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愛北クリーンセンターの施設改造に係る生活環境
愛北クリーンセンターの施設改造に係る生活環境影響調査の概要 愛北クリーンセンターの放流先変更に先立って生活環境影響調査を行い、将来の影響の評価をしまし た。騒音、振動及び悪臭について、将来も愛北クリーンセンター施設基準(以下「施設基準」という。 ) などを守り、周辺環境に影響のないよう維持管理します。 1 対象施設の設置者の氏名等 愛北広域事務組合 管理者 2 岩倉市長 片岡 恵一 対象施設の名称 愛北クリーンセンター 3 対象施設の設置の場所 愛知県岩倉市野寄町向山760番地 4 5 対象施設の種類 ▲ 変更前 ▲ し尿処理施設(河川放流) △ 変更後 △ し尿処理施設(下水道直接投入) 対象施設において処理する一般廃棄物の種類 し尿・浄化槽汚泥 6 対象施設の処理能力 280 kL/日 7 ●(変更しません。) ●(変更しません。) 対象施設の位置、構造等の設置に関する計画 現在、愛北クリーンセンター(対象施設)において、し尿・浄化槽汚泥を受入れ、高負荷脱窒 素処理(一次処理・二次処理)と高度処理(砂ろ過・活性炭)を行った後の放流水を河川に放 流しています。 老朽化に伴い、平成 25 年 4 月 1 日から対象施設に付帯の乾燥焼却設備を停止し、新たに脱水 汚泥を場外搬出するためのコンベヤ及びホッパを設置して、脱水汚泥・脱水し渣の場外搬出を 開始しました。 今後、これまでの対象施設での処理工程を変更して、一次処理水を下水道処理施設(五条川右 岸浄化センター)へ直接投入します。そのために用いるポンプ類は現在河川放流に使われてい るものを流用する計画です。 8 対象施設の維持管理に関する計画 対象施設では、脱水汚泥コンベヤ及びホッパからの騒音、振動に対して、車両への積載時以外 はシャッターを閉鎖したり、点検整備を徹底したりするほか、臭気対策として、処理棟内の空 気は処理してから外に出すなど入念な対策をし、周辺の生活環境への影響を防ぎます。 -1- 9 生活環境影響調査の結果の概要 平成 25 年 4 月 1 日から乾燥焼却設備を停止したため、大気への影響はありません。 また、一次処理水を下水道処理施設へ投入する計画であり、公共水域への放流を行わないため 水質への影響はありません。 なお、設定した調査項目(騒音、振動及び悪臭)について、現況把握の結果や予測結果などを まとめた生活環境影響調査結果の概要を表1に示します。 対象施設の変更後も、変更前と同様に周辺の生活環境への影響は十分に低減され、今後も施設 基準を満足すると評価します。 表1 項目 事業の内容 構造等 維持管 理計画 生活環境影響調査結果の概要 騒 音 振 動 悪 ●新たに脱水汚泥コンベヤ及 ●新たに脱水汚泥コンベヤ及 びホッパを設置しました。 びホッパを設置しました。 ●新たな設備は処理棟の建物 ●新たな設備は強固なコンク ●汚泥・し渣の乾燥焼却を停止し 内に設置しました。 リート基礎に設置しました。 ました。 車両への積載時以外はシャ ッターを閉鎖します。 異常振動のないよう点検整 備を徹底します。 処理棟内の空気は処理してから 外に出します。 施設基準を下回っていました。 施設基準を下回っていました。 時間区分 時間区分 騒音レベル(dB) ●高度処理を停止します。 施設基準を下回っていました。 振動レベル(dB) 悪臭物質 アンモニア 朝 50 [55] 昼間 51 [60] メチルメルカプタン 現況把握の 硫化水素 結果 昼間 51 [60] 夜間 49 [55] (平成 24 年 硫化メチル 12 月測定) ニ硫化メチル 夕 50 [55] トリメチルアミン アセトアルデヒド 夜間 49 [50] スチレン 予測結果 影響の分析結果 影響の 回避・ 低減 基準と の整合 ※ 臭 現況とほとんど変わらない と考えられます。 現況とほとんど変わらない と考えられます。 濃度(ppm) 0.05 未満 [0.1 以下] 0.00005 未満 [0.0001 以下] 0.0002 未満 [0.0005 以下] 0.00005 未満 [0.0001 以下] 0.0001 未満 [0.0003 以下] 0.00005 未満 [0.0001 以下] 0.0007 [0.002 以下] 0.005 未満 [0.03 以下] 現況とほとんど変わらないと考 えられます。 対象施設の変更後も変更前 対象施設の変更後も変更前 対象施設の変更後も変更前と同 と同様に騒音による周辺環境 と同様に振動による周辺環境 様に悪臭による周辺環境への影響 への影響は十分に低減される への影響は十分に低減される は十分に低減されると考えられま と考えられます。 と考えられます。 す。 将来も敷地境界での騒音レ 将来も敷地境界での振動レ 将来も敷地境界での悪臭物質濃 ベルは施設基準を満足すると ベルは施設基準を満足すると 度は施設基準を満足すると考えら 考えられます。 考えられます。 れます。 現況把握の結果の騒音・振動・悪臭の[ ] 内は施設基準を示します。 -2-