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JOMF NEWS LETTER No.227 (2012.12) ドイツ小児科・歯科相談会

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JOMF NEWS LETTER No.227 (2012.12) ドイツ小児科・歯科相談会
JOMF NEWS LETTER
No.227 (2012.12)
【2012 年度専門科目医療相談 第 4 弾】
★ドイツ小児科・歯科相談会★
今年度第 4 弾の専門科目医療相談会を 12 月 1~7 日の間、ドイツのデュッセルドルフ、フ
ランクフルト及びミュンヘンで其々日本人学校の主催の下に開催しました。今回も関係者
の皆様の周到なご準備のおかげで好評のうちに無事実施することができました。概要をご
報告します。
2012 年度専門科目医療相談、第 4 回
ドイツ歯科・小児相談会
実施報告
全体スケジュール:12 月 1 日(土)~9 日(日)
相談日程と場所:
デュッセルドルフ:12 月 1 日(土)~2 日(日)
デュッセルドルフ日本人学校内
フランクフルト :12 月 3 日(月)~5 日(水)
フランクフルト日本人国際学校内
ミュンヘン
:12 月 6 日(木)~7 日(金)
ミュンヘン日本人国際学校内(歯科のみ)
担当医師:小児科:榊原洋一先生(お茶の水女子大学 大学院教授)
、
歯科医:田中健一先生(北京天衛診所)
萩原麻美先生(東京小児療育病院)
合計 296 名のご相談を受けました。
デュッセルドルフ:
歯科相談 70 名
小児科相談 21 名
パリ経由で入りましたが霧の為パリ出発が遅れ 1 時間強遅れでのデュッセルドルフ到着で
した。午後からの相談に備えた機材セッティングで田中先生、萩原先生はお昼抜きでした。
田中先生
左から田中先生、京都から来た臼井先生、萩原先生
JOMF NEWS LETTER
フランクフルト
No.227 (2012.12)
:
歯科相談 46 名
小児科相談 20 名
フランクフルトでは各 2 学年に対し歯科教室を開講しました。
受講者数 児童生徒 253 名+保護者 38 名、計 291 名
題目は(小学部 1・2 年生) めざせ!!はみがき名人
目標:1 年生
第一大臼歯のかみ合わせの面をきれいにみがく
2 年生
前歯の外側(唇側)をきれいにみがく
共通
おやつの食べ方について理解する
(小学部 3・4 年生)
目標:3 年生
めざせ!!はみがき名人
前歯の内側(舌側)をきれいにみがく
4 年生
小臼歯をきれいにみがく
共通
歯によいおやつについて理解する
萩原先生もあ~ん
(幼稚園児保護者)
歯とお口の健康のはなし~お子さまの素晴らしい笑顔のために~
内容①むし歯から、歯を守る方法②フッ素について
③お子さまの歯並びについて④歯の生えかわりについて
⑤歯みがきの習慣をつけましょう
(小学部 5・6 年生)
歯の磨き方と虫歯になりやすい部位
・虫歯菌を増やしてみよう
・歯の生え変わり時が虫歯を見つけるチャンス
(中学部) 食べる仕組み
(咀嚼・嚥下,唾液、歯、舌、胃腸系)
・世界の食料と貧困問題で中学生ができること
何時も穏やかで優しい榊原先生
熱弁ふるう田中先生
JOMF NEWS LETTER
No.227 (2012.12)
サンタクロースも相談に駆けつけました。
悩みがあるようです。
ミュンヘン
:
歯科相談 139 名
ロマンチック街道をかなり南下。氷点下 7℃に震え上がりました。
そんな中で沢山の児童、保護者が待っていました。
はいっ
口を大きく開けて!!
さすがミュンヘン!バイエルン・ミュンヘンファン
出てきた疑問
本年度の専門科目医療相談(歯科)はマレーシア、マニラに続いて 3 カ所目でしたが 3 か
所とも相談をお願いしている田中先生の感想として、マレーシア、マニラの現地在留邦人
(特に児童生徒)の齲蝕(虫歯)率が日本国内に比べ格段に低いのに対しドイツの児童生
徒、保護者は日本よりかなり高い(悪い)―これはドイツの 3 都市いずれも。
つまりドイツの齲蝕率はマレーシア、マニラに比べ相当悪いということ。
ドイツにチョコレート、グミなど甘いお菓子が多く東南アジアには少ないなどという事は
ない。歯科衛生環境を考えると寧ろ予防のためのフッ素塗布の習慣はドイツの方が強い。
派遣元企業も似たり寄ったり。これは何故か。
これを分析解明出来たら博士号がもらえるだろうーー某歯科医談
(文責 業務部 槻谷)
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