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アジアビジネス人材の育成について
アジアビジネス人材の育成について 1. アジアビジネス人材育成プロジェクト 2. インドビジネス共同研究について 2013年3月6日 京都大学経営管理大学院 木村東一 1 アジアビジネス人材育成プロジェクト 目的 対象国 期間 内容 京都大学がアジア主要国のビジネススクール・政府機関と連携して ネットワークを構築する。 このネットワークを用いて、アジアビジネスリーダーを育成すると同 時に教育カリキュラムと教材を開発する。 インド・フィリピン・タイ・中国・ベトナム・インドネシア・ マレーシア・日本 1年 半年 講義 ・・・ 演習 京都大学(GSM)が東京・京都でアジア主要国のビジネススクール・ 政府機関から講師を招へいし実施する。ビジネス英語教育はフィリ ピン・マカティ市で行う(下記KBRC担当)。 半年 フィールドリサーチ(インターンシップ) アジア主要国のビジネススクール・政府機関と連携し実施する。 GSMとの協力協定に基づき一般社団法人京都ビジネスリサー チセンター(KBRC)が担当。 2 アジアビジネスリーダーが修得すべき内容 <コアコンピテンシーの修得> Module 1 ●企業倫理・責任 ●異文化対応力 ●パブリック ●基礎的素養 リレーションズ (地域特性、社会制度、戦略構築 イノベーション、ケース分析) ●人材マネジメント <発展的コンピテンシーの修得> Module2・ 3 ◆洞察力・構想力 リーダーシップ ◆ビジネスライティング ◆コミュニケーション・ ネゴシエーション力 3 アジア主要国ビジネスス クール・政府機関 ネットワーク 有力企業 政府機関 研究所 有力企業 有力企業 政府機関 政府機関 研究所 研究所 日本 京都大学 有力企業 有力企業 政府機関 政府機関 研究所 研究所 有力企業 有力企業 政府機関 政府機関 研究所 研究所 4 将来のネットワーク 有力企業 政府機関 研究所 有力企業 有力企業 政府機関 政府機関 研究所 研究所 アジア主要国 有力企業 ビジネススクール・ 政府機関コンソーシアム 有力企業 政府機関 政府機関 研究所 研究所 有力企業 有力企業 政府機関 政府機関 研究所 有力企業 研究所 政府機関 研究所 5 アジアビジネスリーダー育成プロジェクト 学習環境整備 海外ネットワーク Module 0 (ビジネス英語・オプション) (マニラ・マカティ) 語学研修(英語・現 地語) IIMC Module 1 (東京) UTC Enterprise CEC (China Confederation) Module 2 (マニラ・マカティ) 連携 連携 現地 現地 サポート サポート ロジスティクスサ ポート 現地研修アドバイス CBS ・・・ フィールドリサーチ (インターンシップ) Module 3 (京都) ITB UI (University of Indonesia) IIUM (International Islamic University Malaysia) UP (University of Philippines) UAT 日本企業・アジア企業を強くする人材育成ネットワーク ・・・ アジア諸国で活躍し、尊敬されるビジネスリーダーの育成 6 各モジュールの概要 Module 0 英語集中研修 (オプション) ・・・KBRC プログラム受講生のために、フィリピン・マカティ市において総合的な英語能力を身に付けるための研修を実施します。単なる語学研修だけで はなく、アテネオ大学およびフィリピン大学等からの講師によるアジアビジネスに関する英語講義・ディスカッションを実施し、コミュニケーション 能力を身につける研修をします。 Module 1 コアコンピテンシー講義 ・・・GSM このモジュールは、東京丸の内で実施します。ビジネスに必要な4つのテーマについて、各国の著名な講師陣から、英語で詳細・実践的な講 義を受ける事により、対象とする国におけるビジネスノウハウを習得します。また、学習した内容を踏まえて、各自の業務分野におけるビジネ スプランを開発してもらいます(後続のモジュールでも継続して開発)。この期間にインターンシップのマッチングを実施します。 ① テーマ1 各国の状況 ② テーマ2 リーダーシップとヒューマンリソースマネジメント ③ テーマ3 CSR ④ テーマ4 パブリックリレーションズ Module 2 発展的コンピテンシー集中講義 ・・・GSM / KBRC Module 1で学習した内容を踏まえ、マカティ市アテネオ大学において、アジアビジネスやグローバルビジネスの基礎となる英語コミュニケー ション能力を強化し、ビジネスの武器となるプリゼンテーション能力を習得します。 ①コミュニケーション能力 ②ビジネスライティング、プレゼンテーション ③アジアビジネス分析(例)・座学の総括としてビジネスプランを英語で作成 フィールドリサーチ(インターンシップ) ・・・KBRC Module 1、Module 2で学習した内容を基に、京都大学とアジア主要国トップスクール等とのネットワークを活用、インターンシップ研修を実施し ます。各国トップスクール等が受講生の人的ネットワーク構築を支援、アドバイス・斡旋等のサポートを行います。 Module 3 最終ラップアップ ・・・GSM インターンシップ研修の結果を踏まえて、京都(予定)にて最終ラップアップを行います。 最終ラップアップでは、各受講生より研修成果を発表し、研修各国に対する異文化理解を踏まえたうえで、各国の人材マネジメント、パブリック コミュニケーション、CSR等に関して比較討論を行います。また、受講生が研修期間中に作り上げたビジネスモデルの提案および講師陣・受講 7 生間の議論によるブラッシュアップを行います。 年間スケジュール 2 0 1 3 年 4 月 月 1 火 2 開講式 5 月 水 3 準 木 4 備 金 5 期 土 6 間 日 月 火 7 7 月 6 月 水 木 金 土 日 1 2 3 4 5 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 1 2 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 6 7 8 9 10 11 12 3 4 5 6 7 8 9 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 13 14 15 16 17 18 19 10 11 12 13 14 15 16 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 20 21 22 23 24 25 26 17 18 19 20 21 22 23 22 23 24 25 26 27 28 29 30 27 28 29 30 31 24 25 26 27 28 29 30 29 30 31 月 火 月 火 水 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 金 土 日 1 2 3 4 5 6 1 2 3 8 月 水 9 月 木 金 土 日 1 2 3 4 木 10 月 金 土 日 1 11 月 木 5 6 7 8 9 10 11 2 3 4 5 6 7 8 7 8 9 10 11 12 13 4 5 6 7 8 9 10 12 13 14 15 16 17 18 9 10 11 12 13 14 15 14 15 16 17 18 19 20 11 12 13 14 15 16 17 19 20 21 22 23 24 25 16 17 18 19 20 21 22 21 22 23 24 25 26 27 18 19 20 21 22 23 24 26 27 28 29 30 31 23 24 25 26 27 28 29 28 29 30 31 25 26 27 28 29 30 火 水 木 金 土 日 月 火 水 月 火 水 金 土 日 1 2 3 4 5 1 2 30 12 月 月 火 水 木 2 0 1 4 年 1 月 金 土 日 月 1 2 月 木 3 月 金 土 日 1 2 木 2 3 4 5 6 7 8 6 7 8 9 10 11 12 3 4 5 6 7 8 9 3 4 5 6 7 8 9 9 10 11 12 13 14 15 13 14 15 16 17 18 19 10 11 12 13 14 15 16 10 11 12 13 14 15 16 16 17 18 19 20 21 22 20 21 22 23 24 25 26 17 18 19 20 21 22 23 17 18 19 20 21 22 23 23 24 25 26 27 28 29 27 28 29 30 31 24 25 26 27 28 24 25 26 27 28 29 30 30 31 31 :開講式、オリエンテーション :Module 2 発展的コンピテンシー集中講義(マニラ・マカティ) :Module 0 語学集中研修(マニラ・マカティ) :Module 3 ラップアップ(京都) :Module 1 コアコンピテンシー講義(東京) :フィールドリサーチ(インターンシップ)(各国現地) 8 インドビジネス共同研究(講座) 案 目的 インドは近年急速な経済発展を実現し、世界主要国から多大な注目 を集めている。多くの日本企業にとっては未だに遠い国、よく分から ない国であり、事業展開が困難な国となっている。 本研究は、インドにおいて円滑な事業展開を可能とする条件・方策に ついて、関心のある日本企業と共同で、インド主要機関・企業と連携 して行う実証研究である。研究で得られた知見を活用し、当該企業に とって実現可能かつ有効なビジネスモデルを策定することが、最終的 な研究成果となる。 研究方法 3か年の共同研究とする。共同研究参加企業ごとにビジネスモデル を策定する。必要な実態調査・研究を2013年度に、ビジネスモデル 策定を2014年度に実施する。2015年度は、ビジネスモデルのフィー ジビリティスタディを行い、実現可能で有効なビジネスモデルを、参加 企業ごとに策定し最終研究成果とする。 本研究は参加企業の研究員が京都大学の指導を受け、インド関連 部署との連携・協業を踏まえて実施する共同研究とする。 9 研究内容・スケジュール(詳細は参加企業と検討) 2013年度 • 実態調査 • インドビジネス成功・失敗ケーススタディ / ビジネス展開のための要件 2014年度 • インドビジネス展開方針の策定 • アライアンスおよび共同事業に関する研究 / ビジネスモデルの策定 2015年度 • ビジネスモデルのフィージビリティ研究 • ビジネス実現のための課題研究 / 最終的ビジネスモデル策定 研究体制等 京都大学指導教官のもと、参加企業および京都大学による共同研究で 研究を実施する。 参加企業 5-7社程度、各社から兼務研究員1~2名 参加費用 参加企業数により決定、各社研究員が必要とする研究費は 各社負担 10