の降伏条件で判定せよ A8) 剛塑性材料がσx=80, σy=20, σz=−40,τxy=20, τyz=0, τzx=0 (all in MPa)で降伏した.この瞬 間のモールの応力を表示し,主応力,X 面と最大主応力面のなす角を求めよ. A9) 前の問 A8 について Tresca の降伏条件で判定するなら,この材料の降伏点は何 MPa か. A10) 前の問 A8 を Mises の降伏条件で判定したとするなら,この材料の降伏点は何 MPa か. A11) 前の問 A8 で降伏した瞬間のひずみ増分比はどうなるか. A12) X 面と Y 面に既知のσxx,σxy(=σyx)とσyy が作用して,Z 面には何も応力が作用していない とする. x 軸と y 軸を z 軸周りに 30 度だけ反時計方向に回転させて,新しい x' y' z' (=z) 座標軸を 得た.座標変換によって得られた新しい方向余弦およびσx'y'を表示せよ.応力の座標変換の公式を 用いて答えよ.公式はσij = ailajkσlk (総和規約に注意.A12 では i, j = x', y', z'; l, k = x, y, z) 加工の力学 B1) 演習 B(基本編その2)2013.7.2 次の応力状態のモール円を表示し,作用面,主応力も書き込め.またX面と最大主応力面と のなす角度を求めよ. σ x τ yx τ zx 500 100 0 τ xy σ y τ zy = 100 0 0 MPa 0 − 300 τ xz τ yz σ z 0 B2) 前問 B1 の応力状態になった瞬間に降伏したなら,この材料の引張降伏応力 Y は何 MPa か.Tresca の 降伏条件を用いて答えよ. B3) 前問 B1 の応力状態で降伏を開始し,この応力比を保ちながら,さらに塑性変形を続けたところ, 相当ひずみが 0.5 に達した.この時点で材料の変形抵抗は降伏時より 30%増加していた.さらに塑性変 形を続けて,相当ひずみが 1 に達した.その結果この材料の変形抵抗は降伏時より 40%増加していた. この剛塑性体を Y = Y0+Cεn(Ludwik 型の近似という)で表せ. B4) 降伏応力 Y = 200 + 300ε0.25(MPa)の一辺 10 mm の立方体がある.このうち X 面と Y 面だけに同じ 圧縮荷重をかけながら塑性変形を進めた.z 軸方向に長さが 16mm になった瞬間の X 面の荷重は何 kN か. ただし,材料と型との接触面での摩擦は無視できるとする. B5) 塑性仕事の等価性を仮定して,変形抵抗が Y = 200 + 100ε0.2 (MPa)で与えられている材料が,応 力比一定で変形し,εx=−0.3, εy=0.2,εz=0.1, εxy=0.1, εyz=0, εzx=0 となった.この材料の平均 変形抵抗を求めよ. B6) 降伏応力 Y = 400 MPa で直径が 40 mm,厚み 1 mm,長さ 1 m の薄肉パイプがある.片方の端を固 定してもう片方の端を軸周りにねじるとき,何 m・N のトルクで塑性変形を開始するか.Mises の降伏条 件で考えよ. B7) 降伏応力 Y = 400 MPa で直径が 40 mm,厚み 1 mm,長さ 1 m の薄肉パイプがある.軸方向に 100 MPa で引張りながら,片方の端を固定してもう片方の端を軸周りに周方向にねじるとき,何 m・N のトルク で塑性変形を開始するか.Tresca の降伏条件で考えよ. B8) 降伏応力 Y = 400 MPa の薄板から製作した直径 100mm,板厚 0.1 の両端を閉じた円管に対して,内 圧を 0.5 MPa 掛けた状態を保ちながら,軸方向に引張を開始した.何 kN の引張力 F を与えると塑性変 形を開始するか.ただし Tresca の降伏条件を適用する. B9) 降伏応力 Y = 400 MPa の薄板から,直径 100 mm 板厚 0.5 の両端を閉じた円管に対して,内圧を 0.5MPa 掛けた状態を保ちながら,片方の端を固定してもう片方の端を軸周りに周方向にねじった.いったい何 m・N のトルクを与えると塑性変形を開始するか. B10) 材料の降伏点 Y0= 250 MPa で,厚さ 10 mm,幅 10 mm,奥行き 10 mm の立方体材料を平行で平らな金 型で,奥行き方向の 10mmを拘束したまま,厚さ方向に平面ひずみ圧縮する.摩擦なしで,降伏開始に 必要な荷重を求めよ. 加工の力学 演習 C(応用編)2013.7.2 C1) 高さ 20 mm ×直径 15 mm の円柱を高さ 8 mm まで断熱的に圧縮した.この材料の降伏応力は剛塑性 _ 体で,Y = 400ε0.4(MPa)で,密度は 7800 kg/m3,比熱は 440 J/kg·K であった.この圧縮による相当ひず みを計算し,円柱の圧縮直後の温度が,圧縮前より何度上昇したか推定せよ. C2) 剛塑性材料がσx = 80, σy = 20, σz = −40,τxy = 20, τyz = 0, τzx = 0 (all in MPa)で降伏した. _ この瞬間の相当ひずみ増分 dεは,z 方向のひずみ増分 dε z の何倍か? C3) 長さ 300 mm, 幅 25 mm, 厚さ 0.7 mm の引張試験片がある.この材料は剛塑性体で,その変形抵抗 _ (=降伏応力)は,Y = 300(0.1+ε)0.5 (MPa)で近似された.(これを swift 型の近似曲線という)この 材料の降伏点,引張強さ,一様のびを推定せよ.ただし,一様伸びは公称ひずみとする. _ C4) 降伏応力 Y = 300 + 200ε0.3 (MPa)で外径が 42 mm,厚み 1 mm,長さ 100 mm の薄肉パイプがある. このパイプを軸方向に引っ張って,塑性変形を開始するには何 kN 必要か? C5) 降伏応力 Y = 400 (MPa)一定で,外径が 42 mm,厚み 1 mm,長さ 100 mm の薄肉パイプがある.この パイプの内径と同じ芯金を入れたまま,このパイプを引っ張り始めたところ降伏した.パイプと芯金の 間は滑らかで摩擦はなく,芯金は剛体とし,Mises の降伏条件を用いて,パイプの降伏荷重を推定せよ. _ C6) Y = 100 + 400ε(MPa)の剛塑性材料に対して,右図の 主応力の大小順は無視 負荷して,20 秒後に加工を終了した.降伏開始は何秒の 時か.また,20 秒後のε1, ε 2, ε 3 を推定せよ.ただし, Mises の降伏条件で考えよ. 応力(MPa) ような平面応力(簡単のためにすべて主応力とした.)を σ1 200 100 0 -100 0 10 20 t (s) σ3 σ2 = 0