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皮膚系の疾患 3 年
皮 膚 系 の 疾 患(Dermatology) 【責任者:山西 清文 主任教授】 〔皮 膚 科 学〕山西 清文 主任教授、夏秋 優 准教授、 伊藤 孝明 講師、中川 登 講師、 今井 康友 講師、山本 雅章 助教、 1.教育目標 (1)皮膚の基礎知識(解剖、生理、病理、診断学)を知る。 (2)皮膚疾患を、解剖、病理、生体分子と関連づけて理解する。 (3)全身と皮膚との相互関係を知る。 (4)皮膚疾患の治療法を理解する。 (5)臨床医学における皮膚科学の位置を理解する。 2.行動目標 (1)原発疹、続発疹の種類と特徴を理解し、説明できる。 (2)病歴、皮疹の画像を見て疾患を想定する。 (3)皮膚病変の成り立つ原因を考える。 (4)皮膚の疾患が全身に及ぼす影響、逆に、全身の疾患が皮膚に表現される皮疹の 成り立ち方を考える。 (5)Moodle上あるいは講義の小試験に解答し、各疾患のもつ重要ポイントを説明 する。 (6)湿疹・皮膚炎の発症機序と分類を理解する。 (7)蕁麻疹の症状と原因、原因検索法を理解する。 (8)水疱形成の機序を理解し、それぞれの疾患を説明する。 (9)角化症、炎症性角化症について説明できる。 (10)母斑、母斑症の分類を説明できる。 (11)皮膚癌の特徴と治療について説明できる。 (12)各種皮膚癌の特徴を説明できる。 (13)梅毒、ハンセン病を含め、皮膚の感染症を理解する。 (14)熱傷の分類、治療法を理解する。 (15)皮膚外科の手技・手法の基本を理解する。 3 − 75 3年 森島 陽一 非常勤講師 (16)植皮の種類と適応を理解する。 (17)膠原病の皮膚症状を説明できる。 (18)皮膚付属器の構造・機能を理解し、その疾患の成り立ちを説明できる。 3.成績の評価方法・基準 (1)講義やMoodle上にuploadされた資料には皮疹の画像が多く用いられる。これ らの画像と併せて各疾患の特徴を理解することが必要であり、Moodleの資料を 用いた自己学習(アクセス状況)及び講義への出席を重視する。 (2)最終的には皮膚の疾患全体を、どのように系統的に理解したかを確認するた め、筆記試験を行う。 4.教科書・参考書 「標準皮膚科学(第10版)」富田靖 監修(医学書院)2013年 「あたらしい皮膚科学(第2版)」清水宏 著(中山書店)2011年 5.参考図書 「最新皮膚科学大系」(全19巻+特別巻3巻+別巻総索引・総目次+年刊版) 玉置邦彦 総編集(中山書店)2002年-2009年 6.その他 皮膚科学は疾患、臨床所見、病態を関連づけて理解することが重要で、書物の記 述を読むだけでは適切で効率のよい学習は難しい。講義、Moodleでは画像を多く 取り入れ、皮膚疾患の病因、病理、病態から臨床まで、できるだけ分かり易く解説 するように努力している。講義内容を理解するには、組織学、病理学、生化学、分 子生物学、微生物学、免疫学などの幅広い基礎医学の知識が不可欠である。また身 体全体の一部として皮膚疾患を把握できるように、内臓病変など、他科疾患との関 連のなかで皮膚疾患を学んでほしい。 3 − 76 授 業 計 画 科目名 皮膚系の疾患 年 月 日 曜 時 日 限 講義・実習内容 1 火 1 皮膚の形態と機能 15 9 1 火 2 皮膚の症候と発疹 15 9 2 水 5 皮膚科検査法 山西 清文 主任教授 森島 陽一 非常勤講師 夏秋 優 准教授 伊藤 孝明 講師 伊藤 孝明 講師 山西 清文 主任教授 夏秋 優 准教授 夏秋 優 准教授 中川 登 講師 山西 清文 主任教授 夏秋 優 准教授 夏秋 優 准教授 今井 康友 講師 夏秋 優 准教授 山西 清文 主任教授 15 9 15 火 1 皮膚腫瘍 15 9 15 火 2 皮膚腫瘍 15 9 16 水 1 皮膚の病理 15 9 16 水 2 湿疹・皮膚炎群 15 9 16 水 3 蕁麻疹、皮膚そう痒症 15 9 18 金 1 紅斑・紅皮症 15 9 18 金 2 角化症・炎症性角化症 15 9 25 金 4 薬疹・中毒疹 15 9 25 金 5 ウイルス性皮膚疾患 15 9 30 水 1 細菌性皮膚疾患・抗酸菌症 15 9 30 水 2 真菌症 15 9 30 水 3 水疱症・膿疱症 3 − 77 3年 15 9 担 当 教 員 名 授 業 計 画 科目名 皮膚系の疾患 年 月 日 曜 時 日 限 講義・実習内容 担 当 教 員 名 山本 雅章 助教 山西 清文 主任教授 伊藤 孝明 講師 伊藤 孝明 講師 今井 康友 講師 夏秋 優 准教授 夏秋 優 准教授 15 10 2 金 1 全身と皮膚 15 10 2 金 2 付属器疾患・色素異常症 15 10 13 火 1 血管病変と潰瘍 15 10 13 火 2 皮膚外科 15 10 14 水 1 母斑・母斑症・リンパ腫 15 10 14 水 2 動物性疾患・STD 15 10 14 水 3 膠原病 3 − 78