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2 - 葛飾区
教科等 中学校(24校の集計による) (時間) 国語 社会 数学 理科 音楽 美術 学年 保健 技術 英語 総合的 体育 ・ な学習 家庭 の時間 道徳 特別 活動 1 2 3 14 29 1 45 2 2 23 287 19 9 24 24 4 37 2 93 2 2 14 178 11 13 32 25 2 20 1 19 2 2 52 62 26 6 17 27 (考察) 昨年までと同様に、小学校低学年における生活科の授業や、3年生以上での総合的な学習の時間に食 育の視点を踏まえた授業を展開している学校が多い。5・6年生の家庭科でも実施時数が多く、調理実 習を含めて食育の視点を踏まえた授業の工夫を進めている。 今年度、小学校では国語科、社会科、理科、図画工作科、体育科、道徳、外国語活動、特別活動、な どの教科領域で、食育の視点を踏まえた授業の実施回数が2~10倍程度増えた。 これは昨年度からあらゆる教科・領域の中で食育の視点をもって授業に取り組めるように食育リー ダーが各校で実践授業の紹介等に取り組んできたことや、健康推進委員会による授業提供によるもので あるといえる。また、栄養教諭や栄養職員、栄養士を活用した授業のみならず、担任教諭自身が各教科・ 領域の中で授業を工夫している結果であるともいえる。 中学校においても、技術・家庭科や社会科の授業では、学習の中で食育の視点を踏まえた授業がより 多くなっていた。さらに理科、保健体育科、英語科、道徳、特別活動では2~7倍程度実施回数が増えた。 各校で食育の全体計画や食育の年間指導計画を基に、学校全体で食育指導に取り組んでいる様子が読み 取れた。 食育を踏まえた授業を公開した授業(回数) 小学校 中学校 学年 1 2 3 4 5 6 1 2 3 回数 20 21 27 29 50 30 27 18 14 各校において食育の視点をもった授業の実施回数が増え、結果として保護者や地域への公開授業も多 数実施されることとなった。特に、葛飾区で今年度から実施されている土曜授業では食育に関する授業 が頻繁に公開された。 これは各校の食育リーダーのリーダーシップにより、食育の視点を踏まえた授業の公開を積極的に進 めたためである。授業において食育の指導の重要性を家庭に知らせることができただけでなく、給食試 食会や給食だより、ホームページや学校保健委員会等につなげ、家庭との連携のためのきっかけとする ことができた。 -2- (2)健康教育推進委員会の取組 健康教育推進委員会を「葛飾区立学校における食育推進検討委員会」の下部組織に位置付け、授 業提案等の具体的な取組を行った。委員会は栄養教諭を中核とし、小学校長、小学校や中学校の副 校長、主幹教諭、主任教諭、教諭、養護教諭、栄養職員の計22人で構成した。 平成23年度は、教科における食育を踏まえた授業について研究し、小学校6年家庭科と中学校 1年英語科の授業提案を行った。 また食育を保護者に啓発していくための、学校ホームページの充実に向けた、情報提供のための 検討を行った。 -3- 健康教育推進委員会 第6 学年 家庭科学習指導案 日 時 平成23年11月21日(月) 第5校時13: 45~14: 30 対 象 葛飾区立柴又小学校第6学年2組29名 授業者 小泉正美 場 所 2階家庭科室 1 題材名 『まかせてね!きょうのごはん』 2 題材の目標 1食分の献立を考えることを通して、栄養を考えた食事のとり方と作り方、食品の選び方を理解し、 実践する力を身に付ける。 3 題材の評価規準 観点 評価 単元の 評価規準 家庭生活への 関心・意欲・態度 生活を 創意工夫する能力 生活の技能 家庭生活についての 知識・理解 日常の食事のとり方に関 心をもち、栄養を考えた 食事のとり方をしようとし ている。 3つのグループの食品の そろった1食分の献立につ いて考えたり、自分なりに 工夫したりしている。 栄 養 のバランスを考えた 食事を計画し、簡単な調 理ができる。 栄養のバランスがよい1食 分の献立の考え方につい て理解している。 1食分の食事 のとり方に 関心をもち、栄養を考え た 食事をとろうとしたり、 調理しようとしたりしてい る。 米飯とみそ汁を中心とし、 五大栄養素を取り入れて、 1食分の献 立について考 えたり、色どりや味の組み 合わせに注目して自分なり に工夫したりしている。 ①栄養のバランスを考え、 1食分の食事の計画を立 てることができる。 ②「いためる」の調理の仕 方を理解し、簡単な調理 ができる。 ①食品の主な栄養素の体 内での働きを理解して、五 大栄養素の分け方を理解 している。 ②栄養のバランスがよい1 食分の献立の考え方を理 解している。 ③新鮮な野菜の見分け方 や品質の表 示やマークの 意味及び目的や品質を考 えた物の選び方について 理解している。 「B (概ね満足できる) 規準」 3つのグループの栄養の バランスを考えた食事のと り方をしようとしている。 「B (概ね満足できる)規準」 3つの食品グループを意 識して工夫した献立を考え ている。 「B (概ね満足できる)規準」 ゆでる、いためる等の簡 単 な調 理 法 で、 安 全 に、 また、衛生的に食事を作 ることができる。 「B (概ね満足できる)規準」 ・食品を3つのグループに 分けることができ、献立の 考え方を理解している。 ・食品の選び方を理 解し ている。 学習活動 に即した 具体的な 評価規準 4 指導における自分の考え方 (1)この題材の扱いについて 児童はこれまでに、栄養バランスのよい食事をするためにはいろいろな食品を組み合わせて食べる ことが大切であると学習してきた。ここでは五大栄養素にも注目しながらバランスの取れた食事につ いて学習させたい。これまで食べる立場として栄養を考えてきたが、今回の学習では「作り手」側と して、献立を考えさせる。その際、旬の食材や色どりを考えて調理するなど栄養以外のことにも注目 させ、献立を工夫させる。本題材での献立はご飯とみそ汁に合うおかず作りとし、今まで学習した調 理法や内容を生かしていく。実習後は各家庭で調理し、家族に食べてもらうことを目標に意欲を高め ていく。 本題材では、「自ら献立を考え、食品を選んで購入し、調理する」という一連の活動を通して、学ん だことを生活に活用していく力を身に付けさせたいと考えた。そのため、調理計画を立てる学習活動 に十分な時間を確保している。野菜や加工食品の食材を挙げ、食材を選ぶ際に具体的にどの点に注目 すべきなのかを深めさせることにより、食材を選ぶ基準を理解させ、実践に生かす力を身に付けさせる。 -4- (2)本時における食育の視点 正しい知識、情報に基づいて食物の品質及び安全性等について自ら判断できる能力を身に付ける。 (3)児童の実態について 食べることや調理することに関心が高く、進んで学習する。1学期のミシンの学習はグループで進 めており、児童相互の教え合いで課題を解決し、学習を進められる児童もいる。本題材は調理実習と いう目的があり、始めからグループ学習を進めることで協力する意識も高めさせていきたい。また高 学年として、友達の話の大事なことを聞き落とさずに最後まで聞く力を伸ばすために、発表の内容を ワークシートに記入する作業を取り入れた。 (4)教材の活用について 食材の写真や実物を使用する。児童がイメージをもってより考えが深められ、 効果的であると考える。 5 年間指導計画における本単元との関係 5年 料理って楽しいね! おいしいね! 6年 見直そう! 毎日の食事 6年 まかせてね! きょうのごはん 中学 献立作りと食品の 選択 6 題材の指導計画と評価計画 (8時間扱い) 次 主な学習活動 具体の評価規準 評価方法 ○2種類の献立を見比べて気付いたことをまとめる。 (栄養バランス、組み合わせ、色どり、旬の 食材など献立を考える時に気をつけたいこと) ○班で意見交換をする。 ○献立を考える時に気を付ける点について学級全体で確認し、献立の考え方を知る。 〔宿題〕自分で作ってみたいおかずに合わせ、栄養バランスのよい献立を考えてくる。 (3つの中 から選び、みそ汁の実は自分で考えてくる。) A . 骨を丈夫にしてもっと大きくなろう⇒骨を丈夫にする食材 知 - ワークシート記入 豆腐と小松菜のじゃこ炒め or 豆腐とにらのちゃんぷるー B . 体を中から温めて寒い冬を乗り切ろう⇒11月の旬の食材、体を温める働きのある食材 かぶと厚揚げのめんつゆ炒め or 大根とベーコンの洋風みそ炒め 第1次 (5時間) C . 病気なんて絶対しない!!⇒ガン予防、免疫力をアップさせる食材 なすと厚揚げのみそ炒め or ピーマンのツナ詰め 1時間 ○献立を考える時のポイントについて確かめる。 ○班ごとに栄養を考えた1食分の献立(ご飯・みそ汁・おかず)を決める。 創 - ワークシート記入 ○次時の調理計画についての学習内容を知る。 1時間 ○調理の手順を確認する。 ○調理計画を立てる。 ・必要な材料とその食材の下ごしらえ、調理の仕方を知る。 技 - ワークシート記入 ・手順、分担について考える。 [ 宿題 ] 新鮮な野菜の見分け方を調べたり、家族に聞いたりしてくる。 2時間 ・食品の選び方について考える。 (本時) ○調理計画を振り返り、次時の調理実習の注意事項を確認する。 1時間 第2次 (2時間) 知 - ワークシート記入 技 - 観察 ○調理実習 関 - ワークシート記 入、 2時間 観察 ○実習の様子や感想を交流し合う。 第3次 ○振り返りを行い、家庭での実践の際に改善したいことをまとめる。 関 - ワークシート記 入、 発表 (1時間) ・自分のふり返りを発表し、交流し合う。 ○各班からの発表を学級全体で確認し合う。 1時間 -5- 7 指導の工夫 ○児童がイメージをもち理解しやすくするために写真や実物を提示する。 ○児童が実感を伴って理解できるよう、言語表現をする活動を取り入れる。 8 本 時(8時間扱いの第5時間目) (1)ねらい 食品について正しい知識を身に付け、品質を意識した食品の選び方を知る。 〔知識・理解〕 (2)展開 時間 具体的な学習活動 ○本時の学習内容を知る。 導入 2分 指導上の留意点・配慮事項 評価内容と方法 ●前時の調理計画の内容を振り返り、今日の めあてを伝える。 よりよい食材の選び方を知ろう。 食材を選ぶ時に気を付けることは何か。 展 開 41 分 ○野菜を選ぶ時に気を付けることを 考える。 ●古い野菜と新しい野菜を見比べさせる。 キャベツ、じゃがいも、小松菜、なす、 玉ねぎ、大根、にんじん ○実物の野菜を見て、どのような物 が新鮮と言えるのか、どのような 物を選んだら良いのかを食品カー ドに各班で1枚ずつ記入する。 ●宿題で調べてきた新鮮な野菜の見分け方を もとに班で意見交換し合いながら進めさせ る。 ●見本の食品カードを見せ、児童の活動がス ムーズに進められるようにする。 ○班ごとに食品カードを黒 板に貼 り、発表する。 ・発 表を聞いている児 童はワーク シートにポイントを記入する。 ○加工食品はどこに注目したら良い のかを知る。 ○今日の学習でわかったことをワー クシートに記入し、発表する。 まとめ 2分 ○調理計画を振り返り、次時の調 理実習の注意事項を確認する。 ●児童が実際に買い物に行って、色、つや、 【知】新 鮮な野菜の見分け方につ 触り心地(固さ等)を判断するということを いて理 解している。-食品 意識させる。 カード、発表 ●紙芝居で加工食品の品質の良さを判断する 基準を伝える。 以下の点を押さえる。 ①日付(製造年月日、賞味期限、消費期限) ②食品規格のマーク ●野菜や加工食品を選ぶ際に気を付けること 【知】新鮮な野菜の見分け方や品 をまとめ、品質のよいものを選んでいくこと 質の表示やマークの意味及 を押さえる。 び目的や品質を考えた物の 選び方について理解してい る。 -ワークシート記入 ●全体への評価と次時の学習内容を伝える。 (3)授業観察の視点 ○児童は食品の適切な選び方を理解できていたか。 ○児童の活動内容はめあてを達成させるために有効であったか。 -6- 調理計画分担表 ~バランスのよい食事を考えて調理しよう~ 6年 組 名前 1 材料と分量、食材を選ぶ時のポイント 材料 主食 米 分量 持ってくる人 選ぶ時のポイント 200ml (1 合) 主菜(2人分) みそ汁(4人分) 学校で用意する物*調味料 (塩、 しょうゆ) 油、 ごま油、 粉チーズ、 バター、 にぼし -7- 2 作り方と分担 《ごはん》担当: 《おかず》担当: 《みそ汁》担当: ガス台① ガス台② 時間 ☆手順 時間 ☆手順 0 10 20 30 45 3 ふり返り 1.材料ははばや大きさをそろえて切ることができたか。 ( ○ ・ △ ・ × ) 2.材料の火の通り方はよかったか。 ( ○ ・ △ ・ × ) 3.火加減に気を付けて調理できかたか。 ( ○ ・ △ ・ × ) 4.おいしくできたか。 ( ○ ・ △ ・ × ) 5.今日の感想 6.家で実せんするときに気を付けたいこと、今回の反省で生かしたいこと -8- え ら よりよい食材の選び方を知ろう 6年 組 名前 班 野菜 選び方 1 2 3 4 5 6 7 ☆野菜や加工食品の選び方について分かったこと☆ -9- 平成23年度健康推進委員研究授業(英語科国際理解教育) 英語科学習指導案 授業者 T1 青戸中学校英語科教諭 石井 T2 青戸中学校栄養教諭 真美 関口 由美子 1 日 時 平成23年11月28日(月) 第5校時(13時40分~14時30分) 2 場 所 葛飾区立青戸中学校 1年2組教室 3 生 徒 1年2組 (男子19名 女子17名 計36名) 4 生徒の実態 明るく元気が良く、よく声が出る活気のあるクラス。1年生は9月に、食育と英語を 関連付けて栄養教諭とティームティーチングで、英語による国際理解教育(Lesson4 世界の料理について)を行った。その時、生徒はとてもその授業に興味をもち、熱心 に聞き、先生の質問に対する返答も反応がよかった。どの料理について興味をもった のか聞いたところ生徒はトルコのケバブに一番興味をもったようである。 日頃、英語が苦手で授業中おとなしい生徒も積極的に答える場面も見られた。 5 教 科 書 TOTAL ENGLISH 1 6 単 元 名 Lesson 8 New Year 「お正月」 (学校図書) 7 単元のねらい・現在進行形を使う自然な状況 ・料理―身近で楽しい異文化理解 おせち料理に込められた意味を理解する 8 指 導 計 画 (7時間扱い 本時は1/7時) 第1時 本文導入 異文化理解。おせち料理、お雑煮について(本時) 第2時 現在進行形1 第3時 現在進行形2 When ~ ? 第4時 Lesson 8A 第5時 Lesson 8B 第6時 Lesson 8C 第7時 Lesson 8まとめ 9 本時の指導目標 料理―身近で楽しい異文化理解 ①アメリカと日本のお正月の食文化の違いを理解することができる ②おせち料理に込められた意味を理解する Lesson 8の話題は料理である。料理は文化の重要な要素の1つであり、異文化理解の 題材としても様々な話題を提供してくれる。本文では、日本ではお正月に特別な料理が 出されるなど、おせちやお雑煮について話されている。おせち料理では、身近なだけに 深く知る機会の少ない伝統的な食文化を紹介し、温故知新を図る。お雑煮では、外国の 比較どころか、国内においても食文化の違いがある、という点がおもしろいところであ る。まずは、身近なところとして、葛飾区に伝わる食文化のお話~葛飾のお雑煮~につ いてもふれる。 ※本時の食育のねらい・・・食文化、郷土愛について理解する。 - 10 - 10 指導の展開 学習内容 教師の動き(T1) 教師の動き(T2) 生徒の活動 1 Warm-up 7分 ・英語的学習環境を整える 元気よく英語であいさつを Greeting ・英語であいさつをする する 日付、曜日、天気 ・日付、曜日、天気を聞く 教師の質問に答える WORD BINGO ・ペアーの確認、ビンゴの単語 ビンゴに参加し、英語を聞き をリズミカルに読みあげる 取りチェックし、2ラインそ ろ っ た ら ビ ン ゴ! と 言 い ペ アーで対戦する 2 導入 ・今日は special food について ・教師の質問をよく聞き、答え 学習することを認識させる る 身近で楽しい異文 ・ い つ 特 別 な 料 理 を 食 べ る か、 化理解 クリスマス・お正月に特別な turkey の写真を見せる アメリカと日本の 料理を食べるか聞く turkey と chicken の違いを説明 ・ 教 師 の 話 を 聞 き、turkey と お正月の食文化の ・ (turkey の写真を見せて)これ する 違い chicken の違いを理解する は 何 か、turkey と chicken の アメリカのクリスマス料理につ 8分 違いを聞く いて説明する ア メ リ カ で は Thanksgiving Day に も turkey を 食 べ る こ とを説明する 3 展開 ・ (おせちの写真を見せて) おせちについて 25分 おせちの写真を見せる これは何か、お正月に食べる 生徒の答えに耳を傾ける ・教師の質問をよく聞き、答え る か、何を食べるか、なぜ食べ るのか聞く おせちには特別な意味がある おせちについて説明する ことを話し、ワークシートを ・ワークシートに取り組む あてはまるものを線で結ぶ 配る ワークシートにのっている写 真、キーワードを黒板にはる ワークシートについて説明す 机間指導をおこなう る(机間指導をおこなう) 答え合わせをおこなう (生徒に聞く) 生徒の考えを聞き、黒板のカー ・黒板を見ながら答え合わせを ドを並び替えて解説をする し、おせち料理に込められた 意味を理解する お雑煮について 10分 ・ (お雑煮の写真を見せて) ・教師の質問をよく聞き、答え これは何か、お正月にお雑煮 る を食べるか聞く 雑煮に入れるもちは四角か、 丸か、焼くか、煮るか聞く - 11 - ・日本にはいろいろなタイプの ・教師の話をよく聞き、日 お雑煮があることを理解させ 本にはいろいろなタイプの る お雑煮があること、葛飾区 ・お雑煮の話をする のお雑煮について理解する 最終的には葛飾区のお雑煮の 話までもっていく 4 まとめ ・本時の学習を振り返る Closing ・本時の学習を振り返る ・今日学習したことを振り返る ・英語であいさつをする ・元気よく英語であいさつをす ・英語であいさつをする る 11 評 価 観点:言語や文化の知識理解 ①アメリカと日本のお正月の食文化の違いを理解することができたか ②おせち料理に込められた意味を理解することができたか 添付資料 1.WORD BINGO 2.教科書 Lesson 8 3.ワークシート 4.座席表 - 12 - - 13 - 味 意 語 英 前 名 豊年豊作祈願 rolled kelp with fish 数の子 喜ぶ herring roe 田作り ★それぞれ一致するものを線で結びましょう。 金運がつく sardines teriyaki small dried 昆布巻き 子宝に恵まれる sweet black beans 栗きんとん 生きできるように 腰が曲がるまで長 chestnut sweet potato and えび 暮らせるように まめに働き健康で shrimp 黒豆 (3)外部講師を活用した食育授業 区内の聖徳調理師専門学校と連携して、2校の小学校と1校の中学校で食育の授業を展開した。昨年度 は箸の持ち方や小松菜蒸しパンの調理等についての学習をした。 今年度、小学校ではデザートの盛り付けに関する授業を下記の通り実施した。パンナ・コッタの調理法を見 せて貰い、自分たちで盛り付けの仕方について学習した。彩りを意識しながらおいしそうに盛り付けをしようとす ることで、児童は自然に栄養バランスを考えていくことができた。 日 時 9月9日(金) 5年生 北野小学校 10月6日(木) 5・6年生 東柴又小学校 メニュー 「パンナ・コッタ」 かきまぜかたひとつにもこつがあります。 このように、ていねいに 形を作っていきますよ。 どんなふうにでき上がる かな。 バランスを考えたオリジナル の盛り付けで個性豊かに仕上 がりました。 おいしそうでしょう!! - 14 - 仕上がり具合をよく確か めてくださいね。 見た目にこだわった盛り付けが食卓に映えます。 いよいよ試食です。 中学生では、2月という時期を捉えて、卒業後の 食生活にふれた授業を、下記の通り実施した。 日 時 2月3日(金) 5・6校時 2月9日(木) 5・6校時 対 象 3学年全クラス(4学級) メニュー 「パンナ・コッタ」 今回のテーマは、「色」 いろいろな色の食品=いろいろな種類の食品を食べることによって、健康的な食生活を過すことができるという ことを、デザートを盛り付けることから学んだ 人は、生きているだけでエネルギーを使う。 寝ているだけでも使います。 成長期の君たちは、成長するためのエネル ギーと活動するためのエネルギーが必要で すね。でも、偏ったものばかり食べていた ら・・・栄養失調になってしまいますね。 上手に食べることが大切です。 このように、湯煎してカップから出します。 この、パンナ・コッタを中心に、フルーツ・ ソースを使って商品をイメージして盛り付 けてください。 まずは、手を洗いましょう。 おいしく上手に、盛り付けられるかな?・・ まずは、ソースから?? フルーツはどこに飾ろうか・・・ 満足のいくでき上がりでしょうか?まずは 味を見てみましょう。 崩すのがもったい ない。 味はどうかな?? おいしい!! でき上がりました。 個性が光っている でしょうか?? 皆さんは、何色使いました か?? 今日の給食、恵方巻きには、 何色使ってましたか?? 給食のメニューのように、 これからの食生活もいろい ろな食材を使うと、栄養の バランスが偏りません。 1回の食事に、いろいろな 色を加えて食べるように心 掛けて下さい。 - 15 - 授業後記 4種類のフルーツと3種類のソース、1種類の 香草を使って、あらかじめ用意されていたパンナ・ コッタを中心に、盛り付けるという作業から、 「い ろどり」と「栄養のバランスを考える」という内 容に展開した講話は、生徒にとって分かりやすく、 実践しやすいものであった。 授業後、給食の食品数を聞いてくる生徒の姿か らも、成果があったと考えられる。 2 地場産物を活用した学校給食のメニュー開発 (1)葛飾区学校教育研究会 学校給食研究部会による学校給食メニューの開発 食材別にグループに分かれ(芋類・魚類・小魚類・緑黄色野菜豆類・淡色野菜・果物類)と葛飾区の地 場産物である「小松菜」のメニュー開発の取組を行うこととした。 4月 研究課題を(豆類・海草類・芋類・種実)を使ったメニューの開発に決定する。 (葛飾区の地場産物である「小松菜」を可能であればくわえることとする。 ) 5月 定例会 各研究員は、1~2品のメニューを考案する。 課題具体化のため、調理実習の日時・場所などを決定する。 研修担当者は、施設の確保を行う。 6月 定例会 調理実習実施に向け、各研究員の提案課題を全体で検討する。 7月 定例会 調理実習実施に向け、各研究員の提案課題を全体で検討する。 7月26日(火)調理実習を実施し、学校給食として適切なメニューであるかを検討・修正を行った。 検討・修正内容 味・量・作業手順・給食調理に可能か・生徒の嗜好・価格 など 9月以降 各学校にて、学校給食新メニューとして実施する。 調 理 実 習 風 景 調理実習及び実習メニューの紹介 調理実習は、一日がかりで行う。 作ったメニューは、全 2 4品である。様々な調理法を用い、1班4名に分かれ4~5品を作った。 1品5人分ずつ作り、それを一人分量に分け、適量であるか無いかを判断する。 様々な、メニューができました。 生徒は、喜んで食べるでしょうか? 期待に、胸がふくらみます。 試食後、調理時間・調理工程・味・切り方・見た目・食感・大量調理は 可能かなど学校給食メニューとして、生徒がより食べられるように、十 分な検討を行う。 2学期から、各学校のメニューに加わる。 - 16 - (2)「小松菜給食の日」に取り組んだメニュー開発 区内全小・中学校で「小松菜給食」実施 平成23年 11月30日(火)葛飾区内の全小・中学校で地元野菜の特産物である「小松菜」を食べ、地産 地消について考えようと「小松菜給食」が実施された。 この小松菜給食は、JA スマイル東京から JA バンク教育活動助成事業の具体的な取組として、次世代を担う 子供たちに農業についての理解を広げてもらうことを目的に、地域特産の新鮮で安心・安全な「小松菜」の 無料提供を受け、全小・中学校で小松菜を使用した給食が実施された。 葛飾区・江戸川区・足立区は、良質な小松菜の産地として名高い、特に葛飾区のものは品評会でも優秀で、 その品質・収穫量ともに全国トップであり、古くからこの地域で栽培されてきた地元野菜である。 それぞれの農家で収穫され、手作業で束ねられる。 農園(ビニールハウス)で育った「小松菜」 JA に協力し、納品をしてく れた生産者さんです。 いただきます! 青戸中学校の小松菜給食 沖縄風混ぜごはん シシャモの南蛮漬け 小松菜としめじの炒め物 ニラ玉スープ 小松菜のケーキ 牛乳 お代わりをしているところ。 どのクラスも残さず食べてく れました。 - 17 -