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日本株ファンドと e ワラントを組み合わせて 絶対収益を狙う
e ワラント証券株式会社 投資情報室 2016 年 8 月 9 日 日本株ファンドと e ワラントを組み合わせて 絶対収益を狙う方法とは? 日本株ファンドの市場リスク 多くのファンドにおいて、銘柄選定の巧拙よりも市場全体の影響の方が大きくなる傾向があります。例えば銘柄 選定に定評のある日本株ファンドでも、日本株市場全体が下落してしまうと保有する日本株の下落を避けること は難しいと考えられます。このように、保有する日本株のポートフォリオにおける市場全体のリスクを市場リス クと呼びます。 一方で、株価指数を継続的に上回る成績を残している日本株ファンドもあります。株価指数の動きは市場リスク そのものと考えられますので、例えば特定の株価指数を上回る日本株ファンドであれば、その株価指数、つまり 市場リスクの変動の部分の取り除くことでファンドマネージャーの銘柄選定による収益だけを残すことができ、 かつ、その銘柄選定力が安定的であれば絶対収益を狙えるかもしれません。 ファンドのリターン 銘柄選定によるリターン = = = 銘柄選定によるリターン ファンドのリターン - 絶対収益? + 市場リスク 市場リスク ならば、 市場リスクを排除するツールとしての e ワラント 市場リスクを排除するのに e ワラントを活用することができます。e ワラントとは少額から様々な資産クラスに 投資ができるレバレッジ商品であり、楽天証券でお取引ができます。一般的に e ワラントは短期的な相場観に基 づいて取引する商品ですが、e ワラントの一種類である「日経平均マイナス 3 倍トラッカー」は日経平均株価の 変動幅のマイナス3倍変動する証券(2000 単位保有している場合)であり、市場リスクのヘッジには使い勝手の 良い商品といえるでしょう。例えば、日経平均が 100 円下落したら、日経平均マイナス 3 倍トラッカーの評価額 は 300 円程度上昇することが見込めます(2000 単位保有している場合)。 実践の仕方は簡単です。日本株ファンド 75%に対して 25%の「日経平均マイナス 3 倍トラッカー」を買い持ち します。「日経平均マイナス 3 倍トラッカー」には満期日がありますので、満期日がきたら期先の「日経平均マ イナス 3 倍トラッカー」を満期受取金額の範囲内で新たに買付けるだけです。 この方法によって日本株ファンドの市場リスクを排除してファンドマネージャーの銘柄選定による収益を抽出す ることが期待できます。 なお、「日経平均マイナス 3 倍トラッカー」に類似する証券としてベア型の ETF やファンドがありますが、ベア 型の ETF やファンドの場合、相場がいったん下落した後、再び同じ水準に戻ったとしても基準価額は同じように は戻りません。特に相場が上げ下げを繰り返す状況では時間の経過とともに基準価額が押下げられていきます。 レバレッジトラッカーは相場が戻れば、買取価格がほぼ元の水準まで戻ってきます。(自動ロスカットが実行済 みである場合や、配当落ち日などを除く。詳細はこちらの e ワラントホームページをご覧下さい。) このレポートは、投資判断の参考となる情報の提供を唯一の目的としたもので、投資勧誘を目的として作成したものではありません。銘柄の選択、投資判断の最終決定は、お客様ご自身の 判断でなさるようにお願いいたします。このレポートは、信頼できると考えられる情報に基づいて作成されていますが、e ワラント証券は、その正確性及び完全性に関して責任を負うものではありま せん。このレポートに記載された意見は、作成日における判断であり、予告なく変わる場合があります。e ワラント証券及びその関係会社の役職員は、このレポートに記載された証券について、 買い持ちしている場合があります。e ワラント証券及びその関係会社は、このレポートに記載された証券、それら証券に基づくオプション、先物その他の金融派生商品について、買い持ちまたは 売り持ちのポジションを有している場合があり、また今後自己勘定で売買を行うことがあります。このレポートは、e ワラント証券から直接提供するという方法でのみ配布いたしております。提供さ れましたお客様限りでご使用ください。このレポートのいかなる部分も一切の権利は e ワラント証券に帰属しており、電子的または機械的な方法を問わず、いかなる目的であれ、無断で複製ま たは転送等を行わないようにお願いいたします。 1 この手法を実践していたらどうなったか? 図 1~3 は保有期間別にこの方法を実践した試算です。なお、投資信託の買付け時の手数料は考慮しておりませ ん。e ワラントには買付け手数料はありませんが「日経平均マイナス 3 倍トラッカー」を買付ける際にはお客様 が買付ける価格と売却できる価格に差額(売買スプレッド)があります。「日経平均マイナス 3 倍トラッカー」 には満期日等の条件が異なる銘柄が同時期に複数存在することがありますが、この試算において買付ける銘柄は その時点で最も取引価格の高い銘柄としています。 また、試算に用いた日本株ファンドは e ワラント証券投資情報室が独自に選定したDIAM国内株オープンの基 準価額です。このファンドは東証一部を中心とする大型株で運用されていることから市場リスクの排除が比較的 容易であることに加え、長期に亘って日経平均株価を上回る運用成績が安定的に得られている点も評価しました。 図 1 では、2014 年初に日本株の下落に伴い、試算に用いた日本株ファンドも下落していますが、日経平均マイナ ス 3 倍トラッカーの上昇により、両者を保有したいた場合は日本株ファンドの市場リスクが除かれ、絶対収益が 得られていたことがわかります(紫色の線)。その後、日本株は上昇に転じて、日経平均マイナス 3 倍トラッカ ーは下落しましたが、多少の変動はあったものの、日本株ファンド単独で保有するより安定的な資産形成ができ たものと思われます。 このレポートは、投資判断の参考となる情報の提供を唯一の目的としたもので、投資勧誘を目的として作成したものではありません。銘柄の選択、投資判断の最終決定は、お客様ご自身の 判断でなさるようにお願いいたします。このレポートは、信頼できると考えられる情報に基づいて作成されていますが、e ワラント証券は、その正確性及び完全性に関して責任を負うものではありま せん。このレポートに記載された意見は、作成日における判断であり、予告なく変わる場合があります。e ワラント証券及びその関係会社の役職員は、このレポートに記載された証券について、 買い持ちしている場合があります。e ワラント証券及びその関係会社は、このレポートに記載された証券、それら証券に基づくオプション、先物その他の金融派生商品について、買い持ちまたは 売り持ちのポジションを有している場合があり、また今後自己勘定で売買を行うことがあります。このレポートは、e ワラント証券から直接提供するという方法でのみ配布いたしております。提供さ れましたお客様限りでご使用ください。このレポートのいかなる部分も一切の権利は e ワラント証券に帰属しており、電子的または機械的な方法を問わず、いかなる目的であれ、無断で複製ま たは転送等を行わないようにお願いいたします。 2 図 2 は図 1 の期間のうち、2015 年前半の日本株上昇時期と 2015 年後半以降の日本株下落時期にフォーカスした ものです。2015 年 8 月以降、日本株ファンドのパフォーマンスは上下に大きく変動していますが、日経平均マイ ナス 3 倍トラッカーの上昇によって、紫色の線は日本株ファンド単独よりも安定する傾向がありました。 図 3 は 2016 年以降の日本株低迷期にフォーカスしたものです。2015 年末に日本株ファンドにのみ投資していた 場合は 8 月 5 日時点で 1 割の評価損となっていますが、日経平均マイナス 3 倍トラッカーを組み合わせて保有し ていた場合は、ほぼ横ばいで耐えられています。100 を超えていた期間もあったことから、この戦略の有効性が 示されたと考えてよいでしょう。 このレポートは、投資判断の参考となる情報の提供を唯一の目的としたもので、投資勧誘を目的として作成したものではありません。銘柄の選択、投資判断の最終決定は、お客様ご自身の 判断でなさるようにお願いいたします。このレポートは、信頼できると考えられる情報に基づいて作成されていますが、e ワラント証券は、その正確性及び完全性に関して責任を負うものではありま せん。このレポートに記載された意見は、作成日における判断であり、予告なく変わる場合があります。e ワラント証券及びその関係会社の役職員は、このレポートに記載された証券について、 買い持ちしている場合があります。e ワラント証券及びその関係会社は、このレポートに記載された証券、それら証券に基づくオプション、先物その他の金融派生商品について、買い持ちまたは 売り持ちのポジションを有している場合があり、また今後自己勘定で売買を行うことがあります。このレポートは、e ワラント証券から直接提供するという方法でのみ配布いたしております。提供さ れましたお客様限りでご使用ください。このレポートのいかなる部分も一切の権利は e ワラント証券に帰属しており、電子的または機械的な方法を問わず、いかなる目的であれ、無断で複製ま たは転送等を行わないようにお願いいたします。 3 図にあるように日本株ファンドの下落時には「日経平均マイナス 3 倍トラッカー」が上昇して下落分をある程度 ヘッジでき、絶対収益を得られていたことがわかります。また、保有金額ですが「日経平均マイナス 3 倍トラッ カー」は値動きが大きいので、今回の試算のようにファンドに対して 3 分の 1 程度の額としておけば十分と考え られます。 注意点としては、この方法が活用できるのは日本株ファンドのリターンが日経平均株価を安定して上回ることが 大前提となります。また、投資信託と e ワラントには税制に違いがあります。なお、試算に用いた日本株ファン ドの運用目標(ベンチマーク)が日経平均株価ではない可能性があります。 このレポートは、投資判断の参考となる情報の提供を唯一の目的としたもので、投資勧誘を目的として作成したものではありません。銘柄の選択、投資判断の最終決定は、お客様ご自身の 判断でなさるようにお願いいたします。このレポートは、信頼できると考えられる情報に基づいて作成されていますが、e ワラント証券は、その正確性及び完全性に関して責任を負うものではありま せん。このレポートに記載された意見は、作成日における判断であり、予告なく変わる場合があります。e ワラント証券及びその関係会社の役職員は、このレポートに記載された証券について、 買い持ちしている場合があります。e ワラント証券及びその関係会社は、このレポートに記載された証券、それら証券に基づくオプション、先物その他の金融派生商品について、買い持ちまたは 売り持ちのポジションを有している場合があり、また今後自己勘定で売買を行うことがあります。このレポートは、e ワラント証券から直接提供するという方法でのみ配布いたしております。提供さ れましたお客様限りでご使用ください。このレポートのいかなる部分も一切の権利は e ワラント証券に帰属しており、電子的または機械的な方法を問わず、いかなる目的であれ、無断で複製ま たは転送等を行わないようにお願いいたします。 4 【e ワラントについて】 e ワラントは小額からレバレッジ投資が可能なカバードワラントという金融商品取引法上の有価証券です。レバ レッジ投資が可能でありながら損失限定(投資した資金以上の損失はない)という特長を持っています。レバレ ッジ水準は国内外の個別株式・株価指数を対象原資産とする銘柄で 2 倍~20 倍程度、為替を対象原資産とする銘 柄で 2 倍~50 倍程度です。e ワラントは、楽天証券株式会社にてお取引ができます。 【手数料及びリスクの説明】 e ワラント(カバードワラント)は、対象原資産である株式・株価指数、預託証券、通貨(リンク債)、コモデ ィティ(リンク債)の価格変動、時間経過(一部の銘柄を除き、一般に時間経過とともに価格が下落する)や為 替(対象原資産が国外のものの場合)など様々な要因が価格に影響を与えるので、投資元本の保証はなく、投資 元本のすべてを失うおそれがあるリスクが高い有価証券です。また、対象原資産に直接投資するよりも、一般に 価格変動の割合が大きくなります(ただし、e ワラントの価格が極端に低い場合には、対象原資産の値動きにほ とんど反応しない場合があります)。さらに、取引時間内であっても取引が停止されることがあります。詳細は、 最新の外国証券情報をご参照ください。取引委託手数料は無料(0 円)です。お客様の購入価格と売却価格には 価格差(売買スプレッド)があります。 e ワラント証券株式会社 金融商品取引業者 ホームページ https://www.ewarrant.co.jp 関東財務局長(金商)第 2526 号 加入協会:日本証券業協会 本件に関するお問い合わせは下記までお願いいたします e ワラント証券株式会社 投資情報室 TEL:03-5781-8303 FAX:03-5781-8339 E-MAIL:[email protected] このレポートは、投資判断の参考となる情報の提供を唯一の目的としたもので、投資勧誘を目的として作成したものではありません。銘柄の選択、投資判断の最終決定は、お客様ご自身の 判断でなさるようにお願いいたします。このレポートは、信頼できると考えられる情報に基づいて作成されていますが、e ワラント証券は、その正確性及び完全性に関して責任を負うものではありま せん。このレポートに記載された意見は、作成日における判断であり、予告なく変わる場合があります。e ワラント証券及びその関係会社の役職員は、このレポートに記載された証券について、 買い持ちしている場合があります。e ワラント証券及びその関係会社は、このレポートに記載された証券、それら証券に基づくオプション、先物その他の金融派生商品について、買い持ちまたは 売り持ちのポジションを有している場合があり、また今後自己勘定で売買を行うことがあります。このレポートは、e ワラント証券から直接提供するという方法でのみ配布いたしております。提供さ れましたお客様限りでご使用ください。このレポートのいかなる部分も一切の権利は e ワラント証券に帰属しており、電子的または機械的な方法を問わず、いかなる目的であれ、無断で複製ま たは転送等を行わないようにお願いいたします。 5