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オイデ! と呼んだら、足もとに走り寄り飼い主を見つめる犬に育てましょう
P. 19 アイコンタクト オイデ! と呼んだら、足もとに走り寄り飼い主を見つめる犬に育てましょう。愛犬の瞳に あなたが映っているのを確かめられますか? 犬と視線を結ぶことをアイコンタクトといいま す。犬にものを教えるときは、犬をその気にさせなくてはトレーニングが始まりません。まずは犬 の集中力を飼い主に向けさせる練習をしましょう。 プレゼントの準備 犬をほめるチャンスを逃さな いように、ごほうびに使うおやつ をポケットに入れておきます。 プレゼントの契約 犬 が良 い行 動 をしているときに近 寄 り、「い いこ!」と言 いながら素 早 くおやつを口 に放 り 込 みます。練 習 は1回 1秒 で終 わり簡 単 です。 「悪 さばかりして、うちの犬 はいいこじゃない」と おっしゃる飼 い主 さんが多 いのですが、犬 の良 い行 動 とは、吠 えていないとき、緊 張 していな いとき、警 戒 していないときなどのことです。 みな さんの犬 は たくさんよいこ とをしています。 《良 い行 動 はほめるし、たまにプレゼントも出 す》 契 約 を一 日 かけて犬 と結 んでおきましょう。 名前にプレゼント 2日目からは犬の名前を付け加えます。「モモ、 いいこだね∼」とほめて口 におやつを放 り込 みま す。犬 は自 分 の名 前 を 得 なものと記 憶 しま す。今 後 は犬 の名 前 を呼 んで叱 らな いようにし ましょう。 誘導するアイコンタクト 近 寄 っ て名 前 を 呼 ぶこ と に犬 が 反 応 す るよ う にな ったら、おやつを犬 の鼻 先 から、自 分 の鼻 先 へと引 き寄 せます。そして、犬 と目 が合 った瞬 間 (飛 びつく 前 )に、 ほめておやつを与 えます。初 めはおやつを見 ているだけですが、そのうち飼 い主 と目 を合 わせれば プレゼントが出 ることに犬 は気 づきます。 犬 を飽 きさせることのないよう、1回 に3度 も練 習 す ればおしまいにしましょう。短 く切 り上 げ、1日 に練 習 す る回 数 を増 やすほうが成 果 的 です。 手の合図でアイコンタクト おやつで誘 導 してのアイコンタクトがスムーズにでき るようになったら、次 は何 も持 たないでやってみましょ う。名 前 を呼 んでから、軽 く握 った手 を自 分 のあごの 下 あたりに保 ちます。犬 がアイコンタクトをとったらほめ てポケットからおやつを与 えます。 上 達 したら、ほめ言 葉 だけにしていきますが、おや つを完 全 になくすのではなく、ときどきは与 え犬 に期 待 感 を持 たせましょう。アイコンタクトの時 間 を1秒 、3 秒 と、失 敗 しないようにほんの少 しずつ延 ばしていく と、これがマテのトレーニングへとつながっていきます。