バイル／クラウド／サービス化が国内印刷ページに 与える影響を発表

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●フォーティネットジャパン
ＩＤＣ Japan
バイル／クラウド／サービス化が国内印刷ページに
与える影響を発表
・オフィスの印刷ページ数は、モバイルを含めた複合要因によってゆるやかな減少へ
・タブレットが紙を代替することによって、印刷ページ数が激減する現象は見られない
・デジタル情報をプリントする理由は多様で、特に顧客提供情報への印刷ニーズは高い
IT専門調査会社のIDC Japan（以下、IDC）は、国内モバイル／クラウド／サービス化がオフィスプリント環境、そして印刷ペ
ージ数に与える影響について発表した。本調査は、IDC が 2013 年 5 月に実施したモバイル／クラウド／サービス化がオフィス
プリント環境に与える影響についてのエンドユーザー調査結果、米国における同様調査との比較、国内の先進的オフィス改革
事例のヒアリング結果についてまとめたものだ。そして、これらの分析結果に基づいて、今後のオフィスレーザー印刷ページ
数への影響、スマートフォンやタブレットから直接印刷するページ数を予測している。
今回の調査の結果、スマートフォ
ム減少につながるわけではないとい
印刷ページ数に影響を与えていくも
ンまたはタブレットを使用している
う点で興味深い結果となった。よく
のと予測される。
ユーザー（モバイルユーザー）と
言われているように、タブレットが
IDC Japan イメージング、プリ
PC のみを使用しているユーザーと
紙を代替することで、ページボリュ
ンティング＆ドキュメントソリュー
では、ワークスタイルに違いが見ら
ームが激減するという単純な現象は
ション グループマネージャーの石
れることがわかった。モバイルユー
見られなかった。
田英次氏は「今回の調査を通じて、
タブレットが紙を代替することで、
ザーは、通常オフィス以外での業務
また、モバイルユーザーがデジタ
遂行が多い傾向がある。そして、今
ル情報をプリントする目的は多様で
オフィス印刷ページ数が劇的に減少
後この傾向はさらに進み、自宅での
あり、顧客に提供するための情報な
するという単純な現象は発生しない
業務が増えると予測している。また、
ど付加価値の高いプリントについて
ことが明らかになった。将来のオフ
電話／ Web 会議を多用する傾向も
は、プリントするニーズが高いとい
ィスレーザー印刷ページ数は、モバ
見られる。PC とモバイル機器で同
う結果が得られた。また、読みやす
イル機器の影響に加えて、高解像度
一のアプリケーションを使用するこ
さ、書き込みやすさも重要な要因と
大型ディスプレイの普及、MPS
とが多く、一つのアプリケーション
なっている。一方で、PC、スマー
（Managed Print Services）の普及、
を業務遂行環境に応じた適切な機器
トフォンやタブレットからのアクセ
環境意識といった複合的な要因によ
から利用していることが多い。
スで十分で、プリントする必要を感
って、緩やかな減少傾向を見せるだ
じないとする意見もあった。さらに、
ろう」と分析している。
モバイルユーザーは、PC のみを
使用しているユーザーよりも、ペー
環境への配慮やコストもプリントを
ジボリューム、カラー比率共に高い
抑制する理由となっている。国内ペ
傾向がある。これは、モバイルユー
ージボリューム全体に与える影響と
ザーの方が活発なビジネス活動を行
いう視点で見ると、モバイル／クラ
IDC Japan ㈱セールス
っていることが主な理由であると考
ウド／サービス化だけでなく、高解
TEL ： 03-3556-4761
えられるが、少なくともモバイル機
像度大型ディスプレイの普及、環境
E-mail ： [email protected]
器の利用が直接的にページボリュー
やコストといった複合的な要因が、
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2013 Vol.50 No.9
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