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産業廃棄物適正処理の手引
産 業 廃 棄 物 適正処理の手引 ( 排 出 事 業 者 用 ) 平成23年4月 京 都 市 産業廃棄物排出事業者のみなさまへ 地球規模における環境問題として循環型社会システムの構築が緊急の課題となって いる中,国内においては,廃棄物の排出を抑制し,及び廃棄物の適正な分別,保管, 収集,運搬,再生,処分等の処理をし,並びに生活環境を清潔にすることにより,生 活環境の保全及び公衆衛生の向上を図ることを目的として「廃棄物の処理及び清掃に 関する法律(昭和45年法律第137号)」(以下「法」という。) が制定されています。 この法が目的として掲げる「生活環境の保全及び公衆衛生の向上」を達成するため には,国民をはじめ,国及び地方公共団体並びに事業者は,それぞれの立場において 責務を果たしていくことが重要です。京都市では,法の趣旨に基づき,産業廃棄物処 理の具体的な取扱いについて,関係者に周知を図るため,この手引を作成しました。 今後とも排出事業者におかれましては,より一層の廃棄物減量化や再生利用の促進 を図っていただくとともに,適正処理が確実に行われるよう本手引をご活用ください。 目 次 Ⅰ 廃棄物とは ………………………………………………………………… 1 Ⅱ 事業者の責務 ………………………………………………………………… 4 Ⅲ 産業廃棄物の処理 …………………………………………………………… 8 Ⅳ 産業廃棄物の処理の委託 …………………………………………………… 13 Ⅴ 産業廃棄物処理施設 ………………………………………………………… 20 Ⅵ 罰 則(抜粋) ……………………………………………………………… 22 Ⅶ 京都市への報告 ………………………………………………………………… 22 Ⅷ Q&A …………………………………………………………………………… 23 Ⅸ 参考資料 1 産業廃棄物処理委託標準契約書(例) …………………………………… 2 業種限定のある産業廃棄物 ……………………………………………… 3 京都市の産業廃棄物処理の現況(平成20年度) …………………… 4 産業廃棄物の体積から重量への換算係数(参考値) ……………… (報告書様式) ・ 特別管理産業廃棄物管理責任者設置(変更)報告書 (第6号様式) ……… ・ 産業廃棄物処理実績報告書(様式処理施設) ……………………… ・ 産業廃棄物管理票交付状況等報告書 (様式第3号) ……………… ・ 措置内容等報告書 (様式第4号) …………………………………… ・ 措置内容等報告書 (様式第5号) ………………………………… ・ 日本標準産業分類 大・中分類一覧 ………………………………… ・ 産業廃棄物関係機関連絡先一覧 …………………………………… <用 25 29 30 31 32 33 34 35 36 38 39 語> この手引きにおいて使用する用語は,「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」 において使用する用語の例によるとともに以下の略号を使用しています。 法:廃棄物の処理及び清掃に関する法律 令:廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令 規:廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行規則 PCB:ポリ塩化ビフェニル DXN類:ダイオキシン類 Ⅰ 廃棄物とは(用語の定義と具体例) ごみ,粗大ごみ,燃え殻,汚泥,ふん尿,廃油,廃酸,廃アルカリ,動物の死体その他の汚物又は不 要物であって固形状又は液状のもの(気体状のもの,放射性物質及びこれによって汚染された物を除く。) を廃棄物といいます(法2条第1項)。 1 廃棄物の分類 廃棄物は,次のとおり分類されます。 *1 特別管理産業廃棄物 *4 産 業 廃 棄 物 事 業 活 動 に 伴 っ て その他の産業廃棄物 発 生 す る 廃 棄 物 *2 廃棄物 特別管理一般廃棄物 *5 事業系一般廃棄物 その他の一般廃棄物 *3 家庭から発生する廃棄物 家庭系一般廃棄物 事業活動に伴って生じた廃棄物のうち,燃え殻,汚泥,廃油,廃酸, 廃アルカリ,廃プラスチック類等の21種類のものをいいます。 (具体例:2ペ-ジ参照) *1 産 業 廃 棄 物 *2 事業系一般廃棄物 事業活動に伴って生じた廃棄物で産業廃棄物以外のものをいいます。 *3 家庭系一般廃棄物 家庭ごみ,一般家庭の日常生活に伴って生じた廃棄物をいいます。 特 別 管 理 *4 産 業 廃 棄 物 *5 特 別 管 理 一 般 廃 棄 物 産業廃棄物のうち,爆発性,毒性,感染性その他の人の健康又は生 活環境に係る被害を生ずるおそれがある性状を有するものとして,廃 油(燃焼しやすいもの),廃酸・廃アルカリ(著しい腐食性を有する もの),感染性産業廃棄物,特定有害産業廃棄物(有害な廃油や水銀, DXN類等を基準以上含むもの)が定められています。 (具体例:3ページ参照) 特別管理産業廃棄物と同じく,人の健康又は生活環境に係る被害を 生ずるおそれがある性状を有するものとして,①感染性一般廃棄物, ②廃家電製品に含まれるPCBを使用する部品,③ごみ処理施設から 生じたばいじん,④一般廃棄物の焼却炉(DXN類対策特別措置法の 特定施設)から排出されるもので,DXN類濃度が3ng-TEQ/gを超え るばいじん,燃え殻等が定められています。 -1- 2 産業廃棄物の種類と具体例 種 1 燃 類 え 具 殻 2 汚 泥 3 4 5 6 7 8 廃 油 廃 酸 廃 ア ル カ リ 廃プラスチック類 ゴ ム く ず 金 属 く ず ガラスくず,コン 9 クリートくず* 及 び陶磁器くず 10 鉱 さ い 11 が れ き 類 12 ば い じ ん 13 紙 く 14 木 く 15 繊 維 ず く ず ず 16 動 植 物 性 残 さ 体 例 石炭がら,焼却灰,炉清掃排出物,廃活性炭 等 排水処理汚泥,メッキ汚泥,研磨かす,建設系汚泥,生コン残さ,製造工程 から出る泥状物 等 廃潤滑油,廃切削油,アルコール等の廃溶剤,廃タールピッチ,固形石鹸 等 廃硫酸,廃塩酸,廃定着液 等 廃ソーダ液,廃アンモニア液,廃現像液,金属石鹸廃液,自動車不凍液 等 合成樹脂くず,合成繊維くず,発泡スチロールくず,廃タイヤ 等 ゴムチューブ等の天然ゴムくずに限る(廃タイヤは廃プラスチック類) 空き缶,鉄くず,非鉄金属くず,半田かす,切削くず 等 空き瓶,板ガラスくず,陶磁器くず(レンガ,かわら,タイル),石膏ボード, ALC板,スレート板,サイディング板 等 コンクリート二次製品製造業者の排出した不良品のU字溝 等 (*コンクリートくずは工作物の新築,改築又は除去に伴って生じたものを除く) 高炉,転炉,電気炉等の残さ,鋳物廃砂,不良鉱石,キューポラのノロ等 工作物の新築,改築又は除去に伴って生ずるコンクリートの破片,モルタル 片,アスファルトコンクリート片,その他これに類する不要物 大気汚染防止法で規定するばい煙発生施設,DXN対策措置法に定める特定 施設又は産業廃棄物の焼却施設の集じん施設で集められたもの (電気集じん器捕集ダスト,集じん器捕集ダスト) 紙,板紙のくず等 紙・紙加工品製造業,印刷出版業等 新築,改築,増築,除去等に伴う紙くず 建設業 貨物の流通に使用した木製パレット,梱包木材(業種指定なし) 木製家具等 物品賃貸業 木材片,おがくず,かんなくず,バーク類 木材,木製品製造業,パルプ製造業等 新築,改築,増築,除去等に伴う木くず 建設業,物品賃貸業 木綿・羊毛等の天然繊維くず 繊維工業(縫製を除く) 新築,改築,増築,除去等に伴う繊維くず 建設業 豆腐製造業のおから,のりかす,醸 食料品,医薬品,香料製造業等 造かす等 牛,豚・食鳥等の不可食部分等の不要物 と畜場,食鳥処理場 牛,馬,豚,にわとり等のふん尿 畜産農業,畜産類似業 牛,馬,豚,にわとり等の死体 畜産農業,畜産類似業 上記1~19に掲げる産業廃棄物を処分するために処理したものであって,こ れらに該当しないもの(コンクリート固型化物等) 17 動物系固形不要物 18 動 物 の ふ ん 尿 19 動 物 の 死 体 政 令 第 1 3 号 20 廃 棄 物 21 輸入された廃棄物(上記1~20,船舶,航空機の乗組員等の生活ごみ及び入国者が携帯した生活ごみを除く) 注)13~19までの廃棄物は,限定された業種から排出される廃棄物のみ「産業廃棄物」となります。 <参 考> 混合物の例 事業系一般 廃棄物の例 (廃塗料の場合) ・液 状 の 廃 塗 料:廃油と廃プラスチックの混合物 ・溶剤が揮発して固形状となった廃塗料:廃プラスチック類 ・不 純 物 が 混 合 し た 泥 状 の 廃 塗 料:汚泥 (ただし油分を5%以上含む泥状物は汚泥と廃油の混合物) (パソコン等OA機器の場合) ・廃プラスチック類,金属くず,ガラス・陶磁器くずの混合物 事務所から出る紙くず,飲食店から出る調理くず, その他(実験動物死体,一般廃棄物を焼却した燃え殻) 等 -2- 3 特別管理産業廃棄物の種類 判定基準(抜粋) 種 1 廃 2 廃 類 油 酸 3 廃アルカリ 4 感染性 産業廃棄物 性 廃棄物の種類 状 燃焼しやすい廃油 (揮発油類,灯油類,軽油類等 概ね引火点70℃未満の廃油) 著しい腐食性を有するもの (pH 2.0 以下) 著しい腐食性を有するもの (pH 12.5 以上) 医療関係機関等から発生し,人が感 染し,又は感染するおそれのある病原 体が含まれ,若しくは付着している 又はこれらのおそれのある血液及び 血液等が付着した注射針等の廃棄物 ・廃PCB及びPCBを含む廃油 ① 廃PCB等 ・PCBが塗布され,若しくは染み PCB汚染物 込んだ紙くず PCB処理物 ・PCBが染み込んだ汚泥,木くず 及び繊維くず ・PCBが付着し,若しくは封入さ れた廃プラスチック類及び金属くず ・PCBが付着した陶磁器くず,がれき ・廃PCB等,PCB汚染物を処理 したもので,基準(*本頁右下参照) を超えるPCB処理物 (建築物そ の他の工作 物から除去 したもの 等) 油 (右の廃溶剤 で特定施設 ら排出され ものに限る) ④ 燃え殻,鉱 さい,汚泥 ばいじん, 廃酸,廃ア ルカリ等 ⑤ ばいじん, もえ殻,汚泥 ⑥ 廃酸,廃ア ルカリ 6 泥 廃 酸 鉱さい 種類(単位:㎎/ℓ) ばいじん アルキル水銀化合物 不検出 水銀又はその化合物 0.005 カドミウム又はその化合物 0.3 0.3 1 鉛又はその化合物 0.3 0.3 1 1 1 有機燐化合物 廃アルカリ 不検出 不検出 0.005 0.05 六価クロム化合物 1.5 1.5 5 砒素又はその化合物 0.3 0.3 1 1 1 0.003 0.03 PCB トリクロロエチレン 0.3 3 テトラクロロエチレン 0.1 1 ジクロロメタン 0.2 2 四塩化炭素 0.02 0.2 1,2-ジクロロエタン 0.04 0.4 1,1-ジクロロエチレン 0.2 2 シス-1,2ジクロロエチレン 0.4 4 1,1,1トリクロロエタン 3 30 1,1,2トリクロロエタン 0.06 0.6 1,3-ジクロロプロペン 0.02 0.2 チ *1 0.06 0.6 シマジン(CAT) *2 0.03 0.3 2-ジクロロエタン,1,1-ジクロロエチレ チオベンカルブ *3 0.2 2 ン,シス-1,2-ジクロロエチレン,1,1,1 ベンゼン 0.1 1 0.3 0.3 1 溶出試験 溶出試験 飛散性の吹き付け石綿,石綿含有 保温材,断熱材,耐火被覆材及びその 除去工事から排出される石綿が付着 しているおそれのあるもの(シート, 防じんマスク等), 大気汚染防止法 の特定粉じん発生施設を有する事業 場の集じん施設によって集められた もの等 トリクロロエチレン,テトラクロロエチ ③ 廃 汚 有害物質の シアン化合物 5 特定有害産業廃棄物 ② 廃石綿等 燃え殻 レン,ジクロロメタン,四塩化炭素,1, -トリクロロエタン,1,1,2-トリクロロ エタン,1,3-ジクロロプロペン,ベンゼン 特定施設から排出されたもので, 産業廃棄物に含まれる金属等の検定 方法(昭和48年環境庁告示第13号) に定められた溶出試験あるいは含有 試験により,溶出または含有する有 害物質の量が判定基準(右表)を超 えるもの 含まれるDXN類の含有量が 3n g-TEQ/gを超えるもの 含まれるDXN類の含有量が100 ウ ラ ム セレン又はその化合物 試 験 *1 *2 *3 方 法 含有試験 テトラメチルチウラムジスルフィド 2-クロロ-4,6ビス(エチルアミノ)-S-トリアジン S-4-クロロベンジル=N・N-ジエチルチオカルバ マート(ベンチオカーブ) * 廃油:0.5mg/kg 廃酸・廃アルカリ0.03mg/㍑ 廃プラスチック類・金属くず:付着していない, 又は封入されていない その他 0.003mg/㍑ pg/ℓを超えるもの 輸入廃棄物の焼却施設から生じたばいじん等 -3- Ⅱ 事業者の責務 <一般的な廃棄物処理の流れ> 排出事業場 (処理) 排 出 分 別 保 管 (処分) 中間処理 (焼却等) 収集運搬 最終処分 (埋立処分) 再生利用 土木建築工事(解体工事を含む。)においては,発注者から直接,工事を 請け負った者(元請業者)が排出事業者となります。 1 廃棄物の処理責任 (1) すべての廃棄物は,法に基づいて適正に処理しなければなりません。 (2) 事業者は,事業活動に伴って生じたすべての廃棄物を,自らの責任において処理するか,許可を 受けた処理業者に処理(収集運搬,処分)を委託してください。 (3) 事業者は,産業廃棄物の運搬又は処分を他人に委託する場合には,当該産業廃棄物の処理の状況 に関する確認を行ったうえで,発生から最終処分が終了するまでの一連の処理の行程における処理 が適正に行われるために必要な措置を講ずるように努めなければなりません。 (契約書,マニフェス トへの最終処分の場所等記載。契約書については25ページ参照 マニフェストについては16ページ 参照) (4) 事業者は,廃棄物の再利用を積極的に推進するとともに,脱水等を行い,廃棄物の減量化に努め てください。 (5) 事業者は,物の製造,加工,販売等に際して,その製品,容器,包装材料等が廃棄物となった場 合における処理の困難性についてあらかじめ自ら評価し,適正な処理が困難とならないような製品, 容器等の開発を行うこと,その製品,容器等に係る廃棄物の適正な処理方法についての情報の提供 に努めてください。 (6) 事業者は,廃棄物の減量や適正な処理の確保等に関し,京都市が行う施策に協力してください。 家庭から出るごみは,京都市が収集します。しかし,事業活動から出る廃棄物は, 事業場と住居とが同一の場所にあっても,市が収集する家庭ごみとして出すことは できません。 -4- 2 産業廃棄物(特別管理産業廃棄物)の管理体制 発生した産業廃棄物を適正に処理するため,事業場での管理部門と廃棄物発生現場等との連絡体制の 強化及びそれぞれの部門の責任分担を明確にし,廃棄物管理体制を整備してください。 また,社内全体の意識向上のため,廃棄物の適正処理及び減量化等に関する社内研修の実施や下請業 者への啓発や指導を行ってください。 (1) 多量排出事業者による産業廃棄物処理計画書の作成及び実施状況の報告 多量に産業廃棄物を生ずる事業者は法に基づき処理計画を作成し,市長に提出しなければなりま せん。(法第12条第9項 ,法第12条の2第10項関係) ア 処理計画書を作成すべき事業場(業種の限定はありません。) 前年度の産業廃棄物の発生量が1,000t以上,又は特別管理産業廃棄物の発生量が50t以上の事業場 イ 提出期限 毎年6月30日までに当該年度の計画を作成及び前年度の実施状況の報告 ウ 計画に記載すべき内容及び様式等 詳細は,http://www.city.kyoto.lg.jp/kankyo/page/0000001811.html を御覧ください。 (2) 多量排出事業者以外の産業廃棄物処理計画書作成 (1)の多量排出事業者以外の事業者についても下記の項目について処理計画を作成し,産業廃棄物 の適正処理と減量・再資源化を進めてください。 ⑤ 焼却・脱水等の処理方法 (施設内で処理を行う場合に限る) ⑥ 収集運搬業者及び処分業者の許可証,委託契約 書の写し(業者に委託する場合に限る) ⑦ 緊急時の関係者への連絡体制 ① 管理体制 ② 発生状況,分別方法,再生利用を 含む廃棄物の減量化に関する事項 ③ 施設内の収集運搬方法 ④ 梱包方法,保管方法 (3) 特別管理産業廃棄物管理責任者 ア 特別管理産業廃棄物管理責任者の選任(法第12条の2第8項関係) 特別管理産業廃棄物を発生する事業場を設置している事業者は,事業場内における特別管理産 業廃棄物による事故を防止し,適正に処理するために,事業場ごとに特別管理産業廃棄物管理責 任者を選任し,報告(京都市廃棄物の減量及び適正処理に関する規則第9条・32ページ参照)し てください。 イ 特別管理産業廃棄物管理責任者の役割 ① 特別管理産業廃棄物の排出状況の把握 ② 特別管理産業廃棄物処理計画の立案 ③ 適正な処理の確保(保管状況の確認,委託の実施(業者選定,契約),管理票の交付・保管等) -5- ウ 特別管理産業廃棄物管理責任者の資格 特別管理産業廃棄物管理責任者は以下の資格・学歴及び実務経験が必要です。 特別管理産業廃棄物管理責任者の資格(規8条の17関係) 資 格 ・ 学 歴 実務経験 1 感染性産業廃棄物を生ずる事業場 イ 医師,歯科医師,薬剤師,獣医師,保健師,助産師,看護師,臨床検査技師, 衛生検査技師又は歯科衛生士 ロ *ハ 2年以上法第20条に規定する環境衛生指導員の職にあった者 - - 大学若しくは高等専門学校において医学,薬学,保健学,衛生学若しくは獣医 学の課程を修めて卒業した者又はこれと同等以上の知識を有すると認られる者 - 2 感染性産業廃棄物以外の特別管理産業廃棄物を生ずる事業場 イ ロ 2年以上法第20条に規定する環境衛生指導員の職にあった者 - 大学の理学,薬学,工学若しくは農学の課程において衛生工学若しくは化学工 学に関する科目を修めた者 2年 ハ 大学の理学,薬学,工学,農学若しくはこれらに相当する課程において衛生工 学若しくは化学工学に関する科目以外の科目を修めた者 3年 ニ 短期大学若しくは高等専門学校の理学,薬学,工学,農学若しくはこれらに相 当する課程において衛生工学若しくは化学工学に関する科目を修めた者 4年 ホ 短期大学若しくは高等専門学校の理学,薬学,工学,農学若しくはこれらに相 当する課程において衛生工学若しくは化学工学に関する科目以外の科目を修めた者 5年 ヘ 高等学校若しくは中等教育学校において土木科,化学科若しくはこれらに相当 する学科を修めた者 6年 ト 高等学校若しくは中等教育学校の理学,工学,農学に関する科目若しくはこれ らに相当する科目を修めた者 7年 チ *リ 上記イからトまでに該当しない者 イからチまでに掲げる者と同等以上の知識を有すると認められる者 10年 - 注)実務経験とは,卒業後,廃棄物の処理に関する技術上の実務に従事した年数をいう。 * 同等以上の知識を有すると認められる者には,特別管理産業廃棄物管理責任者講習等を修了した者が含まれる。 特別管理産業廃棄物管理責任者の資質向上を図ることは,適正処理を推進するために重要で あり,専門的知識に関する下記の講習を受講することが望ましい。(「法施行規則の一部を改正する 省令の施行について」H12.12.28 衛管96 課長通知 第5より抜粋) <特別管理産業廃棄物管理責任者講習> 実 施 機 関: (財)日本産業廃棄物処理振興センター 東京都中央区日本橋堀留町2-8-4 日本橋コアビル 電話 03-3668-7311 申込み,問合せ: (社)京都府産業廃棄物協会(京都会場への申込み) 南区東九条中御霊町53-4 Johnsonビル2F 電話 075-694-3402 報 告 特別管理産業廃棄物管理責任者を選任又は変更したときは,その日から30日 第6号様式 以内に特別管理産業廃棄物管理責任者設置(変更)報告書を提出してください。 (京都市規則 (本手引書巻末のページをコピーしてご記入ください。事業系廃棄物対策室ホームページ 第9条関係) からダウンロードすることもできます。) HPアドレス http://www.city.kyoto.lg.jp/kankyo/page/0000001547.html -6- 3 処理状況の把握 ア 記録の作成 産業廃棄物の処理が適正に行われているかどうかを常に把握し,確認して いただく必要があります。 また,処理に関する記録の作成及び保存を行ってください。 産業廃棄物の処理を業者に委託している場合は,締結した契約に基づいて マニフェスト 適正な処理が行われているかどうかを,産業廃棄物管理票(以下「マニフェ (法第12条の3関係) スト」という。16ページ参照)の管理等を通じて把握してください。 また,委託業者から返送されたマニフェストを5年間保存してください。 マニフェスト 前年度のマニフェスト伝票の発行枚数や排出量等について,毎年6月30日 交付等状況報告 までに「産業廃棄物管理票交付等状況報告書」(34ページ参照)を提出して (法第12条の3第7項) ください。 イ ウ 帳 簿* (法第12条第13項, 第12条の2第14 項関係) 特別管理産業廃棄物を排出する事業者,産業廃棄物処理施設を設置してい る事業者等は,事業場ごとに帳簿を備え,その処理の実績について,廃棄物 の種類別に記載し,これを1年毎に閉鎖し,5年間保存してください。 マニフェストを時系列に整理し,帳簿へ整理すれば,帳簿の一部とするこ ともできます。また,電子媒体への記録も帳簿として差し支えありません。 < 帳 簿 記 載 事 項 > 運 搬 ・特 別 管 理 産業廃棄物を 排出する事業者 ・産 業 廃 棄 物 を 排出した事業場 以外の事業場で, 自ら処分又は再生を 行う事業者 処 分 産業廃棄物の種類ごとに, 産業廃棄物の種類ごとに, ①排出した事業場の名称及び所在地 ②運搬年月日 ③運搬方法,運搬先ごとの運搬量 ④積替え又は保管を行った場合には, 積替え又は保管の場所ごとの搬出量 ①処分した事業場の名称及び所在地 ②処分年月日 ③処分方法ごとの処分量 ④処分後の廃棄物の持出先ごとの持出量 許 可 が 必 要 な 産業廃棄物処理施設 (21ページ参照)又は 小型焼却炉等を 設置している事業者 産業廃棄物の種類ごとに, 上記の①以外の事項 -7- Ⅲ 1 分 産業廃棄物の処理 別 事業者は,廃棄物が発生した時点で,原則として少なくとも, 家電リサイクル法 エアコン,冷蔵庫,冷凍庫,テレビ,洗濯機, ア 産業廃棄物 衣類乾燥機については,メーカーの回収ルートで イ 特別管理産業廃棄物 適正に処理する必要があります。 ウ 事業系一般廃棄物 の3種類に分別してください。 さらに,処分先や処分の方法別に分別するだけでなく,再生利用できるものや売却できるものは積 極的に分別し,廃棄物を減量してください。 2 梱 包 (1) 産業廃棄物等が飛散,流出,悪臭が漏れないように,できるだけ梱包を行ってください。 (2) 特別管理産業廃棄物は,次の事項についても必要な措置を講じてください。 ア 感染性産業廃棄物は,必ず,密閉でき,収納しやすく,破損しにくい容器に梱包してください。 イ 廃石綿等は,大気中に飛散しないよう,あらかじめ固形化,薬剤による安定化等を行い,耐水 性の材料(厚さ0.15㎜以上のプラスチック袋)で二重に梱包してください。 ウ 廃油は,揮発しないようドラム缶等の密封容器に入れてください。 3 表 示 特別管理産業廃棄物は,保管中又は運搬過程での事故等を防止するため,取り扱う廃棄物の種類 及び取扱注意事項を容器に表示するか,当該事項を記載した文書を収集運搬業者等に交付してくだ さい。 4 保 管 (1) 産業廃棄物等が事業場から搬出されるまでの間,分別した廃棄物ごとに保管を行ってください。 ア 関係者以外がみだりに立ち入ることができないよう,保管の場所の周囲に囲いを設けてくださ い(囲いは,廃棄物の荷重,風圧力,地震力等に対し,構造耐力上安全なもの)。 イ 保管の場所に掲示板を設置してください。 ウ 積上げ高さの制限(屋外で容器に入れずに保管する場合) <50%勾配とは?> ① 廃棄物が囲いに接しない場合 水平距離 10m当たりの高さ 囲いの下端から勾配 50% 以下 ② 廃棄物が囲いに接する場合 が 5mとなるような傾きです。 囲いの内側2mは,囲い高さより 50cm 以下 2m以上内側は,2m線から勾配 50% 以下 エ 廃棄物が,飛散・流出し,地下に浸透し,悪臭が発散しないようにしてください。 汚水が生じる場合,排水溝等を設置するとともに底面を不浸透性の材料で覆うこと。 オ ねずみが生息し,蚊・はえ等の害虫が発生しないようにしてください。 (2) 法及び京都市産業廃棄物の不適正な処理の防止等に関する条例により,保管する用地(面積が3 00㎡以上)について届出が必要です。ただし,排出した場所において保管する場合は,届け出る 必要はありません。 詳細は,http://www.city.kyoto.lg.jp/kankyo/page/0000000861.html をご参照ください。 -8- <保管場所の例> 掲示板の例 60㎝以上 廃 棄 物 保 管 施 設 廃棄物の種類 金属くず,ガラスくず 廃プラスチック類 60㎝ 管理者氏名 総務部長 京都太郎 以上 管理者連絡先 総務部庶務課 (内)9999番 積上げ高さ (屋外保管の場合) 注意事項等 関係者以外 立入り禁止 <高さの上限判定例> ①両方が廃棄物に接していない囲いの場合 ②片方が直接負荷部分の囲い c1 a1 囲 い a2 50%勾配面 50%勾配面 b1 囲 50cm い 囲 b2 c2 2m 囲 い い 地点A 地点B 地盤面 地盤面 ○基準上の高さ制限: 地点A:a2 , 地点B:b2 も必要な措置を講じてください。 保管にあたっては,その他の物と混合す るおそれのないように,仕切り等を設けて ください。 イ , 地点C:c2 <廃PCB等,PCB汚染物の保管> 現在,使用中あるいは保管中となっている,P CB使用電気機器及び保管中の廃PCB油等につ いては,不用となっても,下取り,譲渡あるいは 廃棄処分することはできませんので,事業場内に おいて適正に保管してください。 また,新たにPCB使用機器等が見つかった場 合は,毎年の届出等が必要ですので事業系廃棄物 対策室までご連絡下さい。 (3) 特別管理産業廃棄物は,次の事項について ア 地点C 廃棄物の種類に応じ,次の措置を講じて ください。 (ア) 廃油は,揮発しないよう容器等に密封 等し,高温にさらされないようにしてく ださい。 (イ) 腐敗するおそれのあるものは,容器に 密封する等,腐敗防止に努めてください。 -9- (保管方法) ・ 関係者以外の者が容易に立入ることができな い場所で保管し,保管場所には,関係者以外立 入禁止の表示をしてください。 ・ 腐食や破損により機器及び容器内の油が漏出 しないよう,受皿等に入れて保管してください。 ・ PCB使用電気機器等には,「本製品にはP CBが含まれています」 ,「関係者以外の取扱 いの禁止」等を表示してください。 5 運 搬 産業廃棄物を運搬する場合は,車両等への表示や書類の携帯など運搬に関する基準を遵守してくださ い。許可業者に処理を委託する場合は,委託業者の車両に表示があるか確認してください。 (1) 運搬車両の両側面への表示(規7条の2の2) ○排出事業者が自ら運搬する場合 ・廃棄物を運搬している旨の表示(文字サイズ5cm角以上) ・排出事業者名(文字サイズ3cm角以上) ○産業廃棄物処理業者が委託を受けて運搬する場合 ・廃棄物を収集運搬している旨の表示(文字サイズ5cm角以上) ・業者名(文字サイズ3cm角以上 ) ・許可番号下6桁(文字サイズ3cm角以上) (マグネットシート等の脱着式も可) (2) 産業廃棄物を運搬する際には以下の書類を携帯しなければなりません(規7条の2の2) ○排出事業者が自ら運搬する場合 以下の事項を記載した書面 氏名又は名称及び住所 運搬する産業廃棄物の種類 積載した事業場の名称,所在地,連絡先 運搬先の事業場の名称,所在地,連絡先 ○産業廃棄物処理業者が委託を受けて運搬する場合 マニフェスト伝票の場合 6 電子マニフェストの場合 ・許可証の写し ・許可証の写し ・電子マニフェスト使用事業者証写し ・産業廃棄物管理票(マニフェスト) ・登録事項の記載書面又は電磁的記録 中間処理及び最終処分 (1) 中間処理とは 中間処理とは,最終処分(再生を含む)に先立って破砕,脱水,焼却,中和等により,減量化及 び無害化,安定化等を図ることをいい,これらの処理を行う施設を中間処理施設といいます。 中間処理施設のうち,処理能力が一定の規模以上の施設は,法に基づく産業廃棄物処理施設(21 ページ参照)としての許可が必要です。 (2) 主な中間処理の方法と処理できる廃棄物の例 産 業 廃 棄 物 特 別 管 理産 業 廃棄 物 焼 却 熱 分 解 廃油,汚泥,動植物性残さ,動物系固形 不要物,動物のふん尿,動物の死体,廃 プラスチック類,廃酸,廃アルカリ等 廃油,感染性産業廃棄物,有害な重金属 等を含む廃油,廃酸,廃アルカリ等 中 和 廃酸,廃アルカリ 有害な重金属等を含む廃酸,廃アルカリ 脱 水 汚泥 破 砕 廃プラスチック類,ゴムくず,ガラス・コンク リート・陶磁器くず,木くず,がれき類等 コンクリー ト固型化 溶 融 有害な重金属等を含む燃え殻,汚泥, 鉱さい,ばいじん等 廃プラスチック類,燃え殻,ばいじん, 石綿含有産業廃棄物(建材) -10- 廃石綿,燃え殻,ばいじん等 (3) 産業廃棄物の処分基準(令6条抜粋) (4) 特別管理産業廃棄物による人の健康又は生活 環境に係る被害が生ずるおそれをなくする方法 ○廃棄物の飛散・流出を防止すること ○悪臭,騒音,振動によって,生活環境保全上 支障が生じないよう必要な措置を講ずること ○廃棄物を焼却・熱分解する場合には,焼却・熱 分解設備を用いて焼却・熱分解すること(注) 埋立処分(水面埋立処分を除く。) を行う場合には,あらかじめ,焼 却・熱分解するか,又は脱水施設 を用いて含水率 85%以下にしてく ださい。 廃 油 埋立処分を行う場合には,あら (タール,ピッ かじめ,焼却・熱分解をしてくだ チを除く) さい。 埋立処分を行う場合には,あら 廃 プ ラ ス かじめ,中空の状態でないように, チ ッ ク 類 かつ,最大径 15㎝以下に破砕する (石綿含有廃 か,溶融加工,焼却・熱分解をし 棄物*1を除く) てください。 埋立処分を行う場合には, あら ゴ ム く ず かじめ,最大径 15㎝以下に破砕す るか,焼却・熱分解をしてくださ い。 埋立処分を行う場合には, あら ば い じ ん かじめ,大気中に飛散しないよう に梱包してください。 汚 ①廃 油 (ア) 焼却 (イ) 蒸留設備等を用いて再生 ② 廃 酸, 廃アルカリ (ア) 中和 (イ) 焼却 (ウ) イオン交換設備等を用い て再生(再生に伴って生ず る廃棄物のpHも2.0~12.5 の範囲内にする方法) ③ 感 染 性 廃 棄 物 (ア) 焼却 (イ) 溶融 (ウ) オートクレーブ装置を用 いて滅菌 (エ) 乾熱滅菌装置を用いて滅菌 (オ) 消毒(B型肝炎ウイルス に効果のある方法等) ④廃石綿等 溶融,環境大臣認定無害化処理 ⑤ 廃PCB等 (ア)焼却 (イ)脱塩素化分解 (ウ)水熱酸化分解 (エ)還元熱化学分解 (オ)光分解 (カ)プラズマ分解 泥 ⑥PCB汚染物 (ア)汚泥,紙くず,木くず,繊維くず 焼却,水熱酸化分解,還元熱化学分解,機械化 学分解,溶融分解,洗浄(溶剤)除去,分離除去 廃 酸 廃アルカリ 感染性廃棄物 腐敗物 埋立処分はできません。 有機性汚泥 動植物性残さ 動物系固形 不要物 家畜ふん尿 家畜死体 等 埋立処分を行う場合は,熱しゃ く減量を15%以下に焼却等するか, 一層の厚さをおおむね3m以下と し,一層ごとにおおむね50cmの覆 土を行ってください。 (イ)廃プラ,金属くず,陶磁器くず 焼却,水熱酸化分解,還元熱化学分解,機械化 学分解,溶融分解,洗浄除去,分離除去 ⑦PCB処理物 (ア)廃油,廃酸,廃アルカリ ⑤に同じ (イ)汚泥,紙くず,木くず,繊維くず ⑥の(ア)に同じ(機械化学分解,溶融分解を除く) (ウ)廃プラ,金属くず,陶磁器くず 石綿含有廃棄 中間処理の方法は,溶融又は大 物 *1 臣認定無害化処理に限る。*2 *1 石綿が重量比0.1%以上含有するもの *2 中間処理としての破砕はできません。 ⑥の(イ)に同じ(機械化学分解,溶融分解を除く) (エ)上記以外 焼却,水熱酸化分解,還元熱化学分解 特別管理一般廃棄物及び特別管理産業廃棄物の処分 又は再生の方法として環境大臣が定める方法(H4.7.3厚 告194)より抜粋 注)焼却設備とは? 焼 却 設 備 の 構 造 (規1条の7) ・空気取入口及び煙突の先端以外に焼却設備内と外気とが接することなく,燃 焼室において発生するガス(以下「燃焼ガス」という。)の温度が摂氏800 度以上の状態で,定量ずつ廃棄物を焼却できるものであること。 ・燃焼に必要な量の空気の通風が行われる構造を有すること。 ・外気と遮断された状態で廃棄物を燃焼室に投入することができるものである こと。 ・燃焼室中の燃焼ガスの温度を測定するための装置が設けられていること。 ・燃焼ガスの温度を保つために必要な助燃装置が設けられていること。 (加熱することなく燃焼ガスの温度を保つことができる廃棄物のみを焼却するもの等を除く。) -11- 焼 却 方 法(環告178) ・煙突の先端以外から燃焼ガスが 排出されないように焼却するこ と。 ・煙突の先端から火炎又は日本工 業規格 D8004 に定める汚染度 が 25% を超える黒煙が排出さ れないように焼却すること。 ・煙突から焼却灰及び未燃物が飛 散しないように焼却すること。 (5) 最終処分とは 最終処分には,埋立処分と海洋投入処分があります。 埋立処分場には,安定型処分場,管理型処分場,遮断型処分場の3種類があります。 海洋投入処分については,ロンドン条約により,自然由来の汚染されていない一部の産業廃棄物 を除いて原則禁止とされています。 <埋立処分場の種類と処分できる廃棄物> 処分場の構造によって,処分出来る廃棄物が異なります。また,地域の実情等に応じて知事又は 市長は受入できる産業廃棄物の種類に制限を設けている場合があります。それぞれの処分場の施設 設置許可証及び処分業許可証の写し及び埋立残余量を確認してください。 感染性廃棄物や廃油,廃酸,廃アルカリ等は下記のいずれの処分場でも埋立処分はできません。 処分出来る廃棄物の種類 安 定 型 最 終 処 分 場 処 分 場 の 概 略 構 造 廃プラスチック類, 金属くず, ガラス・陶磁器くず,ゴムくず, がれき類 上記5種類であっても次の ものは処分できません。 ア 自動車等の破砕物 (シュレッダーダスト) イ 廃石膏ボード ウ 鉛(鉛製の管,板,鉛電極等) エ 廃ブラウン管の側面部 オ 鉛を含むはんだの使用された 廃プリント配線板 カ 廃容器包装(注) 管 燃え殻,汚泥,鉱さい,ばいじん, 理 紙くず,木くず,繊維くず,動植 型 物性残さ,タール・ピッチ類, 最 廃石綿(固形化,薬剤による安定化 終 等をした後,耐水性の材料で二重 処 梱包したものに限る。)及び安定型 分 最終処分場で処分できるもの 等 場 遮 断 有害な重金属等を含む 型 燃え殻 最 ばいじん 終 汚泥 処 鉱さい 等 分 場 (注)固形状又は液状の物の容器又は包装として使用されたものであって,有害又は有機性の物質 が混入し,又は付着したもの。 -12- Ⅳ 産業廃棄物の処理の委託 <処理を委託する場合の流れ> 排出事業場 収集運搬委託業者 処分委託業者 特別管理産業廃棄物 特別管理産業廃棄物 収 集 運 搬 業 者 特別管理産業廃棄物 処 分 業 者 産 物 産 業 廃 棄 物 収 集 運 搬 業 者 産 処 事業系一般廃棄物 一 般 廃 棄 物 収 集 運 搬 業 者 業 廃 棄 業 廃 棄 分 業 物 者 市ク リ ー ン セ ン タ ー 市埋立処分場 契約(収集運搬の委託) 契 約(処分の委託) 産業廃棄物又は特別管理産業廃棄物の処理を委託する場合は, 運搬と処分のそれぞれの業者と書面による契約が必要です。 1 委託業者の許可証の確認 産業廃棄物又は特別管理産業廃棄物の処理を委託する場合は,収集運搬業者及び処分業者からそれ ぞれ許可証の写しを提出させ,次の事項について調べるとともに,適正な処理が可能かどうか,廃棄 物の種類ごとに確認してください。 (1) 業の区分(収集運搬業(積込む場所及び卸す場所)又は処分業) (2) 取り扱うことのできる廃棄物の種類(収集運搬及び処分の「事業 の範囲」に委託する廃棄物(例えば,汚泥,廃プラスチック類,金 属くず,ガラス陶磁器くず等)が含まれているか。) (3) 許可条件 (4) 許可期限(期限を過ぎていないか) (5) 処理施設の種類及び処理能力 ☆ 2 一般廃棄物の収集運搬の委託についても許可証の確認をしてください。 委託に係る通知 特別管理産業廃棄物については,委託に先立ち,委託しようとする廃棄物の種類,数量,性状, 荷姿,取扱う際に注意すべき事項を文書により処理業者に通知してください。 3 中間処理産業廃棄物の最終処分先確認 委託先が焼却等の中間処理業者である場合は,その中間処理を行った後の残渣物の最終処分先を 確認(所在地,処分方法,施設の処理能力)してください。 -13- 4 委託契約の締結 (1) 委託契約は,法に定める委託基準に基づき書面にて,収集運搬については,積み込む場所と卸す 場所それぞれの産業廃棄物(特別管理産業廃棄物)収集運搬業の許可を受けた者と,処分については, 産業廃棄物(特別管理産業廃棄物)処分業の許可を受けた者と締結してください。ただし,収集運搬 及び処分を同一の業者に委託する場合は,一つの契約書で行うことができます。 (2) 委託契約書に記載すべき事項(資料25ページ:標準契約書参照) ア イ 委託する産業廃棄物の種類,数量 運搬を委託する場合は,運搬の最終目的地の所在地 積替保管を行う場合は,その場所の所在地並びに保管できる産業廃棄物の種類及び保管上限 ウ 処分又は再生を委託する場合は,その処分等の場所の所在地,その方法,施設の処理能力 エ (中間処理委託の場合)最終処分の場所の所在地,処分方法,施設の処理能力 オ 委託契約の有効期間 カ 料金(数量及び単価) キ 受託業者の許可の事業範囲(収集運搬,処分の別,取り扱える廃棄物の種類) ク 受託業者が適正な処理を行うための情報提供に関する事項(性状,荷姿,性状変化,石綿含 有廃棄物であることの旨,パソコン等の有害物質含有マークに関する事項等) ケ 情報提供に関する事項に変更があった場合の伝達方法 コ 運搬,処分終了時の排出事業者への報告に関する事項 サ 契約を解除した場合の処理されない廃棄物の取扱いに関する事項 ☆ 業務受託者の許可証の写し等の書面を必ず添付してください (3) 委託契約書及びその添付書類を契約期間終了後5年間保存しなければなりません 京都市内の事業者A社が,産業廃棄物等の処理を,収集運搬をB社に, 処分をD県のC社に委託しようとする場合 京都府知事又は京都市長* D県知事 許可 許可 排出事業者:A社 ( 京 都 市 内 ) 収集運搬業者:B社 処分業者:C社 ( D 県 ) B社は,積み込む場所(京都府知事 C社は,施設所在地(D県 又は京都市長)と卸す場所(D県知事) 知事)の処分業許可が必要 それぞれの収集運搬業許可が必要 * 平成23年4月から京都府知事の許可で京都市内の産業廃棄物収集運搬業を行うことと なりました。ただし,①市内だけで収集運搬業を行う場合と②市内に積替保管施設を 伴う場合は京都市長が許可を行います 。(経過措置などもありますので,詳細はお問い 合わせください。) -14- 名 氏 ○○区 御池運輸株式会社 京都府京都市 代表取締役 ○○町□□番地の□ 京 都 太 郎 -15- ⑩ ⑪ ⑫ ⑬ ⑭ ⑮ ⑯ ⑰ ⑱ ××年 ××年 動植物性残渣 ゴ ム く ず 金 属 く ず ガ ラ ス く ず 鉱 さ い が れ き 類 動物のふん尿 動 物 の 死 体 ば い じ ん (特別管理産業廃棄物であるものを除く。) 燃 え 殻 汚 泥 廃 油 廃 酸 廃 ア ル カ リ 廃プラスチック類 紙 く ず 木 く ず 繊 維 く ず 成 成 ××月 ××月 △△ 印 以 上 1 8 種 類 ××日 ××日 △△ 新規許可 名 所 京都環境工業 京都府京都市 代表取締役 ○○町□□番地の□ 株式会社 ○○区 京 都 一 郎 可 の 年 月 日 廃 油 廃プラスチック類 紙 く ず 成 成 ④ ⑤ ⑥ 木 繊 ゴ 維 ム ××年 ××月 ××日 無 ××日 ××日 印 以 上 6 種 類 ××月 ××月 △△ 第△△△号 5.規則第10条の4第5項の規定による許可証の提出の有無 平成 新規許可 ロータリーキルン式焼却炉 京都市伏見区○○町××番地 平成 ×年 ×月 ×日 50t/日(8時間) 平成 ×年 ×月 ×日 4.許可の更新又は変更の状況 3.許可の条件 種 類 設置場所 設置年月日 処理能力 許可年月日 2.事業の用に供するすべての施設 く く 許可番号 く ず ず ず ××年 ××年 中 間 処 理 ( 焼 却 ) 平 平 △△ (特別管理産業廃棄物であるものを除く。) ① ② ③ 事 業 の 区 分 1.事業の範囲 許 可 の 有 効 年 月 日 許 京都市長 廃棄物の処理及び清掃に関する法律第14条第6項の許可を受けた者であることを証する 氏 住 許可番号06520□□□□□□号 産 業 廃 棄 物 処 分 業 許 可 証 注)特別管理産業廃棄物に係る許可証には,「特別管理産業廃棄物収集運搬業又は処分業許可証」と記載されています。 注)優良産廃処理業者認定を受けた業者の場合は,許可証の右上に「優良」のマークが記載されています。 5.規則第9条の2第5項の規定による許可証の提出の有無 無 4.許可の更新又は変更の状況 平成 ××年××月××日 3.許可の条件 2.積替え又は保管を行うすべての場所の所在地及び面積並びに当該場所ごとにそれぞれ積替 え又は保管を行う産業廃棄物の種類,積替えのための保管上限及び積み上げることができる 高さ ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ 保管積替えを含まない。 1.事業の範囲 月 平 年 許 可 の 有 効 年 月 日 の 平 可 日 許 京都市長 廃棄物の処理及び清掃に関する法律第14条第1項の許可を受けた者であることを証する 所 住 産 業 廃 棄 物 収 集 運 搬 業 許 可 証 許可番号06500□□□□□□号 産業廃棄物処理業許可証の例 (大きさ:A4) 5 産業廃棄物管理票(マニフェスト)の交付 産業廃棄物又は特別管理産業廃棄物の処理を業者に委託する場合,不適正処理や処理過程の事故 を防止するため,委託業者に産業廃棄物を引渡す際に,マニフェストを交付する必要があります。 (1年間の交付状況を毎年市長に報告しなければなりません。) また,電子マニフェスト制度(排出事業者,収集運搬業者及び処分業者のそれぞれが「情報処理 センター」とインターネット網を通じてマニフェスト情報(処理状況等)を報告・管理するもの。) を利用することもできます。 (1年間の交付状況の報告は,情報処理センターが行うため不要です 。) ただし,もっぱら再生利用の目的となる産業廃棄物(古紙,くず鉄(古銅等を含む。),あきびん 類,古繊維)を専門に扱っている既存の回収業者に委託する場合や再生利用業の指定を受けた業者 に委託する場合等については,マニフェストを交付する必要はありません。 <マニフェスト制度とは> 排出事業者が産業廃棄物の処理を委託する際に,廃棄物の種類,数量,性状,収集運搬業者名,処 分業者名,取扱上の注意事項等を記載したマニフェストを積荷とともに流通させることにより,廃棄 物の流れや処理状況を自ら把握・管理するシステムです。 <マニフェスト記入例> -16- < 紙 マ ニ フ ェ ス ト 制 度 の 仕 組 > 一次マニフェスト 排出事業者 運搬業者 A B1 保管票 B2 処分受託者 として C2 処分終了票 保管票 最終処分 終了を記載 D 運搬業者 A B1 保管票 保管票 B2 運搬終了票 E 処分終了票 二次マニフェスト 処分委託者 として C1 保管票 運搬終了票 中間処理業者 C2 最終処分業者 C1 保管票 最終処分終了の記載 処分終了票 D 最終処分終了票 E 最終処分終了票 ①産業廃棄物引渡し時 排出事業者は,マニフェスト(7枚複写)に 必要事項を記入し,廃棄物と共にいったん7枚 とも収集運搬業者に引渡します。 収集運搬業者は,所定の事項を記載のうえ,A 票のみを排出事業者に返します。(A票は排出事 業者控) ②運搬終了時 収集運搬業者は残りのマニフェストを廃棄物と 共に処分業者に引渡します。処分業者は所定の事 項を記載のうえ,B1票B2票を収集運搬業者に 返します。 収集運搬業者はB1票を保管し,B2票を排出 事業者に送付(10日以内)し,運搬終了を報告しま す。 ③処分終了時 処分業者は処分終了後,マニフェストに所定の 事項を記載し,収集運搬業者にC2票を,排出事 業者にD票(最終処分の場合はE票も併せて)を 送付(10日以内)し,C1票は自ら保管します。 ☆ ☆ 処分(中間処理)業者は受託した産業廃棄物を 中間処理した残渣(中間処理産業廃棄物)の最終 処分が終了するまでの間E票を保管します。 ④最終処分終了時 処分業者は自ら交付したマニフェスト(2次マ ニフェスト)等により最終処分の終了を確認し, C1票及び保管していた排出事業者のE票に最終 処分終了年月日,最終処分の場所を記載の上,排 出事業者に返送(10日以内)します。 ⑤返送されたマニフェストの確認 排出事業者は,A票と収集運搬業者,処分業者 から戻ってきたB2票,D票,E票を照合し,A票と 返送されたマニフェストを5年間保管します。 ☆ 法定期間内(B2票,D票は90日(特別管理産 業廃棄物は60日),E票は180日)に収集運搬・処 分業者からマニフェストの返送がない場合は,生 活環境保全上の支障の除去又は発生の防止のため に必要な措置を講ずるとともに市長への報告が必 要です(35~37ページ参照)。 <マニフェスト記入上の注意> 種類ごと,運搬先ごと,車両ごとに交付 排出者,廃棄物の種類,数量,受託者等の欄は,すべて排出事業者が記入 <紙マニフェスト伝票の販売元> (社)京都府産業廃棄物協会 南区東九条中御霊町53番地の4 Johnsonビル2階 電話 075-694-3402 FAX 075-694-3425 ホームページ http://www.kyoto-sanpai.or.jp -17- < 電 子 マ ニ フ ェ ス ト 制 度 の 仕 組 > 排出事業者 収集運搬業者 中間処理業者 中間処理終了③ ②③⑦通知 ① ② 運搬終了 1次登録 収集運搬業者 ④2 次登録 ⑦最終処分終了 ⑤⑥ ⑤運搬終了 通 知 最終処分業者 ⑥ 最終 処分終了 情報処理センター 都道府県・政令市への マニフェスト報告 マニフェスト情報の保存・管理 事業者は紙マニフェスト又は電子マニフェストのいずれかの制度を選択することができま すが,電子マニフェストを運用するためには,排出事業者,収集運搬業者,処分業者の三者 すべてが情報処理センターに加入していなければなりません。 <電子マニフェストシステムの運用> <加入の手続き> (1) 産業廃棄物引渡し時 ・情報処理センターへの申込み。 排出事業者は,パソコンに廃棄物の種類や数量 ・パソコン,インターネット環境の準備。 等の必要事項を入力し,情報処理センターに登録 ・パソコンにプログラムを組込み。 (送信)します。(引き渡し日から3日以内) <電子マニフェストシステムの特長> (2) 運搬終了時(運搬終了後3日以内に報告) ・記入事務の簡素化 収集運搬業者は,運搬が終了したら,パソコン ・収集運搬業者又は処分業者は,管理票の送付 から情報処理センターに運搬の終了を報告します。 が不要となります。 ・情報処理センターにマニフェスト情報を保管 するため,管理票の5年間保存が不要になり ます。 ・情報処理センターにアクセスすれば,処理状 況や,処理終了の確認期限間近や期限を超過 したものが簡単に把握・確認できます。 ・自社に関するデータは,パソコンで処理でき ます。 ・管理票交付状況等の行政報告が不要です。 (3) 処分(最終処分)終了時 処分業者は,処分(最終処分)が終了したら, 情報処理センターに処分終了を報告(処分終了後 3日以内)します。中間処理業者はセンターから の最終処分終了通知があれば,該当する一次分の 最終処分終了報告を行います。 情報処理センターは,これを排出事業者のパソ コンに遅滞なく通知し,排出事業者はその通知に より処分(最終処分)終了を確認できます。 <電子マニフェストシステムに関するお問合わせ,お申込みは> 環境大臣指定 情報処理センター 東京都中央区日本橋堀留町2-8-4日本橋コアビル 電話 03-3668-6513 FAX 03-3668-7323 ホームページ http://www.jwnet.or.jp -18- <マニフェストシステムQ&A> Q1 事業場から排出されるパソコン,ワープロ 等の廃棄処分にあたって,マニフェスト伝 票の「廃棄物の種類」欄にはどのように記 載すればよいのか? た,中間処理業者は,それぞれの最終処分 終了について排出事業者から回付されたマ ニフェストに転記し,E票を送付しなけれ ばなりません。 A 産業廃棄物である金属くず,廃プラスチ ック類とガラス陶磁器くずの欄にチェック を入れ ,「廃棄物の名称」欄にパソコン等の 具体的な名称を記入してください。 Q7 中間処理業者が全量再生利用(売却)を 行っている場合は,E票の返送は不要か? A Q2 許可が不要とされている業者に処理を委 託する場合,マニフェストの交付はできる か? A 鉄スクラップ等の再生を行っている業者 については,許可が不要とされており,マ ニフェストの交付も要しないこととなって いますが,指示した業者に搬入されたこと の確認や処理状況の把握のために交付する ことは,差し支えありません。 Q8 最終処分業者はD票は返送不要か? A 必要(D票,E票を併せて送付) Q9 法定期限を過ぎてもマニフェストが返送 されない場合は? A Q3 処分のみの委託は可能か? また,その 場合マニフェストの交付は必要か? A 排出事業者自らが運搬し,処分のみ委託 すること等も可能です。また,この場合, マニフェストの交付は委託する部分のみ( 収 集運搬を除く部分)に記入し,交付する必 要があります。 A Cの最終処分場を記入 A 「最終処分を終了した年月日」には,再 生利用(中間処理)により,客観的に売却 できる性状の物とした年月日を記載する。 当該産業廃棄物が実際に売却された日や売 却先を記入する必要はありません。 Q6 中間処理後の産業廃棄物が複数の処分先 で処分される場合は,どうすればよいのか? A 中間処理業者にC1票が残っている場合 は,備考欄にその旨記載の上,C1票をコ ピーしてD票又はE票として使用できます。 Q11 排出事業者がマニフェストを交付してお らず,委託業者が不法投棄等を行った場合 排出事業者はどのような罰則を受けるの か? Q5 再生利用により全量売却される場合は, どのように記入すべきか? A 直ちに委託業者に対し,処分の状況を把 握するとともに確認した状況を書面に留め ておいてください。不適正な処理がなされ ていた場合,環境保全上支障がある場合は, 支障の除去等適切な措置を講ずるとともに 行った措置について市長宛に報告してくだ さい。 Q10 中間処理委託業者が排出事業者から回付 されたマニフェストE票を紛失してしまっ たが,どうすればよいか? Q4 委託業者Aが中間処理(焼却)後,さら に燃え殻を別の業者Bが中間処理(コンク リート固型化)を行い,さらに別の業者C により最終処分される場合は,最終処分の 場所の欄はどの業者を記載すべきか? A 必要(売却できる性状となっていればD 票,E票を併せて送付) この場合行為者のみならず,排出事業者 も原状回復の措置命令の対象となるととも に,命令に従わない場合,5年以下の懲役, 千万円以下の罰金又はこの併科となります。 なお,行為者とともに法人等に対しても罰 則が適用される場合もあります。 ( 両罰規定) Q12 中間処理業者が,中間処理後の廃棄物の 処理委託する際に交付したマニフェスト( 二 次マニフェスト)についても管理票交付等 状況報告書を提出する必要があるか? 最終処分の場所にはすべての処分先を記 入する必要があります 。(すでに締結されて いる契約書に記載されている場合は,契約 書記載のとおりとすることもできます 。)ま A -19- 提出する必要があります。 Ⅴ 産 業 廃 棄 物 処 理 施 設 法に定める施設を設置し,又はその構造,規模を変更する場合は,以下の手続きにより,市長の許可 が必要です。また,産業廃棄物処理業に係る施設の設置の場合は,周辺住民の同意の取得も必要です。 詳細については,各担当部署にお問合せください。 <許 可 事 務 の 流 れ> 申 請 者 事 前 相 談 京 都 市 産業廃棄物処理施設の設置許可に先立ち,廃棄物処理法以外に建築物 等に関する他法令の許可等が必要な場合がありますので,関係部局に 事前に十分相談を行ってください。 立地場所の適否の判断,付随する建築物等に関する相談等 廃棄物処理法上の許可の要否(施設の種類,処理能力等) 都 市 計 画 局 建 築 指 導 部 建 築 指 導 課 環 境 政 策 局 事 業 系 廃 棄 物 対 策 室 生活環境 影響調査 その他関係部局 (施設の概要が分かる書類をご用意ください。) 施設の稼働,運搬車両の走行等に伴って生じる大気環境(大気質,騒 音,振動,悪臭)及び水環境(水質,地下水)に係る環境影響について 調査を実施し,影響の程度を予測する。 関係法令に 係る手続き 関係法令: 都市計画法,建築基準法,宅地造成等規制法,大気汚染防止法,水質汚濁防止 法,下水道法,騒音規制法,森林法,農地法,消防法,風致地区条例等 許可申請 (焼却施設,最終処分場, 提出書類: ( 廃PCB等の分解施設,洗浄施設 ①許可申請書 石綿溶融施設) ④生活環境影響調査結果 そ の 他 の 施 設 受 理 ⑦処理能力の計算書 策定(最終処分場のみ) ③維持管理に関する計画 ⑤施設の構造を明らかにする図面 ⑧技術管理者の講習修了証写し ⑩関係法令の受理を示す書類 ⑥処理工程図 ⑨災害防止計画 等の書類 告示縦覧* 縦覧期間:1ヶ月 関係市町村長意見聴取(生活環境保全上の見地)* ) 利害関係者からの意見書の提出(生活環境保全上の見地)* 検討委員会* 受 理 審 査 許 可 工事着工 竣 ②設置に関する計画 許 可 基 準 専門的知識を有する者の意見聴取* (縦覧終了後2週間以内) 技術上の基準(規則12条等)に適合しているか。設置に関する 計画,維持管理に関する計画が,地域の生活環境へ配慮が行われ たものであるか。申請者が欠格要件に該当するものでないか 等 なお,許可に際して環境保全上必要な条件等を付与することがあります。 許可を受けるまで着工はできません。 功 使用前検査 施設竣功後速やかに使用前検査申請をしてください。 技術上の基準に適合していると認められなければ,この施設を使 用することができません。 検査結果の通知 使用開始 使用開始後,排水,排ガスや処理後の廃棄物等の分析を実施して ください。また,維持管理基準に基づき処理を行うとともに維持管 理記録等についてインターネット等で公表してください。 注)*印:焼却施設,石綿溶融施設,最終処分場,廃PCB等の分解施設・洗浄施設のみ(またこれら の施設は,使用開始後,市長による検査を定期的に受けなければなりません。) -20- 許可が必要な産業廃棄物処理施設(法15条,令7条) 施 設 の 種 類 処理能力・施設規模 汚泥の脱水施設 10m /日を超えるもの 2 汚泥の乾燥施設 10m3/日を超えるもの 天日乾燥施設は 100m3/日を超えるもの 3 汚泥(PCB処理物を除く)の焼却施設 5m3/日を超えるもの 200kg/hr以上 火格子面積 2㎡以上 左記のいずれかに該当す るもの 4 廃油の油水分離施設 10m3/日を超えるもの 5 廃油(廃PCB等を除く)の焼却施設 1m3/日を超えるもの 200kg/hr以上 火格子面積 2㎡以上 6 廃酸又は廃アルカリの中和施設 50m3/日を超えるもの 7 廃プラスチック類の破砕施設 8 廃プラスチック類(PCB汚染物,P CB処理物を除く)の焼却施設 間 8-2 木くず又はがれき類の破砕施設 100kg/日を超えるもの 火格子面積 2㎡以上 5t/日を超えるもの 左記のいずれかに該当す るもの 当 分の間排出 事業者が 設置 する移動式のものを除く(H 12.11.29政令493附則) 9 有害32物質及びDXN類を含む汚泥 のコンクリート固型化施設 すべての施設 10 水銀又はその化合物を含む汚泥のばい焼施設 すべての施設 11 汚泥,廃酸又は廃アルカリに含まれ るシアン化合物の分解施設 すべての施設 11-2 廃石綿等又は石綿含有産業廃棄物の溶融施設 すべての施設 12 廃PCB等,PCB汚染物,PCB 処理物の焼却施設 すべての施設 12-2 廃PCB等又はPCB処理物の分解施設 すべての施設 13 PCB汚染物・処理物の洗浄施設及び分離施設 すべての施設 13-2 産業廃棄物の焼却施設 (上記 3,5,8,12を除く) 200kg/hr以上 火格子面積 2㎡以上 左記のいずれかに該当す るもの 有害な産業廃棄物の最終処分場 すべての施設 (遮断型処分場) ロ 廃プラスチック,金属くず,ゴムくず,ガラ すべての施設 (安定型処分場) ハ イ及びロに規定する産業廃棄物以外の最終処分場 すべての施設 (管理型処分場) 設 最 終 処 分 場 左記のいずれかに該当す るもの 5t/日を超えるもの 理 施 考 1 中 処 備 3 イ 14 ス・陶磁器くず,がれき等の最終処分場 * * 産業廃棄物処理施設の処理能力とは,当該施設に投入される前の時点における産業廃棄物の量です。 1日当たりの処理能力は,①1日24時間稼働の場合,24時間の定格標準能力,②実稼働時間が1日当たり8時間に 達しない場合,稼働時間を8時間とした定格標準能力,③それ以外の場合は,実稼働時間における定格標準能力を意 味します。 * 火格子面積は水平投影面積を基準とします。 (参考)許可が必要な一般廃棄物処理施設(法8条,令5条) 施 設 の 種 類 焼 却 施 設 ごみ処理施設 選別施設,堆肥化施設等 一 般 廃 棄 物 の 最 終 処 分 場 処理能力・施設規模 200kg/hr以上のもの又は火格子面積 2㎡以上 5 t/日以上 すべての施設 ☆ 上記(産業・一般廃棄物焼却施設)以下の能力であっても,火床面積が0.5㎡以上又は焼却能力 が50kg/hr以上のものについては,「DXN類対策特別措置法」に基づく届出が必要です。 -21- Ⅵ 罰 則 (抜粋) 1 5年以下の懲役又は1,000万円以下の 罰金又はこの併科 *(1)無許可営業 *(2)不正手段による営業許可取得 *(3)無許可変更 *(4)不正手段による事業の範囲変更許可取得 (5)事業停止命令・措置命令違反 (6)委託基準違反(事業者の無許可業者への委託等) (7)名義貸しの禁止違反 (8)施設無許可設置 (9)不正手段による施設設置許可取得 (10)施設無許可変更 (11)不正手段による施設変更許可取得 *(12)無確認輸出(未遂含む) (13)受託禁止違反 *(14)投棄禁止違反(未遂を含む) *(15)焼却禁止違反(未遂を含む) (16)指定有害廃棄物処理禁止違反(硫酸ピッチ) 3 2年以下の懲役又は200万円以下の罰金 ・無確認輸出目的の収集,運搬 4 6月以下の懲役又は50万円以下の罰金 (1)欠格要件該当の届出義務違反,保管届出義務違反 (2)施設使用前検査受検義務違反 (3)管理票交付義務違反・記載義務違反・虚偽記載 管理票交付 (4)管理票・管理票写し保存義務違反 (5)処理終了の虚偽管理票写し送付・電子管理票 虚偽報告 (6)電子管理票虚偽登録 (7)電子管理票報告義務違反・虚偽報告 (8)管理票に係る措置命令違反 (9)事故時応急措置命令違反 5 30万円以下の罰金 (1)帳簿備付け・記載・保存義務違反 (2)業廃止・変更届出,施設変更届出,施設相続 届出義務違反 (3)施設定期検査義務違反 (4)維持管理事項記録・備付け義務違反 (5)産業廃棄物処理責任者,特別管理産業廃棄物 管理責任者設置義務違反 (6)報告徴収拒否,虚偽報告 (7)立入検査拒否・妨害・忌避 (8)技術管理者設置義務違反 5 20万円以下の過料 (1)事業者保管届出義務違反 (2)多量排出事業者の提出義務違反 (3)多量排出事業者の報告義務違反 *法人等の代表者や使用人が行ったときは,法人 等は3億円以下の罰金 2 3年以下の懲役又は300万円以下の罰金 又はこの併科 (1)委託基準違反,再委託禁止達反(委託基準に 従わない委託等) (2)施設改善命令・使用停止命令違反,改善命令 違反 (3)施設無許可譲受け・無許可借受け (4)無許可輸入 (5)輸入許可条件違反 (6)不法投棄又は不法焼却を目的とする収集運搬 Ⅶ 様式 京都市への報告 事業系廃棄物対策室ホームページからダウンロードできます。 報告書の種類 報告義務者 市規則 第6号 特別管理産業廃棄 物管理責任者設置 (変更)報告書 特別管理産業 廃棄物を生ずる 事業場の設置者 特別管理産業廃棄物管理責任者を選任又は変更したときは, その日から30日以内に報告書を提出してください。 様 式 処理施設 産 業 廃 棄 物 処理実績報告書 産業廃棄物処理 施設設置事業者 毎年6月30日までに,前年度の産業廃棄物処理施設処理実績に ついて報告書を提出してください。 法規則 第3号 産業廃棄物管理票 交付状況等報告書 産業廃棄物の 処理を他人に 委託した事業者 毎年6月30日までに,前年度の産業廃棄物管理票交付状況等に ついて報告書を提出してください。 交付した管理票のうち委託業者から運搬終了,処分終了等の 管理票の写しが所定の期間を過ぎても送付されない場合,必要 事項が記載されていない,若しくは虚偽の記載のある管理票の 写しの送付を受けた場合,委託業者から処理困難通知を受けた 場合,30日以内に提出してください。 法規則 第4号 措置内容等報告書 〃 法規則 第5号 〃 〃 報 告 の 内 容 , 期 間 , 期 限 電子マニフェスト制度において情報処理センターから運搬又 は処分終了等の通知が,期間内になされていないもの,虚偽の 内容を含むもの,委託業者から処理困難通知を受けたものにつ いて,提出してください。 -22- Ⅷ Q&A Q1「 専ら物」とはどのようなものをいうのか? A Q6 掘削工事から発生する残土やフロン等の ガス状物も,法の適用を受けるか? 法7条,法14条では,専ら再生利用の目的 となる廃棄物のみの収集運搬又は処分を行う 回収業者は法の許可は不要とされています。 ここでいう「専ら再生利用の目的となる廃 棄物」を略して「専ら物」といい,通知(昭 和46.10.16環整43)の中で古紙,くず鉄(古 銅等を含む),あきびん類,古繊維の4種類が 示されています。 A Q2 「専ら物」等再生利用が行われているも のは,廃棄物には該当しないのか? A 再生利用が行われているものであっても, 有価で売却できるもの以外は廃棄物に該当し ます。 (機器等の「下取り」について) Q3 機器の更新に伴い,古い機器の引取りを 依頼する場合,依頼する業者は収集運搬業 の許可が必要か? A 新しい機器を販売,納入する際に同種の古 い機器を無償で回収するというような,通常, 商慣習上行われている「下取り行為」につい ては,収集運搬業の許可は不要です(下取り を行った業者は自社の廃棄物として適正な処 理を行う必要があります。)。 Q4 事務所で使用していたテレビ,冷蔵庫を 処分する場合は,どのようにすればよいか? A 事務所で使用していたエアコン,冷蔵庫, 冷凍庫,テレビ,洗濯機,衣類乾燥機は産業 廃棄物に該当しますが,家庭で使用している ものと同種のものは家電リサイクル法に基づ く回収ルートで処理しなければなりません。 家電販売店( 回収協力店)に回収依頼するか, 郵便局で購入した家電リサイクル券を貼付し, 自ら又は産業廃棄物収集運搬業者に委託して メーカーごとに定められた指定引取り場所へ 搬入してください。 Q5 豆腐製造で生じるおからは産業廃棄物, 一般廃棄物のいずれか? A 豆腐などを自ら店頭で販売するために製造 している店舗から排出されるものは,事業系 一般廃棄物になります。スーパー等の小売店 に卸すために製造している事業場から排出さ れるものは,産業廃棄物の動植物性残さに該 当します。 昭和46.10.16環整第43号通知の中で 廃棄物 の定義として,ごみ,粗大ごみ,汚でい,廃 油,ふん尿その他の汚物又はその排出実態等 からみて客観的に不要物として把握すること ができるものであって,気体状のもの及び放 射性廃棄物を除く,固形状から液状に至るす べてのものをいうものであることとされてい ます。なお,次のものは法の対象となる廃棄 物でないこととされています。 ア 港湾,河川等のしゅんせつに伴って生ずる 土砂その他これに類するもの。 イ 漁業活動に伴って漁網にかかった水産動植 物等であって,当該漁業活動を行った現場附 近において排出したもの ウ 土砂及びもっぱら土地造成の目的となる土 砂に準ずるもの また, 「 昭和46年10月25日環整第45号 」には, 廃棄物の範囲等に関することとして, 1 廃棄物とは,占有者が自ら利用し,又は 他人に有償で売却することができないため に不要になった物をいい,これらに該当す るか否かは,占有者の意志,その性状等を 総合的に勘案すべきものであって,排出さ れた時点で客観的に廃棄物として観念でき るものではないこと。 2 法は,固形状及び液状の全廃棄物につい ての一般法となるので,特別法の立場にあ る法律( たとえば,鉱山保安法,下水道法, 水質汚濁防止法)により規制される廃棄物 にあっては,廃棄物処理法によらず,特別 法の規定によって措置されるものであるこ と。 とされています。 Q8 アルコール類は特別管理産業廃棄物にあ たるのか? A 水と任意の割合で混和するメタノールやア セトン等は厳密には揮発油には該当せず,普 通の産業廃棄物としている自治体もあります が,燃焼性も高いことから,これらを含む廃 溶剤を本市では,引火点を目安として特別管 理産業廃棄物に該当するものと判断していま す。 Q9 親会社が関係会社の廃棄物を無償で引取 り自社の廃棄物と併せて処理することは,自 -23- 己処理に当たるか? A ルの焼却はこれに含まれるものではない。 ⑤たき火その他日常生活を営む上で通常行わ れる焼却であって軽微なもの 独立した法人であれば自己処理に該当せず, 親会社は処理業の許可が必要です。 例)キャンプファイヤーなどを行う際の木くず等の Q10 処理業者に焼却等の中間処理を委託す る場合,排出事業者の処理責任は,中間 処理後物が最終処分される段階まで及ぶ と考えられるのか? A 焼却。 例)は,H12.9.28 衛環78号 より Q12 工作物の建築,解体工事等から生じる れんがや石膏ボードくず等は,「ガラスく ず,コンクリートくず及び陶磁器くず」 或いは「がれき類」のいずれに該当する のか? 委託業者が中間処理を行った残さ物は,中 間処理という事業活動によって生じた中間処 理業者の新たな産業廃棄物となりますが,排 出事業者は最終処分が完了するまでの一連の 処理が適正に行われるようマニフェスト等に より確認を行うなど必要な措置を講じなけれ ばなりません。 これを怠り,不適正な処理がなされた場合 は,排出事業者は,環境保全上の支障の除去 を命じられることがあります。 A Q11 キャンプファイヤー等に木くず等の廃 材を利用することは,法の野外焼却の禁 止規定に抵触するか? A 廃棄物の焼却行為は,①法に定められた処 理基準に従って行う場合 ②他法令又はこれ に基づく処分により行う場合 ③公益上,社 会慣習上やむを得ない焼却又は周辺地域の生 活環境に与える影響が軽微である焼却として 政令で定める場合を除いて禁止されています。 <政令第14条で定める例外> ①国,地方公共団体がその施設の管理を行う ために必要な焼却 例)河川管理者による河川管理を行うための伐採 した草木等の焼却,海岸管理者による海岸の管理 を行うための漂着物等の焼却など。 ②震災,風水害,火災,凍霜等の災害の予防, 応急対策,復旧のために必要な焼却 例)凍霜害防止のための稲わらの焼却,災害時に おける木くず等の焼却,道路管理のために剪定 した枝条等の焼却などが考えられる。なお,凍 霜害防止のためであっても,生活環境の保全上 著しい支障を生ずる廃タイヤの焼却は,これに 含まれるものではない。 ③風俗慣習上又は宗教上の行事を行うために 必要な焼却 例)どんと焼き等の地域の行事における不要とな った門松,しめ縄等の焼却等。 ④農業,林業,漁業を行うためにやむを得な いものとして行われる焼却 例)農業者が行う稲わら等の焼却,林業者が行う 伐採した枝条等の焼却,漁業者が行う漁網に付 着した海産物の焼却などが考えられる。なお, 生活環境の保全上著しい支障を生ずる廃ビニー -24- 環境省の通知等でも明らかになっていない ことから,京都市では建築,解体工事等から 発生するものについて下記のとおり取扱って います。 ガ ラ ス く ①<砂利等骨材の入っていないもの> ず,コンク れんがくず ,窓ガラス ,衛生陶器 ,鏡 , リートくず AL C板,スレート板,カラーベス 及び陶磁器 ト, サイディング,石膏ボード,ロ くず ック ウー ル, グラスウール,タイル (Pタイルは廃プラ ),砥石 等 (令2条7号) ②「戻りコン」等の脱水固化物で概ねモ ルタルと同様(一軸圧縮強度が80kgf /cm2以上)の性状を有するもの。 (H8. 6.4衛産41及びH8.8.21厚生省事務連 絡による) <砂利等の骨材が入っているもの> がれき類 コンクリートくず ,アスファルトくず , ブロ ック の破 片,モルタルくず,土 (令2条9号) 壁, 土塀 ,石 垣,鉄道線路敷石,U 字溝 等の コン クリート二次製品(製 造工程から排出されるものを除く 。) Ⅸ 1 参考資料 産業廃棄物処理委託標準契約書(例) <契約書作成上の注意> 1 この標準契約書は,産業廃棄物処理の委託を行う際に必要な委託契約書のひな型として京都市で作成 したものです。それぞれの契約の実状に合わせて修正して使用してください。 2 *の欄については,該当しないものを削除するか,取り消し線にて抹消してください。空欄は斜線等 にて抹消してください。 3 □欄の該当する個所に「a」を入れてください 4 収集運搬業務と処分業務を同一の業者に委託する場合以外は,それぞれの業者と個別に契約し,それ ぞれ契約書を作成してください。 <収 入 印 紙> 5 印紙税については,収集運搬用は印紙税法上 1号文書(収集運搬用) 2号文書(処分用) の1号文書(運搬に関する契約書),処分用は2 契約書記載額 印紙税額 契約書記載額 印紙税額 号文書(請負に関する契約書),収集運搬及び処 1万円未満 非課税 1万円未満 非課税 分用は基本的には1号文書に該当します。収集 10万円以下 200円 100万円以下 200円 運搬と処分の料金が区分され,収集運搬の価格 50万円以下 400円 200万円以下 400円 が処分の価格より小さい場合は2号文書に該当 100万円以下 1,000円 300万円以下 1,000円 します。 500万円以下 2,000円 500万円以下 2,000円 収入印紙は,契約金額(数量×単価)に応じ 1千万円以下 10,000円 1千万円以下 10,000円 た印紙税額のものを貼付します。 5千万円以下 20,000円 5千万円以下 20,000円 なお,契約金額(数量と単価)が明記されて 1億円以下 60,000円 1億円以下 60,000円 いる契約書は,7号文書(継続的取引の基本と 5億円以下 100,000円 5億円以下 100,000円 なる契約書)には該当しません。印紙税に関す 10億円以下 200,000円 10億円以下 200,000円 る具体的な相談については,税務署等にご相談 50億円以下 400,000円 50億円以下 400,000円 ください。 50億円超 600,000円 50億円超 600,000円 6 委託契約には必ず許可証等の写しが添付されている必要があります。 <契約書に関するQ&A> Q1 事業場ごとに契約書を作成する必要があるか? A 事業者が同一であれば複数の排出事業場を1つの契約書で契約することができます。 Q2 現在の契約書が要件を満たしていない場合は? A 速やかに変更契約又は新たな契約を締結してください。 Q3 発生量に変動があり契約数量を確定できない場合は? A 予定数量を記載してください。処理料金の支払いは,実際の処理量と単価から精算します。 Q4 中間処理の委託契約において ①中間処理後物がすべて売却されている場合,②さらに別の中間処 理業者が中間処理する場合 最終処分施設の欄はどのように記入すべきか? A ①「全量売却」と記入,②次の中間処理業者ではなく最終処分(埋立,海洋投入)業者の施設名を記入 Q5 適正処理に必要な情報としてどのようなことを盛り込めばよいか? A 廃棄物の発生工程から推定される有害物質や受入先の処理方法,廃棄物の種類,受入条件等か ら必要な項目等を決定してください。 (例)管理型最終処分 → 溶出試験を行い有害物質の濃度が基準を超えるものは処分できません。 廃油の再生 → 含まれる塩素分等が再生事業者の規定する数値以下でなければなりません。 Q6 許可証等の添付は,契約の相手方だけでなく,最終処分先の許可証等の写しも必要か? A 契約書には不要ですが,中間処理業者から最終処分先の許可証写しの提供を受けることが望ましい。 Q7 収集運搬の契約書についても,中間処理後の産業廃棄物の最終処分先を記載する必要があるか? A 不要 -25- 産業廃棄物処理委託契約書 収 印 入 紙 平成 年 月 日 ( 下記契約区分1~3のうちいずれか1つ該当するものを残して他の部分を取り消し線にて抹消してください。) * 契約区分 1 甲は,甲の事業場から出る産業廃棄物の収集運搬を乙に委託する。 2 甲は,甲の事業場から出る産業廃棄物の処分を乙に委託する。 3 甲は,甲の事業場から出る産業廃棄物の収集運搬及び処分を乙に委託する。 この契約の成立を証するために本書2通を作成し,甲,乙は各々記名捺印のうえ各1通を保有する。 甲及び乙は,<別紙:委託業務の内容>に記載された産業廃棄物について上記区分に関する業務を適正に行 うため,この契約書,産業廃棄物処理委託契約約款及び本契約書添付書類によって産業廃棄物処理委託契約( 以 下「本契約」という。)を締結する。なお,本契約で使用する用語は,廃棄物の処理及び清掃に関する法律(以 下,「法」という。)において使用する用語の例による。 本契約は,有効期間を平成 年 月 日から平成 年 月 日までの 年間とし, 期間満 了の1か月前までに,甲,乙の一方から相手方に対する書面による解約の申し入れがない限り,同一条件で更 新されたものとする。その後も同様とする。 排出事業者 (甲) 住 所 氏 名(法人にあっては名称) 代表者 処理業者 (乙) 住 所 氏 名(法人にあっては名称) 代表者 印 ( 以下, 「 甲」と言う。) 印 ( 以下, 「 乙」と言う。) 乙の事業の範囲(以下の許可等の区分の□の該当するものに「a」を記入し右欄の書面を添付する。) 取り扱える産業廃棄物の種類等は,別添書面(許可証写し等)のとおり。 区 分 添付書類 法14条,法14条の4 □ 収集運搬 □ 処 分 処理業許可業者 積込む場所: 都道府県・政令市 ( ) 卸 す 場 所: 都道府県・政令市 ( ) 処理施設設置:都道府県・政令市( ) 許可 (産業廃棄物) 番号 許可 番号 許可 番号 (特管産業廃棄物) (産業廃棄物) (特管産業廃棄物) (産業廃棄物) (特管産業廃棄物) 許可証の写し 所在地 施設の種類 処理方法 処理能力 □ 専ら再生利用業 (古紙,金属くず,空き瓶,古繊維を専門に取り扱っている既存の回収業者) □ 許可を要しない者 (法施行規則第9条,第10条の3,第10条の11,第10条の15)に該当するもの □ 再生利用に係る環境大臣認定を受けた者(法15条の4の2関係) 乙の行っている事業 の概要の分かる書類 環境大臣指定書, 知事等指定証の写し 環境大臣認定書の写し なお,許可事項に変更があったときは,乙は速やかにその旨を甲に通知するとともに,変更後の許可証の写 しを提出するものとする。 -26- <別紙:委託業務の内容> 1 委託する産業廃棄物の種類,数量,単価,処分等の方法,適正処理に必要な情報 産業廃棄物の種類 予 定 数 (1) (2) 量 t・m3 収集運搬単価 処 分 金 単 (3) (円/ 価 t・m3 円/t・m3 円/t・m3 ) 円/t・m3 額(小計) t・m3 円 円 円 委託契約金額 円 処分・再生の方法 中間処理後産業廃棄物 の最終処分業者(再生 利用を含む。)の施設の ○ 名称・所在地 ○最終処分の方法 ○処理能力 適 正 処 理 に 必 要 性 状 通常の保管状況 下での性状変化 荷 □ 有( )・□ 無 □ 有( )・□ 無 □ 有( )・□ 無 □ 有( )・□ 無 □ 有( )・□ 無 □ 有( )・□ 無 □ 有( )・□ 無 □ 有( )・□ 無 □ 有( )・□ 無 姿 他の廃棄物との 混合等による支障 な 取扱い上の注意 情 事項 報 上記の適正処理に必要な情報に変更があった場合は,別途,書面で伝達する。 環境計量証明書 2 □ 有(別添) ・ □ 無 □ 有(別添) ・ □ 無 □ 有(別添) ・ □ 無 運搬業務に関する事項 (1) 本契約の産業廃棄物の運搬は次の者が行う 。(契約区分が2の場合) □ 甲(排出事業者)が自ら行う □ 収集運搬許可業者等が行う 氏名又は名称: 住 所: (2) 使用する車両の種類・車両番号: (3) 積み込む場所(契約区分が1,3の場合) (排出事業場名称・所在地) (4) 卸す場所 (契約区分が1,3の場合) (運搬の最終目的地の名称・所在地) (5) 積替・保管等 □ 積替・保管を行わない □ 積替・保管を行う (契約区分が1,3の場合) 積替・保管場所の所在地 保管できる産業廃棄物の種類 積替えのための保管上限 他の廃棄物との混合 □ 許 □ 否 -27- 有価物の抜取り等手選別 □ 許 □ 否 産業廃棄物処理委託契約約款 (法の遵守) 第1条 甲及び乙は,処理業務の遂行に当たって廃棄 物の処理及び清掃に関する法律その他関係法令を遵 守するものとする。 (委託内容) 第2条 契約内容に収集運搬の委託が含まれる場合に は,乙は,甲から委託された産業廃棄物を<別紙: 委託業務の内容>に示す運搬の最終目的地の所在地 まで許可された車両で適正に運搬する。 2 契約内容に処分の委託が含まれる場合には,乙は, 甲から委託された産業廃棄物を<別紙:委託業務の 内容>に示す方法及び施設にて適正に処分する。 (適正処理に必要な情報の提供) 第3条 甲は,産業廃棄物の適正処理に必要な情報を <別紙:委託業務の内容>に記入し,乙に提供する。 2 甲は,前項の情報提供が<別紙:委託業務の内容> の該当欄への記入だけでは不十分な場合は,「廃棄 物データシート」(「廃棄物情報の提供に関するガイ ドライン」(環境省作成)を参照)を参考に,別途, 書面を作成する。 3 甲は,委託する産業廃棄物の性状等に変更があっ た場合は,その変更の内容及び程度を速やかに書面 をもって乙に通知する。 4 適宜甲は,環境計量証明事業所において「産業 廃棄物に含まれる金属等の検定方法」(環境庁告示 )による試験を行い,分析証明書を乙に提出する。 (甲乙の責任範囲) 第4条 乙は,甲から委託された産業廃棄物の処理業 務に関し,次の各号に掲げる契約区分に応じ,当該 各号に定める間に発生した事故による損害について, その責任を負担する。ただし,甲の責に帰すべき事 由がある場合は,この限りでない。 (1)契約区分1 積込作業の開始から最終目的地に おける荷卸作業の終了まで (2)契約区分2 処分の完了まで (3)契約区分3 積込作業の開始から処分の完了まで (再委託の禁止) 第5条 乙は,甲から委託された産業廃棄物の処理を 他人に委託してはならない。ただし,甲の書面によ る承諾を得て法令の定める再委託の基準に従う場合 は,この限りでない。 (権利・義務の譲渡等) 第6条 乙は,本契約上の権利又は義務を第三者に譲 渡し,又は承継させてはならない。 (委託業務終了報告) 第7条 乙は,甲から委託された産業廃棄物の処理業 務が終了した後,直ちに業務終了報告書を作成し, 甲に提出する。 2 前項の業務終了報告書は,次の各号に掲げる契約 区分に応じ,当該各号に定めるマニフェスト等で代 用することができる。 (1)契約区分1 それぞれの運搬区間に応じたマニ フェストのB2票,B4票若しくはB6票又は電 子マニフェストの運搬終了報告 (2)契約区分2 マニフェストのD票若しくはE票 又は電子マニフェストの処分終了報告 (3)契約区分3 前2号に定めるマニフェスト等 (業務の一時停止) 第8条 乙は,甲から委託された産業廃棄物の適正処 理が困難となる事由が生じたときは,委託された処 理業務を一時停止し,直ちに甲に対し,当該事由が 生じた年月日,当該事由の内容,委託された処理業 務の状況及び業務再開の見通し等を書面により通知 する。 2 甲は,前項の通知を受けたときは,速やかに状況 を把握し,適切な措置を講じるものとする。 (報酬・消費税・支払い) 第9条 甲は,乙に対し毎月一定の期日を定めて委託 業務の報酬を支払う。 2 報酬額は,<別紙:委託業務の内容>の表に定め る単価に基づき算出する。 3 報酬の支払いに伴う消費税は,甲が負担する。 4 経済情勢の変化,産業廃棄物の性状等の変更,業 務の一時停止等があったときは,<別紙:委託業務 の内容>の単価にかかわらず甲乙双方の協議により 報酬の額を定めることができる。 (内容の変更) 第10条 甲又は乙は,必要がある場合は,相手方の 了解を得て委託業務の内容を変更することができる。 この場合において,契約単価若しくは契約期間を変 更するとき,産業廃棄物の種類を追加するとき,又 は予定数量に大幅な変動が生ずるときは,甲乙で協 議のうえ,書面によりこれを定めるものとする。 (機密保持) 第11条 甲及び乙は,この契約に関連して,業務上 知り得た相手方の機密を第三者に漏らしてはならな い。ただし,当該機密を公表することについて相手 方の書面による許諾を得た場合は,この限りでない。 (契約書の保管) 第12条 甲は,本契約書を委託契約終了の日から5年 間保存しなければならない。 (契約の解除) 第13条 甲及び乙は,相手方がこの契約の各条項の いずれかに違反したときは,書面による催告のうえ, この契約を解除することができる。 2 甲及び乙は,相手方が反社会的勢力(暴力団等) であり,又はこれと密接な関係があることが判明し た場合は,催告することなく,この契約を解除する ことができる。 3 甲及び乙は,契約を解除しようとする際に,本契 約に基づき,乙が甲から引渡しを受けた産業廃棄物 で未だ処理業務を完了していないものがあるときは, 双方の責任において当該産業廃棄物の処理について, 適切な措置を講じるものとする。 (協議) 第14条 この契約に定めのない事項又はこの契約の 各条項に関する疑義が生じたときは,関係法令に従 い,その都度甲乙が誠意をもって協議し,解決する ものとする。 -28- 2 種 業種限定のある産業廃棄物(令第2条) 類 業 種 ①建設業 コード* 種 類 大分類D 工 作 物 の 新 築, 改築 ,除 去 に伴って生じたもの 紙くず ②パルプ製造業 ③紙 製 造 業 ④加工紙製造業 ⑤紙製品製造業 ⑥紙製容器製造業 ⑦新聞業 141 142 143 144 145 413 新 聞 巻 取 紙 を使 用し て印 刷 を行うもの ⑧出版業 動植物 性残さ 414 印刷出版を行うもの ⑨製本業・印刷物加工業 153 ★印刷業 151 は,含まない。 (裁断等を行う場合は⑨製本業・印刷物加 工業にも該当するものと考えます。) ①建設業 大分類D 工 作 物 の 新 築, 改築 ,除 去 に伴って生じたもの 木くず (木材・木製品製造業 中分類12) ②製材業,木製品製造業 121 ③造作材・合板・建築用組 立材料製造業 122 ④木製容器製造業 (竹,とうを含む) 123 ⑤その他の木製品製造業 ( 〃 ) 129 ⑥家具製造業 131 ⑦パルプ製造業 141 ⑧総合商社,貿易商社等 木綿く ず,羊 毛くず 等の天 然繊維 くずに 限る。 ⑨物品賃貸業(中分類70)(家具,器具類) 全業種 (パレットとは,貨物の輸送等に使用され る荷台で,その積載面の上部に木枠等を有 するものを含む。なお,魚や野菜などの輸 送用の小型の木箱は該当しません。) ①建設業 工作物の新築,改築,除去 に伴って生じたもの 大分類D ②製紙業,紡績業,化学繊 維・ねん糸等製造業 ③織 物 業 ④ニット生地製造業 ⑤染 色 整 理 業 ⑥綱・網・レース・繊維粗 製品製造業 ⑧その他の繊維工業 111 種 コード* (食料品製造業 中分類09) ①畜産食料品製造業 091 ②水産食料品製造業 092 ③野菜缶詰・果物缶詰・農 産保存食料品製造業 093 ④調味料製造業 094 ⑤糖 類 製 造 業 095 ⑥精穀・製粉業 096 ⑦パン・菓子製造業 097 ⑧動植物油脂製造業 098 ⑨その他の食料品製造業 099 (飲料・たばこ・飼料製造業 中分類10) ⑩清涼飲料製造業 101 ⑪酒 類 製 造 業 102 ⑫茶・コーヒー製造業 103 ⑬製 氷 業 104 ⑭飼料・有機質肥料製造業 106 ⑮医薬品製造業 165 ⑯その他の化学工業のうち 香料製造業 1693 ★ 食料品製造業(中分類09)関係は全 て含まれる。 ★ 飲料・たばこ・飼料製造業のうち たばこ製造業(105)は含まれない。 ★ と畜場においてとさつし,又は解 体した獣畜(牛,馬,豚,めん羊, 山羊)及び食鳥処理場において処理 をした食鳥(にわとり,あひる,七 めん鳥,その他)に係る固形状の不 要物 ①畜産農業 012 ★ 牛,馬,豚,めん羊,山羊,にわ 動物の とり,あひる,がちょう,うずら, ふん尿 七めん鳥,兎及び毛皮獣等のふん尿 (畜舎廃水を含む。) ★ 家畜ふん尿を動物のふん尿処理施 設において処理したものを含む。 動物の ①畜産農業 012 死 体 ★動物の種類は,ふん尿の場合と同様。 *コードは,総務省政策統括官(統計基準担当) 編集「日本標準産業分類」における分類コード *廃棄物の処理及び清掃に関する法律の運用に伴う 留意事項について(S46.10.25 環整45 厚生省課 長通知)より編集 動物系 固形 不要物 (木材の輸入を業務の一部又は全部とし て行っているものであって,輸入木材に 係る木くずに限る。おがくず,バ-ク類等) パ レ ッ ト 等 繊 維 く ず 業 112 113 114 115 119 -29- -30- 4 産業廃棄物の体積から重量への換算係数(参考値) 産業廃棄物の種類 換算係数 1 燃え殻 1.14 2 汚泥 1.10 3 廃油 0.90 4 廃酸 1.25 5 廃アルカリ 1.13 6 廃プラスチック 0.35 7 紙くず 0.30 8 木くず 0.55 9 繊維くず 0.12 10 食料品製造業,医薬品製造業又は香料製造業において使用した動物 又は植物に係る固形状の不要物 1.00 11 とさつし,又は解体した獣畜及び食肉処理した食鳥に係る固形状の 不要物 1.00 12 ゴムくず 0.52 13 金属くず 1.13 14 ガラスくず,コンクリートくず(工作物の新築,改築又は除去に伴 って生じたものを除く。)及び陶磁器くず 1.00 15 鉱さい 1.93 16 工作物の新築,改築又は除去に伴って生じたコンクリートの破片そ の他これに類する不要物 1.48 17 動物の糞尿 1.00 18 動物の死体 1.00 19 ばいじん 1.26 20 産業廃棄物を処理するために処理したものであって,前各号に掲げ る産業廃棄物に該当しないもの 1.00 21 建設混合廃棄物 0.26 22 廃電気機械器具 1.00 23 感染性産業廃棄物 0.30 24 廃石綿等 0.30 【註1】上記の換算係数は 1 立方メートル当たりのトン数(t/立米)。 【註2】この換算表はあくまでマクロ的な重量を把握するための参考値という位置付けで あることに留意されたい。 【註3】特別管理産業廃棄物のうち,感染性産業廃棄物及び廃石綿等以外については,そ れぞれ 1-19 に該当する品目の換算係数に準拠。 【註4】「2t車1台」といったような場合には,積載した廃棄物の体積を推計し,それ に上記換算係数を掛けることによりトン数を計算する方法がある。 -31- 第6号様式(第9条関係) 設置 特別管理産業廃棄物管理責任者 変更 報告書 ( あ て 先 ) 京 都 市 長 報告者の住所(法人にあっては,主たる事務 所の所在地) 年 月 日 報告者の氏名(法人にあっては,名称及び代 表者名) 電話 - 京都市廃棄物の減量及び適正処理等に関する規則第9条の規定により特別管理産業廃棄物 管理責任者を □設置した □変更した ので報告します。 事業場の名称又は屋号 電話 - 事 業 場 の 所 在 地 種 類 年 間 発 生 予 定 数 量 発生する特別管理産業廃 棄物 特別管理産業廃棄物管理 責任者の職及び氏名 資格の種類 特別管理産業廃棄物管理 責任者の資格 学 歴 実務経験 特別管理産業廃棄物管理 責任者の設置又は変更の 事由 年 □事業場の設置 □人事異動 □その他( 事業場名称変更 特別管理産業廃棄物管理 責任者の設置又は変更の 事由が生じた年月日 注1 2 年 事業場所在地変更 月 ) 日 該当する□には,レ印を記入してください。 特別管理産業廃棄物管理責任者の資格とは,廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行規則 第8条の17各号に掲げる資格をいいます。 -32- -33- 業 京 都 市 長 の 名 称 注1 2 合 (廃棄物の種類を記入) A (廃棄物の種類を記入) A A (廃棄物の種類を記入) A (廃棄物の種類を記入) t・m3 ) 平成 年 種 類 記入者 職・氏名 排出量 分 先 t・m3 ) 処 理 方 法 処 処理後の産業廃棄物(単位 電話番号 (法人にあっては名称及び代表者の氏名) 年度) この報告書は前年4月1日から3月31日までに処理した産業廃棄物の量を6月30日までに提出すること。 A欄には処理した産業廃棄物の種類を記入し,それぞれの種類ごとに年間の処理量を記入すること。 計 産業廃棄物処理施設の種類 区 処理した産業廃棄物の種類と年間処理量(単位 京都市 名 氏 電話番号 所 報告者 住 産業廃棄物処理実績報告書(平成 年度の産業廃棄物の処理の実績について,次のとおり報告します。 場 先) 事 業 場 の 所 在 地 事 平成 (宛 様式処理施設 月 処分量 日 -34- 6 7 1 2 3 4 5 備考 特 普 特 普 特 普 排出量 管理票運搬受託 運 搬 受 託者 の氏 単位 の 交 付 者 の 許 可 名又は名称 枚数 番号 平成 年 月 日 運搬先の住所 電話番号 処分受託 処 分 受 託 者 の 氏 処分場所 者の許可 名又は名称 の住所 番号 業種 処分 方法 年度の産業廃棄物管理票に関する報告書を提出します。 (法人にあっては名称及び代表者の氏名) 年度) (日本工業規格 A列4番) この報告書は,前年4月1日から3月31日までに交付した産業廃棄物管理票について6月30日までに提出すること。 同一の都道府県(政令市)の区域内に,設置が短期間であり,又は所在地が一定しない事業場が2以上ある場合には,これらの事業場を1事業場としてまとめた上で提出すること。 産業廃棄物の種類及び委託先ごとに記入すること。 業種には日本標準産業分類の中分類を記入すること。 運搬又は処分を委託した産業廃棄物に石綿含有産業廃棄物が含まれる場合は,「産業廃棄物の種類」の欄にその旨を記載するとともに,各事項について石綿含有産業廃棄物に係るものを 明らかにすること。 処分場所の住所は,運搬先の住所と同じである場合には記入する必要はないこと。 区間を区切って運搬を委託した場合又は受託者が再委託を行った場合には,区間ごとの運搬受託者又は再受託者についてすべて記入すること。 4 3 2 特 普 番 産業廃棄物の種類 号 事業場の所在地 事業場の名称 1 電話番号 報告者 住 所 氏 名 産業廃棄物管理票交付等状況報告書(平成 廃棄物の処理及び清掃に関する法律第12条の3第6項の規定に基づき, 京都市長 様式第三号 (第八条の二十七関係) 様式第四号(第八条の二十九関係) 措 置 内 容 等 報 告 書 年 京 都 市 長 月 日 様 報告者 住 所 氏 名 (法人にあっては,名称及び代表者の氏名) 電話番号 廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行規則第8条の 29 の規定に基づき,次のとおり報告します。 管 理 票 交 付 番 号 交 付 年 月 日 運搬又は処分を委託した 産 業 廃 棄 物 の 種 類 1特別管理産業廃棄物( 2その他の産業廃棄物( ) ) 運搬又は処分を委託した 産 業 廃 棄 物 の 数 量 ① 廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行規則(以下「施行規則」 という。)第8条の 28 に規定する期間内に管理票の写しの送付を受 けないとき ② 廃棄物の処理及び清掃に関する法律(以下「法」という。)第 12 条の3第3項から第5項まで又は第 12 条の5第5項の規定に規定 報告書を提出することとなった 事由の区分及び②~④に該 する事項が記載されていない管理票の写しの送付を受けたとき 当する場合にあっては,当該 ( 年 月 日) 事由が生じた年月日 ③ 虚偽の記載のある管理票の写しの送付を受けたとき ( 年 月 日) ④ 法第 14 条第 13 項又は第 14 条の4第 13 項の規定による通知を受 けたとき ( 年 月 日) ※ 運 搬 又 は 氏名又は名称 処分の受 住 所 託者 △把握した運搬又は処分の 状況及びその把握の方法 △生活環境の保全上の支障 の除去又は発生の防止のた めに講じた措置の内容 備考 1 運搬又は処分を委託した産業廃棄物に石綿含有産業廃棄物が含まれる場合は,「産業廃棄 物の種類」の欄にその旨を,「産業廃棄物の数量」の欄にその数量を記載すること。 2 ※欄には,この報告書を提出する事由を生じさせた者のみを記入すること。 (注) この報告書を提出する事由を生じさせた者とは,次に掲げる者をいう。 ①の場合 施行規則第8条の 28 に規定する期間内に管理票の写しを送付しなかった者 ②の場合 法第 12 条の3第3項から第5項まで又は第 12 条の5第5項の規定に規定す る事項が記載されていない管理票の写しを送付した者 ③の場合 虚偽の記載のある管理票の写しを送付した者 ④の場合 法第 14 条第 13 項又は第 14 条の4第 13 項の規定による通知をした者 3 △印の欄にその記載事項のすべてを記載することができないときは,同欄に「別紙のとお り」と記載し,別紙を添付すること。 (日本工業規格 A列4番) -35- 様式第五号(第八条の三十八関係) (表面) 措 置 内 容 等 報 告 書 年 京 都 市 長 月 日 様 報告者 住 所 氏 名 (法人にあっては,名称及び代表者の氏名) 電話番号 廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行規則第8条の 38 の規定に基づき,次のとおり報告します。 登録内容 引渡し年月日 登 録 年 月 日 運搬又は処分を委託した 産 業 廃 棄 物 の 種 類 登 1特別管理産業廃棄物( 2その他の産業廃棄物( 録 番 号 ) ) 運搬又は処分を委託した 産 業 廃 棄 物 の 数 量 ① 廃棄物の処理及び清掃に関する法律(以下「法」という。)第 12 条の5第9項の規定による通知を受けたとき ( 年 月 日) ② 法第 12 条の5第4項の規定により通知を受けた同条第2項又は第 報告書を提出することとなった 3項の規定による報告が虚偽の内容を含むとき 事由の区分及び当該事由が生じた年月日 ( 年 月 日) ③ 法第 14 条第 13 項又は第 14 条の4第 13 項の規定による通知を受 けたとき ( 年 月 日) ※運搬又は 処分の受 託者 氏名又は名称 住 所 △把握した運搬又は処分の 状況及びその把握の方法 △生活環境の保全上の支障 の除去又は発生の防止の ために講じた措置の内容 -36- (裏面) 備考 1 運搬又は処分を委託した産業廃棄物に石綿含有産業廃棄物が含まれる場合は,「産業廃棄 物の種類」の欄にその旨を,「産業廃棄物の数量」の欄にその数量を記載すること。 2 ※欄には,この報告書を提出する事由を生じさせた者のみを記入すること。 (注) この報告書を提出する事由を生じさせた者とは,次に掲げる者をいう。 ①の場合 廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行規則第8条の 37 に規定する期間 内に法第 12 条の5第2項又は第3項の規定による報告をしなかった者 ②の場合 虚偽の内容を含む報告をした者 ③の場合 法第 14 条第 13 項又は第 14 条の4第 13 項の規定による通知をした者 3 △印の欄にその記載事項のすべてを記載することができないときは,同欄に「別紙のとお り」と記載し,別紙を添付すること。 (日本工業規格 A列4番) -37- -38大分類 M 宿泊業,飲食サービス業 75 宿泊業 76 飲食店 77 持ち帰り・配達飲食サービス業 大分類 N 生活関連サービス業,娯楽業 78 洗濯・理容・美容・浴場業 79 その他の生活関連サービス業 80 娯楽業 大分類 H 運輸業 42 鉄道業 43 道路旅客運送業 44 道路貨物運送業 45 水運業 46 航空運輸業 47 倉庫業 48 運輸に附帯するサービス業 49 郵便業(信書便事業を含む) 大分類 I 卸売・小売業 50 各種商品卸売業 51 繊維・衣服等卸売業 52 飲食料品卸売業 53 建築材料, 鉱物・金属材料等卸売業 54 機械器具卸売業 55 その他の卸売業 56 各種商品小売業 57 織物・衣服・身の回り品小売業 58 飲食料品小売業 59 機械器具小売業 60 その他の小売業 61 無店舗小売業 大分類 J 金融・保険業 62 銀行業 63 協同組織金融業 64 貸金業,クレジットカード業等非預金信用機関 65 金融商品取引業,先物商品取引業 66 補助的金融業 67 保険業(保険媒介代理業,保険サービス業を含む) 大分類 K 不動産業,物品賃貸業 68 不動産取引業 69 不動産賃貸業・管理業 70 物品賃貸業 大分類 L 学術研究,専門・技術サービス業 71 学術・研究開発機関 72 専門サービス業(他に分類されないもの) 73 広告業 74 技術サービス業 大・中分類一覧(平成19年11月改訂) 大分類 A 農業,林業 01 農業 02 林業 大分類 B 漁業 03 漁業(水産養殖業を除く) 04 水産養殖業 大分類 C 鉱業,採石業,砂利採取業 05 鉱業,採石業,砂利採取業 大分類 D 建設業 06 総合工事業 07 職別工事業(設備工事業を除く) 08 設備工事業 大分類 E 製造業 09 食料品製造業 10 飲料・たばこ・飼料製造業 11 繊維工業 12 木材・木製品製造業(家具を除く) 13 家具・装備品製造業 14 パルプ・紙・紙加工品製造業 15 印刷・同関連業 16 化学工業 17 石油製品・石炭製品製造業 18 プラスチック製品製造業(別掲を除く) 19 ゴム製品製造業 20 なめし革・同製品・毛皮製造業 21 窯業・土石製品製造業 22 鉄鋼業 23 非鉄金属製造業 24 金属製品製造業 25 はん用機械器具製造業 26 生産用機械器具製造業 27 業務用機械器具製造業 28 電子部品・デバイス・電子回路製造業 29 電気機械器具製造業 30 情報通信機械器具製造業 31 輸送用機械器具製造業 32 その他の製造業 大分類 F 電気・ガス・熱供給・水道業 33 電気業 34 ガス業 35 熱供給業 36 水道業 大分類 G 情報通信業 37 通信業 38 放送業 39 情報サービス業 40 インターネット付随サービス業 41 映像・音声・文字情報製作業 日本標準産業分類 大分類 P 医療,福祉 83 医療業 84 保健衛生 85 社会保険・社会福祉・介護事業 大分類 Q 複合サービス事業 86 郵便局 87 協同組合(他に分類されないもの) 大分類 R サービス業 88 廃棄物処理業 89 自動車整備業 90 機械等修理業(別掲を除く) 91 職業紹介・労働者派遣業 92 その他の事業サービス業 93 政治・経済・文化団体 94 宗教 95 その他のサービス業 96 外国公務 大分類 S 公務(他に分類されないもの) 97 国家公務 98 地方公務 大分類 T 分類不能の産業 99 分類不能の産業 大分類 O 教育,学習支援業 81 学校教育 82 その他の教育,学習支援業 産業廃棄物関係機関連絡先一覧 関 係 機 関 京都府文化環境部 循環型社会推進課 事務所所在地 ホームページアドレス 〒602-8570 電話番号 (代)451-8111 上京区下立売通新町西入藪ノ内町 414-4717 http://www.pref.kyoto.jp/soshiki/detail/41.html 行 政 京都府警察本部 生活安全部生活経済課 環境省廃棄物リサイクル 対策部産業廃棄物課 マニフェスト販 売 (社)京都府産業廃棄物協会 (産業廃棄物処理業者団体) 〒602-8550 上京区下立売通り釜座東入薮之内町 (代)451-9111 http://www.pref.kyoto.jp/fukei/ 〒100-8975 東京都千代田区霞ヶ関1-2-2 03-3581-3351 http://www.env.go.jp 〒601-8027 南区東九条中御霊町53番地の4 Johnsonビル2階 http://www.kyoto-sanpai.or.jp 075-694-3402 〒106-0032 東京都港区六本木3-1-17 第2ABビル4F http://www.zensanpairen.or.jp 03-3224-0811 (特別管理)産業 廃棄物講習会等 申込み (公社)全国産業廃棄物 連合会 (特別管理)産業 廃棄物講習等実 施 (財)日本産業廃棄物処理 振興センター 電子マニフェス トシステム運用 環境大臣指定情報処理セン ター 全国産業廃棄物 (財)産業廃棄物処理事業振 処理業者のイン 興財団 東京都千代田区鍛冶町2-6-1 堀内ビル3F ターネットによ (産業廃棄物適正処理推進セン http://www.sanpainet.or.jp る情報検索 ター:不法投棄原状回復) 廃棄物処理施設 (財)日本環境衛生センター 03-3668-6511 〒103-0012 東京都中央区堀留町2-8-4 日本橋コアビル http://www.jwnet.or.jp 03-3668-6513 〒101-0044 〒210-0828 技術管理者講習 神奈川県川崎市川崎区四谷上町10-6 申込み http://www.jesc.or.jp 事務所ごみの収 京都環境事業協同組合 集運搬依頼 (事業系一般廃棄物の許可業者団体) 南区吉祥院新田弐ノ段町65 秘密書類リサイ 京都市ごみ減量推進会議 中京区河原町二条下る一之船入町384 クル (事務局:環境政策局循環 ヤサカ河原町ビル8F 型社会推進部循環企画課) http://web.kyoto-inet.or.jp/org/gomigen 環境技術情報検 索ウェブサイト APEC 環境技術交流促 進事業運営協議会 03-3526-0155 〒601-8317 〒540-0029 大阪市中央区本町橋2-8 大阪商工会議所内 http://www.apec-vc.or.jp/apec_j -39- 044-288-4919 691-5516 213-4930 MEMO 産業廃棄物の処理に関するご相談は, 京都市環境政策局事業系廃棄物対策室 〒604-0924 京都市中京区河原町通二条下る一之船入町384 (TEL ホームページ 075-366-1394 FAX ヤサカ河原町ビル7F 075-221-6550) http://www.city.kyoto.lg.jp/kankyo/soshiki/5-8-0-0-0.html