Reifycs Signpost MS

LC/GC/CE-MS用 多変量解析ソフトウェア
Reifycs Signpost MS
TM
Reifycs Signpost MSTMは、液体クロマトグラフィー(LC)、ガスクロマトグラフィー(GC)、
キャピラリー電気泳動(CE)により分離され質量分析装置にて検出されたイオン強度をもとに、
各分子の検出位置およびその抽出量を算出し、質量分析による多変量解析を実現します。
バイオマーカー探索(プロテオミクス・メタボロミクス)、薬物動態、不純物同定などで必要と
される分析サンプル間、またはサンプル群間における違いの検出をはじめとした幅広い用途に
お使いいただけます。
スポットビュー
階層クラスタリング
クロマトグラム
主成分分析
スペクトラム
図1. Reifycs Signpost MS スクリーンショット
多変量解析ツールを搭載した統合ソフトウェア
質量分析データを用いたサンプル間の比較では、サンプル中に含まれる各分子の量を比較する
ことで、その違いを考察する必要があります。しかしながら、LC/GC/CEを用いた質量分析
データに含まれる情報は分子単位の情報ではなく、一つの分子由来のピークが複数含まれてい
ます。本ソフトウェアでは、質量分析データから分子(イオン／フラグメント)情報を抽出し、
サンプル間で同一の分子がどこにあるかを紐づけることで、それぞれの分子の検出量をサンプ
ル間で比較可能にします。このテーブルをもとに、スキャッタープロット(2群比較)、階層クラ
スタリング、主成分分析(PCA)、変動チャートなどを作成し、検出されたピークをクロマトグ
ラムで確認しながら、多変量解析結果を直感的に評価することが可能です。質量分析のRaw
データから統計解析までをこの1ライセンスで実現可能な統合ソフトウェアとなっています。
多変量データ抽出とアライメント
本プログラムでは、質量分析装置より分析結果として得られるRawデータを直接読込み、同一
分子を示すピーク群を溶出形状から推定することで分子スポットを抽出します(スポットディテ
クション)。次にスポットの位置より分析サンプル間をアライメントし、スポット中のピークの
イオン強度(ピーク高)を積分またはピーク高の最大値で近似し
た各分子の抽出値を用いて、サンプル間における分子の量的差
異を求める解析データを作成します。(図2参照)
この解析データは、必要なノーマライズやスケーリングを行
いながらテーブルデータとして纏められるため、付属の多変量
解析機能だけでなく、Excel*2 へ書き出すことで、お使いの統
計解析、またはデータマイニングなどの専用ソフトウェアにて
RT
サンプル A
より詳細なデータ解析が可能になります。
RT
RT
サンプル B
RT
アライメント
比較可能なデータ
図2. 分子スポットの特定(スポットディテクション)とアライメントの概念図
対応Rawデータ
本製品は、質量分析結果であるRawデータを直接読込むことで解析を行います。分析機器
メーカーや測定方法を問わず様々なRawデータ*1に対応しているため、解析上の多くの手間を
削減し、分析データからサンプル間の差異を容易に解析することが可能です。
*1
*2
メーカー
ファイルタイプ
必要となるプログラムまたはライセンス
AB Sciex
.wiff
-
Agilent
.d
-
Shimadzu
.qgd/.lcd
LabSolutions 5.53.SP4 または上位バージョン*2
ThermoFisher
.raw
ThermoFisher社製 MSFile Reader*2 (Free software)
Waters
.raw
-
対応可能な質量分析装置についての最新情報は、お問い合わせください。
Excelは Microsoft社の商標です。また、本製品ではExcel形式(.xlsx)へ対応しております。
記載された情報は2015年8月のものであり、インターフェース等の仕様など予告無く変更する場合があります。
開発元・販売会社
ライフィクス株式会社
〒105-0003 東京都港区西新橋1-6-12 アイオス虎ノ門 10階
TEL : 03-6268-8995
FAX : 03-6268-8996
URL : http://www.reifycs.com E-mail : [email protected]