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レポート - 琉球大学 工学部 情報工学科

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レポート - 琉球大学 工学部 情報工学科
日常生活の中の
「心理学」を見つける
学部•学科:工学部•情報工学科
学籍番号 :e075739A
氏名
:津波古
テ ー マ : チ ャ ン ク •精 緻 化 リ ハ ー サ ル • 記 銘 方 略 :
チャンク
正輝
人 が あ る一定 の 短 い時 間で、 覚 えら れ るのは個 人 差も あるが 、 だいた
い5
9 項目 で保 持時 間は お よそ 20 秒程 度 だと言 われ て い る。こ の 5
と い う 数 字は単 に 5
9
9 個と いう の ではな く 、情報 のあ る ま とま り が 5
9 と い うことで あり( マジカ ルナン バー )、この意 味 のあ るまと ま りの こ
と は 『チ ャンク 』 と 呼ば れる 。 つ まり 、 チャン ク とはデ ータ を構 成する
単 位 のこ とであ る 。
精 緻 化リ ハーサ ル
主 に 長 期記憶 に 転 送す る為の モ ノ。 短 期記憶に 保 持さ れた情 報 のうち
一 部 の情 報は長 期 記 憶に 転送 さ れ る。 こ の情報 の 転送を もた らす のが精
緻 化 リハ ーサル と 呼 ばれ るも の で ある 。 精緻化 と は、覚 える べき 材料に
何 ら かの 情報を 付 け 加え て、 更 に 覚え や すくす る 方法で ある 。
記 銘 方略
人 間 が 記憶す る際 、様 々 な要 素が重 な り合 うこ とで記 憶量 が 決 ま って
く る 。そ ういっ た 記 憶量 を決 定 す る要 素 の記銘 方 略があ り、 記銘 方略と
は 、 情報 を処理 し 長 く記 憶に と ど める 為 の認知 活 動のこ とで ある 。記銘
方 略 には 、様々 な も のが ある 。
経験:
よ く 試 験の前 日 等 に、 焦って そ の試 験 科目の単 語 や文 章を丸 覚 えした
り 、 ある 一部分 だ け 集中 的に 勉 強 する 、 いわゆ る 「やま をは る」 という
方 法 (あまり よ い 方 法では な い が)があ る 。 この「 やま を は らざる をえ な
い 状 況」 に陥っ た 時 、中 学の 頃 の 私は 本 当に一 つ 一つを 覚え てい た。勉
強 し てい る間は 覚 え てい るの だ が 、試 験 の時間 に なると 急に 忘れ てしま
っ た り、 よく覚 え て いな かっ た り と結 果 はさん ざ んであ る。 テス トの返
却 時 、同 じ方法 で 勉 強を して い た はず の 友達が い い点数 を取 って いるこ
と が ある 。この 友 達 は普 段か ら も の覚 え がよく 、 私には 、な ぜそ の人が
そ ん なに 物事を 覚 え られ るの か が 不思 議 でたま ら なかっ た。
あ る 日、テ レビ 番 組 で、記 憶に 関 するコ ーナー が あった。短 時 間で 次々
に 動 物や 物の絵 が 書 かれ てい る 札 を 20 枚覚え ると いう実 験 だった 。「 こ
ん な の、 無理だ 」 と 思っ てい た が 、実 験 の被験 者 はすら すら と答 え、難
な く 出さ れた札 を 順 番ど うり に 言 い当 て た。衝撃 を受け 、そ の暗 記方法
を 私 も試 してみ よ う と思 った 。 覚 え方 は 『出さ れ た絵で スト ーリ ーを作
っ て いく 。一つ 一 つ で覚 える の で はな く 、関係 を つけて 一塊 で覚 えろ』
と い うも のだっ た 。 自分 は、 こ の 方法 を 知り、 英 語の単 語テ スト で実践
し た とこ ろ、短 い 時間 で、多く の 単 語を 覚える こ とがで きた 。そ の 日(中
学 3 年 )から 、私は 何 かを 覚える 際 にあ る 別 のもの 、また は出 来 事に関 連
し て 覚え るよう に し た。
お 笑 い 芸人で 上田 晋也(う えだ しん や )という 人 物がい る 。この 人は 、
あ る 番組 で、物 を 覚 える 実験 を や って い た。こ の 人の覚 え方 は私 の興味
を ひ い た 。体の 一 部 、手 、顔 、 足 や頭 等 を触 り、 その 触 った 順番 と 、触
っ た 時の 刺激で 覚 え ると いう 方 法 だっ た。こ の方法 を よく 考えて み ると 、
上 の 『一 塊で覚 え ろ 』と いう 方 法 と似 て いる。 刺 激と覚 える モノ を関連
さ せ てい るのだ 。この 方法 も 私は 、勉強 す る 上で活 用 する ように な った 。
テ ー マを 通して :
私 は こ の方法 の お かげ で、英 語 の単 語 や数学の 公 式を 覚える の が楽に
な っ た。一塊 で 覚 える=チ ャ ンク で覚え る と 言える 。この チャ ン ク で覚 え
る 方 法は 、今ま で 使 って いた 脳 の 記憶 領 域を格 段 に縮め るこ とが できる
方 法 だ。 しかし 、 一 回覚 えて も 、 特別 長 い時間の 記憶 が できると いう わ
け で はな い。確 か に 、覚 えや す く 、思 い 出しや す いとい う利 点は ある。
だ が 、大 切なの は 、 何回 も覚 え 直 す習 慣 をつけ る ことだ 。チ ャン クで覚
え る 方法 は、も し 一 つの 情報 を 覚 え間 違 えると 、 それに リン クし ている
情 報 にま で影響 を 与 えて しま う 。 事実 、 私は、 ス トーリ ーで 単語 を覚え
た 時 、あ る単語 で 止 まっ てし ま っ た。 す ると、 そ の後の 単語 の情 報は止
ま っ てし まった 部 分 の単 語を 思 い ださ な い限り 、 頭に浮 かん でこ なかっ
た。
楽 に 覚 えられ る 方 法を 身につ け たと し ても、そ の 後、 覚えた 情 報を繰
り 返 し覚 える(又は 使う、 再 確認す る)の かで 長期 記憶に なる 情報 量に差
が で てく る。
記 銘 方 略を常 日 頃 から 行うこ と が、 覚 えること で あり 、まだ ま だ若い
大 学 生な ので今 後 の 人生 で覚 え る べき 出 来事は 沢 山ある はず だ。 記憶の
項 目 で習 った知 識 を 利用 して 有 意 義な 人 生を過 ご すため 、多 くの ことを
学 ん で(覚え て)いき たい 。
テ ー マ: 選択的 注 意
選 択 的注 意:
人 間 が いくつ か の 対象 のうち 1つに 意 識 の焦点 を合 わ せること を 注意
と い う。 人 間 の注 意が 多 く の刺激 対象 の どこに向 けら れ る か 。
何 人 も の人に 話 し かけ られて も 話を 聞 くことは で きな い。し か し、そ
の 中 の一 人に注 意を 向け る と、 その人 の 話し 声が 急には っき り と 聞 こえ
る よ うに 思われ る 。 つま り、 注 意 を向 け なかっ た 刺激に 対し ては あまり
認 識 され なかっ た り 、覚 えて い な かっ た りする 。 この刺 激を 認識 する機
能 を 選択 的注意 と い う。 人間は 選 択的 注 意の働き により ,選 択・ 抽出し
て い る。
経験:
テ レ ビ でもよ く 聞 くが 、交通 事 故の 原 因として 「 考え 事をし て いて気
が つ かな かった 」 や 「ぼ
っ と し てい た 」など が ある。 本当 にそ んな理
由 く らい で事故 を 起 こす のか と 疑 問に 思 ってい た が、最 近私 も車 を運転
す る よう になり 、ヒ ヤッ とす る出来 事が あ っ た。運転中 は、絶えず情 報 (対
向 車 、歩 行者、信 号)が入 っ てく るので 集 中 する。そ の中 で、音 楽を 聴 く
為 に ラジ オを調 整 し てい た。 自 分 の車 な のでラ ジ オがあ る位 置、 操作方
法 、 ボタ ンの場 所 は 覚え てい た 。 運転 し たまま で きる自 信が あり 、ちゃ
ん と 目線 は前方 を 向 いて 操作 し た 。前 の 車が止 ま った。 私は それ をちゃ
ん と 見て いた。 し か し、 私の 頭 の 中で は 、ラジ オ がもう 少し の設 定で音
楽 が 聞け るとい う 事 しか なく 、 ブ レー キ を踏む の が一瞬 遅れ 、ギ リギリ
の 所 で停 車した 。見 てい たは ずなの に頭 の 中 では認 識 でき ていな か った 。
テ ー マを 通して :
こ の 選択 的注意 の 話 を聞 いて い ると、 人 間 は、一 つの こ と にしか 集中 で
き な い、と 言 っ て いる よ うに 見 える。し かし、囲碁 や 将棋 の人の 中 には 、
一 度 で同 時に何 人 も の人 と対 局 で きる 人 もいる そ うだ 。聖徳 太子(実在し
た か ど う か は 不 明 だ が )の 一 度 に 十 人 の 話 を 聞 け る と い う 人 も い る か も
し れ ない 。この 選 択 的注 意は 訓 練 次第 で 複数の 注 意(集中)が可能 だと私
は 思 う。
上 の 体験 のよう に 、 ちゃ んと そ の 情報 に 注意を 向 けなけ れば 、頭 でその
情 報 は処 理され な い 。こ れは 、 日 常生 活 にも言 え ること であ り、 どんな
に 周 りに 情報が 溢 れ てい ても 、 そ れを 理 解しよ う と、注 意を 向け なけれ
ば 意 味が ない。 毎日 をの ん びり 生きて い る私 だが 、もっ と周 り に 興 味を
も ち 、い ろんな こ と を理 解す る 為 、注 意 を向け て いこう と思 う。
テ ー マ: 追唱
追 唱 と は 追って 唱 え るこ と。 つ ま り、 人 の話 しを 聴く 、 ある いは 本 を読
む な どの 言語情 報 を 視覚 や聴 覚 か ら取 り 入れた と き、も う一 度頭 の中で
同 じ 文章 を唱え て い る動 作。(本で は 、与 えら れた 情報を 、そのま ま口 に
だ し て復 唱する 手 続 き)
経験:
音 楽 を聞 きなが ら 勉 強す る人 が い る。 勉 強もで き るし、 好き な音 楽も聞
け て 一石 二鳥だ 、 と 私は 考え 、 音 楽を 聞 きなが ら 勉強し た。 結果 、ほと
ん ど 覚え ていな か っ た。 むし ろ 、 音楽 の 歌詞 を覚 えてい た。 間抜 け な経
験 だ が、 そのこ と か ら、 ある 事 に 気が つ いた。 音 楽を聞 きな がら 勉強し
て い る間 、私は 、 自 然と 口ず さ み なが ら 勉強し て いた。 書い て覚 えるよ
り 、 口に 出して 読 ん だ方 が覚 え が いい の だ。私 は 今まで 書い て覚 える派
だ っ たが 、口に 出 し て復 唱し な が ら書 く と驚く 程 覚える 事が でき る。黙
読 と 比べ ると勉 強 時 間は 、約 3 分の 2 に 減少 した 。
テ ー マを 通して :
調 べ てみ ると、 こ の 追唱 とい う 方 法は 、 英語や 国 語の授 業に 使わ れてい
る こ とが 判明し た 。 よく 、小 学 校 でみ ん なで音 読 したり 、先 生の 後を追
っ て 読ま された 記 憶 があ るが 、 こんな 効 果 がある とは 思 わ なかっ た。 た
だ 読 むだ けなの だ か ら面 倒く さ い とい う 理由で 追 唱をし なか った 自分に
と っ て、 この事 実 を 知り ショ ッ ク を受 け た事は 後 の祭り であ る。 英語を
話 し たい のなら 英 語 圏に 直接 い っ て生 の 英語を 経 験した ほう がい いとも
聞 い たこ とがあ る が 、こ れも 英 語 を話 さ ずを得 え ない環 境を 作る ことで
無 理 矢理 口で喋 る こ とに よる 一 種 の追 唱 効果で あ る。
本 を 読 んでそ れ を 喋る という こ とは 、文章の中 か ら、単語、文節、文 、
段 落 をそ れぞれ 認 識 し、 少な く と も頭 の 中で追 唱 (音読 )し 、そ のうえ
で 意 味と か文脈 と か を理 解す る 、 とい う かなり複 雑な プ ロセスが 含ま れ
て い る。 追唱と い う 行為 を馬 鹿 に して い たが、 こ んなに 頭が 良く なりそ
う な 要因 が含ま れ て いる こと を 初 めて 知 った。 今 の日本 は沢 山書 いて覚
え る とい う勉強 法 が 主流 のよ う に 見え る 。その 方 法でも 覚え られ ること
は 違 いな いのだ が 、 無駄 が多 い 。 もっ 、 追唱の 大 切さを 子供 に教 え、教
育 の 仕方 を音読 重 視 に変 える と 学 力低 下 が叫ば れ ている 日本 を救 えるか
も し れな い。
テ ー マ: 問題の 内 的 表現•解 の探索 方法•機能的 固 定
問 題 の内 的表現
問 題 解決 方法の 過 程 にお いて 、 解 決に 影 響を与 え る要因 の一 つ。 与えら
れ た 問題 を頭の 中 で どの ように 理 解し て いる か、 という こと 。
解 の 探索 方法
問 題 解決 方法の 過 程 にお いて 、 解 決に 影 響を与 え る要因 の一 つ。 目標状
態 に 至る 道筋を 探 す 方法 。試 行 錯 誤、 目 標分析 が ある。
機 能 的固 定
あ る もの を固執 し た 考え のみ で と らえ て しまう こ と。
経験:
よ く ク イズ番 組 で 頭を 柔らか く しな い と解けな い 、とい う 問題があ る 。
私 は 、そ の部類 の 問 題が 苦手 だ 。 解答 を 聞くと 、 何だア ホら しい という
よ う な答 えばか り だ 。し かし 、 こ のよ う な問題 は 機能的 固定 を利 用して
い る 問題 であり 、 け っし て馬 鹿 げ た問 題 という わ けでは ない 。悔 しいも
の で 、私 が問題 で苦 し ん でい る時、小 学 生の 弟が 解いて しま った(P71 の
9 ド ット 問題)。ど う やら 自 分の頭 は堅 い よ うだ。
か の 有 名なコ ロ ン ブス が出し た 問題 で 「卵をた た せて みよ」 と いうも
の が あっ た。普 通 に 考え ると 無 理 だ。 コ ロンブ ス は、そ んな 事は できな
い と 言っ た人の 前 で 卵を たた せ た 。卵 の 底をつ ぶ して平 にな った 部分を
使って。
「君 はいつ も 人 が うまく や った の を見 て、誰だ っ てや れ る と 言 う
が 、こんな 簡 単 な こと さ え、出 来 な かっ たでは な いか」と 言った と いう 。
確 か に、普 通 に 考 えれ ば 無理 だ が、
『 卵を 変形させ ては い けない、変形で
き な い』 という 機 能的 固 定を 取 り 除け ば 誰で もで きるこ とな のだ 。
テ ー マを 通して :
人 間 は 、問題 の 内 的表 現が上 手 な人 と 、下手な 人 がい る。世 界 の偉人
や 、 天才 と呼ば れ る 人、 奇抜 な ア イデ ィ アで一 攫 千金を 得た 人は 上手な
人 達 であ り、機 能 的 固定 が少 な い 人な の だろう 。 その人 達の よう に、人
が 持 って いる機 能 的 固定 を取 り 去 るこ と で、問 題 の内的 表現 は上 手にな
る 。 私は この機 能 的 固定 を取 り 去 るこ と が苦手 だ 。どう すれ ば取 り除く
こ と がで きるの か を 上の 人達 が 残 した 本 や資料 を 見て調 べて みた いと思
う。
参 考 文献 :
http://hp.vector.co.jp/authors/VA012953/tribute/text/4-7.html
(7/21)
心 理 学ノ ート1 0
環境 認知 の 特 質
形 の知覚 ・ ずれ・ 知覚 の選 択性
http://pii-desu.hp.infoseek.co.jp/note10.htm
(7/21)
Untitled Document
http://www.mukogawa-u.ac.jp/~kitaguti/kyouiku-2.html
(7/21)
記 銘 方略
http://www.oak.dti.ne.jp/~xkana/psycho/intro/intro_23/index.html
(7/22)
英 語 学習 を10 0 倍 楽し くす る 方 法:すら す ら読め るリ ー デ ィング 秘策
http://blog.livedoor.jp/star291/archives/24664295.html
(7/22)
SLBS
http://www.sokucho.com/mailmagazine/mm/backnumber/vol0045.html
(7/22)
++い わ せ ん(岩瀬 直樹)の 仕事 部 屋 へよ う こそ++
http://www.number21.jp/adiary/diary1.cgi?id=gori&action=view&yea
r=2003&month=11&day=8
(7/23)
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多 い です 。
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