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JMP 11.1 リリースノート

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JMP 11.1 リリースノート
JMP 11.1 リリースノート
リリースノートについて
JMP 11.1 は、機能の拡張、バグの修正、新機能を加えたメンテナンスリリースです。本リリースで修正された主な問
題点を以下にリストします。このリストは、11.1 における修正点すべて網羅しているわけではありません。ユーザから
の報告、再現可能なシステムエラー、数値エラーは、ほとんどが修正されています。JMP 11 をインストールしたすべ
てのコンピュータに、このメンテナンスリリースを適用することをお勧めします。
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JMP 11.1 リリースノート
新機能
この節では、JMP 11.1 で導入された新機能について説明します。
データテーブル
• データテーブルでセルに色を付けると、ジャーナルや HTML の出力でもその色が保持されるようになりました。
劣化分析
• ユニットごとの観測値が 1 つしかない場合に、原点を通る直線をあてはめるようになりました。
実験計画(DOE)
• 「Space Filling 計画」プラットフォームの[高速柔軟充填]と、「配合計画」プラットフォームの[Space Filling]
において、
[詳細オプション]の下に[平均クラスターサイズの設定]というオプションが追加されました。このオ
プションを使うと、クラスターを求めるために生成される一様乱数の個数を増やすことができます。因子数が多い
場合や、
[許可しない組み合わせ]によって分布を制約する場合など、一様乱数の個数を多くする必要がある場合に
有用です。
寿命の二変量
• 起動ウィンドウにおける[打ち切りの値]オプションの機能が強化されました。データテーブルの「打ち切り」列
にある値がリストアップされ、そこから値を選択できるようになりました。
。なお、今まではデフォルトで[打ち切
りの値]に「1」が入力されていましたが、現バージョンでは空白になっています。
モデルのあてはめ
• 「モデルのあてはめ」起動ウィンドウの「列の選択」に赤い三角ボタンが追加され、他の起動ウィンドウと同じよう
に、列を選択するオプションが使えるようになりました。
一般化回帰
• 名義尺度の応答に対して、「利益行列」列プロパティを指定できるようになりました。
• 「パラメータ推定値の経路」プロットで経路を選択すると、「標準化した説明変数に対する推定値」表でも、対応す
る項が選択されるようになりました。同様に、表で項を選択すると、プロットでも対応する経路が選択されます。
• 早期打ち切りを行えるようになりました。
「モデルの設定」パネルで[早期打ち切り]オプションを選択すると、計
算時間が短くなります。特にモデルに少数の効果しかない場合は、早期打ち切りによって処理がかなり速くなりま
す。早期打ち切りによって早すぎる段階で計算が打ち切られてしまうのを回避するため、このオプションはデフォ
ルトではオフになっています。
• 「元の予測変数のパラメータ推定値」という表が追加されました。この表には、元データ(標準化していないデー
タ)に対するパラメータ推定値が表示されます。また、パラメータ推定値の右横に、それらに対する検定と信頼区
間も表示されます。
混合モデル
• ランダム係数モデルにおいて、条件付き予測に関する情報を保存するオプションが追加されました。新しく追加さ
れたオプションによって、条件付き予測式、条件付き予測式の標準誤差、および条件付き残差を保存できるように
なりました。
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JMP 11.1 リリースノート
• 条件付き予測値に関する診断グラフが追加されました。新しく追加されたグラフには、
「条件付き予測値と実測値の
プロット」
、
「条件付き予測値と残差のプロット」、
「行番号と条件付き残差のプロット」、および「条件付き残差分位
点プロット」があります。
• 条件付き予測値のプロファイルが追加されました。新しく追加されたプロファイルには、
[条件付きプロファイル]、
[条件付き等高線プロファイル]、
[条件付き配合プロファイル]、および[条件付き曲面プロファイル]があります。
• 「変量効果の予測値」表が、デフォルトでは表示されなくなりました。また、この表には、BLUP の点推定値だけで
なく、その標準誤差と信頼区間も計算されるようになりました。
• 赤い三角ボタンのメニューにおいて、構成が変更されました。
生存時間 ( パラメトリック ) と比例ハザードモデル
• 起動ウィンドウにおける[打ち切りの値]オプションの機能が強化されました。データテーブルの「打ち切り」列
にある値がリストアップされ、そこから打ち切りを示す値を選択できるようになりました。
二変量の関係
• 残差プロットが拡張されました。次のような点が拡張されています。
– 「予測値と残差のプロット」において、実測値ではなく、予測値に基づいて横軸の範囲が決められるようになり
ました。
– 「行番号と残差のプロット」において、点と点との間に線が描かれるようになりました。
– 「残差の正規分位点プロット」において、信頼区間が描かれるようになりました。
インストール
• JMP のインストールの最後のウィンドウに、JMP の最新版の有無を確認するオプションが加わりました。
寿命の一変量
• 起動ウィンドウにおける[打ち切りの値]オプションの機能が強化されました。データテーブルの「打ち切り」列
にある値がリストアップされ、そこから打ち切りを示す値を選択できるようになりました。なお、今まではデフォ
ルトで[打ち切りの値]に「1」が入力されていましたが、現バージョンでは空白になっています。
Macintosh
• 「ホームウィンドウ」内で、「最近使ったファイル」リストから、ファイルを次の場所にドラッグアンドドロップで
きます。
– 「ウィンドウリスト」にドロップし、そのファイルを開く
– 「お気に入り」パネルにドロップして追加する
パーティション
• 起動ウィンドウに、[順序尺度列の順序を保つ]というオプションが加わりました。このオプションをオンにする
と、順序尺度の列に関して、順序を保つ分岐だけが考慮されます。
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JMP 11.1 リリースノート
信頼性成長
• [Crow AMSAA 修正最尤法]という推定法が追加されました。この推定法は、ベータに対して、最尤推定値では
なく、不偏推定値を求めます。また、その不偏推定値から、ラムダの推定値を算出します。
スクリプト
• 「応答のスクリーニング」では、Select Columns() 関数を使って、p 値表で選択された点に対応する元のテーブ
ル内の列を選択できるようになりました。
• Platform Preferences()、Set Platform Preferences()、および Get Platform Preferences() で
は、全体または特定のプラットフォームの環境設定を以前より細かく指定できるようになりました。また、デフォ
ルトに戻すための指定が可能になりました。この関数を使って、環境設定をデフォルトの設定に戻したり、オン/
オフを切り替えたりすることもできます。構文の具体的な説明については、
『JSL 構文リファレンス』を参照してく
ださい。
• プラットフォームの起動コマンドに、Ignore Platform Preferences() オプションが追加されました。このオ
プションに 1(真)を設定すると、現在のプラットフォーム環境設定は適用されなくなります。このオプションは
どのプラットフォームでも使用できます。
• 「表の作成」で、Display Column Width() メッセージを使って表の列の幅を設定できるようになりました。
統計の索引
• 統計の索引に、「まれなイベントの管理図」、「FDR」、および「ロバスト推定値での標準化」の説明が追加されまし
た。しかし、日本語版バージョン 11.1 では、説明と翻訳が間違っています。
ゲージチャート
• 等分散性の検定において、データやモデルが大きい場合、処理の進行を知らせるダイアログウィンドウが表示され
るようになりました。そこで、
[キャンセル」ボタンをクリックすると、処理を途中で中断できるようになりました。
改善点
この節では、JMP 11.1 にて改善された点について説明します。
オートメーション
Windows で JMP を自動化するメソッドの中に、更新されたもの、追加されたものがあります。SaveGraphicItem と
SaveGraphicOutputAs で、SVG および TIFF のグラフィックス形式がサポートされるようになりました。
追加されたメソッドは次のとおりです。
• 分析 :
– NumberColGetHeading
– NumberColHide
– StringColHide
– NumberColSetHeading
– StringColSetHeading
– StringColGetHeading
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JMP 11.1 リリースノート
• データテーブル : GetChangedRowStateVector、RowStateBeingMonitoring
• データテーブル列 : SetCellMissing、SetCurrencyType
• クラスター : KMSOBandwidth
• ロジスティック : ROCSetPositiveLevel、LineColor
• 計数値管理図 : EffectivenessReport
• 生存時間分析 : MidstepQuantilePoints
データフィルタ
• [条件付き]オプションがオンで、[追加]ボタンを使って複数の列フィルタを追加した場合に、JMP が予期せず終
了する問題が修正されました。
• [条件付き]オプションがオンで、フィルタの 1 つを削除したとき、フィルタが適切にリセットされない場合がある
問題が修正されました。
• Date Long の形式が設定された日付の値が、
[ローカルデータフィルタ]で欠測値で表示される問題が修正されまし
た。スライダは正常に反応します。
• [ローカルデータフィルタ]は、WHERE 節を保存した際、日付時間値を列に指定された表示形式でなく内部値の
整数で表示してしまう問題が修正されました。
• <<Get Script メッセージでスクリプトが戻されない問題が修正され、正しいスクリプトが戻されるようになりま
した。
• Auto Clear オプションがオフの場合でも、WHERE 節の表示が適切に更新されない場合がある問題が修正されまし
た。
• 対応するフィルタ列が事前に追加されていない場合、<<Match メッセージによって JMP が異常終了する問題が修
正されました。
データテーブル
• サブセットの作成時に、
[すべての列]を指定した場合、サブセットテーブルのテーブルスクリプトに正しい指定が
保存されない問題が修正されました。
• Compare Data Tables オブジェクトに <<Get Script メッセージを送ったときにスクリプトが戻されない問題が
修正され、正しいスクリプト戻されるようになりました。
• JSL を使ってデータテーブルを並べ替える際に、並べ替えに使用する列の数が 50 までという制限がなくなりました。
• Compare Data Tables オブジェクトに、<<Journal メッセージと <<Journal Window メッセージが使えるよう
になりました。
• 以下のような条件下で、元の行の属性が上書きされないという問題が修正されました。
– データテーブルに行の属性が定義されている。
– 新しい列による色またはマーカー分けを行う。
– 色またはマーカー分けに指定した新しい列に欠測値がある。
これで、元の行の属性が上書きされます。
• 以下の操作により、誤った列名が表示される問題が修正されました。
– サンプルライブラリのデータテーブルを使用して列の分割を行う。
– 分割後のデータテーブルを保存する。
– 保存したデータテーブルを再度開く。
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JMP 11.1 リリースノート
• 以下の操作により、JMP が異常終了することがなくなりました。
– サンプルライブラリのデータテーブルを使用して列の分割を行う。
– 分割後のデータテーブルのすべての行および列のサブセットを作成する。
• テーブルパネルにあるテーブルスクリプトの赤い三角ボタンから[スクリプトの実行]を選択した場合、選択され
ているすべてのテーブルスクリプトが実行されてしまうという問題が修正されました。
• 要約テーブルからさらに要約テーブルを作成し、<<Copy Table Script メッセージまたは <<Get Script メッ
セージを送った場合、JMP が終了してしまう場合があるという問題が修正されました。
• 値の色やカラーグラデーションのプロパティを設定した列を持つ 2 つのデータテーブルを結合した場合の、パフォー
マンスの低下が改善されました。
• データテーブルの On Open スクリプトで <<Go To Row メッセージを送っても、データテーブルが開いたときに指
定した行まで自動的にスクロールされない問題が修正されました。
• 誤った式を実行したときに、次の警告が、多数繰り返し表示されることがありましたが、一度だけ表示されるよう
に改善されました。「等しいかどうかの比較をする ==( 二重の等号 ) が使われるところに割り当ての = が使われてい
るのでスクリプトを確認してください。」
• 「結合 (Join)」起動ウィンドウの[前回の設定]ボタンで、[テーブル結合のために列を選択]など一部のオプショ
ンが正しく設定されない問題が修正されました。
• 列ビューアで作成したデータテーブルビューと列ビューアのパネルでの行の選択が一致しない場合があるという問
題が修正されました。
• データテーブルの値のほとんどが欠測値である場合に、列ビューアでの標準偏差の計算が正しく行われるようにな
りました。これは、
「一変量の分布」プラットフォームでの標準偏差の計算と同じです。この問題は、5000 以上の
行のあるデータテーブルで、欠測値以外の行の間に欠測値の行が多数連続するような場合に生じていました。
• 列パネルで列を右クリックし、[ラベルあり / ラベルなし]でラベルを設定した後、[編集]>[元に戻す]を選択し
た場合に、ラベルの属性が正しく削除されない場合があるという問題が修正されました。
• 2 億 5000 万以上の行があるデータテーブルの保存または読み込みの際に、データテーブルが壊れる場合があるとい
う問題が修正されました。
• 「Fan Burnout.jmp」サンプルデータ内の G 管理図スクリプトが T 管理図スクリプトに変更されました。
• 「値の色」プロパティの「値によるセルの色分け」オプションが有効になっている列を持つデータテーブルで、行を
削除した場合に、JMP が予期せず終了する場合がある問題が修正されました。
• 以下のような条件下で、グループ変数の計算式が結果の要約テーブルから正しく削除されない問題が修正されまし
た。
– 要約テーブルは、元のテーブルとリンクされていない。
– グループ変数に、元のテーブル内の別の列に基づいた計算式が設定されている。
• 以下の操作により、データテーブルは壊れているものとみなされる場合があるという問題が修正されました。
– スクリプトにより、テーブル変数の値を文字値から数値に変更する。
– データテーブルを保存する。
– データテーブルを再度開く。
• 列数が多いデータテーブルを積み重ねた結果、データテーブルの行数が数百万にもなる場合に積み重ねができない
問題が修正されました。
表示
• ジャーナルまたはレポート内の非表示のテキストボックスは、それらを選択するか右クリックして[表示しない]
オプションをオフにすることで、表示できるようになりました。
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JMP 11.1 リリースノート
• 「対応のあるペア」プラットフォームで、選択ツールを使ってレポートの一部をコピーしたときに、JMP が予期せ
ずに終了する場合があるという問題が修正されました。
• グラフビルダーで[カテゴリカル変数のカラーテーマ]を選択して Enter キーを押したときに JMP が予期せずに終
了する場合がある問題が修正されました。
• Tab Box の中にある「表の作成」の表にテーブルを追加すると JMP が予期せずに終了する問題が修正されました。
計算式エディタ
• 計算式の統計関数で複数の By 変数を指定した場合、それらの変数に変更が生じても式が自動的に再評価されない場
合があるという問題が修正されました。
読み込み
• Mu 記号を含む SAS データセットを読み込む際、これらの記号が欠測値として読み込まれる不具合が修正されまし
た。
• Excel ファイルを読み込む際、DD/MM/YYYY の形式の日付が正しく解釈されるようになりました。
• Subscribe to Data Table List の OnOpen スクリプトで新しいデータテーブル名を戻すように設定した場合、Excel
からテーブルを読み込んだときに正しいデータテーブル名が戻されない場合があるという問題が修正されました。
• Excel ウィザードで、「表示されている行」として誤った数値が表示される場合がある問題が修正されました。
インタラクティブ HTML
• インタラクティブ HTML としてレポートを保存した際、テキストラベルの配置が正しくない場合があるという問題
が修正されました。
• インタラクティブ HTML レポートにおけるドロップダウンリストオプションの配置が改善されました。
• インタラクティブ HTML で、レポート中の表の列が不 いになる場合があるという問題が修正されました。
• 「一変量の分布」プラットフォームの「平均の検定」レポートで、[p 値アニメーション]または[検出力アニメー
ション]を選択した場合、保存されたインタラクティブ HTML レポートに「標本サイズ」と「アルファ」の値が表
示されない問題が修正されました。
• 「プロファイル」において、シミュレーションの数列の表の配置が正しく表示されない問題が修正されました。
• 「モデルの比較」プラットフォームで、横に並んでいる予測値と実測値のプロットがインタラクティブ HTML レポー
トで縦に並んでしまう問題が修正されました。
• 「非線形回帰」プラットフォームで、予測モデルの式が縦方向にレイアウトされてしまう問題が修正されました。
• 「一変量の分布」プラットフォームのインタラクティブ HTML レポートにヒストグラムが表示されない場合がある
という問題が修正されました。
• 「二変量の関係」、
「一般化線形モデル」、および「一元配置」プラットフォームのインタラクティブ HTML レポート
で発生する場合がある、テキストの配置の問題が修正されました。
• 「一変量の分布」プラットフォームのインタラクティブ HTML レポートに、
[複数行に配置]オプションが正しく適
用されるようになりました。
• JSL を使用してチェックボックスを作成した場合、インタラクティブ HTML 出力でラベルが表示されない問題が修
正されました。
• 「因子分析」プラットフォームのインタラクティブ HTML 出力に値が一部表示されない問題が修正されました。
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• プラットフォームのレポートにあるアウトラインの開閉ボタンを右クリックして[アイテムの追加]>[ファイル参
照の追加]を選択してファイル参照を追加した場合、インタラクティブ HTML 出力にファイル名が表示されない問
題が修正されました。
• 「等高線プロファイル」で、応答値とスライダがインタラクティブ HTML 出力に表示されない問題が修正されまし
た。
• 「測定システム分析」プラットフォームで、
「テストのカスタマイズと選択」レポート内のボタンが、インタラクティ
ブ HTML レポートに正しく出力されない問題が修正されました。
• 「モデルのあてはめ」の[MANOVA]手法で、ウィンドウ内の初期オプションを示すチェックボックスが、イン
タラクティブ HTML レポートに正しく表示されるようになりました。
• プラットフォームのレポートにあるアウトラインの開閉ボタンを右クリックして[アイテムの追加]>[スクリプト
ボタンの追加]を選択しボタンを追加した場合、そのボタン名がインタラクティブ HTML レポートに表示されるよ
うになりました。
• グラフビルダーの、要素の種類を示すアイコンがグラフの上に表示されるようになりました。
ジャーナル
• ジャーナルにデータテーブルを挿入する際、スクロールバーが非表示になる場合があるという問題が修正されまし
た。また、データテーブルの一部が表示されなくなる問題も修正されました。
Macintosh
• 「背景地図の設定」ウィンドウで、複数の種類の地図を選択できてしまうという問題が修正されました。1 つの地図
につき、1 種類のみ選択できます。
• グラフ内で、変数を一方の軸から他方の軸にドラッグアンドドロップして役割を入れ替える操作を複数回実行した
際に、JMP が予期せずに終了する問題が修正されました。
• JMP で選択ツールを使ってアイテムをドラッグアンドドロップした際に「操作が完了していません。」というエラー
メッセージが表示される場合があるという問題が修正されました。
• JSL デバッガを起動した際に新たな JMP プロセスが立ち上がり、JMP ホームウィンドウが表示されてしまうという
問題が修正されました。
• 編集可能なコンボボックスで、設定されたスクリプトが選択などの操作をしたときに実行されない場合があるとい
う問題が修正されました。
• JMP を起動した際に、ホームウィンドウより手前にログウィンドウが表示されることがなくなりました。ホームウィ
ンドウの最上部には、ログを表示するためのボタンが追加されました。
• 「劣化分析」のプラットフォームで[疑似故障データの生成]オプションを選択すると JMP がフリーズする場合が
あるという問題が修正されました。
• グラフが透明の背景とともに書き出されることがなくなりました。
• Mountain Lion 上で、次の操作により JMP が予期せずに終了することがなくなりました。
– 新しいジャーナルを作成する。
– イメージをジャーナルにドラッグする。
– イメージの下をクリックして、アウトラインノードを追加する。
– [ファイル]>[保存]または[ファイル]>[別名で保存]を使ってジャーナルを保存する。
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JMP 11.1 リリースノート
多変量の相関
• 以下のような手順を踏んだときに、JMP が異常終了してしまう問題が修正されました。
– 多数の変数に対して「多変量の相関」を実行する。
– レポートに散布図行列を追加する。
– スクロールバーによって、レポートをスクロールする。
印刷
• 印刷または[印刷プレビュー]で、実線以外の参照線が印刷されない問題が修正されました。
• マーカーやマーカーラベルが一部印刷されない場合があるという問題が修正されました。
• グラフビルダーの[サイズ]の変数を指定した場合、一部のマーカーが印刷されない問題が修正されました。
SAS インテグレーション
• Get Macro Var により、マクロの値の途中までしか取得できない場合があるという問題が修正されました。
• 既存の SAS データセットに JMP データを書き出した際に、失敗したり、置き換えられずにデータが付加される場
合があるという問題が修正されました。意図したとおりにデータが置き換えられます。
変換
• 「チャート」や「要約」の起動ウィンドウで、変換した変数を[統計量]の役割に指定した後、その変数を右クリッ
クしてメニューオプションを選択した場合に、JMP が予期せず終了する問題が修正されました。
Windows
• 列情報ウィンドウで、計算式のボックスが正しくスクロールできない場合があるという問題が修正されました。
• [Windows のみ]の環境設定の[Windows タスクバーに表示]で[メイン JMP ウィンドウのみ]を選択しても、
最小化したデータテーブルがタスクバーに表示される問題が修正されました。
• Windows で Pick File() オプションを使用した場合に、より多くのファイルを選択できるようになりました。こ
れは、バッファサイズが大きくなったためです。
• 非常に多くの繰り返し処理により、内部的なピクチャの処理が原因でメモリー不足となってしまう場合があるとい
う問題が修正されました。
統計分析とグラフ
この節では、JMP 11.1 の統計プラットフォームとグラフに関連する更新点について説明します。
軸
• 軸スケールを Weibull 分布の確率スケールに設定した場合に、軸の形式を、いったん元の形式に戻さなくても変更
できるようになりました。この問題は、「寿命の一変量」プラットフォームで発生していました。「軸の設定」形式
がまずパーセントに変更され、それを手のひらツールを使って Y 軸をドラッグする必要がありました。
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JMP 11.1 リリースノート
• 次の操作で、参照線の色、線種、幅が「軸」列プロパティに保存できない問題が修正されました。
– プロットに参照線を追加する
– 軸を右クリックして、[列プロパティに保存]を選ぶ
• 変動性図で、以下の操作により Y 軸の目盛りが正しく表示されなくなる問題が修正されました。
– [Y 軸ラベルをグラフ上に表示する]環境設定をオンにする
– グラフのアウトラインボックスを閉じる
– グラフのアウトラインボックスを再度開く
• Macintosh で、「一変量の分布」プラットフォームでの度数軸または確率軸のスケール変更が印刷の際に失われて
しまうことがなくなりました。
• 「一元配置」プラットフォームで、[Y 軸ラベルをグラフ上に表示する]環境設定をオンにした場合に、グラフの下
に比較円が表示される問題が修正されました。比較円は、グラフの横に適切に表示されます。
• 「二変量の関係」プラットフォームで、[Y 軸ラベルをグラフ上に表示する]環境設定をオンにした場合に、「ヒスト
グラム軸」のヒストグラムや目盛りが正しく表示されない問題が修正されました。
• カテゴリカル列の「軸の設定」ウィンドウに[目盛り間隔]オプションが再度追加されました。
• 「一変量の分布」で名義尺度の列を指定した場合、水準が 10,000 以上あると水準名のラベルが軸上に表示されない
という不具合が修正されました。
ブートストラップ
• ブートストラップを実行したときに、状況によってプロンプトが複数表示されるという問題が修正されました。
• 「一変量の分布」プラットフォームで、複数の変数を分析した場合、常に最初の変数に対してブートストラップが実
行されてしまうという問題が修正されました。現バージョンでは、選択した変数に対してブートストラップが実行
されます。
バブルプロット
• バブルプロットのタイトルが二重引用符を含んでいる場合、Flash ファイルをロードする際に、XML 解析エラーが
生じる問題が修正されました。
• ID 変数を 2 つ指定した場合に、ID2 の変数に欠測値があるとバブルを分割する際にアクセス違反が発生する問題が
修正されました。
• バブル上にカーソルを置いたときに、JMP 内のツールチップに表示される行数と Flash 出力の値が異なる場合があ
るという問題が修正されました。全体の行数ではなく、計算に使用される行数が表示されるようになりました。
• 背景地図を含むバブルプロットを Flash 形式で保存した際、地図上のバブルの位置にずれが生じる問題が修正され
ました。
• タイトルおよび変数名に山括弧が含まれている場合、Flash ファイルをロードする際にエラーが生じる問題が修正
されました。
• データフィルタを使用すると、バブルプロットのレポートの動作が遅くなったり、反応しなくなったりする場合が
あるという問題が修正されました。
• [役割の表示]オプションで列の役割を更新した場合、それより前に行われた軸の設定の変更が保持されるようにな
りました。
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工程能力
• 「各列に対する詳細」のレポートにおいて、密度曲線グラフの横軸に必ず 0 が含まれるため、密度曲線が潰れて描画
されるという問題がありました。現バージョンでは、横軸のスケールが改善され、密度曲線が適切に描画されます。
• 応答列に「仕様限界」列プロパティが設定されていない場合に、
「工程能力」プラットフォームの環境設定が適用さ
れない問題が修正されました。
カテゴリカル
• スクリプトの Save Excel File() メッセージに引数を指定できないという問題がありました。現バージョンで
は、ファイルのパス名、および、Separate Rows for Each Cell Statistic オプション(セルを複数行で保
存するかどうかのオプション)が引数として正しく認識されます。
• [表の構成]タブを使用した後、[Excel ファイルとして保存]オプションを選択すると、常にエラーメッセージが
ログに表示される問題が修正されました。
• [Excel ファイルとして保存]オプションの処理が動作しない場合があるという問題が修正されました。
• [表の構成]タブで使用した場合に、[応答の欠測値をカウント]オプションをオンにしても、欠測値が表に表示さ
れない問題が修正されました。
• 起動ウィンドウにて、[表の構成]タブを使用した場合に、[前回の設定]ボタンによって前回に選択した列が正し
く呼び出されないという問題が修正されました。
• スコアの平均を保存するためのオプションが追加されました。赤い三角ボタンのメニューから、[スコアの平均]
オプションを選択した後、
[テーブルの保存]>[スコア平均の保存]を選択すると、スコアの平均がデータテー
ブルに保存されます。
• [表の構成]タブを使用した後、[テーブルの保存]を選択した場合に、行側のカテゴリがテーブルに保存されない
という問題が修正されました。この問題は、次のような条件で生じていました。
– [表の構成]タブにおいて表を 1 つ作成し、その表の上側と横側にカテゴリカル変数が 1 つずつしかない。
– そして、[テーブルの保存]オプションのいずれか 1 つのコマンドを実行する。
• [表の構成]タブを使用した際、表のいずれかに用いる列のデータがすべて空白であっても、レポートが作成される
ようになりました。
• 何も選択していない状態で、Ctrl+C などによりレポートをコピーをすると、レポート全体がコピーされるようにな
りました。
• 以下のような手順を踏んだときに、JMP が異常終了する問題が修正されました。
– [表の構成]タブを使用する。
– プラットフォームの[フィルタ]オプションをオンにする。
– [テーブルの保存]>[Excel ファイルとして保存]を選択する。
• [表の構成]タブで入れ子構造に列を指定した時で、欠測値があるために列の組み合わせごとに有効なデータが 1 つ
もなかった場合に、レポートにその旨を伝えるメッセージが表示されるようになりました。
• [テーブルの保存]>[等質性検定の保存]を使用した場合に、等質性を検定するグループがユーザによって変更さ
れても、デフォルトの全体に対する結果が保存されていました。現バージョンでは、ユーザが定義したグループご
とに結果が保存されます。
• データテーブルにて「多重応答」列プロパティが設定された列があり、かつ、
[表の構成]によって表を作成した場
合、
[応答している全ケース数]という欄が表に追加されました。この欄には、少なくとも 1 回、何らかの応答をし
た人の人数が表示され、一度も応答しなかった人はカウントされません。
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JMP 11.1 リリースノート
• データテーブルの列名を変更したとき、その時に開いている「カテゴリカル」プラットフォームの起動ウィンドウ
での列名も自動的に更新されるようになりました。
– 起動ウィンドウが開いている。
– 関連するデータテーブル内で列名を変更する。
• カイ 2 乗値や p 値のセルがあり、それを含む表を Excel ファイルに保存した場合に、間違った値のカイ 2 乗値や p 値
が保存される問題が修正されました。
• [表の構成]タブにおいて入れ子構造に列を指定した場合に、レポートの[応答の合計数]に間違った数値が表示さ
れる問題が修正されました。
• 度数の列に小数の値がある場合、それらの値が表において整数に丸めて表示されるようになりました。
クラスター分析
• 「欠測値パターン表示」のデータテーブルを分析した場合に、欠測値パターン表示のデータテーブルではなく、元の
データテーブルの「行の属性」イベントが取得される問題が修正されました。
• クラスター分析のレポートにていくつかの処理を行った場合に、JMP が異常終了する問題が修正されました。
• 変数間クラスターを行った場合に、X 軸上の樹形図で列のクラスターを選択しても、それらの列がデータテーブル
では選択されない問題が修正されました。
• Ward 法や高速 Ward 法の処理を途中でキャンセルした場合に、JMP が予期せず終了する問題が修正されました。
管理図ビルダー
• テストやウェストガードルールの判定において、一番先頭にある測定値が考慮されていないという問題が修正され
ました。
• G 管理図において、計算された上側管理限界が平均よりも小さくなる場合は、欠測値とするようになりました。
• ローカルデータフィルタでいくつかの処理を行った後、ローカルデータフィルタを削除し、さらに、データテーブ
ルにて行を除外した場合に、管理限界が適切に計算されない問題が修正されました。
• まれなイベントの管理図において、間違った管理限界が計算される場合があるという問題が修正されました。
• データテーブルにおいて「管理限界」列プロパティが指定されており、かつ、そこで平均の値が指定されていなかっ
た場合、テストが適切に行われないという問題が修正されました。
• 二項分布に基づく計数値管理図を初めに描いていて、そこから、まれなイベントの管理図に切り替えた場合に、間
違った管理限界が計算されるという問題が修正されました。
• [欠測値のカテゴリを含める]オプションをオフにした場合に、サブグループ変数が欠測値であるデータの個々の点
が間違って描画されるという問題が修正されました。
• Y 変数を指定する前に空の管理図に対して右クリックオプションから「ゾーン」などを設定した場合に、計数値管
理図やまれなイベントの管理図が正しく描かれない問題が修正されました。
• 分析者によって管理限界が指定されており、かつ、その管理限界が上下で対称でない場合に、テストの結果が SAS
システムと異なったものになる問題が修正されました。
• [警告]>[テストのカスタマイズ]において、「テスト 1」の設定を変更しても、その変更が反映されない問題が修
正されました。
• 二項分布の計数値管理図において標本サイズが一定でない場合に、状況によって管理限界が計算されない問題が修
正されました。
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JMP 11.1 リリースノート
実験計画(DOE)
• [因子のロード]コマンドによって因子の設定を読み込むときに、
「非常に困難」という「因子の変更」列プロパティ
が正しく読み込まれないという問題が修正されました。また、ロードされた「変更」の設定を、因子をロードした
後に変更できないという問題が修正されました。
判別分析
• 2 次元や 3 次元の正準プロットが本来なら描けないようなデータに対して、非常に縦長で空白の正準プロットが描か
れる問題が修正されました。
一変量の分布
• 「一変量の分布」の環境設定に[自動再計算]オプションが追加されました。
• 以下のような操作を行った場合に、警告が数回、表示されていましたが、1 回だけ表示されるようになりました。
– 複数の列に対して、「一変量の分析」を行う。
– データテーブルに戻って、いくつかの行を削除する。
• 水準のない一変量の分布からジャーナルを作成した場合、そのジャーナルを開く際にエラーが生じなくなりました。
• 以下のような条件において、ロバストな統計量が計算されない問題が修正されました。
– 「一変量の要約統計量」の環境設定において、[ロバスト 平均]と[ロバスト 標準偏差]を選択する。
– これらの統計量を、「一変量の分布」を実行するスクリプトでもオプションで指定する。
寿命の二変量
• 起動ウィンドウで位置尺度型の分布を選択しても、散布図の縦軸において対数スケールが使われていました。現バー
ジョンでは、位置尺度型の分布に対しては、通常の線形スケールが使われるようになりました。
• 「寿命の二変量」レポートをジャーナルにした場合や、コピーして貼り付けた場合に、散布図の密度曲線が表示され
ない問題が修正されました。
モデルのあてはめ
• Macintosh 版 JMP の「モデルのあてはめ」において、ある By グループ内のデータがすべて欠測値である場合に、
JMP が異常終了する問題が修正されました。
混合モデル
• ランダム係数モデルの G 行列が正定値でない場合に、BLUP の標準誤差、および条件付き予測値の標準誤差が間
違っている問題が修正されました。
応答のスクリーニング
• 「モデルのあてはめ」起動ウィンドウで[応答のスクリーニング]を選択した場合、[切片なし]オプションを選択
できないようになりました。以前のバージョンではこのオプションを選択できましたが、選択しても切片があるモ
デルがあてはめられていました。
標準最小 2 乗
• Tukey の検定において、p 値が 1 に近い場合に結果が欠測値となる問題が修正されました。
• データにおいて応答が定数の場合(つまり、切片以外のすべてのパラメータ推定値がゼロとなる場合)に、強調点
として[要因のスクリーニング]を選択すると、JMP が異常終了する問題が修正されました。
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ステップワイズ法
• モデルが飽和している場合でも、AICc が計算されてしまう問題が修正されました。現バージョンでは、飽和モデ
ルの AICc は欠測値となります。
二変量の関係
二変量
• 2 点しかないデータに多項式モデルをあてはめた場合に、結果が曲線となる問題が修正されました。現バージョン
では、直線となります。
• 説明変数がすべて同じ値の場合に、傾きの推定値がゼロにならない問題が修正されました。現バージョンではゼロ
になります。
• スクリプトで引数に「0」を指定することにより、オプションをオフにできるようになりました。
例 : Fit Orthogonal( 0 )
• カーネル平滑化において、
[度数]変数と[重み]変数が使用されないことを示す警告がレポートに表示されるよう
になりました。
一元配置
• スクリプトを実行したときにエラーによってレポートが作成されなかった場合でも、ウィンドウリストに「一元配
置」レポートの項目が表示される問題がなくなりました。
• Tukey の検定において、p 値が 1 に近い場合に結果が欠測値となる問題が修正されました。
• Hsu の MCB 検定において、間違った p 値が計算されていた問題が修正されました。
• 標本サイズが奇数の場合に、等分散性を調べる Brown-Forsythe 検定の結果が、SAS システムの結果と異なってい
た問題が修正されました。
グラフビルダー
• ジャーナルファイルを保存する際、凡例の色変更情報が一部失われる問題が修正されました。
• 棒グラフの棒の幅が非常に細い場合、棒が表示されなくなる場合があるという問題が改善されました。
• [スケールの固定]オプションを使用し、地図に[ローカルデータフィルタ]を使用した際に、グラフが空白になる
場合があるという問題が修正されました。
• [ヒストグラム]アイコンの次に[等高線]アイコンを選択した際、ヒストグラムが等高線といっしょに表示される
場合があるという問題が修正されました。
• 色のエリアに列をドラッグしたときに、グラフマーカーの環境設定で指定されているマーカーと異なるものが使用
される場合があるという問題が修正されました。
• 同じ変数を色と重ね合わせの両方に指定した場合に、色のみが水準によって異なるものに設定される問題が修正さ
れ、マーカーも水準ごとに異なるものが使用されるようになりました。
• 全体に対する % などの要約統計量を選択すると、それまでに適用されていた色が別の色に変更されてしまう場合が
あるという問題が修正されました。
• Macintosh で、背景地図とともにグラフを保存した際に、JMP が予期せず終了することがなくなりました。
• [あてはめ線]を使った結果のジャーナルを作成し、それをいったん保存してから再度開いたときに、信頼区間の陰
影が保持されるようになりました。
• グラフの最下部に凡例があるグラフの場合、[前回の設定]ボタンを押したときに JMP が予期せず終了する問題が
修正されました。
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寿命の一変量
• ドイツ語・フランス語・中国語の JMP において、起動ダイアログで「個々の最適な分布」を選択した場合、分析が
実行されない問題が修正されました。
地図
• 「World-Name.jmp」ファイル内のモロッコと西サハラの間の紛争地域が更新されました。
非線形回帰
• パラメータ数が多いモデルを小規模なデータにあてはめ、かつ、
「カスタム逆推定」ウィンドウにて値を入力した場
合に、JMP が異常終了する問題が修正されました。
• 反復計算の収束に失敗した場合、エラーメッセージが表示され、その結果はレポートに追加されなくなりました。
重ね合わせ
• 凡例のある重ね合わせプロットのジャーナルを作成した場合に、凡例の向きが変わってしまう場合があるという問
題が修正されました。
• 凡例をダブルクリックした際に、JMP が予期せず終了する場合があるという問題が修正されました。
パレート図
• パレート図で、ローカルデータフィルタとグローバルデータフィルタによる動作が一部異なる問題が修正されまし
た。
PLS 回帰
• k 分割交差検証の k が大きい場合に、進行状況を示すダイアログウィンドウが表示され、必要に応じて処理がキャ
ンセルできるようになりました。
• Y スコアの散布図行列には、信頼楕円が描かれないようになりました。
あてはめのグループ
• スクリプトの Fit Group(あてはめのグループ)で複数のモデルを指定する場合に、モデルとモデルを区切る文字
として、カンマに加えてセミコロンも使えるようになりました。
主成分分析
• [三次元スコアプロット]オプションは相関行列を対象としているときにしか選択できませんでしたが、共分散行列
や積和行列を対象にしたときも選択できるようになりました。
プロファイル
• Summation 関数や Procut 関数を含む式を、Save Expanded Formulas メッセージによって保存した場合に、エ
ラーが発生する問題が修正されました。
• プロファイルにて線形制約を設定し、その制約を元のデータテーブルに「制約」スクリプトとして保存した場合に、
[乱数テーブルの出力]オプションによって生成されるデータテーブルにも、「制約」スクリプトが追加されるよう
になりました。
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• 不適合率プロファイルが適切に動作せず、バージョン 10 と異なった結果になっていた問題が修正されました。
• Flash ファイルとして出力した場合に、カテゴリカル変数の軸ラベルに間違った列名が表示される問題が修正され
ました。
再生モデルによる分析
• 標準版 JMP の「再生モデルによる分析」の起動ウィンドウにおいて、[記録開始時刻]ボタンが表示されない問題
が修正されました。
信頼性予測
• 故障数が非常に少ない[ネバダ形式]のデータに対して、間違った結果となっていた問題が修正されました。
• 起動ダイアログの[打ち切りの値]に、デフォルトで「1」が設定されていましたが、空白になりました。
表の作成
• スクリプトで表を作成する場合、Quantiles() が変数名で指定された引数を正しく解決できない問題が修正され
ました。
ゲージチャート
• 行の凡例が長い場合に、名義尺度の軸がグラフから離れてしまう問題が修正されました。
• 「全体の測定バイアス」レポートにおけるヒストグラムの棒が、結果をジャーナルにした場合に、極端に短くなる問
題が修正されました。
スクリプト
この節では、JMP 11.1 で導入されたスクリプトに関する改善について説明します。
• 一変量の分布で、Column() オプションと By 変数を指定した場合、引数が正しく展開されない場合があるという問
題が修正されました。
• [テーブル]メニューのプラットフォームのスクリプトで、特定の列の役割に列リストともう一つ別の列を指定した
ときに、JMP が予期せず終了する問題が修正されました。
• Combo Box に対する <<Set Items メッセージによって、その Combo Box のスクリプトが実行されてしまう問
題が修正されました。
• 2 つのボタンをそれぞれ Local Here() 関数を使用して作成した場合、エラーが表示されてしまう問題が修正され
ました。
• マウスハンドラの動作の問題が修正されました。この問題により、JMP 10 では正しく機能していながら、JMP 11
では正しく動作しないアドインがありました。
• Col Maximum() などの Col XXX() 関数に引数を指定しないで実行すると、JMP が予期せず終了する場合があ
るという問題が修正されました。
• スクリプトエディタで、アンダースコア (_) を含む語をダブルクリックした場合に、その語全体が選択されないとい
う問題が修正されました。
• [スクリプトの索引]で、Data Table Cols 内の <<Go To の例が正しく動作しない問題が修正されました。
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アプリケーションビルダー
• Tab Box に、新しいスクリプトのテンプレートが追加されました。新しい Tab Box を作成した後、そのアイコンを
右クリックして[スクリプト]>[Tab New]を選択します。
• ウィンドウを結合したとき、アプリケーションビルダーで例外が発生する場合がある問題が修正されました。
• JSL コマンドの box <<Close Window(nosave) でアプリケーションウィンドウが閉じない問題が修正されまし
た。
• アプリケーション内で使用している Column Dialog() で、意図したデータテーブルと異なるデータテーブルの列が
表示される場合があるという問題が修正されました。
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