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12月号 - e-dream-s
No.18 発行:2001 年 12 月 9 日 特定非営利活動法人 イー・ドリームズ 教育用フォトアーカイブ @aglance の完成と 各タスクプロジェクトの成功を目指して 21世紀の始まりとなった今年、2001年もあと僅か。街にきらめくイルミネーションを眺めなが ら、一年をふり返る・・・。しかし、e-dream-s では感慨深く2001年をふり返っている間もな く、数々のプロジェクトが進行しています。まずは、教育用フォトアーカイブサイト @aglance。 掲示板上では、活発な意見交換が日々行われていますが、まだまだ試作の段階です。今後も目を離さ ずに必ずチェックしましょう。また、チェックされた際には、一言(何でも結構です) 、掲示板へ書き 込んでください。@aglance のサイトは、 http://www.e-dream-s.org/aglance です。 e-dream-s の会員全員が取り組むタスクプロジェクトも、企画の詳細が決定し着手されつつあります。 また、 2002年夏に実施予定の海外ツアーの企画が e-dream-s 国際部を中心に進められています。 各プロジェクトの成功を目指して、私たちの持てる力を集結し、発揮させましょう。 @aglance から画像をダウ ンロードし、貼り付けました。 来年の干支、 「午」にちなんで モンゴルの写真です。 e-dream-s 通信 2001.12 No.1 「取引費用」 ~ インターネットを理解するキーワード~ 辻 荘 一 みなさん、インターネット(IT)はなにが画期的か分かっていますか?今日は「取引費用」という言 葉を使って、説明してみよう。 新しいノートブック型パソコンを購入したので、 以前から持っていた古いノート型を売ることにした。 梅田の大手販売店のHPで買い取り価格を調べると最高買い取り価格8000円とある。周辺機器も 併せて40万円、修理費も考えれば50万近く投資したものが60分の1の値段だ。悲しいかなこれ がコンピュータの世界というもの。しかし、それにしても1万円に満たないというのはあまりに惨め なのでインターネットオークションに出品することにした。以前からインターネット通販は利用して いて、コンピュータ関連機器や書籍などを主に購入しているがオークションは初体験、やや不安もあ ったがこれも勉強、やってみるかというわけである。結局1万5千5百円で落札され、翌日には銀行 口座に入金があった。倍近くの値段で売れたわけだ。わっはっは、ザマミロって、いやそれを自慢し たいのではなく、言いたいのはインターネットオークションの簡便さなのだ。 そもそもインターネットがなければオークションなんてやろうとは思わないし、ましては自分が出品 するなんて考えられない。だいたい普通オークションなんてどこでやってんの。想像するに、場所と 日時が分かったとして、さてどうするか。電話で問い合わせて出品の方法を聞き、必要書類に記入し、 登録料を振り込み、当日は時間を作って会場に赴き、会場に着いたら受付をして、それで・・それで・・・ あーもーわからん!とにかく時間と手間が膨大にかかること間違いなしである。 一方インターネットの場合は、もちろんどこにも出かけない。品物の発送を除きすべてがモニター上 でできる。まずオークションサイトで住所氏名など必要な情報を登録し、デジカメで古いコンピュー タをなるべく美人に撮影してアップロードし、スペックや使用状況などを書き込めばあとは入札を待 つばかりだ。いちいちサイトを開かなくとも指定の日時になると最高落札価格と昨札社の連絡先をメ ールで知らせてくれる。相手がちゃんとした人かどうかは、それまでの経歴(取引相手からの評価) をみれば大丈夫だ。もちろん、ある程度のリスクはあるにはあるが、月270円の参加料で、これだ け手間が省ければ御の字だ。 写真アーカイブでは写真の説明文の仕事を、人を雇って委託することにした。問題は誰にやってもら うかだが、知り合いに適当な人がいれば話は早いがなかなか難しい。そこで求人雑誌を使うにしても 時間と金がかかる。そこでインターネットの無料求人サイトを利用することにした。もちろんそのサ イトはインターネットにつながっている人しか見ないわけだが、アーカイブの仕事にコンピュータと インターネットは不可欠なのでむしろ好都合だ。求人の応募・問い合わせもすべて e-mail で行った。 これを郵送でやると送る側も面倒で時間がかかるし、受け取る側の書類の整理も大変である。結局、 たった1名の募集しかも大した収入にならないにもかかわらず問い合わせが20名以上、正式応募も 6名あり年内に書類審査と面接をする運びとなっている。 オークションや求人の手間や時間や費用を経済学用語では「取引費用 」 (transaction cost)というら ∗ しい。つまり実際にやりとりされる品物の値段や雇った人に支払われる給料ではなく、その準備やプ ロセスにおいて情報を集めたり、ミーティングを開いたり、交渉のために移動したりするのにかかる 費用をこう呼ぶわけだ。インターネットにはこの「取引費用」を劇的に減らす機能がある、というよ りは「取引費用」を減少させることこそがインターネットの主たる効用であるともいえる。 去年アメリカのベストセラー作家スティーヴン・キングが出したホラー小説をインターネット上だけ でダウンロード販売したところ、1 週間で数十万部相当が売れたが、この販売方法だと、あらかじめ 想定された需要に対して生産することを一切しないので無駄な生産(返本)がまったくない。しかも 流通での経済損失、エネルギー損失がほとんどない。つまり、インターネットでは地球温暖化につな がるエネルギー消費を最小限に押さえしかも利用者のメリットは増大するという側面をもっているの である。 この簡単に安くそして瞬時に人と人とをつなぐというインターネットの機能を活用して教育に貢献し ようとしているのが、好例が写真アーカイブ@aglance である。もしインターネット上ではなく実際 の施設に写真図書館を作るとしたら、土地建物の購入費用、資料の保管、維持費など莫大な費用がか 1991 年ノーベル経済学賞を受賞したアメリカの経済学者ロナルド・コース (Ronald H. Coase)は 市場における「取引費用」の役割に注目し,企業組織の存在は取引費用の最小化から説明できるとす る「コースの定理」を発表した.これは,企業は社会的取引コストを最小化する故に社会的な存在意 義があり,例えば,一般の個人が音楽 CD を購入するより,手間をかけてでも音楽放送やレンタル CD から著作物を複製したほうが良いと感じたならば, 商品として販売されている複製物を供給して いる企業は,経営的にも社会的にも不効率であるという理論. ∗ かる。夢として語ることはできても資本力のないNPOには実現不可能である。また、完成したとし てもどれだけの人がそれを利用してくれるだろうか。この問題を一気に解決したのが IT による「取引 費用」の減少である。 もちろん「取引費用」の減少には負の側面もある。出会い系サイトを舞台とする犯罪やナプスターが 行ったインターネット上の個人所有の音楽ファイル交換サービスによる著作権法上の問題は記憶に新 しい。しかし@aglance は、個人所有の写真を収集選別分類し使用しやすい形で公開することによっ て教育に貢献しようという、インターネットの利点を最大限に利用しながらしかも利潤や個人の楽し みではなく社会貢献を目的とする模範的な IT 事業だといえるのである。 e-dream-s 通信 2001.12 No.2 e-dream-s.come.true 隣のホームページ 井 川 好 二 インターネットのホームページ(HP)の中でも、写真の扱いが際立つ HP、文章表現が優れている HP などを日頃から参照し、@aglance のますますの改善に寄与すべく自己研鑽を図ることは、教育用写真 アーカイブを主催する NPO、e-dream-s の一員として、是非とも必要な日課ではないだろうか。 無論、世界中に何百万あるとも知れぬ HP の全てをチェックすることは、不可能である。そこで、日 頃のネット・サーフィンで目に付き、折りにふれて訪問しているホームページを以下に紹介し、諸兄 諸姉の参考とする。 紙面の都合もあって極めて限られた選択であり、またその選択が、個人の趣味に偏っていることは認 めるが、それなりに参考になるものと思えるので、奮ってアクセスされ、自己啓蒙されることを願う。 なお、今回は、日本語版のみ紹介とする。 地方自治体や地域の振興団体が作ってアップしている HPの中に、結構おもしろいものがある。もち ろん、教育用写真アーカイブの改善を考える時、そこに掲載されている写真を参照したりすることは 大切であるが、こうした「地域興し風」の HP に感じられる息吹、つまり、お役所的仕事のやり方で はなく、HP を作っている人たちの気概に溢れた HP は、電子的コミュニケーションの無味乾燥性か らの脱却への道筋を、示唆しているようにも感じられる。 (1) 滋賀県長浜市商工会議所 http://www.nagahama.or.jp/ 長浜は、琵琶湖畔のチャーミングな街である。何回か訪れたこともあり、愛着もあるのだが、この街 の商工会議所がアップしている HP には、 市内の神社仏閣と、 花をテーマにしたコーナーなどもあり、 時々覗いては、たまのドライブ計画を立てたりする。 (2)曳山博物館 http://www.nagahama-hikiyama.or.jp/htm/default.asp その長浜市にある曳山博物館の HP もおもしろい。山車のことを「曳山」と称する。その曳山と町衆 文化を紹介しているのがこの曳山博物館である。以下、少し抜粋すると、 いまから420年前に秀吉公によって町がひらかれ、大衆文化都市として発展・成長してき た長浜は、江戸中期以降の絹織物を中心とする産業の発展により、膨大な富や情報の集積に よって町衆自らがまちをつくるという自治都市としての気風を育み、子ども歌舞伎に見られ る曳山まつりなどの町衆文化をもたらしました。 (曳山博物館 基本構想より) このような歴史のなかで創られてきた独自の地域文化を、21世紀に継承し発展させていく ためのきっかけとなる施設として、曳山博物館が誕生! 英語版もあって、情報発信している人たちの意気込みが、力強く感じられる HP である。 (3)門司港レトロ倶楽部 http://www.qbiz.ne.jp/retro/index.html 福岡県北九州市門司区にある門司港地区の、観光案内、建物保存、地域振興のための団体による HP である。 門司港は、過去に何回か訪れたことがあり、そのヨーロッパの鉄道ターミナルを思わせる懐古的駅舎 や、旧商館などの景観が好きな街である。アルド・ロッシ建築設計、杉田かおるご推薦の「門司港ホ テル」もある。 以下、門司港およびその「レトロ」について、HPより引用する。 門司港の開港は明治 22 年(1889 年) 。北九州の工業力と結びついて大陸貿易の基地となり、 最盛期には、1ヶ月に200隻近い外港客船が入港し、国内航路を含めて年間600万人近 い乗降客がいたといいます。街には商社やビルディングが建ち並び、盛り場には、洋行客相 手の店も多く、門司港の街を華やかに盛り上げていました。 それから 100 年、潮騒やカモメの声は昔のまま、昔ながらの建物とあたらしい建物が混ざり 合い、新しくて懐かしい門司港に生まれ変わりました。 門司港レトロ倶楽部は、門司港レトロ地区の観光振興と地域の活性化を、地元・民間・観光 協会・行政が連携し、一体となって推進することを目的に、平成7年12月に設立しました。 とあって、港街のハイカラ風情や、海峡を渡って大連から吹く風や、旧関門連絡船乗り場の雑踏など を、思わせてくれる写真が多い。それに、この HP の売り物は、360度、港が眺望できるパノラマ 写真である。 必見。 e-dream-s通信 2001.12 No.3 しかし、こういうことを云っちゃあ何だが、HP の方が、実物の景色より綺麗なのはいかがなもんか? 蓋し、当たり前か? (4)カフェ・ランド・ホウ http://www.takaramonoya.com/landho/ ついでに、この門司港地区にあるカフェの HP も紹介しておこう。カフェあり、宝石店あり、インタ ーネット通販ありの多角経営をしている会社の HP である。別に取り立てて変わっているわけではな いが、Land Ho(陸だ!)と云うネーミングと、ハミルトンの時計を紹介しているコーナーが、これ は極めて個人的理由だが、気に入っている。 (5)直島コンテンポラリーアートミュージアム http://www.naoshima-is.co.jp/museum/index.html 教育系出版会社のベネッセが運営しているミュージアムとリゾート施設が、瀬戸内海の直島(香川県) にある。実際に泊まったことはないが、この HP に美しい写真で、施設も部屋も紹介されているので、 滞在した気になる。 中でも安藤忠夫をはじめとする現代建築家・美術家の作品紹介や、 「直島会議」と称する「1992 年の 直島コンテンポラリーアートミュージアム開館以来、随時開催しているシンポジウム」のプロシーデ ィングが興味をそそる。 出版社が経営しているだけあって、英語版もしっかりしている。 The Naoshima Contemporary Art Museum has presented a symposium, the "Naoshima Meeting," since 1992, continuing to explore the relationship between art and architecture and society. All of the panelists at this fifth meeting served as members of the jury for the Third Benesse Prize at the Venice Biennale, 1999. The winner of the Benesse Prize is invited to Naoshima in order to plan a commissioned work, but this year the jury has also been invited to visit. This symposium is being organized as a satellite project related to the Benesse Prize, giving the jury an opportunity to see Naoshima. . 将来、NPO としてこんなことがやれたらと云う、夢を見させてくれる HP である。しかし、そう遠 い夢ばかりを追わず、NPO 合宿をここでやるというのも、一案かも知れない。 (6)退屈な日々 http://www.twin.ne.jp/~k-ohtani/home/ 大阪府八尾市在住の大谷健司氏の HP である。本人には直接お会いしたことはないが、 「退屈な」とき には、ちょこちょこ訪問しているので、知り合いであるかのような錯覚を持つ。 テーマ別にまとめられた写真は、大阪近郊のものが多く、つまり、知っている場所がふんだんに出て くるし、その「のほほん」 、あるいは「とほほ」とした目線が味わい深い。 以下、大谷氏の文を引用する: カメラをもって、ちょっと気になっている町に出かける。 気になる路地に出くわして、そこに入り込んで、路地から路地へと廻り道しているうちに、 いつしか方向感覚を失って、はじめの目的地とはまったく別な場所へ行ってしまう。 でも、そういうムダな行程がまた楽しいのである。 写真も文章もそういった、行き当たりばったり気分を心掛けたつもりだがどうだろう。 ぶらぶら歩きのそのゆったりとしたスピード感、その時その場所で私が感じた空気感、など が少しでも伝わればうれしい。 まあ、しかし、私がこの HP を足繁く訪問する理由は、掲示板における大谷氏と訪問者達とのやりと りのおもしろさである。ほとんどが大阪弁の文章であるのも、魅力のひとつである。 「活きた大阪弁」 を文字で学習したい方には、お薦め度 120%。 (7)タベルナ・イワン http://www.bem-inc.com/iwan/index.html タベルナとは、ギリシャ語で食堂。イワンはその看板犬と云う設定で、店主の Kyoko さんが、身辺雑 記、旅行記などを掲載している。こうした HP にありがちなエエ加減さがなく、その文章も写真も、 プロの仕事を感じさせる。 e-dream-s通信 2001.12 No.4 このサイトの写真は、非常に小さく少し見にくいとも云えるのだが、アクセスの早さを考慮してのア レンジと思える。 このサイトには、結構頻繁にアクセスしているが、その目的は、”Day by Day” と称するコーナー。 デジカメで撮った写真に簡単なキャプションを付けて、生活の一部を、つまり公開可能な私的な部分 を、紹介している。定期更新と云うわけではなく、毎日の場合もあれば、2週間おいてと云う場合も あるのだが、時々覗いて新しい”Day by Day”を見るのが楽しみである。 最近のものからひとつ紹介する。 "steamed buns with sweet potato" 急に何かおやつを作りたくなって, でも,卵やバターが足りなくて困ること, 私はよくあるのです. お菓子に不可欠な卵やバター無しに作れる蒸しパンは, そんな時の,救世主的なレシピです. (レシピ→) 先日,実家からもらってきた, 古いアルマイトの蒸し器を使って蒸し上げました. レンジを使って蒸しパンを作ることもありますが, 表面がむっちりとした蒸し上がりは,蒸し器の方が上の様です. 黒砂糖のコクとさつまいものやさしい甘さがあわさって, カフェラテにもよく合う,素朴なおやつになりました. とても素人とは思えない質の高さである。 まあ、いろいろな HP を訪問してみると得るところも多い。無論、そこに発信されているインフォメ ーションを活用すると云うこともあるが、自己表現手段としての HP の方向性を考えることは、21 世紀のコミュニケーションのあり方を考えることでもある。 インターネット生活のご参考となれば、幸甚。 (Saturday, December 8, 2001) “風の人”に会いたくて… 中 川 房 代 “風の人”に会いたくて、12 月の休日の朝、電車に乗った。 暖冬なのか 12 月にしてはまだ昼間は暖かいが、よく晴れた朝の空気は少しだけヒンヤリしていて、心 地よく身体に凍みてくる。 ここ暫く会っていない。久しく会わないと、 「そろそろ会いに行きたいなぁ…」と思い、電車に乗って 会いに行く。 さて、 “風の人”はそこにいた。 12 月 8 日、大阪赤十字会館で「2001 年ボランティア国際年記念 なにわボランティアフォーラム」が 開かれた。21 世紀の最初の年が「ボランティア国際年」と制定され、その締めくくりとしてこのイベ ント、シンポジウムと分科会が行われたのである。私は午前中のシンポジウムに参加した。その報告 の中で“風の人”を紹介することにしよう。 会場は 300 名以上の人たちで一杯だった。シンポジウムは、藤井絢子さん(滋賀県環境生活協同組合 理事長) 、古舘晋さん(大阪ガスエネルギー・文化研究所顧問) 、長谷邦彦さん(毎日新聞社編集委員) の 3 人のシンポジストに、上野谷加代子さん(桃山学院大学教授)のコーディネートで行われた。テ ーマは「市民活動は社会を変えることができるか」であった。 藤井さんは琵琶湖の水を通して環境を考え、地域に根ざした活動をされているのだが、その中で 3 つ の“人”が必要だと述べておられた。 “地の人” “風の人” “光の人”の 3 つである。 “地の人”は、そ こに住んでいる当事者。 “風の人”は、当事者以外の人。 “光の人”は活動のシナリオを書き、リード していく人。地域の活動であっても、そこに住んでいる当事者の目だけでは物事の本当の姿がよく見 えない。外部の人たちからはどう見えているのか活動に参加してもらう中で意見を聞き、自分たちも 俯瞰の視点でまた外からの視点で見ていくことが、活動には不可欠だという。風は暖かかったり、冷 たかったり、突風だったりする。しかし、 “風”のないところでは、成功もないし広がりもない、と言 い切る。 e-dream-s 通信 2001.12 No.5 “風の人”は、そこにいた。 NPO に関わって以来、何人もの“風の人”に出会ってきた。自ら会いにも出かけて行った。集会やイ ベントなどで、様々な活動を知り、活動している人に会い、話を聞いた。いろんな視点で物事を考え ている人がいた。その度に、今まで気付かなかったことを知り、また元気をもらってきた。 この 12 月 1 日で、NPO 法が施行されて3年がたった。現在、全国で 6000 団体が NPO 法人となり、政 府や自治体など行政にも大きな影響を与え始めている。協働事業や委託事業など、21 世紀は NPO 抜き では成り立たない時代になってきているのを感じる。NPO 自身も様々な分野に活動が広がってきてい る。ユニークなところでは、映画やテレビドラマロケを誘致する NPO、コミュニティーラジオ局を運 営する NPO、中小企業支援を行う NPO などもある。新聞によると、私の住む大阪府寝屋川市でも NPO による地域通貨を活用した地域活性化事業が始まったそうである。近い内に、機会を見つけて話を聞 きに行こうと思っている。どんな“風の人”に会えるかな? e-dream-s はこれまで、写真アーカイブ事業に関連しては東京書籍との共同プロジェクトを進めてき たし、NPO 税制に関する意見書などでは他の NPO 団体との共同要請活動も行ってきた。この秋・冬に は、 「タスク燎乱」で様々な形で e-dream-s 以外の人たちとの出会いや共同プロジェクトが企画されて いる。進捗状況も随時報告されるということで、大変楽しみである。 さて、皆さんはどんな“風の人”に出会っていますか? 教育雑感 辻 岡 尚 子 自分の子供を行かせるなら「公立校」か「私立校」か。15年ほど前の職場でもこのような話を同僚 の先生がしていた。建前としては、公立だけど、実は私立に行かせたいんだ、という人がいた。また、 断固として公立に行かせるべきだ、と言ってそうしている同僚もいた。 「AERA」という雑誌を読んで いた時、読者がもの申すコーナーで、同じようなことを言っているコーナーを見つけた。公立高校の 教師としては「親も教師も地域も踏ん張って、公立校の環境をよくしていく」べきとは思うが、子供 がもしいたら、こんなこといってるかどうか自信がない。何回かシリーズになっていて、私が読んだ のは「荒れ」 、いわゆる学級崩壊したクラスについて書いてあった。 私自身は、ずっと公立校だったので、私立校の感じは全くわからない。公立校で、適当に勉強し、適 当に息抜きしたりして、平和でのんびりした学生時代を送った。大半の先生の授業は、わりに充実し ていた。どの職業についても、一生勉強だが、教師は、とくに授業をよくするのに腐心しないといけ ない。そう思うのは、授業が中心の学生生活を送ることができたからだろう。中学校にしても、高校 にしても、母校は、先生にとっても楽な学校だったろうと思う。まあ、勉強のできない教師は陰で馬 鹿にはされたけれど。私の小中高12年間、教師不信になるような経験もなかったから、高校教師に なってもいいかと思えたのだろう。幸いなことに、いままで勤めた職場も、なんとか「話せばわかる」 生徒だし、ある日突然窓ガラスがすべてなくなってたとか、そんな話はない。新聞や雑誌で報道され ることを読んでいると、いくらひどくても、本当にそんなことあるのか?と、信じられない思いもす る。 しかし、そういえば、友人の子供の通う小学生のクラスでも、1人「荒れ」ている子供がいて、先生 のいうことを聞かなくて、授業の邪魔ばかりしていると聞く。先日は、とうとう、注意した先生のほ っぺたに平手打ちをくらわせてしまい、先生は泣いてしまったそうだ。そうそう、3年前に私が担任 していたクラスの生徒は、 「ばかにされている」先生の時間の授業中にバドミントンをしてみたり、授 業中「きちっと生徒と対決しない」先生のネクタイをつかんで詰め寄ったことがあったっけ。よくよ く考えてみれば、今、担任しているクラスの中にも一人、散漫な生徒がいる。どう散漫なのかという と、授業中、何にもないのに、奇声を発したり、一人でしゃべって、一人でうけて、くすくす笑う。 さもなければ、白河夜船の状態。最近は、クラスメートに進級を心配されたり、うるさいと苦情を言 われたりしている。隣のクラスで授業をしていたら、 「ぎゃー」っと叫んで誰かが廊下を走っていく。 後で聞くと、彼女が「お手洗い」にいったのだそうだ。このような生徒が4,5人クラスにいれば確 実に「荒れ」る。 「荒れ」の芽は、確実に私の勤める学校に存在する。 教師を16年やってきての直観にすぎないが、このような「荒れ」の芽は、 「普通」の生徒の内面にも あるような気がする。それを「荒れ」させないようにするには、教師が「生徒が一目おく何かを持つ」 ことと「きちっと生徒と対決する」こと。そのためには、1)世界や社会のことについて知り、語る ものを持つこと、2)自分の専門分野、つまりは英語教育や異文化理解に精進すること。3)それら をちゃんと伝えることができること、が最低必要だ。いったん「荒れ」が加速してからでは、個人の 努力が報われないこともあるが、教員である私たちもできることは、やっていかないといけない。が、 どう親や地域とタグをくんでいけるかのヒントは、 イードリームズの活動の中にあると思う。 教師は、 教室の中だけでなく学校の外の事情にも通じている必要がある。 アクロスの教室の中で必要な訓練と、 イードリームズの学校の外へのアプローチするノウハウは混迷する教育現場をわたってゆく英語教師 の力をはぐくんでくれるだろう。 シンガポール&マレーシア 夏期セミナー 国際部下見計 画 理 事 山 田 昌 子 ACROSS では、来夏「シンガポール&マレーシア 夏期セミナー」を計画、この企画・実施を e-dream-s 国際部に依託されました。海外での ACROSS 夏期セミナーも、国際部設立も、正式に決定されてい ないよう(?)ですが、来夏の実施を考えるなら、冬休みまでに下見をしておかないと、詳細を決め ることが困難です。また、飛行機やホテルの予約が間に合わない場合もあります。 (参加人数が多いの で、個人旅行のように企画 e-dream-s 通信 2001.12 No.6 することはできないのです。 )そこで、後先しますが、12月末に下見に行くことになりました。現在 は、現地につてがある東京の須賀さんと私で、現地と連絡をとり、下見計画を作っています。東京の 岡田さんも、彼女の勤務校のマレーシアからの留学生の出身校について問い合わせてくださっていま す。ジョージタウンにある Convent Light Street(学校)だそうです。須賀さんは今回の下見は辞退 されたので行かれませんが、顧問の井川氏、ACROSS 副会長藤沢さん、大阪事務局長の辰巳さんと4 名で行かせていただきます。どうかよろしくお願いします。 現在の準備状況(途中経過)をお知らせします: (A) マレーシア・クアラルンプール(KL) : (1)東京の須賀さんを通じて、彼女の知り合いのコンタクトパーソン(ニーさんと、ホー真智子さ ん)に連絡中です。24日には会えそうです。 (2)山田の知り合いの外交官エルデイーン氏とメールで連絡中、25日には会えそうです。 (3)須賀さんによると、KL 郊外にあるフレイザーズヒルが合宿にふさわしそうなので、視察して くる予定です。その他、利用するホテルについても、現地の JTB の係員や車を利用し、見て来たいと 考えています。 (B) シンガポール: (1)教育省: 教育省に、ACROSS 会長から訪問依頼書をファックスで送りましたが、残念ながら、 12月は見送ることになりました。 (2)学校訪問: (a)冬休み中ですが、Greenview Secondary School の校長先生から訪問 OK のメールをいただきま した。 (この学校は、私が昨年度の勤務校の海外研修旅行で訪れ、交流をしたところで、今度行くと 3回目になります。 ) (b)Mayflower Secondary School の Ms. Lucy Png(英語教師)と会うことになっています。どの ような協力が得られるかまだ未定ですが、できれば英語教育関係で、動きができないかと考えてい ます。残念ながら、今回彼女の学校へは訪問できませんが、彼女はこのプログラムについて気にし てくれています。 (勤務校の海外研修旅行の下見で知り合い、昨年度、今年度来日された時もお会い しています。今年の6月来日された時、私のクラスを訪れ、シンガポールの遊びを紹介していただ きました。 ) (c)Bukit Batok Secondary School は、今回は訪問を考えていませんが、訪問依頼は可能だと思い ます。私は、この学校にも、勤務校の海外研修旅行の下見で訪問をしたことがあります。 (d)Dr. Silver は、12月末帰国されるので、残念ながらお会いできません。また、紹介してくださ る筈だった教員グループも今回は会えそうもありません。 (かわりに教育省を御紹介いただきました が。 ) (3)地域訪問: (a)地域の役所である Bukit Batok Communit Club を訪問する予定です。担当の Mr. Pek は親日家 で好意的です。奥様はマレー系でイスラム教徒、だから彼もイスラム教徒です。セミナーではホー ムステイや地域の活動等が考えられそうです。 (この役所は、私が勤務校の海外研修旅行で訪れ、ク ラスの生徒達がここのお世話で地域でホームステイをし、また交流をしたところで、今度行くと3 回目になります。Mr. Pek とは、この夏に京都でお会いしています。 ) (4)ホテル: 利用するホテルについても、現地の JTB の係員や車を利用し、見て来たいと考えて います。 ----------------------------------- 下見の行程 -------------------------------------- 12月 22日(土) 関西国際空港 11:50 発 [JL721] シンガポール 17:25 着/シンガポール 18:40 発 クアラルンプール 19:40 着/クアラルンプール 20:40 発 [MH1168] ペナン 21:25 着 ラササヤン・シャングリラ・リゾート(ホテル)にて泊 23日(日) 終日ペナンにて現地視察 ジョージタウンにある Convent Light Street (学校)をチェック。 ラササヤン・シャングリラ・リゾート(ホテル)にて泊 24日(月) ペナン 12:10 発 [MH1143]/クアラルンプール 13:00 着 午後、ホテルでニーさんや真智子さんに会う予定。 ルネッサンス・クアラルンプール(ホテル)にて泊 25日(火 ) 終日クアラルンプールにて現地視察 外交官エルディーンと会う予定。 ルネッサンス・クアラルンプール(ホテル)にて泊 26日(水) クアラルンプール 12:40 発 [MH609]/シンガポール Bukit Batok Community Club 訪問、Mr. Pek らと会合。 パンパシフィックホテルにて泊 27日(木) 終日シンガポールにて現地視察 Greenview Secondary School 訪問/夕方、Ms. Lucy Png と会う。 パンパシフィックホテルにて泊 13:35 着 28日(金) 夜までシンガポールにて現地視察 シンガポール 23:15 発 29日(土) [JL722] 機内泊 関西国際空港 6:00 着 ------------------------------------------------------------------------------------------- タスクプロジェクト報告 タスクプロジェクト事務局 小 関 静 枝 先月企画書を提出していただきました。その検討結果を受けて取り組みが始まっています。 今月は検討結果の簡単なまとめと11月の取り組みを報告します。 1)小学校の先生プロジェクト(富永、岡崎、稲川、薮、大竹、石黒、塩脇、志村、道面) *代表が東京の富永先生に決まりました。現在は企画書の作成中です。 2)インターネットプロジェクト(小関、灰田、新谷、増田、吉本屋) *中学校の英語の教科書に沿った写真を集める。 e-dream-s 通信 2001.12 No.7 海外のサイトを中心に教材として使える写真を集める。 以上の視点から写真の収集を行うことを計画しています。現在は検索、画像の取り込み方確認、依 頼文の作成など準備段階です。 3)写真クラブプロジェクト(前原、飯田、宮城、山本貴) *日本の学校向け教材になる写真の収集 海外在住者で日本のことを知りたい人向けの写真の収集 以上の視点から写真の収集を行うことを計画しています。現在は各自が写真の収集に取りかかって います。 4)HPコンテンツを考えるプロジェクト(浅野、田辺、山本賢、丸野) *e-dream-s 通信をもっと見やすく、興味のもてるものにすること、e-dream-s の活動内容を紹介する ページや、写真アーカイブの写真を紹介するページなどを新たに企画することに取り組みます。今 はまだ講習会を受けて勉強している段階です。できればこの冬合宿までに雛形をつくり、みなさん に見ていただいてご意見をうかがえるようにしたいと思っています。 5)リンクページの作成プロジェクト(木村、朴、橋本、山本賢治) *リンクの中に大きく2つのカテゴリーを作る予定 1)単元学習用 2)NPO団体紹介 (東京:岡田さんグループ担当) 1のなかに A:マレーシア、シンガポール関係 B:中学生の英語学習に役立つページ(教師向け) ABのグループを作りこちらのリンクページにのせるサイトを探し、相互リンクを張れるように交 渉をします。 6)NPO団体訪問プロジェクト(岡田、佐藤) *NPO団体を訪問し、まずHPの相互リンクの確認。 相手との交流、活動団体の調査をして今後合同で活動できる可能性はないか探ります。 (以下訪問された際の報告です。 ) --------------------------------------------------------------------------------------- 訪問する団体をインターネットで調べ、 「国際交流、教育支援、NPO、NGO、アジア」で検索し、 最初 の訪問先を浦安市に事務局を置くNGOボランティアグループ「コープクン・マーク」に決めました。 「アジアの子どもたちのために. . . 」をスローガンに国内、支援先の各国(タイ、ラオス、モンゴル、 インドネシア)で活動している団体です。12月2日(日) 、佐藤、岡田二人で訪問、タイ・モンゴル の子どもたちへ送る物資の仕分け、梱包作業に参加し、実際に山積みの衣料を仕分けしたり、20 キロ のダン ボールを運んだりの力仕事もしました。 作業後の交流会では、 「長期的な活動では資金をいかに生み 出すかが重要」 、 「必要なところに適切な支援をするためには現地の方々との信頼関係を深めることが 必要」などの話が印象に残りました。e-dream-s の資料を手渡し、活動について紹介させてもらい、 また、ホームページの相互リンクも快く了承していただきました。 小規模の団体ですが10年の実 績があり、現地に根付いた活動をしているグループのようでした。学習会や現地報告会などがあれば 参加し、今後のつながりを探ってみたいと思います。また、次の訪問先は現在検討中です。 NGOボランティアグループ「コープクン・マークHP :http://www1.neweb.ne.jp/wa/khoop-khun/ ---------------------------------------------------------------------------------------- *なお、志村、佐藤、加藤先生の個人プロジェクトは保留となり他のプロジェクトへ合流をされてい ます。 (加藤先生は未定) 次回はアクロス冬合宿で開催される e-dream-s 理事会で報告会が予定されてい ます。 12月の活動結果を合宿前に送っていただけますよう代表の方よろしくお願 いします。 お知らせ NPOWEB Mail Magazine 2001-12-07 No.024(シーズ=市民活動を支える制度をつくる会)より抜 粋させていただきました。 …………………………………………………………………………………… NPO法改正は来年に(NPO 議連) …………………………………………………………………………………… 2001 年 11 月 28 日、第 5 回NPO議員連盟総会が開かれた。NPO 議員連盟(加藤紘一会長として、来 年の1月から開かれる通常国会に NPO 法の改正案を出す方向で調整していくことが決められた。 …………………………………………………………………………………… 10月の認定申請は2件のみ …………………………………………………………………………………… NPO支援税制の対象となる「認定NPO法人」になるための認定申請は、10 月末までで、全国で2 件のみであったことがわかった。 (関連新聞記事参照) …………………………………………………………………………………… 申請数が6000を突破 …………………………………………………………………………………… e-dream-s 通信 2001.12 No.6 内閣府の公表によると、NPO 法人への申請受理数が累計で6000件を越えた。 <セミナー・イベントのお知らせ> 「米国テロ事件後の NPO 活動」 日時:12月14日(金) 18:30~20:30 場所:大阪 NPO センター (大阪市北区末広町3-11天しもビル9階) 定員:20名 資料代:500円 内容: 「米国テロ事件後の NPO 活動:ニューヨークの取組み」 AARP のテロ事件の後の失業問題等への取り組み 報告者:溝田弘美さん (立命館大学大学院博士後期課程、ニューヨーク在住) 略歴 1999 年 USC(南カリフォルニア大学院)MPA(行政管理学修士号)取得 現在、立命館大学政策科学研究科博士課程在籍中 高齢者政策と NPO のアドヴォカシーを研究。 学校法人を経て、1996 年~2000 年社会福祉法人 弘陵福祉会 特別養護老人ホーム 六甲の館 社会福祉士 現在ニューヨーク在住。AARP NY ボランティアコンサルタント 溝田さん個人のサイト:http://www.geocities.com/hiromimw ◇AARP(全米退職者協会)とは American Association of Retired Persons の略。1958年、高校教師を退職したエセル・アンド ラスが、同じように退職した人に呼びかけて1000人程度のメンバーでスタートし、現在会員数3 400万人までに成長した世界最大の中高年組織です。その高い理念と会員に対する多岐にわたる手 厚いサービスは、世界中にAARPの存在を知らしめ、多くの中高年組織、ボランティア団体、NP Oの目標・理想になっています。 セミナー終了後、報告者の溝田さんを囲んで交流会を催します。 参加ご希望の方は、大阪 NPO センター事務局までご連絡ください。 問い合わせ・申し込み: 大阪 NPO センター(担当:中川) Tel:06-6361-5307 Fax:06-6314-9486 E-mail:[email protected] 「阪神 NPO サミット2001年」 e-dream-s 通信 2001.12 No.9 「阪神 NPO サミット」は、阪神間に活動拠点をおく NPO が、情報交換や自己研鑽しながら連携をはか る場として 2000 年 6 月に設けられ、毎月例会をもち課題や問題を共有しながら、事業を共同で受託す るなど成果を上げています。NPO 活動を広く市民にアピールし、NPO の連携をはかる場として開催しま す。 日時:12月24日(日)14:00~19:00 内容:14:00~15:00 基調講演「NPO 支援税制が施行されて」松原明氏(シーズ代表) 15:00~16:45 分科会 A-「資金獲得について」 、 B-「税制の学習」 、 C-「米国テロ事件に見るボランティアの動向」 、 D-「福祉 NPO の問題と課題」 、 E-「まちづくり・環境等の NPO について」 16:45~17:15 分科会報告 17:30~19:00 交流会(要申込・事前振込み) 参加費:500 円 定員:200 名(先着順) 問合せ:宝塚 NPO センター Tel/Fax:0797-85-7766 編集後記 e-dream-s 通信の編集も3回目を迎え、少しずつ慣れてきました。HTML 講習会に参加してい ることも手伝って、素材の取り込みもできるようになりました。やってみると意外と簡単。今 回は、@aglance からの画像の挿入にチャレンジし、初めて(笑わないでくださいね。 )成功 しました。 英語の授業で使うプリントなどは、急ぐときはついつい手書きになってしまいます。が、や はり、パソコンで作ったものは、見映えもするし、生徒の反応も違います。来年こそは、自身 の作ったプリントをすべてデジダル化し、きちんと分類しよう!と思っています。 e-dream-s 通信に原稿をお寄せください。送付先は [email protected] です。 お待ちしています! 田辺恵美