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様式3−1(第5条関係) 〔別紙様式(四−一)〕
様式1【公表】 「頭脳循環を加速する若手研究者戦略的海外派遣プログラム」 平成27年度事後評価資料(実施報告書) 補助事業名 (採択年度) 代表研究機関名 関連研究分野 地域研究 (分科細目コード) (2601) G2402 整理番号 アジア・アフリカの持続型生存基盤研究のためのグローバル研究プラットフォーム構築 (平成24年度) 京都大学 代表研究機関以外 大 阪 大 学 大 学 院 言 語 文 化 研 究 科 ( H25.4.1追 加 ) の協力機関 主担当研究者氏名 石川 登 ( 平 成 24年 度 ) ( 平 成 25 年 度 ) ( 平 成 26 年 度 ) (合計) 補助金支出額 23,980,000 円 14,500,00円 (公募応募当初の「事業 ( 平 成 24年 度 ) ( 平 成 25年 度 ) 27,740,00 円 66,220,000 円 (合計) ( 平 成 26年 度 ) 計画調書」に記載の) 若手研究者の ( 派遣計画 ( 平 成 24年 度 ) 3人) ( 平 成 25年 度 ) 8 人 6人 7 人 3人 ( 5人) (合計) ( 平 成 26年 度 ) 若手研究者の 7 人 6 人 5 人 4 人 派遣実績 ( 4人) ( 4人) (参考) 派 遣 期 間 が 300日 未 満 と な り 、 最 終 ( 平 成 24年 度 ) 的に若手派遣研究 2 人 者派遣実績のカウ ントから除外され た者(外数) ( 平 成 25年 度 ) 1 ( 0 人 1人) 1 (合計) ( 平 成 26年 度 ) ( 人 0人) 2 人 様式1【公表】 1 . 若手研究者の人材育成についての成果の達成状況 (1)事業計画調書に記載した期待される成果の概要 (事業計画調書(10-1)に記載した若手研究者の人材育成にかかる期待される成果の概要) 1.若手研究者の国際的な研究発信力の向上 本事業による若手研究者の海外派遣先機関における研究およびフィールドワークによ り、若手研究者がその研究の成果を複眼的にとらえ直し、持続的生存基盤に関する知見 をグローバルに発信していく力を飛躍的に向上させることが期待できる。 2.生存基盤研究に関する人的ネットワークの拡大 本 事 業 で は 、国 際 的 に 活 躍 す る 実 務 家 を 多 く 養 成 し て い る 教 育 研 究 組 織 に 、若 手 研 究 者 が長期滞在することによって、人類の生存基盤研究にかかわる国際的な人的ネットワー クを拡充する。さらに若手研究者は、地域社会の総合的で深い理解に基づいて地域社会 の実態に沿った施策を実現し、我が国の将来的な国際戦略を牽引する人材として成長す ることが期待される。 (2)上述の期待される成果の達成状況の自己評価とその理由 【自己評価】 □期待を上回る成果を得た ■十分に達成された □おおむね達成された □ある程度達成された □ほとんど達成されなかった 【理由】 1.多くの若手研究者が博士号取得後、自己のキャリアパス構築のために学術論文を発 信する時期に、本事業によって海外派遣先機関等の研究者と深く交流・共同研究を実施 したことにより、国際的共著論文執筆のための綿密な関係を構築することができた。同 時に、相互交流・啓発を通じて国際学会等における発表を積極的に行うなど、国際発信 力 を 向 上 さ せ た 。 若 手 研 究 者 の 具 体 的 な 論 文 作 成 状 況 に つ い て は 、 事 業 実 施 前 の 19か ら 49へ ( 30増 ) 、 学 会 発 表 状 況 は 15か ら 57へ ( 42増 ) と 飛 躍 的 に 増 加 し た 。 ま た 、 人 材 育 成 の 面 に お い て も 、本 事 業 を 通 じ た 研 究 業 績 が 評 価 さ れ 、派 遣 さ れ た 全 9名( 準 派 遣 者 含 む )の う ち 、5名 の 若 手 研 究 者 が 事 業 実 施 中 あ る い は 実 施 後 に 他 機 関 の 助 教・研 究 員 等 と して雇用された。 2.国際研究ネットワークの拡大・強化の一例として、日本泥炭地学会の共同設立を通 した国際泥炭地学会との学術的恊働の開始や、土地利用に起因する物質循環に関する研 究が南洋理工大学(シンガポール)と京都大学東南アジア研究所との間で開始されるな ど、研究における制度的な国際化が促進された。 このように、優秀な若手研究者を本事業から輩出し、人的ネットワークの深化・拡充も 達成することができたことは、本事業の大きな成果といえる。 2 様式1【公表】 2.国際共同研究課題の到達目標及び期待される成果の達成状況 (1)事業計画調書に記載した国際共同研究課題の到達目標及び期待される成果の概要 ( 事 業 計 画 調 書( 4 - 1 )に 記 載 し た 国 際 共 同 研 究 課 題 の 到 達 目 標 及 び 事 業 計 画 調 書( 1 0 - 2 )に 記 載 し た 国 際共同研究において期待される成果概要) アジアとアフリカは、潜在的には紛争をもたらしうる多様な民族・宗教・文化を持ち ながら、その多様性が相互に交響する多元共生社会を生み出してきた。両地域は、伝統 的な価値を維持しつつ、豊かな自然バイオマスを原動力として独自の生存基盤を確立し 、「在地の知」に基づいた社会・文化基盤を築いてきた。しかしながら、一方で、生物 多様性の喪失や熱帯雨林の減退、エネルギー問題、災害への備え、貧困と経済格差など 、生態環境や社会制度に依然として大きな課題を抱えていることも事実である。本プロ ジェクトは、これらの課題を克服するために、本学が創出した持続型生存基盤研究をア ジア・アフリカ、そして欧米に展開し、地球環境への負荷を軽減しつつ持続的に社会発 展するための方策を示すとともに、持続型生存基盤パラダイムを中心理念としながら研 究教育体制と人的ネットワークを強化することを目的とする。 ○到達目標および達成状況 1)グローバル研究プラットフォーム形成 学内外のアジア・アフリカ研究者コミュニティと世界トップレベルのアジア・アフリ カ研究機関との研究交流をさらに活発に進め、より幅広い文理融合をめざす地域研究の 国際的な組織化を主導するハブとして、京都大学の個性と強みであるフィールド・サイ エンスに立脚し文理融合アプローチに支えられた生存学の展開を推進し、東南アジアを 事例とする「地球環境と調和し多民族が共生する社会」モデルを本学から国際的に発信 する。 2)国際的な人材育成と教育への貢献 自然、社会、人文系研究者の協働によるアジア・アフリカ研究を国際的に発展させる ために、アジア・アフリカの研究教育組織と連携した大学院教育やポスドク研究員の育 成に、国際的な学術ネットワークを活用して組織的に取り組み、若手研究者を世界の研 究拠点とフィールドに派遣し、「現場」におけるイシュー・ベースの(特定課題に取り 組む)研究を強化する。 (2)上述の目標等に対する達成状況の自己評価とその理由 【自己評価】 □期待を上回る成果を得た ■十分に達成された □おおむね達成された □ある程度達成された □ほとんど達成されなかった 【理由】 1)従来の欧米型教育プログラムと異なり、本プログラムで推進された研究者交流およ び研究プログラムは、日本、欧米、そしてアジア・アフリカの三極をもって学的交流の ハブとするものである。日本発信の多極的な学的交流は、欧米との双方向的関係を越え た真のグローバルな研究交流を生み、「大学ランキング」などにおける国際的指標の一 3 様式1【公表】 つである国際的共著論文の生産のみならず、西洋を中心に構築されてきた知の生産シス テムに新しい方向をもたらす。本プログラムで推進された派遣交流は、このような大き な目的を達成する一歩として確実な成果をあげた。また、若手研究者及び担当研究者は そ れ ぞ れ 、 国 際 セ ミ ナ ー “ The 2nd International Conference on Arid Land Studies( ウ ズ ベ キ ス タ ン )”、気 候 変 動 枠 組 条 約 第 20回 締 約 国 会 議( COP20)、2014 Global Landscapes Forum国 際 林 業 研 究 セ ン タ ー ( CIFOR) セ ッ シ ョ ン ( と も に ペ ル ー ) 、 第 12回 国 際 タ イ 学 会(シドニー)、国際民族生物学会(ブータン)など、国際学会等に積極的に出席し、 我が国の文理融合型地域研究を学術界に発信した。 2)若手研究者を欧米(イギリス、アメリカ、スペイン等)、中東、アジア(インドネ シア、ウズベキスタン、タイ、ネパール、ブータン等)、アフリカ(エチオピア等)、 南米(ペルー)に派遣し、長期滞在調査及び現地研究者との意見交換により、世界各地 における「生存基盤」研究の人的・学術的ネットワーク強化に努めた。また、本事業の 最 終 総 括 と し て 、2015年 2月 に 京 都 大 学 東 南 ア ジ ア 研 究 所 に お い て 、最 終 国 際 ワ ー ク シ ョ ップを開催した。ワークショップ開催に当たっては若手研究者ごとにセッションに分か れ、招へい者の決定からセッション内容の組み立て、当日の進行までを全て若手が中心 と な っ て 行 っ た 。 招 へ い 者 26名 は 、 ア メ リ カ 、 イ ギ リ ス 等 の 欧 米 諸 国 に と ど ま ら ず 、 エ チオピア、パキスタン、タイ等国内外から多くの「現場」からセッションに参加した他 、セッション毎の議論が終了した後の討論では、本プログラムの目指す、アジア、アフ リカ、欧米を架橋する戦略的パートナーシップ促進を支える持続型生存基盤について総 合的議論を行った。これにより「生存基盤」研究の人的ネットワークおよび学術コミュ ニティの強化、学術的な理念の共有の総仕上げが行えた。さらに国際ワークショップ後 に 渡 航 し た 若 手 研 究 者・担 当 研 究 者 は フ ィ ー ル ド に お い て 3か 年 の 研 究 成 果 を 地 域 に 還 元 し、「地域の知」を踏まえた実践的研究を行うという目的も達成できた。 4 様式1【公表】 3.今後の展望について これまでの実施状況を踏まえて、事業実施期間終了後の展望について記入して下さい。 ① 自 己 資 金 、若 し く は 他 の 競 争 的 資 金 等 に よ る 海 外 派 遣 の 機 会 を 含 む 若 手 研 究 者 の 研 鑽・育 成 の 事 業 の 継 続( 又 はその見込み)状況 一方向の「派遣」ではなく、日本と諸外国研究機関との双方向の研究交流を目的とし た本事業は、高等教育の国際化指標の一つである国際的共著論文の生産を増やすという 意味で極めて有効なプログラムといえる。若手のキャリアパス構築のみならず、さらに 多くの若手部局構成員派遣によるバイラテラルな研究交流促進に資する企画立案が更に 望 ま れ る 。平 成 26 年 度 に は 、本 事 業 の 後 継 プ ロ グ ラ ム と し て「 頭 脳 循 環 を 加 速 す る 若 手 戦略的国際研究ネットワーク推進プログラム:世界の成長と共存を目指す革新的生存基 盤研究のための日本・アセアン協働強化」が採択された。さらにバイラテラルな性格の 強いプログラムとして、京都大学東南アジア研究所をはじめ、大学院アジア・アフリカ 地域研究研究科、エネルギー理工学研究所、大学院医学研究科、地球環境学堂、大学院 文学研究科、大学院経済学研究科、地域研究統合情報センター、大学院農学研究科、大 学院エネルギー科学研究科らが事業実施主体として運営にあたり、継続して若手研究者 の研鑽・育成に取り組む。 ② 本 事 業 の 相 手 側 を 含 む 海 外 の 研 究 機 関 と の 研 究 ネ ッ ト ワ ー ク の 継 続 ・ 拡 大( 又 は そ の 見 込 み ・ 将 来 構 想 )状 況(組織において本事業で支援した若手研究者に期待する役割も含めて) 京都大学と派遣者①の派遣先機関(エチオピア・アジスアベバ大学、ドイツ・フロ ベニウス研究所、フランス・社会科学高等研究院および国立科学研究センター、オ ランダのライデン大学やアフリカ研究所)を拠点として、アジア・アフリカ地域の 研究機関や民族博物館、そして地元の住民とも連携しながら、人びとの生活に関わ る在来技術についての展示および、それにあわせたワークショップを企画・開催す る。人びとの生活に関わる在来技術の実践と創造というテーマは、文理融合型のア プローチを可能にするとともに、外部から一方向的に付与されるイメージとは異な る自分たちの生活世界から生成される実践を提示する展示の企画やその準備を通じ て、地域の人々と連携したより実践的な研究ネットワークの発展が期待できる。 京都大学と派遣者②の派遣先(インド・ジャワハラール・ネルー大学、イギリス・ ロンドン大学東洋アフリカ研究所やケンブリッジ大学ローターパクト国際法研究セ ンター、アメリカ・ブルッキングス研究所)などの著名な大学、研究機関およびシ ンクタンクなどと更なる学術交流を促進し、さらに、欧米やアジア地域を見据え、 法律・政治・経済・文化といった主要学術分野の融合研究の模索と試行を実施する ことで、我が国の将来的な国際戦略を牽引することが期待される。 京都大学東南アジア研究所と派遣者④の派遣先機関の一つであるインドネシア科学 院 陸 水 研 究 所 と の 間 に MOU を 締 結 し 、 ま た 、 国 際 泥 炭 地 学 会 と 共 同 で 日 本 泥 炭 地 学 会を設立して学術的恊働が開始された。今後も、引き続きアジア・アフリカ地域に おいて、泥炭湿地における土地利用と物質循環に関する研究分野で学術ネットワー クを継続・拡大させ、京都大学がその中心的役割を担うハブとなることが期待され る。 派遣者④が本事業における派遣時にインドネシア(インドネシア科学院やリアウ大 5 様式1【公表】 学)において推進していた泥炭データベース作成をうけ、現在インドネシア空間情 報 庁( BIG)が 、現 地 で 頻 発 す る 泥 炭 劣 化 お よ び 火 災 へ の 対 策 と し て 、2014 年 政 府 規 則 No.7: 1peta Kesatuan Hidrologis Gambut と し て 行 っ て い る 「 泥 炭 水 文 統 一 地 図 デ ー タ ベ ー ス 」の 作 成 ・ 整 備 に 対 し 、継 続 し て 協 力 関 係 を 模 索 し て い る 。BIG と 京 都 大 学 東 南 ア ジ ア 研 究 所 間 の MOU 締 結 に 先 立 ち 、 合 同 ワ ー ク シ ョ ッ プ を 2015 年 8 月 と 10 月 に 京 都 お よ び ジ ャ カ ル タ で 開 催 予 定 で あ る 。 このように、本事業実施期間終了後も、引き続き海外研究機関とのネットワークを継続 して拡大・発展させる。 ③ 本事業で支援した若手研究者の研究人材としての将来性について 本事業で支援した若手研究者 9 名(準派遣者含む)のうち、5 名の若手研究者が他機 関の助教・研究員等として雇用され(下記参照:うち 2 名は事業実施中、3 名は実施後 に着任)、文理融合アプローチに支えられた持続型生存基盤研究を継続して推進し、我 が国の将来的な国際戦略を牽引する人材として成長することが期待される。 ・慶應義塾大学文学部・助教に着任(事業実施中)。 ・総合地球環境学研究所・プロジェクト研究員に着任(事業実施中)。 ・軍縮・不拡散の分野、核軍縮・不拡散に関する研究業績が評価され、国連アジア太平 洋平和軍縮センターの国連ボランティア職員として着任した(事業実施後)。 ・本事業で派遣した派遣先機関(マルティン・チョウタリ研究所)に派遣中の研究内容 を 高 く 評 価 さ れ 、 同 研 究 所 に 研 究 員 ( Senior Researcher) と し て 着 任 し た ( 事 業 実 施 後)。 ・タイ民主化、労働運動、司法の政治的役割に関する研究業績が評価され、三重大学人 文社会学部・非常勤講師およびタイ・タマサート大学政治学部・客員研究員に着任し た(事業実施後)。 このように、本事業で支援した若手研究者は研究人材として高く評価されている。 6 様式1【公表】 (資料1) 資料1 実施体制 ① 事業実施体制 フ リ ガ ナ 担当研究者氏名 所属機関 所属部局 職名 (身分) 専門分野 備考 主担当研究者 イシカワノボル 石川 登 京都大学 東南アジア研究所 教授 社会人類学 京都大学 ア ジ ア・ア フ リ カ 地 域 教 授 研究研究科 生態人類学 京都大学 ア ジ ア・ア フ リ カ 地 域 教 授 研究研究科 歴史人類学 京都大学 ア ジ ア・ア フ リ カ 地 域 教授 研究研究科 人類学 京都大学 ア ジ ア・ア フ リ カ 地 域 教授 研究研究科 イスラーム学 言語文化研究科 ウルドゥー文学 担当研究者 キムラ ダイジ 木村 大治 タナベ アキオ 田辺 明生 シゲタ マサヨシ 重田 眞義 トウナガ ヤスシ 東長 靖 ヤマネ 山根 ソウ E A A E 聡 E 大阪大学 教授 ( H24.11追 加 ) ( H24.11追 加 ) ( H25.4追 加 ) 計6名 ② 相手側となる海外の研究機関と研究者 国名 マレーシア インドネシア インド トルコ エチオピア カメルーン アメリカ イギリス オランダ イギリス パキスタン インド インドネシア インドネシア アメリカ イギリス ドイツ イギリス ウズベキスタン イギリス ネパール タイ 職名 備考 (身分) 教授 サラワク大学 Abdul Rashid 教授 ボゴール農科大学 Baski 教授 デリー大学社会学部 Abhijit Dasgupta アンカラ大学神学部 メ フ メ ト・レ チ ュ ベ ル 教 授 アジスアベバ大学社会科学部 Gebre Yntiso Deko 教 授 教授 ヤウンデ第一大学教養文学社会科学部 Ngima Godefroy 准教授 コーネル大学東南アジアプログラム Eric Tagliacozzo 准教授 ロンドン大学政治経済学院 Tirthankar Roy 教授 ライデン大学アフリカ研究センター Jon Abbink 研 究 主 任 ( H25.1追 加 ) マークフィールド高等教育研究所 Abdullah Sahin ジャマーアテ・イスラーミー政党本部附 ラフィーユッディ 教授 ( H25.1追 加 ) 属図書館 ーン・ハーシュミー ジャワハラール・ネルー大学 教授 Swaran Singh ( H25.1追 加 ) リアウ大学 講師 Ahmad MUHAMMAD ( H25.1追 加 ) タンジュンプラ大学 教授 Gusti Z. Anshari ( H25.1追 加 ) ワシントン州立大学 教授 Barry S.Hewlet ( H25.1追 加 ) ロンドン大学東洋アフリカ研究所 教授 Graham Davies ( H25.4追 加 ) フロベニウス研究所 Sophia Thubauville 研 究 員 ( H25.6追 加 ) レスター大学 地理学部 上 級 講 師 ( H25.6追 加 ) Alexis Comber 国際乾燥地農業研究センター Kristina Toderich 教 授 ( H25.6追 加 ) ケ ン ブ リ ッ ジ 大 学 ロ ー タ ー パ ク ト 国 際 Marc Weller 教授 ( H25.9.10追 加 ) 法研究センター マルティン チョウタリ セリアタマン 研究員 ( H26.4追 加 ) チュラロンコーン大学 政治学部 Siripan Nogsuan 准教授 ( H26.4追 加 ) Sawasdee 研究機関名 相手側研究者氏名 計 22 7 機関 様式1【公表】 資料2 (資料2) 若手研究者の人材育成にかかる資料 (1)若手研究者の選抜方針・基準、選抜方法の概要 ○選抜方針・基準 本事業で派遣する若手研究者の選考基準は以下の通りである。 (1) ア ジ ア ・ ア フ リ カ 地 域 研 究 に お い て 、 す で に 十 分 な 実 績 を あ げ て い る か 。 (2) 海 外 派 遣 に よ り 期 待 さ れ る 理 論 的 展 開 に 関 し て 明 確 な 見 通 し が あ る か 。 (3) 受 入 機 関 や 受 入 研 究 者 は 、 渡 航 計 画 の 目 的 や 内 容 か ら み て 適 切 か 。 (4) 国 際 的 な デ ィ ベ ー ト を 活 発 に 行 う 言 語 力 を 身 に つ け て い る か 。 (5) 英 語 圏 あ る い は フ ラ ン ス 語 圏 に お け る 査 読 付 き 学 術 雑 誌 に 論 文 を 掲 載 す る 現 実 的 可 能 性があるか。 (6) ア ジ ア ・ ア フ リ カ 地 域 研 究 を 担 う 国 際 的 な 研 究 者 と な る こ と が 期 待 さ れ る か 。 ○選抜方法 6 名の主担当研究者・担当研究者によって構成される選考委員会において、若手研究者が 作成・提出した渡航計画に基づいて審議・選考する。選考基準は上記の通りであり、選考 にあたっては下記の手続きを経る。 (1) 選考前 本 事 業 の 趣 旨 を 本 事 業 の 対 象 と な る 若 手 研 究 者 ( 45 歳 以 下 の 准 教 授 、 助 教 、 研 究 員 、 博 士 後期課程院生等)に周知するために、メールによる案内を行う。これに基づいて、若手研 究者に渡航予備計画を作成・提出させ、担当研究者と若手研究者による事前相談会を開催 する。事前相談会では、渡航目的が本事業の趣旨にかなったものであるかどうかを確認す るとともに、若手研究者のニーズと派遣機関から入手する若手研究者受入体制に関する情 報に基づいて、渡航計画に関してさまざまなオプションをアドバイスし、必要に応じて若 手研究者に計画の改善を求める。 (2) 選考 若手研究者に渡航計画を作成・提出させ、担当研究者によって構成される選考委員会にて 選考する。担当研究者は派遣機関および受入研究者に受入の可否を打診し、受入の了承を 得るとともに、選考結果を若手研究者に通知する。必要に応じて、渡航計画に対する指摘 事項を付与し、本事業による派遣をより有益なものに改善させる。 (2)若手研究者海外派遣時の支援体制の概要 (若手研究者の海外派遣が促進されるよう組織としてどのようなバックアップ体制を とったかについて記載してください。) ○派遣前 若手研究者と担当研究者が事前に相談のうえ派遣計画をたて、派遣申請に基づいて担当職 員が派遣手続きを実施する。京都大学では、全学組織である国際交流推進機構ならびに国 際交流センターで取りまとめた「国際交流安全ガイド(渡航編)」を用い、渡航前の危機 管理教育を徹底して行なっている。さらに、アジア・アフリカ地域研究研究科は学生・教 職 員 の 海 外 渡 航 時 に お け る 事 故 等 不 測 な 事 態 へ の 対 策 の 一 環 と し て 、日 本 ア イ ラ ッ ク の「 危 機管理支援システム」に加入しており、これらにより、安全確保と危機管理には万全を期 している。 ○派遣中 担 当 研 究 者 が 中 心 と な っ て 、 派 遣 機 関 や 受 入 研 究 者 お よ び 若 手 研 究 者 と E-mail や 携 帯 電 8 様式1【公表】 (資料2) 話 、衛 星 電 話 等 で 定 期 的 に 交 信 し 、安 全 を 確 認 す る と と も に 、研 究 の 進 捗 状 況 を 把 握 す る 。 また担当研究者は担当職員と連携して、安全管理・危機管理体制を構築する。 ○派遣後 若手研究者に、帰国後速やかに帰国報告書を作成・提出させ、各派遣における目的の達成 度や反省点、今後の渡航における課題と目標を話し合うとともに、当プログラムのホーム ページに公開する。これらによって安全確保と危機管理についての最新の情報を蓄積・更 新する。 (3)若手研究者海外派遣計画の見直し(増減)状況とその理由 本 事 業 で 派 遣 し た 若 手 研 究 者 の う ち 、下 記 の と お り 派 遣 計 画 見 直 し を 行 っ た( 1 名 削 減 、2 名準派遣、2 名追加)。未定であったアンカラ大学派遣予定者 1 名を諸般の事情により削 減、また、2 名が本事業の実施中に就職が決定し、所属機関変更等に伴って長期間の派遣 の継続が困難となったため、準派遣となった。本事業に基づく若手研究者の研究活動等が 高 く 評 価 さ れ て 就 職 に つ な が っ た と い え る 。こ れ ら 1 名 の 減 少 お よ び 2 名 の 準 派 遣 に よ り 、 2 名の追加選抜および派遣を開始し、本事業を滞りなく遂行した。 ・未定(削減) ・準派遣者① 派 遣 日 数 : 18 日 間 平 成 26 年 4 月 1 日 付 慶 應 義 塾 大 学 文 学 部・助 教 着 任 に 伴 い 、派 遣 の 継 続 が 困 難 と な ったため ・準派遣者② 派 遣 日 数 : 87 日 間 平 成 26 年 4 月 1 日 付 総 合 地 球 環 境 学 研 究 所・プ ロ ジ ェ ク ト 研 究 員 着 任 に 伴 い 、派 遣 の継続が困難となったため ・派遣者⑥(追加) 派 遣 日 数 : 300 日 間 ・派遣者⑦(追加) 派 遣 日 数 : 310 日 間 (4)若手研究者の育成にかかる成果の概要 ① 派遣された若手研究者の成果 ( 資 料 4 に 記 載 す る よ う な 研 究 成 果 の 発 信 状 況 等 だ け で は な く 、将 来 的 に 主 要 な 研 究 者 と し て の 活 躍 が 見込まれるか等の観点も含めて記載してください。) 京都大学は「地球社会の調和ある共存」を基本目標の一つとして掲げており「国際的な プロジェクト研究や共同事業」、「地球環境問題の世界水準の研究」の推進を奨励してい る。本プロジェクトでは、特に「生存基盤」を鍵概念として、文理融合、さらには通分野 的研究の推進を派遣研究者にも求めた。渡航前の各自のプロジェクト進捗状況説明会、そ して渡航後の国際セミナーにおける研究発表においては、地域や研究分野を異にする研究 者からのコメントを常に受けながら、従来の研究にない視点の獲得につとめ、英語による 発表は今後の国際的活動の礎となっている。 本派遣プロジェクトは、単に各自の研究者の派遣と学びの総和をこえ、「生存基盤」研 究に関するグループ・プロジェクトとしての性格を色濃くもつものとなった。これらの学 的体験は、派遣者の今後もそれぞれの研究キャリアのなかで基本的な土台となるものと期 待されるものである。 ② 派遣した機関・組織の成果 9 様式1【公表】 (資料2) (機関等として組織的に若手研究者を育成する枠組みが構築されたか、機関等の研究者の評価におい て、海外での研究実績を重視するシステムが構築されたか等の観点も含めて記載してください。) 京都大学東南アジア研究所、アフリカ地域研究資料センター、大学院アジア・アフリカ地 域 研 究 研 究 科 に お い て は 、研 究 者 の 採 用 時 お よ び 採 用 後 に 定 期 的 な 業 績 評 価 を 行 っ て い る 。 いずれの部局も海外でのフィールドワークを根幹とする地域研究を担う部局であり、海外 での研究実績は、採用時において必須であるばかりでなく、採用後の業績評価においても きわめて重要な位置づけを与えられている。 これらの部局の研究者は頻繁に、またある程度の期間にわたって、アジア・アフリカの 諸国を訪問し、フィールドワークに従事するとともに、セミナーやワークショップを開催 している。海外における研究調査の拠点として、東南アジア研究所、アフリカ地域研究資 料センター、大学院アジア・アフリカ地域研究研究科は協力体制のもと、ミャンマー、ラ オス、カンボジア、マレーシア、インドネシア、ナミビア、ザンビア、タンザニア、ケニ ア、カメルーン、エチオピアにフィールド・ステーションを設置しているほか、東南アジ ア研究所は、バンコクとジャカルタに海外連絡事務所を設置している。当該部局に属する 研究者は、これらのフィールド・ステーションおよび海外連絡事務所を管理運営し、それ を利用した国際共同研究を展開することが、日常的な業務の一環として義務づけられてい る。そこでの活動が、業績評価においてもきわめて重要な位置づけを与えられていること はいうまでもない。 海外での研究実績、特に、留学経験や国際共同研究経験は、採用時および採用後の昇進 に お い て も 重 要 視 さ れ て い る 。 た と え ば 、 東 南 ア ジ ア 研 究 所 に お い て は 、 11% の 常 勤 教 員 が 外 国 人 で 、 か つ 常 に 5-6 人 の 外 国 人 客 員 研 究 員 が 滞 在 し て い る 。 所 員 会 議 へ の 出 席 は 外 国 人 客 員 研 究 員 に も 義 務 化 さ れ て お り 、そ こ で の 使 用 言 語 は 英 語 と な っ て い る 。ま た 26% の常勤教員が外国(アメリカ)にて博士号を取得している。 さらに、海外の査読付き学術雑誌での論文発表や、英文でのモノグラフの出版、また海 外の学界や研究会での報告は盛んに行われており、教員評価においても、そうした研究成 果の世界的発信は極めて重視されている。 このように海外での研究実績は、京都大学東南アジア研究所、アフリカ地域研究資料セ ンター、大学院アジア・アフリカ地域研究研究科においては、きわめて当然かつ必須のも のであり、教員評価においても、重要な位置づけを与えられている。逆に言うと、海外で の研究実績がないものは、採用をされることはありえないし、また昇進もできないシステ ムが既に確立している。 将 来 的 な 教 員 評 価 に お い て も 、海 外 で の 研 究 実 績 、特 に 国 際 共 同 研 究 お よ び 成 果 発 表 は 、 さらに重要な位置づけが与えられることになることは確実である。 10 様式1【公表】 (資料2) (5)若手研究者の派遣実績の詳細【 氏 名 の み 非 公 表 】 ※派遣者毎に作成すること。 派遣者①: 助教 (当該若手研究者の国際共同研究における役割を含めた具体的な研究活動) 「 ア ジ ア・ア フ リ カ に お け る 持 続 型 生 存 基 盤 の 発 展 に 寄 与 す る も の つ く り 研 究 の 可 能 性 」 アジア、アフリカに暮らす人びとは、地域の自然環境、コミュニティ内の社会関係、さ らには外部との交流にあわせて、日々の生活に必要なもの(=日用品)をつくりだして きた。この研究では、ローカルな技術的実践とグローバルな環境変化や社会的な制度が 交差する場としてのものをつくる身体(技法)に注目し、コミュニティにおける知(= 在来知)の共有と配分の過程を描き出すことによって、アジア・アフリカにおける持続 型生存基盤の発展に寄与することをめざす。 (具体的な成果) 次 の 2 点 に 留 意 し て 研 究 課 題 を 遂 行 し た:① 学 術 交 流( 共 同 研 究 / 恊 働 )② 研 究 発 信( 学 会発表)。①:エチオピア南部で栽培されているバショウ科植物エンセーテをめぐる人 々の在来知の共有と配分についての研究成果を、エチオピア西南部にあるコミュニティ 博物館で発信することを目的に、ドイツのフロベニウス研究所、フランス社会科学高等 研究院、ライデンにあるアフリカ研究所スタッフと民族資料の収集と展示について議論 を重ねた。また、各国の民族博物館を訪問しその博物館に勤める学芸員と民族資料の提 示方法とイメージ形成について意見交換をおこなった。エチオピアでは、アジスアベバ 大学エチオピア研究所と南オモ研究センターのスタッフと資料収集や展示準備をすす め 、 2013、 2014 年 度 に 各 一 回 ず つ 展 示 を 開 催 し た 。 ② : ド イ ツ 、 フ ラ ン ス 、 ブ ー タ ン に おける研究集会おいて、日々の生活に必要なもの(土器などの工芸品やエンセーテの繊 維製品)をめぐる在来知について発表をおこなった。なかでも、ブータンで開催された 国際民族生物学会では、多くの国(ウガンダ、アメリカ、イギリス、オーストラリア、 フランス、台湾、タイ、中国、カメルーンなど)の研究者や実務家が植物を利用した製 品つくりやその展示について関心があり、グローバルな環境変化における在来知の再編 について意見交換を行った。 最終年度には、学術交流をおこなってきたドイツとフランスの研究者を招聘し、 「 Reflecting Local Knowledge to Global Context: The development of a sustainable humanosphere in Asia and Africa( 在 来 知 が グ ロ ー バ ル な 文 脈 で あ ら わ れ る と き ) 」 と いうテーマで国際ワークショップのひとつのセッションを組織した。シンポジウム開催 中には、京都大学博物館においてエチオピアで実施した展示を開催し、一般向けのサロ ントークを実施して意見交換を行い、研究成果を広く社会に還元した。 派遣先 (国・地域名、機関名、部局名、受入研究者) 派遣期間 合計 平 成 24 年 度 平 成 25 年 度 平 成 26 年 度 エ チ オ ピ ア ア ジ ス ア ベ バ 大 学 、社 会 科 学 部 、 学 部 長 Gebre Yntiso Deko 博 士 62 日 170 日 26 日 258 日 オ ラ ン ダ ・ ラ イ デ ン 、ラ イ デ ン 大 学 、ア フ リ カ 研 究 セ ン タ ー 、 Jon Abbink 博 士 10 日 0日 0日 10 日 ド イ ツ・フ ラ ン ク フ ル ト 、フ ロ ベ ニ ウ ス 研 究 所 、 研 究 員 Sophia Thubauville 博 士 0日 24 日 0日 24 日 0日 9日 0日 9日 0日 4日 0日 4日 0日 0日 17 日 17 日 フ ラ ン ス・マ ル セ イ ユ 、社 会 科 学 高 等 研 究 院ノルベルトエリアスセンター(情報収 集) ス ー ダ ン・ジ ュ バ 、ジ ュ バ 大 学( 情 報 収 集 ) ブ ー タ ン ・ ブ ム ナ ン 、ウ ゲ ン ・ ワ ン チ ュ ク 環 境 保 全 協 会 ( UWICE) ( 情 報 収 集 ) 11 様式1【公表】 (資料2) 派遣者②: 研究員 (当該若手研究者の国際共同研究における役割を含めた具体的な研究活動) 「 現 代 イ ン ド に お け る 発 展 径 路 と デ モ ク ラ シ ー:核 軍 備・原 子 力 エ ネ ル ギ ー 政 策 の 変 容 」 冷 戦 後 の 核 不 拡 散 体 制 は グ ロ ー バ ル な 核 の ガ バ ナ ン ス と へ 変 貌 を 遂 げ つ つ あ る 。他 方 で 、 発展経路とデモクラシーの台頭するインドは、政治・軍事大国化を志向する政権交代を 契機として核実験を実施し、かつ核兵器保有国宣言を行って、同体制に挑戦する形とな った。その結果、悪化した両者の関係が、米印原子力協力協定の締結を契機として良好 な関係に至るダイナミクスを解明する。 (具体的な成果) 過去二年間のインド、イギリス滞在研究で得たインドとの原子力協力に関する英国の認 識や対応、理論研究ないしは構造的分析を行ったことを踏まえて研究課題完成に向けて の 布 石 と し て 、 “ Japan-India Civil Nuclear Energy Cooperation:Implications of the New BJP Government” と い う 題 目 で 論 文 を イ ン ド 関 係 の ワ ー キ ン グ ペ ー パ ー に 寄 稿 し た 。 最終年度はすでに十分に必要資料が収集できていたため渡航こそ行わなかったが、論文 をとりまとめたことにより最終国際シンポジウムでのセッション内容に向けて熟考し、 「 Development and Democracy in Contemporary India: Transformation of Nuclear Armament and Nuclear Energy Policies( 現 代 イ ン ド に お け る 発 展 経 路 と デ モ ク ラ シ ー :核軍備と原子力エネルギー政策の変容)」というテーマで国際ワークショップのひと つのセッションを組織し、研究課題を総括・完成させることができた。 派遣先 (国・地域名、機関名、部局名、受入研究者) 派遣期間 平 成 24 年 度 平 成 25 年 度 平 成 26 年 度 合計 イ ギ リ ス・ロ ン ド ン 、ロ ン ド ン 大 学 東 洋 ア フ リ カ 研 究 所 ( SOAS) 、 Graham Davies 教 授 イ ン ド ・ デ リ ー 、ジ ャ ワ ハ ラ ー ル ・ ネ ル ー 大 学 、 国 際 学 部 、 Swaran Singh 教 授 0日 163 日 0日 163 日 32 日 0日 0日 32 日 ア メ リ カ・ワ シ ン ト ン 、ブ ル ッ キ ン グ ス 研 究所、図書館(資料収集) 10 日 0日 0日 10 日 0日 182 日 0日 182 日 イ ギ リ ス・ケ ン ブ リ ッ ジ 、ケ ン ブ リ ッ ジ 大 学、ローターパクト国際法研究センター、 Marc Weller 教 授 派遣者③: 研究員 (当該若手研究者の国際共同研究における役割を含めた具体的な研究活動) 「マウドゥーディーの出版活動と思想―パキスタンにおけるイスラーム復興とウルドゥ ー 語 ― 」本 研 究 は パ キ ス タ ン の 国 語 と イ ス ラ ー ム 思 想 を 担 う 出 版 文 化 が ど の よ う に 拡 大 し て き た か 、宗 教 家 マ ウ ド ゥ ー デ ィ ー( 1903-1979)の 書 籍 を 題 材 に 、そ の 史 的 展 開 を 追 うものである。具体的には、マウドゥーディーが出版物をどのように使い、何を広めて き た の か を 問 う た め 、宗 教 書 を 例 に そ の モ ノ と 思 想 コ ン テ ン ツ を 明 ら か に す る 。さ ら に 、 宗教と言語がどのような関係にあるのか、ウルドゥー語の単語の選択をアラビア語、ペ ルシア語の関係性から実証する。以上の段階を経て、ウルドゥー語のメディアに乗るイ スラームの性質を問うことが、本研究の目的である。 (具体的な成果) パキスタンでは、イスラーム党本部図書館を拠点として、ウルドゥー語出版に関わる臨 地 研 究 を お こ な っ た 。ま た 、成 果 報 告 と し て 、2014 年 2 月 に パ ン ジ ャ ー ブ 州 の 南 部 に あ る都市ムルターンのバハーウッディーン・ザカリヤー大学に訪問する機会を頂いた。同 大 学 で は 、報 告 者 と 報 告 者 の 日 本 に お け る 担 当 研 究 者 で あ る 山 根 聡 大 阪 大 学 教 授 に 加 え 、 政治・経済・文化などの分野で日本を代表するパキスタン研究者らが「日本におけるパ キ ス タ ン 研 究 2014」と い う 国 際 セ ミ ナ ー に お い て 発 表 を 行 っ た 。報 告 者 は 本 派 遣 で の 成 果の途中経過とともに、南アジアにおけるイスラームの聖典クルアーンの解釈書につい 12 様式1【公表】 (資料2) て、南アジアの諸言語の観点から研究発表をおこなった。このセミナーは現地の新聞で も大きく取り上げられ、研究成果を広く発信することができた。 イギリス・マークフィールド高等教育研究所では主に研究室や図書館で資料収集を行っ た 。同 図 書 館 は 、マ ウ ラ ー ナ ー・マ ウ ド ゥ ー デ ィ ー に 関 す る ウ ル ド ゥ ー 語 の 書 籍 を 初 め 、 アラビア語、英語の図書を中心に所蔵されている。特にイスラーム金融系の書籍やウル ドゥー語の雑誌については幅広いコレクションが収められている。同時に、人脈形成の 面 に お い て は 、 イ ス ラ ミ ッ ク ・ フ ァ ウ ン デ ー シ ョ ン の 研 究 所 長 で あ る Dr. マ ナ ー ジ ル ・ ア フ サ ン ・ ギ ー ラ ー ニ ー 教 授 や ,同 研 究 所 を 創 設 し た Dr. フ ル ス ィ ー ド ・ ア フ マ ド 教 授 らに面会し、複数回にわたってインタビューをとることが出来た。両氏は、マウドゥー ディーの生前をよく知り、学術・出版面での活動に関わってきた。さらに、同研究所は イギリス国内のイスラーム関係の研究所の一大拠点として認知されており、イギリス国 内に居ながらにして各地の研究者と会うことが出来た。特にマウドゥーディーの啓典解 釈 書 を 英 訳 し 、 自 身 も 啓 典 解 釈 学 者 と し て 著 名 な A.R. キ ド ウ ィ ー 教 授 と 面 会 し 、 私 の 研究に関して数々の有益なアドバイスをいただけたことは研究課題に大いに役立った。 キャンパス内のカンファレンスホール等では週末には各種団体が講演会や研究合宿を開 催しており、それらの活動にも参加した。また、研究所内で行われた聖典クルアーンの 勉強会やアラビア語講座などにも参加し、英語圏におけるイスラーム学の修得・学習の 過程を垣間見ることが出来た。 2014 年 8 月 に は 、ダ ラ ム 大 学 の 国 際 ワ ー ク シ ョ ッ プ に 参 加 し た 。ダ ラ ム 大 学 で は イ ス ラ ーム経済を先行する研究員や大学院生を前に、マウラーナー・マウドゥーディーの経済 関 係 の 書 籍 に 関 す る 発 表 を 行 っ た 。さ ら に 、2014 年 9 月 に は 研 究 所 内 の 博 士 課 程 の 教 員 や院生を前に、研究発表を行った。この場では南アジアにおける啓典解釈学の展開につ いて発表し、活発な議論を交わすことが出来た。 研究全体としては、予定していた研究テーマについての資料収集と分析、人脈作りを行 い そ の 成 果 が 2015 年 2 月 の 最 終 国 際 ワ ー ク シ ョ ッ プ の 場 で 「 Maulana Maududi’ s Publication Activity and his Thoughts: A Study of Islamic Revival and the Urdu Language in Pakistan( 宗 教 家 マ ウ ラ ナ ・ マ ウ ド ゥ ー デ ィ ー の 出 版 活 動 と 思 想 ― パ キ ス タンにおけるイスラーム復興とウルドゥー語)」としてセッションを組織し、総括を行 うことができたため、概ね研究目標が達成されたといえる。 派遣先 (国・地域名、機関名、部局名、受入研究者) パ キ ス タ ン ・ ラ ホ ー ル 、ジ ャ マ ー ア テ ・ イ ス ラ ー ミ ー 政 党 本 部 附 属 図 書 館 、ラ フ ィ ー ユッディーン・ハーシュミー教授 イ ギ リ ス・ロ ン ド ン 、マ ー ク フ ィ ー ル ド 高 等 教 育 研 究 所 イ ス ラ ミ ッ ク・フ ァ ウ ン デ ー シ ョ ン 、 Abdullah Sahin 教 授 ト ル コ・イ ス タ ン ブ ー ル 、イ ス タ ン ブ ー ル ・ メ デ ニ イ ェ ト 大 学 、附 属 図 書 館( 資 料 収 集) タ イ ・ バ ン コ ク 、チ ュ ラ ロ ン コ ン 大 学 、附 属図書館(資料収集) 派遣期間 合計 平 成 24 年 度 平 成 25 年 度 平 成 26 年 度 19 日 185 日 0日 204 日 13 日 0日 138 日 151 日 3日 0日 0日 3日 3日 0日 0日 3日 0日 5日 0日 5日 ブ ル ネ イ・バ ン ダ ル ス リ ル ガ ワ ン 、ス ル タ ン・オ マ ル・ア リ ー・サ イ フ ッ デ ィ ー ン イ スラーム研究所(情報収集) 13 様式1【公表】 (資料2) 派遣者④: 准教授 (当該若手研究者の国際共同研究における役割を含めた具体的な研究活動) 「バイオマス利用と水循環の改変に伴う環境破壊を未然に防ぐための国際的な制度設 計」インドネシア、スマトラ州プカンバル周辺の泥炭湿地及び中央アジア・アラル海流 域を対象とする。上記二つの地域に共通することは,元来バイオマス生産のポテンシャ ルを有していたものの開発出来ずにいた地域であり、かつ開発という名の自然改変が進 むと徐々に負の遺産が大きくなり将来的には放棄される可能性が高い地域である。世界 各地の水循環の改変に伴う環境破壊を未然に防ぐ方法を探究するためにも、対象地域に おける環境改善は重要な意味を持ち、科学的見地に基づいた国際的な制度設計が不可欠 であるため、制度設計を研究解明する。 (具体的な成果) インドネシア滞在では主にペカンバル・リアウ大学理学部にて、アフマッド・ムハンマ ド講師と天然林から人工林への変化が周辺環境に及ぼす影響に関する研究打合せを行っ た。また、リアウ州北部に位置するバイオスフェアリザーブにて、泥炭地からの温暖化 ガ ス 排 出 に 関 す る 現 地 調 査 と 観 測 を 行 っ た 。ウ ズ ベ キ ス タ ン で は 関 連 研 究 機 関 を 訪 問 し , 研 究 課 題 の 完 成 に 有 効 な 議 論 行 う こ と が 出 来 た 。 ま た “ The 2nd International Conference on Arid Land Studies” に 出 席 し 、 情 報 収 集 と 意 見 交 換 を 行 っ た 。 2014 年 12 月 の ペ ル ー で は 、気 候 変 動 枠 組 条 約 第 20 回 締 約 国 会 議( COP20)の サ イ ド イ ベ ン ト 及 び 2014 Global Landscapes Forum 国 際 林 業 研 究 セ ン タ ー ( CIFOR) セ ッ シ ョ ン に 参 加 し 、 情報発信と情報収集の両方を積極的に行った。 最 終 年 度 に は 、 「 Institutional Design to Prevent Environmental Degradation caused by Biomass Utilization and Hydrological Change( バ イ オ マ ス 利 用 と 水 循 環 の 改 変 に 伴う環境破壊を未然に防ぐための国際的な制度設計)」というテーマで国際ワークショ ップのひとつのセッションを組織し、その後もインドネシア・リアウ大学ではアフマッ ド氏、インドネシア科学院ではバンバン氏との国際共同研究を継続して行い、本事業に おける 3 年間の現地調査及び最終国際ワークショップの発表での討論を地域社会に還元 することができ、活動目的に沿う研究が達成できた。 派遣先 (国・地域名、機関名、部局名、受入研究者) 派遣期間 合計 平 成 24 年 度 平 成 25 年 度 平 成 26 年 度 10 日 36 日 20 日 66 日 0日 26 日 0日 26 日 0日 18 日 0日 18 日 0日 8日 6日 14 日 0日 9日 0日 9日 タ ジ キ ス タ ン・ド ゥ シ ャ ン ベ 、ド ゥ シ ャ ン ベ市役所(資料収集) 0日 7日 0日 7日 イ ン ド ネ シ ア・ジ ャ カ ル タ 、イ ン ド ネ シ ア 科学技術院(資料・情報収集) 0日 13 日 41 日 54 日 マ レ ー シ ア・ペ ナ ン 、マ レ ー シ ア 科 学 大 学 (情報収集) 0日 9日 日 9日 マ レ ー シ ア ・ ビ ン ツ ル 、ビ ン ツ ル 村 落( 資 料・情報収集) 0日 7日 5日 12 日 イ ン ド ネ シ ア・リ ア ウ 、リ ア ウ 大 学 生 態 学 部 、 Ahmad MUHAMMAD 講 師 イ ン ド ネ シ ア・ポ ン テ ィ ア ー ナ 、タ ン ジ ュ ン プ ラ 大 学 、湿 地 帯 住 人 と 生 物 多 様 性 セ ン タ ー 、 Gusti Z. Anshari 教 授 イ ギ リ ス・レ ス タ ー 、レ ス タ ー 大 学 地 理 学 部 、 地 理 情 報 学 科 上 級 講 師 Alexis Comber 博士 ウ ズ ベ キ ス タ ン・タ シ ュ ケ ン ト 、国 際 乾 燥 地 農 業 研 究 セ ン タ ー 、 砂 漠 環 境・水 資 源 部 門 長 Kristina Toderich 博 士 キ ル ギ ス・ビ シ ケ ク 、キ ル ギ ス 共 和 国 科 学 院(資料収集) 14 様式1【公表】 (資料2) ペ ル ー・リ マ 、ウ エ ス テ ィ ン リ マ ホ テ ル コ ンベンションセンター等(国際会議参加) 0日 0日 27 日 27 日 0日 0日 14 日 14 日 0日 0日 8日 8日 ウ ズ ベ キ ス タ ン 、乾 燥 農 業 研 究 セ ン タ ー 実 験農場(現地調査) 0日 0日 1日 1日 イ ン ド ネ シ ア・国 際 林 業 セ ン タ ー( 資 料 収 集) 0日 0日 1日 1日 インドネシア・タンジュンラバン村役場 (現地調査) 0日 0日 4日 4日 イ ン ド ネ シ ア・サ ヌ ー ル パ ラ ダ イ ス ホ テ ル 会議室(国際会議参加) 0日 0日 5日 5日 イ ン ド ネ シ ア・バ ン ダ ア チ ェ・ヘ ル メ ス パ レスホテル会議室(国際会議参加) 0日 0日 3日 3日 マ レ ー シ ア・ク ア ラ ル ン プ ー ル 書 店( 資 料 収集) 0日 0日 2日 2日 イ ン ド ネ シ ア・ポ ン テ ィ ア ナ 、ワ ナ ス ブ ー ルレスタリ社(研究打合せ) 0日 0日 9日 9日 イ ン ド ネ シ ア・ポ ン テ ィ ア ナ 、ワ ナ ス ブ ー ルレスタリ社植林地(現地調査) 0日 0日 14 日 14 日 ウズベキスタン・ドゥシャンベ市内農場 (現地調査) 0日 0日 3日 3日 インドネシア・リアウ大学防災センター (資料収集) 0日 0日 2日 2日 イ ン ド ネ シ ア ・ Tsunami Musiam( 国 際 会 議 参加) 0日 0日 1日 1日 イ ン ド ネ シ ア・ぺ カ ン バ ル 、リ ア ウ バ イ オ マ ス フ ェ ア リ ザ ー ブ 周 辺 泥 炭 地( 現 地 調 査 ・成果還元) ウズベキスタン・サマルカンド州立大学 (資料収集) 派遣者⑤: 研究員 (当該若手研究者の国際共同研究における役割を含めた具体的な研究活動) 「タイ民主化における司法の役割:司法、軍、王室」 現在タイでは、司法の「中立性」や「独立性」に対して疑問を呈する見解が登場してい る。 本研究では、憲法裁判所のみならず、政治職者の刑事裁判を担当する最高裁判所、各種 独立機関(選挙委員会、国家汚職防止取締委員会等)、その他の取締機関をも含めたタ イ司法全体について制度などの特徴を描き出し、「司法ネットワーク」が政治化した原 因を明らかにすることにより、司法の民主化に対する影響を検証することを目的とする ものである。また民主化論一般に対して、新たな視座の提供を試みる。具体的には、以 下の事項を中心に調査・研究を実施する。 ( 1) 法 曹 の リ ク ル ー ト 経 路 ・ 退 官 後 の キ ャ リ ア ( 2) 各 種 裁 判 所 お よ び 独 立 機 関 の 組 織 ・ 予 算 ・ 人 事 ・ 権 限 ( 3) 外 部 政 治 勢 力 と 司 法 と の 関 係 ま た 、王 室 と 司 法 と の 関 係 に つ い て も 1990 年 代 以 前 の 歴 史 的 経 緯 も 踏 ま え た 調 査 を 行 う。 (具体的な成果) コーネル大学はではタイの労働運動のリーダーの方などにインタビューする機会を得 た。また、大学に講演に来た研究者や客員研究員として赴任してきたタイ人研究者らと も人的ネットワークを広げ、積極的に意見交換を行った。文献収集については、司法の 政 治 的 役 割 に つ い て 歴 史 的 側 面 に 注 目 し て 収 集 を 行 い 、1970 年 代 の も の に 関 し て は お お むね収集を完成させた。 15 様式1【公表】 (資料2) 2014 年 8 月 お よ び 9 月 は 、 タ イ 国 の チ ュ ラ ロ ン コ ー ン 大 学 政 治 学 部 の Siripan Nogsuan Sawasdee 教 授 の も と で 研 究 さ せ て 頂 く こ と と な っ た 。 Siripan 教 授 と は タ イ の 選 挙 制 度 に関して、また、ポンサン先生には憲法について情報収集、研究討論を行った。今回の テーマである「タイ司法と民主化」についてのみならず、そこから派生したテーマも含 めて、タイ人のトップクラスの政治研究者がどのような認識であるかを把握できたこと は、今後自分が開拓すべき研究の方向性を見極める上で非常に参考になった。また、附 属図書館及び憲法裁判所の図書館でも資料収集を行った。加えて、タイでは非常に多く セ ミ ナ ー が 開 催 さ れ て い た た め 、こ れ ら の セ ミ ナ ー に 積 極 的 に 参 加 し た 。2014 年 9 月 に は京都大学東南アジア研究所バンコク事務所にて開催された「第 4 回バンコク東南アジ ア研究会」において、タイのクーデタと司法との関係について発表を行った。 タ イ で は 、2014 年 5 月 の ク ー デ タ 以 降 、暫 定 政 権 に よ る 情 報 統 制 に つ い て 色 々 と 聞 い て いたため、研究状況について心配していたが、主担当研究者や頭脳循環事務局と綿密に 連絡を取り合い安全管理に努めた。同時に、現地タイ人の学生、研究者や知識人らが積 極的に政治の話をしてくれたことに感謝している。地域研究の伝統校であるコーネル大 学での研究は有意義なものであったが、やはり「現場」であるタイでのフィールドワー クは、非常にエキサイティングかつ重要なデータ収集ができた。 本研究課題はタイ司法と民主化、しかも司法の歴史的側面までカバーするという非常に 大 き な テ ー マ で あ る 。 最 終 年 度 に は 、 「 Democratization in Thailand- Constitution, Court, People's Movement( タ イ の 民 主 化 : 憲 法 、 司 法 、 改 革 ) 」 と い う テ ー マ で 国 際 ワークショップのひとつのセッションを組織し、4 名のコメンテーターとともに総括を 行った。本プログラムの派遣で得た資料や知見、人脈を活用し、今後のタイの政治学に おける新たな視座を切り開く足掛かりができた。 派遣先 (国・地域名、機関名、部局名、受入研究者) 派遣期間 合計 平 成 24 年 度 平 成 25 年 度 平 成 26 年 度 0日 145 日 112 日 257 日 0日 4日 0日 4日 0日 4日 0日 4日 0日 0日 47 日 47 日 0日 0日 6日 6日 ア メ リ カ ・ イ サ カ 、コ ー ネ ル 大 学 、東 南 ア ジ ア ・ プ ロ グ ラ ム 、 Thak Chaloemtiarana 教授 マ レ ー シ ア・ク ア ラ ル ン プ ー ル 、マ ラ ヤ 大 学東南アジア学部(情報収集) イ ギ リ ス・オ ッ ク ス フ ォ ー ド 、オ ッ ク ス フ ォード大学ケーブルカレッジ(情報収集) タイ・バンコク、チュラロンコーン大学、 政 治 学 部 、 Siripan Nogsuan Sawasdee 教 授 オ ー ス ト ラ リ ア・シ ド ニ ー 大 学 東 南 ア ジ ア 研究センター(国際会議参加) 派遣者⑥: 研究員 (当該若手研究者の国際共同研究における役割を含めた具体的な研究活動) 「首都と地域社会における行政の変化」 ネパールにおいて、押し寄せる経済発展とともに変化する首都と地方社会における行政 に焦点を当てて研究する。特にマオイスト(毛沢東主義者)の活動と彼らの社会的位置 付に着目し、各思想主義が行政と深く関わりを持っているネパールをグローバル社会の 縮図ととらえて、現在と今後の世界を展望する。 (具体的な成果) ネ パ ー ル の マ ル テ ィ ン ・ チ ョ ウ タ リ 研 究 所 に お い て 資 料 収 集 、 Michael Hutt 教 授 と の 意 見 交 換 と 論 文 作 成 を 行 っ た 。 ま た 、 ロ ン ド ン 大 学 東 洋 ア フ リ カ 研 究 学 院 ( SOAS) で は ネ パールでの資料収集より得た現状報告を行い、研究所員及びセイラ・タマン氏と研究打 ち合わせを行った。ネパール、イギリスでの滞在中は最終成果に向けて共同発表を行う 研 究 者 と の 交 流 を 深 め 、 2015 年 2 月 の 最 終 国 際 ワ ー ク シ ョ ッ プ に お い て 「 Rethinking 16 様式1【公表】 (資料2) Maoism in South Asia: Perspectives from Nepal( 南 ア ジ ア に お け る マ オ イ ス ト ( 毛 沢 東主義者)への再考:ネパールの事例から)」というテーマでセッションを組織し、発 表および総括を行った。 派遣先 (国・地域名、機関名、部局名、受入研究者) 派遣期間 合計 平 成 24 年 度 平 成 25 年 度 平 成 26 年 度 ネ パ ー ル ・ カ ト マ ン ド ゥ 、マ ル テ イ ン ・ チ ョ ウ タ リ 研 究 所 、 Michael Hutt 教 授 0日 0日 128 日 128 日 イ ギ リ ス・ロ ン ド ン 、ロ ン ド ン 大 学 東 洋 ア フ リ カ 研 究 学 院( SOAS)、セ イ ラ ・ タ マ ン 氏 0日 0日 172 日 172 日 派遣者⑦: 研究員 (当該若手研究者の国際共同研究における役割を含めた具体的な研究活動) 「現代アフリカにおける持続型生存基盤としての在来犂農耕の可能性」 渡航者はエチオピア中央高原のオロミヤ州南西ショワ県ウォリソ周辺の農村を調査対象 地としてフィールドワークを実施してきた。本研究では、人びとの生存基盤としての犂 農 耕 の 可 能 性 に つ い て 、実 証 的 デ ー タ を 用 い て 総 合 的 に 明 ら か に す る こ と を 目 的 と す る 。 またその結果を他のアフリカ地域での農業実践の事例と比較をすることで、現在アフリ カ各地でおこなわれている、農業開発における犂農耕の有用性と応用の可能性を検証す る。 (具体的な成果) 2014 年 4 月 か ら 5 月 22 日 に か け て の エ チ オ ピ ア 滞 在 で は 、 首 都 の ア ジ ス ア ベ バ で は 、 受け入れ研究者であるアジスアベバ大学のマモ・ヘボ氏と今後の研究計画について打ち 合 わ せ を 行 い と と も に 、JICA エ チ オ ピ ア 事 務 所 で お こ な わ れ た 、農 業 分 野 勉 強 会 で 研 究 テ ー マ を 発 表 し 、農 業 開 発 の 実 務 家 と の 協 議 を 通 じ て 、研 究 計 画 の 研 摩 が で き た 。ま た 、 オロミヤ州南西ショワ県ウォリソ群ディレディラティ村、ガーグレ地区を訪問して、参 与観察と聞き取り調査をおこなった。バルチャ・フィーテ氏の世帯に再び滞在させても らい、牛耕の始まるこの季節の、牛耕の参与観察、畑の作付体系の記録、および犁農耕 に関する近年の変化などについて聞き取り調査を行った。その結果、生存基盤としての 犁農耕を考察するうえでの、新たな栽培植物(ジャガイモ)の導入や、コムギの播種か ら条播への試みという農耕技術の変容という現代的なテーマを発見できた点では、当初 の目標をある程度達成できたと考えている。 2014 年 6 月 か ら の 渡 航 で は 、調 査 地 の 牛 耕 期 間 の 7 月 末 ま で は 、集 中 的 に 犁 農 耕 の 実 証 的データの収集に努め、現代アフリカにおける在来犁農耕を考察するうえでの基礎資料 の蓄積を継続しておこなった。並行して、調査地の犁農耕の特徴を把握するため、調査 地域の農民を連れて、生態環境が異なる近隣の他の地域を訪問し、当該地域の農民を交 え た 、意 見 交 換 を 行 い 、調 査 地 の 犁 農 耕 の 特 徴 を 相 対 化 す る こ と を 試 み た 。 2015 年 2 月 の最終国際ワークショップへ向けて、招へい研究者と共に調査地で犁農耕に関する議論 と、同会議の打ち合わせをおこなった。 2014 年 9 月 か ら は イ ギ リ ス・ロ ン ド ン 大 学 東 洋 ア フ リ カ 研 究 学 院 (SOAS)に お い て 流 動 す るアジア・アフリカ地域の国際情勢を熟知している研究者との討論、情報交換、図書資 料 収 集 を 行 っ た 。ア フ リ カ で の 現 地 調 査 情 報 と SOAS お よ び 周 辺 の 大 学 で 収 集 し た 情 報 を 合わせて 2 月の最終国際ワークショップのセッション内容を企画した。同ワークショッ プではアフリカ・イギリスでの研究交流が実り、両国からの招へい者とともに、アフリ カの犁農耕に関する未来可能性について議論を展開できた。 2015 年 2 月 の 国 際 ワ ー ク シ ョ ッ プ で は 、 「 Ploughing in Africa: Is Animal Traction a Key Resource or a Bypassed Technology?( ア フ リ カ に お け る 犂 農 耕 : 牛 耕 は 主 資 源 か 副資材か?)」というテーマでセッションを組織し、最終成果を総括した。また、引き 続 い て ア フ リ カ に 再 渡 航 し 、国 際 ワ ー ク シ ョ ッ プ の 成 果 を フ ィ ー ル ド (調 査 村 、調 査 地 域 の 農 民 )に 還 元 す る こ と に 加 え て 、 こ の 時 期 に し か 観 察 す る こ と が で き な い 、 犁 農 17 様式1【公表】 (資料2) 耕に関する脱穀作業や、近年農耕体系に組み込まれた換金作物のチャットの収穫や出荷 な ど の 農 作 業 を 観 察 し た 。調 査 地 域 住 民 の み な ら ず 、JICA 関 係 者 お よ び 研 究 者 を 調 査 地 へ招待し、関係者と本事業の研究成果を共有することができ、今後の展望についても積 極的な議論を行うことができた。 派遣先 派遣期間 (国・地域名、機関名、部局名、受入研究者) 合計 平 成 24 年 度 平 成 25 年 度 平 成 26 年 度 エ チ オ ピ ア・ア ジ ス ア ベ バ 、ア ジ ス ア ベ バ 大学、南オモ研究所、マモ・ヘボ教授 0日 0日 18 日 18 日 イ ギ リ ス・ロ ン ド ン 大 学 、東 洋 ア フ リ カ 学 院 、 Kathy Baker 教 授 0日 0日 156 日 156 日 エ チ オ ピ ア・ウ ォ リ ソ 周 辺 村 落( 資 料 収 集 ・成果還元) 0日 0日 136 日 136 日 【 参 考 】 派 遣 期 間 が 300 日 未 満 と な り 、 最 終 的 に 若 手 派 遣 研 究 者 派 遣 実 績 の カ ウ ン ト か ら 除外された者 準派遣者①: 助教 (当該若手研究者の国際共同研究における役割を含めた具体的な研究計画) 「現代アフリカにおけるランドラッシュと地域社会の変容」 エ チ オ ピ ア 国 南 西 部 の サ ウ ス オ モ 県 は 、 国 家 の 再 辺 境 部 に 位 置 し 、「 ア フ リ カ 最 後 の フ ロ ン テ ィ ア 」 と 呼 ば れ て き た 地 域 で あ る 。 こ の 地 域 に は 2000 年 代 の 終 わ り か ら 商 業 農 場 が 整 備 さ れ て い る 。本 研 究 で は 、大 規 模 な 農 場 開 発 が ダ サ ネ ッ チ の 人 び と の 生 活 に 与 え つ つ あ る 影 響 を 総 合 的 に 明 ら か に す る こ と を 目 的 と し 、ま た 、そ の 調 査 結 果 を エ チ オ ピ ア の 他 地 域 や 他 の ア フ リ カ 諸 国 に お け る 農 場 建 設 の 事 例 と 比 較 す る こ と で 、ラ ン ド ラ ッ シ ュ が 契 機 と な っ て アフリカ各地で進行している大規模な社会変動の様相を解明することを目指す。 (具体的な成果) ア ジ ス ア ベ バ 大 学 で は 、資 料 収 集 お よ び 臨 地 調 査 を 行 っ た 。エ チ オ ピ ア 南 部 州 サ ウ ス オ モ 県 の 最 南 端 に 暮 ら す 牧 畜 民 ダ サ ネ ッ チ で の フ ィ ー ル ド 調 査 で は 、2006 年 以 来 、国 内 外 資 本 に よ る 大 規 模 な 土 地 取 得 と 農 場 開 発 が 進 ん で お り 、そ の 現 状 を 把 握 す る た め の 調 査 で あ っ た 。こ の 地 に あ る 5 つ の 農 場 で は ト ウ モ ロ コ シ や 綿 花 な ど を 栽 培 し て お り 、出 荷 も す で に 開 始 し て い る が 、農 場 稼 働 か ら 時 が 過 ぎ る に つ れ て 、地 元 住 民 は 自 分 た ち へ の 利 益 の 享 受 が な い こ と に 不 満 を 募 ら せ て き て お り 、今 後 の 農 場 側 の 対 応 次 第 で は よ り 深 刻 な 対 立 関 係 に 発 展 す る お そ れ が あ る こ と が わ か っ た 。引 き 続 き こ れ ら の 具 体 的 な 事 例 ・ 影 響 を と お し て 、社 会 変 動 の 様相を総合的に明らかにしたい。 派遣先 (国・地域名、機関名、部局名、受入研究者) エ チ オ ピ ア・ア ジ ス ア ベ バ 、ア ジ ス ア ベ バ 大 学 、 社 会 科 学 部 、 Gebre Yntiso Deko 博 士 オ ラ ン ダ ・ ラ イ デ ン 、ラ イ デ ン 大 学 、ア フ リ カ 研 究 セ ン タ ー ( ASC)、 Jon Abbink 博 士 派遣期間 合計 平 成 24 年 度 平 成 25 年 度 18 日 0日 0日 18 日 0日 0日 0日 0日 18 平 成 26 年 度 様式1【公表】 (資料2) 準派遣者②: 研究員 (当該若手研究者の国際共同研究における役割を含めた具体的な研究活動) 「中部アフリカ熱帯林住民の生活史に関する比較研究:貨幣経済の浸透と生業戦略の多様 化」 本 研 究 で は 、グ ロ ー バ ル 化 に 伴 い 、生 業 や 社 会 に ド ラ ス テ ィ ッ ク な 変 化 が 見 ら れ る 中 部 ア フ リ カ の 森 林 居 住 民 の う ち 、外 部 社 会 と の 接 触 の あ り 方 が 対 照 的 な カ メ ル ー ン 東 南 部 の バ カ 人 と 中 央 ア フ リ カ 南 部 の ア カ 人 を 取 り あ げ 、人 口 動 態 、親 族 関 係 、土 地 所 有 、移 動 性 、配 偶 者 選 択 、産 子 数 な ど に 関 す る 一 次 資 料 に 基 づ い て 、生 業 活 動 の 多 様 化 や 定 住 化 に 伴 う ラ イ フ ス タイルの変化が、彼らの生活史戦略にどのような影響を与えているのかを定量的に検討す る。 (具体的な成果) ワ シ ン ト ン 州 立 大 学 に て 、受 入 研 究 者 で あ る バ リ ー ・ ヒ ュ ー レ ッ ト 教 授 と 今 後 の 研 究 方 針 お よ び 調 査 地 相 互 訪 問 の 具 体 的 詳 細 に つ い て 打 ち 合 わ せ を 行 っ た 。ま た 、定 例 研 究 セ ミ ナ ー に おいてカメルーン東南部の狩猟採集民バカにおける経済的不平等の発生に関する講演およ び デ ィ ス カ ッ シ ョ ン を 行 っ た 。そ の 後 、ア フ リ カ 研 究 グ ル ー プ に 属 す る 研 究 者 ・ 大 学 院 生 ら と も 研 究 内 容 に 関 す る 情 報 交 換 を 行 い 、共 同 研 究 の 可 能 性 に つ い て 話 し 合 う と と も に 、学 部 生らを対象にグローバルな発展と人類学およびジェンダーの進化人類学というタイトルで 講 義 を 行 っ た 。こ れ ら を 通 じ て 、本 研 究 課 題 に お い て 掘 り 下 げ る べ き 点 が 明 ら か に な り 、今 後の研究の理論的展開の方向性が明らかにされた。 また、本研究課題にかかる資料・情報収集をフランス国立自然史博物館において行った。 Serge Bahuchet 教 授 と 中 部 ア フ リ カ 熱 帯 林 住 民 の 生 活 史 に 関 す る 比 較 研 究 に つ い て 意 見 交 換し、資料を収集した。 派遣先 (国・地域名、機関名、部局名、受入研究者) 派遣期間 合計 平 成 24 年 度 ア メ リ カ・ワ シ ン ト ン 、ワ シ ン ト ン 州 立 大 学 、 人 類 学 部 、 Barry S.Hewlett 教 授 カ メ ル ー ン・ヤ ウ ン デ 、ヤ ウ ン デ 第 1 大 学 、 教 養 ・ 文 学 ・ 社 会 科 学 部 、 Ngima Mawoung Godefro 教 授 フ ラ ン ス・パ リ 、フ ラ ン ス 国 立 自 然 史 博 物 館(資料収集) 平 成 25 年 度 平 成 26 年 度 9日 61 日 0日 70 日 0日 7日 0日 7日 10 日 0日 0日 10 日 19 様式1【公表】 資料3 (資料3) 国際共同研究の計画概要・方法 (1)実施期間中における研究のスケジュールと実施内容の概要 ①実施期間中における研究のスケジュール 研究の開始にあたっては、必要に応じて派遣先機関に研究担当者を派遣し、持続型生存基 盤研究のためにどのような形で当該機関が活用できるか、研究環境について注意すべき点 はないかなどのチェックをおこなう(事前にメール等で研究環境について派遣先機関と充 分に確認ができた場合は省略可)。そののち、若手研究者を派遣するが、本計画では派遣 先 機 関 に お け る 研 究 と 同 時 に 、現 地 に お け る フ ィ ー ル ド ワ ー ク も 重 要 な 活 動 と 考 え て い る 。 受け入れ研究者と共同して現地での十分なフィールドワークをおこなえるよう配慮する。 派遣期間は、それぞれの若手研究者においておおむね 1 年を予定している。派遣後は、研 究の成果をアウトプットすることが重要となるが、計画の最終年度において持続型生存基 盤に関する国際シンポジウムを開催することを計画しており、若手研究者はそれぞれの研 究 成 果 に 基 づ き 、シ ン ポ ジ ウ ム に お け る セ ッ シ ョ ン の オ ー ガ ナ イ ズ に 中 心 的 役 割 を 果 た す 。 ③ 実施内容の概要 主 担 当 研 究 者 で あ る 石 川 登 (東 南 ア ジ ア 研 究 所 )お よ び 派 遣 者 ④ ・ ⑤ は 、 東 南 ア ジ ア に お け る長期にわたる調査経験と、アメリカにおける研究経歴からの人的ネットワークを生かし て 、ア ジ ア・ア フ リ カ に お け る 持 続 型 生 存 基 盤 研 究 の 統 括 を お こ な っ た 。田 辺 明 生 (ア ジ ア ・ア フ リ カ 地 域 研 究 研 究 科 )と 山 根 聡( 大 阪 大 学 言 語 文 化 研 究 科 )お よ び 派 遣 者 ②・③ は 南 ア ジ ア お よ び 西 ア ジ ア 地 域 に か か わ る 国 際 共 同 研 究 を 、東 長 靖 (ア ジ ア・ア フ リ カ 地 域 研 究 研 究 科 )お よ び 派 遣 者 ⑥ は 西 ア ジ ア に か か わ る 国 際 共 同 研 究 、 木 村 大 治 (ア ジ ア ・ ア フ リ カ 地 域 研 究 研 究 科 )と 重 田 眞 義 (ア ジ ア・ア フ リ カ 地 域 研 究 研 究 科 )お よ び 派 遣 者 ①・⑦ は ア フ リカ地域にかかわる国際共同研究を担当した。 (2)成果の概要 ①海外の研究機関との学術ネットワーク構築面における成果 本 事 業 に お い て 、若 手 研 究 者 9 名( う ち 2 名 は 準 派 遣 者 )が 22 機 関( 4 地 域 、14 ヶ 国 : 東 南 ア ジ ア 5 機 関 、南 ・西 ア ジ ア 6 機 関 、ア フ リ カ 2 機 関 、欧 米 9 機 関 )の 海 外 研 究 機 関 へ 、 また主担当研究者および担当研究者らもマレーシア、イギリス、オランダ、スイス、デン マーク、フランス、インド、エチオピアなどへ赴き、国際共同研究および派遣先における 研究指導、国際セミナー発表、現地フィールドワークを積極的に行い、アジア・アフリカ ならびにヨーロッパにおける持続型生存基盤研究の人的ネットワークおよび学術コミュニ ティを設計・強化し、人的・学術交流を促進した。 本事業は、日本、欧米、そしてアジア・アフリカの三極をもって学的交流のハブとするも のであり、この試みは、文理融合的な視点での議論を可能にすることにくわえ、長期のフ ィールドワークをもとに研究を続けてきたことにより見出される、固有の地域の文脈にそ ったあらたな技術の創造性をより積極的にとらえて発信していくことにつながった。加え て、これらの地域から発信される、在来の技術発展のモデルを提示するとともに、今後も 地域内外の異なる分野の専門家たちの研究ネットワークと有機的にむすびつけられること を期待できる。 ②成果の発信状況等 【平成24年度】 20 様式1【公表】 (資料3) 派 遣 者 ① は ア ジ ス ア ベ バ 大 学 ( エ チ オ ピ ア ) に て 第 18 回 国 際 エ チ オ ピ ア 学 会 に 参 加 し た 。 派 遣 者 ④ も リ ア ウ 大 学( イ ン ド ネ シ ア )に て 国 際 泥 炭 地 セ ミ ナ ー“ International Indonesia Peatland Conversation” に 出 席 す る な ど 、 国 際 学 会 や 研 究 会 に 積 極 的 に 参 加 し 、 国 際 的 な 議論能力とネットワークの強化を図った。 【平成25年度】 昨年度に引き続き、随時開催される関連国際ワークショップと連携し、学術的・人的ネッ トワークの強化と持続型生存基盤研究のための世界的な研究プラットフォーム構築を図っ た 。 派 遣 者 ③ は バ ハ ー ウ ッ デ ィ ー ン ・ ザ カ リ ヤ ー 大 学 ( パ キ ス タ ン )“ Pakistani Studies in Japan” に 担 当 研 究 者 の 山 根 聡 と 共 に 参 加 ・ 発 表 し 、 そ の 様 子 は 地 元 パ キ ス タ ン の 新 聞 等 メ デ ィ ア に 大 き く 取 り 上 げ ら れ た 。ま た 、派 遣 者 ① は 国 際 ワ ー ク シ ョ ッ プ“ out of culture ” や “ Peace and ‘ African Potentials’ ” に 参 加 、 派 遣 者 ④ は タ ジ キ ス タ ン で 国 際 会 議 に参加したほか、現地調査で得た知見を東南アジアセミナー、陸水学会等で積極的にアウ トプットし、国際会議での議論を地域社会に還元することで本プログラムの目的に沿う研 究 が 達 成 で き た 。 さ ら に 派 遣 者 ⑤ は 第 5 回 東 南 ア ジ ア 国 際 会 議 、 東 南 ア ジ ア 学 会 2014、 第 11 回 タ イ 学 会 等 多 く の 研 究 者 と の 意 見 交 換 の 機 会 を 得 て 学 術 ネ ッ ト ワ ー ク の 拡 大 に 大 き な 役割を担った。 【平成26年度】 平 成 27 年 2 月 6 日 -7 日 に 日 本 ( 京 都 ) で 、 本 事 業 の 総 括 で あ る 最 終 国 際 ワ ー ク シ ョ ッ プ ‘ Construction of a Global Platform for the Study of Sustainable Humanosphere ’を開催し、プロシーディングスを刊行した。本事業で派遣された 7 人の若手研究者が 海外の連携機関等から招へい者を招き、7 つのセッション(各 2 時間、使用言語:英語) をそれぞれ担当、そのオーガナイズ・運営の中心的役割を果たすとともに、主/担当研 究員らもコメンテーターとして招へい者を招き、若手研究者の研究課題を完成し、本プ ログラムのまとめとなる国際シンポジウムの成功を補助する役割を担った。アジア・ア フリカ諸国での豊富なフィールドワーク経験をもつ若手研究者が、自身および他の若手 研究者らと一緒に、持続的生存基盤研究の成果を複眼的にとらえ直し、国際的なディベ ート力を飛躍的に向上させた。 (3)本事業を契機として新たに始まった国際共同研究 (件) 合計 うち、相手先機関以外 2件 2件 21 様式1【公表】 (資料4) 資料4.共同研究成果の発表状況 ①学術雑誌等(紀要・論文集等も含む)に発表した論文又は著書 論文名・著書名 等 (論文名・著書名、著者名、掲載誌名、査読の有無、巻、最初と最後の頁、発表年(西暦)について記入して ください。) (以上の各項目が記載されていれば、項目の順序を入れ替えても可。) ・査 読 が あ る 場 合 、印 刷 済 及 び 採 録 決 定 済 の も の に 限 っ て 記 載 し て 下 さ い 。査 読 中・投 稿 中 の も の は 除 き ま す 。 ・さらに数がある場合は、欄を追加して下さい。 ・著者名につい て、責任 著者に「※」印を付してく ださい 。また 、主担当研究 者には 二重下線、担当研究者に ついては 下 線 、派遣した若手研究者については 波 線 を付してください。 ・共同研究の相手 側となる海外の研究機関との国際共著論文等には、番号の前に「◎」印を、また、それ以外 の国際共著論文については番号の前に「○」印を付してください。 ・当該論文の被引用状況について特筆すべき状況があれば付記して下さい。 1 Ishikawa, N. 2013 “From Riverine to Terrestrial Society: an Expedition Journal along the Julalong River”, Equatorial Biomass Society, vol.14, pp.5-13. Oct. 2013.(査 読 無 ) 2 Soda, R, J. Langub, K. Okuno, H. Yanagihara, O. Kozan, and N. Ishikawa. 2013 “Inter-riverine Society: Suai-Jelalong Expedtion, the Kemena Basin, Sarawak”, Equatorial Biomass Society, vol.10, pp.1-7. Dec. 2013.(査 読 無 ) 3 Soda, R, Kato, Y and N. Ishikawa. 2013 “The Ethnoscapes of a Riverine Socisety in Bintulu District, Sarawak”, Equatorial Biomass Society, vol.10, pp.1-11. June 2013.(査 読 無 ) 4 Ishikawa, N. 2013. “The Motherland of Oil Palm: A travel Journal of West Africa”, Equatorial Biomass Society, vol 7, pp.9-11, May 2013.(査 読 無 ) 5 祖 田 亮 次 ・ 石 川 登 2013. 「 狩 猟 採 集 民 」 と 森 林 の 商 品 化 ――ボ ル ネ オ 北 部 ジ ェ ラ ロ ン 川 流 域 プ ナ ン の 戦 略 的 資 源 利 用 . 横 山 智 編 『 ネ イ チ ャ ー ・ ア ン ド ・ ソ サ イ ア テ ィ ―― 資 源 』 pp.137-164 海 青 社 (査 読 無 ) 6 祖 田 亮 次 ・ ラ ン ゴ ブ , J.・ 奥 野 克 己 ・ 甲 山 治 ・ 柳 原 秀 年 ・ 石 川 登 2013. Inter-riverine society 論 の 構 築 に 向 け て ―― ス ア イ - ジ ュ ラ ロ ン 間 エ ク ス ペ デ ィ シ ョ ン . 熱 帯 バ イ オ マ ス 社 会 vol. 10. pp. 1-7. (査 読 無 ) 7 石 川 登 ・ 祖 田 亮 次 ・ 鮫 島 弘 光 2012. 熱 帯 バ イ オ マ ス 社 会 の 複 雑 系 ――自 然 の 時 間 、 人 の 時 間 . 柳 澤 雅 之 ・ 河 野 泰 之 ・ 甲 山 治 ・ 神 崎 護 編 『 地 球 圏 ・ 生 命 圏 の 潜 在 力 ――熱 帯 地 域 社 会 の 生 存 基 盤 』 . pp. 283-315. 京 都 大 学 学 術 出 版 会 (査 読 無 ) 8 重 田 眞 義 「 栽 培 植 物 」『 ア フ リ カ を 学 ぶ 事 典 』 日 本 ア フ リ カ 学 会 編 、 566-569 頁 、 昭 和 堂 、 2014 年 ( 査 読 無 ) 9 重 田 眞 義 「 地 域 研 究 」『 ア フ リ カ を 学 ぶ 事 典 』 日 本 ア フ リ カ 学 会 編 、 570-583 頁 、 昭 和 堂 、 2014 年 ( 査 読 無 ) 10 Mamo Hebo & M. Shigeta. “Continuity and Change in The Rights of Arsii Oromo Women to Property in West Arsii, Ethiopia” Nilo-Ethiopian Studies 19. pp1-14. 2014( 査 読 有 ) 11 重 田 眞 義 「 木 を 切 っ て し ま っ た 人 び と:ア フ リ カ の 開 発 と 自 然 」『 ビ オ ス ト ー リ ー vol.20』 生 き 物 文 化 誌 学 会 、 10-13 頁 、 2013 年 ( 査 読 有 ) 12 Shigeta M. , H. Mamo & M. Nishi eds. “Livelihood, Development, and Local Knowledge on the Move” African Study Monographs, supplementary issue No.48, pp1-123. 2014( 査 読 有 ) 22 様式1【公表】 (資料4) 13 重 田 眞 義 「 在 来 農 業 」 『 ア フ リ カ 社 会 を 学 ぶ 人 の た め に 』 松 田 素 二 編 、 240-253 頁 、 世 界 思 想 社 、 2014 年 ( 査 読 無 ) 14 Minami, Yoshie & Shigeta, Masayoshi “Women’s Housewares and Their Usage among the Aari” African Study Monographs, supplementary issue No.46, pp155-173. 2013( 査 読 有 ) 15 Shigeta, Masayoshi “African Studies in Kyoto: From Primatology to Area Studies” Africa in Asia & Asia in Africa. Asian Experiences and perspectives in African Studies, pp25-29, 2012( 査 読 無 ) 16 Shigeta, Masayoshi “African Studies and ‘Development’ in Japan: In Search of a Fruitful Relationship between Research and Practice” Africa in Asia & Asia in Africa. Asian Experiences and perspectives in African Studies, pp30-41, 2012( 査 読 無 ) 17 Kaneko, Morie & Shigeta M . eds. “Gender-based Knowledge and Techniques in Africa” African Study Monographs, supplementary issue No.46, pp1-173. 2013( 査 読 有 ) 18 金 子 守 恵 、 重 田 眞 義 編 『 ZAIRAICHI: ア フ リ カ に お け る 社 会 的 な 性 差 を 基 盤 に し た 知 識 と 技 法 』 全 52 頁 、 2013 年 ( 査 読 有 ) 19 重 田 眞 義 「 穀 物 〔 ア フ リ カ 〕 grain〔 Africa〕」『 講 座 生 存 基 盤 論 第 6 巻 、 持 続 型 生 存 基 盤 論 ハ ン ド ブ ッ ク 』 東 長 靖 ・ 石 坂 晋 哉 編 、 272-273 頁 、 2012 年 ( 査 読 無 ) 20 SATO, H., T. Yamauchi, K, Hayashi and D. Kimura (eds.) 2014 Bio-social Adaptations of the Baka Hunter-gatherers in African Rainforest. African Study Monographs Supplementary Issue 47 163pp. 21 Kimura, D. (ed.) 2015 Present Situation and Future Prospects of Nutrition Acquisition in African Tropical Forest. African Study Monographs Supplementary Issue 51, 178pp. 22 Kimura, D. 2013 "Constructing AFlora: A database of plant use in Africa." African Study Monographs 34-3: 143-159. 審 査 有 23 Kimura, D. 2014 "Everyday conversation of the Baka Pygmies." African Study Monographs Supplementary Issue 47: 75-95. 審 査 有 24 ※ Kimura, D. , B. Lingomo, H. Masuda and R. Yamaguchi 2015 "Change in Land Use among the Bongando in the Democratic Republic of the Congo" African Study Monographs Supplementary Issue 51: 5-35. 審 査 有 25 木 村 大 治 2013 「 ア フ リ カ 農 耕 民 の 森 林 資 源 を め ぐ る 葛 藤 」 日 本 人 類 学 会 進 化 人 類 学 分 科 会 ニ ュ ー ス レ タ ー 2013/3: 13-16 審 査 無 26 ※ 木 村 大 治 ,西 真 如 2013 「 狩 猟 採 集 生 活 は 現 代 生 活 よ り も 知 的 な 負 荷 が 高 い の か ? 」 『学 際 ト ー ク CAFE』 No.1 4-6 京 都 大 学 グ ロ ー バ ル 生 存 学 大 学 院 連 携 プ ロ グ ラ ム 。 27 山 根 聡 「 パ キ ス タ ン の 民 主 政 権 を 支 え る の は 軍 か 、 イ ス ラ ー ム か 、 メ デ ィ ア か ? 」『 現 代 イ ン ド 研 究 』 5 号 、 2015 年 、 査 読 有 、 53-68 28 山 根 聡 「 総 選 挙 実 施 に 向 け 流 動 化 す る パ キ ス タ ン 」『 国 際 情 勢 紀 要 』 No.83. 2013 年 2 月 、 pp.211-221. 29 2015 年 田 辺 明 生 ・ 杉 原 薫 ・ 脇 村 孝 平 編 『 多 様 性 社 会 の 挑 戦 』 〈 シ リ ー ズ 現 代 イ ン ド 1 〉 東 京 大 学 出 版 会 392 頁 。 23 様式1【公表】 (資料4) 30 2014 年 Taberez Ahmed Neyazi, Akio Tanabe , Shinya Ishizaka eds, Democratic Transformation and the Vernacular Public Arena in India, London: Routledge, 222 p. 31 2015 年 田 辺 明 生 「 〈 史 〉 と 〈 詩 〉 の あ わ い ―臼 田 雅 之 著 『 近 代 ベ ン ガ ル に お け る ナ シ ョ ナ リ ズ ム と 聖 性 』 を 読 ん で 」 『 現 代 イ ン ド 研 究 』 第 5 号 167‒196 頁 32 2015 年 田 辺 明 生 「 民 主 主 義 の 拡 大 と 再 編 ―ヴ ァ ナ キ ュ ラ ー・ デ モ ク ラ シ ー の 台 頭 」長 崎 暢子・堀本武功・近藤則夫編『深化するデモクラシー』〈シリーズ現代インド3〉東京大 学 出 版 会 pp. 27-49. 33 2014 年 田 辺 明 生 「 現 代 イ ン ド に お け る 宗 教 と 公 共 圏 」島 薗 進 ・磯 前 順 一 編『 宗 教 と 公 共 空 間 』 東 京 大 学 出 版 会 pp.235-260 34 2014 年 田 辺 明 生 「 イ ン ド 民 族 運 動 の 転 換 」山 室 信 一・岡 田 暁 生・小 関 隆・藤 原 辰 史 編『 世 界 戦 争 』 〈 現 代 の 起 点 第 一 次 世 界 大 戦 第 1 巻 〉 岩 波 書 店 pp.101-124. 35 2014 年 田 辺 明 生 「 リ ン ガ と フ ァ ル ス ――フ ェ テ ィ シ ズ ム の 植 民 地 主 義 か ら の 解 放 の た め に 」田 中 雅 一 編 『 フ ェ テ ィ シ ズ ム 研 究 2 越 境 す る モ ノ 』京 都 大 学 学 術 出 版 会 pp. 69-93. 36 2013 年 37 る身体と政体の 自己統治 」田中雅一・奥山直司編『コンタクトゾーンの人文学 第 4 巻 Postcolonial/ポ ス ト コ ロ ニ ア ル 』 晃 洋 書 房 pp. 101-127 2013 年 田 辺 明 生 「 ヒ ン ド ゥ ー 教 と ダ ル マ ――「 宗 教 的 な る も の 」 の 可 能 性 ――」 小 杉 泰 編 『 環 イ ン ド 洋 地域に お け る 宗 教 復 興・テク ノ ロ ジ ー・生 命 倫 理』、京 都 大 学 大 学 院 ア ジ ア ・ ア フ リ カ 地 域 研 究 研 究 科 3-17 頁 . 田 辺 明 生 「 ト ラ ン ス カ ル チ ュ レ イ シ ョ ン と ナ シ ョ ナ リ ズ ム −ガ ー ン デ ィ ー に お け ス ワ ラ ー ジ E A U U 38 2013 年 田 辺 明 生 「近代インドとイスラーム世 界 ――分離独立をめぐる代 表 政 治 と ト ラ ン ス ナ シ ョ ナ ル な 民 衆 運 動 」『 南 ア ジ ア と イ ス ラ ー ム 』 37-50 頁 39 2012 年 田 辺 明 生 「「 開 発 民 主 主 義 」 の 挑 戦 −多 様 性 社 会 イ ン ド の 道 』『 ア ス テ イ オ ン 』 77 号 pp.82-98 40 ※ 東 長 靖 「 ハ キ ー ム ・ テ ィ ル ミ ズ ィ ー 『 聖 者 伝 』 解 題 ・ 翻 訳 な ら び に 訳 注 」『 イ ス ラ ー ム 世 界 研 究 』 6 巻 ( 2013 年 3 月 ), 571-577 頁 。 41 ※ 東 長 靖 「 イ ス ラ ー ムの 善 悪 理 解 」安 冨 信 哉博 士 古 稀 記 念 論 集 刊行会 編『 仏 教 的 伝 統 と 人 間 の 生 - 親 鸞 思 想 研 究 へ の 視 座 - 』 法 蔵 館 , 2014 年 6 月 , 85-99 頁 。 42 ※ 東長靖 「イブン・タイミーヤ『書簡・提題論集』より聖者関連論考 に 訳 注 」『 イ ス ラ ー ム 世 界 研 究 』 第 7 巻 , 533-540 頁 。 43 ※ 東 長 靖 「 共 生 の 思 想と し て の ス ー フ ィ ズム- 聖 者 信 仰 と 諸 宗 教の一 致 」堀 川 徹 編『 知 の ユ ー ラ シ ア 第 2 巻 イ ス ラ ー ム は 東 西 を め ざ す ―知 の 継 承 と 展 開 』明 治 書 院 ,2014 年 4 月 , 131-154 頁 44 ※ 東 長 靖 ガ ザ ー リ ー 『 宗 教 諸 学 の 再 興 』 解 題 ・ 翻 訳 な ら び に 訳 注 」『 イ ス ラ ー ム 世 界 研 究 』 8 巻 ( 2015 年 3 月 ), 359‒364 頁 。 45 「 民 族 生 物 学 会 第 14 回 国 際 学 術 会 議 報 告( 於 ブ ー タ ン )」金 子 守 恵 、文 化 人 類 学 、査 読 有 、 79-4: 433-438、 2015. 46 Collections and Archives on Ethiopian Studies at the Frobenius Institute, Morie KANEKO, Nilo-Ethiopian Studies, 査 読 有 , No.20: 33-40, 2015. U U U U 24 解題・翻訳ならび 様式1【公表】 47 48 (資料4) “I KNOW HOW TO MAKE POTS BY MYSELF”: SPECIAL REFERENCE TO LOCAL KNOWLEDGE TRANSMISSION IN SOUTHWESTERN ETHIOPIA, Morie KANEKO, Masayoshi SHIGETA , Mamo HEBO, & Makoto NISHI (eds.) African Study Monographs Supplementary Issue, 査 読 有 , No.48: 59-75, 2014. 「土器の製作と学習への民族考古学的アプローチ:エチオピアにおける土器のかたちと動 作 連 鎖 」 金 子 守 恵 、 西 秋 良 宏 編 『 ホ モ ・ サ ピ エ ン ス と 旧 人 2 —考 古 学 か ら み た 学 習 』 査 読 無 、 六 一 書 房 、 90-103 頁 、 2014. 49 「 物 質 文 化 」 金 子 守 恵 『 ア フ リ カ を 学 ぶ 事 典 』 査 読 無 、 昭 和 堂 、 196-199 頁 、 2014. 50 PRATIQUES POTIERES DANS LA CORNE DE L’AFRIQUE, Morie KANEKO, Techniques & Culture,査 読 有 , 60: 202-221, 2013a 51 「ことばを介さない土器のやりとりとあらたな器種の創造:エチオピア西南部の定期市に お け る 土 器 の 売 買 を 手 が か り に し て 」 金 子 守 恵 、 物 質 文 化 、 査 読 有 、 93:17-30, 2013. 52 Transmigration among Aari Women Potters in Southwestern Ethiopia and the Accu mulation of their Experience in Pottery-making Techniques. Morie KANEKO, Morie KANEKO & Masayo shi SHIGETA (eds.) Gender-based Knowledge and Techniques in Africa, African Study Monographs Supplementary Issue 査 読 有 , No.46:81-96. 2013b. 53 Preface. Morie KANEKO, Morie KANEKO & Masayoshi SHIGETA (eds.) Gender-based Knowledge and Techniques in Africa, African Study Monographs Supplementary Issue 査 読 有 、 No.46:1-4. 2013c. 54 「交渉する手指:エチオピア西南部女性土器職人による身体を介した環境との関わり」金 子 守 恵 、 文 化 人 類 学 、 査 読 有 、 77-1、 60-83. 2012. 55 書 評:東村 純 子 著『 考古 学 か ら み た 古 代 日本の 紡 織 』金 子 守 恵 、年報 人 類 学 研 究 、査 読 無、 南 山 大 学 人 類 学 研 究 所 、 1、 109-112、 2012. 56 中 西 宏 晃 「 米 印 原 子 力 合 意 の 再 考 - 1998 年 以 降 の 米 印 交 渉 に 着 目 し て - 」 『 軍 縮 研 究 』 日 本 軍 縮 学 会 、 第 3 号 、 40-50 頁 、 2012 年 。 [ 査 読 有 ] 57 中西宏晃「インド核問題の現状-首都デリーにおける現地調査報告-」『アジア・アフリ カ 地 域 研 究 』京 都 大 学 大 学 院 ア ジ ア・ア フ リ カ 地 域 研 究 研 究 科 、第 11 巻 、第 2 号 、225-229 頁 、 2012 年 。 [ 査 読 無 ] 58 中西宏晃「安全保障のジレンマ」;「核の冬」;「拒否権」;「軍備管理と軍縮」;「小 型 武 器 」 ; 「 信 頼 醸 成 措 置 ( CBM) 」 ; 「 大 量 破 壊 兵 器 」 ; 「 同 盟 の ジ レ ン マ 」 ; 「 長 い 平 和 」東 長 靖 他 編『 持 続 型 生 存 基 盤 論 ハ ン ド ブ ッ ク 』京 都 大 学 学 術 出 版 会 、304; 332; 349; 356; 370; 413; 435; 460 頁 、 2012 年 。 [ 査 読 無 ] 中 西 宏 晃「 核 軍 縮 を 迷 宮 入 り さ せ な い た め に 」『 憲 法 研 究 ニ ュ ー ス 』憲 法 研 究 所 、第 30 号 、 4 頁 、 2012 年 。 [ 査 読 無 ] 59 60 シ ャ ル マ ・ サ ガ ル ・ ラ ー ジ 「 第 14 章 ネ パ ー ル 経 済 」 、 中 西 宏 晃 訳 、 石 上 悦 朗 他 編 著 『 現 代 イ ン ド ・ 南 ア ジ ア 経 済 論 』 ミ ネ ル ヴ ァ 書 房 、 339-360 頁 、 2012 年 。 [ 査 読 無 ] 61 Hiroaki, Nakanishi, “To ward A Nu clear-Weapons-Free-World: Ho w Can the World Resolve th e Disharmony Between the UNSC and UNGA”, Victoria University of Wellington Law Review, Victoria University o f Wellington, Wellington, New Zealand, vol.43, no,4, pp.617-643, 2012. [ 査 読 有 ] Hiroaki, Nakanishi, “Rethinking India’s Nuclear Policy: Credible Minimu m Nu clear Deterrence As A Dynamic Transformation of Nuclear Option Open”, Heidelb erg Papers in South Asia and Comparative Politics, South Asia Institute, University of Heid elberg, Heidelberg, German y, Workin g Paper no.71, pp.1-19, 2013. [ 査 読 有 ] 62 63 Hiroaki, Nakanishi, “Japan-India Civil Nuclear Energy Cooperation: Prospects and Concerns”, Journal of Risk Research, Taylor & Francis, pp.1-16, 2014. [ 査 読 有 ] 25 様式1【公表】 64 65 (資料4) Hiroaki Nakanishi, “Japan-India Civil Nuclear Energy Cooperation: Implications of the New BJP Government”, INDAS Working Papers, no.13, NIHU Program Contemporary India Area Studies, 2014. [ 査 読 無 ] 中西宏晃「補論9:核兵器政策」長崎暢子他編著『現代インド第3巻:深化するデモクラ シ ー 』、 東 京 大 学 出 版 会 、 334-337 頁 、 2015 年 3 月 。 [ 査 読 無 ] 66 中 西 宏 晃 「 最 小 限 抑 止 」、「 イ ン ド の 核 政 策 ・ 核 戦 略 」、「 パ キ ス タ ン の 核 政 策 ・ 核 戦 略 」 日 本 軍 縮 学 会 編 集 委 員 会 編 『 軍 縮 辞 典 』 信 山 社 、 2015 年 ( 予 定 )。 [ 査 読 無 ] 67 「イスラーム国家としてのパキスタンにおける歴史言説」※須永恵美子、『アジア・アフ リ カ 地 域 研 究 』 、 査 読 有 、 第 12 巻 2 号 、 pp.157-191、 2013 年 68 “A Study of the Urdu Print Culture of South Asia since the Late Eighteenth Century”. ※ SUNAGA Emiko, Kyoto Bulletin of Islamic Area Studies 6, 査 読 有 , Center for Islamic Area Studies at Kyoto University. pp. 136-144. 2013 69 「ウルドゥー・イスラーム文化圏と啓典解釈学の展開」※須永恵美子、『環インド洋地域 における宗教復興・テクノロジー・生命倫理』小杉泰編、査読無、京都大学イスラーム地 域 研 究 セ ン タ ー ・ 京 都 大 学 現 代 イ ン ド 研 究 セ ン タ ー 、 pp.111-122、 2014 年 ○ 70 Vo Dai Hai, Tran Van Do, Dang Thinh Trieu, Tamotsu Sato, Osamu Kozan 2015, "Carbon stocks in tropical evergreen broadleaf forests in Central Highland, Vietnam.", International Forestry Review, Volume 17, Number 1, pp. 20-29(10). ○ 71 Tran Van Do, Tamotsu Sato, Osamu Kozan, 2015. A new approach for estimating fine root production in forests: A combination of ingro wth core and scanner. Tree: Structure and Functions, DOI: 10.1007/s00468-015-1195-2 ○ 72 Tran Van Do, Pham Ngoc Dung, Osamu Kozan, Nguyen Toan Thang 2015. Nursery techniques and primary growth of Rhizophora apiculate plantation in coastal area, central Vietnam. Annual Research & Review in Biology 6: 401-408. ○ 73 Hoang Van Thang, Tran Van Do, Osamu Kozan, Delia C. Catacutan 2015. Cost-benefit analysis for agroforestry systems in Vietnam. Asian Journal of Agricultural Extension, Economics & Sociology 5: 158-165. 74 Kozan, O. 2014. The interaction between land use and regional climate in Central Asia. Proceedings of “2nd International Conference on Arid Land Studies-Innovations for Sustainability and Food Security in Arid and Semiarid Lands”. ○ 75 Kok-Boon Neoh, Vuong Tan Nguyen, My Thi Nguyen, Masayuki Itoh, Osamu Kozan. 2014. Footprint of increased anthropogenic disturbance elevates ter mite pest status. In: International Union for the Study of Social Insects, Cairns, 13-18 July 2014. 76 Hoshikawa, K., Nagano, Kotera, A., Watanabe, K., Fujihara, Y. and Kozan, O. 2014. Classification of crop fields in northeast Thailand based on hydrological characteristics detected by L-band SAR backscatter data. Remote Sensing Letters (Taylor & Francis Online) 5: 323-331, Volume 5, Issue 4, 2014. Tran Van Do, Osamu Kozan and Tran Minh Tuan (2014), Altitudinal Changes in Species Diversity and Stand Structure of Tropical Forest, Vietnam. Annual Research & Review in Biology, Volume 6-3, 156-165, 2014. ○ 77 78 甲 山 治 2014, イ ン ド ネ シ ア に お け る 熱 帯 泥 炭 地 火 災 , 土 壌 水 分 ワ ー ク シ ョ ッ プ 論 文 集 2014, 4pages 26 様式1【公表】 (資料4) 79 Oide A., O. Kozan, 2014. The Factorial Analysis of The Slope Land-Use Change in North Toraja, Indonesia, Targeting on the Livelihood of the Local People, Proceedings of Humanosphere Science School 2014 (HSS2014), 8pages. 80 Osamu Kozan,2013. "How to Reconstruct Biomass Society using Technology and Policy?", The Proceedings of SOCIO POLITICAL AND ECONOMIC REFORM IN SOUTHEAST ASIA: ASSESSMENTS AND THE WAY FORWARD, Jakana, Indonesia, 9-12 March 2013.Editor: Prof. Dr. Ikrar Nusa Bhakti. 10 pages. 81 甲 山 治 . 2012.「 第 10 章 泥 炭 湿 地 に お け る 降 水 現 象 と 地 下 水 位 変 動 」『 講 座 生 存 基 盤 論 第 4 巻 ─熱 帯 バ イ オ マ ス 社 会 の 再 生 ―― イ ン ド ネ シ ア の 泥 炭 湿 地 か ら 』・ 川 井 秀 一 ・ 藤 田 素 子 ・ 水 野 広 祐 ( 編 ) p271-285. 82 甲 山 治 . 2012.「 第 4 章 地 球 圏 か ら み た 熱 帯 - 気 候 シ ス テ ム を 中 心 に 」『 講 座 生 存 基 盤 論 第 2 巻 地 球 圏 ・ 生 命 圏 の 潜 在 力 ── 熱 帯 地 域 社 会 の 生 存 基 盤 』・ 柳 澤 雅 之 ・ 河 野 泰 之 ・ 甲 山 治 ・ 神 崎 護 ( 編 ) p23-36. ◎ 83 Shaumarov M., Toderich K. N., Shuyskaya E. V., Shoaib Ismail, Radjabov T. F. and Kozan O. 2012, Participatory Management of Desert Rangelands to Improve Food Security and Sustain the Natural Resource Base in Uzbekistan. Rangeland Stewardship in Central Asia. p381-404, Springer 84 外 山 文 子 著 「 タ イ に お け る 体 制 変 動 ―憲 法 、 司 法 、 ク ー デ タ に 焦 点 を あ て て 」『 体 制 転 換 /非 転 換 の 比 較 政 治 ( 日 本 比 較 政 治 学 会 年 報 第 16 号 )』、 PP. 155-178、 2014 年 ( 査 読 有 ) 85 Ayako Toyama, Judiciary, Constitution, and Regime Changes in Thailand, in International Workshop: Construction of a Global Platform for the Study of Sustainable Humanosphere, Kyoto: Center for Southeast Asian Studies, Kyoto University, PP. 75-88, 2015 86 Ayako Toyama, Rule o f Law in Thailand-Institutional Problems o f Constitutional Independent Organizations-, in edited b y Han afi Hussin, Lowell B. Bautista, Rodney C. Jubilado, Jem R. Javier, Desiree Quintero, Wayland Quintero and Christine Yun May Yo ong, Southeast Asia Rising! Proceedings of The 5th International Conference on Southeast Asia, Kuala Lu mpur: University o f Malaya, PP.133-141, 2013 87 「フィールドワークとは」『アフリカ研究と社会が手をつなぐ 京大アフリカセンターの 新 た な 地 平 Ⅴ “グ ロ ー バ ル 人 材 ”を 生 み 出 す フ ィ ー ル ド ワ ー ク 』 ア フ リ カ 地 域 研 究 資 料 セ ン タ ー 、 2013 88 農民の足を護る地下足袋ビジネスの構想」『アフリカ研究と社会が手をつなぐ 京大アフ リ カ セ ン タ ー の 新 た な 地 平 Ⅶ 実 践 的 ア フ リ カ 地 域 研 究 科 か ら BOP ビ ジ ネ ス へ 』 ア フ リ カ 地 域 研 究 資 料 セ ン タ ー 、 2013 89 「 そ れ で も 助 け あ う 」 JANES 90 新 刊 紹 介 織 田 雪 江 『 コ ー ヒ ー モ ノ ガ タ リ 』 (ア フ リ カ 理 解 プ ロ ジ ェ ク ト ) JANES ニ ュ ー ス レ タ ー No.21、 2014、 pp56-57 91 『 ア フ リ カ 在 来 犂 農 耕 の 地 域 研 究 −エ チ オ ピ ア 中 央 高 原 に 暮 ら す オ ロ モ の 人 び と の 牛 耕 の 潜 在 力 』 京 都 大 学 ア ジ ア ・ ア フ リ カ 地 域 研 究 研 究 科 、 博 士 論 文 、 2014 92 「 エ チ オ ピ ア 中 央 高 原 に お け る 持 続 型 生 存 基 盤 と し て の 犁 農 耕 の 可 能 性 —テ フ −ウ シ −人 関 係 に 着 目 し て 」 JANES ニ ュ ー ス レ タ ー No.22 、 2015 pp53-56 93 ”Area Studies of Indigenous Plough Agriculture in Africa: Th e Viability o f the Ox-Plough Agricultural System among the Oromo of the Central Highlands of Ethiopia” Session 1 “Ploughing in Africa: Is animal traction a key resources or bypassed technology” International workshop, Constru ction of a Global Platform fo r the Study of Sustainable Hu manosphere. Working p aper pp25-45. 2015 (査 読 な し ) ニ ュ ー ス レ タ ー No.20、 2014、 pp3-6 27 様式1【公表】 (資料4) ②学会等における発表 発表題名 等 ( 発 表 題 名 、発 表 者 名 、発 表 し た 学 会 等 の 名 称 、開 催 場 所 、口 頭 発 表・ポ ス タ ー 発 表 の 別 、審 査 の 有 無 、発 表年月(西暦)について記入してください。) (以上の各項目が記載されていれば、項目の順序を入れ替えても可。) ・ 発 表 者 名 は 参 加 研 究 者 を 含 む 全 員 の 氏 名 を 、論 文 等 と 同 一 の 順 番 で 記 載 す る こ と 。共 同 発 表 者 が い る 場 合 は 、全 て の 発 表 者 名 を 記 載 し 、主 た る 発 表 者 名 は「 ※ 」印 を 付 し て 下 さ い 。発 表 者 名 に つ い て 主 担 当 研 究 者には二重下線、担当研究者については 下 線 、派遣した若手研究者については 波 線 を付し てください。 ・口頭・ポスターの別、発表者決定のための審査の有無を区分して記載して下さい。 ・さらに数がある場合は、欄を追加して下さい。 ・共同研究の相手側となる海外の研究機関の研究者との国際共同発表には、番号の前に「◎」印を、また、 それ以外の国際共同発表については番号の前に○印を付してください。 1 Noboru Ishikawa 2014 Anthropogenic Tropical Forests: Hu man-Nature Interactions of th e Riverine Societies in Sarawak, Malaysia, University o f Zurich URPP (University Research Priority Programs on Globalization and Biodiversity) (2014 10 月 20 - 12 日 ), Zurich, Switzerland ( 招 聘 講 演 ) 2 Noboru Ishikawa 2014 Anthropogenic Tropical Forests: Human-Nature Interactions of the Riverine Societies in Sarawak, Malaysia, Aarhus University Research on the Anthropocene (2014 10 月 24- 26 日 ), Aarhus, Denmark ( 招 聘 講 演 ) 3 Noboru Ishikawa 2014 From Cleavage to Interface: Riverine Catchment and Social Formation in Maritime Southeast Asia, Intra-Asian Connections: Interactions, Flo ws, and Landscapes, 6th International ADI Conference at Department of Humanities and Social Sciences, University of Copenhagen Noboru Ishikawa 2014 From Cleavage to Interface: Riverine Catchment and Social Formation in Maritime Southeast Asia, for a panel “Rethinking the Hill-Plain divide: Putting Geophysical and Mental Landscapes of Southeast Asia to Good Use”, Annual Conference, Association of Asian Studies 26 29 March 2015 Chicago USA Jayl Langub and Ishikawa, N 2014 “Rethinking “Migration”: Watershed-Riverine Networks and Social Formation in Sarawak, Malaysia”, Borneo Research Council, Kota Kinabaly, July 29, 2014 4 5 6 Ishikawa, N. 2013. “Human-Nature Interactions of the Riverine Societies in Sarawak, Malaysia: ATrans-disciplinary Approach”, International Conference of Asian Studies, Macau 2013/6/25 7 Ishikawa, N. 2013. “Between Frontiers Nation and Identity in a Southeast Asian Borderland”, Faculty of Social Sciences, National University of Malaysia, Bangi, Malaysia 2013/7/23 ( 招 聘講演) 8 Ishikawa, N. 2013. “Global Timber Connections: A Critical Look at Forests in Japan and Southeast Asia” American Anthropological Association, Chicago, Illinoi, USA, Nov.20, 2013 9 Ishikawa, N. 2013 Anomalous Equilibrium?: Underutilization and Overexploitation of Forests in Japan and Southeast Asia”, Anomie in Asia Workshop, CSEAS Kyoto University / Department of Sociology and Anthropology, University of Amsterdam, Kyoto, Japan, Nov.17, 2013 10 Ishikawa, N. 2013. “Envisioning Different Southeast Asia: viewed from geographical Interface”, JSPS Asian Core Program Final Workshop, CSEAS Kyoto University, Kyoto, Japan, Feb.11, 2014 11 Ishikawa, N. 2013. From Cleavage to Interface: Riverine Catchment and Social Formation in Maritime Southeast Asia, paper presented at Asian CORE Workshop on Interface, Negotiation, and Interaction in Southeast Asia, Sponsored by the Center for Southeast Asian Studies, Kyoto University (JSPS Asian Core Program “Asian Connections”) Inamori Ishikawa, N. 2013. Human-Space Relations in Biomass Society: A Case from Central Borneo, School of Humanities and Social Sciences, Nanyang Technological University, Singapore, 11 March. 2013.( 招 聘 講 演 ) 12 13 Ishikawa, N. 2012. Rethinking “Migration": Watershed-Riverine Networks and Social Formation in Sarawak, paper presented at Inaugural Workshop on Borneo Studies: The State-of-the Art and Future Directions, Institute of Asian Studies, University of Brunei Darussalam, Brunei Darussalam 30 28 様式1【公表】 (資料4) 14 Ishikawa, N. 2012. Resilience or Regime Shift?: Human-Nature Interactions in Equatorial Plantation Forests, Environment and Sustainability Research Cluster, School of Humanities and Social Sciences, Nanyang Technological University, Singapore, 26 Nov. 2012.( 招 聘 講 演 ) 15 Ishikawa, N. 2012. Biomass Society in the Tropics: Genesis and Metamorphoses, Environment and Sustainability Research Cluster, School of Humanities and Social Sciences, Nanyang Technological University, Singapore, 6 Dec. 2012.( 招 聘 講 演 ) 16 Morie Kaneko & Masayoshi SHIGETA . “Knowledge on ensete cultivation, processing, and ensete fiber production in Ethiopia”, 14 t h International Conference of Ethnobiology, 1-7 June 2014, UWICE, Bhutan. [ポ ス タ ー 発 表 ・ 審 査 有 ] 17 Masayoshi SHIGETA . “En gaged Area Studies in the Arena of African Lo cal-Kno wledge Formation and Sharing”, ZAIRAICHI workshop “Reflectin g Lo cal Knowledge to Global Con text” Pre-session of International Workshop “Construction o f a Global Platform for the Stud y of Sustain able Hu manosphere”. 2. February 2015, Kyoto University. [Poster presentatio n] . [ポ ス タ ー 発 表 ・ 審 査 無 ] 18 重 田 眞 義 「 ア フ リ カ 在 来 知 と 新 た な コ ミ ュ ニ テ ィ ( 1 )」 日 本 ア フ リ カ 学 会 第 51 回 学 術 大 会 、 2014 年 5 月 25 日 、 京 都 大 学 [口 頭 発 表 ・ 審 査 有 ] 19 Shigeta Masayo shi & M. Kaneko. “Special exhibition for local kno wled ge (ZAIRAICHI) on ensete (Ensete ventricosu m): From th e activities at South Omo Research Center and Museu m”, The first International Con feren ce o f Museu m in Africa, No vember 2-3, 2013, Institute of Ethiopia Studies (IES), Addis Ababa University, Ethiopia. [口 頭 発 表 ・ 審 査 有 ] 20 重 田 眞 義 「『 農 耕 民 の 社 会 と 文 化 —エ チ オ ピ ア 』の 制 作 を 振 り 返 っ て 」平 成 25 年 度 放 送 大 学 教 育 振 興 会 助 成 研 究 研 究 会:放 送 大 学 特 別 番 組『 HUMAN 人 間 そ の 起 源 を 探 る 』〜 素 材 映 像 の 可 能 性 〜 、 2014 年 3 月 28 日 、 京 都 大 学 [口 頭 発 表 ・ 審 査 無 ] 21 金子守恵、 重田眞義 「エンセーテ繊維製品をめぐるあらたなコミュニティの生成:エチ オ ピ ア に お け る 在 来 知 の 生 成 と 共 有 の 場 に お け る 実 践 的 地 域 研 究 ( 1 )」 日 本 ナ イ ル ・ エ チ オ ピ ア 学 会 第 22 回 学 術 大 会 、 2013 年 4 月 21 日 、 石 巻 専 修 大 学 [口 頭 発 表 ・ 審 査 有 ] 22 木 村 大 治 「 ア フ リ カ 農 耕 民 の 森 林 資 源 を め ぐ る 葛 藤 」 第 66 回 日 本 人 類 学 会 大 会 進 化 人 類 学 分 科 会 2012 年 11 月 2 日 於 慶 應 義 塾 大 学 口 頭 , 審 査 無 23 Kimura, D. "Constructing AFlora: The database of plant utilization in Africa" ZUNO International Seminar "Vitalizing indigenous knowledge in Africa" 2013 年 2 月 15 日 於 京 都 大学 口頭,審査無 24 Kimura, D. "Diversity of the "mode of co-presence": Two cases from Africa" NII Shonan Meeting "Multi-activity in interaction: A multimodal perspective on the complexity of human action" 2013 年 2 月 19 日 於 湘 南 国 際 村 セ ン タ ー 口 頭 , 審 査 無 25 山根聡 「現代イスラーム思想の拡散とマウドゥーディー著作の翻訳」イスラーム地域研 究 2014 年 度 合 同 集 会「 グ ロ ー バ ル ・ イ ス ラ ー ム の 最 前 線 ―変 貌 の 時 代 を 読 む ―」2014 年 10 月 18 日 、 京 都 大 学 26 So YAMANE , ‘Think Umma, Use the Modern-Networks of Modern Muslim Intellectuals in South Asia, 1900-1930’ Central Asia Studies and Inter-Asia Research Networks: Integrated Study of Dynamism in the Central Asian Regional Sphere 東 洋 文 庫 2013 年 3 月 3 日 27 Akio Tanabe “Ways of Ending History for New Beginnings: Viewpoints from Japan and India” SNU-INDAS Conference ‘Perspectives, Dialogues and Challenges: India, Japan And The Making of Modern Asia, 13-15th December, 2014, New Delhi. 28 Akio Tanabe “Dharma as a Search for Well-being: On the Process of Norm-Remaking”, INDAS 全 体 国 際 シ ン ポ ジ ウ ム “In Search of Well-being: Genealogies of Religion and Politics in India", 2013 年 12 月 14−15 日 , 龍 谷 大 学 . 29 Yumiko Tokita-Tanabe & Akio Tanabe 5 October 2012, “Politics of Relations: Glocal Networks of Development and Livelihood in Orissa” INDAS international workshop on “Vernacular Public Arena and Democratic Transformation in India”, Kyoto University. 29 様式1【公表】 (資料4) 30 Yasushi TONAGA , “Good and Evil according to Sufism and Pure Land Buddhism,” UIM-International Convention on Wisdom, “Wisdom: Harmonising the World,” 2015 年 1 月 10 日 , Cyberview Lodge and Spa, Cyberjaya, Selangor, Malaysia.( 口 頭 発 表 。 招 待 発 表 ) 31 Yasushi TONAGA ,“Rethinking Sufism through the Comparison between Sufism and Pure Land Buddhism,” Joint Seminar of IMS-KIAS/ASAFAS “Traditional/Interculture and Digital Humanity in the Mediterranean Area,” IMS-KIAS Joint Seminar, 2015 年 3 月 6 日 , 韓 国 ・ 釜 山外国語大学 (口頭発表 審査無 ) Kno wledge on Ensete cultivation, processing, and ensete fiber production in Ethiopia, Morie KANEKO, 14 t h International Conference of Ethno Biology, 審 査 有 , UWICE , Bhutan, 1-7 June 2014, Poster presentation. (co-speaker: Masayoshi SHIGETA) 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 「 エ チ オ ピ ア に お け る エ ン セ ー テ ( Ensete ventricosum) 繊 維 製 品 を め ぐ る 在 来 知 の 実 践 : ア フ リ カ 在 来 知 と 新 た な コ ミ ュ ニ テ ィ ー ( 4 ) 」 金 子 守 恵 、 日 本 ア フ リ カ 学 会 第 51 回 学 術 大 会 、口 頭 発 表 、審 査 有 、於 京 都 大 学 、2014 年 5 月 23, 24, 25 日 .( 高 野 紘 子 と 共 同 発表) Local markets in the Ethiopian Highlands as social landscapes, Morie KANEKO, The International Union of Anthropological and Ethnological Sciences, Inter-Congress 2014, Oral presentation, 審 査 有 , International Conference Hall of Makuhari Messe, Chiba city, 15-18 May 2014 Special exhibition for local kno wledge (ZAIRAICHI) on enset (Ensete ventricosum) usage: With special reference to the activities at South Omo Research Center and Museum, Morie KANEKO, 1 s t International conference of museum, Ras Mekonnen Hall, Addis Ababa, Ethiopia, Oral presentation 審 査 有 1 3 November 2013 (co speaker: Masayoshi SHIGETA) 「エチオピアにおける身体を基準にした単位:エンセーテ発酵デンプンの生産量とその や り と り に 注 目 し て 」 金 子 守 恵 、 日 本 ア フ リ カ 学 会 第 50 回 学 術 大 会 、 於 東 京 大 学 駒 場 キ ャ ン パ ス 、 審 査 有 、 2013 年 5 月 25, 26 日 . 「エンセーテ繊維製品をめぐるあらたなコミュニティの生成:エチオピアにおける在来 知の生成と共有の場における実践的地域研究(1)」金子守恵、日本ナイル・エチオピ ア 学 会 第 22 回 学 術 大 会 於 石 巻 専 修 大 学 、 口 頭 発 表 、 審 査 有 、 2013 年 4 月 21 日 .( 重 田 眞義 ( ho 都w大to 学 make pots by 域 myself”: 究 資 料Special reference )高 紘 ( 多 knowledge 摩 美 術 大 学transmission ) “I know to local in Southwestern Ethiopia, Morie KANEKO, 18th International Conference of Ethiopian Studies. Oral presentation, 審 査 有 , Dire Dawa. Ethiopia. 29th October-2nd November 2012. Reflecting Local Kno wled ge (ZAIRAICHI ) to Global Context: With Special Reference to Local Knowledge on Ensete and its Exhibition in Co mmunity-based Mu seu m, Morie KANEKO, International Workshop in Kyoto University: Construction o f a Global Platform for th e Study o f Sustainable humanosphere, Kyoto University, Kyoto, oral presentation, 審 査 無 , 7 t h February 2015. The possibilities o f Special Exhibition for Local Knowledge (ZAIRAICHI) on Ensete (Ensete ventricosum) in South Omo Research Center and Museum, Morie KANEKO, International Workshop in Kyoto University: Construction of a Global Platform fo r the Stud y of Sustainable humanosphere, Kyoto University, Kyoto, Poster presentation, 審 査 無 , 7 t h Feb ruary 2015 (Co-speaker: TAKANO Hiroko, Ama Is this Waste? Lifecycles of Ensete, Pots and Notebooks in South western Ethiopia. Morie KANEKO, Workshop: English for the Social Sciences, 2 n d floor, roo m B, 審 査 無 , oral presentation, 8th Decemb er 2014, E c o l e d e s H a u t e s E t u d e s e n S c i e n c e s S o c i a l e s C e n t r e d e l a V i e i l l e C h a r i t é , France. Non-waste in a non-Western so ciety. Morie KANEKO, International Worksh op de Culture and Techniques on « REP ARER LE MONDE : excès, reste et innovation», E n t r é e l i b r e s u r i n s c r i p t i o n d a n s l a m e s u r e d e s p l a c e s d i s p o n i b l e s . MuCEM, Marseille, 審 査 有 ,oral presentation, 20 t h & 21 t h November 2014. Knowledge on ensete fiber production in Southern Ethiopia, Morie KANEKO, Local kno wledge meeting: Local knowledge in the Highlands and around Lakeside, LAKE BIWA Museu m, Shiga, Poster presentation, 審 査 無 , 19 t h October 2014, (Co-speaker: TAKANO Hiroko, Ama Art University) 44 Variations in shape, local classification, and establishment o f a c haîne opératoire for pot-makin g among wo man potters in Southwestern Ethiopia. Morie KANEKO, International wo rkshop in KOBE. Oral presentation, 審 査 有 , Kobe Gakuin University. 29th-30 th March 2014 45 The difference between doing and seeing: Self-teaching and learning among Aari potters in southwestern Ethiopia, Morie KANEKO, weekly colloquial in Flobenius Institute, Germany, Oral presentation, 審 査 無 、 15 t h July 2013. 46 Interactions between Variation in Pottery Making and Mutual Assistance in Southwestern, Morie KANEKO, The Future of Local Knowled ge in Africa: Exploring the State of Local Institutions fo r Mutual Assistance and Social Integration , Kyoto University, Oral presentation, 審 査 有 , 15 t h June 2013. 30 様式1【公表】 (資料4) 47 Non-waste in a non-Western society: the Aari of southwestern Ethiopia, Morie KANEKO, Workshop on “Out of culture: the society by its wastes” Centre Norbert Elias, EHESS. Marseille, Oral presentation, 審 査 無 , 13 t h & 14 t h May 2013. 48 Transmigration among Aari Women Potters in Southwestern Ethiopia and the Accu mulation o f their Experience in Pottery-making Techniques. Emergin g Approaches to Understanding Gender-based Knowledge and Techniques in Africa, Morie KANEKO, The 7th International Research Forum o f African Studies: Role of African Area Studies fo r “African Crisis” Kyoto University. Jap an. Oral presentation, 審 査 無 , 24 t h February 2012. 49 Hiroaki, Nakanishi, “How can we resolve the labyrinth of nuclear disarmament in the UN system? -A comparative analysis of India’s and Japan’s approaches-”, The CDN/CSPV Joint Seminar, 20 March 2012, O.P. Jindal Global University (Haryana, India). 50 Hiroaki, Nakanishi, “To wards a Nu clear-Weapon-Free World: Ho w Can th e World Resolve the Disharmonization Between the UNGA and UNSC?”, The 20th Annual Au stralia and New Zealand Society of International Law Conference: International Law in the Next Two Decades: Fo rm or Substance?, 7 July 2012, Victoria University of Wellington (Wellington, New Zealand). 51 中 西 宏 晃 「 1998 年 以 降 の 核 軍 備 ・ 原 子 力 エ ネ ル ギ ー 政 策 の 変 遷 の 諸 相 : 関 連 指 標 を 用 い て 」2012 年 度 現 代 イ ン ド・南 ア ジ ア セ ミ ナ ー 、2012 年 9 月 24 日 、国 立 民 族 学 博 物 館( 大 阪)。 52 Hiroaki, Nakanishi, “Does an Internation al Norm Reconstruct the International Law Paradigm?: The UNSC Resolution 2118 Regarding Syrian Chemical Weapons Matters and its Legal Problems”, Visiting Fellows’ S eminar, 29 October 2013, Lauterpacht Centre for International Law, University o f Cambridge (Camb ridge, UK). 53 Hiroaki, Nakanishi, “Law, Moral and Politics in International Law of Nuclear Disarmament: Failure of Our (Legal) Thin king for Nuclear Disarmamen t?”, Visiting Fellows’ Seminar, 11 March 2014, Lauterpacht Centre fo r International Law, University o f Cambrid ge (Cambrid ge, UK). 54 Hiroaki, Nakanishi, Japan-India Civil Nuclear Energy Cooperation: Implications of the New BJP Government, University, Research Group 3 International Conference: Discussing India’s foreign policy under the Modi Government, 14 June 2014, Kyoto University (Kyoto, Japan). 55 中 西 宏 晃「 イ ン ド は『 責 任 あ る グ ロ ー バ ル・ス テ ー ク ホ ル ダ ー 』か ―大 量 破 壊 兵 器 の 不 拡 散 、 原 子 力 安 全 、 核 セ キ ュ リ テ ィ ー へ の 対 応 を 手 が か り に ―」 日 本 南 ア ジ ア 学 会 第 27 回 全 国 大 会 、2014 年 9 月 27-28 日 、2014 年 9 月 27 日 、大 東 文 化 大 学 東 松 山 キ ャ ン パ ス( 東 京 )。 56 Hiroaki, Nakanishi, “Japan-India Civil Nuclear Energy Cooperation: Prospects and Concerns”, Seminar of the East Asian Centre, 10 October 2014, Institute for Defence Studies and Analysis (New Delhi, India). 57 Hiroaki, Nakanishi, “Can the CSC Regime Acco mmodate A Nu clear Supplier Liability? -Co mp arative Analysis between Indian an d Japan ese Civil Nuclear Liability Acts-” International Conference on Public International Law, 11-12th October 2014, 12 October 2014, Amity Law School Delhi (Uttar Pradesh, India). 58 Hiroaki, Nakanishi, “Japan-India strategic partnership in the eastern Indian Ocean”, International Conference: “Asia in Bengal, Bengal in Asia, 1900 to the Present”, January 23-25, 2015, 25 January 2015, Netaji Bhawan (Kolkata, India). 59 Hiroaki, Nakanishi, “New Development of Ensuring Co mpliance o f Nuclear Non-Proliferation Obligations: Shiftin g into an Obligation to Prevent a Nuclear Accident?”, International Conference: Verification of Nuclear Non-Proliferation Obligations, jointly organized b y the ILA Co mmittee of Nuclear Weapons, Non-Proliferation & Contemporary International Law, 14-15th Novemb er 2014, University of Cologne (Cologne, German y). 31 様式1【公表】 (資料4) 60 Hiroaki, Nakanishi, “Is India A Responsible Global Stakeholder in the Global Nuclear Governance?: Critical Analysis on Transformation of Indian Nuclear Energy Regulations and Commitments in the Fields of Nuclear Security and Safety, and Civil Liability for Nuclear Damages”, Brain Circulation International Workshop: ‘Construction of a Global Platform for the Study of Sustainable Humanosphere’, 6-7th February 2015, 7 February 2015, Kyoto University (Kyoto, Japan). 61 “Printing Culture and Religious Literature in Pakistan: Develop ment o f Urdu Books”. SUNAGA Emiko, in Korean Association o f th e Middle East Studies International Symposium, Beyond the New Pa radigm in the Middle East: Political Affairs, Islamic Value and Multi Culture. Dongguk University, Seoul, South Korea. 口 頭 発 表 , 審 査 な し , October 2013 “Publishing Qur’anic Interpretations in South Asia and Maulana Maududi’s Contributions”. SUNAGA Emiko, in SOASCIS Universiti Brunei Darussalam, ASAFAS Kyoto University Second Joint International Seminar, Islamic Studies in the Ag e of Globalization: The New Horizons. Universiti Brunei Darussalam, Brunei. 口 頭 発 表 , 査 読 な し , November 2013. 62 63 “A Study of Printed Qur’anic Interpretations in South Asia”. SUNAGA Emiko, in Pakistani Studies in Japan 2014. Bahauddin Zakariya University, Multan, Pakistan. 口 頭 発 表 , 審 査 な し , February 2014. 64 “Writin gs of Mawlana Mawdudi and its Contributions to Contemporary Islamic Economics”. SUNAGA Emiko, in Durham University, Kyoto University 8th In ternational Workshop in Islamic Econo mics and Finance. Durham University, Durham, UK. 口 頭 発 表 , 審 査 な し , August 2014 65 “The Impacts of Mawlana Mawdudi’s Tafhim al-Qur’an: Translations of the Translation in the Islamic World” SUNAGA Emiko, in MIHE PG Research Group Meeting, Markfield Institute of Higher Education, Leicester, UK. 口 頭 発 表 , 審 査 な し , September 2014. 66 “A Modern Islamic Thinker: An Examin ation of Urdu Publications by Maulana Maudūdī”, SUNAGA Emiko, in International Workshop ‘Construction o f a Global Platform for the Study o f Sustainable Humanosphere’’, Strategic Young Researcher Overseas Visits Program for Accelerating Brain Circulation, Center for Southeast Asian Studies, Kyoto University, Kyoto, Proceedings: pp. 229-239. 口 頭 発 表 , 審 査 な し , February 2015. 67 甲 山 治 .2014, 「 熱 帯 泥 炭 地 域 社 会 再 生 に 向 け た 地 域 将 来 像 の 提 案 」, 日 本 泥 炭 地 学 会 2014 年 度 総 会 , 北 海 道 大 学 , 札 幌 . 2014 年 5 月 8 日 . 招 待 講 演 . 68 Osamu Kozan, 2013. “Hydrological modeling to estimate the human impact on climate system in Indonesia”. Annual Scientific meeting of the Indonesian Society of Limnology. December 3 2013.Cibinong, Indonesia. Invited speaker. 69 Ayaka Hayashi, Mamoru Kanzaki, Osamu Kozan and Gusti Z. Anshar, 2013. "Nitrous Oxide Emission from Leguminous Acacia crassicarpa Plantation on Peat Swamp in Indonesia" New Frontiers in Tropical Biology: The Next 50 Years 23-27 June, 2013, San Jose, Costa Rica 70 Osamu Kozan, 2012, "Assessing the Imp act of Tree Plantations on Hydrological Cycles in The Peat Swamp Forest, Indonesia", International Workshop -An Assessment o f Wetland Change in West Kalimantan Province: Does It Enhance Sustainability?-, Tanjunpra University, September 17-18 2012. 71 Osamu Kozan, 2012. "Reconstruction of Biomass Society b y Conservation and Rehabilitation of Peat Land in Riau, Indonesia", International symposiu m on sustainable develop ment and human security in Southeast Asia through biorefinery and low cost house, Decemb er 11-12, 2012 72 Ayako Toyama, Political Accountability in Thailand: Institutional Problems of Constitutional Independent Organs, 2nd AAS-in-Asia Conferences/Association for Asian Studies, Taipei, Taiwan, 2015 年 6 月 23 日 ( 口 頭 : 査 読 有 ) 73 Ayako Toyama, Judiciary, Constitution, and Regime Changes in Thailand, International Workshop: Construction of a Global Platform for the Study of Sustainable Humanosphere, organized by The Center for Southeast Asian Studies, Kyoto university, Kyoto, 2015 年 2 月 6 日(口頭) Ayako Toyama, The Political Implications of Directive Principles of Fundamental State Policies in Thailand Constitutions, 12 t h International Conference on Thai Studies, organized by The University of Sydney, Sydney, Australia, 2014 年 4 月 23 日 ( 口 頭 : 査 読 有 ) 74 32 様式1【公表】 (資料4) 75 Ayako Toyama, Rule of Law and Constitutional Independent Organs in Thailand, 3rd Southeast Asian Studies Symposium, organized by Keble College, University of Oxford, Oxford, UK, 2014 年 3 月 22 日 ( 口 頭 : 査 読 有 ) 76 Ayako Toyama, Are Politicians So Corrupt?: Legal Definitions of Corruption and Democracy in Thailand, Cornell University Southeast Asian Program Brown Bag Talk, Ithaca, USA, 2014 年 1 月 30 日 ( 口 頭 ) 77 Ayako Toyama, Constitutionalism in Thailand: Focusing on "Directive Principles Fundamental State Policies", Southeast Conference/Association for Asian Studies 53 rd Annual Meeting, North Carolina, USA, 2014 年 1 月 17 日 ( 口 頭 : 査 読 有 り ) 78 Ayako Toyama, Rule of Law in Thailand-Institutional Problems of Constitutional Independent Organizations-, 5th International Conference on Southeast Asia Southsast Asia Rising!, organized by University of Malaya, Kuala Lumpur, Malaysia, 2013 年 12 月 12 日 ( 口 頭 : 査 読 有り) 79 外 山 文 子 、「 東 南 ア ジ ア 諸 国 に お け る ア カ ウ ン タ ビ リ テ ィ ・ メ カ ニ ズ ム の 登 場 と 民 主 化 へ of の 影 響 」日 本 比 較 政 治 学 会 2014 年 研 究 大 会 、東 京 大 学 、2014 年 6 月 28 日 (口 頭:査 読 有 ) 80 外 山 文 子 、「 タ イ の ク ー デ タ と 独 立 機 関 : 2 度 の ク ー デ タ は な ぜ 起 き た の か 」 京 都 大 学 東 南アジア研究所 バンコク東南アジア研究会、京都大学東南アジア研究所バンコク事務 所 、 2014 年 9 月 7 日 81 Tanaka.T "An Area Study of Indigenous Ox-Plow in Africa: A Focus on Working Efficiency of Tillin g Practices amon g the Oro mo of th e Central Ethiopian Highlands" Poster presentation, The Future o f Local Knowledge in a Changing Africa:Exploring the State of In stitutions o f Mutual Assistance and Social Integration, Saturday.15.June.2013, Inamori Foundation Memorial Hall, The Center for African Area Studieds, Kyoto University, Japan(査 読 あ り ) 82 田 中 利 和 ・ 板 垣 順 平 ・ 神 谷 信 彦 「 ア フ リ カ と の ”知 “の 共 有 -JIKA-TABI を 通 じ た 新 た な 技 術文化の創造と革新過程の研究」京都大学学際研究着想コンテスト 1枚で伝えるイノ ベーション 優良賞 2013 年 9 月 30 日 京 都 大 学 芝 浦 会 館 83 田 中 利 和「 エ チ オ ピ ア 中 央 高 原 に お け る 持 続 型 生 存 基 盤 と し て の 犁 農 耕 の 可 能 性 ー ウ シ − テ フ −人 関 係 に 着 目 し て ー 」 口 頭 発 表 、 日 本 ナ イ ル ・ エ チ オ ピ ア 学 会 第 23 回 学 術 大 会 、 於 広 島 市 ま ち づ く り 市 民 交 流 プ ラ ザ 、 2014 年 4 月 20 日 84 田 中 利 和「 ア フ リ カ に お け る 在 来 犁 農 耕 −エ チ オ ピ ア 高 原 に 暮 ら す オ ロ モ の 人 び と に よ る 牛 耕 発 展 の 可 能 性 」 口 頭 発 表 、 第 62 回 ア ー ル デ ィ ー ア イ 勉 強 会 、 於 ( 有 ) ア ー ル デ ィ ー ア イ 事 務 所 、 3F 2014 年 4 月 25 日 85 田中利和「現代エチオピアにおける持続型生存基盤としての牛耕の可能性 -南西ショ ワ県に暮らすオロモの人びとの犁農耕文化複合に着目して-」口頭発表、エチオピア農 業 分 野 勉 強 会 、 於 JICA エ チ オ ピ ア 事 務 所 6F 会 議 室 、 2014 年 5 月 20 日 86 田 中 利 和「 エ チ オ ピ ア 中 央 高 原 に 暮 ら す オ ロ モ の 人 び と に よ る 牛 耕 と 発 展 可 能 性 : 開 発 − 人 類 学 −地 域 研 究 の 関 係 性 に 着 目 し て 」口 頭 発 表 、IDDP 英 国 開 発 勉 強 会 、於 Institute of Education (IOE) Room Union S16 London University、 2015年 1月 17日 . 87 Tanaka.T. “Area Studies o f Ox-plough Agricultural Systems among the Oro mo of the Central Ethiopia Highland” Oral Presentatio n, The 1 s t workshop of Oromo society in SOAS (Sch ool of Oriental and African Studies), Friday 30 t h January, 2015, Room E30 library o f SOAS (School of Oriental and African Studies) London University, United Kin gdo m (査 読 な し ) 88 Tanaka.T. ”Area Studies of Indigenous Plough Agriculture in Africa: The Viability of the Ox-Plough Agricultural System among the Oromo o f the Central Highlands o f Ethiopia” Oral presentation and session organizer “Ploughing in Africa: Is animal traction a key resources or b ypassed technology” International workshop, Construction of a Global Platform for the Stud y o f Su stainable Hu manosphere. Inamori Foundation Memorial Hall, Big size con ference room, Friday 6 t h Feb.2015 (査 読 な し ) 33