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年報 2013年(No.44)

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年報 2013年(No.44)
<Figures of the year 2013>
Respirology group
Plasminogen activator inhibitor-1(PAI-1)は生体内における線溶系の抑制因子
として知られているが,腫瘍の進展にも重要な役割を担っていることが明らか
となってきている。腫瘍組織において,PAI-1 は腫瘍細胞及び宿主細胞の両方
から産生され,それぞれが腫瘍進展に関わっていると考えられている。しかし,
このどちらが腫瘍進展においてより重要な働きをしているかについては明ら
かにされていない。
本研究で我々は腫瘍モデルマウスへ新規の PAI-1 特異的阻害薬である
SK-216 を投与することで,腫瘍進展と腫瘍血管新生が抑制されることを明ら
かにした。
また,この SK-216 による抗腫瘍,抗血管新生効果においては,腫瘍側では
なく,宿主側の PAI-1 がより重要な役割を担っていることも明らかとなった。
さらに,SK-216 により vascular endothelial growth factor(VEGF)の刺激による
血管内皮細胞の脈管形成能(図)と遊走能が抑制されることも明らかになった。
以上から,SK-216 による抗腫瘍効果はその抗血管新生作用を介したものであ
ると考えられることから,SK-216 が宿主側の PAI-1 を標的とする新しい抗血
管新生治療薬になりうることが示唆された。
Masuda T. et al. SK-216, an inhibitor of plasminogen activator inhibitor-1, limits
tumor progression and angiogenesis. Mol Cancer Ther 2013; 12: 2378-88
Endocrinology group
サブクリニカルクッシング症候群(SCS)は高コルチゾール血症のために高
血圧,脂質異常症や耐糖能障害の代謝疾患を誘発し,これらが死亡率に影響す
ることから,その診断は重要である。本研究では,夜間尿中遊離コルチゾール・
クレアチニン比(Late-night UFCCR)の測定の SCS 診断に対する有用性につい
て検討した。対象は,日本内分泌学会の診断基準に基づいて診断した SCS 9
症例と非機能性副腎皮質腺腫(NF)49 症例。SCS 群の Late-night UFCCR 中央
値は NF 群よりも有意に高値を示した。また,Late-night UFCCR はコルチゾー
ル自律性分泌の指標と有意な正の相関を示した。SCS 診断に対する ROC 曲線
下面積は Late-night UFCCR : 0.937 (95%CI 0.865 - 1.008),24 時間尿中遊離コル
チゾール(24-h UFC): 0.726 (95%CI 0.874 – 0.999)であり,Late-night UFCCR
は 24-h UFC よりも SCS 診断に有用であった。Late-night UFCCR は簡便で,高
精度かつ特異性の高い SCS 診断検査の一つであると考えられた。
Shiwa T, et al. Significantly high level of late-night free cortisol to creatinine ratio in
urine specimen in patients with subclinical Cushing’s syndrome. Clin Endocrinol
(Oxf) 2013; 79: 617-22
Nephrology group
腹膜透析は有効な治療であるが,長期腹膜透析による腹膜線維化が臨床上問
題となっている。間葉系幹細胞(mesenchymal stem cell: MSC)は多分化能を有
するだけでなく,MSC 自体の paracrine 効果により線維化抑制効果や抗炎症作
用を示す報告を認めている。本研究ではグルコン酸クロルヘキシジンによるラ
ット腹膜線維化モデルに対し,骨髄由来 MSC を腹腔内投与し腹膜線維化への
影響を検討した。その結果,GFP 陽性 MSC は一過性に障害をうけた腹膜へ生
着することを確認し,図に示すように MSC の腹腔内投与により腹膜への
-SMA 陽性細胞の集積は抑制され,腹膜平衡試験において腹膜機能が改善す
ることを示した。さらに,in vitro において MSC の分泌する hepatocyte growth
factor が Smad2 リン酸化を阻害し,直接的に TGF-1 シグナルを抑制すること
を示した。MSC の腹腔内投与により,MSC は腹膜障害部位に選択的に誘導さ
れ一過性に生着し,MSC の分化能ではなく,paracrine 効果により抗炎症,抗
線維化作用を示したと考えられ,腹膜透析における腹膜線維化の治療手段にな
り得ることが示された。
Ueno T, et al. Mesenchymal stem cells ameliorate experimental peritoneal fibrosis by
suppressing inflammation and inhibiting TGF-1 signaling. Kidney Int 2013; 84:
297-307
広島大学理念五原則
1.
2.
3.
4.
5.
平和を希求する精神
新たなる知の創造
豊かな人間性を培う教育
地域社会・国際社会との共存
絶えざる自己変革
教室憲章
広島大学大学院医歯薬保健学研究院分子内科学
1.
2.
3.
既存の知識にとらわれず,臨床分子内科学創学の志を
持つこと
国益に沿った社会貢献を目標とすること
明確な学術業績追求姿勢を持つこと
教室運営理念
広島大学大学院医歯薬保健学研究院分子内科学
1.
2.
3.
4.
5.
開示された評価基準
適材適所
診療は草の根から,研究は国際的に
高いモラルを持つ医師の養成
権威に屈しないこと
心得
優れた集団では,二律背反則が成り立つ
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
安全性を高めると,効率が下がる
規律を強化すると,創意工夫がなくなる
監視を強くすると,士気が下がる
マニュアル化が進むと,自主性がなくなる
フールプルーフは技術低下を招く
責任をキーパーソンに集中すると,集団はバラバラになる
責任を厳重にすると事故隠しが起こる
情報公開すると,過度に保守的となる
目
次
巻頭言(河野修興 教授)
第Ⅰ部 研究・学会活動
A.執筆物
B.学会発表
C.研究助成金等
D.賞
E.主催学会一覧
第Ⅱ部 教育活動
A.医学部医学科
B.大学院
C.学位取得者
第Ⅲ部 診療活動
A.入院患者数
B.死亡患者数
C.特殊検査・治療
教室員・研究生・技術員名簿
医師所属学会・認定医・専門医・社会貢献活動等一覧
平成 25 年度新入局者紹介
あとがき(服部登 准教授)
巻頭言
「和魂和才の時代を拓く」
教授 河野 修興
個人的なことから書き始めるのは少し気がひけますが,昨年度を振り返
りますと 4 月から腰痛に悩まされた年でした。不注意にマッサージを受け
たことから,腰椎の靭帯と腹横筋などを損傷したようです。この数か月,
好きなゴルフもできません。腰椎・ディスク・神経根には全く問題ないこ
とを MRI で確認していますが,筋肉は衰え,両下肢足部のしびれが続いて
います。体重も 8 kg 減少,胸囲は 12 cm,腹囲は 10 cm も減少しました。
他の人にはうらやましがられますが,本人はそれどころではありません。
2 年半前に新調したスーツも大きすぎて,小さくしてもらいました。現在
リハビリに邁進していますが,相当にひどくなるまで我慢していましたの
で完治はまだ遠い感じです。いきなり弱気の巻頭言で誠にすみませんが,
お許しください。必ず完治する意気込みはまだ持っています。患者さんの
気持ちがよく理解できた1年でした。
この巻頭言を書き始めたのは平成 26 年 4 月 30 日ですから,4 月までの
ことは書かせていただくことにします。
平成 26 年 4 月 25 日から 27 日までの 3 日間,大阪国際会議場とリーガ
ロイヤルホテルにおいて,第 54 回日本呼吸器学会学術講演会を主宰させ
ていただきました。教室員,同門会員の皆様,幾多の学会関係者のお世話
になり,関西地域で開催した日本呼吸器学会としては最多数(約 7000 名)
の参加を得ました。当科の先生たちを中心に考えてもらった新規企画がこ
とごとく成功したように思えました。皆さん,ありがとうございました。
学会のテーマは「和魂和才の時代を拓く」としました。英語訳
は,”Pursuing Creative Research in Respirology”です。和題は小生が考えたも
のですが,英語の方は服部准教授が考えてくれたものを選びました。直訳
ではありませんから,奇異に思われる方も多いかもしれませんので,少し
説明させていただきます。他者から一人前であると認められるためにはま
ず自己を確立しなければならない,という考え方に立脚しています。した
がって,「和魂和才の時代を拓く」の真意は,日本に限らず,その民族・
国家のオリジナルな優れた文化を継承・発展させることが第一である,と
いうことです。平安時代からの「和魂漢才」
,明治維新からの「和魂洋才」
だけでは,美学に欠けるところがあるように思うからです。「和魂和才」
を完成するには,百年の期間が必要でしょう。「魂」が日本人であること
はあまりにも当然のことです。
「才」,
これは intelligence と考えていますが,
この「才」が他国の借り物だけで満足しているようではあまりにも情けな
い。「和魂和才」を確立してこそ,初めて,他国に対する敬愛の心を持つ
ことができる。他国に敬愛の心を持たなければ,他国の心情は理解できな
い。そこで初めて批判もできる。国際化とは非常に厳しいものであり,た
だ相手の言うことをニヤニヤと笑いながら聞いているだけでは信頼はさ
れない。信頼されてこそ,はじめて国際化への道が拓けてくるという確信
です。私の考えでは,
「和魂和才の時代を拓く」とは,
「我が国の自己を確
立する努力を懸命に行うことによって,国際的貢献度を高めよう」という
意味であることを理解していただければ幸いです。国際的な連携と競争が
すさまじい勢いで強化されている現代では,閉鎖的な一国至上主義や一国
平和主義が生き残る可能性は低いと考えています。
また,外国の制度を無批判に導入することには大きなリスクが伴います。
昨年,厚生労働省が企業を告発するにまで至ったディオバンの問題は,和
魂和才の少なさが原因であると思っています。我が国の精神風土と法律の
上に,十分に吟味していない外国の仕組みを取り入れますと,様々な齟齬
が発生し,何が正しく,何が不正なのかわからなくなる確率が増えるでし
ょう。個人レベルでは対処法がわからなくなって,正邪の区別がわからな
くなる事態も発生しえるでしょう。鍵と鍵穴は正確に合うものでなければ
なりません。合わない鍵は,合うように十分調整してから鍵穴に入れなけ
ればならないのです。あるいは,時間をかけてでも,鍵穴の整形が必要な
こともあるでしょう。
最近は医学研究費も激減しています。政府はアメリカ合衆国の NIH に似
た組織を作り研究費を交付する方針であることを報道などで見聞します
が,予算規模は何とアメリカ合衆国の 4%ということですから,これは残
念ながら,
「和魂和才」の実現にはほとんど役に立たないかもしれません。
その中で,同門会の先生方からは,新研究棟への移転に関して多大なご
寄付を広島大学当局にいただきました。来年の今頃には移転が完了してい
るはずですので,お時間の余裕を見て是非とも見学に来ていただくことを
お願いいたします。
この巻頭言の最後になりますが,小生が諸葛孔明(西暦 181-234 年)を
心から尊敬していることは皆様ご存知と思います。「和魂和才」と言いな
がら,なに故に「漢」の天才諸葛孔明に触れるのか,疑問を抱かれる方も
おられるでしょうから,少し説明させてください。本年は皇紀 2674 年に
あたります。この時が「和魂」の始まりであると思っています。「和国で
あるとの意識」が芽生えたのです。それ以前には,「漢」という強大な国
の辺境のそのまた外にあった「漢」の周辺にあった「蓬莱国」として認識
されていました。そして,本邦が「独自の才」である「和才」を持ち始め
たのは西暦 500 年前後であると思っています。その数百年前後の期間に膨
大な量の「漢才」が流入し,文字を使い始めたことによって,「和才」の
始まりを確認できるのです。したがって,「諸葛孔明の才」は「日本のオ
リジナルな和才」の形成の源流の一つであるととらえています。ところが,
「和才」の独自な発展は必ずしも容易ではなかったため,平安時代には「和
魂漢才」ということが叫ばれるようになり江戸時代まで続いたのです。そ
して,黒船来航に驚いた明治時代からの日本では「和魂洋才」が席巻しま
した。そして,その intelligence を他国に求めるという風潮は未だに幅を利
かしています。これを克服する考え方が「和魂和才」であると思います。
「和魂和才」を確立できてこそ,世界に対して自己責任を果たすことので
きる独立した一個の国であり,立派な文化を持っていると胸を張って言え
るのではないでしょうか。そして,我国はそれだけの実力を持っていると
信じています。
孔明の頭脳や行動は「神算鬼謀」とたたえられ,兵糧や食料を迅速に運
ぶための木牛流馬や知恵の輪(チャイニーズリング)も発明したとされて
います。何がすごいかというと,ずっと先々までの変化を読める。あるい
は,将来の変革を自ら作り出すことができるところでしょう。小生も,今
よりもほんの少しでも将来の姿を描けるように努力しなければならない
と日々思っているところです。第 2 内科を含め日本の我々が,「和魂和才
の時代を拓く」ためにです。
第Ⅰ部
研究・学会活動
A.執筆物(平成 25 年 1 月 1 日~平成 25 年 12 月 31 日)
B.学会発表(平成 25 年 4 月 1 日~平成 26 年 3 月 31 日)
C.研究助成金等(平成 25 年 4 月 1 日~平成 26 年 3 月 31 日)
D.賞(平成 25 年 4 月 1 日~平成 26 年 3 月 31 日)
E.主催学会一覧(平成 25 年 4 月 1 日~平成 26 年 3 月 31 日)
注1) 同門会員である,同門会員でない,に関わらず,その研究が行われ
た期間に分子内科学(旧第二内科)に所属していなかった先生方に
は,*(アスタリスク)を添付しました(ただし,留学中を除く)
。
注2) 収載対象期間は年度区切り(平成 25 年 4 月 1 日~平成 26 年 3 月 31
日)を基本としましたが,執筆物については収載・発行月日が不明
なものも含まれるため年区切り(平成 25 年 1 月 1 日~同年 12 月 31
日)としました。
A.執
筆
物
[原著(英文)]
<呼吸器グループ>
1.
Yamane T, Yokoyama A*, Kitahara Y, Miyamoto S*, Haruta Y, Hattori N,
Yamane K, Hara T*, Kohno N
Cross-sectional and prospective study of the association between lung
function and prediabetes
BMJ Open 2013; 3: e002179
OBJECTIVES: A growing body of evidence suggests that there is a relationship
between impaired lung function and the risk of developing diabetes mellitus (DM).
However, it is not known if this reflects a causal effect of lung function on glucose
metabolism. To clarify the relationship between lung function and the development of
DM, we examined the incidence of newly diagnosed prediabetes (a precursor of DM)
among subjects with normal glucose tolerance (NGT) at baseline.
DESIGN: Primary analysis of an occupational cohort with both cross-sectional and
longitudinal data (follow-up duration mean±SD: 28.4±6.1 months).
SETTING AND PARTICIPANTS: Data were analyzed from 1058 men in a
cross-sectional study and from 560 men with NGT in a longitudinal study.
OUTCOMES AND METHODS: Impaired lung function (per cent predicted value of
forced vital capacity (%FVC) or per cent value of forced expiratory volume 1 s/FVC
(FEV1/FVC ratio)) in relation to the ratio of prediabetes or DM in a cross-sectional
study and development of new prediabetes in a longitudinal study. NGT, prediabetes
including impaired glucose tolerance (IGT) and increased fasting glucose (IFG) and
DM were diagnosed according to 75 g oral glucose tolerance tests.
MEASUREMENTS AND MAIN RESULTS: %FVC at baseline, but not FEV1/FVC
ratio at baseline, was significantly associated with the incidences of DM and
prediabetes. Among prediabetes, IGT but not IFG was associated with %FVC. During
follow-up, 102 subjects developed prediabetes among those with NGT. A low %FVC,
but not FEV1/FVC ratio, was predictive of an increased risk for development of IGT,
but not of IFG.
CONCLUSIONS: Low lung volume is associated with an increased risk for the
development of prediabetes, especially IGT, in Japanese men. Although there is
published evidence for an association between chronic obstructive pulmonary disease
and DM, prediabetes is not associated with the early stage of COPD.
2.
Oshita H, Nishino R, Takano A*, Fujitomo T*, Aragaki M*, Kato T*,
Akiyama H*, Tsuchiya E*, Kohno N, Nakamura Y*, Daigo Y*
RASEF is a novel diagnostic biomarker and a therapeutic target for lung
cancer
Mol Cancer Res 2013; 11: 937-51
Genome-wide gene expression profiling revealed that the Ras and EF-hand
domain containing (RASEF) transcript was significantly transactivated in the
majority of lung cancers. Using lung cancer cells, transient expression of RASEF
promoted cell growth, whereas RASEF knockdown not only reduced its
expression but resulted in growth suppression of the cancer cells.
Immunohistochemical staining using tumor tissue microarrays consisting of 341
archived non-small cell lung cancers (NSCLC) revealed the association of strong
RASEF positivity with poor prognosis (p=0.0034 by multivariate analysis).
Mechanistically, RASEF interacted with extracellular signal-regulated kinase
(ERK) 1/2 and enhanced ERK1/2 signaling. Importantly, inhibiting the interaction
between RASEF and ERK1/2 using a cell-permeable peptide that corresponded to
the ERK1/2-interacting site of RASEF, suppressed growth of lung cancer cells.
This study demonstrates that elevated RASEF promoted cell growth via enhanced
ERK signaling and is associated with poor prognosis of NSCLC. Implications:
RASEF may play an important role in lung carcinogenesis and could serve as a
vaiable prognostic biomarker and target for the development of new molecular
therapies.
3.
Sugiyama A, Hattori N, Haruta Y, Nakamura I, Nakagawa M, Miyamoto S,
Onari Y, Iwamoto H, Ishikawa N, Fujitaka K, Murai H, Kohno N
Characteristics of inspiratory and expiratory reactance in interstitial lung
disease
Respir Med 2013; 107: 875-82
BACKGROUND: Forced oscillometry is a non-invasive method to measure
respiratory resistance and reactance. In this study, we investigated the
characteristics of measurements obtained with an impulse oscillation system
(IOS) for patients with interstitial lung disease (ILD).
METHOD: IOS and spirometry were performed in 64 ILD patients, 54 asthma
patients, 49 chronic obstructive pulmonary disease (COPD) patients, and 29
controls. Respiratory resistance and reactance were assessed as measurements
averaged over several tidal breaths (whole-breath analysis) and as measurements
separately averaged during inspiration and expiration (inspiratory-expiratory
analysis).
RESULTS: Whole-breath IOS analyses for ILD patients showed increased
resistance at 5 Hz and decreased reactance at 5 Hz (X5) compared with controls,
although these features were also found in asthma and COPD patients.
Inspiratory-expiratory analysis demonstrated that the changes in X5 and reactance
area (AX) between inspiration and expiration (ΔX5 and ΔAX, respectively) were
significantly different from those in asthma patients, COPD patients, and controls.
However, multiple linear regression analysis showed that the presence of ILD was
independently associated with ΔX5, but not with ΔAX. Furthermore, ΔX5 was
inversely correlated with vital capacity and diffusing capacity of carbon
monoxide in ILD patients.
CONCLUSIONS: Our results suggest that ΔX5 is a characteristic feature of IOS
measurements in ILD patients, which is clearly different from those in asthma and
COPD patients. This within-breath X5 change in ILD might be associated with its
severity and physiological abnormality, although further studies are needed to
investigate its cause.
4.
Masuda T, Hattori N, Senoo T, Akita S, Ishikawa N, Fujitaka K, Haruta Y,
Murai H, Kohno N
SK-216, an inhibitor of plasminogen activator inhibitor-1, limits tumor
progression and angiogenesis
Mol Cancer Ther 2013; 12: 2378-88
Plasminogen activator inhibitor-1 (PAI-1), which can be produced by host and
tumor cells in the tumor microenvironment, is intimately involved in tumor
progression. In the present study, to pursue the possibility that PAI-1 could be a
therapeutic target in the management of malignancy, SK-216, a specific PAI-1
inhibitor, was orally administered to wild-type mice that were subcutaneously
implanted or intravenously injected with either PAI-1-secreting Lewis lung
carcinoma (LLC) or PAI-1-nonsecreting B16 melanoma cells. The systemic
administration of SK-216 was found to reduce the size of subcutaneous tumors
and the extent of metastases, regardless of PAI-1 secretion levels from the tumor
cells. SK-216 also reduced the extent of angiogenesis in the tumors and inhibited
VEGF-induced migration and tube formation by human umbilical vein
endothelial cells in vitro. Then, to determine whether host or tumor PAI-1 was
more crucial in tumor progression and angiogenesis, PAI-1-deficient or wild-type
mice were subcutaneously implanted or intravenously injected with LLC or PAI-1
knockdown LLC cells. Tumor progression was shown to be controlled by the
presence of host PAI-1 and not affected by the PAI-1 levels in the tumors.
Similarly, host PAI-1 played a more crucial role in tumor angiogenesis than did
tumor PAI-1. These observations suggest that regardless of the PAI-1 levels in the
tumor, the systemic administration of SK-216 exerts an antitumor effect through
its interaction with host PAI-1. This antitumor effect might be mediated by the
antiangiogenic properties of SK-216.
5.
Okamoto T*, Miyazaki Y*, Ogura T*, Chida K*, Kohno N, Kohno S*,
Taniguchi H*, Akagawa S*, Mochizuki Y*, Yamauchi K*, Takahashi H*,
Johkoh T*, Homma S*, Kishi K*, Ikushima S*, Konno S*, Mishima M*,
Ohta K*, Nishioka Y*, Yoshimura N*, Munakata M*, Watanabe K*,
Miyashita Y*, Inase N*
A nationwaide
epidemiological
survey
of
chronic
hypersensitivity
pneumonitis in Japan
Respir Investig 2013; 51: 191-9
BACKGROUND: In 1999, a Japanese epidemiological survey of chronic
hypersensitivity pneumonitis (HP) showed that summer-type HP was the most
prevalent variant of the disease. The number of reported cases of chronic HP has
recently been increasing, and the clinical features of the disease seem to have
changed. We conducted another nationwide epidemiological survey of chronic HP
in Japan to determine better estimates of the frequency and clinical features of the
disease.
METHODS: A questionnaire was sent to qualified hospitals throughout Japan,
and data on cases of chronic HP diagnosed between 2000 and 2009 were
collected.
RESULTS: In total, 222 cases of chronic HP from 22 hospitals were studied.
Disease subtypes included bird-related HP (n=134), summer-type HP (n=33),
home-related HP (n=25), farmer's lung (n=4), isocyanate-induced HP (n=3), and
other types (n=23). The median proportion of lymphocytes in bronchoalveolar
lavage fluid was high (24.5%). The primary findings of computed tomography of
the chest were ground-glass attenuation and interlobular septal thickening.
Centrilobular fibrosis was the major pathological finding on examination of
surgical lung biopsy specimens from 93 patients. The median survival time was
83 months.
CONCLUSIONS: The proportion of bird-related HP was higher than that in the
previous epidemiological survey, and the proportions of isocyanate-induced HP
and farmer's lung were lower. A crucial step in diagnosing chronic HP is to
thoroughly explore the possibility of antigen exposure.
6.
Satoh M*, Takemura Y*, Hamada H, Sekido Y*, Kubota S*
EGCG induces human mesothelioma cell death by inducing reactive oxygen
species and autophagy
Cancer Cell Int 2013; 13: 19
Malignant mesothelioma is an asbestos-related fatal disease with no effective cure.
We studied whether a green tea polyphenol, epigallocathechin-3-gallate (EGCG),
could induce cell death in five human mesothelioma cell lines. We found that
EGCG induced apoptosis in all five mesothelioma cell lines in a dose-dependent
manner. We further clarified the cell killing mechanism. EGCG induced reactive
oxygen species (ROS), and impaired the mitochondrial membrane potential. As
treatment with ROS scavengers, catalase and tempol, significantly inhibited the
EGCG-induced apoptosis, ROS is considered to be responsible for the
EGCG-induced apoptosis. Further, we found that EGCG induced autophagy, and
that when autophagy was suppressed by chloroquine, the EGCG-induced cell
death was enhanced. Taken together, these results suggest that EGCG has a great
potential for the treatment of mesothelioma by inducing apoptosis and autophagy.
7.
Bonella F*, Ohshimo S, Miaotian C*, Griese M*, Guzman J*, Costabel U*
Serum KL-6 is a predictor of outcome in pulmonary alveolar proteinosis
Orphanet J Rare Dis 2013; 8: 53
BACKGROUND: Pulmonary alveolar proteinosis (PAP) is a rare disorder
characterised by abundant alveolar accumulation of surfactant lipoproteins.
Serum levels of KL-6, high molecular weight human MUC1 mucin, are increased
in the majority of patients with PAP. The prognostic significance of KL-6 in PAP
is still unknown. Aim of the study was to evaluate whether serum KL-6 levels
correlate with the outcome of the disease.
PATIENTS AND METHODS: From 2006 to 2012, we prospectively studied 33
patients with primary autoimmune PAP. We measured serum KL-6 levels by
ELISA (Eisai, Tokyo, Japan), and evaluated the correlation between initial KL-6
levels and clinical variables. Disease progression was defined as deterioration of
symptoms, and/or lung function, and/or chest imaging.
MAIN RESULTS: The initial serum KL-6 levels were significantly correlated
with the baseline PaO2, A-aDO2, DLCO, VC and TLC (p=0.042, 0.012, 0.012,
0.02 and 0.013, respectively). The change over time of serum KL-6 correlated
with the change over time of DLCO (p=0.017). The initial serum KL-6 levels
were significantly higher in patients with disease progression than in those with
remission (p<0.001). At a cut-off level of 1526 U/mL, the initial serum KL-6
level predicted disease progression (Se 81%, Sp 94%). At a cut-off level of 2157
U/mL, the initial serum KL-6 predicted the necessity of repeated whole lung
lavage (Se 83%, Sp 96%). In the multivariate analysis, the initial serum level of
KL-6 was the strongest predictor of disease progression (HR 9.41, p=0.008).
CONCLUSIONS: Serum KL-6 seems to predict outcome in PAP.
8.
Taito S*, Sekikawa K*, Oura K*, Kamikawa N*, Matsuki R*, Kimura T*,
Takahashi M*, Inamizu T*, Hamada H
Plasma oxidative stress is induced by single-sprint anaerobic exercise in
young cigarette smokers
Clin Physiol Funct Imaging 2013; 33: 241-4
Cigarette smoking increases oxidative stress, which is a risk factor for several
diseases. Smoking has also been reported to enhance plasma oxidative stress
during strenuous exercise. However, no prior study has examined the changes in
plasma oxidative stress after single-sprint anaerobic exercise in cigarette smokers.
The purpose of this study was to investigate these changes in young cigarette
smokers by measuring reactive oxygen species generation and total antioxidant
content. Participants were 15 male smokers (mean age: 25.9±2.9 years) and 18
male non-smokers (mean age: 24.2±4.3 years). Hydroperoxide concentration and
biological antioxidant potential (BAP) in plasma were measured at baseline and
after the Wingate anaerobic test. A significant interaction between group and time
was observed for plasma hydroperoxide concentration (p=0.037). Plasma
hydroperoxide concentration was significantly increased after exercise in both
smokers and non-smokers (p=0.001 and <0.001, respectively). However, no
significant interaction was observed between groups by time on plasma BAP
(p=0.574), and a main effect of time was observed (p<0.001). Plasma BAP was
significantly increased after exercise in both groups (both, p<0.001). These
findings indicate that plasma oxidative stress is higher in cigarette smokers than
in non-smokers after single-sprint anaerobic exercise, which may increase the risk
of oxidative damage.
(生体機能解析制御科学教室での業績)
9.
Matsuki R*, Kisaka T*, Ozono R*, Sata Y*, Tashiro N*, Hidaka T*,
Oda N*, Ito Y*, Takahashi M*, Sekikawa K*, Kimura H*, Hamada H,
Kihara Y*
Characteristics of patients with severe heart failure exhibiting exercise
oscillatory ventilation
Clin Exp Hypertens 2013; 35: 267-72
This study aims to elucidate the characteristics of patients with severe
nonischemic heart failure exhibiting exercise oscillatory ventilation (EOV) and
the association of these characteristics with the subjective dyspnea. Forty-six
patients with nonischemic heart failure who were classified into the New York
Heart Association (NYHA) functional class III underwent cardiopulmonary
exercise testing (CPX) and were divided into two groups according to the
presence or absence of EOV. We evaluated the patients by using the Specific
Activity Scale (SAS), biochemical examination, echocardiographic evaluation,
results of CPX and symptoms during CPX (Borg scale), and reasons for exercise
termination. EOV was observed in 20 of 46 patients. The following characteristics
were observed in patients with EOV as compared with those without EOV with
statistically significant differences: more patients complaining dyspnea as the
reason for exercise termination, lower SAS score, higher N-terminal pro-brain
natriuretic peptide level, larger left atrial dimension and volume, left ventricular
end-diastolic volume, higher Borg scale score at rest and at the anerobic threshold,
higher respiratory rate at rest and at peak exercise, and higher slope of the minute
ventilation-to-CO2 output ratio, and lower end-tidal CO2 pressure at peak exercise.
Among the subjects with NYHA III nonischemic heart failure, more patients with
EOV had a stronger feeling of dyspnea during exercise as compared with those
without EOV, and the subjective dyspnea was an exercise-limiting factor in many
cases.
(生体機能解析制御科学教室での業績)
10. Ishii K*, Matsukawa K*, Liang N*, Endo K*, Idesako M*, Hamada H,
Ueno K*, Kataoka T*
Evidence for centrally induced cholinergic vasodilatation in skeletal muscle
during voluntary one-legged cycling and motor imagery in humans
Physiol Rep 2013;1 :e00092
We have recently reported that central command contributes to increased blood
flow in both noncontracting and contracting vastus lateralis (VL) muscles at the
early period of voluntary one-legged cycling. The purpose of this study was to
examine whether sympathetic cholinergic vasodilatation mediates the increases in
blood flows of both muscles during one-legged exercise. Following intravenous
administration of atropine (10 g/kg), eight subjects performed voluntary 1-min
one-legged cycling (at 35% of maximal voluntary effort) and mental imagery of
the exercise. The
relative concentrations of oxygenated- and
deoxygenated-hemoglobin (Oxy- and Deoxy-Hb) in the bilateral VL were
measured as an index of muscle tissue blood flow with near-infrared spectroscopy
(NIRS). The Oxy-Hb in both noncontracting and contracting VL increased at the
early period of one-legged cycling, whereas the Deoxy-Hb did not alter at that
period. Atropine blunted (p<0.05) the Oxy-Hb responses of both VL muscles but
did not affect the Deoxy-Hb responses. The time course and magnitude of the
atropine-sensitive component in the Oxy-Hb response were quite similar between
the noncontracting and contracting VL muscles. With no changes in the
Deoxy-Hb and hemodynamics, imagery of one-legged cycling induced the
bilateral increases in the Oxy-Hb, which were completely abolished by atropine.
In contrast, imagery of a circle (with no relation to exercise) did not alter the
NIRS signals, irrespective of the presence or absence of atropine. It is concluded
that central command evokes cholinergic vasodilatation equally in bilateral VL
muscles during voluntary one-legged cycling and motor imagery.
(生体機能解析制御科学教室での業績)
11. Miyoshi S*, Hamada H, Ito R*, Katayama H*, Irifune K*, Suwaki T*,
Nakanishi N*, Kanematsu T*, Dote K*, Aibiki M*, Okura T*, Higaki J*
Usefulness of a selective neutrophil elastase inhibitor, sivelestat, in acute
lung injury patients with sepsis
Drug Des Devel Ther 2013; 7: 305-16
BACKGROUND: Neutrophil elastase plays a crucial role in the development of
acute lung injury (ALI) in patients with systemic inflammatory response
syndrome (SIRS). The clinical efficacy of the neutrophil elastase inhibitor,
sivelestat, for patients with ALI associated with SIRS has not been convincingly
demonstrated. The aim of this study was to determine if there are clinical features
of patients with this condition that affect the efficacy of sivelestat.
METHODS: This was a retrospective study of 110 ALI patients with SIRS.
Clinical information, including the etiology of ALI, the number of organs failing,
scoring systems for assessing the severity of illness, and laboratory data, was
collected at the time of diagnosis. Information on the number of ventilator-free
days (VFDs) and changes in PaO2/FiO2 (ΔP/F) before and 7 days after the time of
ALI diagnosis was also collected. The effect of sivelestat on ALI patients was
also examined based on whether they had sepsis and whether their initial serum
procalcitonin level was ≥0.5 ng/mL.
RESULTS: There were 70 patients who were treated with sivelestat and 40
control patients. VFDs and ΔP/F were significantly higher in the treated patients
than in the control patients. However, there was no significant difference in the
patient survival rate between the two groups. Sivelestat was more effective in ALI
patients with a PaO2/FiO2 ratio ≥ 140 mmHg or sepsis. Sivelestat significantly
prolonged survival and led to higher VFDs and increased ΔP/F in septic patients
and patients with initial serum procalcitonin levels ≥ 0.5 ng/mL.
CONCLUSION: The results may facilitate a future randomized controlled trial to
determine whether sivelestat is beneficial for ALI patients with sepsis.
(愛媛大学での業績)
12. Nakashima T, Liu T*, Yu H*, Ding L*, Ullenbruch M*, Hu B*, Wu Z*,
Oguro H*, Phan SH*
Lung bone marrow-derived hematopoietic progenitor cells enhance
pulmonary fibrosis
Am J Respir Crit Care Med 2013; 188: 976-84
RATIONALE: Bone marrow (BM)-derived cells have been implicated in
pulmonary fibrosis. However, their precise role in pathogenesis is incompletely
understood.
OBJECTIVES: To elucidate roles of BM-derived cells in bleomycin-induced
pulmonary fibrosis, and clarify their potential relationship to lung hematopoietic
progenitor cells (LHPCs).
METHODS: GFP BM-chimera mice treated with or without bleomycin were
used to assess the BM-derived cells.
MEASUREMENTS AND MAIN RESULTS: GFP(+) cells in the chimera lung
were found to be comprised of two distinct phenotypes: GFP(hi) and GFP(low)
cells. The GFP(hi), but not GFP(low), population was significantly increased after
bleomycin treatment. Flow-cytometric analysis and quantitative real-time
polymerase chain reaction revealed that GFP(hi) cells exhibited phenotypic
characteristics of CD11c(+) dendritic cells and macrophages. GFP(hi) cell
conditioned media were chemotactic for fibroblasts obtained from fibrotic but not
normal lung in vitro. Moreover, adoptive transfer of GFP(hi) cells exacerbated
fibrosis in recipient mice, similar to that seen on adoptive transfer of BM-derived
CD11c(+) cells from donor bleomycin-treated mice. Next, we evaluated the
potential of LHPCs as the source of GFP(hi) cells. Isolation of LHPCs by flow
sorting revealed enrichment in cKit(+)/Sca1(-)/Lin(-) cells, most of which were
GFP(+) indicating their BM origin. The number of LHPCs increased rapidly after
bleomycin treatment. Furthermore, stem cell factor induced LHPC proliferation,
whereas
granulocyte-macrophage-colony
stimulating
factor
induced
differentiation to GFP(hi) cells.
CONCLUSIONS: BM-derived LHPCs with a novel phenotype could
differentiate into GFP(hi) cells, which enhanced pulmonary fibrosis. Targeting
this mobilized LHPCs might represent a novel therapeutic approach in chronic
fibrotic lung diseases.
(留学先での業績)
13. Ding L*, Dolgachev V*, Wu Z*, Liu T*, Nakashima T, Wu Z*,
Ullenbruch M*, Lukacs NW*, Chen Z*, Phan SH*
Essential
role
of
stem
cell
factor-c-Kit
signalling
pathway
in
bleomycin-induced pulmonary fibrosis
J Pathol 2013; 230: 205-14
Stem cell factor (SCF) and its receptor c-Kit have been implicated in tissue
remodelling and fibrosis. Alveolar fibroblasts from patients with diffuse
interstitial fibrosis secrete more SCF. However, its precise role remains unclear. In
this study the potential role of the SCF-c-Kit axis in pulmonary fibrosis was
examined. Fibrosis was induced by intratracheal instillation of bleomycin (BLM),
which caused increased SCF levels in plasma, bronchoalveolar lavage fluid
(BALF) and lung tissue, as well as increased expression by lung fibroblasts.
These changes were accompanied by increased numbers of bone marrow-derived
c-Kit(+) cells in the lung, with corresponding depletion in bone marrow. Both
recombinant SCF and lung extracts from BLM-treated animals induced
bone-marrow cell migration, which was blocked by c-Kit inhibitor. The migrated
cells promoted myofibroblast differentiation when co-cultured with fibroblasts,
suggesting a paracrine pathogenic role. Interestingly, lung fibroblast cultures
contained a subpopulation of cells that expressed functionally active c-Kit, which
were significantly greater and more responsive to SCF induction when isolated
from fibrotic lungs, including those from patients with idiopathic pulmonary
fibrosis (IPF). This c-Kit(+) subpopulation was αSMA-negative and expressed
lower levels of collagen I but significantly higher levels of TGF than
c-Kit-negative cells. SCF deficiency achieved by intratracheal treatment with
neutralizing anti-SCF antibody or by use of Kitl(Sl)/Kitl(Sl-d) mutant mice in
vivo resulted in significant reduction in pulmonary fibrosis. Taken together, the
SCF-c-Kit pathway was activated in BLM-injured lung and might play a direct
role in pulmonary fibrosis by the recruitment of bone marrow progenitor cells
capable of promoting lung myofibroblast differentiation.
(留学先での業績)
<腎臓グループ>
1.
Ueno T, Nakashima A, Doi S, Kawamoto T*, Honda K*, Yokoyama Y,
Doi T, Higashi Y*, Yorioka N, Kato Y*, Kohno N, Masaki T
Mesenchymal stem cells ameliorate experimental peritoneal fibrosis by
suppressing inflammation and inhibiting TGF-1 signaling
Kidney Int 2013; 84: 297-307
Mesenchymal stem cells (MSCs) are multipotent adult stem cells that have
regenerative capability and exert paracrine actions on damaged tissues. Since
peritoneal fibrosis is a serious complication of peritoneal dialysis, we tested
whether MSCs suppress this using a chlorhexidine gluconate model in rats.
Although MSCs isolated from green fluorescent protein-positive rats were
detected for only 3 days following their injection, immunohistochemical staining
showed that MSCs suppressed the expression of mesenchymal cells, their effects
on the deposition of extracellular matrix proteins, and the infiltration of
macrophages for 14 days. Moreover, MSCs reduced the functional impairment of
the peritoneal membrane. Cocultures of MSCs and human peritoneal mesothelial
cells using a Transwell system indicated that the beneficial effects of MSCs on
the glucose-induced upregulation of transforming growth factor-1 (TGF-1) and
fibronectin mRNA expression in the human cells were likely due to paracrine
actions. Preincubation in MSC-conditioned medium suppressed TGF--induced
epithelial-to-mesenchymal transition, -smooth muscle actin, and the decrease in
zonula occludens-1 in cultured human peritoneal mesothelial cells. Although bone
morphogenic protein 7 was not detected, MSCs secreted hepatocyte growth factor
and a neutralizing antibody to this inhibited TGF-1 signaling. Thus, our
findings imply that MSCs ameliorate experimental peritoneal fibrosis by
suppressing inflammation and TGF-1 signaling in a paracrine manner.
2.
Mikami S*, Nakashima A, Nakagawa K*, Maruhashi T*, Iwamoto Y*,
Kajikawa M*, Matsumoto T*, Kihara Y*, Chayama K*, Noma K*,
Ochi M*, Nishimura M*, Tsuji K*, Kato Y*, Goto C*, Higashi Y*
Autologous bone-marrow mesenchymal stem cell implantation and
endothelial function in a rabbit ischemic limb model
PLoS One 2013; 8: e67739
BACKGROUND: The purpose of this study was to determine whether
autologous mesenchymal stem cells (MSCs) implantation improves endothelial
dysfunction in a rabbit ischemic limb model.
METHODS: We evaluated the effect of MSC implantation on limb blood flow
(LBF) responses to acetylcholine (ACh), an endothelium-dependent vasodilator,
and sodium nitroprusside (SNP), an endothelium-independent vasodilator, in
rabbits with limb ischemia in which cultured MSCs were implanted (n = 20) or
saline was injected as a control group (n = 20). LBF was measured using an
electromagnetic flowmeter. A total of 106 MSCs were implanted into each
ischemic limb.
RESULTS: Histological sections of ischemic muscle showed that capillary index
(capillary/muscle fiber) was greater in the MSC implantation group than in the
control group. Laser Doppler blood perfusion index was significantly increased in
the MSC implantation group compared with that in the control group. LBF
response to ACh was greater in the MSC group than in the control group. After
administration of N(G)-nitro-L-arginine, a nitric oxide synthase inhibitor, LBF
response to ACh was similar in the MSC implantation group and control group.
Vasodilatory effects of SNP in the two groups were similar.
CONCLUSIONS: These findings suggest that MSC implantation induces
angiogenesis and augments endothelium-dependent vasodilation in a rabbit
ischemic model through an increase in nitric oxide production.
3.
Maruhashi T*, Nakashima A, Soga J*, Fujimura N*, Idei N*, Mikami S*,
Iwamoto Y*, Kajikawa M*, Matsumoto T*, Hidaka T*, Kihara Y*,
Chayama K*, Goto C*, Noma K*, Tomiyama H*, Takase B*,
Yamashina A*, Higashi Y*
Hyperuricemia is independently associated with endothelial dysfunction in
postmenopausal women but not in premenopausal women
BMJ Open 2013; 3: e003659
OBJECTIVES: The purpose of this study was to determine the relationships between
uric acid, endothelial function and cardiovascular risk factors and to investigate
whether menopausal status was associated with the relationship between uric acid and
endothelial function in women.
DESIGN: Cross-sectional study.
SETTING: 3 general hospitals in Japan.
PARTICIPANTS: 749 Japanese women aged 30-74 years recruited from people who
underwent health-screening examinations with agreement for measurement of
vascular function.
MEASURES: We measured serum concentrations of uric acid and flow-mediated
vasodilation (FMD). Percentage of FMD (peak diameter-baseline diameter/baseline
diameter) was used for analysis. Endothelial dysfunction was defined as FMD
≤4.90%, division point for the lowest tertile and the middle tertile of FMD.
Menopause women were defined as participants without menstruation for over 1 year
or participants with a history of hysterectomy or bilateral oophorectomy.
RESULTS: Of the 749 participants, 368 (49.1%) were premenopausal women and
381 (50.9%) were postmenopausal women. Age, body mass index, systolic blood
pressure, total cholesterol, triglycerides, glucose, estimated glomerular filtration rate
and Framingham risk score were significantly correlated with serum uric acid level.
FMD showed a gradual decrease in accordance with the serum uric acid level in the
entire study population (<4 mg/dL, 6.85±3.65%; 4 to <5 mg/dL, 6.79±3.60%; 5 to <6
mg/dL, 6.24±3.58%; ≥6 mg/dL, 5.27±3.18%; p=0.01). Multivariate analysis revealed
that uric acid was a significantly independent risk factor for endothelial dysfunction in
postmenopausal women (OR 1.23, 95% CI 1.01 to 1.50), but not in premenopausal
women.
CONCLUSIONS: These findings suggest that uric acid can be used as a risk marker
of endothelial dysfunction in a female population, and particularly as an independent
risk factor in postmenopausal women but not in premenopausal women.
<内分泌・糖尿病グループ>
1. Shiwa T, Oki K, Yamane K, Yoneda M, Awaya T, Nakanishi S, Kohno N
Significantly high level of late-night free cortisol to creatinine ratio in urine
specimen in patients with subclinical Cushing's syndrome
Clin Endocrinol (Oxf) 2013; 79: 617-22
OBJECTIVE: Absence of a late-night cortisol nadir is a consistent biochemical
abnormality in patients with cortisol-producing adenoma. We evaluated the
abnormality of late-night urinary free cortisol to creatinine ratio (late-night
UFCCR) in patients with subclinical Cushing's syndrome (SCS).
METHODS: Fifty-eight patients with incidentally detected adrenocortical
adenomas [SCS: 9; nonfunctioning adenoma (NF): 49] were enrolled as subjects.
Values measured in all patients were urinary free cortisol accumulated between
9:00 p.m. and 11:00 p.m. (late-night UFCCR), serum cortisol at 11:00 p.m.
(midnight serum cortisol: MSC), serum cortisol after 1-mg overnight
dexamethasone suppression test (1 mg-DST) and 24-h urinary free cortisol
(UFC).
RESULTS: Median late-night UFCCR value in SCS was significantly higher
than that in NF (p<0.001). Significant correlations were observed between
late-night UFCCR and each of serum cortisol after 1 mg-DST and MSC (r=0.537,
p<0.001 and r=0.556, p<0.001, respectively). There was no significant correlation
between serum cortisol after 1 mg-DST and 24-h UFC (r=0.211, p=0.112). In
receiver operating characteristic analysis for diagnosis of SCS, the areas under the
curves of late-night UFCCR and 24-h UFC were 0.937 (95% confidence interval
0.865-1.008) and 0.726 (0.874-0.999), respectively. Late-night UFCCR cut-off
value of 4.9 nmol/μmol Cre showed a sensitivity of 100% and a specificity of
76.6%.
CONCLUSION: Patients with SCS showed higher late-night UFCCR values
than those with NF. Late-night UFCCR was significantly correlated with
autonomous cortisol production findings. Diagnostic performance of late-night
UFCCR was superior to 24-h UFC. These results suggest that late-night UFCCR
might represent one of the simple and reliable tests for SCS diagnosis.
2.
Okubo H, Sakoda H*, Kushiyama A*, Fujishiro M*, Nakatsu Y*,
Fukushima T*, Matsunaga Y*, Kamata H*, Asahara T*, Yoshida Y*,
Chonan O*, Iwashita M*, Nishimura F*, Asano T*
Lactobacillus
casei
strain
Shirota
protects
against
non-alcoholic
steatohepatitis development in a rodent model
Am J Physiol Gastrointest Liver Physiol 2013; 305: G911-8
Gut microbiota alterations are associated with various disorders. In this study, gut
microbiota changes were investigated in a methionine-choline-deficient (MCD)
diet-induced nonalcoholic steatohepatitis (NASH) rodent model, and the effects
of administering Lactobacillus casei strain Shirota (LcS) on the development of
NASH were also investigated. Mice were divided into three groups, given the
normal chow diet (NCD), MCD diet, or the MCD diet plus daily oral
administration of LcS for 6 wk. Gut microbiota analyses for the three groups
revealed that lactic acid bacteria such as Bifidobacterium and Lactobacillus in
feces were markedly reduced by the MCD diet. Interestingly, oral administration
of LcS to MCD diet-fed mice increased not only the L. casei subgroup but also
other lactic acid bacteria. Subsequently, NASH development was evaluated based
on hepatic histochemical findings, serum parameters, and various mRNA and/or
protein expression levels. LcS intervention markedly suppressed
MCD-diet-induced NASH development, with reduced serum lipopolysaccharide
concentrations, suppression of inflammation and fibrosis in the liver, and reduced
colon inflammation. Therefore, reduced populations of lactic acid bacteria in the
colon may be involved in the pathogenesis of MCD diet-induced NASH,
suggesting normalization of gut microbiota to be effective for treating NASH.
(医化学教室での業績)
3.
Ohno H, Shinoda K*, Ohyama K*, Sharp LZ*, Kajimura S*
EHMT1 controls brown adipose cell fate and thermogenesis through the
PRDM16 complex
Nature 2013; 504: 163-7
Brown adipose tissue (BAT) dissipates chemical energy in the form of heat as a
defence against hypothermia and obesity. Current evidence indicates that brown
adipocytes arise from Myf5(+) dermotomal precursors through the action of PR
domain containing protein 16 (PRDM16) transcriptional complex. However, the
enzymatic component of the molecular switch that determines lineage
specification of brown adipocytes remains unknown. Here we show that
euchromatic histone-lysine N-methyltransferase 1 (EHMT1) is an essential
BAT-enriched lysine methyltransferase in the PRDM16 transcriptional complex
and controls brown adipose cell fate. Loss of EHMT1 in brown adipocytes causes
a severe loss of brown fat characteristics and induces muscle differentiation in
vivo through demethylation of histone 3 lysine 9 (H3K9me2 and 3) of the
muscle-selective gene promoters. Conversely, EHMT1 expression positively
regulates the BAT-selective thermogenic program by stabilizing the PRDM16
protein. Notably, adipose-specific deletion of EHMT1 leads to a marked reduction
of BAT-mediated adaptive thermogenesis, obesity and systemic insulin resistance.
These data indicate that EHMT1 is an essential enzymatic switch that controls
brown adipose cell fate and energy homeostasis.
(留学先での業績)
4.
Oki K, Kopf PG*, Campbell WB*, Luis Lam M*, Yamazaki T*,
Gomez-Sanchez CE*, Gomez-Sanchez EP*
Angiotensin II and III metabolism and effects on steroid production in the
HAC15 human adrenocortical cell line
Endocrinology 2013; 154: 214-21
Aldosterone is synthesized in the zona glomerulosa of the adrenal cortex under
primary regulation by the renin-angiotensin system. Angiotensin II (A-II) acts
through the angiotensin types 1 and 2 receptors (AT1R and AT2R). A-II is
metabolized in different tissues by various enzymes to generate two heptapeptides
A-III and angiotensin 1-7, which can then be catabolized into smaller peptides.
A-II was more potent than A-III in stimulating aldosterone secretion in the
adrenocortical cell line HAC15, and A-II, but not A-III, stimulated cortisol
secretion. A-II stimulated mRNA expression of steroidogenic acute regulatory
protein, 3-hydroxysteroid dehydrogenase, CYP11B1, and CYP11B2, whereas
A-III stimulated 3-hydroxysteroid dehydrogenase, CYP11B1, and CYP11B2 but
decreased the expression of CYP17A1 required for cortisol synthesis. The
stimulation of aldosterone secretion by A-II and A-III was blocked by the AT1R
receptor blocker, losartan, but not by an AT2R blocker. A-II was rapidly
metabolized by the HAC15 cells to mainly to angiotensin 1-7, but not to A-III,
and disappeared from the supernatant within 6 h. A-III was metabolized rapidly
and disappeared within 1 h. In conclusion, A-II was not converted to A-III in the
HAC15 cell and is the more potent stimulator of aldosterone secretion and
cortisol of the two. A-III stimulated aldosterone secretion but not cortisol
secretion.
(留学先での業績)
[原著(邦文)]
<呼吸器グループ>
1.
中本舞*,木村達志*,小西華奈*,堂面彩加*,對東俊介*,河江敏広*,
関川清一*,高橋真*,稲水惇*,濱田泰伸
クーリングダウンと血中乳酸濃度が血液流動性に及ぼす影響
日本ヘモレオロジー学会誌 2013; 13: 11-7
高強度運動を行うと血液流動性が低下することが報告されているが,運動
後のクーリングダウン(以下,C-down)が血液流動性に及ぼす影響は明ら
かでない。さらに,赤血球や白血球などの血球成分が血液流動性に関与す
る因子として報告されているが,運動によって蓄積された乳酸が血液流動
性に関与するかは不明である。本研究では,運動習慣のない若年成人男性
を対象とし,運動後のクーリングダウンが血液流動性に及ぼす影響と,血
中乳酸(以下,血中 La)濃度と血液流動性の関連について検討した。短時
間・高強度運動後に C-down を実施すると,C-down 実施中は全血通過時間
が緩やかに回復し,終了後は全血通過時間が速やかに回復した。それに対
して,C-down を実施しない場合,運動後の全血通過時間は緩やかに回復
した。また,血球成分のみでなく,血中 La 濃度と全血通過時間に有意な
正の相関を認めた。短時間・高強度運動後の C-down は血液流動性に影響
を及ぼす可能性があり,血中 La 濃度と血液流動性に関連があることが示
唆された。
(生体機能解析制御科学教室での業績)
2.
中村夏実*,木村達志*,小西華奈*,堂面彩加*,對東俊介*,
河江敏広*,関川清一*,高橋真*,稲水惇*,濱田泰伸
飲水が中強度運動後の血液流動性に及ぼす影響
日本ヘモレオロジー学会誌 2013; 13: 3-9
本研究では,飲水が中強度運動後の血液流動性に及ぼす影響を検討した。
対象は非運動群の男性健常若年者 9 名
(年齢 22.3±0.9 歳,身長 169.7±4.1cm,
体重 61.0±5.6kg)とした。対象者各自の 60%VO2max 強度で 30 分間の定
量負荷運動を,運動開始前と運動中の 2 回飲水(各飲水量 250ml)を行う
飲水試行と,飲水を行わない非飲水試行の 2 試行を行った。採血は運動開
始直前,終了直後,終了 30 分後に行った。その結果,全血通過時間およ
び末梢血液血球数は両試行とも運動直後に有意に増加した。全血通過時間
は両試行とも運動終了 30 分後では運動前値に復した。全血通過時間は試
行間で経時的に有意な変化は認められなかったものの,体重の変化量(発
汗量)と全血通過時間,の変化量との相関では,試行間で異なる現象が確
認された。さらに,運動 30 分後の赤血球数は非飲水試行と比較して,飲
水試行で有意に低値を示した。両試行で運動直後に全血通過時間が延長し
たのは,運動直後の検体で観察された血液濃縮,白血球増加や血小板凝集
などによるものと考えられた。平穏環境下で 30 分の中等度の運動につい
て,飲水を行うことにより血液流動性の低下が抑制される可能性が示され
た。
(生体機能解析制御科学教室での業績)
3.
山口覚博,平林直樹*,二宮基樹*,篠崎勝則*,畑中信良*,
松田裕之*,田邊和照*
広島県内における ACTS-GC 以降の胃癌術後補助化学療法に関するアン
ケート調査と今後の課題
癌と化学療法 2013; 40: 2555–9
広島県内で胃癌化学療法に特化した研究会(Hiroshima Oncology Group of
Gastric Cancer: HOG-GC)の参加施設(76 施設)に対して,2011 年 1 月に
胃癌術後補助化学療法に関するアンケート調査を行った。がん診療連携拠
点病院および準拠点病院(以下,拠点病院)12 施設を含む 29 施設(年間
対象症例数 405 例)から回答を得た。① S-1 の 1 年間内服完遂症例の割
合は全体の約 75%の施設にて 70%以上の症例で 1 年間完遂されていた。
②S-1 の初回投与量について約 30%の症例で基準量よりも減量して治療
が開始され,理由として高齢,PS 不良,腎機能低下の割合が高かった。③
S-1 は 4 投 2 休の標準レジメンは約半数の施設で開始されていたが,残り
の半数弱の施設では最初から標準レジメンではないレジメンが採択され
ていた。④ 副作用などで減量・休薬は完遂率の低い施設でより頻繁に行
われていた。⑤ 投薬中止理由では自覚症状と患者の希望による中止理由
が大半を占め骨髄抑制などの他覚所見のために投与中止となった施設割
合は少なかった。⑥ 完遂率の高い施設で IC のための補助ツールが必要と
する割合が高かった。以上より術後補助療法を安易に中止しないための標
準化された副作用対策や患者教育・薬薬連携も含めた体制作りが今後の課
題と思われた。
(安佐市民病院での業績)
<腎臓グループ>
1.
曽爾浩太郎,青木明日香*,杉屋直子*,久傳康史*,藤原謙太*,
小野哲也*,土井盛博,正木崇生
保存期慢性腎臓病患者における Darbepoetin alfa 投与時の Hb 濃度,投与
頻度推移と反応性の検討
腎と透析 2013; 74: 851-6
持続型赤血球造血刺激因子製剤ダルベポエチンアルファ(DA)を投与した
保存期慢性腎臓病患者 119 例(男 65 例,女 54 例,平均 72.2 歳)の成績を
報告した。ヘモグロビン(Hb)濃度は投与開始時平均 10.1g/dl,24 週時
10.3g/dl と安定し,DA 投与量はそれぞれ 15.3μg/週,20.4μg/週であった。
Hb 濃度上昇が認められたのは 49 例で,投与開始時 9.7g/dl から 12 週時
11.2g/dl となり,24 週まで 11g/dl 前後であった。Hb 濃度維持は 37 例で,
投与開始時 10.3g/dl から 16 週時に低下傾向となったが,DA 増量により開
始時と同レベルに復した。Hb 濃度低下は 33 例で,投与開始時 10.4g/dl,
24 週時 9.2g/dl となり,血清 Cr は有意に増加していた。エポエチン製剤治
療歴のない DA 新規投与 37 例では開始時 9.9g/dl,24 週時 10.5g/dl と上昇
した。エポエチン製剤から切り替えた 82 例は Hb 濃度が維持され,1~2
週に 1 回投与されていた 45 例のうち,61%は 4 週に 1 回以下の投与頻度と
なった。
<内分泌・糖尿病グループ>
1.
中西修平,久保田益亘
インスリングラルギンを用いた BOT の患者主導による titration の有効
性・安全性の検討
新薬と臨牀 2013; 62: 1082-7
インスリングラルギンを用いた BOT の患者主導による titration の有効性と
安全性について検討した。OAD は継続したままグラルギンを新規に投与開
始した(BOT)患者および他インスリンをグラルギンに変更した患者 64 例を
対象とした。グラルギン投与量を指示し,対象を決定していた群(医師指
示群)37 例と,患者に SMBG を指導し,患者自身にグラルギン投与量を
増量させた群(ST 群)27 例の 2 群に分けた。全例での HbA1c の検討では,
開始 1 ヵ月後から有意な低下を認め,2,3 ヵ月後にはより顕著となり,グ
ラルギンによる血糖コントロール改善効果を認めた。医師指示群において
は,開始 1 ヵ月後の HbA1c は有意に低下したものの,2,3 ヵ月後には有
意差が消失した。ST 群は,開始 1 ヵ月後の HbA1c は有意な低下を認めな
かったが,2,3 ヵ月後には有意な低下を認めた。すべての症例で患者から
の低血糖の訴えはなかった。
[症例報告(邦文)]
<呼吸器グループ>
1.
三好誠吾*,濱田泰伸,門脇徹*,加藤亜希*,片山均*,入船和典*,
伊東亮治*,大朏祐治*,檜垣實男*
シェーグレン症候群と HTLV-1 感染が関与したと考えられる気管支肺病
変の 1 例
呼吸と循環 2013; 61: 189-93
症例は 44 歳女性.肺炎の精査加療目的で近医より紹介入院した。抗菌薬の
投与を行ったところ,一部の陰影を残し肺野陰影の改善を認めた。残存し
た肺野病変の精査目的で胸腔鏡下肺生検を施行し,リンパ球や形質細胞の
浸 潤 を 伴 っ た nonspecific interstitial pneumonia パ タ ー ン や organizing
pneumonia パターンの間質性肺炎と診断した。胸腔鏡下肺生検の結果およ
びシルマーテストが陽性であること,唾液腺の生検でリンパ球の浸潤を認
めたことより,シェーグレン症候群と診断した。また血液検査で,HTLV-1
キャリアであることが判明した。残存した肺野病変に対して,クラリスロ
マイシンの内服を開始し経過観察を行ったところ,陰影の改善を認めた。
シェーグレン症候群と HTLV-1 感染が関与したと考えられる気管支肺病変
の報告は少なく,貴重な症例と考えられた。
(愛媛大学での業績)
2.
松木良介*,田代尚範*,土肥由裕*,木阪智彦*,竹内菜津美*,
坂野周平*,高橋真*,関川清一*,伊藤義広*,濱田泰伸,
木原康樹*,木村浩彰*
肺動脈性肺高血圧症に対する運動療法の経験
理学療法の臨床と研究 2013; 22: 37-41
従来は運動 療法が禁忌とされてい た肺動脈性肺高血圧症 (Pulmonary
Arterial Hypertension:PAH)に対しても運動療法の適用と運動耐容能改善の
報告が散見されるようになった。しかし,定量的な筋力評価の報告はない。
今回,PAH に対して有酸素運動とレジスタンストレーニングを実施した。
その結果,NT-proBNP は減少し,心臓超音波検査,右心カテーテル検査に
おいても心機能・肺動脈圧の増悪を認めず,心不全の増悪なく安全に運動
療法が可能であった。また,最高酸素摂取量に改善は認められなかったが,
最大負荷量,6 分間歩行距離に加え,下肢筋力においても定量的な改善を
認めた。PAH 軽症例に対するレジスタンストレーニングの有効性が示唆さ
れた。
(生体機能解析制御科学教室での業績)
3.
山口覚博,北口聡一*,香川真由子*,小川喬史*,菅原文博*,
江川博彌*
胸部 CT で寛解増悪を呈し,胸腔鏡下肺生検で診断した Asian variant
intravascular large B cell lymphoma の 1 例
肺癌 2013; 53: 99-103
背 景 ; 胸 部 CT で 寛 解増 悪 を 呈 し , 胸腔 鏡 下肺 生 検 で Asian variant
intravascular large B-cell lymphoma と診断した 1 例を経験したので報告する。
症例;53 歳,男性。検診で胸部異常陰影を指摘され,労作時呼吸困難の自
覚もあったため当科受診した。胸部 CT でびまん性すりガラス陰影を認め,
気管支内視鏡検査などを施行したが特異的な所見を欠き,症状・陰影がと
もに入院後に軽快したため,過敏性肺臓炎を疑い経過観察とした。11 ヵ月
後,呼吸困難を主訴に再診した。びまん性すりガラス陰影の再燃を認め,
翌月から発熱し入院した。胸腔鏡下肺生検で小血管の内腔に CD79・
MUM1 陽性,CD10・BCL6 弱陽性の異型細胞を認め,さらに IgH 遺伝子再
構成も陽性であり,血球貪食症候群も合併していたため,Asian variant
intravascular large B-cell lymphoma と診断した。結論;自然に寛解増悪を呈
した Asian variant intravascular large B-cell lymphoma の稀な 1 例を経験し,
その画像所見や検査成績,機序,治療法について文献的考察も加えて報告
した。
(安佐市民病院での業績)
4.
山口覚博,北口聡一*,香川真由子*,小川喬史*,菅原文博*,
江川博彌*
治療抵抗性の低 Na 血症と低血糖で発見された肺小細胞癌下垂体転移の 1
例
日本呼吸器学会誌 2013; 2: 279-83
症例は 66 歳,男性。全身倦怠感と体重減少を主訴に来院。左肺 S8 に 10mm
の結節と右鎖骨上窩リンパ節腫脹,多発脳腫瘍,多発膵腫瘍を認めた。右
鎖骨上窩リンパ節生検を行い,肺小細胞癌(T1aN3M1b Stage IV,ED)と
診断した。performance status(PS)は 4。血液検査で低 Na 血症・低血糖・
血清コルチゾール低値を認め,下垂体転移に伴う汎下垂体機能低下症を疑
い,ホルモン補充を開始した。まもなく PS は改善し,化学療法を施行可
能となった。肺癌の下垂体転移に伴う汎下垂体機能低下症はまれだが,早
期介入で積極的加療が可能となり,予後の延長が見込める重要な病態であ
る。
(安佐市民病院での業績)
[総説(英文)]
<呼吸器グループ>
1.
Kubo K*, Azuma A*, Kanazawa M*, Kameda H*, Kusumoto M*,
Genma A*, Saijo Y*, Sakai F*, Sugiyama Y*, Tatsumi K*, Dohi M*,
Tokuda H*, Hashimoto S*, Hattori N, Hanaoka M*, Fukuda Y*; Japanese
Respiratory Society Committee for formulation of Consensus statement for
the diagnosis and treatment of drug-induced lung injuries
Consensus statement for the diagnosis and treatment of drug-induced
lung injuries
Respir Investig 2013; 51: 260-77
[総説(邦文)]
<呼吸器グループ>
1.
石川暢久,河野修興
間質性肺炎マーカーの予後も含めた臨床的意義
日本胸部臨床 2013; 72: S19-23
2.
服部登
薬剤性肺障害の診断
呼吸と循環 2013; 61: 313-8
3.
服部登
薬剤性肺障害の検査
アレルギー・免疫 2013; 20: 364-70
4.
服部登
線溶系と線溶系制御機構の呼吸器疾患における役割
呼吸 2013; 32: 691-6
5.
濱田泰伸
肺サルコイドーシスにおける血清マーカーの比較・検討
日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会雑誌 2013; 33: 53-6
<内分泌・糖尿病グループ>
1.
中西修平,門前裕子,江草玄士*
高齢者における糖尿病の薬物療法
Geriatric Medicine 2013; 51: 283-6
[著書(英文)]
<呼吸器グループ>
1.
Taito S*, Hamada H.
Oxidative stress in the lungs and blood induced by exercise and
smoking.
Handbook on Reactive Oxygen Species (ROS): Formation Mechanisms,
Physiological Roles and Common Harmful Effects
Editors: Suzuki M, Yamamoto S; Nova Science Publishers,Hauppauge NY
303-13, 2013
(生体機能解析制御科学教室での業績)
[著書(邦文)]
<呼吸器グループ>
1.
服部登,河野修興
第4章
主要疾患‐病態・診断・治療
間質性肺疾患
特発性器質化
肺炎
呼吸器疾患 state of arts Ver.6
北村諭,巽浩一郎,石井芳樹
編 医歯薬出版株式会社,東京 220-2,
2013
2.
村井博, 河野修興
主要症状の治療と看護 胸水
疾患・症状別 今日の治療と看護
永井良三,大田健 編 南江堂,東京 96-8, 2013
3.
石川暢久,河野修興
2.呼吸器疾患
4 拘束性肺疾患
薬剤性肺傷害
臨床病態学1巻(第 2 版)
北村聖 総編集 ヌーヴェルヒロカワ,東京 309-13, 2013
4.
石川暢久,河野修興
血清マーカーKL-6 の開発と臨床
検査診断学への展望臨床検査指針:測定とデータ判読のポイント
野村努,正田孝明,横田浩充,香川県臨床検査技師
京
5.
編 南江堂,東
247-52, 2013
石川暢久,河野修興
肺癌腫瘍マーカーの判読のポイント
検査診断学への展望臨床検査指針:測定とデータ判読のポイント
野村努,正田孝明,横田浩充,香川県臨床検査技師
京
608-11, 2013
編 南江堂,東
<腎臓グループ>
1.
中島歩、正木崇生
コリンエステラーゼ(ChE)
透析患者の検査値の読み方 改訂第 3 版
深川雅史,山田明,秋澤忠男,鈴木正司 編 日本メディカルセンタ
ー,東京 147-8, 2013
2.
中島歩、正木崇生
CKD-MBD とビタミン K
Annual Review 腎臓(2013)
富野康日己, 柏原直樹,成田一衛 編 中外医学社,東京 322-7, 2013
3.
土井盛博
Balloon 拡張治療 -適応と評価
内科医から-
バスキュラーアクセスインターベンションの最前線: 3 カ月以上維持
するためのコツ
天野泉,池田潔 編 学研メディカル秀潤社,東京
4.
148-70, 2013
中島歩
骨粗鬆症の評価と管理
CKD-MBD ハンドブック 2nd Edition
深川雅史 編 日本メディカルセンター,東京 139-42, 2013
5.
土井俊樹
(部分執筆)
みんなはどう診るこの症状
横林賢一 編 南山堂,東京 2013
<内分泌・糖尿病グループ>
1.
前田修作
(部分執筆)
みんなはどう診るこの症状
横林賢一 編 南山堂,東京 2013
[研究班報告書]
<呼吸器グループ>
1.
河野修興,服部登,田中純子*,松田智代,石川暢久
毒ガス傷害者における誘発喀痰中のバイオマーカー値の検討
厚生労働省受託研究「毒ガスの後遺症とその予後に関する研究」
平成 24 年度報告書 38-46
2.
近藤圭一*,西村好史,谷脇雅也*,平本博文*,石川暢久
慢性毒ガス曝露患者の CT 所見と換気障害の関係
厚生労働省受託研究「毒ガスの後遺症とその予後に関する研究」
平成 24 年度報告書 7-14
3.
服部登,石川暢久,河野修興
間質性肺炎のバイオマーカーの欧米人における有用性に関する検討
厚生労働科学研究 医薬品・医療機器等レギュラトリーサイエンス総
合研究事業「薬剤性肺障害における遺伝子マーカーに関する遺伝子学
的検討等に係る研究」
平成 24 年度 総括・分担研究報告書 40-7
4.
石川暢久,服部登,河野修興
特発性間質性肺炎の分子像の解析
厚生労働科学研究 難治性疾患克服研究事業「びまん性肺疾患に関す
る調査研究」
平成 24 年度 総括・分担研究報告書 345-50
5.
服部登,石川暢久,井原大輔,益田武,堀益靖,高山裕介
広島大学病院の症例毎の報告書
厚生労働科学研究 難治性疾患克服研究事業「リンパ脈管筋腫症に対
するシロリムスの安全性確立のための医師主導治験」
平成 24 年度 総括・分担研究報告書 174-8
[その他]
<呼吸器グループ>
1.
河野修興
「特定健康診査受診率向上対策の今後のあり方」について
「メタボリックシンドローム予防特別委員会」報告書 57-68
2.
河野修興
間質性肺炎診療の理論
広島市内科医会報 2013; 72: 14-6
3.
Hattori N, Horimasu Y
Reply to letter to the Editor: rs4072037 Polymorphisms and their role in
gastrointestinal carcinogenesis
Respir Med 2013; 107: 159
4.
Kadowaki T*, Hamada H, Yano S*, Ishikawa S*, Wakabayashi K*,
Kimura M*, Kobayashi K*, Ikada T*
Letter to the editor: Successful treatment of severe bronchiectasis in the
elderly using trimethoprim/sulfamethoxazole
Geriatr Gerontol Int 2013; 13: 507-9
(愛媛大学での業績)
5.
山口覚博, 永田信二*, 多幾山渉*
【注目の画像】カンジダ食道炎を合併した食道偽憩室症の 1 例
Gastroenterological Endoscopy 2013; 55: 2230-1
(安佐市民病院での業績)
<腎臓グループ>
1.
正木崇生
CKD ガイド
広島市内科医会報 2013; 72: 3-5
2.
正木崇生
CKD の進展抑制
「巴杏」三次地区医師会報 2013; 149: 6
3.
正木崇生
国民病「CKD(慢性腎臓病)
」と向き合う
広大通信 2013; 70: 2
4.
正木崇生
教授訪問
広仁会々報 2013; 85: 35-6
5.
正木崇生
専門医が診る
中国新聞 2013 年 1 月 9 日(水)付
6.
正木崇生
専門医が診る
患者からの質問編
中国新聞 2013 年 1 月 30 日(水)付
7.
正木崇生
【広島県内】腎臓専門医 厚生労働省認可 学会認定専門医制度
社
団法人日本腎臓学会
朝日新聞 2013 年 3 月 14 日(金)付
<内分泌・糖尿病グループ>
1.
Maeda S, Nakanishi S, Kohno N
Relationship between bathing habits and the serum lipid profile among
Japanese-Americans
J Atheroscler Thromb 2013; 20: 830-2
B.学
会
発
表
1.国際学会
イブニングシンポジウム
2013 European Respiratory Society Annual Congress
(2013.9.7~11 Barcelona)
1.
Discovery and clinical application of KL-6, a circulating biomarker for
interstitial lung diseases
○ Kohno N
シンポジウム
The 6th International Aldosterone Forum in Japan
(2013.4.21 Tokyo)
2.
Aldosterone production related with Kir3 channel
○ Oki K
一般演題
International Symposium of Aldosterone and Related Substance in
Hypertension 2013
(2013.4.27~28 Sendai)
3.
miR-21 suppression attenuate cell proliferation and decrease aldosterone
production via StAR repression in human adrenocortical cells
○ Oki K, Plonczynski MW*, Gomez-Sanchez EP*,
Gomez-Sanchez CE*
American Thoracic society international Conference 2013
(2013.5.17~22 Philadelphia)
4.
Gene expression profiles of chronic hypersensitivity pneumonitis: Molecular
signatures of pulmonary fibrosis
○ Ishikawa N, Taniwaki M*, Horimasu Y, Iwamoto H, Ohshimo S,
Fujitaka K, Haruta Y, Murai H, Hattori N, Kohno N
5.
Ethnic difference in the incidence of acute exacerbation in idiopathic
pulmonary fibrosis
○Ohshimo S, Ishikawa N, Horimasu Y, Fujitaka K, Haruta Y, Murai H,
Hattori N, Bonella F*, Kohno N, Guzman J*, Costabel U*
6.
Intratracheal
administration
of
dry powdered
low-molecular-weight
chitosan/siRNA complexes suppressed gene expression in the airway and
tumors in murine lung
○ Ihara D, Hattori N, Okamoto H*, Kohno N
7.
Difference of serum SP-D levels between German and Japanese are
associated with SFTPD gene polymorphisms
○ Horimasu Y, Hattori N, Ishikawa N, Tanaka S, Bonella F*,
Ohshimo S, Guzman J*, Costabel U*, KohnoN
8.
Serum Concentration Of YKL-40 Is Influenced By Chitinase 3-Like 1 Gene
Polymorphisms In Patients With Pulmonary Alveolar Proteinosis
○Bonella F*, Theegarten D*, Worm K*, Ohshimo S, Guzman J*,
Costabel U*, Interstitial and orphan lung diseases research group
World Congress of Nephrology 2013 Satellite Symposium: Kidney and
Lipids
(2013.6.5~7 Fukuoka)
9.
Serum lipids levels may be underestimated in patients with hemodialysis
○ Ueno T, Doi S, Kawai T*, Masaki T
10. Characteristic Kidney Pathology and Gene Abnormality LCAT Deficiency in
Japanese
○ Hirashio S
2013 European Respiratory Society Annual Congress
(2013.9.7~11 Barcelona)
11. KL-6, SP-D and MMP-7 as serum biomarkers for early detection of
interstitial lung diseases
○ Ishikawa N, Yoshioka K, Horimasu Y, Iwamoto H, Ohshimo S,
Hattori N, Kohno N
12. MUC1 gene polymorphisms are associated with serum KL-6 levels and
pulmonary dysfunction in pulmonary alveolar proteinosis
○Ohshimo S, Horimasu Y, Bonella F, Ishikawa N, Fujitaka K,
Haruta Y, Murai H, Hirohashi N*, Hattori N, Tanigawa K*, KohnoN,
Guzman J*, Costabel U*
13. Intratracheal
administration
of
dry powdered
low-molecular-weight
chitosan/siRNA complexes suppressed gene expression in the airway, alveoli,
and metastatic tumors in murine lung
○Ihara D, Hattori N, Okamoto H*, Kohno N
14. MUC5B promoter polymorphism is significantly associated with idiopathic
interstitial pneumonia in German but not in Japanese patients
○ Horimasu Y, Hattori N, Ishikawa N, Tanaka S, Yoshioka K,
Bonella F*, Ohshimo S, Guzman J*, Costabel U*, KohnoN
15. Chest CT findings and the long-term effects of exposure to poisonous gases
among former workers at a poison gas factory
○Nishimura Y, Ishikawa N, Mukaida K, Taniwaki M*, Kondo K*,
Hattori N, Kohno N
16. Differences in plasma and sputum biomarkers between COPD and
COPD-asthma overlap
○ Iwamoto H, Gao J*, Koskela J*, Kobayashi H*, Laitinen T*,
Mazur W*
(留学先での業績)
European Association for the Study of Diabetes Annual Meeting 2013
(2013.9.23~27 Barcelona)
17. Relationship between serum cholesterol efflux capacity and glucose
tolerance status in Japanese-Americans
○ Kubota M, Hirano M, Maeda S, Yoneda M, Awaya T, Nakanishi S
18. The influence of the duration of exposure to westernized lifestyle and
childhood environment on the development of lifestyle-related diseases in
Japanese-Americans
○ Shiwa M, Nakanishi S, Yoneda M
American Society of Nephrology Kidney Week 2013
(2013.11.5~10 Atlanta)
19. High Glucose Promotes TGF-1 Production by Inducing FOS Expression in
Human Peritoneal Mesothelial Cells
○Doi S, Kokoroishi K, Nakashima A, Doi T, Masaki T
20. Mizoribine Suppressed Pyroptosis and Ameliorated Renal Inflammation in
Aldosterone-Salt Treated Rats
○Doi T, Doi S, Nakashima A, Masaki T
18th Congress of the Asian Pacific Society of Respirology
(2013.11.11~14 Yokohama)
21. Comparison of KL-6, SP-A, SP-D, 8-isoprostane, MMP-9,and TIMP-1 as
serum biomarkers for patients with combined pulmonary fibrosis and
emphysema
○ Ishikawa N, Matsuda T, Nakashima T, Iwamoto H, Ohshimo S,
Fujitaka K, Haruta Y, Murai H, Hattori N, Kohno N
22. Ethnic difference and serum KL-6 as predictors for acute exacerbation of
idiopathic pulmonary fibrosis
○ Ohshimo S, Ishikawa N, Horimasu Y, Hattori N, Kohno N,
Bonella F*, Guzman J*, Costabel U*,
23. Antitumor effect of a humanized antibody against aminopeptidase N in
mouse tumor models
○ Akita S, Hattori N, Ishikawa N, Fujitaka K, Haruta Y, Murai H,
Kohno N
24. Increase of receptor type tyrosine kinase ROS1 in interstitial lung disease
○ Hamai K, Ishikawa N, Nakashima T, Iwamoto H, Fujitaka K,
Haruta Y, Murai H, Hattori N, Kohno N
25. Characteristics of inspiratory and expiratory respiratory reactance in
idiopathic pulmonary fibrosis
○ Sugiyama A, Hattori N, Haruta Y, Nakagawa M, Iwamoto H,
Ishikawa N, Fujitaka K, Murai H, Kohno N
26. Bronchoalveolar lavage cellular pattern can predict the prognosis of patients
with chronic hypersensitivity pneumonitis
○Horimasu Y, Ishikawa N, Nakashima T, Senoo T, Ohshimo S,
Fujitaka K, Haruta Y, Murai H, Hattori N, Kohno N
2.海外の国内学会
一般演題
55.
Kongress
der
Deutschen
Gesellschaft
für
Pathologie
und
Beatmungsmedizin
(2014.3.26~29 Bremen, Germany)
27. Serum KL-6 Ausgangskonzentration korreliert mit der Langzeitprognose von
lungentransplantierten Patienten
○ Bessa V*, Ohshimo S, Weinreich G*, Bonella F*, Costabel U*,
Kamler M*, Teschler H*, Sommerwerck U*
3.国内学会総会
教育講演
第 7 回日本腎臓病薬物療法学会学術集会・総会
(2013.10.5~7 広島)
1.
CKD の進展抑制
○ 正木崇生
International symposium
第 53 回日本呼吸器学会学術講演会
(2013.4.19~21 東京)
2.
Possible Role of Coagulation and Fibrinolytic Systems in ARDS
○ Hattori N
第 17 回日本アクセス研究会学術集会・総会
(2013.9.21~22 川越)
3.
Working towards “better” dialysis access “management”: a look back at “my
results” in Japan
○ Doi S
シンポジウム
第 53 回日本呼吸器学会学術講演会
(2013.4.19~21 東京)
4.
肺線維症と骨髄由来細胞
○ 中島拓
第 86 回日本内分泌学会学術総会
(2013.4.25~27 仙台)
5.
アルドステロン分泌の分子機構
○沖健司
医療薬学フォーラム 2013
(2013.7.20~21 金沢)
6.
吸入デバイスに対する 薬剤師の理解度
○田川茉希*,櫻下弘志*,増田有紀*,真志田絵美子*,林華代*,
鴫田江理嘉*,佐伯康之*,木村康浩*,春田吉則,木平健治*
第 51 回日本癌治療学会学術集会
(2013.10.24~26 京都)
7.
大久野島毒ガス製造工場従業員に生じた後影響に関する検討
○河野修興
第 41 回
日本集中治療医学会学術集会
(2014.2.27~3.1 京都)
8.
ECMO を用いた重症呼吸不全治療における当院の取り組み
○大下慎一郎
(集中治療部での業績)
ワークショップ
第 18 回バスキュラーアクセスインターベンション治療研究会
(2014.3.2 東京)
9.
自己血管における透析バスキュラーアクセス狭窄に対する拡張圧が
開存率に与える影響に関する多施設共同研究(YOROI 研究)第一報
○ 土井盛博,落合真理子*,勝谷昌平*,川合徹*,久傳康史*,
高橋俊介*,山田敬子,内藤隆之*,山下哲正*,川西秀樹*,
正木崇生
ランチョンセミナー
第 53 回日本呼吸器学会学術講演会
(2013.4.19~21 東京)
10. 咳嗽治療における漢方薬 麦門冬湯を用いた臨床試験の紹介
○ 服部登
第 56 回日本腎臓学会学術総会
(2013.5.10~12 東京)
11. CKD の進行抑制~クレメジンの効果~
○ 正木崇生
第 17 回日本アクセス研究会学術集会・総会
(2013.9.21~22 川越)
12. シャント PTA 未来への展望
○ 土井盛博
イブニングセミナー
第 58 回日本透析医学会学術集会
(2013.6.20~23 福岡)
13. 進化した Pathblazer~何故、私が使うか、薦めるか~
○ 土井盛博
一般演題
第 53 回日本呼吸器学会学術講演会
(2013.4.19~21 東京)
14. 気腫合併肺線維症におけるプロテアーゼ・アンチプロテアーゼの不均
衡ならびに酸化ストレスの意義
○ 石川暢久,松田智代,出口奈穂子,堀益靖,大下慎一郎,
藤高一慶,春田吉則,村井博,服部登,河野修興
15. 間質性肺炎の早期発見における血清バイオマーカーの有用性に関す
る検討
○ 石川暢久,出口奈穂子,岩本博志,大下慎一郎,藤高一慶,
春田吉則,村井博,服部登,河野修興
16. ヨーロッパ人の特発性肺線維症患者における予後因子としての KL-6
の有用性
○大下慎一郎,Bonella F*,堀益靖,石川暢久,藤高一慶,
春田吉則,村井博,服部登,Guzman J*,Costabel U*,河野修興
17. siRNA 吸入用微粒子製剤の肺組織到達性と遺伝子抑制機能の評価
○ 井原大輔,服部登,中島拓,岩本博志,石川暢久,藤高一慶,
春田吉則,村井博,河野修興
18. 強制オシレーション法を用いた気道過敏性評価
○ 中川三沙,春田吉則,杉山文,尾崎紀仁,中村泉,出口奈穂子,
岩本博志,石川暢久,藤高一慶,村井博,服部登,濱田泰伸,
河野修興
19. 間質性肺炎における ROS1 の発現
○ 濵井宏介,石川暢久,堀益靖,大下慎一郎,藤高一慶,
春田吉則,村井博,服部登,河野修興
20. COPD 疫学調査~有病率,危険因子,呼吸器症状との関連についての
検討~
○ 大森慶太郎,春田吉則,山根高,岩本博志,佐々木英夫*,
倉岡敏彦*,佐久間和代*,伊藤千賀子*,山根公則*,服部登,
横山彰仁*,河野修興
21. インパルスオシロメトリー法による間質性肺疾患患者の呼吸特性に
ついての検討
○ 杉山文,春田吉則,尾崎紀仁,中川三沙,出口奈穂子,
石川暢久,濱田泰伸,村井博,服部登,河野修興
22. 宿主 Plasminogen activator inhibitor–1 は腫瘍進展、腫瘍血管新生に強く
関わる–宿主因子を標的にした抗癌治療方法–
○ 益田武,服部登,妹尾直,秋田慎,石川暢久,藤高一慶,
春田吉則,村井博,河野修興
23. 悪性中皮腫マウスモデルにおける PAI-1 阻害薬の効果の検討
○ 高山裕介,濱田泰伸,益田武,秋田慎,妹尾直,石川暢久,
藤高一慶,春田吉則,村井博,服部登,河野修興
24. MUC5B 遺伝子多型の人種差に関する検討
○ 堀益靖,石川暢久,田中惣之輔,Bonella F,大下慎一郎,
服部登,Guzman J,Costabel U,河野修興
25. EGFR 遺伝子変異の有無によるⅣ期非小細胞肺癌診断時の遠隔転移臓
器の検討
○ 福原和秀,藤高一慶,堀益靖,高山裕介,益田武,石川暢久,
春田吉則,村井博,服部登,河野修興
26. 胸部 CT・モストグラフを用いた 1 秒率,1 秒量の予測
○ 西村好史,平本博文*,谷脇雅也*,向田賢市,近藤圭一*,
春田吉則,石川暢久,藤高一慶,村井博,服部登,河野修興
27. 高齢者肺炎における嚥下内視鏡検査と誤嚥に関する問診項目に関す
る検討
○ 大月鷹彦,上野沙弥香*,風呂中修*
(JA 尾道総合病院での業績)
28. 肺胞出血・心筋炎をきたした重症アレルギー性肉芽腫性血管炎の 1 例
○ 山岡千尋,若林優*,河野秀和*,近藤丈博*
(JA 広島総合病院での業績)
第 56 回日本腎臓学会学術総会
(2013.5.10~12 東京)
29. 腎生検における組織型と臨床パラメーターに関する検討
○ 土井盛博,中島歩,横山敬生,正木崇生
第 55 回日本糖尿病学会年次学術集会
(2013.5.16~18 熊本)
30. CKD 重症度分類の動脈硬化予測に対する意義―ハワイ・ロサンゼル
ス・広島スタディより―
○ 中西修平,米田真康,粟屋智一,前田修作,平野雅俊,
志和亜華,岸本瑠衣,志和麻実,久保田益亘,毛利麻衣子,
門前裕子,小武家和博,長野学,山根公則
31. 持続血糖測定(CGM)によるテネリグリプチンの臨床的効果の検討
○ 沖健司,一町澄宜
(呉医療センターでの業績)
32. 正常耐糖能者における動脈硬化指標としての sdLDL-C/HDL2-C 比の有
用性に関する検討
○ 前田修作,小武家和博,長野学,毛利麻衣子,門前裕子,
志和麻実,久保田益亘,志和亜華,米田真康,粟屋智一,
中西修平
33. 日 系 米 人 に お け る 耐 糖 能 別 に み た コ レ ス テ ロ ー ル 引 き 抜 き 能
(Cholesterol efflux)の比較検討
○ 久保田益亘,平野雅俊,小武家和博,長野学,門前裕子,
毛利麻衣子,志和麻実,志和亜華,前田修作,米田真康,
粟屋智一,中西修平
34. 日本人と日系米人世代別および帰米習慣別にみた肥満,メタボリック
シンドローム,糖尿病有病率の比較検討
○ 志和麻実,米田真康,一町澄宜,小武家和博,長野学,
毛利麻衣子,門前裕子,久保田益亘,大久保博史,志和亜華,
前田修作,沖健司,粟屋智一,中西修平
35. 膵体積およびインスリン分泌能の膵切除術後変化に関する検討
○ 小武家和博,志和亜華,門前裕子,毛利麻衣子,志和麻実,
久保田益亘,前田修作,米田真康,粟屋智一,首藤毅*,
上村健一郎*,村上義昭*,中西修平
36. 日系米人における食行動と内臓脂肪との関連
○ 毛利麻衣子,小武家和博,長野学,門前裕子,志和麻実,
久保田益亘,岸本瑠衣,志和亜華,前田修作,米田真康,
粟屋智一,中西修平
37. 諸種合併症指標や臨床背景との相関からみた糖尿病患者におけるシ
スタチン C とクレアチニンによるGFR換算式の有用性の比較
○ 浅生貴子,小川寛子*,石田和史*
(JA 広島総合病院での業績)
38. インスリンリスプロ mix25 と mix50 の1日2回注射における両製剤有
効症例の背景因子の相異を探る
○ 石田和史*,浅生貴子,小川寛子*,河本良美*
(JA 広島総合病院での業績)
39. 多彩な投与パターンの分析によるシタグリプチンの臨床効果の検証
と作用機序に関する考察
○ 得能千晶*,角井碧*,中島恵子*,瀧口幸子*,大田博子*,
小川寛子*,浅生貴子,石田和史*
(JA 広島総合病院での業績)
40. 血糖コントロールの推移や他の臨床指標との相関から見た電流知覚
閾値検査(CPT)による神経障害病気分類案の妥当性の検証
○ 藤岡朋子*,嶋田恵美*,長尾専*,坂本知子*,小松浩基*,
水野誠士*,小川寛子*,浅生貴子,石田和史*
(JA 広島総合病院での業績)
41. 混合比の異なるリスプロ混合製材に対するシタグリプチン併用効果
の相異
○ 小川寛子*,浅生貴子,石田和史*
(JA 広島総合病院での業績)
42. Lactobacillus casei strain Shirota(LcS)投与による非アルコール性脂肪
肝炎(NASH)の改善作用
○ 大久保博史,福嶋俊明*,新城尊徳*,西村英紀*,藤城緑*,
櫛山暁史*,菊池貴子*,浅野知一郎*
(医化学教室での業績)
第 87 回日本感染症学会学術講演会
(2013.6.5~6 横浜)
43. 当院における腸球菌感染症の臨床像とダプトマイシン感受性の検討
○ 梶原俊毅,中村茂樹*,岩永直樹*,田中章貴*,松田淳一*,
今村圭文*,宮崎泰可*,泉川公一*,掛屋弘*,柳原克紀*,
河野茂*
(長崎大学での業績)
第 58 回日本透析医学会学術集会
(2013.6.20~23 福岡)
44. 腎専門医の管理下における透析導入患者の合併症発症に影響を与え
る因子
○ 森永貴理*,佐田憲映*,土井俊樹,山本卓*
45. 心臓カテーテル後の透析低血圧リスクの検討
○入福泰介,前岡侑二郎*,清水優佳*,内藤隆之*,小川貴彦*,
正木崇生
46. 血液透析中の運動負荷が運動耐容能及び透析効率改善に及ぼす効果
○見世健太郎*,木原恵美*,神門美穂*,沖田大輔*,平賢一*,
野村泰央*,田邉建拓*,八幡友宏*,友成梨恵*,有田和子*,前
田勝利*,小田弘明*,土井盛博,正木崇生
第 36 回日本呼吸器内視鏡学会学術集会
(2013.6.20~21 大宮)
47. 間質性肺炎の早期診断に関する血清バイオマーカーの意義に関する
検討
○ 石川暢久,堀益靖,吉岡宏治,松田智代,出口奈穂子,
藤高一慶,春田吉則,村井博,服部登,河野修興
48. 慢性過敏性肺炎患者の BALF 細胞分画は予後を反映する
○ 堀益靖,石川暢久,中島拓,妹尾直,大下慎一郎,藤高一慶,
服部登,河野修興
第 45 回日本動脈硬化学会総会・学術集会
(2013.7.18~19 東京)
49. 糖尿病患者における血糖コントロールに高純度 EPA 製剤が及ぼす影
響
○ 中西修平,粟屋智一,米田真康,志和亜華,前田修作,
岸本瑠衣,志和麻実,久保田益亘,毛利麻衣子,門前裕子
50. 糖尿病患者におけるスタチン内服の有無別にみた血清の cholesterol
efflux の比較検討
○ 久保田益亘,平野雅俊,小武家和博,長野学,門前裕子,
毛利麻衣子,志和麻実,志和亜華,前田修作,米田真康,
粟屋智一,中西修平
第 35 回日本呼吸療法医学会学術総会
(2013.7.20~21 東京)
51. 重症呼吸不全における体外式膜型人工肺(ECMO)の有効性・予後に
関する検討
○ 大下慎一郎,太田浩平*,木田佳子*,西田翼*,儀賀普嗣*,
小林靖孟*,鳥越勇佑*,稲川嵩紘*,板井純治*,田村朋子*,
大谷直嗣*,宇根一暢*,貞森拓磨*,北川知郎*,津村龍*,
岩崎泰昌*,廣橋伸之*,谷川攻一*
(集中治療部での業績)
52. 当院における肺気腫合併患者に対する体外式膜型人工肺(ECMO)使
用の検討
○ 木田佳子*,大下慎一郎,稲川嵩紘*,鳥越勇佑*,板井純治*,
太田浩平*,田村朋子*,宇根一暢*,大谷直嗣*,津村龍*,
岩崎泰昌*,廣橋伸之*,谷川攻一*
(集中治療部での業績)
53. 高 CO2 血症を伴う急性呼吸不全に対して low-flow V-V ECMO が有効で
あった一例
○ 西田翼*,大下慎一郎,太田浩平*,矢野佳子*,儀賀普嗣*,
小林靖孟*,鳥越勇佑*,稲川嵩紘*,板井純治*,田村朋子*,
大谷直嗣*,宇根一暢*,貞森拓磨*,北川知郎*,津村龍*,
岩崎泰昌*,廣橋伸之*,谷川攻一*
(集中治療部での業績)
第 44 回日本膵臓学会大会
(2013.7.25~26 仙台)
54. 術式別による膵体積およびインスリン分泌能に関する検討
○ 小武家和博,志和亜華,村上義明*,上村健一郎*,首藤毅*,
中川直哉*,中西修平
第 28 回日本糖尿病合併症学会
(2013.9.13~14 旭川)
55. 正常耐糖能日系米人における HDL コレステロールとインスリン抵抗
性の関係
○ 志和亜華,小武家和博,長野学,門前裕子,毛利麻衣子,
志和麻実,久保田益亘,前田修作,米田真康,粟屋智一,
中西修平
第 72 回日本癌学会学術総会
(2013.10.3~5 横浜)
56. マウス腫瘍モデルを用いたヒト型抗 APN 抗体の抗腫瘍効果の検討
○ 秋田慎,服部登,高山裕介,益田武,石川暢久,藤高一慶,
河野修興
57. 新規癌遺伝子 PCAPH を介した肺がん発症機構の解明と新規治療法の
開発
○ 益田健,高野淳*,河野修興,中村祐輔*,醍醐弥太郎*
58. ERK 経路を活性化する肺癌の新規バイオマーカーおよび治療標的分
子 RASEF の機能解析
○ 尾下豪人,西野亮平,高野淳*,土屋永寿*,河野修興,
中村祐輔*,醍醐弥太郎*
59. Plasminogen activator inhibitor-1 阻害剤,SK-216 は腫瘍進展と腫瘍血管
新生を抑制する
○ 益田武,服部登,秋田慎,石川暢久,藤高一慶,河野修興
60. 悪性中皮腫マウスモデルにおける PAI-1 阻害薬(SK-216)の効果の検
討
○ 高山裕介,濱田泰伸,益田武,秋田慎,石川暢久,藤高一慶,
服部登,河野修興
61. 肺癌患者の血清 KL-6 値は MUC1 遺伝子多型の影響を受ける
○ 堀益靖,石川暢久,田中惣之輔,中島拓,岩本博志,
大下慎一郎,藤高一慶,春田吉則,村井博,服部登,河野修興
第 34 回日本肥満学会総会
(2013.10.11~12 東京)
62. インスリン抵抗性が生じる前の高脂肪食負荷早期に肝臓の AMPK リ
ン酸化は低下する
○ 志和麻実,米田真康,小武家和博,門前裕子,大久保博史,
中西修平
第 20 回日本航空医療学会総会
(2013.11.15~16 福島)
63. 広島県の発進基地方式ドクターヘリ始動
○ 廣橋伸之*,大谷直嗣*,宇根一暢*,津村龍*,岩崎泰昌*,
太田浩平*,山賀聡之*,板井純治*,大下慎一郎,田村朋子*,
貞森拓磨*,佐々智宏*,谷川攻一*,多田昌弘*,佐伯辰彦*,
鈴木慶*,楠真二*,竹崎亨*,小川恵美子*,山野上敬夫*
(集中治療部での業績)
64. ドクターヘリ広域連携・消防防災ヘリとの連携 広島県の取り組み
○ 大谷直嗣*,宇根一暢*,津村龍*,太田浩平*,板井純治*,
山賀聡之*,貞森拓磨*,大下慎一郎,岩崎泰昌*,多田昌弘*,
佐伯辰彦*,鈴木慶*,山野上敬夫*,廣橋伸之*,谷川攻一*
(集中治療部での業績)
65. 広島県ドクターヘリの特徴
○ 大谷直嗣*,小川恵美子*,山下洋平*,村上毅*,山田裕紀*,
和田美咲*,井上隆治*,松本志保*,原茉依子*,佐々智宏*,
佐伯辰彦*,鈴木慶*,多田昌弘*,竹崎亨*,楠真二*,
板井純治*,山賀聡之*,田村朋子*,太田浩平*,宇根一暢*,
貞森拓磨*,大下慎一郎,岩崎泰昌*,廣橋伸之*,山野上敬夫*,
谷川攻一*
(集中治療部での業績)
第 54 回日本肺癌学会総会
(2013.11.21~22 東京)
66. ROS1 の肺癌原発巣ならびに間質性肺炎組織における発現に関する検
討
○ 濵井宏介,石川暢久,中島拓,岩本博志,藤高一慶,春田吉則,
村井博,服部登,河野修興
67. 肺癌患者の血清 KL-6 値は MUC1 遺伝子多型の影響を受ける
○ 堀益靖,石川暢久,田中惣之輔,中島拓,岩本博志,藤高一慶,
春田吉則,村井博,服部登,河野修興
68. 当院における 75 歳以上の高齢者進行非小細胞癌の初回化学療法の検
討
○ 中増昭久,益田武,中島拓,岩本博志,石川暢久,藤高一慶,
春田吉則,村井博,服部登,河野修興
69. 初診時に脳転移を有する肺腺癌症例における予後因子の検討
○ 山口覚博,益田武,中島拓,岩本博志,石川暢久,藤高一慶,
春田吉則,村井博,服部登,河野修興
第 26 回日本分子生物学会年会
(2013.12.3~6 神戸)
70. ヒト染色体 15q11-13 相同領域重複マウスにおける肥満メカニズムの
解析
○ 岸本瑠衣,玉田紘太*,中西修平,河野修興,内匠透*
第 18 回エンドトキシン血症救命治療研究会
(2014.1.17~18 東京)
71. 当 院 で の 敗 血 症 性 シ ョ ッ ク に 対 す る エ ン ド ト キ シ ン 吸 着 療 法
(PMX-DHP)の検討
○ 板井純治*,廣橋伸之*,儀賀普嗣*,稲川嵩紘*,木田佳子*,
太田浩平*,大谷直嗣*,貞森拓磨*,宇根一暢*,大下慎一郎,
津村龍*,岩崎泰昌*,谷川攻一*
(集中治療部での業績)
第 41 回日本集中治療医学会学術集会
(2014.2.27~3.1 京都)
72. 熱傷ショックにたこつぼ型心筋症を合併した高齢者熱傷の1例
○ 岩崎泰昌*,宇根一暢*,太田浩平*,大下慎一郎,稲川嵩紘*,
大谷直嗣*,板井純治*,木田佳子*,廣橋伸之*,谷川攻一*
(集中治療部での業績)
3.国内学会地方会
ランチョンセミナー
第 43 回日本腎臓学会西部学術大会
(2013.10.11~12 松山)
1.
CKD の進展抑制~血圧から腎性貧血管理まで~
○ 正木崇生
一般演題
第 108 回日本内科学会中国地方会
(2013.6.1 岡山)
2.
冬季に増悪を繰り返した慢性過敏性肺臓炎の一例
○ 大道和佳子*,福原和秀,益田健,石川暢久,藤高一慶,
春田吉則,村井博,服部登,河野修興
3.
肺移植後に Mycobacterium abscessus 感染症を生じた 1 例
○ 吉光哲大*,檜垣直子,向田賢市,中島拓,石川暢久,藤高一慶,
春田吉則,村井博,服部登,河野修興
4.
副腎静脈サンプリング検査で診断し得た左副腎微小腺腫による原発
性アルドステロン症の 1 例
○ 長野千尋*,長野学,小武家和博,志和亜華,前田修作,
米田真康,粟屋智一,中西修平
第 49 回日本呼吸器学会中国・四国地方会
(2013.7.19~20 高松)
5.
成人期に発見された原発性免疫不全症候群の一例
○ 塩谷咲千子,中島拓,岩本博志,石川暢久,藤高一慶,
春田吉則,村井博,服部登,河野修興
6.
アトピー素因を有し,血清 IgE 高値を呈したサルコイドーシスの 1 例
○ 大道和佳子*,福原和秀,益田健,石川暢久,藤高一慶,
春田吉則,村井博,服部登,河野修興
7.
肺腺癌に副腎褐色細胞腫を合併し診断に苦慮した 1 例
○ 山路貴之*,檜垣直子,大月鷹彦,中島拓,岩本博志,石川暢久,
藤高一慶,春田吉則,村井博,服部登,河野修興
第 43 回日本腎臓学会西部学術大会
(2013.10.11~12 松山)
8.
腎生検にて診断し得たコレステロール塞栓症の一例
○ 金井亮,大久保友恵,平塩秀磨,中島歩,横山敬生,土井盛博,
正木崇生
9.
血液透析にて軽快したリチウム中毒の一例
○ 倉脇壮*,若本晃希,金井亮,中島歩,横山敬生,土井盛博,
正木崇生
10. B 型肝炎ウィルス陽性であった膜性腎症患者の一例
○ 白木伸明,水入苑生*,浅井真理子*,小野京香*,中園博司*,
西澤欣子*,山下和臣*,重本憲一郎*
(原田病院での業績)
第 65 回広島医学会総会
(2013.11.10 広島)
11. 間質性肺炎合併肺癌に対する化学療法に関する検討
○ 益田武,石川暢久,中島拓,岩本博志,藤高一慶,春田吉則,
濱田泰伸,村井博,服部登,河野修興
日本糖尿病学会中国四国地方会第 51 回総会
(2013.11.15~16 岡山)
12. COPD 質問表と耐糖能指標との関連について―ハワイ・ロサンゼル
ス・広島スタディより―
○ 一町澄宜,小武家和博,長野学,毛利麻衣子,門前裕子,
岸本瑠衣,志和麻実,久保田益亘,志和亜華,大久保博史,
前田修作,大野晴也,沖健司,米田真康,粟屋智一,中西修平
13. 日系米人における食行動と内臓脂肪の関連の男女別検討
○ 毛利麻衣子,久保田益亘,大久保博史,前田修作,平野雅俊,
大野晴也,沖健司,米田真康,粟屋智一,中西 修平
14. リポ酸による IAS を発症し,Scatchard 解析による抗インスリン抗体
の変動を追跡し得た 1 例
○ 門前裕子,中西修平,米田真康,粟屋智一,前田修作,
志和亜華,志和麻実,毛利麻衣子,佐々木民人*
15. インスリンデグルデクの安全性・有効性に関する観察研究(Hiroshima
Trendy Study)
○ 小武家和博,一町澄宜,長野学,門前裕子,毛利麻衣子,
志和麻実,久保田益亘,志和亜華,大久保博史,前田修作,
大野晴也,沖健司,米田真康,粟屋智一,中西修平
16. 扁桃周囲膿瘍により急激な経過をたどった 2 型糖尿病の1例
○ 湯川和俊*,大久保博史,小武家和博,米田真康,中西修平
17. 腎機能を加味したシタグリプチンとビルダグリプチンの臨床効果の
比較
○浅生貴子,堀江正和*,木ノ原周平*,石田和史*
(JA 広島総合病院での業績)
18. 電流知覚閾値検査(CPT)の代用となりうる糖尿病神経障害重症度評
価法の提言
○ 石田和史*,浅生貴子,木ノ原周平*,堀江正和*,河本良美*
(JA 広島総合病院での業績)
19. 1 日 2 回注射法におけるインスリンリスプロ mix25 と mix50 の優位性
鑑別チェック表作成の試み
○ 石田和史*,浅生貴子,木ノ原周平*,堀江正和*,河本良美*
(JA 広島総合病院での業績)
20. インスリン強化療法患者の基礎インスリン製剤切り替えで見えるデ
グルデクの臨床効果
○ 木ノ原周平*,堀江正和*,浅生貴子,石田和史*
(JA 広島総合病院での業績)
21. CPT 経年観察を用いたシタグリプチンの血糖改善を介さない神経障
害改善効果に関する検討
○ 堀江正和*,木ノ原周平*,浅生貴子,石田和史*
(JA 広島総合病院での業績)
22. 糖尿病地域連携パス導入後 6 ヵ月の評価と指導効果の検討
○ 荒砂慶子*,加井妻恵美*,池田直子*,森岡由希子*,根間明子*,
谷中美恵*,中村悦子*,重中奈緒子*,福原真理*,日野原彩*,
田畑康*,中森敬*,毛利慧*,杉廣貴史
(三次中央病院での業績)
23. 低カロリー食(LCD)と早期のインスリン療法により寛解に至った高
齢肥満型 2 型糖尿病の 1 例
○ 平野雅俊,小早川真未*,宮原弥恵*,澤野文夫*
(広島赤十字・原爆病院での業績)
24. ペグインターフェロン単独療法により膵島関連自己抗体が陽性化し
発症した 1 型糖尿病の 1 例
○ 小早川真未*,平野雅俊,宮原弥恵*,澤野文夫*
(広島赤十字・原爆病院での業績)
25. ステロイド治療中 IAA が陰性化したリウマチ性多発筋痛症合併緩徐
進行 1 型糖尿病の 1 例
○ 宮原弥恵*,小早川真未*,平野雅俊,澤野文夫*
(広島赤十字・原爆病院での業績)
26. 初回入院後少食に陥ったうつ病併発 2 型糖尿病の 1 例
○ 山岡賢治*,宮原弥惠*,小早川真未*,平野雅俊,澤野文夫*
(広島赤十字・原爆病院での業績)
第 109 回日本内科学会中国地方会
(2013.11.23 岡山)
27. イレウスを契機に診断された肺浸潤性粘液腺癌の一例
○ 稲田修吾*,中島拓,岩本博志,石川暢久,藤高一慶,濱田泰伸,
春田吉則,村井博,服部登,河野修興
28. Carboplatin と nab-paclitaxel による化学療法が奏功した胸腺癌の 1 例
○ 大谷俊人*,山口覚博,中島拓,岩本博志,石川暢久,藤高一慶,
春田吉則,村井博,服部登,河野修興
29. 網膜色素変性症、性腺機能低下症を伴い、肝硬変、インスリン抵抗性
糖尿病から Alstrom 症候群と臨床診断した 1 例
○ 長野千尋*,大久保博史,但馬剛*,江草玄太郎*,沖健司,
米田真康,中西修平
第 14 回日本内分泌学会中国支部学術集会
(2013.11.30 広島)
30. アンドロゲン産生副腎皮質腺腫の一例
○ 藤原誠*,大野晴也,小武家和博,長野学,一町澄宜,門前裕子,
毛利麻衣子,志和麻実,久保田益亘,志和亜華,大久保博史,
前田修作,沖健司,米田真康,粟屋智一,中西修平
第 50 回日本呼吸器学会中国・四国地方会
(2013.12.7 広島)
31. 結核病床を持たない一般市中病院におけるクオンティフェロン(QFT)
を用いた結核検診についての検討
○ 山岡千尋,山根真由香*,片岡雅明*,神辺眞之*,春田吉則,
服部登,河野修興
32. 当院で経験した好酸球性細気管支炎の 2 例の検討
○ 小坂祐未*,山岡千尋,中島拓,岩本博志,石川暢久,藤高一慶,
春田吉則,村井博,服部登,河野修興
33. 上大静脈内に著明な腫瘍塞栓を形成した浸潤性胸腺腫の一例
○ 松原誠*,中増昭久,中島拓,岩本博志,石川暢久,藤高一慶,
春田吉則,村井博,服部登,河野修興
第 22 回日本呼吸器内視鏡学会中国四国支部会
(2014.2.15 岡山)
34. 気管支肺胞洗浄中リンパ球分画低値を示し治療抵抗性の慢性過敏性
肺炎の一例
○ 武本健士郎*,山岡千尋,堀益靖,益田武,石川暢久,中島拓,
岩本博志,藤高一慶,春田吉則,村井博,服部登,河野修興
C.研究助成金等
I 文部科学省科学研究費
1.
平成 25-28 年度 基盤研究(A)No.25253057
「国際共同研究による間質性肺炎の新規バイオマーカーの開発と創
薬の試み」
研究代表者:河野修興
2.
平成 23-25 年度 挑戦的萌芽研究 No.23659433
「抗 KL-6 抗体は分子標的薬の作用を増強しうるか」
研究代表者:河野修興
3.
平成 23-25 年度 基盤研究一般(C)No. 23591148
「間質性肺炎の新たな血清マーカーの開発と治療戦略の確立」
研究代表者:石川暢久
4.
平成 23-25 年度 基盤研究一般(C)No. 23590794
「耐糖能異常および脂質代謝異常と死因‐とくに悪性新生物死の関
連の疫学研究」
研究代表者:中西修平
5.
平成 25-27 年度 基盤研究(C)No.25461248
「Non-dipper 型高血圧の発症における時計遺伝子の役割」
研究代表者:中島歩
研究分担者:正木崇生
6.
平成 25-27 年度 若手研究(B)No.25860646
「特発性肺線維症急性増悪の人種差に着眼した病態解明と新規バイ
オマーカー開発」
研究代表者:大下慎一郎
7.
平成 25-27 年度 若手研究(B)No. 25860645
「Ⅰ型肺胞上皮由来の新規特発性肺線維症バイオマーカーRAGE の開
発と創薬の試み」
研究代表者:岩本博志
8.
平成 25-26 年度 若手研究(B)No.25860681
「各種腎臓疾患における無血清培地を用いた間葉系幹細胞の治療効
果:臨床応用を目指して」
研究代表者:上野敏憲
9.
平成 25-26 年度 若手研究(B)No.25870463
「肺線維症において骨髄に保存される傷害記憶システムの解明」
研究代表者:中島拓
10. 平成 24-25 年度 研究活動スタート支援 No. 24890308
「アンギオテンシン II 代謝産物によるアルドステロン分泌制御機構の
研究」
研究代表者:沖健司
II 厚生労働省科学研究費
1.
疾病・障害対策研究分野 難治性疾患克服研究
「びまん性肺疾患に関する調査研究」
主任研究者:杉山幸比古*
分担研究者:河野修興
2.
健康安全確保総合研究分野
医薬品・医療機器等レギュラトリーサイ
エンス総合研究
「薬剤性肺障害に関する包括的研究」
主任研究員:久保惠嗣*
分担研究員:服部登
3.
疾病・障害対策研究分野 難治性疾患克服研究
「リンパ脈管筋腫症に対するシロリムスの安全性確立のための医師
主導治験」
研究代表者:中田光*
研究分担者:服部登
III 厚生労働省受託研究費
1.
「毒ガス従事者等に対する健康診断及び毒ガス障害に関する調査研
究事業」
班長:河野修興
Ⅳ
1.
そ
の
他
平成 25 年度 広島大学学長裁量経費
「ウエアラブルな人工肺の開発に向けた有機新材料の開発とこの電
気信号による制御技術の開発」
プロジェクトリーダー:河野修興
2.
平成 24-25 年度 公益社団法人日本透析医会研究助成
「腹膜中皮細胞障害に関与する遺伝子の網羅的解析と機序の解明」
研究代表者:正木崇生
3.
平成 23-27 年度 文部科学省次世代がん研究戦略推進プロジェクト
研究課題番号:11104850
「血中エクソソームの定量プロテオーム解析による新規腫瘍マーカ
ーの開発」
研究代表者:植田幸嗣*
分担研究者:石川暢久
4.
平成 24-25 年度 財団法人土谷記念医学振興基金
「アルドステロンによる腎障害に対するミゾリビンの腎保護作用に
関する研究」
研究代表者:土井盛博
5.
平成 25-27 年度 公益社団法人 万有生命科学振興国際交流財団 生
活習慣病(循環器)領域研究助成
「内向き整流性カリウムチャネルをターゲットにしたアルドステロ
ン合成機序の解明と新規治療法の開発」
研究代表者:沖健司
6.
平成 25 年度 財団法人緑風会教育研究若手研究者助成金
「悪性胸膜中皮腫に対する Plasminogen activator inhibitor-1(PAI-1)阻害
薬の効果に関する検討」
研究代表者:高山裕介
7.
平成 25 年度 公益財団法人広島大学教育研究支援財団 教育研究助成
「H3K9 メチル化酵素の阻害は、腎尿細管間質の形質転換およびアポ
トーシスを阻害することで線維化を抑制し,腎尿細管機能を保持す
る」
研究代表者:入福泰介
8.
平成 25 度 財団法人緑風会教育研究若手研究者助成金
「無血清培地で培養した間葉系幹細胞は強い免疫抑制作用を有し,ラ
ット一側尿管結紮モデルにおける腎線維化を抑制する」
研究代表者:吉田健
D.賞
1.
平成 25 年度 広島大学病院 卒後臨床研修センター ベストティー
チャー賞 石川暢久
2.
Travel Grant for the best abstracts on COPD European Respiratory Society
Annual Congress 2013
Differences in plasma and sputum biomarkers between COPD and
COPD-asthma overlap
Iwamoto H
3.
International Symposium of Aldosterone and Related Substance in
Hypertension 2013 Best Young Investigator Award
miR-21 suppression attenuate cell proliferation and decrease
aldosterone production via StAR repression in human adrenocortical
cells
Oki K
4.
第 66 回 広島医学会総会優秀ポスター賞
間質性肺炎合併肺癌に対する化学療法に関する検討
益田武
5.
APSR2013 Awards
Characteristics of inspiratory and expiratory reactance in idiopathic
pulmonary fibrosis
Sugiyama A
6.
平成 25 度 財団法人緑風会教育研究奨励賞
悪性胸膜中皮腫に対する Plasminogen activator inhibitor-1(PAI-1)阻害
薬の効果に関する検討
高山裕介
7.
平成 25 度 財団法人緑風会教育研究奨励賞
無血清培地で培養した間葉系幹細胞は強い免疫抑制作用を有し,ラッ
ト一側尿管結紮モデルにおける腎線維化を抑制する
吉田健
E. 主催学会一覧
1.
第 50 回日本呼吸器学会中国・四国地方会
(2013.12.7 広島県情報プラザ)
会長 服部登
2.
平成 25 年度日本医史学会広島支部総会
(2014.1.25 広島大学医学部第 1 講義室)
会長 河野修興
第Ⅱ部
教育活動
A.医学部医学科
1.講義責任者
2.講義担当者
3.外来・病棟実習
B.大学院
1.講義責任者
2.大学院生の研究テーマ
C.平成 25 年度学位取得者
注1) 同門会員である,同門会員でない,に関わらず,その研究または講
義が行われた期間に分子内科学(旧第二内科)に所属していなかっ
た先生方には,*(アスタリスク)を添付しました(ただし,留学中
を除く)
。
A.医学部医学科
1. 講義責任者
1. 症候診断治療学
責任者
: 河野修興,村井博
学年
: 4年
開講区分 : 前期
2. 腎臓
責任者
: 正木崇生
学年
: 3年
開講区分 : 前期
2. 講義担当者
1. 器官・システム病態制御学 I
担当者
: 河野修興,正木崇生,服部登,村井博,春田吉則,
藤高一慶,石川暢久,中西修平,粟屋智一,
土井盛博,横山敬生,米田真康,沖健司,中島歩,
岩本博志,中島拓
学年
: 3 年生
開講区分 : 集中
2. 器官・システム病態制御学 II
担当者
: 熊谷和彦
学年
: 3 年生
開講区分 : 集中
3. 外来・病棟実習
<呼吸器内科>
月
火
8:30
新患紹介・症例報告(外来棟 2 階会議室)
10:00
病棟回診(6 階西病棟)
11:00
学生実習オリエンテーション(6 階西病棟)
11:15
内科診断学講義(6 階西病棟カンファレンス室・第 1 週)
12:15
ランチョンセミナー(臨床研究棟 4 階・第 1 週)
14:00
病棟実習(6 階西病棟)
17:45
各指導教官の小括
8:30
14:00
外来実習(内科外来),病棟実習
病棟実習(6 階西病棟),気管支鏡検査(外来棟地下 1 階
内視鏡診療科)
水
木
15:00
画像診断講義①(臨床研究棟 4 階・第 1 週)
16:30
呼吸器カンファレンス 1(5 階西病棟カンファレンス室)
18:30
各指導教官の小括
8:30
病棟実習, 肺機能実習(生理検査室)
14:00
病棟実習, 外来実習
17:00
各指導教官の小括
8:30
外来実習,病棟実習,気管支鏡検査
14:00
病棟実習
15:00
画像診断講義②(臨床研究棟 4 階・第 2 週)
16:30
呼吸器カンファレンス 2(5 階西病棟カンファレンス室)
18:00
各指導教官の小括
金
8:30
外来実習,病棟実習,肺機能実習(生理検査室)
12:15
ランチョンセミナー(臨床研究棟 4 階・第 2 週)
14:00
病棟実習
15:00
呼吸機能検査講義(臨床研究棟 4 階・第 2 週)
16:00
担当症例プレゼンテーション(6 階西病棟カンファレン
ス室)
各指導教官総括(臨床研究棟 4 階)
,病歴要約提出
<内分泌・糖尿病内科>
月
8:30
10:00
新患紹介・症例報告(外来棟 2 階会議室)
学生実習オリエンテーション(9 階西病棟)
病棟実習(9 階西病棟)
火
水
木
金
12:15
ランチョンセミナー(臨床研究棟 4 階・第 1 週)
14:00
病棟実習
15:00
内科診断学講義(6 階西病棟カンファレンス室・第 1 週)
16:00
各指導教官の小括
8:30
外来実習(内科外来),病棟実習(9 階西病棟)
13:30
病棟実習
16:00
各指導教官の小括
8:30
外来実習(内科外来),病棟実習(9 階西病棟)
13:30
病棟実習(9 階西病棟)
15:30
症例カンファレンス・回診(9 階西病棟)
17:00
各指導教官の小括
8:30
副腎静脈サンプリング、外来実習,病棟実習
11:00
糖尿病小講義(9 階西病棟カンファレンス室)
13:30
頸動脈エコー実習(9 階西病棟)
16:00
各指導教官の小括
8:30
外来実習(内科外来),病棟実習(9 階西病棟)
12:15
ランチョンセミナー(臨床研究棟 4 階・第 2 週)
14:00
病棟実習
16:00
総括(臨床研究棟 4 階)
,病歴要約提出
<腎臓内科,リウマチ・膠原病科>
月
火
8:30
新患紹介・症例報告(外来棟 2 階会議室)
9:30
腎臓内科教授回診,カンファレンス(9 階東病棟)
11:00
学生実習オリエンテーション(9 階東病棟)
13:00
病棟実習(9 階東・6 階西病棟)
15:00
腎臓内科小講義(9 階西病棟カンファレンス室)
9:00
11:00
外来実習(内科外来)
バスキュラーアクセスインターベンション(1 階カテー
テル室)
12:00
腎臓内科ランチョンセミナー(霞総合研究棟 303 号室)
13:00
病棟実習(9 階東・6 階西病棟)
16:30
リウマチ・膠原病科教授回診,カンファレンス(5 階西
病棟カンファレンス室)
18:00
水
木
9:00
腎生検カンファレンス(9 階西病棟カンファレンス室)
腎生検見学(9 階東病棟)
13:00
病棟実習(9 階東・6 階西病棟)
15:00
腎臓内科小講義(9 階西病棟カンファレンス室)
9:00
リウマチ・膠原病内科回診(6 階西病棟)
10:00
リウマチ・膠原病内科小講義(霞総合研究棟 303 号室)
13:00
リウマチ・膠原病科小講義,リウマチ・膠原病科レポー
トチェック(霞総合研究棟 222 号室)
16:00
金
9:00
腎臓内科レポートチェック(9 階東病棟)
外来実習(内科外来)
13:00
病棟実習(9 階東・6 階西病棟)
16:00
実習総括(9 階東病棟)
B.大
学
院
1. 講義責任者
1. 予防医学・健康指導特論 I
責任者
: 河野修興,田中純子*
開講区分 : 前期
開講部局 : 医歯薬保健学研究科博士課程前期保健学専攻
医歯薬保健学研究科修士課程医歯科学専攻
2. 臨床腫瘍学総論
責任者
: 河野修興
開講区分 : 前期
開講部局 : 医歯薬学総合研究科博士課程
医歯薬保健学研究科博士課程医歯薬学専攻
医歯薬保健学研究科博士課程後期保健学専攻
3. 予防医学・健康指導特論 II
責任者
: 河野修興,田中純子*
開講区分 : 後期
開講部局 : 医歯薬保健学研究科博士課程前期保健学専攻
医歯薬保健学研究科修士課程医歯科学専攻
2. 大学院生の研究テーマ
氏 名
(入学年月)
研
土井俊樹
(H18 年 4 月)
ラットにおけるアルドステロンによる腎組織障害の
研究
小田賀明
(H18 年 4 月)
アディポカインの糖代謝に与える影響
坂下 有
(H18 年 4 月)
メタボリックシンドロームの発症と予知因子に関す
る研究
秋田 慎
(H19 年 4 月)
肺癌に対する抗体療法の研究
浅生貴子
(H19 年 4 月)
Preclinical Cushing 症候群における糖代謝異常につい
ての検討
白木伸明
(H19 年 4 月)
閉経後透析患者のテストステロンと動脈硬化の関連
について
杉廣貴史
(H19 年 4 月)
HDL-C の分画,粒子サイズと動脈硬化との関係
向田賢市
(H19 年 4 月)
大久野島毒ガス工場元従業員の長期予後に関する疫
学調査
心石敬子
(H20 年 4 月)
腹膜中皮細胞障害に関与する遺伝子の網羅的解析と
機序の解明
濵井宏介
(H20 年 4 月)
間質性肺炎の新規バイオマーカーの開発と治療応用
への試み
平塩秀磨
(H20 年 4 月)
透析患者におけるテロメア G-tail と心血管イベントと
の関連
井原大輔
(H21 年 4 月)
siRNA 吸入用微粒子製材の肺組織到達性と遺伝子抑
制機能の評価
川岡孝一郎
(H21 年 4 月)
オートファジー誘導による腎線維化抑制の検討
益田 武
(H21 年 4 月)
肺癌の浸潤,転移への Plasminogen activator inhibitor-1
の関与の検討
山田敬子
(H21 年 4 月)
老化関連因子と腎線維化との関連
大森慶太郎
(H22 年 4 月)
肺線維症、気管支喘息に対する新規治療薬の開発
健康診断受診者での COPD 疫学調査
究
題
目
氏 名
(入学年月)
研
岸本瑠衣
(H22 年 4 月)
15q11-13 遺伝子変異マウスでの肥満発症のメカニズ
ムについての検討
久保田益亘
(H22 年 4 月)
甲状腺機能と脂質代謝異常について
松田智代
(H22 年 4 月)
バイオマーカー解析を通じた気腫合併間質性肺炎の
病態の解明
究
題
目
岡本與平
肺癌に対する新規治療法の開発
(H22 年 10 月)
杉山 文
インパルスオシロメトリー法による閉塞性および拘
(H22 年 10 月) 束性肺疾患の検討
中川三沙
慢性閉塞性肺疾患患者における気道抵抗を用いた労
(H22 年 10 月) 作時の気道状態に関する研究
梶原俊毅
(H23 年 4 月)
細菌感染における宿主免疫に対する新規耐性機序の
解明
志和麻実
(H23 年 4 月)
高脂肪食負荷マウスにおけるインスリン抵抗性の発
症機序に関する研究
高山裕介
(H23 年 4 月)
悪性胸膜中皮腫に対する Plasminogen activator
inhibitor-1 (PAI-1) 阻害薬の効果に関する検討
西村好史
(H23 年 4 月)
毒ガス傷害者における呼吸器疾患発症のリスクにつ
いて
佐々木健介
腎線維化におけるエピジェネティックな作用の解明
(H23 年 10 月)
山内崇宏
食塩感受性とインフラマソームとの関連
(H23 年 10 月)
曽爾浩太郎
(H24 年 4 月)
Klotho 欠損と食塩感受性高血圧の関係の検討
福原和秀
(H24 年 4 月)
トシル酸スプラタストの高酸素肺障害の抑制効果に
ついての研究
毛利麻衣子
(H24 年 4 月)
インクレチンを介した糖代謝への影響に関する研究
門前裕子
(H24 年 4 月)
高脂肪食、高ショ糖食が短期的、長期的に耐糖能異常
と動脈硬化の発生機序に及ぼす影響
氏 名
(入学年月)
研
一町澄宜
(H25 年 4 月)
コレステロール逆転送系とアルドステロンの関係に
関する研究
入福泰介
(H25 年 4 月)
H3K9 メチル化酵素(G9a)阻害による腎線維化抑制
効果
大月鷹彦
(H25 年 4 月)
悪性胸膜中皮腫に対するヒト型抗 APN 抗体の効果に
関する検討
小武家和明
(H25 年 4 月)
内向き整流性カリウムチャネルを標的にしたアルド
ステロン合成機構の解明
坂本信二郎
(H25 年 4 月)
がんペプチドワクチンに関する基礎・臨床研究
永井巧雄
(H25 年 4 月)
メチルグリオキサール(MGO)による腹膜線維化の
機序
長野 学
(H25 年 4 月)
GPR120 と褐色脂肪細胞誘導について
塩谷咲千子
(H25 年 4 月)
放射線肺線維症モデルにおける Plasminogen activator
inhibitor-1 の関与
山岡千尋
(H25 年 4 月)
特発性肺線維症の人種的な差異に着目した病態解明
と新規バイオマーカーの開発
吉田 健
(H25 年 4 月)
無血清培地で培養した間葉系幹細胞の腎線維化抑制
効果
究
題
目
C. 学
氏
名
位
取
得
者
卒業年・大学
グループ
学位番号
1. 上野 敏憲
平成 12 年・山口大卒
腎臓
甲 6191 号
2. 尾下 豪人
平成 15 年・宮崎大卒
呼吸器
甲 6214 号
3. 志和 亜華
平成 16 年・広島大卒
内分泌・糖尿病
甲 6270 号
4. 平野 雅俊
平成 15 年・広島大卒
内分泌・糖尿病
甲 6278 号
5. 益田
武
平成 16 年・広島大卒
呼吸器
甲 6279 号
6. 杉山
文
平成 16 年・熊本大卒
呼吸器
甲 6377 号
上野敏憲
平成 12 年・山口大卒
甲 6191 号
2013.5.23
Ueno T, Nakashima A, Doi S, Kawamoto T*, Honda K*, Yokoyama Y, Doi T,
Higashi Y*, Yorioka N, Kato Y*, Kohno N, Masaki T
Mesenchymal stem cells ameliorate experimental peritoneal fibrosis by
suppressing inflammation and inhibiting TGF-1 signaling
Kidney Int 2013; 84: 297-307
Mesenchymal stem cells (MSCs) are multipotent adult stem cells that have
regenerative capability and exert paracrine actions on damaged tissues. Since
peritoneal fibrosis is a serious complication of peritoneal dialysis, we tested
whether MSCs suppress this using a chlorhexidine gluconate model in rats.
Although MSCs isolated from green fluorescent protein-positive rats were
detected for only 3 days following their injection, immunohistochemical staining
showed that MSCs suppressed the expression of mesenchymal cells, their effects
on the deposition of extracellular matrix proteins, and the infiltration of
macrophages for 14 days. Moreover, MSCs reduced the functional impairment of
the peritoneal membrane. Cocultures of MSCs and human peritoneal mesothelial
cells using a Transwell system indicated that the beneficial effects of MSCs on
the glucose-induced upregulation of transforming growth factor-1 (TGF-1) and
fibronectin mRNA expression in the human cells were likely due to paracrine
actions. Preincubation in MSC-conditioned medium suppressed TGF-1-induced
epithelial-to-mesenchymal transition, α-smooth muscle actin, and the decrease in
zonula occludens-1 in cultured human peritoneal mesothelial cells. Although bone
morphogenic protein 7 was not detected, MSCs secreted hepatocyte growth factor
and a neutralizing antibody to this inhibited TGF-1 signaling. Thus, our findings
imply that MSCs ameliorate experimental peritoneal fibrosis by suppressing
inflammation and TGF-1 signaling in a paracrine manner.
学位取得にあたり思うこと
平成 12 年卒 上野 敏憲
この度は,正木崇生教授,河野修興教授,頼岡徳在
前教授をはじめ多くの諸先生方のご指導により学位
を取得することが出来ましたことを,心より感謝申し
上げます。
私は大学病院での 2 年間の臨床研修後,腎臓内科に入局し,尾道総合病
院,博愛病院,土谷総合病院,三次中央病院に勤務させて頂きました。ど
ちらの病院でも,腎疾患診療および透析治療はもとより,幅広い疾患を診
療する必要があり内科医として充実した研修を行うことができました。市
中病院での日常臨床では多くの仕事量をこなす事で精一杯の中,一つの物
事に深くじっくりと取り組みたいという思いも強くなってまいりました。
幸いにも 6 年目に大学病院に医科診療医として帰局し,翌年大学院に進学
する機会を得ることができました。
大学院進学当初は医科診療医として病棟業務の傍ら,ピペットの使い方
など実験手技に慣れることから始まりました。当初より中島歩先生のご指
導により,すでに様々な分野で臨床応用もされている間葉系幹細胞を用い
て腹膜線維化症モデルの腹膜線維化および炎症を抑制するというテーマ
を頂き実験を開始しました。大学院 2 年目より病棟業務がなくなり実験に
も時間が取れるようになり,動物実験や免疫染色を繰り返し行っておりま
したが,手技が不安定な事もあり思うような結果を得ることができません
でした。2 年目の最後にラットを用いた予備実験にて初めて腹腔内投与し
た間葉系幹細胞が腹膜線維化の抑制につながるデータを得ることができ,
その後ヒト腹膜中皮細胞を用いた細胞実験も並行して行いました。大学院
4 年目には米国腎臓学会(ASN)で発表する機会を頂き,何とか論文とし
てまとめることができましたが,論文を投稿してもなかなか受理されない
状況でした。そんな折に正木崇生先生が腎臓内科教授に就任され,新たな
視点からご指導を頂きました。また,留学から帰ってこられたばかりの土
井盛博先生には示唆に富んだアドバイスをして頂き,新たな細胞実験を提
案して頂きました。追加実験を行った結果,間葉系幹細胞の傍分泌作用に
より腹膜線維化に関わる TGF-1 シグナルを抑制する事を示すことができ,
少し時間がかかりましたが accept に漕ぎ着けることができました。最終的
な revise での実験の間,病棟業務等で負担をかけることになってしまった
にもかかわらず,快く実験のサポートをして頂いた横山敬生先生をはじめ
諸先生方には大変感謝申し上げます。
大学院生として過ごした期間を改めて振り返りますと,多くの先生方に
ご指導を頂き,大変幸運であったと実感いたします。臨床の場では経験す
ることのない,小さなことから仮説を立て,実験を重ねて検証していくと
いう作業は,物事を客観的,理論的に考える訓練であり,大変貴重な時間
であったと感じます。大学院の間に研究の一端に携わることができたこと
は今後の医師としての人生にも役立つものと思いますし,大学院生の間の
経験を生かして少しでも社会に還元できるように,今後とも精進して参り
たいと思います。今後ともご指導の程,よろしくお願い申し上げます。
尾下豪人
平成 15 年・宮崎大卒
甲 6214 号
2013.9.5.
Oshita H, Nishino R, Takano A*, Fujitomo T*, Aragaki M*, Kato T*,
Akiyama H*, Tsuchiya E*, Kohno N, Nakamura Y*, Daigo Y*
RASEF is a novel diagnostic biomarker and a therapeutic target for lung
cancer
Mol Cancer Res 2013; 11: 937-51
Genome-wide gene expression profiling revealed that the Ras and EF-hand
domain containing (RASEF) transcript was significantly transactivated in the
majority of lung cancers. Using lung cancer cells, transient expression of RASEF
promoted cell growth, whereas RASEF knockdown not only reduced its
expression
but
resulted in
growth
suppression of
the
cancer
cells.
Immunohistochemical staining using tumor tissue microarrays consisting of 341
archived non-small cell lung cancers (NSCLC) revealed the association of strong
RASEF positivity with poor prognosis (p=0.0034 by multivariate analysis).
Mechanistically, RASEF interacted with extracellular signal-regulated kinase
(ERK) 1/2 and enhanced ERK1/2 signaling. Importantly, inhibiting the interaction
between RASEF and ERK1/2 using a cell-permeable peptide that corresponded to
the ERK1/2-interacting site of RASEF, suppressed growth of lung cancer cells.
This study demonstrates that elevated RASEF promoted cell growth via enhanced
ERK signaling and is associated with poor prognosis of NSCLC. Implications:
RASEF may play an important role in lung carcinogenesis and could serve as a
vaiable prognostic biomarker and target for the development of new molecular
therapies.
学位取得にあたり思うこと
平成 15 年卒 尾下 豪人
この度,河野修興教授,服部登准教授,石川暢久先
生をはじめ,多くの先生方の御指導により学位を取得
することができました。心より感謝申し上げます。
私は 2 年間の卒後臨床研修後,北九州総合病院で 3
年間,中国労災病院で 1 年間,呼吸器内科医として臨床業務に従事しまし
た。両病院とも幅広い症例を診療する機会があり,また上司や同僚にも恵
まれて忙しくも充実した日々を過ごすことができました。
もともと臨床で経験したことをデータ化し発表することに興味があり,
中国労災病院勤務時にいくつかのテーマで臨床研究を始めました。経験も
知識もなくやる気だけが先走っていたのですが,当時の上司であった櫻井
穣司先生に助言をいただきつつデータの収集や解析,論文執筆などを見よ
う見まねで行い,悪戦苦闘の末になんとか論文の形に仕上げることはでき
ました。この時に痛感したのは自分自身の経験,知識の不足であり,統計
解析や論文作成技術などを含め,より専門的な教育を受ける必要性でした。
ちょうどその頃に大学院を勧めるお話をいただき,入学を決意した次第で
す。
大学院入学後,河野教授の御高配により,東京大学医科学研究所の中村
祐輔研究室で研究する機会を与えられました。この研究室はゲノムワイド
に疾患関連遺伝子を同定する研究で世界的に知られており,過去に在籍さ
れた石川暢久先生,谷脇雅也先生,高野淳先生も肺癌に関わる遺伝子の研
究で大きな成果を上げていました。私の赴任時には西野亮平先生,益田健
先生が在籍されており,両先生に基本的な実験手技はもちろん,文献検索
の方法,データの解釈の仕方などを丁寧に教えていただきました。
聞いていたとおり,中村研究室での生活は非常に刺激的でした。在籍者
の約半数が外国人であり,日本国内からもいろいろな背景を持った研究者
が集まって昼夜問わず実験をしていました。また,膨大な数のサンプルが
集まっており,実験設備も充実していたため,発想次第で様々な研究がす
ぐに開始できるという恵まれた環境でした。なにより中村祐輔先生という
世界的な研究者に直接指導していただくという稀有な機会を得たのはと
ても幸運なことでした。
研究内容についてですが,先輩方に続いて肺癌に関連する遺伝子の探索
を行いました。当初はマイクロアレイで新たに候補として挙がってきた遺
伝子について肺癌との関連を調べたものの思うような結果が出ず,途中か
らは西野先生が解析されていた RASEF という遺伝子に絞って機能解析を
進めました。週 1 回の外勤日以外は研究に没頭する生活だったため,一つ
の事象を証明するためにどんな実験が必要なのか,うまくいかなかった場
合にどう解釈するのか,といったことを考えていました。
当然ながら実験は思い通りに進まないことが多く,また,毎週のように
進捗報告があるため,常に大きなプレッシャーを感じていました。家族揃
っての東京生活は経済的に苦しいものでしたが,ストレス発散のためにあ
えて出費を惜しまず,休日には観光などで思い切り楽しむことにしました。
趣味である演劇鑑賞や食べ歩きも良い思い出になりました。
東京在住中に起こった大きな出来事としては,2010 年 1 月には父が逝去,
2011 年 3 月には東日本大震災が発生しました。大震災発生時には川崎での
外勤中だったため,いわゆる帰宅難民となりました。異様な雰囲気の中,
白金台の自宅まで徒歩で 5 時間かけて帰り,家族の無事な姿を目にしたと
きには思わず涙しました。さらにその後の余震への恐怖や街の混乱を体感
したことも得難い経験でした。
結局 2 年間の医科研在籍中には論文を仕上げることができず,その後広
島に戻り,2 年近くを要してなんとか論文採択に至りました。その間は社
会人大学院生として力田病院と厚生堂長崎病院に勤務させていただき,同
僚の先生方に大変お世話になりました。長崎病院勤務時には椎骨動脈解離
を発症するという出来事もありました。幸いにも後遺症を残すことなく復
帰できましたが,自分の命や人生について改めて考えさせられました。
以上のように思い返してみるといろいろあった 5 年間でした。卒業まで
の間,くじけそうになった瞬間が何度もありましたが,周囲の支えのお陰
でなんとか投げ出さずに続けることができました。特に石川先生,西野先
生,益田先生には事ある毎に励ましていただき感謝しております。また,
小児科医である妻には私の都合で休職・転勤を強いてしまいました。頭が
上がりません。
大学院生活を通じて自分が目指す医師像にどれだけ近づけたのかはわ
かりませんが,恵まれた環境で濃密な時間を過ごし,様々な得難い経験を
させていただいたことは確かです。今後はこの経験を自分なりの方法で医
局や社会に還元していければと考えております。
最後に,分子内科学教室の今後の御発展を心よりお祈り申し上げます。
諸先生方には引き続き御指導,御鞭撻のほど,よろしくお願い致します。
志和亜華
平成 16 年・広島大卒
甲 6270 号
2013.11.28
Shiwa T, Oki K, Yamane K, Yoneda M, Awaya T, Nakanishi S, Kohno N
Significantly high level of late-night free cortisol to creatinine ratio in urine
specimen in patients with subclinical Cushing's syndrome
Clin Endocrinol (Oxf) 2013; 79: 617-22
OBJECTIVE: Absence of a late-night cortisol nadir is a consistent biochemical
abnormality in patients with cortisol-producing adenoma. We evaluated the
abnormality of late-night urinary free cortisol to creatinine ratio (late-night
UFCCR) in patients with subclinical Cushing's syndrome (SCS).
METHODS: Fifty-eight patients with incidentally detected adrenocortical
adenomas [SCS: 9; nonfunctioning adenoma (NF): 49] were enrolled as subjects.
Values measured in all patients were urinary free cortisol accumulated between
9:00 p.m. and 11:00 p.m. (late-night UFCCR), serum cortisol at 11:00 p.m.
(midnight serum cortisol: MSC), serum cortisol after 1-mg overnight
dexamethasone suppression test (1 mg-DST) and 24-h urinary free cortisol
(UFC).
RESULTS: Median late-night UFCCR value in SCS was significantly higher
than that in NF (p<0.001). Significant correlations were observed between
late-night UFCCR and each of serum cortisol after 1 mg-DST and MSC (r=0.537,
p<0.001 and r=0.556, p<0.001, respectively). There was no significant correlation
between serum cortisol after 1 mg-DST and 24-h UFC (r=0.211, p=0.112). In
receiver operating characteristic analysis for diagnosis of SCS, the areas under the
curves of late-night UFCCR and 24-h UFC were 0.937 (95% confidence interval
0.865-1.008) and 0.726 (0.874-0.999), respectively. Late-night UFCCR cut-off
value of 4.9 nmol/μmol Cre showed a sensitivity of 100% and a specificity of
76.6%.
CONCLUSION: Patients with SCS showed higher late-night UFCCR values
than those with NF. Late-night UFCCR was significantly correlated with
autonomous cortisol production findings. Diagnostic performance of late-night
UFCCR was superior to 24-h UFC. These results suggest that late-night UFCCR
might represent one of the simple and reliable tests for SCS diagnosis.
学位取得にあたり思うこと
平成 16 年卒 志和 亜華
この度は,河野修興教授,山根公則元診療教授をは
じめ,多くの先生方のご指導により,学位を取得する
ことができましたことを心より感謝申し上げます。
私は,広島大学を卒業し,同大学病院で 2 年間の初
期研修後,広島市民病院に勤務し,代謝内分泌分野の診療に従事いたしま
した。卒後 5 年目には医科診療医として広島大学病院へ戻り,その翌年に
大学院へ入学しました。大学院 1 年目は病棟も診ており,臨床を行いなが
ら研究題材を模索していました。特に題材も決まらず大学院 1 年目が終わ
りかけていましたが,当時はまだ院生であり現在は助教になられた沖健司
先生と共に参加した内分泌学会総会において,「夜間尿中コルチゾールが
測定できれば,サブクリニカルクッシング症候群の診断に使えるのではな
いか」と討論した内容が,この度の学位論文となりました。沖先生の指導
の下,内分泌疾患の中でも副腎領域の診療に携わることができ,国際学会
での発表も経験させていただき,さらにはその成果として学位論文も作成
でき,大変感謝しております。
大学院では,当グループの代表的研究であるハワイ・ロサンゼルス・広
島スタディの協力もさせていただけ,貴重な経験の一つになりました。RIA
法でのインスリン測定や広島総合病院へ検体サンプルを運ぶ,データを受
け取りに行く程度のことしかしておりませんが,膨大な数の保存検体やそ
のデータを拝見し,先輩方の努力や大変さが伺えました。なかでも,中西
修平先生の他施設・他病院へ研究の協力を依頼にいく姿,研究内容を広め
ていこうとする姿勢に感銘を受けました。中西先生には論文作成の際に統
計解析や英語論文の書き方を基礎からご指導いただきました。多忙にもか
かわらず少しでも時間があれば夜遅くからでもご指導くださいました。抜
かり多い私に対して根気強く指導してくださったおかげで論文を完成さ
せることができ,さらに accept に至ったと思っております。さらには臨床
面においても,自分がこうすれば,相手がこうなり,その時にはこうする
という,三手先を読む診療をご指導いただけました。大変感謝しておりま
す。
学位論文で用いた臨床データは,先輩方および後輩達の協力なくしては
決して集める事ができないものであり,ここには挙げていない多くの先生
方にもお世話になりました。大学院の生活は,つらい時もありましたが,
笑顔の絶えない日々であり,今後の臨床医としての成長の糧となる貴重な
経験が出来たと私は思っております。この経験を生かして,今度は私自身
が後輩達の指導ができるようになればと考えております。本当に,ありが
とうございました。今後とも変わらぬご指導ご鞭撻のほど,何卒よろしく
お願いします。
平野雅俊
平成 15 年・広島大卒
甲 6278 号
2014.1.23
Hirano M, Nakanishi S, Kubota M, Maeda S, Yoneda M, Yamane K, Kira S*,
Sasaki H*, Kohno N
Low high-density lipoprotein cholesterol level is a significant risk factor for
development
of
type
2
diabetes:
Data
from
the
Hawaii–Los
Angeles–Hiroshima study
J Diabetes Investig, in press
Aims/Introduction; A low level of high-density lipoprotein cholesterol (HDLC)
is a common feature of metabolic syndrome. We have reported that
Japanese–Americans who share a virtually identical genetic makeup with native
Japanese, but who have lived Westernized lifestyles for decades, have lower
HDLC levels and a high prevalence of type 2 diabetes compared with native
Japanese. However, the impact of low HDLC level on type 2 diabetes is unclear.
The aims of the present study were to evaluate whether serum HDLC level was
associated with development of type 2 diabetes and if the effect might be
modified by lifestyle.
Materials and Methods; We examined 1,133 non-diabetic Japanese–Americans
and 1,072 non-diabetic Japanese, who underwent the 75g oral glucose tolerance
test (OGTT) and were followed for an average of 8.8 and 7.0 years, respectively.
We analyzed whether serum HDLC level is a risk factor for development of type
2 diabetes based on the Cox proportional hazards model.
Results; After adjustment for age and sex, hazard ratios for development of type 2
diabetes per unit of serum HDLC level (mmol/L) were 0.292 (95% confidence
interval [CI] 0.186–0.458, p<0.0001) among Japanese–Americans and 0.551
(95% CI 0.375–0.88, p=0.0023) among native Japanese. Comparable hazard
ratios after further adjustment for category of OGTT and body mass index were
0.981 (95% CI 0.970–0.993, p=0.0018) and 0.991 (95% CI 0.980–1.002,
p=0.112), respectively.
Conclusions; HDLC level was associated with development of type 2 diabetes in
both Japanese–Americans and native Japanese. However, these results suggest
that the impact of high-density lipoprotein on glucose metabolism might be
affected by lifestyle.
学位取得にあたり思うこと
平成 15 年卒 平野 雅俊
このたびは,河野修興教授,中西修平診療講師をは
じめ,多くの先生方のご指導により学位を取得するこ
とができましたことを心より感謝申し上げます。
私は,2 年間の臨床研修を終了後,広島赤十字・原爆
病院,東広島医療センターに勤務し,糖尿病,甲状腺,その他内分泌疾患
や一般内科疾患の診療に従事することができました。「よい医師になるに
は,大学院に進学してじっくりと研究に取り組むことが最善である」とい
った趣旨のことを,多くの先輩医師からきいておりましたので,大学院入
学を決意しました。大学院 1 年目は安芸市民病院での社会人大学院生とな
りました。勤務医の仕事をしながら,われわれのグループが継続して行っ
ているハワイ・ロサンゼルス・広島スタディのデータを用いて,学会発表
もさせていただきました。大学院 2 年目に帰局となり,中西先生が留学中
に行った実験系を基にした,細胞を用いた実験を開始しました。当時の内
分泌グループには細胞を用いた実験を行っている先生がいなかったので,
最初は医化学大学院生(当時)であった大野晴也先生に細胞を起ち上げる
ところからご指導いただきました。また,呼吸器グループの河瀬成穂先生
からは保存細胞をいただき,培養や継代の手技等についてご指導いただき
ました。私が行った実験は THP-1 という単球系細胞を培養皿上でマクロフ
ァージ様細胞に分化させ,トリチウムラベルしたコレステロールをその細
胞に取り込ませた後に,ヒト血清を培養皿に入れてコレステロール引き抜
きをみるものです。データはある程度出たものの,私の力不足で大学院在
学中に論文を完成させることはできませんでした。この研究は現在後輩の
久保田益亘先生が行っております。
学位論文として取り組んだのは,ハワイ・ロサンゼルス・広島スタディの
データを用いた疫学研究です。このスタディはわれわれのグループが 1970
年から開始した歴史ある疫学研究です。これまでの研究から低 HDL コレ
ステロール値は動脈硬化疾患の危険因子であることが数多く報告されて
いますが,HDL コレステロール値と糖尿病発症の関連についてはほとんど
報告がないのが現状でしたので,日系米人のデータと,原爆対策協議会の
日本人被爆者のデータを用いて,日系米人,日本人の各々でその関連を調
べました。結果は日系米人,日本人ともに HDL コレステロール値は糖尿
病発症と関連がありました。本論文は耐糖能をすべて OGTT で診断してお
り,糖尿病発症の診断精度が高いといえます。本論文はわれわれのグルー
プの多くの先生が蓄積してくださったデータがあったからこそできた研
究であり,関係各位に感謝の気持ちでいっぱいです。論文作成におきまし
ては,中西先生に,データの解析や論文の手直し,rivise の書き方等,懇
切丁寧にご指導いただき,深く感謝しております。
大学院に入学したことで,研究の進め方や学会発表の方法論について深く
学ぶことができたと感じております。大学院生活で身につけたことを今後
の医師人生に活かしていきたいと思っております。今後とも,ご指導ご鞭
撻のほどよろしくお願い致します。
益田武
平成 16 年・広島大卒
甲 6279 号
2014.1.23
Masuda T, Hattori N, Senoo T, Akita S, Ishikawa N, Fujitaka K, Haruta Y,
Murai H, Kohno N
SK-216, an inhibitor of plasminogen activator inhibitor-1, limits tumor
progression and angiogenesis
Mol Cancer Ther 2013; 12: 2378-88
Plasminogen activator inhibitor-1 (PAI-1), which can be produced by host and
tumor cells in the tumor microenvironment, is intimately involved in tumor
progression. In the present study, to pursue the possibility that PAI-1 could be a
therapeutic target in the management of malignancy, SK-216, a specific PAI-1
inhibitor, was orally administered to wild-type mice that were subcutaneously
implanted or intravenously injected with either PAI-1-secreting Lewis lung
carcinoma (LLC) or PAI-1-nonsecreting B16 melanoma cells. The systemic
administration of SK-216 was found to reduce the size of subcutaneous tumors
and the extent of metastases, regardless of PAI-1 secretion levels from the tumor
cells. SK-216 also reduced the extent of angiogenesis in the tumors and inhibited
VEGF-induced migration and tube formation by human umbilical vein
endothelial cells in vitro. Then, to determine whether host or tumor PAI-1 was
more crucial in tumor progression and angiogenesis, PAI-1-deficient or wild-type
mice were subcutaneously implanted or intravenously injected with LLC or PAI-1
knockdown LLC cells. Tumor progression was shown to be controlled by the
presence of host PAI-1 and not affected by the PAI-1 levels in the tumors.
Similarly, host PAI-1 played a more crucial role in tumor angiogenesis than did
tumor PAI-1. These observations suggest that regardless of the PAI-1 levels in the
tumor, the systemic administration of SK-216 exerts an antitumor effect through
its interaction with host PAI-1. This antitumor effect might be mediated by the
antiangiogenic properties of SK-216.
学位取得にあたり思うこと
平成 16 年卒 益田 武
この度は,河野教授,服部准教授をはじめ,多くの
先生方のご指導により,学位を取得することが出来ま
した。ご指導頂きました先生方に心より感謝申し上げ
ます。
私は平成 16 年に広島大学医学部を卒業し,呉共済病院で初期研修を行
った後,JA 吉田総合病院,国立病院機構呉医療センターで後期研修を行い,
平成 21 年に河野教授をはじめ,諸先生方のご高配により分子内科学の大
学院に入学させて頂きました。大学院への入学を希望した理由は,医師に
なって 5 年間という短い期間ではありましたが,様々な症例の診断や治療
を経験する中で,疾患そのものの発症や病態に関わる分子機構に興味を抱
くようになり,これらについて研究したいと考えるようになったからです。
大学院に入学してからの半年は,病棟業務が主でしたが,その年の秋に服
部准教授より当教室で間質性肺炎と気管支喘息において研究が行われて
いた,Plasminogen activator inhibitor-1 (PAI-1) と肺癌の進展への関わりを明
らかにする,という研究テーマを頂きました。この時点ではこの研究をど
う進めたら良いのか,全く分からない状況でしたが,私にとって幸運だっ
たのは,友田先生と濵井先生がこの研究を既に開始して下さっていたこと,
秋田先生と妹尾先生が実験モデルを確立して下さっていたこと,さらには,
臨床の場でご指導を頂いていた庄田先生に研究についてもご指導を頂け
たことです。これらにより,研究期間は 1 年以上短縮されたものと思いま
す。ここでご指導頂きました先輩方には大変感謝しております。ありがと
うございました。
この研究においては,先輩方のご指導があったにも関わらず,よい結果
が得られずに苦労することがありましたし,一方で仮説通りの結果が得ら
れ,研究の醍醐味を味わうこともできました。実際,研究を開始して約一
年間は,研究に必要であった PAI-1 ノックダウン細胞を作製できず,途方
に暮れ,この研究を遂行できるのか不安に思っていたことを思い出します。
一方で,PAI-1 阻害薬を肺癌モデルマウスに投与したところ,仮説通りに
腫瘍進展が抑制されることが明らかになりました。この事象を目の当たり
にしたことにより,私の基礎研究への興味がより深まったものと思います。
この度の研究から,腫瘍モデルマウスへ新規の PAI-1 特異的阻害薬である
SK-216 を投与することで,腫瘍進展と腫瘍血管新生が抑制されること,さ
らに,その作用は腫瘍側よりはむしろ宿主側の PAI-1 の機能を抑制するこ
とが重要であることも判明しました。今回,河野教授,服部准教授をはじ
め,諸先生方にご指導を頂き,この結果をまとめた論文を当教室から発表
できた事を大変嬉しく思います。
この大学院生の 5 年間では,研究を行っただけではなく,他にも多くの
ことを学ぶことができました。まず,河野教授には,研究に取り組む姿勢
や臨床医,社会人としてのあるべき姿勢を日々ご教授頂きました。また,
研究を直接ご指導頂いた服部准教授には,毎週行われたミーティングにお
いて,研究や臨床の事は勿論ですが,様々な場面での物の考え方をご指導
頂きました。これら以外にも,医局の先生方と臨床や研究,医局行事に携
らせて頂き,多くの事を学ばせて頂きました。さらに,同門会の先生方に
ご援助を頂き,国際学会で発表するという貴重な経験もさせて頂きました。
以上のように,私にとってこの大学院生活は非常に有意義であり,ここで
得られた経験は私の今後の人生に大きく役立つであろうと思います。この
5 年間でお世話になった皆様に深く感謝申し上げます。
これからは大学院で得られた経験を基に,先輩方が築いて下さった伝統
を守り,後進の指導に努めて参りたいと考えております。さらには,分子
内科学のさらなる発展に少しでも寄与し,それに続いて社会貢献ができる
よう日々精進して参りたいと考えております。まだまだ若輩者でございま
すので,今後ともご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。
杉山文
平成 16 年・熊本大卒
甲 6377 号
2014.3.23
Sugiyama A, Hattori N, Haruta Y, Nakamura I, Nakagawa M, Miyamoto S,
Onari Y, Iwamoto H, Ishikawa N, Fujitaka K, Murai H, Kohno N
Characteristics of inspiratory and expiratory reactance in interstitial lung
disease
Respir Med 2013; 107: 875-82
BACKGROUND: Forced oscillometry is a non-invasive method to measure
respiratory resistance and reactance. In this study, we investigated the
characteristics of measurements obtained with an impulse oscillation system
(IOS) for patients with interstitial lung disease (ILD).
METHOD: IOS and spirometry were performed in 64 ILD patients, 54 asthma
patients, 49 chronic obstructive pulmonary disease (COPD) patients, and 29
controls. Respiratory resistance and reactance were assessed as measurements
averaged over several tidal breaths (whole-breath analysis) and as measurements
separately averaged during inspiration and expiration (inspiratory-expiratory
analysis).
RESULTS: Whole-breath IOS analyses for ILD patients showed increased
resistance at 5 Hz and decreased reactance at 5 Hz (X5) compared with controls,
although these features were also found in asthma and COPD patients.
Inspiratory-expiratory analysis demonstrated that the changes in X5 and reactance
area (AX) between inspiration and expiration (ΔX5 and ΔAX, respectively) were
significantly different from those in asthma patients, COPD patients, and controls.
However, multiple linear regression analysis showed that the presence of ILD was
independently associated with ΔX5, but not with ΔAX. Furthermore, ΔX5 was
inversely correlated with vital capacity and diffusing capacity of carbon
monoxide in ILD patients.
CONCLUSIONS: Our results suggest that ΔX5 is a characteristic feature of IOS
measurements in ILD patients, which is clearly different from those in asthma and
COPD patients. This within-breath X5 change in ILD might be associated with its
severity and physiological abnormality, although further studies are needed to
investigate its cause.
学位取得にあたり思うこと
平成 16 年卒 杉山 文
このたび,河野修興教授,服部登准教授,春田吉則
先生,岩本博志先生をはじめとして多くの先生方から
御指導を賜り,学位を取得することができました。こ
れまでお世話になったすべての先生方に心より深謝
申し上げます。
私は平成 16 年に熊本大学医学部を卒業し,市立三次中央病院での初期
臨床研修を経て,広島大学分子内科学(第二内科)呼吸器グループに入局
しました。広島市立安佐市民病院で後期研修中(卒後 4 年目)に第一子を
出産,その 2 年後に第二子を出産し,現在 6 歳と 4 歳の子育て中です。第
一子出産後 1 年間は育児に専念していましたが,
「子育て中の女性医師に
も大学院で学ぶチャンスを」という河野修興教授の御厚意により,大学院
への進学のお話をいただきました。そして同じく子育て中の中川三沙先生
と一緒に,平成 22 年度より大学院で勉強させていただけることになりま
した。大学院入学を決めた当初は,育児と家事と大学院での研究を両立で
きるか不安もありましたが,さまざまな面で大学の先生方からあたたかい
配慮をいただいたことと,家族(主に私の母親)に子育てのサポートをし
てもらえたことで,無理なく両立していくことができました。日頃からい
つも親身に相談にのってくださり適切なアドバイスをくださった春田吉
則先生,そして共に大学院生活を過ごした中川三沙先生には,本当にお世
話になりました。心から感謝しています。
学位論文として私が取り組んだ研究はインパルスオシレーション法と
いう,呼吸抵抗を簡便に測定できる方法を用いた臨床研究です。インパル
スオシレーション法(IOS)は短時間の安静呼吸でレジスタンスとリアク
タンスを測定することが可能で,気管支喘息や COPD などの閉塞性肺疾患
の診療に有用であるとの報告から近年注目されていますが,拘束性肺疾患
である間質性肺炎に対してはこれまでほとんど研究が行われていません。
咳嗽,呼吸困難症状のある間質性肺炎患者にとって従来の呼吸機能検査で
必要とされる最大限の努力呼吸は大変苦痛となりますが,短時間の安静呼
吸で行う IOS であれば楽に検査を行うことが出来ます。間質性肺炎におけ
る IOS 測定の特徴について明らかにし,IOS を間質性肺炎の評価に応用可
能かどうかを検証することを目的に研究を行いました。5Hz におけるリア
クタンス(Reactance at 5Hz: X5)は肺のコンプライアンスの逆数を反映し,
通常負の値を示し,その絶対値が大きいほど弾性抵抗が増大していること
を示唆します。間質性肺炎では肺の間質に炎症・線維化を生じ弾性抵抗が
増大していることから,X5 の変化に特徴的な所見が表れるのではないか
と考え,臨床データの解析を行いました。その結果,間質性肺炎では X5
が低下していますが,呼気時 X5 の低下よりも吸気時 X5 の低下が著しい
ことからその差であるΔX5(呼気時 X5-吸気時 X5)が増大していること
が明らかになりました。ΔX5 は従来の間質性肺炎の評価方法である肺活
量(Vital capacity: VC)や肺拡散能(Diffusion capacity for carbon monoxide:
DLco)と有意な相関関係を認め,X5 を間質性肺炎の評価に応用できる可
能性が示唆されました。この結果を論文としてまとめたのですが,論文作
成の際には岩本博志先生,服部登准教授に大変お世話になりました。この
場をお借りして厚くお礼申し上げます。
大学院で過ごした期間中に,第二内科の多くの優秀な先生方からご指導
をいただいたことや,学会や研究会での発表の機会をいただけたことは,
私にとって本当にかけがえのない財産となりました。大学院での貴重な経
験を踏まえ,少しでも社会のお役にたてるよう今後とも精一杯精進してい
きたいと考えております。これからも変わらぬご指導ご鞭撻のほど何卒宜
しくお願い申し上げます。
第Ⅲ部
診療活動
(平成 25 年 4 月 1 日~平成 26 年 3 月 31 日)
A. 入院患者数
B. 死亡患者数
C. 特殊検査・治療
A.入 院 患 者 数
呼吸器内科
延べ症例数
平均入院日数
合計
645
15.4
胸部悪性腫瘍
364
16.3
349
16.4
14
16.6
1
6.0
間質性肺炎
74
18.4
胸部異常陰影
36
3.9
過敏性肺炎
19
18.0
肺炎(感染性)
18
17.1
気胸
14
16.6
薬剤性肺炎
12
21.3
喀血
12
13.1
COPD
9
15.7
サルコイドーシス
8
6.1
気管支喘息
7
12.9
誤嚥性肺炎
6
13.8
非結核性抗酸菌症
6
3.5
好酸球性肺炎
5
16.4
肺膿瘍
5
10.0
胸腺腫
4
23.0
睡眠時無呼吸症候群
4
2.0
ニューモシスチス肺炎
3
17.7
放射線肺炎
3
16.0
膿胸
3
11.3
心不全
3
10.7
アレルギー性気管支肺アスペルギルス症
2
28.5
肺胞出血
1
25.0
気道異物
1
19.0
びまん性汎細気管支炎
1
15.0
原発性肺癌
胸腺癌
悪性胸膜中皮腫
結核性胸膜炎
1
10.0
原発不明癌
1
7.0
肺動静脈瘻
1
3.0
過換気症候群
1
3.0
21
11.0
その他
腎臓内科
延べ症例数
合計
平均入院日数
289
17.9
90
14.2
保存期・DM あり
12
19.6
保存期・DM なし
35
11.8
HD
26
17.3
PD
17
10.4
10
23.8
急性尿細管間質性腎炎
1
5.0
糖尿病性腎症
6 (1)
慢性腎不全
急性腎不全
腎硬化症
悪性腎硬化症
IgA 腎症
慢性糸球体腎炎(詳細不明)
10.0
10
4.4
1
87.0
46
6.9
2
5.0
微小変化
18 (9)
17.9
膜性腎症
16 (12)
19.7
2 (1)
20.5
10 (5)
10.0
巣状分節性糸球体硬化症
ループス腎炎
紫斑病性腎炎
4
8.0
23
75.0
腎アミロイドーシス
3
47.3
多発性骨髄腫
2
6.5
22
2.0
シスプラチン腎症
1
9.0
リチウム中毒
1
18.0
急性肺水腫
1
54.0
PD 腹膜炎
2
32.0
ANCA 関連血管炎
Fabry 病
低ナトリウム血症
4
16.8
高カリウム血症
1
9.0
高カルシウム血症
1
9.0
無顆粒球症
1
15.0
家族性地中海熱
1
31.0
結腸憩室炎
1
24.0
細菌性肺炎
3
16.3
腎細胞癌
2
16.0
その他
4
3.3
(カッコ内はネフローゼ症候群の数)
内分泌・糖尿病内科
延べ症例数
平均入院日数
合計
204
11.4
糖尿病
104
15.5
1 型糖尿病
11
11.0
2 型糖尿病
80
16.5
その他
12
13.2
1
15.0
58
6.4
非機能性副腎皮質腺腫
21
6.9
アルドステロン産生腺腫
11
6.0
サブクリニカルクッシング症候群
7
6.1
褐色細胞腫
2
3.0
AIMAH
1
17.0
その他
2
14.0
14
4.7
8
11.1
中枢性尿崩症
1
7.0
汎下垂体機能低下症
4
15.0
ACTH 単独欠損症
1
4.0
中枢性甲状腺機能低下症
2
9.0
1
19.0
低血糖発作・昏睡
副腎腫瘍
特発性アルドステロン症
下垂体機能低下症
TSH 産生下垂体腺腫
先端巨大症
4
11.3
クッシング病
1
12.0
SIADH
1
16.0
バセドウ病
1
5.0
原発性副甲状腺機能亢進症
3
3.0
インスリノーマ
3
3.7
原発性副腎皮質機能低下症
1
5.0
19
6.6
その他
B.死 亡 患 者 数
症例
解剖
原発性肺癌
9
0
間質性肺炎
6
2
慢性腎不全
3
2
敗血症
2
0
細菌性肺炎
1
0
COPD
1
0
気胸
1
0
非結核性抗酸菌症
1
0
24
4
合計
C.特殊検査・治療
呼吸器内科
原発性肺癌(新規)
109
手術(外科転科)
30
化学療法 and/or 放射線治療
64
緩和的治療
その他
気管支ファイバー
2
13
426
うち生検あり
210
うち BAL あり
65
うち EBUS あり
54
呼気凝集液
0
誘発喀痰
97
ポリソムノグラフィー(PSG)
20
呼吸器のみ
4
腎臓・内分泌のみ
0
循内・神内・心外等の他科を含む
16
腎臓内科
腎生検
111
扁摘パルス
13
新規透析導入
28
血液透析
24
腹膜透析
4
腹膜透析から血液透析へ変更
6
内分泌・糖尿病内科
頸動脈エコー(内膜中膜複合体肥厚度測定)
163
脈波伝播速度
160
糖尿病教室
110
131I 治療
50
副腎腫瘍
40
副腎静脈サンプリング
33
全身静脈サンプリング
1
教室員・研究生・技術員
名簿
(平成 25 年 4 月~平成 26 年 3 月)
氏 名
卒 業 年
職
階
辞令年月日
河野 修興
昭和 53 年
教
授
平成 12.11. 1
服部
登
昭和 62 年
准教授
平成 19. 4. 1
村井
博
昭和 63 年
講
平成 20. 4. 1
春田 吉則
平成元年
〃
平成 19. 6. 1
藤高 一慶
平成 5 年
診療講師
平成 22. 8. 1
石川 暢久
平成 6 年
中西 修平
平成 8 年
岩本 博志
平成 11 年
米田 真康
平成 11 年
中島
平成 13 年
拓
講
師
師
診療講師
助
教
特任助教
助
教
平成 23. 4. 1
平成 24. 2. 1
平成 22. 4. 1
平成 23. 4. 1
平成 25. 1. 1
【学内他講座・院内他科在籍者】
氏名/卒業年 所属/職階
辞令年月日
濱田 泰伸
平成 22. 4. 1
平成元年
正木 崇生
平成 4 年
熊谷 和彦
平成 4 年
粟屋 智一
平成 9 年
土井 盛博
平成 9 年
大下慎一郎
平成 10 年
横山 敬生
平成 10 年
生体機能解析制御科学講座
教授
広島大学病院腎臓内科
平成 23. 4. 1
教授
広島大学病院リウマチ・膠原病科
平成 21. 1. 1
講師
広島大学病院臨床研究部
平成 19. 4. 1
病院助教
広島大学病院透析内科
平成 23. 4. 1
病院助教
広島大学病院集中治療部
平成 25. 1. 1
病院助教
広島大学病院腎臓内科
病院助教
平成 23. 4. 1
中島
歩
平成 11 年
妹尾
直
平成 11 年
沖 健司
広島大学病院再生医療部
平成 22. 4. 1
助教
広島大学病院腫瘍内科
平成 23. 4. 1
病院助教
広島大学病院医療安全管理部
平成 12 年
平成 25. 4. 1
助教
【医科診療医】
氏 名
卒業年
診療科
土井 俊樹
平成 11 年
腎臓内科
上野 敏憲
平成 12 年
腎臓内科
大野 晴也
平成 14 年 内分泌・糖尿病内科
前田 修作
平成 15 年 内分泌・糖尿病内科
大久保博史
平成 16 年 内分泌・糖尿病内科
益田
武
平成 16 年
呼吸器内科
堀益
靖
平成 17 年
呼吸器内科
入福 泰介
平成 20 年
透析内科
中増 昭久
平成 20 年
呼吸器内科
山口 覚博
平成 21 年
呼吸器内科
吉田
健
平成 21 年
透析内科
金井
亮
平成 23 年
腎臓内科
進藤 稔弘
平成 23 年
腎臓内科
【クリニカル・スタッフ】
氏 名
卒 業 年
診療科
檜垣 直子
平成 19 年
呼吸器内科
【大学院生】
氏 名
卒 業 年
入 学 年 月 日
土井 俊樹
平成 11 年
平成 18. 4. 1
小田 賀明
平成 12 年
〃
坂下
有
平成 13 年
〃
向田 賢市
平成 10 年
上野 敏憲
平成 12 年
平成 19. 4. 1
〃
白木 伸明
平成 12 年
〃
秋田
慎
平成 14 年
〃
浅生 貴子
平成 14 年
〃
杉廣 貴史
平成 14 年
〃
心石 敬子
平成 13 年
平塩 秀磨
平成 14 年
〃
濵井 宏介
平成 15 年
〃
平野 雅俊
平成 15 年
〃
川岡孝一郎
平成 14 年
山田 敬子
平成 14 年
〃
井原 大輔
平成 15 年
〃
尾下 豪人
平成 15 年
〃
志和 亜華
平成 16 年
〃
益田
武
平成 16 年
〃
松田 智代
平成 15 年
大森慶太郎
平成 16 年
〃
岸本 瑠衣
平成 17 年
〃
久保田益亘
平成 17 年
〃
岡本 與平
平成 13 年
中川 三沙
平成 15 年
〃
杉山
文
平成 16 年
〃
梶原 俊毅
平成 16 年
志和 麻実
平成 17 年
〃
高山 裕介
平成 17 年
〃
西村 好史
平成 19 年
〃
山内 崇宏
平成 16 年
佐々木健介
平成 17 年
曽爾浩太郎
平成 17 年
福原 和秀
平成 18 年
〃
毛利麻衣子
平成 19 年
〃
門前 裕子
平成 19 年
〃
永井 巧雄
平成 18 年
一町 澄宜
平成 19 年
〃
大月 鷹彦
平成 19 年
〃
平成 20. 4. 1
平成 21. 4. 1
平成 22. 4. 1
平成 22.10. 1
平成 23. 4. 1
平成 23.10. 1
〃
平成 24. 4.1
平成 25. 4.1
塩谷咲千子
平成 19 年
〃
長野
学
平成 19 年
〃
入福 泰介
平成 20 年
〃
小武家和明
平成 20 年
〃
坂本信二郎
平成 20 年
〃
山岡 千尋
平成 21 年
〃
吉田
平成 21 年
〃
健
【研究生】
氏 名
卒 業 年
河野 圭一
平成 3 年
【教育研究補助職員】
坂本有規子(広島大学病院腎臓内科)
吉岡
純
【技術補佐員】
彌永 ゆかり
池
猛志
【事務補佐員】
越
明子
三宅 晶子
増田 宙理
山本 紀子
木村智恵美
兼田 祐子(広島大学病院腎臓内科)
医師所属学会・認定医・専門医・社会貢献活動等一覧
(平成 25 年 4 月~平成 26 年 3 月)
河野修興(昭和 53 年 広島大学医学部卒業)
① 広島大学 関連
広島大学日系移民環境影響医科学プロジェクト研究センター長
広島大学医学部医師会理事
広島大学病院運営会議委員
広島大学病院医科領域運営委員会委員
広島大学病院脳死臓器移植レシピエント適応評価委員会
広島大学校友会設立発起人及び設立後の役員(理事)
財団法人広島大学後援会選考委員会委員
学長特命広島大学地域災害対策本部長
広島大学東千田キャンパス機能充実 WG 座長
広島大学学長特命補佐(地域医療(地対協)・東千田担当)
② 省庁,放影研,広島県,広島市 関連
厚生労働省肺移植の基準等に関する作業班班員
独立行政法人日本学術振興会国際事業員会「頭脳循環を加速する若手研究
者戦略的海外派遣プログラム」審査・評価部会専門委員
国家公務員共済組合連合会ガス障害認定審査委員会委員
財団法人広島県健康福祉センター特定健診等専門委員会委員長
財団法人広島原爆障害対策協議会理事
広島県がん対策推進協議会委員
広島県がん検診部会長
広島県がん検診精度管理評価会議委員
広島県病院経営外部評価委員会委員(副委員長)
県立広島病院地域医療支援病院運営委員会委員
広島県地域保健対策協議会常任理事
広島県地域保健対策協議会地域医療研修部会・医療従事者確保検討部会委
員
広島県地域医療体制確保専門委員会委員長
社会保険診療報酬支払基金広島県支部幹事
広島市成人病検診精度管理協議会委員
③ 医師会 関連
広島県医師会代議員
広島県医師会広島医学会賞選考委員会委員
広島県医師会 IPPNW 広島県支部副支部長
④ 学会 関連
日本内科学会(認定内科医,指導医,代議員,中国支部運営協議会委員)
日本呼吸器学会(第 54 回学術講演会会長,専門医,指導医,理事,常務
理事,肺移植検討委員会委員,統括雑誌編集委員長,用語委員会委員長)
日本肺癌学会(評議員,規約改定委員会委員)
日本癌学会(評議員)
日本臨床腫瘍学会(評議員)
日本アレルギー学会(評議員)
日本感染症学会(会員)
日本呼吸器内視鏡学会(評議員)
日本結核病学会(中国四国地方会評議員)
日本癌治療学会(評議員)
日本糖尿病学会(会員)
日本透析医学会(会員)
日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会(評議員)
日本医史学会(広島県支部長)
American College of Chest Physicians(フェロー)
American Thoracic Society(会員)
European Respiratiory Society(会員)
Asian Pacific Society of Respirology(会員)
肺・心肺移植関連協議会委員
日本循環器学会・日本呼吸器学会心肺同時移植適応検討小委員会委員
肺・心肺移植関連学会協議会中央肺移植適応検討委員会委員
肺移植実施例評価委員会委員
⑥ その他
大久野島毒ガス傷害研究会会長
中国泰安市泰山医学院客員教授
徳島大学非常勤講師
財団法人土谷記念医学振興基金評議員
濱田泰伸(平成元年 愛媛大学医学部卒業)
① 広島大学 関連
広島大学保健管理センター運営委員
広島大学保健管理センター人事委員会委員
広島大学医学部保健学科教務委員会委員
広島大学がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン運営委員会委員
② 省庁,放影研,広島県,広島市 関連
広島県特定疾患対策協議会委員
広島県教職員健康審査会委員長
広島県地域保健医療推進機構特定健診専門委員会委員
広島県医師会スポーツ医部会委員
広島県体育協会スポーツ医・科学委員会委員
広島県体育協会メディカルチェック班副班長
③ 学会 関連
日本内科学会(総合内科専門医,指導医,中国支部評議員)
日本呼吸器学会(専門医,指導医,中国・四国支部代議員,代議員,肺生
理専門委員会委員)
日本肺癌学会(会員,中国・四国支部評議員)
日本アレルギー学会(専門医,指導医,代議員)
日本呼吸ケア・リハビリテーション学会(会員,代議員)
日本呼吸器内視鏡学会(専門医,指導医)
日本老年医学会(専門医)
日本結核病学会(会員,中国四国地方会評議員)
がん治療認定医機構(暫定教育医,がん治療認定医)
日本臨床腫瘍学会(暫定指導医)
日本癌学会(会員)
日本サルコイドーシス学会(会員)
日本感染症学会(会員)
日本循環器学会(会員)
日本臨床スポーツ医学会(会員)
日本体力医学会(会員)
American Thoracic Society(会員)
European Respiratory Society(会員)
日本医師会認定健康スポーツ医
日本医師会認定産業医
正木崇生(平成 4 年 広島大学医学部卒業)
日本内科学会(総合内科専門医,中国支部評議員,将来計画検討ワーキン
ググループ委員,認定医制度審議会資格認定試験委員会委員),日本腎臓
学会(専門医、指導医,学術評議員,日本腎臓学会広報委員会連絡委員(キ
ーパーソン),専門医制度委員会・卒前卒後教育委員,編集委員会査読委
員, 2014APCN 連動企画ワーキンググループ委員,日本腎臓学会将来構想
検討ワーキングチーム委員)
,日本透析医学会(専門医、指導医,評議員,
危機管理委員,専門医制度委員会 専門医試験小委員会,専門医制度委員
会カリキュラム小委員会 セルフトレーニング問題作成 WG 委員, 統計調
査委員会 地域協力小委員会委員,専門医制度委員会 研修プログラム小委
員会(都道府県委員・広島)),日本高血圧学会(会員),日本アフェレー
シス学会(会員)
,日本糖尿病学会(会員),日本肺癌学会(会員),中国
腎不全研究会(役員)
,American Society of Nephrology(会員),International
Society of Nephrology(会員)
,International Society of Peritoneal Dialysis(会
員)
,European Renal Association(会員)
服部登(昭和 62 年
京都大学医学部卒業)
① 広島大学 関連
広島大学附属学校(広島地区)感染症対策委員
広島大学大学院医歯薬保健学研究科教育委員会医学専門委員会委員
広島大学大学院医歯薬保健学研究科広報委員会委員
広島大学病院放射線部運営委員会委員
広島大学病院医科領域卒後臨床研修管理委員会委員
広島大学がんプロフェッショナル養成プラン運営委員会委員
② 省庁,広島県,広島市
関連
厚生労働省 毒ガス障害者認定検討委員
広島県地域保健対策協議会
広島県地域保健対策協議会
がん対策推進協議会 がん検診部会委員
がん対策推進協議会
肺がん対策ワークシ
ョップ委員
広島県地域保健対策協議会
医師不足対策専門委員会委員
広島県健康管理手当等審査事務嘱託医
広島県在外被爆者医療審査会委員
③ 学会 関連
日本内科学会(総合内科専門医,指導医,中国支部評議員)
日本呼吸器学会(専門医, 財務委員会委員,代議員,中国・四国支部代議
員,
日本癌学会(会員)
日本肺癌学会(会員,中国・四国支部評議員)
日本呼吸器内視鏡学会(会員,評議員)
日本臨床腫瘍学会(会員)
がん治療認定医機構(暫定教育医)
肺がんCT検診認定機構(認定医)
日本糖尿病学会(会員)
日本アレルギー学会(会員)
European Respiratory Society(会員)
④ 学術誌 関連
雑誌「呼吸」
:編集幹事
ISRN pulmonology: Editorial board
Biomarker Research: Editorial board
World Journal of Respirology: Editorial board
⑤ その他
高知大学非常勤講師
村井博(昭和 63 年
広島大学医学部卒業)
日本内科学会(認定内科医,指導医,中国支部評議員),日本呼吸器学会
(代議員、専門医,指導医,中国・四国支部評議員),日本肺癌学会(会
員,中国・四国支部評議員)
,日本アレルギー学会(会員)
,日本呼吸ケア・
リハビリテーション学会(会員)
,産業医(有)
,身体障害者福祉法指定医
(呼吸機能障害)
厚生労働省 毒ガス障害者認定検討委員
広島県社会福祉審議会身体障害者審査部会委員
厚生労働省受託研究 毒ガス傷害者研究班幹事
広島大学霞地区産業医
春田吉則(平成元年 広島大学医学部卒業)
日本内科学会(認定内科医,指導医,中国支部評議員),日本呼吸器学会
(専門医,中国・四国支部評議員,代議員,学術講演会プログラム委員会
委員),日本アレルギー学会(専門医,指導医,代議員),日本感染症学
会(会員),日本肺癌学会(会員,中国・四国支部評議員),日本臨床腫
瘍学会(会員),日本老年医学会(会員),日本糖尿病学会(会員),American
College of Chest Physicians(フェロー),European Respiratory Society(会員),
産業医(有),身体障害者福祉法指定医(呼吸機能障害)
広島市健康福祉局障害福祉部審査委員
厚生労働省受託研究 毒ガス傷害者研究班幹事
広島大学霞地区産業医
熊谷和彦(平成 4 年 広島大学医学部卒業)
日本内科学会(認定内科医),日本呼吸器学会(会員),日本リウマチ学
会(専門医),日本呼吸器内視鏡学会(会員)
藤高一慶(平成 5 年 広島大学医学部卒業)
日本内科学会(認定内科医,指導医,中国支部評議員),日本呼吸器学会
(専門医),日本呼吸器内視鏡学会(専門医,指導医,中国・四国支部評
議員),日本肺癌学会(会員,中国・四国支部代議員),日本癌学会(会
員),日本癌治療学会(会員),がん治療認定医機構(暫定教育医),日
本臨床腫瘍学会(暫定指導医),肺がん CT 検診認定機構(認定医),日本
糖尿病学会(会員)
,日本透析医学会(会員)
厚生労働省毒ガス障害者認定検討委員
厚生労働省委託研究 毒ガス傷害者研究班幹事
広島県地域保健対策協議会
肺がん早期発見体制 WG 委員
石川暢久(平成 6 年 広島大学医学部卒業)
日本内科学会(総合内科専門医,指導医,中国支部評議員),日本呼吸器
学会(専門医,指導医,中国・四国支部代議員,代議員, 幹事,日本呼吸
器学会雑誌編集委員会委員,呼吸器学会用語委員),日本アレルギー学会
(会員),日本肺癌学会(会員,中国・四国支部代議員,評議員, 肺癌治
療効果判定基準委員会委員),日本呼吸器内視鏡学会(専門医,指導医, 評
議員),日本癌治療学会(会員),がん治療認定医機構(暫定教育医,が
ん治療認定医),日本臨床腫瘍学会(暫定指導医),日本糖尿病学会(会
員)
,日本透析医学会(会員)
,American Thoracic Society(会員)
,European
Respiratory Society(会員)
広島県がん検診精度管理会議委員
中西修平(平成 8 年 広島大学医学部卒業)
日本内科学会(総合内科専門医, 中国支部評議員)
,日本糖尿病学会(専門
医,研修指導医, 評議員)
,日本内分泌学会(会員)
,日本肺癌学会(会員)
,
日本動脈硬化学会(会員)
,日本糖尿病合併症学会(会員)
,日本透析医学
会(会員)
,日本病態栄養学会(会員, 評議員), 日本膵臓学会(会員)
粟屋智一(平成 9 年 東邦大学医学部卒業)
日本内科学会(総合内科専門医)
,日本糖尿病学会(専門医),日本内分泌
学会(会員)
,日本甲状腺学会(会員),日本臨床薬理学会(会員)
土井盛博(平成 9 年 埼玉医科大学医学部卒業)
日本内科学会(総合内科専門医)
,日本腎臓学会(専門医)
,日本透析医学
会(専門医,指導医),日本老年医学会(専門医),American Society of
Nephrology(会員)
大下慎一郎(平成 10 年
広島大学医学部卒業)
日本内科学会(総合内科専門医,指導医),日本呼吸器学会(専門医,指
導医),日本呼吸器内視鏡学会(専門医,指導医),日本呼吸療法医学会
(専門医),日本救急医学会(専門医),日本肺癌学会(会員),日本癌
学会(会員),日本臨床腫瘍学会(会員),日本集中治療医学会(会員),
日本外傷診療研究機構(JATEC 認定資格)
,日本 ACLS 協会(ACLS 認定
資格,BLS 認定資格)
,産業医(有)
,American Thoracic Society(会員),
European Respiratory Society(会員)
,World Association of Sarcoidosis and
Other Granulomatous Diseases(会員)
Case Reports in Pulmonology: Editorial board
横山敬生(平成 10 年 東京医科大学医学部卒業)
日本内科学会(総合内科専門医)
,日本腎臓学会(専門医)
,日本透析医学
会(専門医)
,日本肺癌学会(会員)
,日本糖尿病学会(会員)
岩本博志(平成 11 年 九州大学医学部卒業)
日本内科学会(認定内科医),日本呼吸器学会(専門医),日本アレルギ
ー学会(専門医),日本肺癌学会(会員),日本呼吸器内視鏡学会(会員),
日本臨床腫瘍学会(会員),日本糖尿病学会(会員)
,European Respiratory
Society(会員)
妹尾直(平成 11 年
日本大学医学部卒業)
日本内科学会(総合内科専門医)
,日本呼吸器学会(専門医),日本アレル
ギー学会(専門医)
,日本呼吸器内視鏡学会(専門医)
,日本リウマチ学会
(専門医)
,日本癌治療学会(会員),日本肺癌学会(会員),日本臨床腫
瘍学会(専門医)
,日本感染症学会(会員),日本糖尿病学会(会員)
,American
Thoracic Society(会員)
,European Respiratory Society(会員)
中島歩(平成 11 年
山梨医科大学卒業)
日本内科学会(総合内科専門医,指導医),日本腎臓学会(専門医,指導
医,評議員),日本透析医学会(専門医,指導医),日本糖尿病学会(会
員),日本肺癌学会(会員), American College of Physicians(フェロー),
American Society of Nephrology(会員)
米田真康(平成 11 年
広島大学医学部卒業)
日本内科学会(認定内科医)
,日本糖尿病学会(専門医,研修指導医)
,日
本内分泌学会(会員)
,日本動脈硬化学会(会員),日本肥満学会(会員),
日本透析医学会(会員)
,日本病態栄養学会(会員), European Association
for the Study of Diabetes(会員)
沖健司 (平成 12 年
大阪医科大学医学部卒業)
日本内科学会(総合内科専門医)
,日本糖尿病学会(専門医,研修指導医),
日本内分泌学会(専門医,
研修指導医),
日本甲状腺学会(会員),
本高血圧学会(会員)
,The Endocrine Society(会員)
日
上野敏憲(平成 12 年 山口大学医学部卒業)
日本内科学会(総合内科専門医)
,日本腎臓学会(専門医)
,日本透析医学
会(専門医,指導医)
中島拓(平成 13 年
広島大学医学部卒業)
日本内科学会(総合内科専門医,指導医),日本呼吸器学会(専門医),
日本アレルギー学会(会員),日本呼吸器内視鏡学会(会員),日本臨床
腫瘍学会(会員),日本肺癌学会(会員),日本糖尿病学会(会員),American
College of Physicians(会員)
厚生労働省委託研究 毒ガス傷害者研究班幹事
大野晴也(平成 14 年 広島大学医学部卒業)
日本内科学会(認定内科医)
,日本糖尿病学会(会員),日本内分泌学会(会
員)
前田修作(平成 15 年 広島大学医学部卒業)
日本内科学会(認定内科医)
,日本糖尿病学会(専門医)
,日本内分泌学会
(会員)
,日本動脈硬化学会(会員)
大久保博史(平成 16 年
島根医科大学医学部卒業)
日本内科学会(認定内科医),日本糖尿病学会(会員),日本内分泌学会
(会員)
,日本甲状腺学会(会員)
益田武 (平成 16 年
広島大学医学部卒業)
日本内科学会(認定内科医),日本呼吸器学会(専門医),呼吸器内視鏡
学会(専門医),がん治療認定医機構(がん治療認定医),肺がん CT 検
診認定機構(認定医),日本アレルギー学会(会員),日本肺癌学会(会
員),日本臨床腫瘍学会(会員),日本癌学会(会員),日本癌治療学会
(会員),日本糖尿病学会(会員)
,American Thoracic Society(会員)
堀益靖(平成 17 年
広島大学医学部卒業)
日本内科学会(認定内科医),日本呼吸器学会(専門医),日本呼吸器内
視鏡学会(専門医),日本アレルギー学会(会員),日本感染症学会(会
員),日本肺癌学会(会員),日本臨床腫瘍学会(会員),日本癌学会(会
員),American Thoracic Society(会員)
中増昭久
(平成 20 年
福岡大学医学部卒業)
日本内科学会(認定内科医)日本呼吸器学会(会員)日本肺癌学会(会員)
呼吸器内視鏡学会(会員)
金井亮(平成 21 年
広島大学医学部卒業)
日本内科学会(会員)
,日本腎臓学会(会員)
,日本透析医学会(会員)
山口覚博(平成 21 年 広島大学医学部卒業)
日本内科学会 (認定内科医) , 日本肺癌学会 (会員) ,日本呼吸器学会
(会員) ,日本臨床腫瘍学会 (会員) ,呼吸器内視鏡学会 (会員)
進藤稔弘(平成 23 年 広島大学医学部卒業)
日本内科学会(会員)
,日本腎臓学会(会員)
,日本透析医学会(会員)
平成 25 年度新入局者紹介
① 氏名(ふりがな)
:卒業年次
② 学歴・職歴(卒業高校,大学,大学院,勤務病院)
③ 趣味,特技,座右の銘,尊敬する人など
④ 所属グループ,分子内科に入局しての抱負
① 金井 亮(かない りょう)
平成 21 年卒
② 崇徳高校卒
広島大学医学部卒
平成 23 年 4 月‐土谷総合病院 初期臨床研修
平成 25 年 4 月‐広島大学病院 腎臓内科
③ 趣味:ドライブ
特技:安全運転
尊敬する人:正木教授
④ 腎臓グループ
今年度より皆様と一緒に働かせていただくことになりま
した。日々精進を重ねて頑張りますので,ご指導の程よろしくお願いいた
します。
① 佐伯 友樹(さいき ともき)
平成 22 年卒
② 修道高校卒
宮崎医科大学医学部卒
平成 23 年 4 月‐広島大学病院 初期臨床研修
平成 25 年 4 月‐東広島医療センター 腎臓内科
③ 趣味:読書,ドライブ,ネットサーフィン
特技:PC 関係
尊敬する人:山本 五十六
④ 腎臓グループ
今年度から腎臓グループとして東広島医療センターにて
働かせていただくこととなりました。腎臓内科の立ち上げという大変です
が,やりがいのある仕事ですので,頑張りますのでご指導の程をよろしく
お願いいたします。
① 荒木 佑亮(あらき ゆうすけ)
平成 23 年卒
② 洛南高校卒
広島大学医学部卒
平成 23 年 4 月‐呉医療センター 初期臨床研修
平成 25 年 4 月‐呉医療センター 呼吸器内科
③ 趣味:スポーツ観戦
特技:ブラインドタッチ
尊敬する人:父
④ 呼吸器グループ
今年度より皆様と一緒に働かせていただくことになり
ました。今後ご迷惑をかけることが多々あるかと思いますが,日々努力し
ていきますのでよろしくお願いします。
① 石内 直樹(いしうち なおき)
平成 23 年卒
② ラ・サール高校卒
広島大学医学部卒
平成 23 年 4 月‐JA 広島総合病院 初期臨床研修
平成 25 年 4 月‐県立広島病院 腎臓内科
③ 趣味:音楽鑑賞,音楽演奏
特技:ドラム演奏,卓球
尊敬する人:父
④ 腎臓グループ
今年度より皆様と一緒に働かせていただくことになりま
した。まだまだ未熟者ですが,日々精進を重ねて頑張りますので,ご指導
ご鞭撻の程をよろしくお願いいたします。
① 江草 玄太郎(えぐさ げんたろう)
平成 23 年卒
② 修道高校卒
川崎医科大学医学部卒
平成 23 年 4 月‐広島大学病院 初期臨床研修
平成 25 年 4 月‐三原市医師会病院 内分泌・糖尿病
内科
③ 趣味:楽器演奏
特技:特にありません。
尊敬する人:打ち込めるものを持っている人
④ 内分泌・糖尿病グループ
今年度より内分泌・糖尿病グループで,一緒に
働かせていただくことになりました。これからいろいろなことを学ばせて
いただきたいです。今後とも,ご指導・ご鞭撻の程,よろしくお願い申し
上げます。
① 大石 展盟(おおいし ひろあき)
平成 23 年卒
② 宇佐高校卒
広島大学医学部卒
平成 23 年 4 月‐公立みつぎ総合病院 初期臨床研修
平成 25 年 4 月‐東広島医療センター 腎臓内科
③ 趣味:クルマ,タブレットなどの物色・カープ観戦(主
にテレビ)
特技:柔道
尊敬する人:柔道の師匠
④ 腎臓グループ
初期研修は,医師としての土台(汎用性)を作ることを目標
に色々な職種の方々と触れ合う機会を頂きました。これからは汎用性を持
ち,かつ専門性の高い医師を目指し,日々研鑚してまいる所存です。何卒
よろしくお願いいたします。
① 大久保 恵子(おおくぼ けいこ)
平成 23 年卒
② 徳島文理高校卒
広島大学医学部卒
平成 23 年 4 月‐広島赤十字原爆病院 初期臨床研修
平成 25 年 4 月‐中国労災病院 呼吸器内科
③ 趣味:旅行
特技:料理
尊敬する人:父
④ 呼吸器グループ
未熟者ですが,一生懸命頑張ります。ご指導の程,よろ
しくお願いいたします。
① 小川 知子(おがわ ともこ)
平成 23 年卒
② ノートルダム清心高校卒
広島大学医学部卒
平成 23 年 4 月‐広島赤十字原爆病院 初期臨床研修
平成 25 年 4 月‐呉医療センター 内分泌糖尿病内科
③ 趣味:旅行
特技:お酒に強い
尊敬する人:母
④ 内分泌・糖尿病グループ
今年度から内分泌グループに入局させていただ
き,一緒に働かせていただくこととなりました。まだまだわからない事も
多く,勉強の日々です。これからも御指導の程よろしくお願いします。
① 尾崎 陽介(おさき ようすけ)
平成 23 年卒
② 広島城北高校卒
島根大学医学部卒
平成 23 年 4 月‐広島大学病院 初期臨床研修
平成 25 年 4 月‐呉医療センター 腎臓内科
③ 趣味:散歩
特技:弓道
尊敬する人:両親
④ 腎臓グループ
この度,腎臓内科に入局しました尾崎と申します。今後と
もご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。
① 岸田 祐美(きしだ ゆみ)
平成 23 年卒
② ノートルダム清心高校卒
広島大学医学部卒
平成 23 年 4 月‐県立広島病院
平成 25 年 4 月‐広島市民病院
③ 趣味:旅行
特技:フルート
尊敬する人:宮崎駿
初期臨床研修
内科
④ 内分泌・糖尿病グループ
今年度より皆様と一緒に働かせていただくこと
になりました。至らない点もあると存じますが,日々の経験を積み重ねて
頑張りますので,ご指導をよろしくお願いいたします。
① 進藤 稔弘(しんどう としひろ)
平成 23 年卒
② 岡山白陵高校卒
広島大学医学部卒
平成 23 年 4 月‐広島赤十字原爆病院 初期臨床研修
平成 25 年 4 月‐広島大学病院 腎臓内科
③ 趣味:読書
特技:車の運転
尊敬する人:正木崇生教授
④ 腎グループ
今年度より皆様と一緒に働かせていただくことになりまし
た進藤と申します。日々精進を重ねて頑張りますので,何卒ご指導ご鞭撻
の程よろしくお願いいたします。
① 髙尾 俊(たかお しゅん)
平成 23 年卒
② 広島工業大学附属広島高校卒
島根大学医学部卒
平成 23 年 4 月‐広島大学病院 初期臨床研修
平成 25 年 4 月‐市立三次中央病院 呼吸器内科
③ 趣味:野球観戦
特技:野球応援
尊敬する人:両親 今まで関わって下さった指導医の
先生方
④ 呼吸器グループ
今年度より呼吸器内科医として皆様と一緒に働かせて
いただくことになりました。医師として,人としてまだまだ若輩者ではあ
りますが,何事にも真摯に向き合った診療を行っていきたいと考えていま
す。初心を忘れず頑張りますので,今後とも御指導をよろしくお願いいた
します。
① 田村 亮(たむら りょう)
平成 23 年卒
② 修道高校卒
広島大学医学部卒
平成 23 年 4 月‐広島大学病院 初期臨床研修
平成 25 年 4 月‐JA 広島総合病院 腎臓内科
③ 趣味:テニス,サッカー,バスケットボール
特技:テニス
尊敬する人:吉田 松陰
④ 腎臓グループ
今年度より第二内科に入局させていただくことになりま
した。ご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。
① 徳毛 健太郎(とくも けんたろう)
平成 23 年卒
② 広島大学附属福山高校卒
広島大学大学医学部卒
平成 23 年 4 月‐JA 広島総合病院病院 初期臨床研修
平成 25 年 4 月‐同院 呼吸器内科
③ 趣味:音楽鑑賞
特技:テニス
尊敬する人:坂本龍馬
④ 呼吸器グループ
初期臨床研修の時から呼吸器の分野が面白いと感じて
いました。これからがんばって広島の呼吸器診療を支えて行ければと思い
ます。まだまだ未熟者ですが,ご指導の程よろしくお願いします。
① 中西 雄(なかにし ゆう)
平成 23 年卒
② 川崎医科大学附属高校卒
川崎医科大学医学部卒
平成 23 年 4 月‐洛和会丸太町病院 初期臨床研修
平成 25 年 4 月‐マツダ病院 呼吸器内科
③ 趣味:ゴルフ,旅行,スノーボード,釣り
尊敬する人:上田 剛士先生(初期研修病院 総合内科
部長)
④ 呼吸器グループ
今年度より呼吸器内科医として皆様と一緒に働かせて
いただくことになりました。初めて触れるものが多く,日々楽しく充実し
た医療をさせて頂いております。わからないことも多いですが,少しずつ
疾患に対する理解を深め患者様の笑顔に還元できるよう日々精進を重ねて
頑張っております。呼吸器内科,第二内科の先生方,これからも御指導を
よろしくお願いいたします。
① 堀江 正和(ほりえ まさかず)
平成 23 年卒
② 広島工業大学附属広島高校卒
川崎医科大学医学部卒
平成 23 年 4 月‐川崎医科大学附属病院 初期臨床研
修
平成 25 年 4 月‐JA 広島総合病院 糖尿病代謝内科
③ 趣味:映画鑑賞
尊敬する人:父
④ 内分泌・糖尿病グループ
今年度より広島へ戻り皆様と一緒に働かせてい
ただくこととなりました。日々精進を重ねて頑張りますので,これからも
ご指導をよろしくお願いいたします。
① 三浦 慎一朗(みうら しんいちろう)
平成 23 年卒
② 松江南高校卒
宮崎大学医学部卒
平成 23 年 4 月‐県立広島病院 初期臨床研修
平成 25 年 4 月‐広島市民病院 呼吸器内科
③ 趣味:スノーボード,雑貨屋巡り,スイーツ巡り
特技:スノーボード
尊敬する人:両親,市民病院の上司の先生方
④ 呼吸器グループ
今年度より皆様と一緒に働かせていただくことになり
ました。まだまだ未熟ですが,日々少しずつ努力を重ねて,自分の仕事に
誇りを持てるように精進していきます。よろしくお願いいたします。
① 森脇 香莉(もりわき かおり)
平成 23 年卒
② 丸亀高校卒
広島大学医学部卒
平成 23 年 4 月‐広島赤十字・原爆病院 初期臨床研
修
平成 25 年 4 月‐JA 吉田総合病院 内科
③ 趣味:ドライブ,読書
特技:料理
尊敬する人: 野口英世
④ 呼吸器グループ
少しでも早く“呼吸器科医”になれるよう頑張りますの
で,温かいご指導の程よろしくお願いします
① 山田 有美(やまだ ゆみ )
平成 23 年卒
② 浜松北高校卒
広島大学医学部卒
平成 23 年 4 月‐県立広島病院 初期臨床研修
平成 25 年 4 月‐呉共済病院 腎臓内科
③ 尊敬する人:両親
④ 腎グループ
今年度より入局致しました山田と申し
ます。初期臨床研修を経て,腎臓内科に興味を持ちま
した。まだまだ未熟ではありますが,一日一日精一杯努力して参りますの
で,ご指導・ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。
あとがき
准教授(研究委員長) 服部 登
広島大学大学院分子内科(旧第二内科)教室の 2013 年度年報 No. 44 が
出来上がりました。本年度も無事に発行することが出来たことを大変喜ば
しく思っております。
2013 年度を振り返ってみますと,安部内閣が打ち出した経済政策“アベ
ノミクス”への期待感から記録的な株高・円安が進んで経済再生に向けた
期待が膨らむなど,経済的に明るい材料が目立った 1 年でした。また,ス
ポーツ界でも 2020 年五輪の東京開催決定,楽天の田中将大投手による前
人未踏のシーズン 24 勝無敗の大記録達成,さらに広島でもサンフレッチ
ェの J リーグ連覇やカープ悲願の 16 年ぶり A クラス入りなど,明るい話
題が続きました。その一方で医学会に目を移しますと,降圧薬バルサルタ
ンの臨床試験でのデータ改ざんが明るみに出るという大変衝撃的で残念
な事件も起こりました。正確なデータの蓄積とそれに対する公平かつ客観
的な解釈を行うことが研究の基本であることは言うまでもありませんが,
一方で研究には多額の費用が必要であり,成果を挙げて資金を得なければ
研究が成り立たないのもまた事実です。ついつい安易に成果を求めがちに
なる中で,
「真実」を探求する謙虚な姿勢を持ち続けることの大切さを再
認識させられました。
広島大学病院に目を移しますと,昨年 9 月に外来診療棟新築移転という
大事業がありました。それから半年が経過して新体制もようやく定着して
きた感がありますが,移転の前後には長期間の休診と診療体制の変動によ
り同門の先生方にも大変ご迷惑をおかけしてしまいました。改めてお詫び
申し上げるとともに,これから新しい診療環境の下でこれまで以上に質の
高い医療が提供できるよう,全力を尽くして参りたいと考えておりますの
で,引き続いてのご支援をよろしくお願いいたします。
さて,今年度のわが分子内科教室の研究業績について振り返ってみます
と,英文原著論文の数がなかなか伸び悩んでいる状況ではありますが,国
際学会での発表演題数は順調に増えており,今年度は 27 題と過去 5 年間
で最多でありました。世界に通用する質の高い研究の種が次々と出てきて
いることは実感しておりますが,その種が芽吹いて成長し,論文という形
で結実するところに至るまでには,より一層の努力が必要と考えておりま
す。もちろん,成果を急ぐあまり「真実」を探求する謙虚な姿勢を忘れる
ようなことは絶対にあってはなりません。今後も引き続き質の高い研究を
発展させ,世界に発信していくことを目標に,教室員一丸となって取り組
んでいく所存です。
教室のさらなる発展のためには優秀な人材の確保が何をおいても重要
です。しかしながら,医局の医師数不足の状況は慢性的なものとなってお
り,派遣医師数が減少するなど大変なご迷惑をおかけしてしまった関連病
院の先生方には心からお詫び申し上げます。そのような状況の中で,今年
度は 19 名の先生方が分子内科の同門に加わって下さいました。そのうち
の半数以上は大学病院以外の病院で初期臨床研修をされた先生方であり,
これも同門の先生方の熱心なご指導による賜物であると確信し,心から感
謝申し上げる次第です。教室におきましても学生や研修医の教育・指導に
今まで以上に真剣に取り組んでいく所存ですので,より一層のご理解とご
支援のほどをお願い申し上げます。
2014 年度も医局員一同一致団結して分子内科教室の発展に尽力してい
く所存でありますが,同門の先生方のお力添えがなければそれも容易では
ありません。今年度の多大なるご協力に厚く御礼申し上げますとともに,
今後も引き続きお引き立てのほどをお願い申し上げて本稿を終えたいと
思います。
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